JP2003069631A - 協調スケジューリング型QoS制御システムおよびその方法 - Google Patents

協調スケジューリング型QoS制御システムおよびその方法

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JP2003069631A
JP2003069631A JP2001258434A JP2001258434A JP2003069631A JP 2003069631 A JP2003069631 A JP 2003069631A JP 2001258434 A JP2001258434 A JP 2001258434A JP 2001258434 A JP2001258434 A JP 2001258434A JP 2003069631 A JP2003069631 A JP 2003069631A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネットワークを構成するノードとネットワー
ク管理装置が連携して、サービス利用のためのスケジュ
ールを生成し、実行すると共に、QoSパラメータを自
動的に生成、更新し、それをノードに反映させることが
可能な協調スケジューリング型QoS制御システムを得
ること。 【解決手段】 ネットワーク管理装置3が、QoSポリ
シー、スケジュールポリシー、サービスサーバ2から提
示されるサービスプロパティ、クライアント1から提示
されるサービス利用要求条件およびトラフィック情報に
基づいて、サービスをサービスサーバ2からクライアン
ト1へ提供するためのスケジュール情報を生成するスケ
ジュール生成手段と、該スケジュール情報とネットワー
ク管理情報に基づいて、個々の前記ネットワークノード
4ごとに設定するQoSパラメータを生成するQoSパ
ラメータ生成手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ネットワークに
おけるトラフィックエンジニアリングに関し、特に、ネ
ットワーク全体に負荷をかけずにクライアントとサービ
スサーバの間でサービスの提供を効率よく行うことが可
能な協調スケジューリング型QoS(Quality
of Service)制御システムおよびその方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9は、特開平11−27316号公報
に開示されている従来のネットワークの通信品質制御シ
ステムの構成を示すブロック図である。このシステムに
おいては、ルータ902、トラフィックコントロールボ
ックス(TCB)903、アプリケーション904、9
05は、ルータ902が所轄するサービス対象ネットワ
ーク906を構成し、ルータ902’、TCB90
3’、アプリケーション904’、905’はルータ9
02’が所轄するサービス対象ネットワーク906’を
構成し、2つのルータ902、902’とトラフィック
コントロールセンタ(TCC)901とは、インターネ
ット等のIPネットワーク907を介して結合されてい
る。そして、TCC901およびサービス対象ネットワ
ーク906、906’を含む領域が、TCC901の制
御がおよぶ範囲、すなわちQoS制御領域(QCA)9
08である。TCC901は、IPネットワーク上のQ
CA908内のリソースの使用状況を監視するリソース
監視部と、アプリケーションからのリソース要求に対し
てアプリケーションの所定の優先度にしたがってQCA
908内のリソースの提供をスケジュールするリソース
割付部とを有し、QCA908内のリソースの利用状況
をチェックして常時把握し、アプリケーションからのリ
ソース要求に対して、所定の優先度にしたがってリソー
ス配分を制御することにより、ネットワークの過負荷を
防止し、または負荷を平準化する。また、TCB90
3、903’は、アプリケーションからのリソースの要
求を受け付け、アプリケーションの代わりにTCC90
1のリソース割付部との間でリソース要求のネゴシエー
ションを行うアプリケーション制御部と、リソース割付
部により提供されるスケジュールに基づいてアプリケー
ションシステム等における各アプリケーションの動作の
制御を行うアプリケーション制御部とを有し、アプリケ
ーションシステムで実行されるアプリケーションのサー
ビス品質に関する要求内容をTTC901に供給すると
共に、TTC901からの与えられる制御情報に基づい
て各アプリケーションの動作を制御する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来のネットワ
ークの通信品質制御システムにおいては、アプリケーシ
ョン904、904’、905、905’やTCC90
1、TCB903との間には何の協調関係もなく、個々
のアプリケーションの、いわば勝手な、実行要求に対し
て、TCC901やTCB903がリアルタイムに応
じ、リソースがない場合を除いてはその要求に対する処
理が実行されていた。また、優先度の同等なアプリケー
ションから複数の実行要求があった場合には、すべての
アプリケーションに対して十分な帯域を確保することが
できないという可能性があった。さらに、TCC901
がリソースの使用状況をリアルタイムに監視し、そして
リソースの配分を制御しているため、ネットワークが広
域になり、アプリケーションの数が増えるにしたがっ
て、通信リソースの監視やリソースの配分を行うTCC
901に対する負荷が飛躍的に増大していた。結果とし
て、ネットワーク資源を全体として効率よく使用するこ
とができないという問題点があった。
【0004】この発明は上記に鑑みてなされたもので、
ネットワークを構成するサーバ、クライアントおよびサ
ーバとクライアント間の通信を管理するネットワーク管
理装置が連携して、サーバとクライアント間のサービス
利用のスケジュールを生成し、実行すると共に、該スケ
ジュールの実行に際してスケジュール情報を有するQo
Sパラメータを自動的に生成、更新し、それをネットワ
ークノードに反映させることが可能な協調スケジューリ
ング型QoS制御システムを得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明にかかる協調スケジューリング型QoS制
御システムは、サービスを提供するサービスサーバと、
前記サービスサーバから前記サービスの提供を受けるク
ライアントと、前記サービスサーバから前記クライアン
トへ前記サービスの提供にあたり通信を管理するネット
ワーク管理装置と、ネットワークノードとが、ネットワ
ークを介して相互に接続された協調スケジューリング型
QoS制御システムであって、前記サービスサーバは、
該サービスサーバ内の個々のサービスを利用するために
必要なサービスプロパティを前記ネットワーク管理装置
に通知するサービスプロパティ通知手段を備え、前記ク
