JP2002344504A - コンピュータネットワーク資源割当方法及び資源管理型コンピュータネットワークシステム及びリソース管理サーバ及びエッジスイッチ及びコンピュータネットワーク資源割当プログラム及びコンピュータネットワーク資源割当プログラムを格納した記憶媒体 - Google Patents

コンピュータネットワーク資源割当方法及び資源管理型コンピュータネットワークシステム及びリソース管理サーバ及びエッジスイッチ及びコンピュータネットワーク資源割当プログラム及びコンピュータネットワーク資源割当プログラムを格納した記憶媒体

Info

Publication number
JP2002344504A
JP2002344504A JP2001143831A JP2001143831A JP2002344504A JP 2002344504 A JP2002344504 A JP 2002344504A JP 2001143831 A JP2001143831 A JP 2001143831A JP 2001143831 A JP2001143831 A JP 2001143831A JP 2002344504 A JP2002344504 A JP 2002344504A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
communication
user
network
information
server
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001143831A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichi Nakagawa
純一 中川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP2001143831A priority Critical patent/JP2002344504A/ja
Publication of JP2002344504A publication Critical patent/JP2002344504A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 利用者がどの端末を利用しても必要とするサ
ーバへの適切なネットワーク資源が割当を可能とする。 【解決手段】 本発明は、ネットワーク資源の予約割当
制御を行うネットワークシステムにおいて、予め端末認
証を行うことにより、端末自体ではなく、利用者単位で
の資源割当を行う。また、通信終了をタイムアウト時間
の設定によって判断し、資源割当の解除契機とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータネッ
トワーク資源割当方法及び資源管理型コンピュータネッ
トワークシステム及びリソース管理サーバ及びエッジス
イッチ及びコンピュータネットワーク資源割当プログラ
ム及びコンピュータネットワーク資源割当プログラムを
格納した記憶媒体に係り、特に、IPパケットなどによ
る通信を行うコンピュータネットワークシステムにおい
て、ネットワーク資源の予約割当制御を行うためのコン
ピュータネットワーク資源割当方法及び資源管理型コン
ピュータネットワークシステム及びリソース管理サーバ
及びエッジスイッチ及びコンピュータネットワーク資源
割当プログラム及びコンピュータネットワーク資源割当
プログラムを格納した記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、IPパケットによる通信を行うコ
ンピュータネットワークにおちえ、帯域や優先度などの
ネットワーク資源の割当は、特定の利用者端末とサーバ
もしくは、利用者端末が属するサブネットワークとサー
バといった組み合わせに対して、予め割当情報を決定し
ておくと共に、ユーザ端末の近傍もしくは、サーバの近
傍に設置されたネットワーク資源制御装置が割当情報を
蓄積し、トラヒックの状態に応じてこの割当情報をもと
に端末とサーバもしくは、端末ネットワークとサーバ間
のネットワーク資源の制御を行うことにより実現されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】企業などにおいては、
限られたネットワーク資源を有効利用するためにネット
ワークの利用者の役割や業務毎に利用可能なネットワー
ク資源を割り当てることが重要となっている。しかしな
がら、上記従来のネットワーク資源制御方法では、ネッ
トワーク資源を割り当てる端末とサーバのIPアドレス
の組が固定されており、利用者が使用する端末が特定さ
れていない場合や、端末のアドレスを動的に付与するネ
ットワークの場合は、利用者毎の資源割当は不可能であ
る。
【0004】また、上記従来の方法では、実行中の通信
の状態のみを使って新たなネットワーク資源の割当を行
っているため、たまたま新たな資源割当時にIPパケッ
トの量が少なかった通信の割当資源が減らされることが
あり、そのような場合、この通信が本当に必要な資源を
利用しようとしたときに、資源の再割当の処理が必要と
なってしまうことがある。
【0005】本発明は、上記の点に鑑みなされたもの
で、第1に利用者がどの端末を利用しても必要とするサ
ーバへの適切なネットワーク資源が割当可能なコンピュ
ータネットワークシステムを提供することが可能なコン
ピュータネットワーク資源割当方法及び資源管理型コン
ピュータネットワークシステム及びリソース管理サーバ
及びエッジスイッチ及びコンピュータネットワーク資源
割当プログラム及びコンピュータネットワーク資源割当
プログラムを格納した記憶媒体を提供することを目的と
する。
【0006】また、第2に、サーバが提供するサービス
に応じて、一時の利用ネットワーク資源の変化によらず
安定したネットワーク資源の確保が可能なコンピュータ
ネットワークシステムを提供できるコンピュータネット
ワーク資源割当方法及び資源管理型コンピュータネット
ワークシステム及びリソース管理サーバ及びエッジスイ
ッチ及びコンピュータネットワーク資源割当プログラム
及びコンピュータネットワーク資源割当プログラムを格
納した記憶媒体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】図1は、本発明の原理を
説明するための図である。
【0007】本発明(請求項1)は、複数のユーザ端末
と、該ユーザ端末にサービスの提供を行うサーバと、該
ユーザ端末と直接接続し、通信を行うエッジスイッチ
と、該エッジスイッチや該サーバを接続するバックボー
ンスイッチと、該エッジスイッチを一元的に管理するリ
ソース管理サーバからなるコンピュータネットワークシ
ステムにおいて、該コンピュータネットワークの資源を
割り当てるコンピュータネットワーク資源割当方法にお
いて、ユーザ端末は、起動時に該ユーザ端末の利用者の
識別子と認証情報を併せた起動メッセージをエッジスイ
ッチに送信し(ステップ1)、エッジスイッチは、起動
メッセージを受信し、自身のIPアドレスを該起動メッ
セージに付加して、リソース管理サーバに送信し(ステ
ップ2)、リソース管理サーバは、起動メッセージ中の
リクエスト中の認証情報を、保持しているユーザ管理情
報と比較する(ステップ3)ことにより、ユーザ端末の
利用者がネットワークを利用可能かを判断し、利用可能
であれば、保持されているIPアドレスから割当可能な
IPアドレスを選択し(ステップ4)、認証情報を含む
起動メッセージの送信元のユーザ端末にエッジスイッチ
を介して応答として送信し(ステップ5)、 利用者の
識別子と付与されたIPアドレスと、エッジスイッチと
の関係を蓄積し(ステップ6)、ユーザ端末は、エッジ
スイッチから取得した応答に基づいて、設定情報を用い
て自身のネットワークの設定を行う(ステップ7)。
【0008】本発明(請求項2)は、ユーザ端末がある
サーバに通信を開始するためのIPパケットを送信した
ときに、該ユーザ端末を直接接続するエッジスイッチ
は、該IPパケットを受信して一時保管し、該ユーザ端
末と該サーバのIPアドレスの組を新規通信メッセージ
としてリソース管理サーバに通知し、リソース管理サー
バは、ユーザ端末のIPアドレスと蓄積されている利用
者と該ユーザ端末のIPアドレスの対応関係に基づい
て、新規通信メッセージの送信元のユーザ端末の利用者
を特定し、利用者とサーバのIPアドレスの組を用い
て、予め蓄積されている利用者識別子と該サーバのIP
アドレスと該利用者が各サーバにアクセスする際に割り
当てられる通信帯域やスイッチでの優先度情報を含むネ
ットワーク資源割当情報の組からなるデータベースの中
から新規通信メッセージの利用者とサーバの組に関する
ものを選択し、選択されたネットワーク資源割当情報
と、リソース管理サーバに蓄積されている実際にエッジ
