JP2007079613A - 情報処理端末及び通信システム及び情報処理端末の管理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 サーバ群及び統合管理装置と協調動作するクライアント機能(OS及びアプリケーション)を可搬性のあるメディアにパッケージ化するとともに、接続するクライアントの数や使用状況を統合管理装置において管理できる構成とする。
【解決手段】 サーバ群2と、アクセスゲートウェイ3、6と、これらを管理する統合管理装置1と、これらのサーバ群2、統合管理装置1等と協調して動作するように設計されたCDブート可能なマネージドクライアント5からなるマネージド・ネットワークシステムにおいて、マネージドクライアント5はCDブートによる起動の際に、起動したことを通知する起動通知メッセージを統合管理装置装置1に送信し、これにより統合管理装置1はシステムに接続するクライアント数やユーザを把握することができる。
【選択図】 図1
【解決手段】 サーバ群2と、アクセスゲートウェイ3、6と、これらを管理する統合管理装置1と、これらのサーバ群2、統合管理装置1等と協調して動作するように設計されたCDブート可能なマネージドクライアント5からなるマネージド・ネットワークシステムにおいて、マネージドクライアント5はCDブートによる起動の際に、起動したことを通知する起動通知メッセージを統合管理装置装置1に送信し、これにより統合管理装置1はシステムに接続するクライアント数やユーザを把握することができる。
【選択図】 図1
Description
この発明は、サーバ及びクライアントおよびこれらを管理する統合管理サーバがネットワークを介して接続されたシステムに関するものである。
特に、クライアントOS(Operating System)をCDブートOSとし、交換・配布を容易にすることでクライアント端末を含めたマネージメントを容易にし、システム全体の管理性を高める発明に関するものである。
背景技術としては以下のような技術がある。
まず、CD−ROM(Read Only Memory)によりブートするOSをクライアント端末に応用する例が、特開2003−303104号公報に開示されている。
特開2003−303104号公報では、公共利用可能な端末にCDブートOSを応用することで、不正なソフトウェアのインストールを防止し、秘密データの消し忘れを防止することで高い安全性を保証するとともに、ユーザが必要とするアプリケーションプログラム(以下、アプリケーションとも言う)が入ったCDを都度柔軟に貸し出して入れ替えて使うことを安価に可能にする応用技術に関するもので、CDブートOSの単体機能に関する技術である。
また、不揮発性メモリにOSを保存し、ブートさせる監視装置の例が特開2004−38830号公報に記載されている。
特開2004−38830号公報は無人化された制御所などにおいて、信頼性や寿命、使用環境の問題を最小化するための技術であり、不揮発性メモリと揮発性メモリと通信手段を備えた監視装置において、不揮発性メモリに遠方監視装置に対応する機能プログラムを備えたシステムである。本技術では特にプログラムの交換容易性については言及していない。
CD−ROMブートOSとしてはLINUXではKNOPPIXなどのディストリビューションが流通している。これらはクライアント単体で利用する場合を考えている。
ネットワーク管理技術としてはSNMP(Simple Network Management Protocol)が普及しておりこれを利用した製品としてはHWELLET PACKARD社のOpenView Network Node Manager(登録商標)等がある。
特開 2003−303104号公報
特開 2004−38830号公報
従来ネットワークやシステム管理の対象は、サーバ、ネットワーク(機器・回線)、クライアントのうち、常時稼働しシステムリソースを提供するサーバ及びネットワークを対象とするにとどまり、クライアントは管理対象外であった。これはクライアントは常時稼働しないこと、クライアント端末に都度開発された新規アプリケーションを追加導入(インストール)しなければならないが台数が多くインストールが大変である等の理由による。
現状の運用管理ではクライアントを含めて統一的に制御・管理することは行っていないため、接続するクライアントの数や使用状況によってはネットワークやサーバが過負荷状態になる。また、OSや管理機能と一体化したアプリケーション制御がされていないためアプリケーションの動作の完全性・管理性が保証できない等の問題があった。さらに、従来のシステム・ネットワーク管理はサーバやネットワークのリソース管理が中心で、クライアント(利用者)側からみたシステムレスポンスの視点で管理・把握できていないため、システム側のボトルネックが発生すると全体の作業効率の低下を招いている等の問題もあった。
本発明はかかる課題を解決することを主な目的としており、サーバ群及び統合管理装置と協調動作するクライアント機能(OS及びアプリケーション)を交換容易性(可搬性)等がある書込み禁止型のメディア(例えばCDーROM)にパッケージ化するとともに、接続するクライアントの数や使用状況を統合管理装置において管理することができ、これによりクライアント端末を含めたシステム全体の制御性、管理性を高めることが可能な構成を実現することを主な目的とする。
なお、クライアント機能をパッケージするメディアはCD−ROM以外の書込み禁止型メディアに置換可能である。例えばDVD−ROMやUSB(Universal Serial Bus)メモリ、ネットワーク上に公開されたパッケージ化されたファイルシステムなどに置換可能である。以下では、このようなメディアを代表してCD−ROMを用いる場合を主に説明するが、CD−ROMに限定されず、他のメディアを利用することは可能である。
また、本システムで使用するクライアントのことを便宜上、「マネージドクライアント」と呼ぶ。
