JPH09106381A - 通信サーバ負荷分散処理方式 - Google Patents

通信サーバ負荷分散処理方式

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JPH09106381A
JPH09106381A JP7262872A JP26287295A JPH09106381A JP H09106381 A JPH09106381 A JP H09106381A JP 7262872 A JP7262872 A JP 7262872A JP 26287295 A JP26287295 A JP 26287295A JP H09106381 A JPH09106381 A JP H09106381A
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Takashi Fukuda
隆 福田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多数のクライアントからの処理の要求が同時
に発生し通信サーバに過負荷が発生しそうになった際に
それを未然に防ぎ、システム全体のスループット、処理
能力の向上を図ると共にシステム規模の拡大/縮小に柔
軟に対応する。 【解決手段】ホスト連携型クライアント・サーバ・シス
テムにおいて、クライアント11からの処理の要求に応
じて通信サーバ19において、クライアント制御プログ
ラム4の開始からLAN制御プログラム5へ出力するま
での通信処理速度を計測し、予め設定した負荷の上限と
比較する。この負荷はクライアントの数が増えると大き
くなり、上限値を超えると。LAN9上のサーバの内か
らの予めきめた順序に従って、あるいは負荷の最も少な
いものを選択して、通信サーバ19の機能を代替する代
替サーバ20として動的に分散配置して稼動させる。こ
の選択情報はクライアント11へ通知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、メインフレーム
であるホスト計算機と連携したクライアント・サーバ・
システムにおいて、クライアント計算機とホスト計算機
との間の通信制御を行う通信サーバに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図13は従来のホスト計算機とクライア
ント・サーバ・システムが連携して動作するホスト連携
型クライアント・サーバ・システムのネットワーク構成
を示すシステム構成図である。図において、18はホス
ト計算機、11はクライアント計算機、19はホスト計
算機18とクライアント計算機11との通信を制御する
通信サーバ、10はホスト計算機18と通信サーバとを
接続する通信回線、9は通信サーバ19とクライアント
11を接続するLAN(ローカル・エリア・ネットワー
ク)である。
【0003】なお、ホスト計算機18と通信サーバ19
とが接続される通信回線10としては、専用線、パケッ
ト交換網、回線交換網、LAN(ローカル・エリア・ネ
ットワーク)などが使用されている。
【0004】また、図14は上記、従来のホスト連携型
クライアント・サーバ・システムにおける通信サーバ1
9の構成を示す通信サーバの構成図である。図におい
て、1はサーバ計算機本体、2はオペレーティング・シ
ステム、3はホスト計算機18との通信制御を行なう通
信制御プログラム、4はクライアント11との通信プロ
トコルとホスト計算機18との通信プロトコルとの間の
プロトコル変換を行うクライアント制御プログラム、5
は通信サーバ19がクライアント11との通信制御を行
うLAN制御プログラム、6は回線制御プログラム、7
はLAN制御装置、8は回線制御装置、9はLAN(ロ
ーカル・エリア・ネットワーク)、10は通信回線(ホ
スト接続回線)である。
【0005】次に図14に示す通信サーバ19の動作に
ついて説明する。ホスト連携型クライアント・サーバ・
システムにより、クライアント11は以下の機能を使用
する事ができる。 (1)ホスト計算機の端末エミュレーション (2)ホスト計算機とクライアントとのファイル転送 (3)ホスト計算機とクライアントとのアプリケーショ
ン間通信 上記機能をクライアント11に提供するために通信サー
バ19はLAN制御プログラム5と、通信制御プログラ
ム3及び回線制御プログラム6と、クライアント制御プ
ログラム4とから構成されている。
【0006】通信サーバ19の通信制御プログラム3は
システムの立上時にあらかじめホスト計算機18との接
続要求を通信回線制御プログラム6に対して行い、ホス
ト計算機18と物理的な(ハードウェア的な)接続を行
い当該ホスト計算機18との接続状況を管理すると共
に、ホスト計算機18に搭載された通信制御プログラム
(図示せず)との間で論理回線の活性化処理を行い、全
ての論理回線を使用可能とする。
【0007】ここで、論理回線とは通信回線プログラム
6で作成され、物理回線上に複数設定できる論理的な通
信路をいい、前記エミュレーション機能、ファイル転
送、アプリケーション間通信等の通信サービスの各々に
対応するものである。
【0008】次に、通信サーバ19に対してクライアン
ト11からの接続要求があった場合、通信サーバ19に
おいてまずオペレーティング・システム2の一部である
LAN制御プログラム5が接続処理を行う。LAN制御
プログラム5はクライアント制御プログラム4にクライ
アント11からの接続要求があった旨を伝達すると共に
接続可否の判断を問い合わせる。次にクライアント制御
プログラム4は上記の通信制御プログラム3に対して現
在接続可能なホスト論理回線が存在するかどうかを問い
合わせ、接続が可能な論理回線が存在すればクライアン
ト制御プログラム4はLAN制御プログラム5に対して
上記クライアント11との接続を行うように指示を返
す。
【0009】上記接続処理により、通信サーバ19を介
してクライアント11とホスト計算機18との間でデー
タ送受信が可能となる。クライアント11からホスト計
算機18への送信データ及びホスト計算機18からクラ
イアント11への送信データは以下の流れで処理され
る。 1.クライアント11からホスト計算機18への送信デ
ータ LAN制御プログラム5 => クライアント制御プログ
ラム4=> 通信制御プログラム3 => 通信回線制御
プログラム6 2.ホスト計算機18からクライアント11への送信デ
ータ 通信回線制御プログラム6 => 通信制御プログラム3 クライアント制御プログラム4 => LAN制御プログ
ラム5
【0010】この際に、クライアント11と通信サーバ
19との間の通信プロトコルと、通信サーバ19とホス
ト計算機18との間の通信プロトコルとはお互いに異な
るため、クライアント制御プログラム4は両通信プロト
コルの変換を行う。また、クライアント11と通信サー
バ19との間を流れるデータフォーマットと通信サーバ
19とホスト計算機18との間を流れるデータフォーマ
ットも異なるため、クライアント制御プログラム4は両
データフォーマットのフォーマット変換を行う。
【0011】以前には、ホスト計算機18を接続する通
信回線10(以下ホスト接続回線という)の速度がクラ
イアント11を接続するLAN9よりも低速であったた
め、ホスト接続回線10における通信速度がボトルネッ
クとなり、通信サーバ19側の処理の過負荷といった問
題はほとんど発生しなかった。また、以前はシステム規
模(クライアント11の数)も小さく1台の通信サーバ
に接続できるクライアント11の数はそれほど多くなか
ったため、通信サーバ19側の処理が問題となる事は少
なかった。
【0012】しかし、近年ではホスト計算機18を接続
する通信回線のLAN化、高速化が進んでおり、上記ホ
スト接続回線10の通信速度のボトルネックは解消され
て来ており、より多くのクライアント11を収容しなけ
ればいけない大規模なシステム構築が要求されて来てい