スイッチに割り当てられている通信の情報を元に、新た
にネットワーク資源割当の変更の内容を決定し、それら
の情報をユーザ端末のIPアドレスと、サーバのIPア
ドレスとその間の通信に割り当てられるネットワーク資
源割当情報と組み合わせて該エッジスイッチに送信し、
エッジスイッチは、新たなネットワーク資源の割当を行
うと共に、受信した情報を蓄積し、一時保管していたI
Pパケットをサーバに送信する。
【0009】本発明(請求項3)は、リソース管理サー
バにおいて、サーバ毎に通信タイムアウト時間を保持
し、エッジスイッチにネットワーク資源割当情報を送信
する際に、タイムアウト時間も送信し、エッジスイッチ
は、ネットワーク資源割当情報及びタイムアウト時間を
蓄積すると共に、あるユーザ端末とサーバ間のIPパケ
ットが該タイムアウト時間内に到着しない場合、該エッ
ジスイッチ内に蓄積されているユーザ端末のIPアドレ
スとサーバのIPアドレスと該ネットワーク資源割当情
報と該タイムアウト時間の組の中から、該ユーザ端末と
該サーバの組を削除し、削除した旨をリソース管理サー
バに通知し、リソース管理サーバは、ユーザ端末とサー
バ間の通信が終了したと判断し、該リソース管理サーバ
に蓄積されている実際に行われている通信のリストの中
から該ユーザ端末と該サーバに対応するものを削除し、
削除後の実行通信リストと予め蓄積している利用者毎の
ネットワーク資源割当情報を用いて、新たなネットワー
ク資源割当を算出し、算出された新たなネットワーク資
源割当の情報をエッジルータに送信し、実際に行われて
いる通信のリスト中のネットワーク資源割当情報を更新
し、エッジスイッチは、新たなネットワーク資源割当情
報を受信すると、該情報に基づいて新たな資源の割当を
行う。
【0010】図2は、本発明の原理構成図である。
【0011】本発明(請求項4)は、パケットによる通
信を行う複数のユーザ端末200とサーバ500がパケ
ットの転送を行う1つ以上のスイッチにより接続された
資源管理型コンピュータネットワークシステムであっ
て、ネットワークを利用可能な利用者のリストと各利用
者に割当られた各サーバへのアクセスに利用可能な帯域
や優先度を含むネットワーク資源割当情報と、実際に各
スイッチに割り当てられているネットワーク資源の情報
と、ユーザ端末に付与可能なIPアドレスと稼働中のユ
ーザ端末のIPアドレスとその利用者の識別子と該ユー
ザ端末が接続されているスイッチのIPアドレスの関係
を蓄積する情報記憶手段105と、ユーザ端末200起
動時に該ユーザ端末200から通知された利用者情報の
認証を行う利用者認証手段110と、利用者認証手段1
10で認証されたユーザ端末に対してIPアドレスを含
むネットワーク設定情報を通知する起動端末処理手段1
11と、認証済みの利用者があるサーバとの通信を開始
したときに、該利用者が収容されているスイッチから通
信が開始された通知を受け取り、蓄積されている利用者
毎のネットワーク資源割当情報と現在割当済みのネット
ワーク資源の情報を用いて、該通知が示す通信へ割り当
て、ネットワーク資源を決定するネットワーク割当資源
算出手段109と、決定された割当方法をスイッチに通
知すると共に、新しい割当情報を用いて、ネットワーク
資源割当情報を更新する資源割当情報更新手段114
と、ネットワーク資源を割当られた通信が終了したとき
に、該通信を転送しているスイッチから通信終了通知を
受け取り、該通信を除いた残りの通信について蓄積され
たネットワーク資源割当情報に基づいて、新たな資源割
当を決定し、該ネットワーク資源割当情報を更新すると
共に、ネットワーク資源の再割り当てを必要とするスイ
ッチに新たな割り当て情報を通知する通信終了処理手段
113とを有するリソース管理サーバ100と、直接接
続されたユーザ端末200から起動時に送信される端末
利用者の認証情報を受信したときに、自身のIPアドレ
スを該認証情報に付加してリソース管理サーバ100に
転送する起動メッセージ転送手段303と、特定のユー
ザ端末とサーバ100間の通信が発生した際に、該通信
が発生した旨をリソース管理サーバに通知する新規通信
通知手段304と、通信が発生した旨の通知に対して、
リソース管理サーバ100から通知されたネットワーク
資源割り当て情報を蓄積すると共に、該ネットワーク資
源割り当て情報を用いて、新たな通信の利用帯域や、他
の通信に対する優先度を調整するネットワーク資源管理
手段305と、資源割り当てされた通信に関してある特
定の時間を過ぎてもパケットを受信できない場合に、そ
の旨をリソース管理サーバ100に通知するタイムアウ
ト監視手段306とを有するエッジスイッチ300を有
し、ユーザ端末200は、起動時に、利用者の情報をリ
ソース管理サーバ100に通知する起動メッセージ通知
手段203と、リソース管理サーバ100から受信した
ネットワーク設定情報を用いて自端末のネットワークの
設定を行うネットワーク設定手段202と、起動時に、
利用者が利用者情報を入力する利用者情報入力手段20
4とを有する。
【0012】本発明(請求項5)は、リソース管理サー
バ100において、ネットワークに接続可能なユーザ端
末のネットワークの物理アドレスを蓄積する手段と、起
動時に認証されたユーザ端末の物理アドレスを、該ユー
ザ端末200を収容するエッジスイッチ300に通知す
る手段を有し、エッジスイッチ300において、ユーザ
端末200の物理アドレスを用いて、該ユーザ端末20
0から発信されるIPパケットの転送の可否を制御する
手段を有する。
【0013】本発明(請求項6)は、パケットによる通
信を行う複数のユーザ端末とサーバがパケットの転送を
行う1つ以上のスイッチにより接続された資源管理型コ
ンピュータネットワークシステムにおけるリソース管理
サーバであって、ネットワークを利用可能な利用者のリ
ストと各利用者に割当られた各サーバへのアクセスに利
用可能な帯域や優先度を含むネットワーク資源割当情報
と、実際に各スイッチに割り当てられているネットワー
ク資源の情報と、ユーザ端末に付与可能なIPアドレス
と稼働中のユーザ端末のIPアドレスとその利用者の識
別子と該ユーザ端末が接続されているスイッチのIPア
ドレスの関係を蓄積する情報蓄積手段と、ユーザ端末起
動時に該ユーザ端末から通知された利用者情報の認証を
行う利用者認証手段と、利用者認証手段で認証されたユ
ーザ端末に対してIPアドレスを含むネットワーク設定
情報を通知する起動端末処理手段と、認証済みの利用者
があるサーバとの通信を開始したときに、該利用者が収
容されているスイッチから通信が開始された通知を受け
取り、蓄積されている利用者毎のネットワーク資源割当
情報と現在割当済みのネットワーク資源の情報を用い
て、該通知が示す通信へ割り当て、ネットワーク資源を
決定するネットワーク割当資源算出手段と、決定された
割当方法をスイッチに通知すると共に、新しい割当情報
を用いて、ネットワーク資源割当情報を更新する資源割
当情報更新手段と、ネットワーク資源を割当られた通信
が終了したときに、該通信を転送しているスイッチから
通信終了通知を受け取り、該通信を除いた残りの通信に
ついて蓄積されたネットワーク資源割当情報に基づい
て、新たな資源割当を決定し、該ネットワーク資源割当
情報を更新すると共に、ネットワーク資源の再割り当て
を必要とするスイッチに新たな割り当て情報を通知する
通信終了処理手段とを有する。本発明(請求項7)のリ
ソース管理サーバは、ネットワークに接続可能なユーザ
端末のネットワークの物理アドレスを蓄積する手段と、
起動時に認証されたユーザ端末の物理アドレスを、該ユ
ーザ端末を収容するエッジスイッチに通知する手段を更
に有する。
【0014】本発明(請求項8)は、パケットによる通
信を行う複数のユーザ端末とサーバがパケットの転送を
行う資源管理型コンピュータネットワークシステムにお
けるエッジスイッチであって、直接接続されたユーザ端
末から起動時に送信される端末利用者の認証情報を受信
したときに、自身のIPアドレスを該認証情報に付加し
てリソース管理サーバに転送する起動メッセージ転送手
段と、特定のユーザ端末とサーバ間の通信が発生した際
に、該通信が発生した旨をリソース管理サーバに通知す
る新規通信通知手段と、通信が発生した旨の通知に対し
て、リソース管理サーバから通知されたネットワーク資
源割り当て情報を蓄積すると共に、該ネットワーク資源
割り当て情報を用いて、新たな通信の利用帯域や、他の
通信に対する優先度を調整するネットワーク資源管理手
段と、資源割り当てされた通信に関してある特定の時間
を過ぎてもパケットを受信できない場合に、その旨をリ
ソース管理サーバに通知するタイムアウト監視手段とを
有する。
【0015】本発明(請求項9)のエッジスイッチは、
ユーザ端末の物理アドレスを用いて、該ユーザ端末から
発信されるIPパケットの転送の可否を制御する手段を
有する。
【0016】本発明(請求項10)は、パケットによる
