JPH09106383A - バス切替装置 - Google Patents

バス切替装置

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JPH09106383A
JPH09106383A JP26384895A JP26384895A JPH09106383A JP H09106383 A JPH09106383 A JP H09106383A JP 26384895 A JP26384895 A JP 26384895A JP 26384895 A JP26384895 A JP 26384895A JP H09106383 A JPH09106383 A JP H09106383A
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initiator
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JP26384895A
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Mitsuhiro Watabiki
光宏 綿引
Koji Masui
晃二 桝井
Hideji Ishikura
秀司 石倉
Masahiro Suzuki
正浩 鈴木
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Hitachi Ltd
Hitachi Information and Control Systems Inc
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Hitachi Ltd
Hitachi Process Computer Engineering Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】バスフリー待ち時間を減少する。 【解決手段】イニシエータA,同B及びターゲットA,
同BはSCSIケーブルにて、バス切替装置に接続さ
れ、バス切替制御部にて各イニシエータ及びターゲット
からのバス獲得及び選択/再選択を監視及び制御して、
切替回路1〜4にてバスの接続を行う。ターゲットAま
たはBが他のイニシエータと入出力動作中であった場合
は、ターゲット動作回路にてイニシエータから入出力命
令を受け取り記憶し、ターゲットが入出力動作を終了し
たならば、ターゲットに対して記憶した入出力命令を転
送する。該入出力命令はターゲットがその入出力命令を
終了するまで保持し、入出力動作についてタイムアウト
を検出したならば、該ターゲットに対しリセットを発行
後、記憶している入出力命令をターゲットに再転送す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の計算機で複
数の外部記憶装置を共有するためのバス切替装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】複数の入出力制御装置(以下イニシエー
タと呼ぶ)が複数の入出力装置(以下ターゲットと呼
ぶ)を選択し、情報交信を行うバスインターフェースの
一つにANSIX3 131−1986で規格化されているSCSIが
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明における第1の
目的は、SCSIを利用して、各イニシエータのターゲ
ットに対するアクセス効率を向上させる事である。
【0004】本発明における第2の目的は、SCSIを
利用して、ターゲットに対しイニシエータからリセット
を発行出来るようにする事である。
【0005】本発明における第3の目的は、SCSIを
利用して、異常系に対するターゲットのリトライを防
ぎ、正常系に影響を与えぬことである。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の目的を達成するた
めの本発明の特徴は、複数のイニシエータからの、ある
ターゲットに対する選択の競合を検出する手段と、前記
複数のイニシエータの中から1つを選択して該ターゲッ
トと接続する手段と、他のイニシエータに対しては該タ
ーゲットに代わって各イニシエータと入出力動作を行
い、そのコマンドをキューイングしてバスを速やかに解
放する手段と、前記ターゲットがイニシエータとの情報