ライアントは、前記サービスサーバ内の前記サービスを
利用する場合のサービス利用要求条件を前記ネットワー
ク管理装置に通知するサービス利用要求条件通知手段を
備え、前記ネットワーク管理装置は、QoSポリシー、
スケジュールポリシー、前記サービスプロパティ、前記
サービス利用要求条件およびトラフィック統計情報に基
づいて、前記サービスを前記サービスサーバから前記ク
ライアントへ提供するためのスケジュール情報を生成す
るスケジュール生成手段と、前記スケジュール情報に基
づいて、個々の前記ネットワークノードごとに設定する
QoSパラメータを生成するQoSパラメータ生成手段
と、を備えることを特徴とする。
【0006】この発明によれば、サービスプロパティ通
知手段によって、前記サービスサーバ内の個々のサービ
スを利用するために必要なサービスプロパティが、前記
ネットワーク管理装置に通知される。サービス利用要求
条件通知手段によって、前記サービスサーバ内の前記サ
ービスを利用する場合のサービス利用要求条件が、前記
ネットワーク管理装置に通知される。そして、スケジュ
ール生成手段によって、QoSポリシー、スケジュール
ポリシー、前記サービスプロパティ、前記サービス利用
要求条件およびトラフィック統計情報に基づいて、前記
サービスを前記サービスサーバから前記クライアントへ
提供するためのスケジュール情報が生成される。また、
QoSパラメータ生成手段によって、前記スケジュール
情報に基づいて個々の前記ネットワークノードごとに設
定するQoSパラメータが生成される。これにより、ク
ライアントはサービス利用要求条件内で統計的にネット
ワークの負荷が低い時間帯にサービスを利用することが
できるので、全体のトラフィックに負荷をかけることな
く大きなスループットが得られる。また、サービスサー
バ、クライアント、ネットワーク管理装置およびネット
ワークノードの構成機器全体で協調して動作するため
に、トラフィックの変化に合わせてスケジューリングを
行うことができる。
【0007】つぎの発明にかかる協調スケジューリング
型QoS制御システムは、上記の発明において、前記サ
ービスプロパティは、少なくとも前記サーバが提供する
前記サービスを利用するための利用可能帯域、許容遅延
時間、およびデータの全転送容量を定義していることを
特徴とする。
【0008】この発明によれば、サービスサーバが、内
部に有するサービスについて、少なくとも利用可能帯
域、許容遅延時間およびデータの全転送容量をサービス
プロパティとしてネットワーク管理装置に提示している
ため、ネットワーク管理装置側でサービスサーバの有す
るサービスの利用開始から終了までの時間を容易に見積
もることができる。
【0009】つぎの発明にかかる協調スケジューリング
型QoS制御システムは、上記の発明において、前記サ
ービス利用要求条件は、少なくとも前記クライアントが
前記サービスサーバ内の利用するサービスの識別子、該
サービスを利用する際の転送速度、遅延時間、サービス
利用開始可能時間および限界終了時間を定義しているこ
とを特徴とする。
【0010】この発明によれば、クライアントが、少な
くとも利用するサービスの識別子、転送速度、遅延時
間、サービス利用開始可能時間、および限界終了時間に
ついてのサービス利用要求件をネットワーク管理装置に
提示しているため、ネットワーク管理装置側で、サービ
スの利用の実行順序をスケジューリングすることが可能
となる。
【0011】つぎの発明にかかる協調スケジューリング
型QoS制御システムは、上記の発明において、前記ス
ケジュール情報は、少なくとも前記サービスサーバと前
記サービスの識別子、利用開始時間および利用終了予測
時間を定義していることを特徴とする。
【0012】この発明によれば、スケジュール情報は、
少なくともサービスサーバとサービスの識別子、利用開
始時間および利用終了予測時間から構成されるので、ク
ライアントは効率的にサービスを利用するための利用開
始時間と終了予測時間を把握することができる。
【0013】つぎの発明にかかる協調スケジューリング
型QoS制御システムは、上記の発明において、前記Q
oSパラメータ生成手段は、前記スケジュール情報か
ら、前記サービスサーバと前記クライアントとの通信に
関連のあるネットワークノードのQoSパラメータを自
動的に生成するQoSパラメータ生成機能と、該生成さ
れたQoSパラメータを格納するQoSパラメータ格納
装置と、を備えることを特徴とする。
【0014】この発明によれば、QoSパラメータ生成
機能によって、生成されたスケジュール情報にしたがっ
て、ネットワークノードに対する適正なQoSパラメー
タが自動生成される。これにより、RSVP(Reso
urce ReSerVation Protoco
l)などで行われるように、クライアントからのネット
ワーク利用要求ごとにリアルタイムで帯域確保などを行
う必要がなく、大規模なネットワークに適用することが
できる。
【0015】つぎの発明にかかる協調スケジューリング
型QoS制御システムは、上記の発明において、前記サ
ービスプロパティ通知手段は、前記サービスプロパティ
を生成するサービスプロパティ生成機能と、該サービス
プロパティを前記ネットワーク管理装置に送信するサー
ビスプロパティ送信機能と、前記サービスサーバ内のサ
ービスの内容の更新の有無を監視し、更新が行われた場
合に前記サービスプロパティ生成機能を実行させるサー
ビス変更監視機能と、を備えることを特徴とする。
【0016】この発明によれば、サービス変更監視手段
によって、サービスサーバがサービスの変更を検知した
時点で、検知したサービスの利用に必要なサービスプロ
パティが生成され、自動的にネットワーク管理装置に変
更されたサービスプロパティが通知される。
【0017】つぎの発明にかかる協調スケジューリング
型QoS制御システムは、上記の発明において、前記ス
ケジュール生成手段は、前記スケジュールポリシーを格
納するスケジュールポリシー格納機能と、前記QoSポ
リシー、前記トラフィック統計情報、前記サービスプロ
パティ、前記サービス利用要求条件および前記スケジュ
ールポリシーに基づいて、前記サービスを前記サービス
サーバから前記クライアントへ提供するための前記スケ
ジュール情報を生成するスケジュール生成機能と、を備
えることを特徴とする。
【0018】この発明によれば、スケジュール生成機能
によって、サービスサーバやクライアントから送信され
る情報、トラフィック統計情報、QoSポリシーから、
クライアントがサービスの利用を開始する最適な時間と
終了予測時間などの実行スケジュール情報が生成され
る。これにより、統計的にネットワークの負荷が高い時
間帯を避けたスケジューリングが可能となり、ネットワ
ーク全体のスループットは向上する。
【0019】つぎの発明にかかる協調スケジューリング
型QoS制御システムは、上記の発明において、前記ネ
ットワーク管理装置は、前記スケジュール情報を前記ク