通信を行う複数のユーザ端末とサーバがパケットの転送
を行う1つ以上のスイッチにより接続された資源管理型
コンピュータネットワークシステムにおけるリソース管
理サーバに実行させるコンピュータネットワーク資源割
当プログラムであって、ユーザ端末に付与可能なIPア
ドレスと稼働中のユーザ端末のIPアドレスとその利用
者の識別子と該ユーザ端末が接続されているスイッチの
IPアドレスの関係を蓄積するIPアドレス管理プロセ
スと、ユーザ端末の起動時に該ユーザ端末から通知され
た利用者情報の認証を行う利用者認証プロセスと、利用
者認証プロセスで認証されたユーザ端末に対してIPア
ドレスを含むネットワーク設定情報を送信させる起動端
末処理プロセスと、認証済みの利用者があるサーバとの
通信を開始したときに、該利用者が収容されているスイ
ッチから通信が開始された通知を受信させ、蓄積されて
いる利用者毎のネットワークを利用可能な利用者のリス
トと各利用者に割当られた各サーバへのアクセスに利用
可能な帯域や優先度を含むネットワーク資源割当情報と
現在割当済みのネットワーク資源の情報を用いて、該通
知が示す通信へ割り当て、ネットワーク資源を決定する
ネットワーク割当資源算出プロセスと、決定された割当
方法をスイッチに通知すると共に、新しい割当情報を用
いて、ネットワーク資源割当情報を更新する資源割当情
報更新プロセスと、ネットワーク資源を割当られた通信
が終了したときに、該通信を転送しているスイッチから
通信終了通知を受け取り、該通信を除いた残りの通信に
ついて蓄積されたネットワーク資源割当情報に基づい
て、新たな資源割当を決定し、該ネットワーク資源割当
情報を更新すると共に、ネットワーク資源の再割り当て
を必要とするスイッチに新たな割り当て情報を送信させ
る通信終了処理プロセスとを有する。
【0017】本発明(請求項11)のコンピュータネッ
トワーク資源割当プログラムは、ネットワークに接続可
能なユーザ端末のネットワークの物理アドレスを蓄積す
るプロセスと、起動時に認証されたユーザ端末の物理ア
ドレスを、該ユーザ端末を収容するエッジスイッチに通
知するプロセスを更に有する。
【0018】本発明(請求項12)は、パケットによる
通信を行う複数のユーザ端末とサーバがパケットの転送
を行う資源管理型コンピュータネットワークシステムに
おけるエッジスイッチに実行させるコンピュータネット
ワーク資源割当プログラムであって、直接接続されたユ
ーザ端末から起動時に送信される端末利用者の認証情報
を受信したときに、自身のIPアドレスを該認証情報に
付加してリソース管理サーバに送信させる起動メッセー
ジ転送プロセスと、特定のユーザ端末とサーバ間の通信
が発生した際に、該通信が発生した旨をリソース管理サ
ーバに送信させる新規通信通知プロセスと、通信が発生
した旨の通知に対して、リソース管理サーバから通知さ
れたネットワーク資源割り当て情報を蓄積すると共に、
該ネットワーク資源割り当て情報を用いて、新たな通信
の利用帯域や、他の通信に対する優先度を調整するネッ
トワーク資源管理プロセスと、資源割り当てされた通信
に関してある特定の時間を過ぎてもパケットを受信でき
ない場合に、その旨をリソース管理サーバに通知するタ
イムアウト監視プロセスとを有する。
【0019】本発明(請求項13)のコンピュータネッ
トワーク資源割当プログラムは、ユーザ端末の物理アド
レスを用いて、該ユーザ端末から発信されるIPパケッ
トの転送の可否を制御するプロセスを有する。
【0020】本発明(請求項14)は、パケットによる
通信を行う複数のユーザ端末とサーバがパケットの転送
を行う1つ以上のスイッチにより接続された資源管理型
コンピュータネットワークシステムにおけるコンピュー
タネットワーク資源割当プログラムを格納した記憶媒体
であって、前述の請求項10乃至請求項13記載のプロ
グラムを格納する。
【0021】上記のように、本発明では、ユーザ端末が
ネットワークに接続するためには、必ずその端末利用者
の情報をリソース管理サーバに送信する必要があるた
め、利用者が用いる端末が不特定であっても利用者が使
用中のIPアドレスをリソース管理サーバが知ることが
可能となり、その結果としてIPアドレスベースでのネ
ットワーク資源割当手法を用いて利用者毎の資源割当を
行うことが可能となる。また、本発明では、サーバが提
供するサービスの種類に応じて通信タイムアウト時間を
設定し、タイムアウトになるまでは必要なネットワーク
資源を確保し、さらに通信が終了したと判断されるとユ
ーザ端末に割り当てられたネットワーク資源を解放し、
他の通信に割り当てることが可能となり、安定したネッ
トワーク資源を確保しつつネットワーク資源の有効利用
を行うことができる。
【0022】このように、本発明では、ネットワーク資
源の予約割当制御を行うネットワークシステムにおい
て、予め端末認証を行うことにより、端末自体ではな
く、利用者単位での資源割当を行うことができ、また、
通信終了をタイムアウト時間の設定によって判断し、資
源割当の解除契機とすることにより、未利用者の割当済
みネットワーク資源の再利用が可能となり、また、通信
終了までの割当済みの資源確保が確実になる。
【0023】
【発明の実施の形態】図3は、本発明のコンピュータネ
ットワークシステムの構成を示す。
【0024】同図に示すコンピュータネットワークシス
テムは、エッジサーバを管理するリソース管理サーバ1
00、複数のユーザ端末200、それらのユーザ端末2
00を直接接続するエッジスイッチ300、エッジスイ
ッチ300やサーバ500を直接接続し、それらの間で
IPパケットを転送するバックボーンスイッチ400、
及び、ユーザ端末200にサービスを提供するサーバ5
00から構成される。リソース管理サーバ100は、通
信処理部101、ネットワーク(NW)利用者情報管理
部105、IPアドレス管理部106、認証済端末管理
部107、資源割当済み通信管理部108、ネットワー
ク割当資源算出部109、利用者認証部110、起動端
末処理部111、通信開始処理部112、及び通信終了
処理部113から構成される。
【0025】通信処理部101は、ユーザ端末200や
バックボーンスイッチ400とIPパケットの交換を行
い、かつ、受信したIPパケットをサーバ500内の適
切な処理部に送信する。
【0026】NW利用者情報管理部105は、利用者識
別情報102、利用者割当資源情報103、サーバタイ
ムアウト情報104を有する。
【0027】利用者識別情報102は、コンピュータネ
ットワークを利用可能な利用者の情報である。図4は、
本発明の一実施の形態における利用者識別情報の構成を
示す同図(A)は、利用者識別情報の構成を示してお
り、利用者識別子と利用者認証情報から構成される。同
図(B)は、(A)のデータ形式を示す。(B)におい
て、項目1は、当該ネットワークの利用者を一意に識別
する識別子であり、項目2は、これらの利用者を認証す
るために利用する認証情報を表しており、それぞれのデ
ータ型は文字列である。
【0028】利用者割当資源情報103は、各利用者が
このネットワークに存在するサーバと通信をする際に利
用可能な通信帯域と優先度の2つのネットワーク資源を
管理する情報である。図5は、本発明の一実施の形態に
おける利用者割当資源情報の構成を示す。同図(A)
は、利用者割当資源情報の構成を示しており、同図
(B)は、(A)のデータ形式を示しており、項目1
は、資源を割り当てられる利用者を表し、利用者識別情
報102の項目1と同じ識別子を用いる。項目2は、当
該コンピュータネットワークに接続されているサーバの
IPアドレスを表す。項目3は、項目1の利用者と項目
2のサーバの通信に対して割り当てられる通信帯域を表
す。項目4は、この通信に関するIPパケットがエッジ
スイッチで転送される時の他の通信に属するIPパケッ
トに対する優先度を表し、値が大きいほど優先度が高く
なる。
【0029】サーバタイムアウト情報104は、サーバ
500毎に通信終了を判断するためのタイムアウト時間
を管理する。図6は、本発明の一実施の形態におけるサ
ーバタイムアウト情報の構成を示す。同図(A)は、サ
ーバタイムアウト情報の構成を示しており、同図(B)
は、(A)のデータ形式を示している。項目1は、タイ
ムアウト時間を設定するサーバのIPアドレスを表し、
項目2はタイムアウトの時間(数値(秒))を表し、こ
の時間中にサーバ500とのIPパケットのやり取りが
ない通信は、通信が終了したものとみなされる。
【0030】IPアドレス管理部106は、ユーザ端末
200に対して付与可能なIPアドレスやその他ユーザ
端末200のネットワーク設定に必要となる情報を保持
する。図7は、本発明の一実施の形態におけるIPアド
レス管理部におけるIPアドレス表の構成を示す。同図
(A)は、IPアドレス表の構成を示し、同図(B)
は、(A)のデータ形式を示している。項目1は、当該