る。このようなシステム構成を取った場合、今度は多数
のクライアント11が接続される事により通信サーバ1
9の過負荷が発生してきている。具体的には、クライア
ント11とホスト計算機18がオンライン業務を行って
いる際の応答性能が低下したり、ファイル転送を実行時
に一度に処理できるデータ転送量の低下の問題が発生し
ている。
【0013】上記の問題は図14に示すLAN制御プロ
グラム5及び、システムで最もCPU使用率の高いクラ
イアント制御プログラム4が同時に多数のクライアント
11との通信処理を行わなければならない事に起因して
いる。クライアント制御プログラム4は通信プロトコル
の変換処理やデータフォーマット変換処理を行うのでC
PU使用率は他プログラムと比較してかなり高い。
【0014】さらに、クライアント制御プログラム4は
オペレーティング・システム2の上で動作する1つのプ
ロセスとして構成されているので、複数のクライアント
11が接続された場合には、各クライアント11との処
理を一つずつシーケンシャルに行わなければならない。
従って、従来技術のシステム構成ではクライアント制御
プログラム4の処理がボトムネックとなり、ホスト接続
回線10の高速化を行っても通信システム全体のスルー
プットはなかなか向上できない。
【0015】また、このような通信サーバ19の過負荷
が発生したサーバ計算機本体1においては、CPU、メ
モリ、ディスク資源もクライアント11とホスト計算機
18との間の通信処理のために占有されるので、データ
ベース処理、オンライン処理等の他の業務システムが通
信サーバ19のサーバ計算機本体1の上で動作している
場合、その処理能力も低下させてしまう結果となる。
【0016】このような問題を解決する方法としては、
処理のボトルネックとなっているプログラムをマルチ・
プロセス構成又はマルチ・スレッド(スレッドとは1つ
のプロセスの中にサービスの種類毎に設けられる個々の
小さい実行単位をいい、マルチ・スレッドとは1つのプ
ロセスの中の複数の実行単位を並列処理することによ
り、処理時間のかかる実行単位の占有により他の実行単
位が長時間待たされる事態の発生を防ぐ方法をいう)構
成とする方法が従来から取られてきた。
【0017】特開平5−81163号公報では、通信ネ
ットワーク上のサーバに要求された処理をスレッドを用
いて並列に実行し、処理効率の向上を図る方法が考案さ
れている。しかし、この公報に示された発明によればC
PUの効率的な利用はできても、ディスク資源、メモリ
資源など計算機上の他の資源の有効利用をする事ができ
ない。また、サーバ計算機自身の処理能力は変わらない
ため、クライアントの数が増大すると他の業務システム
の処理が低下するという影響が発生する。さらに、サー
バの資源自身にも限界があるため、将来のシステムの大
規模化に対応する事はできない。
【0018】また、特開平5−94360号公報は分散
データベースシステムの分散データベースサーバシステ
ムにおけるサーバープロセスの複数化による負荷分散、
処理能力の改善を目指したものであるが、限られたCP
U資源の有効的な利用しかできないため特開平5−81
163号公報と同様の問題点がある。
【0019】また、特開平4−271455号公報は、
ネットワーク上に同一機能のサーバを複数設置すること
でマルチCPUシステムを実現しシステム全体のスルー
プット向上を図った負荷分散装置に関するものである
が、クライアントはあらかじめ負荷分散に使用される全
てのサーバのネットワーク上のアドレスを知る必要があ
り、システムの運用管理が複雑になるという問題点があ
る。
【0020】また、クライアントが処理を要求するサー
バを選択するためには1つ1つのサーバに問い合わせる
処理形態を取っており、サーバ数が多い時はクライアン
トがサーバに接続するまでに複数のサーバに問い合わせ
を行うケースもあり、クライアントとサーバの接続に時
間が掛かるという問題点がある。
【0021】さらに、各サーバが同一LAN上でなく、
中継装置を介して複数のLANに跨る場合や広域網を介
している場合には、クライアントとサーバの接続にさら
に時間が掛かるだけでなく、回線コストという面でも問
題となってくる。
【0022】また、特開平5−210643号公報は、
ネットワーク上に複数の計算機を設置し、各計算機がク
ライアントとサーバの双方の機能を兼ね備えた構成とな
っており、クライアントとなった計算機は最も負荷の小
さい計算機をサーバとして使用する事によりシステムの
パフォーマンスの向上を狙ったものである。この特開平
5−210643号公報の特徴はクライアントから各サ
ーバへの問い合わせを行う際にブロードキャスト手段を
用いている点であり、特開平4−271455号公報で
問題となったクライアントが全てのサーバのネットワー
ク上のアドレスを認識する必要はなくなる。また同時に
全てのサーバへの問い合わせが可能であるためクライア
ントとサーバの接続時間は短縮できるという効果を持
つ。しかし、同時に全てのサーバにブロードキャストデ
ータを送信するために、サーバが広域網を介して存在す
る場合には接続の都度不要な回線費用が発生する。従っ
て、LAN内で閉じた小規模システムでしか有効でない
技術である。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】従来のホスト連携型ク
ライアント・サーバ・システムは、以上のように構成さ
れているので、以下に示す問題があった。 (1) 多数のクライアントから接続要求が発生し通信サー
バに過負荷が発生した際にシステム全体のスループッ
ト、処理能力が低下する。 (2) 上記(1)の問題を解決するために通信サーバのボト
ルネックとなるプログラムのマルチ・プロセス、マルチ
・スレッド化を行っても、CPUの有効利用のみ可能で
あり、ディスク、メモリ資源の資源の有効利用はできな
い。 (3)また、サーバ計算機は通信処理に占有されてしまう
為、通信以外の他業務の処理能力が低下する。 (4)また、システム規模の拡大に対応できない。
【0024】(5)上記(1)の問題を解決するためにネット
ワーク上に通信サーバを複数設置する場合にも、システ
ムの運用管理が複雑になる。 (6)また、クライアントとサーバの接続に時間が掛か
り、通信コストが掛かる。(7)また、クライアントがサ
ーバを選択する手段が必要となる。
【0025】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたもので、 (1)同時に多数のクライアントから接続及び処理の要求
が発生し通信サーバに過負荷が発生しそうになった際に
それを未然に防ぎ、システム全体のスループット、処理
能力の向上を図る。 (2)上記(1)の目的を達成する際に、通信以外の他業務の
処理の低下を引き起こさない。 (3)上記(1)の目的を達成する際に、不要なクライアント
とサーバの接続時間を最少限に押さえる。 (4)上記(1)の目的を達成する際に、無用な通信コストは
発生させない。 (5)システム構成の変更、規模の拡大/縮小に柔軟に対
応し、上記(1)の目的を達成する。 (6)CPUの有効利用のみでなく、ディスク、メモリ資
源の資源の有効利用を図る。 (7) 上記(1)の目的を達成する際に、システムの運用管
理を複雑にしない。 ことを目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る通信サ
ーバ負荷分散処理方式はホストと、クライアントとサー
バがLANなどのネットワークにより構成されるクライ
アント/サーバシステムと、上記ネットワーク上に設け
られ、上記ホストと上記クライアント/サーバシステム
とが通信回線を介して連携して動作するように制御する
通信サーバと、上記クライアントの接続台数の増加によ
り上記通信サーバのクライアント処理に過負荷が発生し
システム全体の処理能力が低下した際に、上記ネットワ