ライアントへ送信するスケジュール情報送信手段と、前
記QoSパラメータを前記ネットワークノードに送信す
るQoSパラメータ送信手段と、をさらに備え、前記ネ
ットワークノードは、前記QoSパラメータに応じてQ
oS制御を行うQoS制御手段を、備えることを特徴と
する。
【0020】この発明によれば、スケジュール情報送信
手段によって、前記スケジュール情報が前記クライアン
トへ送信される。また、QoSパラメータ送信手段によ
って、前記QoSパラメータが前記ネットワークノード
に送信される。さらに、QoS制御手段によって、前記
QoSパラメータに応じてQoS制御が行われる。これ
により、生成されたスケジュールが確実に前記クライア
ントへ到達し、また、スケジュール情報にしたがったサ
ービスを前記サービスサーバから前記クライアントへ提
供することができる。
【0021】つぎの発明にかかる協調スケジューリング
型QoS制御方法は、クライアントと、サービスを前記
クライアントに提供するサービスサーバと、前記サービ
スサーバから前記クライアントへ前記サービスの提供に
あたり通信を管理するネットワーク管理装置と、ネット
ワークノードとが、ネットワークを介して相互に接続さ
れた協調スケジューリング型QoS制御方法であって、
前記サービスサーバが前記ネットワーク管理装置にサー
ビスプロパティを提示する第一のステップと、前記クラ
イアントが前記ネットワーク管理装置にサービス利用要
求条件を提示する第二のステップと、前記ネットワーク
管理装置が、QoSポリシー、スケジュールポリシー、
前記サービスプロパティ、前記サービス利用要求条件お
よびトラフィック統計情報に基づいて、前記サービスサ
ーバから前記クライアントへのサービス提供のための時
間を考慮したスケジュール情報を生成する第三のステッ
プと、前記ネットワーク管理装置が、前記スケジュール
情報に基づいて、前記サービスサーバから前記クライア
ントへのサービスの提供に関連する個々の前記ネットワ
ークノードごとのQoSパラメータを生成する第四のス
テップと、を備えることを特徴とする。
【0022】この発明によれば、第一のステップによっ
て、サービスプロパティが前記サービスサーバにより前
記ネットワーク管理装置に提示される。また、第二のス
テップによって、サービス利用要求条件が前記クライア
ントにより前記ネットワーク管理装置に提示される。つ
ぎに、第三のステップによって、前記サービスサーバか
ら前記クライアントへのサービス提供のための時間を考
慮したスケジュール情報が、QoSポリシー、スケジュ
ールポリシー、前記サービスプロパティ、前記サービス
利用要求条件およびトラフィック統計情報に基づいて、
前記ネットワーク管理装置により生成される。そして、
第四のステップによって、前記サービスサーバから前記
クライアントへのサービスの提供に関連する前記ネット
ワークノードのQoSパラメータが、前記スケジュール
情報に基づいて、前記ネットワーク管理装置により生成
される。これにより、クライアントはサービス利用要求
条件内で統計的にネットワークの負荷が低い時間帯にサ
ービスを受けることができるので、全体のトラフィック
に負荷をかけることなく大きなスループットが得られ
る。また、サービスサーバ、クライアント、ネットワー
ク管理装置およびネットワークノードの構成機器全体で
協調して動作するために、トラフィックの変化に合わせ
てスケジューリングを行うことができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、この
発明にかかる協調スケジューリング型QoS制御システ
ムの好適な実施の形態を詳細に説明する。図1は、この
発明にかかる協調スケジューリング型QoS制御システ
ムの概略を示すブロック図である。このシステムは、ク
ライアント1と、クライアント1に対して種々のサービ
スを提供するサービスサーバ2と、クライアント1やサ
ービスサーバ2、ネットワークノード4との間で情報を
やり取りし、管理するネットワーク管理装置3と、そし
てネットワーク管理装置3からのQoSパラメータに基
づいてQoS制御を実行するネットワークノード4とを
備えており、これらがネットワーク(図示されていな
い)を介して相互に接続されている。
【0024】この発明のシステムは、概略的には以下に
示す構成を有する。まず、サービスサーバ2は、その内
部の個々のサービスを利用する上で必要な、利用可能帯
域や許容遅延時間等のネットワーク条件(以下、サービ
スプロパティという)を生成し、このネットワーク条件
をネットワーク管理装置3へ送信する()。クライア
ント1は、サービスプロパティの範囲内でのサービスを
利用するにあたってのサービス利用希望時間帯や転送速
度、遅延時間等のサービス利用要求条件を保持している
が、このサービス利用要求条件をネットワーク管理装置
3へ送信する()。ここで、サービスサーバ2が複数
ある場合や、サービスサーバ内のサービスが複数ある場
合には、サービスサーバやサービスサーバとサービスを
識別するための識別子もサービス利用要求条件の一つの
項目として含まれる。つぎに、ネットワーク管理装置3
は、保持しているQoSポリシー、受信したサービスプ
ロパティとサービス利用要求条件、さらにトラフィック
統計情報などのネットワークに関する情報を用いて、サ
ービスサーバ2からクライアント1へのサービス提供に
あたってのスケジュール情報を生成し、クライアント1
へ送信する()。ここで生成されるスケジュール情報
は、サービス利用要求条件およびQoSポリシーを満た
し、かつ全体のトラフィックを平準化させるように求め
られたものである。スケジュール情報を受信したクライ
アント1は、サービスサーバ2に対してサービスの実行
要求を行う()が、生成されたスケジュールに基づい
てサービスが提供されるように、ネットワーク管理装置
3はQoSパラメータを生成し、ネットワークノード4
に対して送信する()。ネットワークノード4は、Q
oSパラメータにしたがって、サービスサーバ2からク
ライアント1へのサービスの実行を制御する()。
【0025】すなわち、この発明にかかる協調スケジュ
ーリング型QoS制御システムでは、クライアント1、
サービスサーバ2、ネットワーク管理装置3そしてネッ
トワークノード4が協調して時間軸をも考慮したサービ
ス提供用のスケジューリングを行うことを特徴とする。
まず、ネットワーク管理装置3に対して、サービスサー
バ2がサービスプロパティを、クライアント1がサービ
ス利用要求条件を、それぞれ提示することを特徴とす
る。
【0026】つぎに、ネットワーク管理装置3は、
(1)クライアント1とサービスサーバ2から送られて
くる情報を格納する役割、(2)ネットワークに関する
情報を収集し、格納する役割、(3)サービスサーバ2
がクライアント1にサービスを提供する際のスケジュー
ルをQoSポリシー、スケジュールポリシーそして