コンピュータネットワークにおいてユーザ端末が利用可
能なIPアドレスを表し、項目2は、項目1のIPアド
レスがユーザ端末200に割当済か否かを表す。
【0031】認証済端末管理部107は、利用者認証が
終了したユーザ端末200についての情報を保持する。
図8は、本発明の一実施の形態における認証済端末管理
部における端末表の構成を示す。同図(A)は、端末表
の構成を示し、同図(B)は、(A)のデータ形式を示
している。項目1は、ユーザ端末のIPアドレスを表
し、項目2は、文字列で示される端末の利用者識別子を
表し、利用者識別情報102と同じ値を用いる。また、
項目3は、このユーザ端末が接続しているエッジスイッ
チのIPアドレスである。
【0032】資源割当済通信管理部108は、実行中の
通信のユーザ端末とサーバのIPアドレス及び割当られ
ているネットワーク資源の情報を管理する。図9は、本
発明の一実施の形態における資源割当済通信管理部で管
理する実行通信表の構成を示す。同図(A)は、実行通
信表の構成であり、同図(B)は、(A)のデータ形式
を示している。項目1は、端末IPアドレス、項目2
は、項目1のユーザ端末が通信しているサーバのIPア
ドレスを表し、項目3は、項目1のユーザ端末と項目2
のサーバ間の通信に実際に割当られている通信帯域(数
値(Mbps))を表し、項目4は、この通信に関する
IPパケットのエッジスイッチでの転送の優先度(数
値)を表す。
【0033】ネットワーク割当資源算出部109は、資
源割当済通信管理部108の情報と利用者割当資源情報
103に基づいて、新しい通信に割当可能なネットワー
ク資源を算出すると共に、資源割当済通信管理部108
と利用者割当資源情報103の情報に基づいて実行中の
通信の資源割当を再計算する。
【0034】利用者認証部110は、ユーザ端末200
から送信された起動メッセージ600に含まれる利用者
認証情報が利用者識別情報102に存在するかを判断す
る。当該起動メッセージ600は、図10に示すよう
に、利用者識別子(文字列)、利用者認証(文字列)、
エッジスイッチIPアドレス(IPアドレス)から構成
される。
【0035】起動端末処理部111は、通信処理部10
1からユーザ端末200から起動メッセージ600を受
け取った時に、利用者の認証とIPアドレスとネットワ
ーク設定情報の取得を行い、結果をユーザ端末200に
返すと共に、その利用者の情報とユーザ端末200のI
Pアドレスを認証済端末管理部107に蓄積する。
【0036】通信開始処理部112は、エッジスイッチ
300から通信開始メッセージ610を受け取ったとき
に、認証済端末管理部107の情報に基づいてその通信
の利用者を求め、ネットワーク割当資源算出部109に
新規のネットワーク資源の割り当てを依頼し、算出結果
とサーバタイムアウト管理部104から入手したそのサ
ーバ向けのタイムアウト時間を新規設定メッセージ63
0としてエッジスイッチ300に送信する。上記の新規
通信のIPパケットをエッジスイッチ300が受け取っ
たときに、エッジスイッチからリソース管理サーバ10
0に送信される通信開始メッセージ610は、図11に
示すように、端末IPアドレス(IPアドレス)、サー
バIPアドレス(IPアドレス)から構成される。
【0037】また、上記の通信開始メッセージ610の
回答としてリソース管理サーバ100からエッジスイッ
チ300に送られる新規設定メッセージ630は、図1
2に示すように、端末IPアドレス(IPアドレス)、
サーバIPアドレス(IPアドレス)、割当通信帯域
(数値、Mbps)、割当優先度(数値)、タイムアウ
ト(数値、秒)から構成される。
【0038】通信終了処理部113は、エッジスイッチ
300から通信タイムアウトメッセージを受け取った時
に、資源割当済通信管理部108からのこの通信に関す
る情報を削除し、ネットワーク割当資源算出部109に
資源割当の再計算を依頼し、算出結果を割当変更メッセ
ージ640としてエッジスイッチ300に送信する。当
該割当変更メッセージ640は、図13に示すように、
端末IPアドレス(IPアドレス)、サーバIPアドレ
ス(IPアドレス)、割当通信帯域(数値、Mbp
s)、割当優先度(数値)、タイムアウト(数値、秒)
から構成される。
【0039】ユーザ端末200は、通信処理部201、
ネットワーク設定部202、起動メッセージ通知部20
3、利用者情報入力部204から構成される。
【0040】通信処理部201は、エッジスイッチ30
0とIPパケットによる通信を行う。
【0041】起動メッセージ通知部202は、端末起動
時に利用者認証情報を含む起動メッセージ600をエッ
ジスイッチ300に送信する。
【0042】ネットワーク設定部203は、リソース管
理サーバ100から受け取った設定情報に基づいて通信
処理部201の設定を行う。
【0043】利用者情報入力部204は、利用者からの
利用者識別子と利用者認証情報を入力する。
【0044】エッジスイッチ300は、通信処理部30
1、資源割当済通信管理部302、起動メッセージ転送
部303、新規通信通知部304、ネットワーク資源管
理部305、タイムアウト監視部306から構成され
る。
【0045】通信処理部301は、ユーザ端末200や
バックボーンスイッチ400とIPパケットの交換を行
い、資源割当済通信管理部302に存在しない通信のI
Pパケットがユーザ端末200からきた時に、それを新
規通信通知部304に通知し、また、新規通信でない場
合にIPパケットがきたことをタイムアウト監視部30
6に対して通知し、リソース管理サーバ100から資源
割当の指示がきた時にネットワーク資源管理部305に
通知し、特定のユーザ端末とサーバとの間の通信に関し
て利用可能な通信帯域や他の通信のパケットとの優先度
を設定し、それに基づいてIPパケットの転送を実行す
る。
【0046】また、通信処理部301は、実行中の通信
が終了したと判断されたときに、リソース管理サーバ1
00に対して終了通知メッセージ620を送信する。終
了通知メッセージ620は、図14に示すように、端末
IPアドレス(IPアドレス)、サーバIPアドレス
(IPアドレス)から構成される。
【0047】資源割当済通信管理部302は、リソース
管理サーバ100から送られた実行中の通信のネットワ
ーク資源割当情報352を管理する。図15は、本発明
の一実施の形態における資源割当済み通信管理部で保持
する実行通信表の構成を示す。同図(A)は、実行通信
表352の構成を示し、端末IPアドレスとサーバIP
アドレスから構成される。同図(B)は、(A)のデー
タ形式を示しており、項目1は、ユーザ端末のIPアド
レスを表し、項目2は、このユーザ端末と通信をしてい
るサーバのIPアドレスを表す。
【0048】起動メッセージ転送部303は、ユーザ端
末200から起動メッセージ600を受け取ったとき
に、その中に自身のIPアドレスを追加してリソース管
理サーバ100に転送する。
【0049】新規通信通知部304は、新規通信の通知
を通信処理部301から受け取ったときに、通信開始メ
ッセージ610をリソース管理サーバ100に送信す
る。
【0050】ネットワーク資源管理部305は、通信処
理部301から新規設定メッセージ630や割当変更メ
ッセージ640といったネットワーク資源割当の通知を
受け取ったときに、その情報に基づいて資源割当済通信
管理部302の情報を更新すると共に、通信処理部30
1の資源割当状態を変更する。
【0051】タイムアウト監視部306は、実行中の通
信に関するサーバのタイムアウト時間を保持し、通信処
理部301からの通知に基づいて実行中の通信を監視し
てタイムアウト時間の間、IPパケットが到達しなかっ
た通信があった場合、資源割当済通信管理部302から
その通信に関する情報を削除し、通信タイムアウトメッ
セージをリソース管理サーバ100に送信する。図16
は、本発明の一実施の形態におけるタイムアウト監視部
で保持するタイムアウト表の構成を示す。同図(A)
は、タイムアウト表356の構成を示し、同図(B)
は、(A)のデータ構成を示す。項目1は、ユーザ端末
のIPアドレスを表し、項目2は、このユーザ端末と通
信をしているサーバのIPアドレスを表し、項目3は、
リソース管理サーバ100のタイムアウト表に記述され
たサーバへの通信のタイムアウト時間を表し、項目4
は、実行通信表352中の通信に関するIPパケットが
最後に届いた時間を表す。
【0052】次に、上記のコンピュータネットワークシ
ステムにおけるユーザ端末200を起動し、当該ユーザ
端末200のネットワークの設定を行い、サーバ500
と通信を開始するまでの処理を説明する。
【0053】図17は、本発明の一実施の形態における
コンピュータネットワークシステムにおける処理のフロ
ーチャート(その1)である。
【0054】ステップ101) まず、利用者がユーザ