転送を終了して非接続状態であることを検出する手段
と、検出したならば該イニシエータに代わってバスを獲
得後、該ターゲットを選択して、前記キューイングした
他のイニシエータからのコマンドを転送する手段を有す
ることにある。
【0007】さらに、第2の目的を達成するための本発
明の特徴は、接続される各ターゲットに対して情報転送
を行う各イニシエータから転送される全てのコマンド
を、各イニシエータ毎にキューイングする手段と、各タ
ーゲットのコマンドの処理が完了したことを検出する手
段と、コマンドの処理完了時にはキューイングしていた
コマンドを削除する手段と、イニシエータからのリセッ
ト発行を検出したならば、どのイニシエータからのリセ
ットであるかを検出する手段と、該ターゲットに対して
リセットを発行したイニシエータ以外のキューイングし
ているコマンドを再転送する手段を更に有することにあ
る。
【0008】さらにまた、第3の目的を達成するための
本発明の特徴は、バス接続時の各イニシエータのバスプ
ロトコル動作不能状態を検出する手段と、ターゲットに
対しリセットを発行する手段を更に有することにある。
【0009】また、第3の目的を達成する手段に加え
て、各イニシエータのバスプロトコル動作不能状態を検
出したならば、各ターゲットへ該イニシエータからの未
処理なコマンドに対しコマンドを取り消す手段を有して
もよい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施例を説明す
る。
【0011】まず、本発明において、利用されるSCS
Iについて説明する。
【0012】SCSIは、複数のイニシエータと複数の
ターゲットを同一バスケーブルでディジーチェーン接続
し、両端に終端抵抗を設ける構成となる。
【0013】SCSIは、バスフリー,バス獲得(アー
ビトレーション),装置選択(セレクション)/再選択
(リセレクション),情報転送の4つのフェーズからな
る。まず、入出力動作を実行しようとする装置はバスが
使用されていない状態であるバスフリーフェーズとなる
のを待つ。バスフリーを検出したならばバス使用権を獲
得する為にアービトレーションに入る。各装置にはバス
を獲得する為に優先順位があり、アービトレーションフ
ェーズではバス獲得を表明した最も優先順位の高い装置
がバスを獲得する。バスを獲得した装置は入出力動作を
させたい装置を選択する。イニシエータがターゲットを
選択することをセレクション、その逆の場合をリセレク
ションフェーズと呼び、選択された装置からの応答後、
情報転送フェーズとなり、入出力動作を行う。
【0014】各ターゲットは、情報転送フェーズにてイ
ニシエータからコマンドを受け取りそのコマンドに従い
データ転送を行うが、応答準備に時間がかかる場合は、
バスの使用効率を上げるため、速やかにバスを解放し
(ディスコネクト)、準備が出来次第バスをアービトレ
ーション後、コマンドを受け取ったイニシエータをリセ
レクションし、情報転送を再開する。ディスコネクト中
であっても、同一または他のイニシエータからのセレク
ションに対して応答し、コマンドを順次受け取り、記憶
して、順次コマンドに従い情報転送を行う(コマンドキ
ューイング)。
【0015】このようにして、SCSIは同一バス上の
複数のイニシエータで複数のターゲットを共有し、且つ
効率良く情報転送を行うことを可能にしている。
【0016】上記の技術は、複数のイニシエータと複数
のターゲットを同一バスケーブル上に接続して情報転送
を行う為、 1.あるイニシエータとあるターゲットが入出力動作を
行っている間は、他のイニシエータは前記入出力動作が
終了するまで該ターゲットは勿論、他の空いているター
ゲットまでも使用することが出来ない。
【0017】2.バス使用効率を上げるためのターゲッ
トが持っているコマンドキューイング機能は、ターゲッ
トにリセットを発行するとそれまでキューイングしたコ
マンドは全てクリアされる。複数のイニシエータにより
ターゲットを共有する場合、ターゲットは本機能を用い
て複数のイニシエータからのコマンドを記憶し、順次実
行するが、あるイニシエータにより該ターゲットがリセ
ットされると、前述のように他のイニシエータからのコ
マンドも全てクリアされてしまう。その場合、リセット
を発行したイニシエータは即コマンドを再発行してリト
ライする事が出来るが、それ以外のイニシエータにはタ
ーゲットがリセットされたことを検出する手段が無く、