(1)と(2)の情報を基にしてスケジュールを生成す
る役割、(4)スケジュールを効果的に実行するために
ネットワークノード4を制御するためのQoSパラメー
タを生成する役割、(5)クライアント1、サービスサ
ーバ2およびネットワークノード4との間で情報を通信
する役割、を備えていることを特徴とする。そして、ネ
ットワークノード4が、サービスを提供するスケジュー
ルを効率よく進めるために、QoS制御を実行する機能
を備えることを特徴とする。
【0027】図2は、この発明にかかる協調スケジュー
リング型QoS制御システムのより詳細な構成を示すブ
ロック図である。クライアント1は、サービス利用要求
条件格納装置11と、サービス実行要求装置12と、ス
ケジュール情報格納装置13と、サービス利用要求条件
通知装置14と、スケジュール情報受信装置15とを主
要構成要素として含む。サービス利用要求条件格納装置
11には、クライアント1がサービスを利用するための
転送速度、遅延時間、サービス利用開始可能時間やサー
ビスが終了すべき限界終了時間等のサービス利用要求条
件が格納される。サービス利用要求条件通知装置14
は、サービス利用要求条件格納装置11に格納されてい
るサービス利用要求条件をネットワーク管理装置3に送
信するための装置である。スケジュール情報受信装置1
5は、サービスを受けるためのサービス利用指定時間や
帯域等のスケジュール情報をネットワーク管理装置3か
ら受信するための装置であり、スケジュール情報格納装
置13は、受信したスケジュール情報を格納するための
装置である。サービス実行要求装置12は、スケジュー
ル情報格納装置13に格納されたスケジュール情報にし
たがってサービスの実行をサービスサーバ2に対して要
求するための装置である。
【0028】サービスサーバ2は、サービスプロパティ
通知部21とサービス実行装置22とを主要構成要素と
して含む。サービスプロパティ通知部21は、個々のク
ライアント1に対してサービスを提供するにあたり必要
なネットワークの利用可能帯域幅や許容遅延時間、デー
タ転送容量等のサービスプロパティを生成し、ネットワ
ーク管理装置3に通知する役割を果たすものであるが、
そのために、個々のサービスに対してサービスプロパテ
ィを求めるためのサービスプロパティ生成装置211
と、サービスプロパティをネットワーク管理装置3に送
信するためのサービスプロパティ送信装置212と、サ
ービスプロパティを格納するためのサービスプロパティ
格納装置213と、個々のサービスのサービスプロパテ
ィが変更されたか否かを監視するためのサービス変更監
視装置214とを備えている。サービス実行装置22
は、クライアント1からのサービスの実行要求を受け
て、該クライアント1に対してサービスを提供する装置
である。
【0029】ネットワーク管理装置3は、管理情報通信
部31と、サービスおよびクライアント情報格納部32
と、ネットワーク管理情報格納部33と、スケジュール
生成部34と、QoSパラメータ生成部35とから構成
される。管理情報通信部31は、サービスプロパティを
サービスサーバ2から受信するサービスプロパティ受信
装置311、クライアント1からサービス利用要求条件
を受信するサービス利用要求受信装置312、クライア
ント1へスケジュール情報を送信するスケジュール情報
送信装置313、そしてネットワークノードへQoSパ
ラメータを送信するQoSパラメータ送信装置314を
備えており、クライアント1、サービスサーバ2および
ネットワークノード4との間の通信を行っている。サー
ビスおよびクライアント情報格納部32は、サービスサ
ーバ2とクライアント1とからそれぞれ受信したサービ
スプロパティとサービス利用要求条件を、それぞれサー
ビスプロパティ群格納装置321とサービス利用要求条
件群格納装置322に格納する。ネットワーク管理情報
格納部33は、予め静的に定義されるQoSポリシー、
ネットワークのトポロジ情報、各ネットワークノード4
の性能、設定パラメータなどのネットワークノード情報
や、定期的に収集され、更新されるトラフィック情報を
格納する。それぞれの情報を格納するための装置が、図
2には、QoSポリシー格納装置331、トラフィック
情報格納装置332、ノード情報格納装置333そして
トポロジ情報格納装置334として配置されている。ス
ケジュール生成部34は、ネットワーク管理情報格納部
33、サービスおよびクライアント情報格納部32に格
納された情報とスケジュールポリシーとから、サービス
サーバ2がクライアント1にサービスを提供するための
スケジュールを生成するスケジュール生成装置341
と、該スケジュール情報を格納するスケジュール情報群
格納装置342と、スケジュールを行う際に使用される
スケジュールポリシーを格納するためのスケジュールポ
リシー格納装置343とから構成されている。QoSパ
ラメータ生成部35は、スケジュール生成部34によっ
て生成されたスケジュールを実行するにあたり、サービ
スサーバ2とクライアント1の間でサービスの実行を行
う際に関連のある個々のネットワークノード4ごとに設
定する、通信の品質を保つためのQoSパラメータを生
成するQoSパラメータ生成装置351と、そのQoS
パラメータを格納するためのQoSパラメータ格納装置
352とを有する。
【0030】ネットワークノード4は、ネットワークに
接続されているルータなどの機器であり、QoSパラメ
ータ制御部41を備えている。該QoSパラメータ制御
部41は、さらに、ネットワーク管理装置3から送信さ
れるQoSパラメータを受信し、格納するQoSパラメ
ータ受信装置411と、格納されたQoSパラメータに
基づいてQoS制御を実行するQoS制御実行装置41
2とからなる。
【0031】図3は、この発明にかかる協調スケジュー
リング型QoS制御システムの流れを示す図である。サ
ービスサーバ2は、自身の提供するサービスに必要な条
件であるサービスプロパティを、サービスプロパティ生
成装置211によって生成し(ステップS201)、こ
のサービスプロパティをネットワーク管理装置3へサー
ビスプロパティ送信装置212によって送信する(ステ
ップS202)。ネットワーク管理装置3は該サービス
プロパティをサービスプロパティ受信装置311で受信
し(ステップS301)、サービスプロパティ群格納装
置321に格納する(ステップS302)。また、クラ
イアント1は、サービスサーバ2のサービスを利用する
にあたってサービスサーバ2に要求する転送速度や利用
時間などのサービス利用要求条件をサービス利用要求条
件通知装置14によってネットワーク管理装置3に送信
する(ステップS101)。該サービス利用要求条件
は、ネットワーク管理装置3のサービス利用要求受信装
置312で受信され(ステップS303)、サービス利
用要求条件群格納装置322に格納される(ステップS
304)。また、ネットワーク管理装置3は、定期的に