端末200を起動して、各自の割り当てられた利用者識
別子[0001]と利用者認証情報[XXYY]をキー
ボードやICカードなどの利用者情報入力部203を用
いて入力する。
【0055】ステップ102) 次に、通信処理部20
1は、入力された利用者識別子と認証情報を元に起動メ
ッセージ600を作成してエッジスイッチ300に転送
する。
【0056】ステップ103) 次に、起動メッセージ
600を受け取ったエッジスイッチ300の通信処理部
301は、これを起動メッセージ転送部303に送り、
起動メッセージ転送部303は、エッジスイッチ300
のIPアドレス[192.168.1.1]を起動メッ
セージ600に追加して、当該起動メッセージ600を
リソース管理サーバ100に転送する。
【0057】ステップ104) 次に、起動メッセージ
600を受信したリソース管理サーバ100の通信処理
部101は、これを起動端末処理部11に送る。起動端
末処理部111は、IPアドレス管理部106で管理し
ているIPアドレス表156の中で項目2の使用フラグ
を確認して、空いているIPアドレス[192.16
8.100.3]を取得し、そのアドレスの使用フラグ
を使用中に変更し、このIPアドレスと起動メッセージ
600中の利用者識別子とエッジスイッチIPアドレス
を、認証済み端末管理部107で管理する端末表157
の1行目に示すように登録し、付与された端末のIPア
ドレスをエッジスイッチ300経由でユーザ端末200
に転送する。
【0058】ステップ105) ステップ104で付与
されたIPアドレスを受信したユーザ端末200の通信
処理部201は、これをネットワーク設定部202に送
り、ネットワーク設定部202は、この情報を元にユー
ザ端末200のIPアドレスを設定する。
【0059】ステップ106) ユーザ端末200は、
サーバ500[192.168.10.5]を利用する
ため、このIPアドレスのサーバ500向けのIPパケ
ットを通信処理部201を使ってエッジスイッチ300
に転送する。
【0060】ステップ107) エッジスイッチ300
の通信処理部301は、受け取ったIPパケットを新規
通信通知部304に送り、新規通信通知部304は、こ
のIPパケット中の送信元の端末200[192.16
8.100.3]と送信先のサーバ500[192.1
68.10.5]のIPアドレスの組が実行通信表35
2に存在しないことを確認すると、これらの2つのIP
アドレスを含む通信開始メッセージ610を作成し、リ
ソース管理サーバ100に転送すると共にこのIPパケ
ットを一時的に保持する。
【0061】ステップ108) 通信開始メッセージ6
10を受け取ったリソース管理サーバ100の通信処理
部101は、通信開始メッセージ610を通信開始処理
部112に送る。通信開始処理部112は、認証済み端
末管理部107で管理する端末表157を用いて、ユー
ザ端末200[192.168,100.3]の利用者
[0001]を検索し、ネットワーク割当資源算出部1
09に資源割当を依頼する。ネットワーク割当資源算出
部109は、利用者割当資源情報103を用いてこの利
用者[0001]がサーバ500[192.168.1
0.5]と通信する際の通信帯域[10Mbps]と優
先度[5]を検索し、実行通信表158から現在実行中
の通信を取得して、これらの情報を元に、既存のネット
ワーク資源制御の手法を用いて、新しい通信のために割
当可能な資源の量を算出する。本例では、利用者割当資
源情報103にある通り、通信帯域[10Mbps]と
優先度[5]が割り当てられたものとして、この情報を
通信開始処理部112に返す。通信開始処理部112
は、サーバタイムアウト情報104からサーバ500の
タイムアウト時間[30秒]を取得して、利用者割当資
源情報と併せて新規通信設定メッセージ630を作成し
て、エッジスイッチ300に送信する。
【0062】ステップ109) エッジスイッチ300
の通信処理部301は、設定情報メッセージ630をネ
ットワーク資源管理部305に送り、ネットワーク資源
管理部305は、設定情報メッセージ630中のユーザ
端末IPアドレスとサーバIPアドレスを実行通信表3
52の2行目に追加し、タイムアウト表356の2行目
のように、端末200とサーバ500のIPアドレス及
びタイムアウト時間を追加して未送信時間を0にセット
し、通信処理部301を当該ユーザ端末200とサーバ
500間のIPパケットに10Mbpsの帯域と優先度
[5]を割り当てるように設定、新規通信通知部304
に設定終了を通知する。この通知を受け取った新規通信
通知部304は、一時保持していたIPパケットを通信
処理部301に送ることにより、ユーザ端末200とサ
ーバ500の間での通信が開始される。
【0063】以上の手順により、利用者はどの端末を利
用したとしても、または、利用者の端末のIPアドレス
が起動するたびに動的に割り振られる場合でも、リソー
ス管理サーバは、利用者が使用している端末のIPアド
レスを把握することが可能となり、IPアドレスベース
でのネットワーク資源割当を実行することができる。次
に、当該ユーザ端末200とサーバ500の通信が終了
した場合の処理について説明する。
【0064】図18は、本発明の一実施の形態における
コンピュータネットワークシステムにおける処理のフロ
ーチャート(その2)である。
【0065】ステップ201) エッジスイッチ300
の通信処理部301は、IPパケットが到着する都度、
その送信元と送信先のIPアドレスをタイムアウト監視
部306に通知し、タイムアウト監視部306は、これ
らのIPアドレスの組がタイムアウト表356に存在す
る場合、その組の項目4の未送信時間を0に設定する。
また、タイムアウト監視部306は、1秒毎にタイムア
ウト表356の未送信時間に1を加える。
【0066】ステップ202) タイムアウト監視部3
06は、タウムアウト表356の項目4の未送信時間が
項目3のタイムアウト時間よりも大きくなったレコード
が発生した場合、このレコードの項目1の端末IPアド
レスと項目2のサーバIPアドレス間の通信が終了した
ものとみなし、資源割当済み通信管理部302の実行通
信表352からのIPアドレスの組にレコードを削除す
ると共に、これらのIPアドレスから通信終了メッセー
ジ620を作成してリソース管理サーバ100に送信す
る。
【0067】ステップ203) リソース管理サーバ1
00の通信処理部101は、この通信終了メッセージ6
20を受け取ると、それを通信終了処理部113に通知
する。通信終了処理部113は、この通信終了メッセー
ジ620からユーザ端末200とサーバ500のIPア
ドレスの組を取り出し、実行通信表158からこの組み
合わせのIPアドレスを持つ行を削除し、ネットワーク
割当資源算出部109に資源の再割当を依頼する。ネッ
トワーク割当資源算出部109は、更新された実行通信
表158と資源割当表153の情報に基づいて、既存の
ネットワーク資源割当手法を用いて、実行通信表158
中に存在する端末とサーバ間の通信に割り当てるネット
ワーク資源を再計算し、その結果を通信終了処理部11
3に返す。通信終了処理部113は、割当資源の変更が
あった場合、実行通信表158の項目3の割当帯域と項
目4の割当優先度を変更すると共に、これらの変更情報
を割当変更メッセージ640としてエッジスイッチ30
0に送信する。
【0068】ステップ204) 割当変更メッセージ6
40を受け取ったエッジスイッチ300の通信処理部3
01は、これをネットワーク資源管理部305に通知
し、ネットワーク資源管理部305は、新しい変更情報
を用いて通信処理部301の設定を行う。
【0069】以上の手順により、サーバ500が提供す
るサービスの手段に応じて、通信終了を判定し、使用済
みのネットワーク資源を解放することが可能となると共
に、一時的なIPパケットの通信量の変化によらずにネ
ットワーク資源の割当を行うことが可能となり、ネット
ワーク利用の効率化を図りながら、安定した端末200
とサーバ500間の通信を確保することができる。
【0070】また、上記の説明は、図3の構成に基づい
て説明したが、図3に示すリソース管理サーバ100、
エッジスイッチ300の構成要素をプログラムとして構
築し、リソース管理サーバ100、エッジスイッチ30
0として利用されるコンピュータのCPUにインストー
ルする、または、ネットワークを介して流通させること
も可能である。
【0071】また、構築されたプログラムをリソース管
理サーバ100、エッジスイッチ300として利用され
るコンピュータに接続されるハードディスク装置や、フ
ロッピー(登録商標)ディスク、CD−ROM等の可搬
記憶媒体に格納しておき、本発明を実施する際にインス
トールすることにより、容易に本発明を実現できる。
【0072】なお、本発明は、上記の実施例に限定され
ることなく、特許請求の範囲内において、種々変更・応