ターゲットからのリセレクションを待ち続け、その間イ
ニシエータの処理がストップしてしまう。従って、容易
にリセットを発行する事が出来ない。
【0018】3.前記のコマンドキューイング機能を使
用して複数のイニシエータによりターゲットを共有する
場合、1つのイニシエータがターゲットと接続中に障害
が発生して情報転送が出来なくなった場合、バスはビジ
ー状態となりバス上に接続される他の装置はバスを使用
することが出来なくなる。また、ターゲットとコマンド
転送を終了し、リセレクション待ち状態において1つの
イニシエータに障害が発生しターゲットからのリセレク
ションに応答出来なくなった場合、ターゲットはこの無
応答のイニシエータに対してリトライを行う。リトライ
回数は規格上では規定はないが、一般のSCSI入出力
装置は最低でも1回以上はリトライを行う。SCSIで
は1回のリセレクションのタイムアウト時間を推奨25
0ミリ秒としている。その間ターゲット内では次コマン
ド処理が実行されず、またこのターゲットに対して他の
正常なイニシエータからのアクセスが出来ない。
【0019】以下、これらを改善した点を説明する。
【0020】図2は、本発明を使用した1システム構成
例である。複数のCPU(CPU1…CPUn)と複数
のディスク装置(ディスクA,ディスクB…)及び本発
明によるバス切替装置A,Bから構成され、信頼性向上
の為、ディスク,バス切替装置は全て2重化,データは
2重書きとする。
【0021】本実施例においては、これらのマルチシス
テム構成の最小構成である2イニシエータ,2ターゲッ
トによる構成を例に取り、以下図を用いて説明する。
【0022】図1は、本発明を実現するためのバス切替
装置の内部構成の一例である。バス切替装置10はイニ
シエータA,B(1A,1B)とターゲットA,B(2
A,2B)との間に接続され、各装置間はSCSIケー
ブル01〜04により接続される。バス切替装置内では
各イニシエータ毎にバスを分離してイニシエータ同志の
バスのぶつかりを無くしている。バス切替装置は、大別
すると、バス切替制御部11,切替回路1〜4(12〜
15),入出力装置異常監視部A,B(16,17)と
により構成される。以下、前述の各機能について説明す
る。
【0023】バス切替制御部11は、バス切替装置に接
続される各SCSI装置からのアービトレーション,セ
レクションまたはリセレクションを監視してバスの接
続,切り離しを制御する部分であり、MPU11a,ROM11b,
RAM11c及びレジスタ11d〜11mより構成される。レ
ジスタ11eはイニシエータAのバス,レジスタ11dは
イニシエータBのバスが、またレジスタ11gはターゲ
ットAのバス,レジスタ11fはターゲットBのバスが
それぞれ接続されている。更に、レジスタ11h〜11l
は各々切替回路1〜4の入出力命令用のレジスタ、レジ
スタ11mは後述のリセット発行要求用のレジスタであ
る。MPUはROM内のマイクロプログラムにより制御
され、各レジスタをアクセスしてバスの状態を監視し、
レジスタ11h〜11lを介して切替回路1〜4を制御
する。
【0024】切替回路1〜4(12〜15)はバス切替
制御部からレジスタ11h〜11lを介して与えられた
命令によりイニシエータとターゲット間のバスの接続、
切り離しを行う部分であり、各イニシエータがアクセス
するターゲット数だけ設けられる。図1においては、イ
ニシエータAに対し切替回路1,3が、イニシエータB
には切替回路2,4が設けられている。切替回路1(1
2)は入出力ゲート12p,コマンドメモリ12s,タ
ーゲット動作回路12q及びイニシエータ動作回路12
rにより構成される。入出力ゲート12pは、バス切替
制御部のゲートイネーブル信号12cによりゲートのO
N/OFFを行い、SCSIバス01と03の接続,切
り離しを行う。ターゲット動作回路12qは、実際のタ
ーゲットがイニシエータのアクセスに対して応答する動
作処理(プロトコル)を模擬した回路であり、バス切替
制御部からの起動要求信号12aにより要求されたな
ら、イニシエータのセレクションに応答し、以後SCS
Iのプロトコルに従いイニシエータからのコマンドを受
け取り、バスをディスコネクトする。イニシエータから
受け取ったコマンドは後述するコマンドメモリ12sに
記憶してバス切替制御部にコマンド受領完了情報12b
を連絡する。イニシエータ動作回路12rは前述のター