本発明に係る情報処理端末は、
統合管理装置と通信を行う情報処理端末であって、
少なくともオペレーティングシステムと前記統合管理装置への起動通知を行うための起動通知プログラムとを記憶している外部記憶媒体と接続する外部記憶媒体接続部と、
前記外部記憶媒体に記憶されているオペレーティングシステムを読み込み、読み込んだオペレーティングシステムを用いて情報処理端末の起動処理を行う起動処理部と、
前記外部記憶媒体に記憶されている起動通知プログラムを読み込み、読み込んだ起動通知プログラムを用いて、前記起動処理部により起動処理が行われたことを前記統合管理装置に通知する起動通知メッセージを生成する起動通知メッセージ生成部と、
前記起動通知メッセージ生成部により生成された起動通知メッセージを前記統合装置に対して送信する通信部とを有することを特徴とする。
統合管理装置と通信を行う情報処理端末であって、
少なくともオペレーティングシステムと前記統合管理装置への起動通知を行うための起動通知プログラムとを記憶している外部記憶媒体と接続する外部記憶媒体接続部と、
前記外部記憶媒体に記憶されているオペレーティングシステムを読み込み、読み込んだオペレーティングシステムを用いて情報処理端末の起動処理を行う起動処理部と、
前記外部記憶媒体に記憶されている起動通知プログラムを読み込み、読み込んだ起動通知プログラムを用いて、前記起動処理部により起動処理が行われたことを前記統合管理装置に通知する起動通知メッセージを生成する起動通知メッセージ生成部と、
前記起動通知メッセージ生成部により生成された起動通知メッセージを前記統合装置に対して送信する通信部とを有することを特徴とする。
本発明によれば、情報処理端末は外部記憶媒体に記憶されているオペレーティングシステムを用いて起動処理を行うとともに、起動通知メッセージを統合管理装置に送信するため、統合管理装置において起動した情報処理装置を判別することができ、また、外部記憶媒体を用いて情報処理端末を起動させるため複数の情報処理端末を統一的に管理することができる。
実施の形態1.
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本実施の形態に係るマネージドシステム(通信システムの一例)の構成例を示す概略図である。以下、この例のマネージドシステムの構成について説明する。この例のマネージドシステムは、統合管理装置1とインターネット等と接続するアクセスGW(Gateway)3、サービスを提供するDNS(Domain Name System)サーバ、メールサーバ、WEBサーバ等のサーバ群2、マネージドクライアントと接続するインターネット等のネットワーク4、マネージドクライアント5、ホームネットワークとインターネットを接続するクライアント側のアクセスGW6とから構成される。
なお、マネージドクライアント5は、情報処理端末の例である。
次に、マネージドクライアント5のハードウェア構成図を図2に示す。
マネージドクライアントは通常のPC(Personal Computer)とほぼ同様の構成要素からなる。通常のPCとは異なるのは外部の可搬メディア(CD−ROM、USBメモリ等)からOSからブート可能な点で、HDD(Hard Disc Drive)は無くても動作する点が特徴的である(データ領域等のためにHDDをつけた構成も可能である)。外部可搬メディアから起動可能なOSを説明の便宜上、以下「CDブートOS」と呼ぶ。
CDブートOSでは、起動時にRAM(Random Access Memory)上にルートファイルシステムを作成する。ルートファイルシステム以下にCD用のマウントポイントディレクトリを作成し、ここにCD−ROMに格納された圧縮ループバックファイルシステムをマウントする(リンクを作成する)のが一般的である。各アプリケーションの実行プログラムの実体はCD−ROMの圧縮ループバックシステム内に格納されているが、これは、OS起動シーケンス(デーモン)又はユーザによりアプリケーションが呼び出された時点で、OSが管理するメモリ上に読み出されて動作する。
図2において、501はPC内部のシステムバスである。502はディスプレイインタフェースを介して接続されるCRT(Cathode Ray Tube)等の表示装置である。503はCPU(Central Processing Unit)である。504はRAM(メモリ)である。505はキーボード等の入力I/Fである。506はLAN等の通信I/Fである。507はハードディスク(無くてもよい)である。508は、外部記憶媒体であるCD−ROM8、FD(フレキシブルディスク)9、USBメモリ10等のインタフェースとなる外部記憶装置I/Fである。8〜10は、OS等を記憶している外部記憶媒体の例であり、8はCD−ROM、9はFD、10はUSBメモリを表す。
図3は、外部記憶媒体からマネージドクライアントにインストールされるソフトウェアの例を示す図である。図3では、各種ソフトウェアがCD−ROMに格納されている例を示す。
801はCD等の外部メディアからブート可能なOS機能である。
802は業務アプリケーション等を提供するクライアント機能である。
803は性能計測等を行う監視エージェント機能部分である。この機能モジュールは、マネージドクライアントの起動時に起動したことを通知する起動通知プログラムを含む。更に、監視エージェント機能は、ユーザが利用するサーバの応答性能等やクライアントの出すトラフィック量、さらにはクライアントPCのCPU利用率や空きメモリ等を計測し、統合管理装置に通知する情報収集プログラムを含む。
804はQoS(Quality Of Service)等の制御パラメータを設定する制御エージェント機能である。
805は通信モジュールであり制御エージェント機能804から設定パラメータを与えられることにより、帯域制限等を行う。