ークに接続されている他の計算機を上記通信サーバの代
替として動作する代替サーバと、を備えたものである。
【0027】第2の発明に係る通信サーバ負荷分散処理
方式は通信サーバが該通信サーバを構成する各通信プロ
グラムの通信処理時間を計測し、この通信処理時間に基
づいて通信サーバの負荷状況を監視する負荷状況監視手
段と、上記通信処理時間が予め設定した上限値を超えた
際に自動的に代替サーバの稼働要求を行う代替サーバ稼
働要求手段と、を備えたものである。
【0028】第3の発明に係る通信サーバ負荷分散処理
方式は通信サーバが該通信サーバを構成する各通信プロ
グラムの通信処理時間を計測し、この通信処理時間と統
計情報に基づいて前回測定まで累計された処理の平均時
間である累計処理平均時間を算出し、上記通信処理時間
と上記累計処理平均時間とに基づいて通信サーバの負荷
状況を監視する負荷状況監視手段と、上記通信処理時間
と上記累計処理平均時間に基づく上記通信サーバの負荷
が予め設定した負荷上限を超えた際に自動的に代替サー
バの稼働要求を行う代替サーバ稼働要求手段と、を備え
たものである。
【0029】第4の発明に係る通信サーバ負荷分散処理
方式は通信サーバの負荷は以下の式 通信サーバの負荷 = 処理平均時間/累計処理平均時
間 より求めるものである。
【0030】第5の発明に係る通信サーバ負荷分散処理
方式は通信サーバはネットワークに接続されるクライア
ント台数を計測するクライアント数計測手段と、上記ク
ライアント台数が予め設定した上限値を超えた場合に代
替サーバの稼働要求を行う代替サーバ稼働要求手段と、
を備えたものである。
【0031】第6の発明に係る通信サーバ負荷分散処理
方式は通信サーバは代替サーバを選択する場合に、予め
設定した稼動順序番号に従って稼動要求を発するもので
ある。
【0032】第7の発明に係る通信サーバ負荷分散処理
方式は代替サーバは負荷を測定する負荷状況監視手段を
有し、通信サーバは上記負荷測定手段により得られた全
ての代替サーバの負荷情報を収集する負荷情報収集手段
と、この負荷情報収集手段によって得られた全ての代替
サーバの負荷情報の内から最も負荷の少ない代替サーバ
を選択する代替サーバ選択手段と、クライアントからの
接続要求に対して上記代替サーバ選択手段が選択した代
替サーバをクライアントに通知する通知手段と、上記ク
ライアントに対して上記代替サーバへの接続を行うよう
に要求する接続要求手段とを備えたものである。
【0033】第8の発明に係る通信サーバ負荷分散処理
方式は代替サーバは負荷を測定する負荷状況監視手段を
有し、通信サーバは上記負荷測定手段により得られた全
ての代替サーバの負荷情報を収集する負荷情報収集手段
と、この負荷情報収集手段によって得られた全ての代替
サーバの負荷情報の内から最も負荷の少ない代替サーバ
を選択する代替サーバ選択手段と、クライアントからの
接続要求に対して上記代替サーバ選択手段が選択した代
替サーバのネットワーク上のアドレスをクライアントに
通知する通知手段と、上記クライアントに対して上記代
替サーバへの接続を行うように要求する接続要求手段と
を備えたものである。
【0034】第9の発明に係る通信サーバ負荷分散処理
方式は通信サーバはクライアントの台数が減少し負荷が
低減したら負荷の低減量に応じて代替サーバを優先順位
に従って順次停止する代替サーバ停止手段を備えたもの
である。
【0035】第10の発明に係る通信サーバ負荷分散処
理方式は通信サーバは全ての通信サーバと代替サーバの
負荷状況をシステム管理者に表示する負荷状況表示手段
を備えたものである。
【0036】第11の発明に係る通信サーバ負荷分散処
理方式は通信サーバはシステム管理者が代替サーバの稼
動要求、停止要求を行なう管理手段を備えたものであ
る。
【0037】第12の発明に係る通信サーバ負荷分散処
理方式はネットワークが中継装置を介して複数LANか
ら構成される場合、又は広域網を介して構成される場
合、クライアントをそのネットワークアドレス情報で管
理し、クライアントからの接続要求に対して最も負荷の
少ない代替サーバを選択する代わりに同一ネットワーク
アドレス内に代替サーバが存在すればそちらを優先して
選択する手段を備えたものである。
【0038】第13の発明に係る通信サーバ負荷分散処
理方式は同一ネットワークアドレス内に代替サーバが複
数存在する場合には、その代替サーバの負荷状況を調
べ、最も負荷の少ない代替サーバを選択する手段を備え
たものである。
【0039】第14の発明に係る通信サーバ負荷分散処
理方式は通信サーバのクライアント処理の過負荷が発生
した場合だけでなく、通信サーバのホスト計算機接続回
線に異常が発生した場合にも代替サーバにバックアップ
システムとしての処理を行なわせるものである。
【0040】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.以下、この発明の一実施例を図について
説明する。図1は、この発明に係るホスト連携型クライ
アント・サーバ・システムにおける通信サーバの一実施
例を示すシステム構成図である。図において、1は通信
サーバ19の計算機本体を示すサーバ計算機本体、2は
オペレーティング・システム、3はホスト計算機18と
の通信制御を行なう通信制御プログラム、4は通信プロ
トコルの変換を行なうクライアント制御プログラム、5
はクライアント11との通信制御を行なうLAN制御プ
ログラム、6は回線制御プログラム、7はLAN制御装
置、8は回線制御装置、9はLAN(ローカル・エリア
・ネットワーク)、10はホスト計算機18に接続する
通信回線、11はクライアント、14は管理ユーティリ
ティ、17は定義ファイルである。
【0041】1、2、7、8、9、10は図4に示した
従来技術と同じものを流用したものであり、3、4、
5、6、11、14、17は従来技術でも存在したもの
をこの発明のために改造した部分である。また、12は
サーバ制御プログラム、13は時間計測/負荷監視プロ
グラム、15はサーバ制御プログラム以外の各プログラ
ム(3、4、5、6)に内臓された時間情報採取手段、
16はサーバ情報を管理するデータベースであり、この
発明のために新規に実装された部分である。
【0042】また、図2は、上記通信サーバ19からの
要求により稼動可能状態になった代替サーバの一実施例
を示すシステム構成図であり、図1と同符号は同一又は
相当部分を示す。図において、20は通信サーバ19が
過負荷の場合に、通信サーバ19の処理の代替えを行な
う代替サーバ、1bは代替サーバ計算機本体である。代
替サーバ20のシステム構成は、通信サーバ19の構成
からホスト接続機能を除いた部分から構成されており、
使用される各プログラムは通信サーバ19で使用される
ものと同一である。
【0043】また、図3は、この発明によるホスト連携
型クライアント・サーバ・システムのネットワーク構成
例を示す構成図である。図において、18はホスト計算
機であり、通信回線10を経由して通信サーバ19と接
続される。また20は代替サーバであり、ホスト計算機
18と直接接続せず、通信サーバ19経由でホスト計算
機18との接続を行う。
【0044】また、図4は、通信サーバ19、代替サー
バ20が保持する定義ファイル17のうち、この発明に
関連する定義情報のみを抜き出したものである。
【0045】また、図5は、通信サーバ19又は代替サ
ーバ20の図2に示す時間計測/負荷監視プログラム1
3が、時間情報採取手段15を使用して、時間情報の採
取と計測、及びサーバ管理プログラム12への負荷状況
の報告方法を示した負荷状況報告図である。
【0046】また、図6は、通信サーバ19から代替サ
ーバ20への代替サーバ稼動要求の通信シーケンス、代
替サーバ20から通信サーバ19への代替サーバ20の
負荷情報、および代替サーバ20が管理するクライアン
ト11の情報を通知するシーケンスを示したシーケンス
図である。