ゲット動作回路12qと同様に、イニシエータの動作を
模擬する回路でありバス切替制御部からの起動要求信号
12fにより、アービトレーション,セレクションを実
行してターゲットに前述で記憶したコマンドを転送す
る。また、イニシエータ動作回路12rはターゲットに
送信するためのメッセージ情報12tを持っており、バ
ス切替制御部からのメッセージ発行要求信号12gによ
りコマンド転送と同様にターゲットに対して発行する。
コマンドメモリ12sは、前述の様なケースも含めイニ
シエータから発行されたコマンドを、イニシエータ毎に
全て記憶する部分である。コマンドメモリ12sに1つ
でもコマンドが記憶された場合コマンドキューイング信
号12eによりバス切替制御部に対しコマンドメモリ内
にコマンドが記憶されている事を認識させる。また、コ
マンドメモリ内の記憶されているコマンドはバス切替制
御部からのコマンドメモリクリア信号12dによって消
去される。切替回路2〜4(13〜15)も切替回路1
(12)と同様の回路構成となっており、同様の動作を行
い、各々バス切替制御部と信号13a〜g,14a〜
g,15a〜gで接続される。
【0025】入出力装置異常監視部A,Bは、それぞれ
ターゲットA,ターゲットBのバス03,04の状態を
監視して、ターゲットまたはイニシエータの異常を検出
する部分である。入出力装置異常監視部は、リセット検
出部16a,タイマ16b,リセット出力回路16cか
ら構成される。リセット検出部16aはイニシエータか
らのリセットを検出してリセットを発行したイニシエー
タを判別し、バス切替制御部のMPUに対し割込16d
を発生させる。タイマ16bはターゲット〜イニシエー
タ間の情報転送時間を監視し、ある設定時間を超えた場
合には後述のリセット出力回路にリセット発行要求16
e後、バス切替制御部のMPUに割込16fを発生させ
る。タイマの設定時間はシステムによって設定が異なる
が、そのシステムにおいてイニシエータ〜ターゲット間
で実行される最大転送語数時の転送処理時間よりも大き
な値に設定する。リセット出力回路16cは前述のタイ
マからのリセット発行要求16e及びバス切替制御部か
らのリセット発行要求16g受信によりターゲットに対
してリセット(16h)を発行する。
【0026】次に、本バス切替装置の動作について図3
〜図6を用いて説明する。図3及び図4はイニシエータ
及びターゲットの一連の動作を表している。また、図6
はバス切替制御部の処理フローである。
【0027】イニシエータAからターゲットAをアクセ
スする場合、先ずイニシエータAはバスの使用状態をチ
ェックし、バスフリーを検出したならばアービトレーシ
ョンフェーズに入り自分のIDを表明する(図6、F1
01)。アービトレーションに成功したならば続いてセ
レクションフェーズに移行し(図3(1))自分のID
とセレクトしたいターゲットのIDを表明する(図6、
F102)。バス切替制御部はこの時点で接続元と接続
先を認識し、接続先のバスをチェックする(図6、F1
03)。接続先のバスがフリーであった場合はバス切替
制御部から切替回路1の入出力ゲート回路12pに対し
てイネーブル信号12cを出力してイニシエータAとタ
ーゲットAを接続(図3(2),図6、F104)し、
その後の処理はこれらの装置に任せる。この時の入出力
動作にて発行されたイニシエータAからのコマンドA
は、切替回路1内のコマンドメモリ12sへ記憶され
る。また、この状態(イニシエータAとターゲットAが
接続中)で、イニシエータBからターゲットAに対して
セレクションが発生した場合、前述のようにバス切替制
御部は接続先(ターゲットA)のバスをチェックする
が、ターゲットAは現在イニシエータAと接続中(バス
フリーでは無い)の為、切替回路2のターゲット動作回
路13qに起動要求13aを出力してイニシエータBと
接続し(図6、F140〜F141)、イニシエータB
からコマンドBを受け取り、バスをディスコネクトす
る。受け取ったコマンドBは同切替回路2中のコマンド
メモリ13sへ記憶して、バス切替制御部に対しコマンド
受領完了情報13bを連絡し、処理を終了する。尚、本
説明ではイニシエータAとターゲットAが接続時にイニ
シエータBからの接続要求(図3(3))が発生した場
合の例であるが、同一タイミングで競合が発生した場合
でも、前述と同様に一方は入出力ゲート回路にてターゲ
ットに接続し、他方はターゲット動作回路を起動してコ