次に、CD−ROM等の外部記憶媒体に含まれるプログラムにより達成される機能を含め、マネージドクライアント5が実現する機能を示す機能ブロック図を図4に示す。
外部記憶媒体接続部511は、CD−ROM等の外部記憶媒体と接続し、外部記憶媒体とのインタフェースとして機能する。
起動処理部512は、外部記憶媒体接続部511を介して外部記憶媒体に記憶されているOSを読み込み、読み込んだOSを用いてマネージドクライアントの起動処理を行う。
起動メッセージ生成部513は、外部記憶媒体接続部511を介して外部記憶媒体に記憶されている起動通知プログラムを読み込み、読み込んだ起動通知プログラムを用いて、起動処理部により起動処理が行われたことを統合管理装置1に通知する起動通知メッセージを生成する。
経路情報収集部514は、外部記憶媒体接続部511を介して外部記憶媒体に記憶されている情報収集プログラムを読み込み、読み込んだ情報収集プログラムを用いて、マネージドクライアント5が利用するサーバとの間の経路情報を収集する。
応答性能情報収集部515は、外部記憶媒体接続部511を介して外部記憶媒体に記憶されている情報収集プログラムを読み込み、読み込んだ情報収集プログラムを用いて、マネージドクライアント5が利用するサーバの応答性能情報を収集する。
使用状況情報収集部516は、外部記憶媒体接続部511を介して外部記憶媒体に記憶されている情報収集プログラムを読み込み、読み込んだ情報収集プログラムを用いて、マネージドクライアント5に含まれるハードウェアリソースの使用状況情報を収集する。
通信部517は、起動メッセージ生成部513により生成された起動メッセージ、経路情報収集部514により収集された経路情報、応答性能情報収集部515により収集された応答性能情報、使用状況情報収集部516により収集された使用状況情報を統合管理装置1に対して送信する。また、統合管理装置1からの情報を受信する。
入力部518は、マネージドクライアント5のユーザからの指示を受け付ける。
表示部519は、マネージドクライアント5のユーザに対して各種情報を表示する。
次に、図5を参照して本実施の形態に係るマネージドクライアント5の動作について説明する。
図1に示すサーバ群及び統合ネットワーク管理装置等と協調動作するマネージドクライアント機能がCD−ROM(USBメモリ等でも良い)のCDブートOS上にインプリメントされているものとする。CDブートOSとしてはLINUXをカスタマイズしたものが知られているが特にLINUXに限定するものではない。
マネージドクライアント用PC(図2)をネットワークに接続するとともに、本システム用のCD−ROMを挿入し電源を投入する(S101、S102)。なお、マネージドクライアント用PCは例えば会社の支店ネットワークやホームネットワーク(家庭内の小規模プライベートネットワーク)などに接続するものとする。
電源が投入されると(S102)、起動処理が行われる(起動処理ステップ、S103)。具体的には、マネージドクライアント用PCのBIOS(Basic Input Output System)プログラムがCDからブートを始める(BIOSの設定でCD−ROMや外部USBメモリをブート用の優先デバイスにしておく)。CD上のOSブートプログラムは周辺デバイスの検査と認識を行い、次にネットワークの設定を試みる。すなわち、IPアドレスを設定ファイルから静的に取得し、(設定ファイルは原則的にはシステム管理者がCD―ROMと同時に配布する)もしくはDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)等のアドレス自動設定プロトコルにより動的に取得し、そのアドレス情報を通信インタフェースに設定する(S104)。
次に、マネージドクライアント用PCは設定ファイル(ブートCD−ROMに埋め込みでも、その他の外部メディアから読み込んでも良い)より統合管理装置のIPアドレス(ホスト名)を取得する(S105)。これらの一連の起動シーケンスが正常終了すると、マネージドクライアント用PCからからサーバ用のネットワークまでIP到達性が確保される。
更に、起動処理が行われたことを通知する起動通知メッセージを生成し(起動通知メッセージ生成ステップ、S106)、起動通知メッセージを送信する(通信ステップ、S107)ことで、自身が起動したことをSNMP(Simple Network Management Protocol)やHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)等のプロトコルを利用して統合管理装置1に通知する。この際に通知する情報は、クライアントのMACアドレス、IPアドレス、CPU種別、メモリ容量、パッケージCDのバージョン(OS、APP種別などを同時に通知してもよい)等である。
このような仕組みにより、統合管理装置は起動したマネージドクライアントを判別することができ、また、起動したクライアントのMACアドレス、IPアドレス等の通信パラメータの他ハードウェア資源の管理及び、CDブートクライアントの版管理(機能管理)をすることが可能である。
このような仕組みにより統合管理装置はネットワーク上で起動(接続)する全てのマネージドクライアントの総数や各クライアントPCのアドレスを把握することができる(従来はクライアントの動作数を把握していなかった)。
以上のように、本実施の形態は、システムのサービスを提供する、DNS、メール、WEB等のサーバ群と、サーバを管理する統合管理装置と、サーバ及び統合管理装置と協調動作するCDブート可能なマネージドクライアントからなる。マネージドクライアントは、起動時に軌道通知メッセージを生成し、統合管理装置に送信し、統合管理装置はこれにより、システムに接続するクライアント数やユーザを把握する。
そして、本実施の形態によればサーバシステムや統合管理装置と対になる管理機能をクライアントに組み込んだ状態でクライアントを展開することが容易であるので、システム全体の管理性、リソースの最適な使用・制御が可能になるというメリットがある。