【0047】また、図7は、通信サーバ19にて過負荷
が発生した状態において、クライアント11から通信サ
ーバ19への接続要求が発生した際に、通信サーバ19
が最も負荷の小さい代替サーバ20を選択しクライアン
ト11へ通知する方法を示した代替サーバ選択図であ
る。
【0048】次に図1〜図7に示した通信サーバ及び代
替サーバの動作を説明する。システムを運用するに当た
り、システム管理者は予め通信サーバ19の管理ユーテ
ィリティ14を用いて、通信サーバ19の図4に示す定
義情報を定義ファイル17に登録する。ここで定義ファ
イル17に記述すべき情報を図4に従い説明する。 (1) 代替サーバ20のアドレス情報(情報S41) ネットワーク上で通信サーバ19の代替サーバ20とし
ての機能を持つ全計算機のネットワーク上のアドレス情
報及び稼動順序を定義する。ここで代替サーバ20とし
ての機能を持つ計算機とは図2に示すシステム構成の計
算機の事である。図4に示すように、以下の定義情報s
41を設定する。 SERVERーAのアドレスはA.100、稼動順序は
1 SERVERーBのアドレスはB.15 、稼動順序は
2 SERVERーCのアドレスはC.222、稼動順序は
【0049】(2) どこのプログラム間の処理時間を計測
するかを指定しておく。図4では、クライアント制御プ
ログラムとLAN制御プログラムとの間のデータ通信時
間を設定することにより、従来技術の通信サーバ19で
ボトルネックとなっていたクライアント制御プログラム
4の処理時間を計測することを示している。送信、受信
それぞれに対して設定する。(情報S42) (3) 通信サーバ19、代替サーバ20の上記処理時間の
平均値の採取を行う際の時間間隔を指定する。例えば3
0分と指定した場合、30分毎にその間に送受信された
全てのデータに関する処理時間の平均値を求め通信サー
バデータベース16へ格納しておく。(情報S43)
【0050】(4) この発明では、通信サーバ19の過負
荷による代替サーバ20の稼動、及び負荷低下に基づ
き、元の通信サーバ19に切り換えるため代替サーバ2
0の停止を行なうための判断条件として、前回までの履
歴に基づく処理時間の平均値に対する最新の処理時間の
平均値の割合を使用しており、その稼動条件の割合と停
止条件の割合を指定する。(情報S44)
【0051】なお、定義ファイル17の情報S41は通
信サーバ19の起動時、及び代替サーバ20の稼動時に
サーバ制御プログラム12によりその初期化情報として
読み込まれる。定義ファイル17の情報S42、S4
3、S44は通信サーバ19の起動時、及び代替サーバ
20の稼動時に時間計測/負荷監視プログラム13によ
りその初期化情報として読み込まれる。
【0052】次に運用中の通信サーバ19の負荷状況の
監視方法に関して、図5に示す負荷状況報告図に従って
説明を行う。通信サーバ19の起動時に時間計測/負荷
監視プログラム13は定義ファイル17から計測方法に
関する情報を読み込み(S51)、計測を行うべきプロ
グラムであるLAN制御プログラム5とクライアント制
御プログラム4に対して計測の開始を指示する(S5
2)。
【0053】図1に示すクライアント11からデータを
受信した場合には、LAN制御プログラム5は通信処理
を行った後にクライアント制御プログラム4にデータを
渡すが、その際にLAN制御プログラム5に設けられた
時間情報採取手段15はデータをクライアント制御プロ
グラム4に渡した時刻T1の情報を同時にクライアント
制御プログラム4に渡す。データを受け取ったクライア
ント制御プログラム4は通信処理を行った後にデータを
次の通信処理プログラムに渡すが、その際にクライアン
ト制御プログラム4に設けられた時間情報採取手段15
はデータを次の通信処理プログラムに渡した時刻T2を
確認し、クライアント11の処理時間として(T2−T
1)より算出される時間を時間計測/負荷監視プログラ
ム13に通知する(S53)。
【0054】時間計測/負荷監視プログラム13は上記
方法により処理時間に関する情報の収集を行い、定義フ
ァイル17に設定した時間毎にその間の処理平均時間T
nを計測しサーバ情報データベース16への格納を行う
(S54)。また、サーバ情報データベース16は上記
方法により時間計測/負荷監視プログラム13から通知
された処理平均時間Tnをシステム起動直後から現在ま
での全ての情報について保持しており(S59)、時間
計測/負荷監視プログラム13はサーバ情報データベー
ス16の情報を参照する(S55)事によりシステム起
動直後から現在までの処理平均時間Tnの累計処理平均
時間Tを求める事ができる(S56)。
【0055】時間計測/負荷監視プログラム13はこの
累計処理平均時間Tと現在の処理平均時間Tnを比較し
て(S57)、以下の条件を満たせなくなった場合には
サーバの過負荷が発生したと判断して、過負荷の通知処
理をサーバ制御プログラム12に対して行う(S5
8)。
【0056】処理平均時間 Tn / 累計処理平均時間
T × 100< 定義ファイルに設定した負荷上限の割
合 UPPER
【0057】次に通信サーバ19からの代替サーバ20
の稼動要求に関して、図6に示すシーケンス図に従い説
明を行う。図6において、12aは通信サーバ19のサ
ーバ制御プログラム、12bは代替サーバ20のサーバ
制御プログラムである。本処理は通信サーバ19のサー
バ制御プログラム12aと代替サーバ20のサーバ制御
プログラム12bが直接送受信を行う。通信サーバ19
において、図1に示す時間計測/負荷監視プログラム1
3から過負荷の通知処理を受けたサーバ制御プログラム
12aは、代替サーバ20の機能を持つ計算機に対して
代替サーバ20の稼動要求を行う(S61)。
【0058】稼動要求を受けた代替サーバ20の機能を
持つ計算機が代替サーバ20になる事が可能であるなら
ば稼動要求了解のメッセージを通信サーバ19へ返答す
る(S62)事により、サーバの分散処理が完了する。
代替サーバ20の機能を持つ計算機から応答がない場合
(タイムアウト)又は、拒否の応答が返ってきた場合に
は、他の代替サーバ20の機能を持つ計算機に対して稼
動要求を試みる。
【0059】なお、通信サーバ19は定義ファイル17
の代替サーバアドレス情報S41に記述された代替サー
バ20の稼動順序番号に従い、次に稼動要求を行う代替
サーバ20の選択を行う。代替サーバ20はクライアン
ト11との接続が完了する都度、クライアント情報とし
てそのアドレスを通信サーバ19に報告する(S6
3)。実際にクライアント11とホスト計算機18間の
データの送受信が開始されると、その送受信データは代
替サーバ20と通信サーバ19を経由して送受信される
事になる(データ転送フェーズS64)。
【0060】また、代替サーバ20も定義ファイル17
に設定した処理時間計測方法に従い、時間計測/負荷監
視プログラム13を動作させ、代替サーバ20の処理平
均時間を自分自身のサーバ情報データベース16に格納
すると共にサーバ制御プログラム12b経由で通信サー
バ19のサーバ制御プログラム12aにも通知する(S
65)。
【0061】次に通信サーバ19にて過負荷が発生した
状態において、クライアント11から通信サーバ19へ
の接続要求が発生した際に、通信サーバ19が最も負荷
の小さい代替サーバ20を選択しクライアント11へ通
知する方法について、図7に示す代替サーバ選択図に従
い説明する。
【0062】全てのクライアント11からの接続要求
(S71)は通信サーバ19のクライアント制御プログ
ラム4を介して、サーバ制御プログラム12aに通知さ
れる(S72)。サーバ制御プログラム12aは現在稼
動可能となっている全ての代替サーバ20に関する最新
の処理平均時間Tnをサーバ情報データベース16から
取り出し、最も負荷の少ない代替サーバ20を選択する
(S73)。次にサーバ制御プログラム12aはクライ
アント制御プログラム4経由で代替サーバ20のネット