マンドを受け取り、速やかにバスを解放する。
【0028】図4に、前述の処理の続きを示す。本図は
図3にてバス切替装置がターゲットAに代わって受け取
ったコマンドをターゲットAに転送する動作を示してい
る(図4(5))。これらの処理を実行するバス切替制
御部の制御フローを図6に示す。切替回路2内のターゲ
ット動作回路13qからのコマンド受領完了情報13b
により、コマンドメモリ内にコマンドBが記憶されたこ
とを認識すると(図6、F142)、ターゲットAのバ
スをチェックし、バスフリーであれば、切替回路2内の
イニシエータ動作回路13rに起動要求13fを出力す
る(図6、F143)。バス切替制御部からの起動要求
13fによりイニシエータ動作回路13rはアービトレ
ーションを行いターゲットAに対しセレクションを実行
してターゲットAが応答したならば、コマンドメモリ1
3s内の記憶されているコマンドBを転送し、処理を終
了する。
【0029】図5は、ターゲットAからイニシエータA
への再選択(図5(6)、リセレクション)を行い、イ
ニシエータAと入出力動作中を表している。これらの処
理を実行するバス切替制御部の制御フローを図6に示
す。この場合も前述と同様にバス切替制御部は接続元と
接続先を認識して、イニシエータAのバスをチェック
し、バスフリーであれば切替回路1の入出力ゲート回路
12pをイネーブル12c(図6、F102〜F10
4)としターゲットAとイニシエータAを接続する(図
5(7))。その後の処理は装置間に任せるものとし、
情報転送が終了し処理が正常であったことをメッセージ
によりバス切替制御部にて確認したならば、コマンドメ
モリクリア信号12dにて、コマンドメモリ内に記憶さ
れている前述のコマンドを消去する(図6、F106〜
F107)。
【0030】次に、イニシエータまたはターゲットに異
常が発生した場合のバス切替装置の処理について、前述
のターゲットAのリコネクト処理を例に取り説明する。
【0031】はじめに、イニシエータがターゲットの異
常を検出してターゲットにリセットを発行した場合の例
を、図7及び図8を用いて説明する。図7は、ターゲッ
トAがイニシエータAにリコネクト中に、イニシエータ
AがターゲットAの異常を検出してターゲットAにリセ
ットR1を発行した状況を表している。図8は、図7の
状況におけるバス切替制御部の処理フローである。
【0032】イニシエータAからターゲットAにリセッ
トが出力されたことは入出力装置異常監視部Aのリセッ
ト検出部16aにて検出され、バス切替制御部に対しど
のイニシエータから発行されたリセットであるかを報告
する(16d)。バス切替制御部はこの報告を受ける
と、どのイニシエータからのリセットであるかを判定し
(図8、F201)、イニシエータAからであることを
確認したならば、イニシエータBに接続される切替回路
2内に記憶されているコマンドがあるかどうかを、バス
切替制御部内の切替回路2用のレジスタ11kをアクセ
スしコマンドキューイング信号13eがONであるかを
チェックする(図8、F202)。本信号がONであれ
ば、コマンドメモリ内にイニシエータBの未処理コマン
ドが有るため、前記レジスタ11kをアクセスして切替
回路2内のイニシエータ動作回路13rに起動信号13
fをONし(図8、F203)、コマンドメモリからタ
ーゲットAに再発行してやる。
【0033】次に、イニシエータ側の異常を検出した場
合の例であるが、本処理には2つの方法があり、第1の
方法を図9,図10及び図13を用いて説明する。図9
は、ターゲットAがイニシエータAにリコネクト中に、
情報転送に異常が発生し、バスを強制的に切り離す為
に、バス切替装置からターゲットAにリセットを発行し
た状況を表している。図13は図9,図10の状況にお
けるバス切替制御部の処理フローを示す。
【0034】イニシエータAとターゲットA間の入出力
動作時の異常検出は入出力装置異常監視部A内の監視タ
イマにて行われる。監視タイマはイニシエータとターゲ
ット間の入出力転送が規定時間内に終了せず、またデー
タ転送がストップしたことを検出すると入出力装置異常
監視部A内のリセット回路にてターゲットAに対してリ
セットを発行し、同時にバス切替制御部にタイムアウト
検出の割込16fを入れる。バス切替制御部はこの割込
が入るとターゲットAが現在リコネクト中のイニシエー
タをバス切替制御部内の各レジスタからの情報により確
認し、バス切替制御部内の切替回路2用のレジスタ11