また、CD−ROMにクライアントの機能をパッケージするので、ユーザによって障害の原因となるアプリケーションがインストールされるのを防止することができるという効果がある。つまり、従来のOSでは新規アプリケーションのインストール制限が緩くユーザが実施できるため、システム管理者が想定していないアプリケーションをインストールされてしまい、それが誤動作の原因になることもあったが、これらの不確定要因も減らすことが可能である。
また、CD−ROMにクライアントの機能をパッケージ化して配布することでアプリケーションとOSとの一体性を高め、アプリケーションのインストールミスによる誤作動を防止することができる他、OSとアプリケーションの組み合わせを固定できるので事前検証がやりやすくなる。
また、新たにクライアントにアプリケーションを追加したい場合は、新たなマスターCD−ROMパッケージを作成し、これを複製すればよくインストールの手間が大幅に削減することができる。
また、新規アプリケーションの展開はインストール作業という形態ではなく、新規CD−ROMの配布という形で行うことができるので、インストール作業自体を減らすことができる。
また、現在ハードディスク装置に個別のアプリケーションをインストールする方法が一般的であるが、この場合、OSのバージョン、アプリケーションのバージョン、これらのパッチなどソフトウェアの組み合わせが多様に渡るため動作保証がしにくい。本実施の形態では全ての機能が問題なく動作するマスターCD―ROMをもとに、完全に同一機能のクライアントを容易に展開することができるため管理性が高まるという利点がある。
また、マネージドクライアント5は、マネージドクライアント5が利用するサーバとの間の経路情報を収集し、マネージドクライアント5が利用するサーバの応答性能情報を収集し、更にマネージドクライアント5に含まれるハードウェアリソースの使用状況情報を収集し、起動通知メッセージの送出と同時に、または起動通知メッセージの送出後に、これらの収集情報を統合管理装置に送信する。
具体的には、マネージドクライアントはCD−ROMから組み込んだ監視エージェントの情報収集プログラムにより、各クライアントとシステムで使用するサーバ間の経路やサーバの応答性能値を収集する。経路情報はICMP(Internet Control Message Protocol) TIME EXCEEDプロトコルを使って、経由するルータを逐次導出する方法や、SNMP MIBを使って導出する方法がある。また応答性能情報の収集はICMPプロトコルやHTTP、IIOP(Internet Inter−ORB Protocol)プロトコル等の業務のダミートランザクションを当該マネージドクライアントからクライアントが利用するサーバに送信し、その応答時間計測することにより行う。計測した値はマネージドクライアント内で一定期間履歴を保存し(HTTPなどの配送信頼性の高いプロトコルを使って)経路情報、応答性能情報として統合管理装置に通知する。統合管理装置では各クライアントからサーバへの経路や応答性能を集約し各マネージドクライアントの属するネットワークからサーバまでの経路やサーバの応答性能を画面上に表示する。
このような仕組みにより統合管理装置では各クライアントと各サーバ間のエンド・トゥ・エンドのスループットや経路情報を集約して管理することが可能になる。(従前は、クライアントからサーバに自動的に応答性能を計測し、統合管理装置に集約・解析する仕組みがなかった)。
経路情報や応答性能情報を計測する対象となるサーバのIPアドレスや計測周期等は、前述の設定ファイルより読み込むことにより行う。
また、マネージドクライアントは、CD−ROMから組み込んだ監視エージェントの情報収集プログラムにより、各クライアントマシンのCPU使用率、メモリ使用率等のハードウェアリソースの使用状況を一定周期で監視し統合管理装置に対して使用状況情報として通知する。
このような機能により、統合管理装置では接続しているクライアントのハードウェアリソースを監視することができる。
また、統合管理装置はサーバ群やネットワーク機器などのシステムインフラの管理情報(CPU使用率、空きメモリ容量、使用ソフトウェア、使用帯域等)はSNMP MIBを使った従来の運用管理技術で管理することが可能である。
本システムの統合管理装置では、ネットワーク上のサーバ、ネットワーク(ルータ、スイッチ、VPN接続装置等)、クライアントの全ての構成要素のリソース状況を詳細に監視することができる点が従前から改善された点である。収集したデータはグラフィカル・ユーザ・インタフェースにより運用管理者にわかりやすく表示することも可能である。
このように、本実施の形態では、クライアント端末(マネージドクライアント)が起動時又はその後周期的に当該クライアントからみたサーバのレスポンス値や経路情報を収集・履歴管理し、一定の場合に、統合管理装置にクライアント端末からみた稼働状況を報告する機能を備える。
マネージドクライアントに組み込まれた管理機構が、クライアントが使用するサーバの応答性能値(ping/dnslookup/ping等)、経路(traceroute)を定期的にモニタリングし、応答が一定のしきい値より悪化した場合や、経路に変化があった場合に統合管理装置通知をすることが可能である。
これにより、クライアント側からの視点でもマネージメントが容易になる。
そして、統合管理装置では各クライアントと各サーバ間のエンド・トゥ・エンドのスループットや経路情報を集約して管理することが可能になる。また、同様に、統合管理装置は接続しているクライアントのハードウェアリソースを監視することができる。
また、統合管理装置はサーバのCPUやネットワークの負荷などをSNMP等の手段でモニタリングすることが可能である。また、統合管理装置はアクセスゲートウェイをSNMP等でモニタリングすることが可能である。
実施の形態2.