用が可能である。
【0073】
【発明の効果】上述のように、本発明によれば、ネット
ワーク資源の割り当てを管理するリソース管理サーバを
設置し、ユーザ端末は、起動時に利用者情報をリソース
管理サーバに送ることにより認証を行い、IPアドレス
の付与を受けることにより、リソース管理サーバ上で利
用者と端末IPアドレスの対応を管理することが可能と
なり、IPアドレスベースのネットワーク資源管理の手
法を用いながら、利用者単位での資源割り当てを行うこ
とができる。
【0074】また、本発明では、サーバ向けの通信毎の
タイムアウト時間を設定するという簡易な方法でサーバ
の提供するサービスの通信特性に応じた通信終了の判断
を行うことにより、未利用の割り当て済みネットワーク
資源の再利用が可能となると共に、ユーザ端末とサーバ
間の通信が終了したと判断されるまでは一定のネットワ
ーク資源を確保することが可能となり、結果として効率
的にネットワーク資源を割り当てつつ安定した通信の確
保を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明するための図である。
【図2】本発明の原理構成図である。
【図3】本発明のコンピュータネットワークシステムの
構成図である。
【図4】本発明の一実施の形態における利用者識別情報
の構成を示す図である。
【図5】本発明の一実施の形態における利用者割当資源
情報の構成を示す図である。
【図6】本発明の一実施の形態におけるサーバタイムア
ウト情報の構成を示す図である。
【図7】本発明の一実施の形態におけるIPアドレス管
理部におけるIPアドレス表の構成を示す図である。
【図8】本発明の一実施の形態における認証済み端末管
理部で管理する端末表の構成図である。
【図9】本発明の一実施の形態における資源割当済通信
管理部で管理する実行通信表の構成図である。
【図10】本発明の一実施の形態における起動メッセー
ジの構成図である。
【図11】本発明の一実施の形態における通信開始メッ
セージの構成図である。
【図12】本発明の一実施の形態における新規設定メッ
セージの構成図である。
【図13】本発明の一実施の形態における割当変更メッ
セージの構成図である。
【図14】本発明の一実施の形態における終了通知メッ
セージの構成図である。
【図15】本発明の一実施の形態における資源割当済み
通信管理部で保持する実行通信表の構成図である。
【図16】本発明の一実施の形態におけるタイムアウト
監視部で保持するタイムアウト表の構成図である。
【図17】本発明の一実施の形態におけるコンピュータ
ネットワークシステムにおける処理のフローチャートで
ある。
【図18】本発明の一実施の形態におけるコンピュータ
ネットワークシステムにおける処理のフローチャートで
ある。
【符号の説明】
100 リソース管理サーバ 101 通信処理部 102 利用者識別情報 103 利用者割当資源情報 104 サーバタイムアウト情報 105 情報蓄積手段 106 IPアドレス管理部 107 認証済み端末管理部 108 資源割当済み通信管理部 109 ネットワーク割当資源算出手段、ネットワーク
割当資源算出部 110 利用者認証手段、利用者認証部 111 起動端末処理手段、起動端末処理部 112 通信開始処理部 113 通信終了処理手段、通信終了処理部 114 資源割当序情報更新手段 156 IPアドレス表 157 端末表 158 実行通信表 200 ユーザ端末 201 通信処理部 202 ネットワーク設定手段、ネットワーク設定部 203 起動メッセージ通知手段、起動メッセージ通知
部 204 利用者情報入力手段、利用者情報入力部 300 エッジスイッチ 301 通信処理部 302 資源割当済み通信管理部 303 起動メッセージ転送手段、起動メッセージ転送
部 304 新規通信通知手段、新規通信通知部 305 ネットワーク資源管理手段、ネットワーク資源
管理部 306 タイムアウト監視手段、タイムアウト監視部 352 実行通信表 356 タイムアウト表 400 スイッチ 500 サーバ 600 起動メッセージ 610 通信開始メッセージ 620 終了通知メッセージ 630 新規設定メッセージ 640 割当変更メッセージ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (54)【発明の名称】 コンピュータネットワーク資源割当方法及び資源管理型コンピュータネットワークシステム及び リソース管理サーバ及びエッジスイッチ及びコンピュータネットワーク資源割当プログラム及び コンピュータネットワーク資源割当プログラムを格納した記憶媒体

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のユーザ端末と、該ユーザ端末にサ
    ービスの提供を行うサーバと、該ユーザ端末と直接接続
    し、通信を行うエッジスイッチと、該エッジスイッチや
    該サーバを接続するバックボーンスイッチと、該エッジ
    スイッチを一元的に管理するリソース管理サーバからな
    るコンピュータネットワークシステムにおいて、該コン
    ピュータネットワークの資源を割り当てるコンピュータ
    ネットワーク資源割当方法において、 前記ユーザ端末は、起動時に該ユーザ端末の利用者の識
    別子と認証情報を併せた起動メッセージを前記エッジス
    イッチに送信し、 前記エッジスイッチは、前記起動メッセージを受信し、
    自身のIPアドレスを該起動メッセージに付加して、前
    記リソース管理サーバに送信し、 前記リソース管理サーバは、前記起動メッセージ中のリ
    クエスト中の認証情報を、保持しているユーザ管理情報
    と比較することにより、前記ユーザ端末の利用者がネッ
    トワークを利用可能かを判断し、利用可能であれば、保
    持されているIPアドレスから割当可能なIPアドレス
    を選択し、前記認証情報を含む前記起動メッセージの送
    信元の前記ユーザ端末に前記エッジスイッチを介して応
    答として送信し、 前記利用者の識別子と付与された前記IPアドレスと、
    前記エッジスイッチとの関係を蓄積し、 前記ユーザ端末は、前記エッジスイッチから取得した前
    記応答に基づいて、設定情報を用いて自身のネットワー
    クの設定を行うことを特徴とするコンピュータネットワ
    ーク資源割当方法。
  2. 【請求項2】 前記ユーザ端末があるサーバに通信を開
    始するためのIPパケットを送信したときに、該ユーザ
    端末を直接接続する前記エッジスイッチは、該IPパケ
    ットを受信して一時保管し、該ユーザ端末と該サーバの
    IPアドレスの組を新規通信メッセージとして前記リソ
    ース管理サーバに通知し、 前記リソース管理サーバは、前記ユーザ端末のIPアド
    レスと前記蓄積されている利用者と該ユーザ端末のIP
    アドレスの対応関係に基づいて、前記新規通信メッセー
    ジの送信元のユーザ端末の利用者を特定し、 前記利用者とサーバのIPアドレスの組を用いて、予め
    蓄積されている利用者識別子と該サーバのIPアドレス
    と該利用者が各サーバにアクセスする際に割り当てられ
    る通信帯域やスイッチでの優先度情報を含むネットワー
    ク資源割当情報の組からなるデータベースの中から前記
    新規通信メッセージの利用者とサーバの組に関するもの
    を選択し、 選択されたネットワーク資源割当情報と、前記リソース
    管理サーバに蓄積されている実際に前記エッジスイッチ
    に割り当てられている通信の情報を元に、新たにネット
    ワーク資源割当の変更の内容を決定し、それらの情報を
    前記ユーザ端末のIPアドレスと、前記サーバのIPア
    ドレスとその間の通信に割り当てられるネットワーク資
    源割当情報と組み合わせて該エッジスイッチに送信し、 前記エッジスイッチは、新たなネットワーク資源の割当
    を行うと共に、受信した情報を蓄積し、一時保管してい
    たIPパケットを前記サーバに送信する請求項1記載の
    コンピュータネットワーク資源割当方法。
  3. 【請求項3】 前記リソース管理サーバにおいて、 前記サーバ毎に通信タイムアウト時間を保持し、 前記エッジスイッチにネットワーク資源割当情報を送信
    する際に、タイムアウト時間も送信し、 前記エッジスイッチは、前記ネットワーク資源割当情報
    及びタイムアウト時間を蓄積すると共に、あるユーザ端
    末とサーバ間のIPパケットが該タイムアウト時間内に
    到着しない場合、該エッジスイッチ内に蓄積されている
    ユーザ端末のIPアドレスとサーバのIPアドレスと該
    ネットワーク資源割当情報と該タイムアウト時間の組の
    中から、該ユーザ端末と該サーバの組を削除し、削除し