ワーク上のアドレスをクライアント11へ通知する(S
74)。通知を受けたクライアント11はその代替サー
バ20への接続要求を試みる(S75)。
【0063】上記、一連の動作により、通信サーバ19
における過負荷が発生した際に、ネットワーク上の代替
サーバ20を稼動可能にしてクライアント11の処理を
複数サーバに分散化させる事が可能であり、その効果と
してシステム全体の処理能力の低下を未然に防ぐ事が可
能である。また、この発明では分散処理を同一計算機上
でなく、ネットワーク上の複数の計算機上で行うので、
マルチ・プロセス、マルチ・スレッド構成による分散技
術と異なりCPU、メモリ、ディスクといった全ての計
算機資源の有効利用が可能である。
【0064】また、代替サーバ20をシステム規模に応
じて順次増やす事も可能であり、システム規模の拡大に
柔軟に対応できる特徴を持っている。さらに、通信サー
バ19がネットワーク上に分散する全ての代替サーバ2
0の負荷状況、動作状況を管理しているため、クライア
ント11は全てのサーバのネットワーク上のアドレスを
知る必要やブロードキャストによる接続要求を行う必要
がなく、かつクライアント側で最も負荷の低いサーバを
判断する必要もないので、クライアントとサーバの接続
時間は従来技術と比較して短縮されている。
【0065】なお、本実施の形態では「処理平均時間T
n/累計処理平均時間T」を負荷上限の割合UPPER
あるいは負荷下限の割合LOWERと比較したが、処理
平均時間Tnを予め設定した処理時間の上限値あるいは
下限値と比較してもよいのはいうまでもない。この場
合、計算処理の簡単化が図れ、処理速度が向上するとい
う効果を奏する。
【0066】実施の形態2.実施の形態1では、通信サ
ーバ19における過負荷が発生した際にネットワーク上
の代替サーバ20を稼動可能にしシステム全体の処理能
力の低下を未然に防ぐ方法に関するものであるが、一
方、接続クライアント数が縮小したり、システムの規模
が縮小化した際にはシステムのスループット、処理能力
の向上が期待できるはずである。しかし、従来のシステ
ムのように固定的にサーバを設置していた場合にはシス
テム全体の処理能力の低下はないものの、常に一定の処
理能力となりスループットの向上、処理能力の向上はそ
れほど期待できなかった。
【0067】また、システム規模が縮小しても不要なサ
ーバが存在し使用されていたのでは運用管理の面で問題
となる可能性がある。この発明のホスト連携型クライア
ント・サーバ・システムにおいては通信サーバ19が全
ての代替サーバ20の負荷状況を監視しているため、シ
ステム負荷の低下、接続クライアント数が減少に対応さ
せ、代替サーバ20を停止させる機能を有している。
【0068】代替サーバ20の停止機能の動作に関し
て、図8に従い説明を行う。通信サーバ19において以
下の条件を満たした場合にはサーバの過負荷が解除され
たと判断してデータ転送フェーズS81にある代替サー
バ20の終了準備を行う。
【0069】処理平均時間 Tn / 累計処理平均時間
T× 100< 定義ファイルに設定した負荷下限の割合
LOWER
【0070】また、通信サーバ19は代替サーバ20か
らの負荷情報報告(S82)に従い、代替サーバ20の
最新の通信処理平均時間Tnを有していると共にその累
計平均時間Tも保持しており、通信サーバ19及び代替
サーバ20が共に上記条件を満たした際には、通信サー
バ19は代替サーバ20に対して停止の要求を行う(フ
ェーズS83)。
【0071】代替サーバ20は停止の要求を受けたら全
てのクライアント11との通信が完了(フェーズS8
4)するのを待つ。ここで新規にクライアント11から
の接続要求があった際にはまだ受け付け処理を行うが、
既に通信サーバ19は代替サーバ20の終了処理中に入
っているので通信サーバ19に対してクライアント11
から接続要求があっても終了処理中の代替サーバ20の
アドレスはクライアント11に通知しないので、代替サ
ーバ20に対する新規クライアント11からの接続要求
は来ないようになる。最後に全てのクライアント11と
の処理が完了(フェーズS84)したところで、代替サ
ーバ20は通信サーバ19に対して停止完了報告(S8
5)を行いホスト連携型クライアント・サーバ・システ
ムを分散前の構成に戻す。
【0072】以上のように本発明の通信サーバ19はシ
ステム構成の変化、拡大、縮小に柔軟に対応できる機能
を持つと共にシステム管理の面でも不要なサーバ管理を
行う必要がなく簡素化する事が可能である。
【0073】実施の形態3.ネットワークシステムが広
域網を介して構築されている例を図9に示す。図におい
て、100、101はデータ量又は接続時間に応じて回
線使用量が課金される公衆パケット網、又は公衆回線網
(以降、総称して広域網と称す)であり、通信速度は一
般にLAN(9a、9b、9c)と比較して低速であ
る。このようなネットワーク構成では、クライアント1
1は単純にシステム負荷の最も少ない代替サーバ20に
接続しようとすると、広域網を介して最も回線速度の遅
い代替サーバ20を使用する結果となり、また通信費用
も余計に掛かるという問題が発生する。
【0074】例えば、クライアント11aが通信サーバ
19aに接続要求を行った際にネットワークシステム全
体でシステム負荷が最も低い代替サーバは20bであっ
たとすると、実施の形態1の動作に従いクライアント1
1aは代替サーバ20bを使用して通信を行う事にな
る。この時のデータの流れはクライアント11aから通
信サーバ19a、広域網100を介して代替サーバ20
bに送信され、次に代替サーバ20bから広域網100
を介して通信サーバ19aに送信される事になる。この
ような結果を回避するために本発明では通信サーバ19
aが代替サーバを選択する際に負荷の最も少ない代替サ
ーバ20bよりも同一ネットワークアドレス内に存在す
る代替サーバ20aを優先選択しクライアント11aへ
通知する機能を有している。
【0075】次に、図9に示す同一ネットワークアドレ
ス内に存在する代替サーバ20aを優先選択する場合の
動作について以下に説明する。本発明では通信サーバ1
9、代替サーバ20及びクライアント11間の通信プロ
トコルとして以下のようなアドレス体系を持った通信プ
ロトコルを前提としている。
【0076】各計算機のアドレス=XX.YY XX:その計算機が所属するネットワークに付けられた
アドレス本アドレスをネットワーク・アドレスという。 YY:上記ネットワーク・アドレスにより識別されるネ
ットワーク内において、その計算機のために割り付けら
れたネットワーク内で1つしか存在しない値。
【0077】図9においては、ネットワークはネットワ
ーク・アドレスAを持つネットワークA(21a)、ネ
ットワーク・アドレスBを持つネットワークB(21
b)、ネットワーク・アドレスCを持つネットワークC
(21c)、ネットワーク・アドレスDを持つネットワ
ークD(21d)に分類され、それぞれのネットワーク
に接続される計算機のアドレスは、A.YY、B.YY、
C.YY、D.YYで示される。
【0078】通信サーバ19aの図5に示すサーバ制御
プログラム12は定義ファイル17から各代替サーバの
アドレス情報を読み込み保持しているが、各代替サーバ
のアドレス体系は上記の構成となっているため、通信サ
ーバ19aのサーバ制御プログラム12は各代替サーバ
が所属するネットワークのネットワーク・アドレスを以
下のように把握している。
【0079】 代替サーバ名アドレスネットワーク・アドレス 代替サーバ20a A.Y1 => A 代替サーバ20b B.Y1 => B 代替サーバ20c1 C.Y1 => C 代替サーバ20c2 C.Y2 => C 代替サーバ20d D.Y1 => D ここで、クライアント11aから通信サーバ19aに接
続要求があった場合、通信サーバ19aのサーバ制御プ
ログラム12はクライアント11aのアドレス情報A.