上記の実施の形態1では、マネージドクライアント5と統合管理装置1との間の通信は暗号化されていなかったが、暗号化を行ってもよい。
上記の実施の形態1では、マネージドクライアント5と統合管理装置1との間の通信は暗号化されていなかったが、暗号化を行ってもよい。
本実施の形態では、マネージドクライアントとアクセスGW間にVPN(Virtual Private Network)が生成される。
具体的には、図5のS105とS106の間において、設定ファイル(CD−ROMまたはその他FD(フレキシブルディスク)等のメディアに保存されているものとする)から接続先のVPN用ゲートウェイ装置のIPアドレスやVPN用暗号キーを取得し暗号路の形成を行う。
このように、本実施の形態では、クライアント端末と、サーバ側のアクセスゲートウェイ間にVPN(Virtual Private Network)を自動構成しセキュリティを確保することができる。
実施の形態3.
本実施の形態では、統合管理装置1はマネージドクライアント、サーバ、ネットワークについての監視情報を解析することにより監視用のクライアント設定パラメータを各マネージドクライアントに配布する。
本実施の形態では、統合管理装置1はマネージドクライアント、サーバ、ネットワークについての監視情報を解析することにより監視用のクライアント設定パラメータを各マネージドクライアントに配布する。
例えば、同一機能を持つ(同一バージョンのCD)マネージドクライアントが同一ネットワークセグメントに複数存在する場合を考えると、クライアントとサーバ間のネットワークスループット性能や経路情報はほぼ同じになるためこれを重複して計測するのはネットワーク帯域の無駄である。
このため、図6に示すように、各マネージドクライアントから起動通知を受信した後(S201)、統合管理装置では、マネージドクライアントのうちCPU使用率、メモリ空き容量、ネットワーク帯域利用率について最も余裕があるマネージドクライアントを1台選択してネットワークスループット性能を計測するようにする(S202〜S204)。
そして、統合運用管理装置からクライアント制御パラメータを送信する(S205)。このクライアント制御パラメータは、経路情報の収集又は応答性能情報の収集の停止を指示するパラメータであり、収集停止指示に相当する。経路情報、応答性能情報の収集を行うマネージドクライアントの選択については、一定の計算式にもとづいて自動で選択してもよいし、管理者が選択してリスト化してもよい。
統合管理装置からクライアント制御パラメータを受信した(S206)マネージドクライアントはサーバとの間のネットワーク応答性能計測機能などを停止する命令をクライアント内部で発行することにより計測を停止する(S207)。
なお、この場合でもクライアント内部の情報、CPU利用率、メモリ空き容量、通信インタフェースにおける使用通信帯域等は計測し一定期間キャッシュする。一方、クライアント制御パラメータを受信していない場合は、経路情報の収集及び応答性能情報の収集を定期的に行う。
また、上記の説明では、統合管理装置が送信するクライアント制御パラメータは、経路情報の収集及び応答性能情報の収集の停止を指示するものであったが、応答性能情報、経路情報の収集周期、性能悪化の指標となるしきい値等を通知してもよい。
このように、本実施の形態では、統合管理装置からマネージドクライアントが収集するサーバのレスポンス値や経路情報の収集周期間隔、性能悪化の指標となるしきい値などの設定パラメータを配布する機能を備えている。
そして、マネージドクライアントが収集する応答性能値、経路等の管理情報の収集周期、しきい値等を統合管理装置からダイナミックに配布することにより制御することが可能が可能になる。
実施の形態4.