    た旨を前記リソース管理サーバに通知し、 前記リソース管理サーバは、前記ユーザ端末と前記サー
    バ間の通信が終了したと判断し、該リソース管理サーバ
    に蓄積されている実際に行われている通信のリストの中
    から該ユーザ端末と該サーバに対応するものを削除し、
    削除後の実行通信リストと予め蓄積している利用者毎の
    ネットワーク資源割当情報を用いて、新たなネットワー
    ク資源割当を算出し、 算出された前記新たなネットワーク資源割当の情報をエ
    ッジルータに送信し、 前記実際に行われている通信のリスト中のネットワーク
    資源割当情報を更新し、 前記エッジスイッチは、前記新たなネットワーク資源割
    当情報を受信すると、該情報に基づいて新たな資源の割
    当を行う請求項1記載のコンピュータネットワーク資源
    割当方法。
  4. 【請求項4】 パケットによる通信を行う複数のユーザ
    端末とサーバがパケットの転送を行う1つ以上のスイッ
    チにより接続された資源管理型コンピュータネットワー
    クシステムであって、 ネットワークを利用可能な利用者のリストと各利用者に
    割当られた各サーバへのアクセスに利用可能な帯域や優
    先度を含むネットワーク資源割当情報と、実際に各スイ
    ッチに割り当てられているネットワーク資源の情報と、
    前記ユーザ端末に付与可能なIPアドレスと稼働中のユ
    ーザ端末のIPアドレスとその利用者の識別子と該ユー
    ザ端末が接続されているスイッチのIPアドレスの関係
    を蓄積する情報記憶手段と、 前記ユーザ端末起動時に該ユーザ端末から通知された利
    用者情報の認証を行う利用者認証手段と、 前記利用者認証手段で認証されたユーザ端末に対してI
    Pアドレスを含むネットワーク設定情報を通知する起動
    端末処理手段と、 認証済みの利用者があるサーバとの通信を開始したとき
    に、該利用者が収容されているスイッチから通信が開始
    された通知を受け取り、蓄積されている利用者毎の前記
    ネットワーク資源割当情報と現在割当済みのネットワー
    ク資源の情報を用いて、該通知が示す通信へ割り当て、
    ネットワーク資源を決定するネットワーク割当資源算出
    手段と、 決定された割当方法を前記スイッチに通知すると共に、
    新しい割当情報を用いて、前記ネットワーク資源割当情
    報を更新する資源割当情報更新手段と、 前記ネットワーク資源を割当られた通信が終了したとき
    に、該通信を転送しているスイッチから通信終了通知を
    受け取り、該通信を除いた残りの通信について蓄積され
    た前記ネットワーク資源割当情報に基づいて、新たな資
    源割当を決定し、該ネットワーク資源割当情報を更新す
    ると共に、ネットワーク資源の再割り当てを必要とする
    スイッチに新たな割り当て情報を通知する通信終了処理
    手段とを有するリソース管理サーバと、 直接接続された前記ユーザ端末から起動時に送信される
    端末利用者の認証情報を受信したときに、自身のIPア
    ドレスを該認証情報に付加して前記リソース管理サーバ
    に転送する起動メッセージ転送手段と、 特定のユーザ端末と前記サーバ間の通信が発生した際
    に、該通信が発生した旨を前記リソース管理サーバに通
    知する新規通信通知手段と、 前記通信が発生した旨の通知に対して、前記リソース管
    理サーバから通知されたネットワーク資源割り当て情報
    を蓄積すると共に、該ネットワーク資源割り当て情報を
    用いて、新たな通信の利用帯域や、他の通信に対する優
    先度を調整するネットワーク資源管理手段と、 資源割り当てされた通信に関してある特定の時間を過ぎ
    てもパケットを受信できない場合に、その旨を前記リソ
    ース管理サーバに通知するタイムアウト監視手段とを有
    するエッジスイッチを有し、 前記ユーザ端末は、 起動時に、利用者の情報をリソース管理サーバに通知す
    る起動メッセージ通知手段と、 前記リソース管理サーバから受信した前記ネットワーク
    設定情報を用いて自端末のネットワークの設定を行うネ
    ットワーク設定手段と、 起動時に、前記利用者が利用者情報を入力する利用者情
    報入力手段とを有することを特徴とする資源管理型コン
    ピュータネットワークシステム。
  5. 【請求項5】 前記リソース管理サーバは、 ネットワークに接続可能なユーザ端末のネットワークの
    物理アドレスを蓄積する手段と、 起動時に認証されたユーザ端末の物理アドレスを、該ユ
    ーザ端末を収容するエッジスイッチに通知する手段を有
    し、 前記エッジスイッチは、 前記ユーザ端末の物理アドレスを用いて、該ユーザ端末
    から発信されるIPパケットの転送の可否を制御する手
    段を有する請求項4記載の資源管理型コンピュータネッ
    トワークシステム。
  6. 【請求項6】 パケットによる通信を行う複数のユーザ
    端末とサーバがパケットの転送を行う1つ以上のスイッ
    チにより接続された資源管理型コンピュータネットワー
    クシステムにおけるリソース管理サーバであって、 ネットワークを利用可能な利用者のリストと各利用者に
    割当られた各サーバへのアクセスに利用可能な帯域や優
    先度を含むネットワーク資源割当情報と、実際に各スイ
    ッチに割り当てられているネットワーク資源の情報と、
    前記ユーザ端末に付与可能なIPアドレスと稼働中のユ
    ーザ端末のIPアドレスとその利用者の識別子と該ユー
    ザ端末が接続されているスイッチのIPアドレスの関係
    を蓄積する情報記憶手段と、 前記ユーザ端末起動時に該ユーザ端末から通知された利
    用者情報の認証を行う利用者認証手段と、 前記利用者認証手段で認証されたユーザ端末に対してI
    Pアドレスを含むネットワーク設定情報を通知する起動
    端末処理手段と、 認証済みの利用者があるサーバとの通信を開始したとき
    に、該利用者が収容されているスイッチから通信が開始
    された通知を受け取り、蓄積されている利用者毎の前記
    ネットワーク資源割当情報と現在割当済みのネットワー
    ク資源の情報を用いて、該通知が示す通信へ割り当て、
    ネットワーク資源を決定するネットワーク割当資源算出
    手段と、 決定された割当方法を前記スイッチに通知すると共に、
    新しい割当情報を用いて、前記ネットワーク資源割当情
    報を更新する資源割当情報更新手段と、 前記ネットワーク資源を割当られた通信が終了したとき
    に、該通信を転送しているスイッチから通信終了通知を
    受け取り、該通信を除いた残りの通信について蓄積され
    た前記ネットワーク資源割当情報に基づいて、新たな資
    源割当を決定し、該ネットワーク資源割当情報を更新す
    ると共に、ネットワーク資源の再割り当てを必要とする
    スイッチに新たな割り当て情報を通知する通信終了処理
    手段とを有することを特徴とするリソース管理サーバ。
  7. 【請求項7】 ネットワークに接続可能なユーザ端末の
    ネットワークの物理アドレスを蓄積する手段と、 起動時に認証されたユーザ端末の物理アドレスを、該ユ
    ーザ端末を収容するエッジスイッチに通知する手段を更
    に有する請求項6記載のリソース管理サーバ。
  8. 【請求項8】 パケットによる通信を行う複数のユーザ
    端末とサーバがパケットの転送を行う資源管理型コンピ
    ュータネットワークシステムにおけるエッジスイッチで
    あって、 直接接続された前記ユーザ端末から起動時に送信される
    端末利用者の認証情報を受信したときに、自身のIPア
    ドレスを該認証情報に付加してリソース管理サーバに転
    送する起動メッセージ転送手段と、 特定のユーザ端末と前記サーバ間の通信が発生した際
    に、該通信が発生した旨を前記リソース管理サーバに通
    知する新規通信通知手段と、 前記通信が発生した旨の通知に対して、前記リソース管
    理サーバから通知されたネットワーク資源割り当て情報
    を蓄積すると共に、該ネットワーク資源割り当て情報を
    用いて、新たな通信の利用帯域や、他の通信に対する優
    先度を調整するネットワーク資源管理手段と、 資源割り当てされた通信に関してある特定の時間を過ぎ
    てもパケットを受信できない場合に、その旨を前記リソ
    ース管理サーバに通知するタイムアウト監視手段とを有
    することを特徴とするエッジスイッチ。
  9. 【請求項9】 前記ユーザ端末の物理アドレスを用い
    て、該ユーザ端末から発信されるIPパケットの転送の