kをアクセスしコマンドキューイング信号13eがON
であるかをチェックする(図13、F301)。本信号
がONであれば、前記レジスタ11kをアクセスして切
替回路2内のイニシエータ動作回路に起動信号をONし
(図13、F302)、イニシエータBの接続される切
替回路2内に記憶されているコマンドB1を再発行して
やる。また、これと同時に、ターゲットB内に異常が発
生したイニシエータAからのコマンドがキューイングさ
れていないかを切替回路3用のレジスタ11iをアクセ
スしてコマンドキューイング信号14eをチェックし
(図13、F303)、イニシエータAのコマンドがキ
ューイングされていたならば、そのコマンドを取り消す
為の処理を行う。図10にその処理方法を示す。イニシ
エータAがターゲットBに接続される切替回路3内のコ
マンドメモリ14sにイニシエータAのコマンドが記憶
されていたならば、バス切替制御部よりバス切替制御部
内のレジスタ11mをアクセスして入出力装置異常監視
部B内のリセット回路にリセット出力信号17gを送信
して(図13、F304)ターゲットBをリセットし
(R2)ターゲットB内のコマンドメモリにキューイン
グされている全内容を消去する。続いて正常系のイニシ
エータBがターゲットBに接続される切替回路4内のコ
マンドメモリ15sをレジスタ11hをアクセスしてイ
ニシエータBのコマンドが記憶されていたならば(図1
3、F305)、前記と同様にレジスタ11hをアクセ
スして切替回路4内のイニシエータ動作回路15rに起
動信号15fをONしてターゲットBにコマンドを再発
行する(図13、F306)。
【0035】また、本実施例ではイニシエータ側の異常
を検出する手段を、イニシエータ〜ターゲット間の入出
力動作をタイマにて監視してそのタイムアウトによって
行ったが、これは1つの例であり、例えばSCSIのタ
ーミネータパワーの信号を監視してイニシエータの電源
がOFFしたかどうかを検出する手段もある。
【0036】さらに第2の方法としては、第1の方法に
てターゲットにリセットを発行後にバス切替装置からコ
マンドを再発行する処理を、SCSIプロトコルのアボ
ート機能を使用することによって同様の効果を得ること
が出来る。アボート機能はイニシエータがターゲットに
発行したコマンドを取り消す事が出来る機能で、イニシ
エータと実行中のコマンドまた、ターゲットがキューイ
ング中のコマンドのどちらでも可能である。この機能は
イニシエータとターゲット間のメッセージプロトコルに
より行われる。
【0037】第2の方法を、図11及び図12を用いて
説明する。イニシエータAの異常を検出してバス切替制
御部に割込16fを入れ、バス切替制御部が、異常が発
生したイニシエータを認識するまでの処理は前記の方式
1と同様である。イニシエータの異常を検出したバス切
替制御部は切替回路1内のイニシエータ動作回路12rに
イニシエータのコマンドアボート処理をメッセージアボ
ート要求信号12gにて要求する(Ab1)。これを受
けたイニシエータ動作回路12rはターゲットAのバス
にアテンション信号を表明する。アテンションを表明さ
れたターゲットAはイニシエータAからバスを切り離し
てアテンションを表明したイニシエータ(この場合はイ
ニシエータ動作回路12r)からのメッセージを待って
いる為、イニシエータ動作回路にて作成したイニシエー
タAのコマンドアボートメッセージ12tをターゲット
Aに発行することによって、ターゲットAに対しては異
常発生時のコマンドを、またターゲットBに対しては前
記方式1と同様に切替回路3内のコマンドメモリ14s
をチェックして、イニシエータAのコマンドが記憶され
ているならば、同様にアボートメッセージを発行して
(Ab2)キューイング中のコマンドを取り消す事が出
来る(図12)。
【0038】本方式のバス切替制御部の制御は、前記方
式1とほぼ同一の為、図13の制御フローに併記する。
本図に示す様に、ステップF301〜F302の処理を
F401に、またステップF304〜F306の処理をF4
02に変更する事によって本方式を実現する事が出来
る。
【0039】バスの競合が発生した場合、1つのイニシ
エータのみをターゲットに接続し、他のイニシエータに
対してはターゲットに代行してバス切替装置がSCSI
のプロトコルに従いイニシエータに応答してコマンドを
受け取る為、バス競合時による各イニシエータのバス使