トラフィック統計情報を収集し(ステップS305)、
このトラフィック統計情報をトラフィック情報格納装置
332に格納し、そして過去のデータが更新される(ス
テップS306)。
【0032】これらのネットワーク管理装置3が受信し
た情報と、QoSポリシー格納装置331に格納されて
いるQoSポリシーと、スケジュールポリシー格納装置
343に格納されているスケジュールポリシーとから、
ネットワーク管理装置3のスケジュール生成装置341
は、サービスサーバ2がクライアント1へ提供するサー
ビスのスケジュール情報を生成する(ステップS30
7)。スケジュール情報は、サービスを実行するにあた
っての帯域などの条件のほか、サービス利用開始時間と
終了予測時間の時間軸に関する条件をも含むものであ
る。スケジュール情報の生成にあたって、スケジュール
生成装置341は、まず、QoSポリシーを最初に優先
させる。そして、QoSポリシーの範囲内でスケジュー
ルポリシーやサービスプロパティ、サービス利用要求条
件などからスケジュール情報を生成する。したがって、
QoSポリシーとスケジュールポリシーが相反するよう
な場合には、QoSポリシーが優先されてスケジューリ
ングが行われることになる。生成されたスケジュール情
報はスケジュール情報群格納装置342に格納され(ス
テップS308)、同時にスケジュール情報送信装置3
13によってクライアント1へ送信される(ステップS
309)。クライアント1はスケジュール情報受信装置
15によって、該スケジュール情報を受信し、スケジュ
ール情報格納装置13に格納する(ステップS10
2)。
【0033】また、ネットワーク管理装置3は、スケジ
ュール情報の生成後、QoSパラメータ生成装置351
によって、該スケジュールを遂行するために、サービス
サーバ2とクライアント1との間の通信に関連のあるネ
ットワークノード4のQoSパラメータを生成し、Qo
Sパラメータ格納装置352に格納する(ステップS3
10)。ここで生成されるQoSパラメータは、サービ
スの実行にあたって確保する帯域や許容遅延時間などで
ある。そして、このQoSパラメータを上記サービスサ
ーバ2とクライアント1との間の通信に関連のあるネッ
トワークノード4へ、QoSパラメータ送信装置314
によって送信する(ステップS311)。
【0034】スケジュール情報を受信したクライアント
1のサービス実行要求装置12は、そのスケジュールに
したがってサービスサーバ2に対して、サービスの実行
を要求する(ステップS103)。サービスサーバ2
は、サービス実行要求を受けると、クライアント1に対
してサービスの実行を開始する(ステップS203)。
このとき、ネットワークノード4は、QoSパラメータ
受信装置411でQoSパラメータを受信する(ステッ
プS401)。このQoSパラメータにしたがって、サ
ービスサーバ2からクライアント1へのサービスの提供
についてのQoS制御を実行する(ステップS40
2)。そして、サービスサーバ2からクライアント1へ
サービスが提供される(ステップS104)。このよう
にして、クライアント1はサービスをネットワークに負
荷をかけずに効率よく受けることが可能となる。
【0035】サービスサーバ2のサービス変更監視装置
214について説明する。サービスサーバ2には、その
管理者によって新たにサービスが付加されたり、登録さ
れているサービスの内容の修正や追加、削除などの変更
が行われたりする。この発明では、サービスサーバ2の
サービスについてサービスプロパティ生成装置211に
よってサービスプロパティを生成し、それをネットワー
ク管理装置3へ送信するという構成を有することによっ
て、サービスサーバ2やクライアント1、ネットワーク
管理装置3が協調してスケジュールを行うことを可能と
している。そのため、例えば、サービスが変更される
と、その変更内容をサービスサーバ2の管理者がサービ
スプロパティを生成し、それをネットワーク管理装置3
へ送信する作業を行わなければならない。そこで、サー
ビス変更監視装置214を設けることによって、以上の
作業を自動的に行わせることが可能となる。サービス変
更監視装置214は、常にサービスサーバ2内のサービ
スの内容の修正や追加、削除などの変更がなされていな
いかについて、監視する。変更がなされていない場合に
は、そのまま監視を続ける。一方、サービス内容の変更
を検知した場合には、サービス変更監視装置214は、
その変更されたサービスのサービスプロパティを新たに
生成するようにサービスプロパティ生成装置211に指
示を出す。その後、サービスプロパティ生成装置211
は、そのサービスプロパティを生成し、サービスプロパ
ティ格納装置213に該サービスのサービスプロパティ
を更新して格納すると同時に、ネットワーク管理装置3
へ更新されたサービスプロパティをサービスプロパティ
送信装置212によって送信する。このようにして、サ
ービスの修正や削除、追加などの変更によるサービスプ
ロパティを管理者が変更する手間を省くことができる。
【0036】上述したこの発明にかかる協調スケジュー
リング型QoS制御システムを用いたより具体的なシス
テムについて、図面を参照しながら説明する。なお、上
述した実施の形態で参照した図面に描かれた構成要素と
同じ構成要素については同一の番号を付している。
【0037】図4は、この発明にかかる協調スケジュー
リング型QoS制御システムを使用したシステムを示し
ている。このシステムでは、本社データ配信サーバ
2’、A営業所データ受信クライアント1a、B営業所
データ受信クライアント1b、C営業所データ受信クラ
イアント1c、その他のクライアント群1dおよびネッ
トワーク管理装置3が、互いにQoS制御可能なネット
ワーク5に接続されている。ここで、本社データ配信サ
ーバ2’が図2におけるサービスサーバ2に、A営業所
データ受信クライアント1a、B営業所データ受信クラ
イアント1b、C営業所データ受信クライアント1cお
よびその他のクライアント群1dが同じくクライアント
1に、それぞれ対応する。また、QoS制御可能なネッ
トワーク5とは、図2におけるQoSパラメータ制御部
を有するネットワークノード4を有するネットワークの
意味であり、図4中ではネットワークノードを省略して
いる。
【0038】このシステムでは、AからCの各営業所デ
ータ受信クライアント1a〜1cは定期的に、例えば1
週間ごとや1ヶ月ごとに、本社データ配信サーバ2’の
営業所データ格納装置23より自営業所用データのダウ
ンロードを行っている。以下では、説明の簡略化のため
に、QoS制御可能なネットワークの最大スループット
は100メガバイト/秒であるとする。
【0039】本社データ配信サーバ2’の図示されない
サービスプロパティ通知部は、営業所データ格納装置2
3に格納されている各営業所に配信するデータごとにサ
ービスプロパティを生成し、そのサービスプロパティを