本実施の形態では、統合管理装置はマネージドクライアントのQoSの制御も可能である。
例えば、マネージドクライアントからみてあるサーバの応答が悪くなった場合を考える。クライアントとサーバ間の応答が悪くなる場合、原因としてはサーバ負荷が高い場合、クライアントとサーバ間のネットワークが遅い場合、クライアントの負荷が高い場合などが考えられる。
本実施の形態では、統合管理装置はマネージドクライアントのQoSの制御も可能である。
例えば、マネージドクライアントからみてあるサーバの応答が悪くなった場合を考える。クライアントとサーバ間の応答が悪くなる場合、原因としてはサーバ負荷が高い場合、クライアントとサーバ間のネットワークが遅い場合、クライアントの負荷が高い場合などが考えられる。
ここでは、ネットワークがボトルネックになっている場合を考える。
例えば、図1のエッジネットワークに図示するように、マネージドクライアントC11、C12とマネージドクライアントC21、C22が存在する場合に、マネージドクライアントC11が大量のトラフィックを発生させたことによってネットワーク帯域が消費され、その他のクライアントの応答が悪くなっている場合を考える。なお、応答性能悪化の検知は各BRANCHの代表プローブが行う。例えば図1においてBRANCH1ではC12、BRANCH2ではC22がクライアント側の代表プローブとして選択されていた場合、C12、C22が応答時間の悪化(閾値よりも遅くなる)を検知し、統合管理装置に通知する。
従来、このようなケースではネットワーク機器である「アクセスGW1」に統合管理装置が帯域制御パラメータや優先制御パラメータを設定することによりQoSを制御していた。クライアント(OS及び通信モジュール)に被管理機能がなくQoS制御が難しかったためである。当該方式ではC11の帯域を直接制限しているわけではないため、「アクセスGW1」に接続されたC12への影響は残ってしまうという問題があった。
そこで本実施の形態では、統合管理装置はマネージドクライアントC11の通信帯域を制限するパラメータをマネージドクライアントC11に対して直接送信することによりトラフィックを制御しシステム全体の安定稼働を実現する。具体的には例えば以下のような処理を行う。
1.ネットワークの応答性能悪化時には、各マネージドクライアント(C12)から統合監視装置に応答悪化イベントが通知される。この通知により、統合管理装置は応答悪化が起こったクライアントセグメント(Branch1)を特定する。
2.当該クライアントセグメント(Branch1)内の全てのマネージドクライアント(C11,C12)に対して、統合管理装置はネットワーク帯域利用率取得要求を出す。各応答パケット中の利用率を見て、閾値を超えているクライアントリストを抽出する(この場合C11とする)。
3.統合管理措置は帯域使用制限パラメータをC11に送信し、C11はこのパラメータに従って使用可能な帯域を制限する。
このようにして通信帯域の全体調整、最適化制御を行う。
このように、本実施の形態では、統合管理装置がサーバや接続クライアント、ネットワークの負荷状況から求めたQoSパラメータを各クライアント端末に送付し、システム安定稼働を保証する。
これにより、ネットワークの負荷(例えばアクセスGWとインターネットを接続する回線の利用率や実施の形態1に記載の手段によって検知したクライアント側のレスポンスが悪化した場合)が大きくなった場合に、統合管理装置がこれを検知し、接続済みのクライアントに帯域制御のパラメータ(例えば各クライアントは最大500Kbpsの帯域とする等のパラメータ)を配布し、システム制御することができる。
具体的には、アプリケーションの追加に伴って、ユーザの使用頻度によってはトラフィックが増大する可能性がある場合に、例えば、システム全体のトラフィックが増加した場合に統合管理装置からクライアントに制御信号を送り、マネージドクライアントが使用することができるネットワーク帯域を制限する、等の機能を実装することが可能となる。
実施の形態5.
本実施の形態では、CDブートOS(マネージドクライアント)でCD−ROMメディアの代替品としてUSB(Universal Serial Bus)フラッシュメモリ(USBインタフェースに接続可能な不揮発性メモリ)を使うことを特徴とする。
本実施の形態では、CDブートOS(マネージドクライアント)でCD−ROMメディアの代替品としてUSB(Universal Serial Bus)フラッシュメモリ(USBインタフェースに接続可能な不揮発性メモリ)を使うことを特徴とする。
CD−ROMは機械的稼働部分が多いが、USBメモリは機械稼働部分がないので故障率の点でCDブートOSに比べてUSBブートOSは有利である。また、CDブートよりも高速な起動が可能となるとともにCD−ROMドライブの劣化の問題を回避することができる。
CD−Rと同様にUSBメモリ上にもランダムアクセス可能なディレクトリファイルシステムを作ることができる。
CD−Rと同様にUSBメモリ上にもランダムアクセス可能なディレクトリファイルシステムを作ることができる。
実施の形態6.
本実施の形態では、CD―ROMやUSBメモリのかわりに、パッケージファイルをネットワーク上の公開ファイルサーバに設置する点が特徴である。
本実施の形態では、CD―ROMやUSBメモリのかわりに、パッケージファイルをネットワーク上の公開ファイルサーバに設置する点が特徴である。
図7に本実施の形態の構成例を示す。
図7において、統合管理装置71、アクセスGW72、インターネット74、アクセスG/W75、マネージドクライアント76は、図1の対応する要素と同様である。
また、マネージドクライアント公開ファイルサーバ78は、図3に示したCD−ROMに格納されているソフトウェアを保有しているファイルサーバであり、マネージドクライアントの起動時にこれらのソフトウェアをマネージドクライアントにロードする。