YYからクライアント11aがネットワーク・アドレス
Aに所属している事を知る。次に通信サーバ19aのサ
ーバ制御プログラム12はネットワーク・アドレスAに
所属する代替サーバを探す。その結果、同一ネットワー
クク・アドレスAに所属する代替サーバが20aの1台
だけである場合は図7で示した最も負荷の低い代替サー
バの選択処理は行わず、代替サーバ20aのアドレス情
報をクライアント11aに通知する。
【0080】この機能によりネットワークシステムが料
金課金のある広域網を介している際に、不要な通信コス
トを発生させないようにする事、及び不要なネットワー
ク経路を通りシステム全体の処理性能を低下させない事
が可能である。
【0081】実施の形態4.図9において、クライアン
ト11dは直接広域網101に接続されており、全ての
代替サーバ20a、20b、20c1、20c2、20
dのネットワーク・アドレスと異なるネットワーク・ア
ドレスを所有している。このような場合には、通信サー
バ19aのサーバ制御プログラム12はクライアント1
1dのネットワークアドレスをチェックし対応するネッ
トワークアドレスを持つ代替サーバが見つからないと判
断し直接通信サーバ19aに接続させる。
【0082】これにより実施の形態3と同様の問題を回
避することができる。
【0083】実施の形態5.図9において、クライアン
ト11cと同一LAN9c上に代替サーバ20c1と2
0c2を設置した場合は、通信サーバ19aのサーバ制
御プログラム12はクライアント11cと同一ネットワ
ーク・アドレスC上に2つの代替サーバ20c1と20
c2が存在していると認識する。
【0084】この場合、クライアント11cから接続要
求があると、通信サーバ19aのサーバ制御プログラム
12はまず実施の形態3で示した同一ネットワーク・ア
ドレスC上に存在する代替サーバの選択処理を行い、2
0c1と20c2の2つを代替サーバの候補として選択
する。次に、図7で示した最も負荷の少ない代替サーバ
の選択処理を行い、選択された代替サーバ20c1をク
ライアント11cに対して通知する。本機能により、シ
ステム全体の有効利用、処理能力を最大限に引き上げる
事が可能である。
【0085】実施の形態6.実施の形態1〜実施の形態
5に関しては、予め通信サーバ19は1台設置し、シス
テム負荷状況に応じて順次代替サーバ20の拡張、縮小
を行う内容に関して述べてきたが、システム運用開始時
に予め代替サーバ20を複数台固定的に稼動させておき
運用する方法も可能である。
【0086】図10は本動作を行うための定義ファイル
17の記述例を示した図である。次に、この発明の動作
について以下に説明する。システム管理者は端末を利用
して定義ファイル17に代替サーバ20のアドレス情報
を記述する際に、その代替サーバ20を固定的に使用す
る事を追記しておく(情報S101)。次に通信サーバ
19の起動時にサーバ制御プログラム12は定義ファイ
ル17を読み込み、固定的に使用する代替サーバ20が
存在すると判断した場合には、図5に示す時間計測/負
荷監視プログラム13からの過負荷通知S58を受けな
くても、指定された代替サーバ20に対して図6に示す
シーケンスに従い代替サーバの稼動要求を行う。以降の
クライアント11との接続処理に関しては実施の形態1
の処理と同じである。
【0087】本運用方法はシステム構成の変更がほとん
ど見込まれない場合や通信サーバ19に対する負荷が常
に一定である場合に有効である。
【0088】実施の形態7.この発明における通信サー
バ19は図1に示す管理ユーティリティ14からサーバ
情報データベース16に格納されている通信サーバ及び
代替サーバの負荷状況に関する情報を参照する事が可能
である。従って、システム管理者はシステム全体の稼動
状況、負荷状況を把握する事が可能である。
【0089】実施の形態8.上記、管理ユーティリティ
14を用いてシステム管理者が直接、代替サーバ20の
設置要求を行ったり、停止要求を行ったりする事が可能
である。
【0090】次に、この発明に係る通信サーバの動作に
ついて以下に説明する。管理ユーティリティ14からの
代替サーバ稼動要求を通信サーバ19のサーバ制御プロ
グラム12が受け付けると、図5に示す時間計測/負荷
監視プログラム13からの過負荷通知S58を受けなく
ても、指定された代替サーバ20に対して図6に示すシ
ーケンスに従い代替サーバの稼動要求を行う。以降のク
ライアント11との接続処理に関しては実施の形態1と
同じである。
【0091】本機能はシステムの運用管理、メンテナン
スを行う際に有効となる機能である。また、システム全
体の負荷調整を人為的に行いたい場合に有効である。
【0092】実施の形態9.実施の形態1〜実施の形態
8に関しては、通信サーバ19、代替サーバ20の負荷
状況を監視する機能を使用しているが、通信サーバ19
と代替サーバ20に接続するクライアント台数を計測す
る事により、通信サーバの負荷を監視する事も可能であ
る。
【0093】図11は本動作を行うための通信サーバ1
9の定義ファイル17の記述例を示した図である。代替
サーバのアドレス情報の記述S111は図4に示す情報
S41と同じであるが、測定方法としてクライアント台
数により行う事を指定(記述情報S112)し、さらに
代替サーバ設置要求の判断条件として接続クライアント
台数の上限値と代替サーバ停止判断の条件として接続ク
ライアント台数の下限値を記述する(記述情報S11
3)。
【0094】また本動作方法では、実施の形態1の時間
計測/負荷監視プログラム13と時間情報採取手段15
は不要である。また、サーバ情報データベース16には
各代替サーバ20から通知された現在のクライアント接
続台数が格納される。
【0095】次に、図11に示した定義ファイル例の場
合の通信サーバの動作について説明する。通信サーバ1
9のサーバ制御プログラム12はクライアント11から
の接続要求毎に現在の接続クライアント総数を計算す
る。計算した結果が以下の条件を満たせなくなった場合
にはサーバの過負荷が発生したと判断する。
【0096】現在のクライアント接続台数< 定義ファ
イルに記述した負荷上限のクライアント台数 UPPE
【0097】通信サーバ19の過負荷発生による代替サ
ーバ20の稼動要求以降の処理に関しては実施の形態1
と同じである。
【0098】実施の形態10.図12に示す代替サーバ
20が通信サーバ19と同様にホスト接続機能とホスト
接続回線10を持っている場合に、通信サーバ19の回
線がダウンした時に代替サーバ20をバックアップシス
テムとして使用する例を示した図である。図において、
図1と同符号は同一又は相当部分を示す。通信サーバ1
9は自分のホスト接続回線がダウンすると各代替サーバ
20に対してバックアップシステムとなるように要求を
行う。
【0099】次に通信サーバ19は各代替サーバ20に
対してバックアップシステムとなった代替サーバ20の
アドレス情報を通知し、以降のクライアントとホスト計
算機間の送受信データはバックアップシステムとなった
代替サーバ20で行う事を通知する。
【0100】なお、代替サーバ20が通信サーバ19の
バックアップシステムとなった場合においても各クライ
アント11からの接続要求処理は通信サーバ19にて行
う。
【0101】本機能により通信サーバ19に接続されて
いるホスト回線に異常が発生した際にもシステム処理を
継続できる効果を持つ事ができる。
【0102】
【発明の効果】第1の発明によれば、クライアントの接
続台数の増加により通信サーバのクライアント処理に過
負荷が発生しシステム全体の処理能力が低下した際に、
ネットワークに接続されている他の計算機を上記通信サ
ーバの代替として動作する代替サーバを備えたので、シ
ステム全体の処理能力の低下を未然に防ぐことが可能で
あり、CPU、メモリ、ディスプレイなどの全ての計算
機資源の有効利用が可能であり、システム規模の拡充に