サービスプロパティ格納装置213に格納すると共に、
ネットワーク管理装置3に送信する。このサービスプロ
パティの例を図5に示す。ここでは、サービスプロパテ
ィ501の内容として、サービス名、利用可能帯域幅、
許容遅延時間そして転送容量が示されている。利用帯域
幅、許容遅延時間は各営業所に対するサービス間で差は
ないが、転送容量がA営業所用のものが100ギガバイ
ト、B営業所用のものが30ギガバイト、そしてC営業
所用のものが20ギガバイトとなっている。なお、ネッ
トワーク管理装置3へ送信されたサービスプロパティ5
01には、さらに該サービスを提供しているサーバ(本
社データ配信サーバ2’)を識別するための識別子が付
与される。
【0040】一方、各営業所データ受信クライアント1
a〜1cは、サービスプロパティの範囲内において、本
社データ配信サーバ2’のサービス利用にあたってのそ
れぞれのサービス利用要求条件を設定しており、それら
はサービス利用要求条件格納装置11a〜11cに格納
されている。各営業所データ受信クライアント1a〜1
cのサービス利用要求条件の例を図6に示す。ここで
は、サービス利用要求条件601a〜601cの内容と
して、サーバ識別子、サービス名、サービス利用開始可
能時間、限界終了時間、転送速度そして遅延時間が示さ
れている。サーバ識別子、サービス利用開始可能時間、
転送速度および遅延時間については、各営業所の利用要
求条件はどれも同じであるが、限界終了時間はA営業所
では1:00になっているのに対し、BおよびC営業所
では3:00となっている。これらのサービス利用要求
条件601a〜601cは、ネットワーク管理装置3へ
と、図示されないサービス利用要求条件通知装置によっ
て送信される。
【0041】ネットワーク管理装置3には、図7に例示
するQoSポリシー701とスケジュールポリシー70
2とが設定されており、それぞれ、QoSポリシー格納
装置331とスケジュールポリシー格納装置343に格
納されている。図7に例示されるQoSポリシー701
の内容は、対象トラフィック、保証帯域幅および優先度
とからなる。そして、A営業所に対する通信に最高の優
先度を持たせ、B営業所に対する通信には2番目の優先
度を、C営業所に対する通信には3番目の優先度を、そ
してその他のクライアント群に対する通信には最低の優
先度を与えている。また、保証帯域幅として、A営業所
に対しては65メガバイト/秒、B営業所に対しては2
0メガバイト/秒、C営業所に対しては10メガバイト
/秒、そしてその他のクライアント群に対しては5メガ
バイト/秒を設定している。一方のスケジュールポリシ
ー702は、通信を行うにあたってのネットワーク全体
の効率化を考慮したスケジュールとなるように設定され
るものであるが、図7に例示されるその内容は、優先順
位、スケジュールポリシー名、ポリシーとからなるもの
であり、優先順位が2番目のものまでが設定されてい
る。まず、1番目の優先順位のものは、スケジュールポ
リシーAであり、そのポリシーは全時間にわたって回線
使用率が70%を超えないようにするというものであ
る。そして、2番目の優先順位のものは、スケジュール
ポリシーBであり、そのポリシーはサービスを短時間に
完了させるというものである。
【0042】また、ネットワーク管理装置3は、トラフ
ィック統計情報としてその他のクライアント群のトラフ
ィック統計情報を定期的に収集しており、トラフィック
情報格納装置332を更新している。格納されている統
計情報の内容例を図8(A)に示す。(A)はその他の
クライアントの帯域使用率統計グラフを表すものであ
る。
【0043】このような条件において、この発明にかか
る協調スケジューリング型QoS制御システムは、以下
に示すように処理を行う。ネットワーク管理装置3は、
データ配信サーバ2’から送信されるサービスプロパテ
ィ、各営業所データ受信クライアント1a〜1cから送
信されるサービス利用要求条件、予め設定されているQ
oSポリシー701とスケジュールポリシー702、そ
してトラフィック情報格納装置332に格納されたトラ
フィック統計情報から、データ配信サーバから各営業所
データ受信クライアントへデータを送信するためのスケ
ジュール情報を生成する。
【0044】スケジュール情報の生成にあたっては、Q
oSポリシーが最優先されるので図7に示されるQoS
ポリシー701の優先度から、A営業所、B営業所、C
営業所そしてその他のクライアントの順にサービスが提
供されることが前提となる。つぎに、スケジュールポリ
シーにしたがってさらにスケジュールが組み立てられ
る。このシステムの場合には、図7の1番目の優先順位
であるスケジュールポリシー702の「回線使用率が7
0%を越えないようにする」こと、図6の各営業所のサ
ービス利用要求条件601a〜601c中のサービス利
用開始可能時間がすべて「17:00」であること、そ
して図8(A)のトラフィック統計情報の帯域使用率か
ら考慮して、サービス利用開始時間は18:00以降と
決定する。そして、図7の2番目の優先順位であるスケ
ジュールポリシー702の「サービスは短時間に完了さ
せる」ことから、各クライアント1a〜1cのデータ受
信の実行はパラレルではなく、帯域を広く使って短時間
に受信が完了するように、そして重ならないようにスケ
ジューリングされる。また、図6の各営業所のサービス
利用要求条件601a〜601cで、A営業所について
の限界終了時間が「1:00」であり、BおよびC営業
所についての限界終了時間が「3:00」であることか
ら、最終的に、サービスの実行順序はA営業所、B営業
所そしてC営業所の順番となる。このように生成された
スケジュールにより、トラフィックは図8(B)に示す
ようになる。
【0045】図7のQoSポリシー701において、B
営業所とC営業所の保証帯域幅がそれぞれ20メガバイ
ト/秒と10メガバイト/秒となっているが、これは最
低保証を示したものであるので、図8(B)では、各営
業所の場合ともスケジュールポリシー702による制限
いっぱいの65メガバイト/秒の転送速度でデータ通信
が行われている。
【0046】図8(C)には、この発明にかかる協調ス
ケジューリング型QoS制御システムを用いなかった場
合のトラフィックの例が示されている。すなわち、従来
のシステムでは各クライアントは同時にデータ受信を開
始し、図7に例示されるQoSポリシーのみしか考慮し
ないために、優先度は、A営業所、B営業所、C営業
所、そしてその他のクライアント群と記載した順に低く
なっていく。そして、それぞれの営業所に対して17:
00からデータの送信が始まり、A営業所に対しては6
5メガバイト/秒、B営業所に対しては20メガバイト
/秒、C営業所に対しては10メガバイト/秒、その他
のクライアント群には5メガバイト/秒を保証するQo
Sポリシーとなっているので、優先度の高い順に帯域が