用待ち時間が消え、各イニシエータは他のターゲットへ
のアクセスができる。
【0040】従来ターゲットが持っているコマンドキュ
ーイング機能をバス切替装置内でも持つことにより、イ
ニシエータからターゲットに対してリセットが発行さ
れ、それまでキューイングしていたコマンドが消去して
しまった場合でも、バス切替装置からそのコマンドを再
転送することで、イニシエータがターゲットからのリセ
レクションを待ち続けることによる処理の停滞を防ぐ事
が出来る。
【0041】バス切替装置にてイニシエータの異常を検
出し、ターゲットがそのイニシエータのコマンドをキュ
ーイングしている場合は、バス切替装置からそのターゲ
ットに対してリセットを発行してキューイング情報を消
去し、正常系のまだ実行されていないコマンドを再転送
することで、異常が発生したイニシエータへのターゲッ
トのリセレクションを防ぐ事が出来る。
【0042】バス切替装置にてイニシエータの異常を検
出し、ターゲットがそのイニシエータのコマンドをキュ
ーイングしている場合は、バス切替装置からそのターゲ
ットに対してそのコマンドの取り消し処理を行うことで
異常が発生したイニシエータへのターゲットのリセレク
ションを防ぐ事が出来る。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、 (1)複数のイニシエータにて1つ以上のターゲットを
共有するようなマルチシステムにおいて、各イニシエー
タは他系のイニシエータとのバス獲得の競合によるバス
フリー待ち時間が発生しない。
【0044】(2)前記システム構成にて、他系に影響
を与えずに、ターゲットに対してリセットを発行するこ
とが可能となる。
【0045】(3)前記システム構成にて、あるイニシ
エータがターゲットと入出力動作中、またはそれ以外時
に障害が発生し無応答状態となっても、他の正常系のタ
ーゲットアクセスに対して影響を与える事が無い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のバス切替装置の一実施例を示す構成
図。
【図2】本発明のバス切替装置の一実施例を示すシステ
ム構成図。
【図3】本発明の一実施例の動作を示す状態図(1)。
【図4】本発明の一実施例の動作を示す状態図(2)。
【図5】本発明の一実施例の動作を示す状態図(3)。
【図6】本発明の一実施例の動作を示すフローチャート
(1)。
【図7】本発明の一実施例の動作を示す状態図(4)。
【図8】本発明の一実施例の動作を示すフローチャート
(2)。
【図9】本発明の一実施例の動作を示す状態図(5)。
【図10】本発明の一実施例の動作を示す状態図
(6)。
【図11】本発明の一実施例の動作を示す状態図
(7)。
【図12】本発明の一実施例の動作を示す状態図
(8)。
【図13】本発明のバス切替装置の一実施例の動作を示
すフローチャート(3)。
【符号の説明】
10…バス切替装置、11…バス切替制御部、12…切
替回路1、13…切替回路2、14…切替回路3、15
…切替回路4、16…入出力装置異常監視部A、17…
入出力装置異常監視部B、1A…イニシエータA、1B
…イニシエータB、2A…ターゲットA、2B…ターゲ
ットB、01〜04…SCSIケーブル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 桝井 晃二 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立製作所大みか工場内 (72)発明者 石倉 秀司 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立製作所大みか工場内 (72)発明者 鈴木 正浩 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 日 立プロセスコンピュータエンジニアリング 株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の入出力制御装置と1つ以上の入出力
    装置を同一バスに接続し、前記入出力制御装置のバス獲
    得及び選択により入出力命令/データ転送等の入出力動
    作を行い、また入出力制御装置により選択された入出力
    装置がデータ転送を開始するまでに時間がかかる場合は
    一時的にバスを解放し、データ転送の準備が出来次第バ