柔軟に対応できるという効果を奏する。
【0103】第2の発明によれば、通信サーバは該通信
サーバを構成する各通信プログラムの通信処理時間を計
測し、この通信処理時間に基づいて通信サーバの負荷状
況を監視する負荷状況監視手段と、上記通信処理時間が
予め設定した上限値を超えた際に自動的に代替サーバの
稼働要求を行う代替サーバ稼働要求手段と、を備えたの
で、負荷の監視が容易で負荷に応じた対応が高速にでき
るという効果を奏する。
【0104】第3の発明によれば、通信サーバは該通信
サーバを構成する各通信プログラムの通信処理時間を計
測し、この通信処理時間と統計情報に基づいて前回測定
まで累計された処理の平均時間である累計処理平均時間
を算出し、上記通信処理時間と上記累計処理平均時間と
に基づいて通信サーバの負荷状況を監視する負荷状況監
視手段と、上記通信処理時間と上記累計処理平均時間に
基づく上記通信サーバの負荷が予め設定した負荷上限を
超えた際に自動的に代替サーバの稼働要求を行う代替サ
ーバ稼働要求手段と、を備えたので、負荷の監視および
対応がより高性能にできるという効果を奏する。
【0105】第4の発明によれば、通信サーバの負荷は
以下の式 通信サーバの負荷 = 処理平均時間/累計処理平均時
間 より求めるので、負荷の監視が高性能にできるという効
果を奏する。
【0106】第5の発明によれば、通信サーバはネット
ワークに接続されるクライアント台数を計測するクライ
アント数計測手段と、上記クライアント台数が予め設定
した上限値を超えた場合に代替サーバの稼働要求を行う
代替サーバ稼働要求手段と、を備えたので、監視および
対応が簡単化され、高速に処理できるという効果を奏す
る。
【0107】第6の発明によれば、通信サーバは代替サ
ーバを選択する場合に、予め設定した稼動順序番号に従
って稼動要求を発するので、最も低い代替サーバを判断
する必要がなく、クライアントと代替サーバの接続時間
が短縮されるという効果を奏する。
【0108】第7の発明によれば、代替サーバは負荷を
測定する負荷状況監視手段を有し、通信サーバは上記負
荷測定手段により得られた全ての代替サーバの負荷情報
を収集する負荷情報収集手段と、この負荷情報収集手段
によって得られた全ての代替サーバの負荷情報の内から
最も負荷の少ない代替サーバを選択する代替サーバ選択
手段と、クライアントからの接続要求に対して上記代替
サーバ選択手段が選択した代替サーバをクライアントに
通知する通知手段と、上記クライアントに対して上記代
替サーバへの接続を行うように要求する接続要求手段と
を備えたので、システム全体の有効利用、処理能力を最
大限に引き上げることが可能であるという効果を奏す
る。
【0109】第8の発明によれば、代替サーバは負荷を
測定する負荷状況監視手段を有し、通信サーバは上記負
荷測定手段により得られた全ての代替サーバの負荷情報
を収集する負荷情報収集手段と、この負荷情報収集手段
によって得られた全ての代替サーバの負荷情報の内から
最も負荷の少ない代替サーバを選択する代替サーバ選択
手段と、クライアントからの接続要求に対して上記代替
サーバ選択手段が選択した代替サーバのネットワーク上
のアドレスをクライアントに通知する通知手段と、上記
クライアントに対して上記代替サーバへの接続を行うよ
うに要求する接続要求手段とを備えたので、システム規
模の拡充に対してより少ない代替サーバで対応でき有効
な対応が可能になるという効果を奏する。
【0110】第9の発明によれば、通信サーバはクライ
アントの台数が減少し負荷が低減したら負荷の低減量に
応じて代替サーバを優先順位に従って順次停止する代替
サーバ停止手段を備えたので、システム構成の変化、拡
大、縮小に柔軟に対応できる機能を持つと共にシステム
管理の面でも不要なサーバ管理を行う必要がなく簡素化
する事が可能であるという効果を奏する。
【0111】第10の発明によれば、通信サーバは全て
の通信サーバと代替サーバの負荷状況をシステム管理者
に表示する負荷状況表示手段を備えたので、システム管
理者はシステム全体の稼動状況、負荷状況を把握するこ
とが可能であるという効果を奏する。
【0112】第11の発明によれば、通信サーバはシス
テム管理者が代替サーバの稼動要求、停止要求を行なう
管理手段を備えたので、システムのの運用管理、メンテ
ナンスを有効に行なうことができ、システム全体の負荷
調整を人為的に行なうことができるという効果を奏す
る。
【0113】第12の発明によれば、ネットワークが中
継装置を介して複数LANから構成される場合、又は広
域網を介して構成される場合、クライアントをそのネッ
トワークアドレス情報で管理し、クライアントからの接
続要求に対して最も負荷の少ない代替サーバを選択する
代わりに同一ネットワークアドレス内に代替サーバが存
在すればそちらを優先して選択する手段を備えたので、
ネットワークシステムが料金課金のある広域網を介して
いる際に、不要な通信コストを発生させないようにする
事、及び不要なネットワーク経路を通りシステム全体の
処理性能を低下させない事が可能であるという効果を奏
する。
【0114】第13の発明によれば、同一ネットワーク
アドレス内に代替サーバが複数存在する場合には、その
代替サーバの負荷状況を調べ、最も負荷の少ない代替サ
ーバを選択する手段を備えたので、不要な通信コストを
発生させず、かつより有効な資源利用が可能であるとい
う効果を奏する。
【0115】第14の発明によれば、通信サーバのクラ
イアント処理の過負荷が発生した場合だけでなく、通信
サーバのホスト計算機接続回線に異常が発生した場合に
も代替サーバにバックアップシステムとしての処理を行
なわせるので、通信サーバに接続されているホスト回線
に異常が発生した際にもシステム処理を継続できるとい
う効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例を示すホスト連携型クラ
イアント・サーバ・システムにおける通信サーバのシス
テム構成図である。
【図2】 この発明の一実施例を示す通信サーバからの
要求により設置される代替サーバのシステム構成図であ
る。
【図3】 この発明の一実施例を示すホスト連携側クラ
イアント・サーバ・システムのネットワーク構成図であ
る。
【図4】 この発明の一実施例を示す通信サーバが保持
する定義ファイルのうち、この発明に関連する定義情報
を示す図である。
【図5】 この発明の一実施例を示す通信サーバの時間
計測/負荷監視プログラムが時間情報の採取と計測、及
びサーバ管理プログラムへの負荷状況の報告方法を示す
図である。
【図6】 この発明の一実施例を示す通信サーバから代
替サーバとなる計算機への代替サーバ設置要求の通信シ
ーケンス、及び代替サーバから通信サーバへの負荷情
報、クライアント情報通知の通信シーケンスを示す図で
ある。
【図7】 この発明の一実施例を示すクライアントから
通信サーバへ接続要求を行う方法、通信サーバからクラ
イアントへ代替サーバのアドレスを通知する方法を示す
図である。
【図8】 この発明の一実施例を示す代替サーバの機能
停止方法を示す通信シーケンス図である。
【図9】 この発明の一実施例を示すネットワークシス
テムが広域網を介して構築されている例を示す図であ
る。
【図10】 この発明の一実施例を示す実施例6の定義
ファイル17の記述例を示した図である。
【図11】 この発明の一実施例を示す実施例7の定義
ファイル17の内容を示す図である。
【図12】 この発明の一実施例を示す実施例9の定義
ファイル17の内容を示す図である。
【図13】 従来例のホスト連携側クライアント・サー
バ・システムのネットワーク構成を示す図である。
【図14】 従来のホスト連携型クライアント・サーバ
・システムにおける通信サーバ19の構成を示す通信サ
ーバ構成図である。
【符号の説明】