確保され、優先度の低いその他のクライアント群のトラ
フィックの一部が破棄されてしまう場合がある。このよ
うに、時間軸を考慮したスケジュールを行うことによっ
て、従来のQoS制御よりも、その他のクライアント群
のトラフィックに影響を与えることなく、効率よくサー
ビスを提供することが可能となる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、サービスプロパティ、サービス利用要求条件、Qo
Sポリシー、トラフィック統計情報およびスケジュール
ポリシーに基づいてスケジュールが生成され、そのスケ
ジュールにしたがってサービスが実行されるので、時間
軸を考慮したサービスの提供を行うことができる。ま
た、ネットワークリソースの有効利用ができ、破棄され
るトラフィックが減少し、高スループットが期待でき
る。さらに、協調スケジューリング型QoS制御システ
ムを構成していない他の端末間の通信を圧迫する確率が
低いので、ネットワーク全体の高スループットも期待で
きる。
【0048】つぎの発明によれば、サービスプロパティ
は、少なくともサーバが提供するサービスを利用するた
めの利用可能帯域、許容遅延時間およびデータの全転送
容量を定義しているので、ネットワーク管理装置が該サ
ービスの利用開始から終了までの時間を見積もることが
でき、スケジュールの生成をより容易に行うことができ
る。
【0049】つぎの発明によれば、サービス利用要求条
件は、少なくともクライアントがサービスサーバのサー
ビスを利用する際の転送速度、遅延時間、サービス利用
開始可能時間および限界終了時間を定義しているので、
ネットワーク管理装置が、ネットワークのトラフィック
状況などの状態を考慮したサービス利用の実行順序をス
ケジューリングすることができる。
【0050】つぎの発明によれば、スケジュール情報
は、少なくともサービスサーバとサービスの識別子、利
用開始時間および利用終了予測時間を定義しているの
で、クライアントは効率的にサービスを利用するための
利用開始時間と終了予測時間を把握することができる。
【0051】つぎの発明によれば、QoSパラメータ生
成手段は、スケジュール情報から、サービスサーバとク
ライアント間の通信に関連のあるネットワークノードの
QoSパラメータ生成機能を有するので、クライアント
からのネットワーク利用要求ごとにリアルタイムで帯域
の確保などを行う必要がなく、大規模なネットワークに
も適用することができる。また、制御トラフィックも少
なくすることができる。
【0052】つぎの発明によれば、サービスプロパティ
通知手段は、サービスサーバ内のサービスの内容の変更
を監視し、サービス内容の変更が行われた場合にはサー
ビスプロパティ生成機能を実行させるサービス変更監視
機能を備えているので、その変更内容に応じたサービス
プロパティをネットワーク管理装置が即座に把握するこ
とができる。そして、変更されたサービスプロパティに
基づいて、サービスサーバとクライアントとの間のサー
ビスのスケジューリングを行うことができる。また、サ
ービスサーバとネットワーク管理装置との連携が自動的
に行われるため、ネットワーク管理者やサービスサーバ
管理者の負荷を軽減することができ、システムとしての
スケーラビリティを確保することが可能と成る。
【0053】つぎの発明によれば、スケジュール生成手
段はスケジュールポリシー格納機能とスケジュール生成
機能を有するので、統計的にネットワークの負荷が高い
時間帯を避けたスケジューリングが可能なため、ネット
ワーク全体のスループットが向上する。また、クライア
ント側もネットワークの負荷が高い時間帯を避けてサー
ビスを利用できるため、高スループットでネットワーク
を利用することができる。
【0054】つぎの発明によれば、ネットワークノード
は、ネットワーク管理装置から送られてきたスケジュー
ルに基づいたQoSパラメータに応じてQoS制御を行
うので、ネットワークノードはリアルタイムで帯域の調
整や確保を行う必要がない。
【0055】つぎの発明によれば、サービスサーバがネ
ットワーク管理装置にサービスプロパティを提示する第
一のステップと、クライアントがネットワーク管理装置
にサービス利用要求条件を提示する第二のステップと、
ネットワーク管理装置がQoSポリシー、スケジュール
ポリシー、サービスプロパティ、サービス利用要求条件
およびトラフィック統計情報に基づいて、サービス提供
のための時間を考慮したスケジュール情報を生成する第
三のステップと、ネットワーク管理装置がスケジュール
情報に基づいて、サービスの提供に関連する個々のネッ
トワークノードごとのQoSパラメータを生成する第四
のステップとを備えたので、クライアントの許容できる
時間の範囲内で、トラフィック状態を考慮した効率のよ
いサービスを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による協調スケジューリング型Qo
Sシステムの構成を示す概略図である。
【図2】 この発明による協調スケジューリング型Qo
Sシステムの構成を示すブロック図である。
【図3】 この発明による協調スケジューリング型Qo
Sシステムの動作を説明するためのフローチャートであ
る。
【図4】 この発明のシステムの具体例の構成を示すブ
ロック図である。
【図5】 この発明のシステムの具体例による本社デー
タ配信サーバのサービスプロパティの内容を示す図であ
る。
【図6】 この発明のシステムの具体例による各営業所
のサービス利用要求条件の内容を示す図である。
【図7】 この発明のシステムの具体例によるQoSポ
リシーとスケジュールポリシーの内容を示す図である。
【図8】 ネットワークの帯域の使用状態の統計を模式
的に示す図であり、(A)はその他のクライアントの帯
域の使用状態を、(B)はこの発明によるスケジューリ
ングを行った場合の帯域の使用状態を、そして(C)は
QoSポリシーのみの場合の帯域の使用状態をそれぞれ
示している。
【図9】 従来のネットワークの通信品質制御システム
の構成を模式的に示すブロック図である。
【符号の説明】
1 クライアント、2 サービスサーバ、3 ネットワ
ーク管理装置、4 ネットワークノード、12 サービ
ス実行装置、13 スケジュール情報格納装置、14
サービス利用要求条件通知装置、15 スケジュール情
報受信装置、22 サービス実行装置、31 管理情報
通信部、32 サービスおよびクライアント情報格納
部、33 ネットワーク管理情報格納部、34 スケジ
ュール生成部、35 QoSパラメータ生成部、41
QoSパラメータ制御部、21 サービスプロパティ通
知部、211 サービスプロパティ生成装置、212
サービスプロパティ送信装置、214 サービス変更監
視装置、331 QoSポリシー格納装置、332 ト
ラフィック情報格納装置、333 ネットワークノード
情報格納装置、334 トポロジ情報格納装置、341