    スを獲得して該入出力制御装置の再選択を行った後デー
    タ転送を再開するように情報転送を行う前記入出力制御
    装置と前記入出力装置の間にあって、バスの接続を行う
    バス切替装置において、 前記複数の入出力制御装置の中から1つを選択して入出
    力装置と接続する手段と、他の入出力制御装置に対して
    は選択された入出力装置に代わって各入出力制御装置と
    入出力動作を行い、その入出力情報を記憶する手段と、
    前記入出力装置が入出力制御装置との情報転送を終了し
    て非接続状態であることを検出する手段と、検出したな
    らば該入出力装置を選択して、前記記憶した他の入出力
    制御装置からの入出力情報を転送する手段を有すること
    を特徴とするバス切替装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、 接続される各入出力装置に対して情報転送を行う各入出
    力制御装置から転送される全ての入出力命令を、各入出
    力制御装置毎に記憶する手段と、各入出力装置の入出力
    命令の処理が完了したことを検出する手段と、入出力命
    令の処理完了時には記憶していた入出力命令を削除する
    手段と、入出力制御装置からのリセット発行を検出した
    ならば、どの入出力制御装置からのリセットであるかを
    検出する手段と、該入出力装置に対してリセットを発行
    した入出力制御装置以外の記憶している入出力命令を再
    転送する手段を有することを特徴とするバス切替装置。
  3. 【請求項3】請求項2において、 バス接続時の各入出力制御装置のバスプロトコル動作不
    能状態を検出する手段と、入出力装置に対しリセットを
    発行する手段を有することを特徴とするバス切替装置。
  4. 【請求項4】請求項3において、 各入出力制御装置のバスプロトコル動作不能状態を検出
    したならば、各入出力装置へ該入出力制御装置からの未
    処理な入出力命令に対し入出力命令を取り消す手段を有
    することを特徴とするバス切替装置。
  5. 【請求項5】複数の入出力制御装置と1つ以上の入出力
    装置を同一バスに接続し、前記入出力制御装置のバス獲
    得及び選択により入出力命令/データ転送等の入出力動
    作を行い、また入出力制御装置により選択された入出力
    装置がデータ転送を開始するまでに時間がかかる場合は
    一時的にバスを解放し、データ転送の準備が出来次第バ
    スを獲得して該入出力制御装置の再選択を行った後デー
    タ転送を再開するようなバスプロトコルにより情報転送
    を行う前記入出力制御装置と前記入出力装置の間にあっ
    て、バスの接続を行うバス切替装置によって構成される
    計算機システムにおいて、 複数の入出力制御装置からの、ある入出力装置に対する
    選択の競合を検出する手段と、前記複数の入出力制御装
    置の中から1つを選択して該入出力装置と接続する手段
    と、他の入出力制御装置に対しては該入出力装置に代わ
    って各入出力制御装置と入出力動作を行い、その入出力
    情報を記憶してバスを速やかに解放する手段と、前記入
    出力装置が入出力制御装置との情報転送を終了して非接
    続状態であることを検出する手段と、検出したならば該
    入出力制御装置に代わってバスを獲得後、該入出力装置
    を選択して、前記記憶した他の入出力制御装置からの入
    出力情報を転送する手段を有することを特徴とするバス
    切替装置。
JP26384895A 1995-10-12 1995-10-12 バス切替装置 Pending JPH09106383A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011008510A (ja) * 2009-06-25 2011-01-13 Fujitsu Ltd 複写制御方法及びストレージ制御装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011008510A (ja) * 2009-06-25 2011-01-13 Fujitsu Ltd 複写制御方法及びストレージ制御装置

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