1 通信サーバ計算機本体 1b 代替サーバ計算機本体 2 オペレーティング・システム 3 通信制御プログラム 4 クライアント制御プログラム 5 LAN制御プログラム 6 回線制御プログラム 7 LAN制御装置 8 回線制御装置 9 LAN(ローカル・エリア・ネットワーク) 9a ネットワークAのLAN(ローカル・エリア・ネ
ットワーク) 9b ネットワークBのLAN(ローカル・エリア・ネ
ットワーク) 9c ネットワークCのLAN(ローカル・エリア・ネ
ットワーク) 10 通信回線(ホスト接続回線) 100 広域網 101 広域網 11 クライアント 11a ネットワークAのクライアント 11b ネットワークBのクライアント 11c ネットワークCのクライアント 11d ネットワークDのクライアント 12 サーバ制御プログラム 13 時間計測/負荷監視プログラム 14 管理ユーティリティ 15 時間情報採取機能 16 サーバ情報データベース 17 定義ファイル 18 ホスト計算機 19 通信サーバ 19a ネットワークAの通信サーバ 20 代替サーバ 20a ネットワークAの代替サーバ 20b ネットワークBの代替サーバ 20c ネットワークCの代替サーバ 21a ネットワーク・アドレスAを持つネットワーク
A 21b ネットワーク・アドレスBを持つネットワーク
B 21c ネットワーク・アドレスCを持つネットワーク
C 21d ネットワーク・アドレスDを持つネットワーク

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホストと、クライアントとサーバがLA
    Nなどのネットワークにより構成されるクライアント/
    サーバシステムと、上記ネットワーク上に設けられ、上
    記ホストと上記クライアント/サーバシステムとが通信
    回線を介して連携して動作するように制御する通信サー
    バと、上記クライアントの接続台数の増加により上記通
    信サーバのクライアント処理に過負荷が発生しシステム
    全体の処理能力が低下した際に、上記ネットワークに接
    続されている他の計算機を上記通信サーバの代替として
    動作する代替サーバと、を備えたことを特徴とする通信
    サーバ負荷分散処理方式。
  2. 【請求項2】 通信サーバは該通信サーバを構成する各
    通信プログラムの通信処理時間を計測し、この通信処理
    時間に基づいて通信サーバの負荷状況を監視する負荷状
    況監視手段と、上記通信処理時間が予め設定した上限値
    を超えた際に自動的に代替サーバの稼働要求を行う代替
    サーバ稼働要求手段と、を備えたことを特徴とする請求
    項1記載の通信サーバ負荷分散処理方式。
  3. 【請求項3】 通信サーバは該通信サーバを構成する各
    通信プログラムの通信処理時間を計測し、この通信処理
    時間と統計情報に基づいて前回測定まで累計された処理
    の平均時間である累計処理平均時間を算出し、上記通信
    処理時間と上記累計処理平均時間とに基づいて通信サー
    バの負荷状況を監視する負荷状況監視手段と、上記通信
    処理時間と上記累計処理平均時間に基づく上記通信サー
    バの負荷が予め設定した負荷上限を超えた際に自動的に
    代替サーバの稼働要求を行う代替サーバ稼働要求手段
    と、を備えたことを特徴とする請求項1記載の通信サー
    バ負荷分散処理方式。
  4. 【請求項4】 通信サーバの負荷は以下の式 通信サーバの負荷 = 処理平均時間/累計処理平均時
    間 より求めることを特徴とする請求項3記載の通信サーバ
    負荷分散処理方式。
  5. 【請求項5】 通信サーバはネットワークに接続される
    クライアント台数を計測するクライアント数計測手段
    と、上記クライアント台数が予め設定した上限値を超え
    た場合に代替サーバの稼働要求を行う代替サーバ稼働要
    求手段と、を備えたことを特徴とする請求項1記載の通
    信サーバ負荷分散処理方式。
  6. 【請求項6】 通信サーバは代替サーバを選択する場合
    に、予め設定した稼動順序番号に従って稼動要求を発す
    ることを特徴とする請求項1〜5記載の通信サーバ負荷
    分散処理方式。
  7. 【請求項7】 代替サーバは負荷を測定する負荷状況監
    視手段を有し、通信サーバは上記負荷測定手段により得
    られた全ての代替サーバの負荷情報を収集する負荷情報
    収集手段と、この負荷情報収集手段によって得られた全
    ての代替サーバの負荷情報の内から最も負荷の少ない代
    替サーバを選択する代替サーバ選択手段と、クライアン
    トからの接続要求に対して上記代替サーバ選択手段が選
    択した代替サーバをクライアントに通知する通知手段
    と、上記クライアントに対して上記代替サーバへの接続
    を行うように要求する接続要求手段とを備えたことを特
    徴とする請求項1〜5記載の通信サーバ負荷分散処理方
    式。
  8. 【請求項8】 代替サーバは負荷を測定する負荷状況監
    視手段を有し、通信サーバは上記負荷測定手段により得
    られた全ての代替サーバの負荷情報を収集する負荷情報
    収集手段と、この負荷情報収集手段によって得られた全
    ての代替サーバの負荷情報の内から最も負荷の少ない代
    替サーバを選択する代替サーバ選択手段と、クライアン
    トからの接続要求に対して上記代替サーバ選択手段が選
    択した代替サーバのネットワーク上のアドレスをクライ
    アントに通知する通知手段と、上記クライアントに対し
    て上記代替サーバへの接続を行うように要求する接続要
    求手段とを備えたことを特徴とする請求項1〜5記載の
    通信サーバ負荷分散処理方式。
  9. 【請求項9】 通信サーバはクライアントの台数が減少
    し負荷が低減したら負荷の低減量に応じて代替サーバを
    優先順位に従って順次停止する代替サーバ停止手段を備
    えたことを特徴とする請求項1〜8記載の通信サーバ負
    荷分散処理方式。
  10. 【請求項10】 通信サーバは全ての通信サーバと代替
    サーバの負荷状況をシステム管理者に表示する負荷状況
    表示手段を備えたことを特徴とする請求項1〜8記載の
    通信サーバ負荷分散処理方式。
  11. 【請求項11】 通信サーバはシステム管理者が代替サ
    ーバの稼動要求、停止要求を行なう管理手段を備えたこ
    とを特徴とする請求項1〜8通信サーバ負荷分散処理方
    式。
  12. 【請求項12】 ネットワークが中継装置を介して複数
    LANから構成される場合、又は広域網を介して構成さ
    れる場合、クライアントをそのネットワークアドレス情
    報で管理し、クライアントからの接続要求に対して最も
    負荷の少ない代替サーバを選択する代わりに同一ネット
    ワークアドレス内に代替サーバが存在すればそちらを優
    先して選択する手段を備えたことを特徴とする請求項1
    〜8記載の通信サーバ負荷分散処理方式。
  13. 【請求項13】 同一ネットワークアドレス内に代替サ
    ーバが複数存在する場合には、その代替サーバの負荷状
    況を調べ、最も負荷の少ない代替サーバを選択する手段
    を備えたことを特徴とする請求項1〜8記載の通信サー
    バ負荷分散処理方式。
  14. 【請求項14】 通信サーバのクライアント処理の過負
    荷が発生した場合だけでなく、通信サーバのホスト計算
    機接続回線に異常が発生した場合にも代替サーバにバッ
    クアップシステムとしての処理を行なわせることを特徴
    とする請求項1通信サーバ負荷分散処理方式。
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