図7は閉域網内で当該ファイルサーバを公開する場合を図示したものであるが、公開ファイルサーバはインターネット上にDMZ(非武装地帯)を設けてそこに設置してもよい。この場合、図7に示すように、ファイルサーバとクライアント間に暗号路(VPN77)を形成すると通信が秘匿でき安全である。
本実施の形態では、OSのブートシーケンス及び公開サーバファイルサーバへの接続シーケンスまではCD−ROMまたはUSBメモリ等に組み込まれたプログラムにより行い、実際のクライアント機能やクライアントに組み込まれた管理機能は公開されたファイルサーバ上のプログラムにより行うようにすることができる。
例えば、起動通知メッセージを生成するための起動通知プログラムは、マネージドクライアント公開ファイルサーバから取得して起動通知メッセージを生成するようにしてもよい。
また、起動通知プログラムは、CD−ROM又はUSBメモリから取得し、経路情報、応答性能情報、使用状況情報を収集するための情報収集プログラムは、マネージドクライアント公開ファイルサーバから取得して経路情報、応答性能情報、使用状況情報を生成するようにしてもよい。
更には、起動通知プログラム及び情報収集プログラムは、CD−ROM又はUSBメモリから取得し、その他のアプリケーションプログラムをマネージドクライアント公開ファイルサーバから取得して実行するようにしてもよい。
公開ファイルサーバ上のシステムはディレクトリ別にパッケージ化(実施の形態1記載のファイルシステムと同等)されており、各ディレクトリルートをマウントすることで別の機能を持たせることができる。
実施の形態1記載のシステムでは新たなアプリケーションを追加する場合は、新たなCD−ROMパッケージを作成・配布しなければならないため、CD−ROMイメージとしてパッケージ化されたISOファイル(700M程度)をダウンロードしてマネージドクライアント用のCD−ROMを作成する必要があるが、本方式によれば、起動時は単にマウントすれば良いのでダウンロード量やCD−ROM作成の手間を減らすことが可能である(プログラム使用時に必要なもののみをネットワーク経由でダウンロードする)。
本実施の形態では、CD−ROMのマスターにあたる圧縮イメージファイルを公開するのみで良い。OSの起動、IPアドレスの設定等のOSやアプリケーションの追加、バージョンアップがあっても変更が少ない部分のみCDブートOS側に機能をもたせ、実際のアプリケーションファイル等はファイルサーバ上で公開する。こうすると、パッケージの構成がかわった場合に都度新しいCD−Rを配布しなおすという手間が省ける運用管理上のメリットがある。
例えば、旧バージョンを「CD1」パッケージとして公開し、新バージョンを「CD2」として公開する。ユーザがクライアント起動時にメニューによりパッケージを選択可能にしておくことで、ユーザの利便性が高まる。アプリケーションを使う場合に、アプリケーション実行ファイルをネットワークでダウンロードする必要があるが、回線がブロードバンド化しておりデメリットが解消されつつある。
このように、本実施の形態では、CDブートOSの代替として、ブートシーケンスのみCDまたはUSBでブートし、クライアント機能はネットワーク(インターネット上でもよい)に公開された読みとり専用のファイルサーバ上のファイルシステム(クライアント機能をパッケージ化)から起動するクライアントOSイメージを選択して利用する。
1 統合管理装置、2 サーバ群、3 アクセスGW、4 ネットワーク、5 マネージドクライアント、6 アクセスGW、8 CD−ROM、9 FD、10 USBメモリ、71 統合管理装置、72 アクセスGW、74 インターネット、75 アクセスGW、76 マネージドクライアント、77 VPN、78 マネージドクライアント公開ファイルサーバ、501 システムバス、502 表示装置、503 CPU、504 RAM、505 入力I/F、506 通信I/F、511 外部記憶媒体接続部、512 起動処理部、513 起動メッセージ生成部、514 経路情報収集部、515 応答性能情報収集部、516 使用状況情報収集部、517 通信部、518 入力部、519 表示部、801 OS機能、802 クライアント(アプリ)機能、803 監視エージェント機能、804 制御エージェント機能、805 通信モジュール。
Claims (14)
- 統合管理装置と通信を行う情報処理端末であって、
少なくともオペレーティングシステムと前記統合管理装置への起動通知を行うための起動通知プログラムとを記憶している外部記憶媒体と接続する外部記憶媒体接続部と、
前記外部記憶媒体に記憶されているオペレーティングシステムを読み込み、読み込んだオペレーティングシステムを用いて情報処理端末の起動処理を行う起動処理部と、
前記外部記憶媒体に記憶されている起動通知プログラムを読み込み、読み込んだ起動通知プログラムを用いて、前記起動処理部により起動処理が行われたことを前記統合管理装置に通知する起動通知メッセージを生成する起動通知メッセージ生成部と、
前記起動通知メッセージ生成部により生成された起動通知メッセージを前記統合装置に対して送信する通信部とを有することを特徴とする情報処理端末。 - 前記情報処理端末は、サーバ装置と通信可能であり、
前記外部記憶媒体接続部は、
前記サーバ装置に関する情報を収集するための情報収集プログラムを記憶している外部記憶媒体と接続し、
前記情報処理端末は、更に、
前記外部記憶媒体に記憶されている情報収集プログラムを読み込み、読み込んだ情報収集プログラムを用いて、前記サーバ装置との間の経路情報を収集する経路情報収集部を有し、
前記通信部は、
前記経路情報収集部により収集された経路情報を前記統合管理装置に対して送信することを特徴とする請求項1に記載の情報処理端末。 - 前記情報処理端末は、サーバ装置と通信可能であり、