スケジュール生成装置、343 スケジュールポリシ
ー格納装置、351 QoSパラメータ生成装置、35
2 QoSパラメータ格納装置、411 QoSパラメ
ータ受信装置、412 QoS制御実行装置。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サービスを提供するサービスサーバと、
    前記サービスサーバから前記サービスの提供を受けるク
    ライアントと、前記サービスサーバから前記クライアン
    トへ前記サービスの提供にあたり通信を管理するネット
    ワーク管理装置と、ネットワークノードとが、ネットワ
    ークを介して相互に接続された協調スケジューリング型
    QoS制御システムであって、 前記サービスサーバは、該サービスサーバ内の個々のサ
    ービスを利用するために必要なサービスプロパティを前
    記ネットワーク管理装置に通知するサービスプロパティ
    通知手段を備え、 前記クライアントは、前記サービスサーバ内の前記サー
    ビスを利用する場合のサービス利用要求条件を前記ネッ
    トワーク管理装置に通知するサービス利用要求条件通知
    手段を備え、 前記ネットワーク管理装置は、 QoSポリシー、スケジュールポリシー、前記サービス
    プロパティ、前記サービス利用要求条件およびトラフィ
    ック統計情報に基づいて、前記サービスを前記サービス
    サーバから前記クライアントへ提供するためのスケジュ
    ール情報を生成するスケジュール生成手段と、 前記スケジュール情報に基づいて、個々の前記ネットワ
    ークノードごとに設定するQoSパラメータを生成する
    QoSパラメータ生成手段と、を備えることを特徴とす
    る協調スケジューリング型QoS制御システム。
  2. 【請求項2】 前記サービスプロパティは、少なくとも
    前記サーバが提供する前記サービスを利用するための利
    用可能帯域、許容遅延時間、およびデータの全転送容量
    を定義していることを特徴とする請求項1に記載の協調
    スケジューリング型QoS制御システム。
  3. 【請求項3】 前記サービス利用要求条件は、少なくと
    も前記クライアントが前記サービスサーバ内の利用する
    サービスの識別子、該サービスを利用する際の転送速
    度、遅延時間、サービス利用開始可能時間および限界終
    了時間を定義していることを特徴とする請求項1または
    2に記載の協調スケジューリング型QoS制御システ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記スケジュール情報は、少なくとも前
    記サービスサーバと前記サービスの識別子、利用開始時
    間および利用終了予測時間を定義していることを特徴と
    する請求項1〜3のいずれか一つに記載の協調スケジュ
    ーリング型QoS制御システム。
  5. 【請求項5】 前記QoSパラメータ生成手段は、 前記スケジュール情報から、前記サービスサーバと前記
    クライアントとの通信に関連のあるネットワークノード
    のQoSパラメータを自動的に生成するQoSパラメー
    タ生成機能と、 該生成されたQoSパラメータを格納するQoSパラメ
    ータ格納装置と、を備えることを特徴とする請求項1〜
    4のいずれか一つに記載の協調スケジューリング型Qo
    S制御システム。
  6. 【請求項6】 前記サービスプロパティ通知手段は、 前記サービスプロパティを生成するサービスプロパティ
    生成機能と、 該サービスプロパティを前記ネットワーク管理装置に送
    信するサービスプロパティ送信機能と、 前記サービスサーバ内のサービスの内容の更新の有無を
    監視し、更新が行われた場合に前記サービスプロパティ
    生成機能を実行させるサービス変更監視機能と、を備え
    ることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載
    の協調スケジューリング型QoS制御システム。
  7. 【請求項7】 前記スケジュール生成手段は、 前記スケジュールポリシーを格納するスケジュールポリ
    シー格納機能と、 前記QoSポリシー、前記トラフィック統計情報、前記
    サービスプロパティ、前記サービス利用要求条件および
    前記スケジュールポリシーに基づいて、前記サービスを
    前記サービスサーバから前記クライアントへ提供するた
    めの前記スケジュール情報を生成するスケジュール生成
    機能と、を備えることを特徴とする請求項1〜6のいず
    れか一つに記載の協調スケジューリング型QoS制御シ
    ステム。
  8. 【請求項8】 前記ネットワーク管理装置は、前記スケ
    ジュール情報を前記クライアントへ送信するスケジュー
    ル情報送信手段と、前記QoSパラメータを前記ネット
    ワークノードに送信するQoSパラメータ送信手段と、
    をさらに備え、 前記ネットワークノードは、前記QoSパラメータに応
    じてQoS制御を行うQoS制御手段を、備えることを
    特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載の協調ス
    ケジューリング型QoS制御システム。
  9. 【請求項9】 クライアントと、サービスを前記クライ
    アントに提供するサービスサーバと、前記サービスサー
    バから前記クライアントへ前記サービスの提供にあたり
    通信を管理するネットワーク管理装置と、ネットワーク
    ノードとが、ネットワークを介して相互に接続された協
    調スケジューリング型QoS制御方法であって、 前記サービスサーバが前記ネットワーク管理装置にサー
    ビスプロパティを提示する第一のステップと、 前記クライアントが前記ネットワーク管理装置にサービ
    ス利用要求条件を提示する第二のステップと、 前記ネットワーク管理装置が、QoSポリシー、スケジ
    ュールポリシー、前記サービスプロパティ、前記サービ
    ス利用要求条件およびトラフィック統計情報に基づい
    て、前記サービスサーバから前記クライアントへのサー
    ビス提供のための時間を考慮したスケジュール情報を生
    成する第三のステップと、 前記ネットワーク管理装置が、前記スケジュール情報に
    基づいて、前記サービスサーバから前記クライアントへ
    のサービスの提供に関連する個々の前記ネットワークノ
    ードごとのQoSパラメータを生成する第四のステップ
    と、を備えることを特徴とする協調スケジューリング型
    QoS制御方法。
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