前記外部記憶媒体接続部は、
前記サーバ装置に関する情報を収集するための情報収集プログラムを記憶している外部記憶媒体と接続し、
前記情報処理端末は、更に、
前記外部記憶媒体に記憶されている情報収集プログラムを読み込み、読み込んだ情報収集プログラムを用いて、前記サーバ装置の応答性能情報を収集する応答性能情報収集部を有し、
前記通信部は、
前記応答性能情報収集部により収集された応答性能情報を前記統合管理装置に対して送信することを特徴とする請求項1に記載の情報処理端末。 - 前記経路情報収集部は、
前記統合装置より経路情報の収集の停止を指示する収集停止指示を受信していない場合は、定期的に経路情報の収集を行い、前記統合管理装置より収集停止指示を受信した場合は、経路情報の収集を停止することを特徴とする請求項2に記載の情報処理端末。 - 前記応答性能情報収集部は、
前記統合装置より応答性能情報の収集の停止を指示する収集停止指示を受信していない場合は、定期的に応答性能情報の収集を行い、前記統合管理装置より収集停止指示を受信した場合は、応答性能情報の収集を停止することを特徴とする請求項3に記載の情報処理端末。 - 前記外部記憶媒体接続部は、
前記情報処理端末に含まれるハードウェアリソースの使用状況情報を収集するための情報収集プログラムを記憶している外部記憶媒体と接続し、
前記情報処理端末は、更に、
前記外部記憶媒体に記憶されている情報収集プログラムを読み込み、読み込んだ情報収集プログラムを用いて、前記情報処理端末に含まれるハードウェアリソースの使用状況情報を収集する使用状況情報収集部を有し、
前記通信部は、
前記使用状況情報収集部により収集された使用状況情報を前記統合管理装置に対して送信することを特徴とする請求項1に記載の情報処理端末。 - 前記外部記憶媒体接続部は、
前記外部記憶媒体として、少なくともオペレーティングシステムと前記起動通知プログラムとを記憶している書き込み禁止型の可搬記憶媒体と接続することを特徴とする請求項1に記載の情報処理端末。 - 前記外部記憶媒体接続部は、
前記外部記憶媒体として、少なくとも前記起動通知プログラムを記憶している読出し専用のファイルサーバ装置と接続することを特徴とする請求項1に記載の情報処理端末。 - 前記情報処理端末は、VPN(Virtual Private Network)を用いて前記統合管理装置と通信を行うことを特徴とする請求項1に記載の情報処理端末。
- 複数の情報処理端末と、前記複数の情報処理端末を管理する統合管理装置とを有する通信システムであって、
各情報処理端末は、
起動時に、少なくともオペレーティングシステムと前記統合管理装置への起動通知を行うための起動通知プログラムとを記憶している外部記憶媒体と接続し、前記外部記憶媒体に記憶されているオペレーティングシステムを用いて起動処理を行い、前記外部記憶媒体に記憶されている起動通知プログラムを用いて、起動処理が行われたことを前記統合管理装置に通知する起動通知メッセージを生成し、生成した起動通知メッセージを前記統合装置に対して送信し、
前記統合管理装置は、
起動処理が行われた情報処理端末より起動通知メッセージを受信し、起動通知メッセージの受信結果に基づいて、起動処理が行われた情報処理端末を判別することを特徴とする通信システム。 - 各情報処理端末は、サーバ装置と通信可能であり、
前記統合管理装置は、
起動処理が行われた情報処理端末のうち、前記サーバ装置との経路情報を収集する情報処理端末を選択し、
前記統合管理装置により選択された情報処理端末は、
前記サーバ装置に関する情報を収集するための情報収集プログラムを記憶している外部記憶媒体と接続し、前記外部記憶媒体に記憶されている情報収集プログラムを用いて、前記サーバ装置との間の経路情報を収集し、収集した経路情報を前記統合管理装置に対して送信することを特徴とする請求項10に記載の通信システム。 - 各情報処理端末は、サーバ装置と通信可能であり、
前記統合管理装置は、
起動処理が行われた情報処理端末のうち、前記サーバ装置の応答性能情報を収集する情報処理端末を選択し、
前記統合管理装置により選択された情報処理端末は、
前記サーバ装置に関する情報を収集するための情報収集プログラムを記憶している外部記憶媒体と接続し、前記外部記憶媒体に記憶されている情報収集プログラムを用いて、前記サーバ装置の応答性能情報を収集し、収集した応答性能情報を前記統合管理装置に対して送信することを特徴とする請求項10に記載の通信システム。 - 各情報処理端末は、
複数のセグメントのいずれかに属しており、また、サーバ装置と通信可能であり、
前記統合管理装置は、
いずれかのセグメントに対する前記サーバ装置の応答性能が悪化していることを認識した場合に、応答性能が悪化しているセグメントに属する情報処理端末の各々について帯域利用状況を調査し、調査結果に基づいて当該セグメントに属するいずれかの情報処理端末の帯域を制限することを特徴とする請求項10に記載の通信システム。 - 統合管理装置と通信を行う情報処理端末の管理方法であって、
少なくともオペレーティングシステムと前記統合管理装置への起動通知を行うための起動通知プログラムとを記憶している外部記憶媒体から、オペレーティングシステムを読み込み、読み込んだオペレーティングシステムを用いて情報処理端末の起動処理を行う起動処理ステップと、
前記外部記憶媒体から起動通知プログラムを読み込み、読み込んだ起動通知プログラムを用いて、前記起動処理ステップにより起動処理が行われたことを前記統合管理装置に通知する起動通知メッセージを生成する起動通知メッセージ生成ステップと、
前記起動通知メッセージ生成ステップにより生成された起動通知メッセージを前記統合装置に対して送信する通信ステップとを有することを特徴とする情報処理端末の管理方法。
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