    可否を制御する手段を有する請求項8記載のエッジスイ
    ッチ。
  10. 【請求項10】 パケットによる通信を行う複数のユー
    ザ端末とサーバがパケットの転送を行う1つ以上のスイ
    ッチにより接続された資源管理型コンピュータネットワ
    ークシステムにおけるリソース管理サーバに実行させる
    コンピュータネットワーク資源割当プログラムであっ
    て、 前記ユーザ端末に付与可能なIPアドレスと稼働中のユ
    ーザ端末のIPアドレスとその利用者の識別子と該ユー
    ザ端末が接続されているスイッチのIPアドレスの関係
    を蓄積するIPアドレス管理プロセスと、 前記ユーザ端末の起動時に該ユーザ端末から通知された
    利用者情報の認証を行う利用者認証プロセスと、 前記利用者認証プロセスで認証されたユーザ端末に対し
    てIPアドレスを含むネットワーク設定情報を送信させ
    る起動端末処理プロセスと、 認証済みの利用者があるサーバとの通信を開始したとき
    に、該利用者が収容されているスイッチから通信が開始
    された通知を受信させ、蓄積されている利用者毎のネッ
    トワークを利用可能な利用者のリストと各利用者に割当
    られた各サーバへのアクセスに利用可能な帯域や優先度
    を含むネットワーク資源割当情報と現在割当済みのネッ
    トワーク資源の情報を用いて、該通知が示す通信へ割り
    当て、ネットワーク資源を決定するネットワーク割当資
    源算出プロセスと、 決定された割当方法を前記スイッチに通知すると共に、
    新しい割当情報を用いて、前記ネットワーク資源割当情
    報を更新する資源割当情報更新プロセスと、 前記ネットワーク資源を割当られた通信が終了したとき
    に、該通信を転送しているスイッチから通信終了通知を
    受け取り、該通信を除いた残りの通信について蓄積され
    た前記ネットワーク資源割当情報に基づいて、新たな資
    源割当を決定し、該ネットワーク資源割当情報を更新す
    ると共に、ネットワーク資源の再割り当てを必要とする
    スイッチに新たな割り当て情報を送信させる通信終了処
    理プロセスとを有することを特徴とするコンピュータネ
    ットワーク資源割当プログラム。
  11. 【請求項11】 ネットワークに接続可能なユーザ端末
    のネットワークの物理アドレスを蓄積するプロセスと、 起動時に認証されたユーザ端末の物理アドレスを、該ユ
    ーザ端末を収容するエッジスイッチに通知するプロセス
    を更に有する請求項10記載のコンピュータネットワー
    ク資源割当プログラム。
  12. 【請求項12】 パケットによる通信を行う複数のユー
    ザ端末とサーバがパケットの転送を行う資源管理型コン
    ピュータネットワークシステムにおけるエッジスイッチ
    に実行させるコンピュータネットワーク資源割当プログ
    ラムであって、 直接接続された前記ユーザ端末から起動時に送信される
    端末利用者の認証情報を受信したときに、自身のIPア
    ドレスを該認証情報に付加してリソース管理サーバに送
    信させる起動メッセージ転送プロセスと、 特定のユーザ端末と前記サーバ間の通信が発生した際
    に、該通信が発生した旨を前記リソース管理サーバに送
    信させる新規通信通知プロセスと、 前記通信が発生した旨の通知に対して、前記リソース管
    理サーバから通知されたネットワーク資源割り当て情報
    を蓄積すると共に、該ネットワーク資源割り当て情報を
    用いて、新たな通信の利用帯域や、他の通信に対する優
    先度を調整するネットワーク資源管理プロセスと、 資源割り当てされた通信に関してある特定の時間を過ぎ
    てもパケットを受信できない場合に、その旨を前記リソ
    ース管理サーバに通知するタイムアウト監視プロセスと
    を有することを特徴とするコンピュータネットワーク資
    源割当プログラム。
  13. 【請求項13】 前記ユーザ端末の物理アドレスを用い
    て、該ユーザ端末から発信されるIPパケットの転送の
    可否を制御するプロセスを有する請求項12記載のコン
    ピュータネットワーク資源割当プログラム。
  14. 【請求項14】 パケットによる通信を行う複数のユー
    ザ端末とサーバがパケットの転送を行う1つ以上のスイ
    ッチにより接続された資源管理型コンピュータネットワ
    ークシステムにおけるコンピュータネットワーク資源割
    当プログラムを格納した記憶媒体であって、 前記請求項10乃至前記請求項13記載のプログラムを
    格納したことを特徴とするコンピュータネットワーク資
    源割当プログラムを格納した記憶媒体。
JP2001143831A 2001-05-14 2001-05-14 コンピュータネットワーク資源割当方法及び資源管理型コンピュータネットワークシステム及びリソース管理サーバ及びエッジスイッチ及びコンピュータネットワーク資源割当プログラム及びコンピュータネットワーク資源割当プログラムを格納した記憶媒体 Pending JP2002344504A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001143831A JP2002344504A (ja) 2001-05-14 2001-05-14 コンピュータネットワーク資源割当方法及び資源管理型コンピュータネットワークシステム及びリソース管理サーバ及びエッジスイッチ及びコンピュータネットワーク資源割当プログラム及びコンピュータネットワーク資源割当プログラムを格納した記憶媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001143831A JP2002344504A (ja) 2001-05-14 2001-05-14 コンピュータネットワーク資源割当方法及び資源管理型コンピュータネットワークシステム及びリソース管理サーバ及びエッジスイッチ及びコンピュータネットワーク資源割当プログラム及びコンピュータネットワーク資源割当プログラムを格納した記憶媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002344504A true JP2002344504A (ja) 2002-11-29

Family

ID=18989905

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001143831A Pending JP2002344504A (ja) 2001-05-14 2001-05-14 コンピュータネットワーク資源割当方法及び資源管理型コンピュータネットワークシステム及びリソース管理サーバ及びエッジスイッチ及びコンピュータネットワーク資源割当プログラム及びコンピュータネットワーク資源割当プログラムを格納した記憶媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002344504A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005164639A (ja) * 2003-11-28 2005-06-23 Brother Ind Ltd コンテンツデータ送信装置及びプログラム
JP2006086889A (ja) * 2004-09-16 2006-03-30 Fujitsu Ltd L2−vpnサービスを提供するプロバイダ網、及びエッジルータ
WO2010106772A1 (ja) * 2009-03-17 2010-09-23 日本電気株式会社 分散処理システム及び分散処理方法
CN112231097A (zh) * 2020-09-27 2021-01-15 沈阳中科博微科技股份有限公司 电容型压力变送器边缘计算工作系统和工作方法
CN114257594A (zh) * 2021-12-21 2022-03-29 四川灵通电讯有限公司 对分布式系统中对用户网络侧进行网络资源分配的方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005164639A (ja) * 2003-11-28 2005-06-23 Brother Ind Ltd コンテンツデータ送信装置及びプログラム
JP2006086889A (ja) * 2004-09-16 2006-03-30 Fujitsu Ltd L2−vpnサービスを提供するプロバイダ網、及びエッジルータ
JP4598462B2 (ja) * 2004-09-16 2010-12-15 富士通株式会社 L2−vpnサービスを提供するプロバイダ網、及びエッジルータ
WO2010106772A1 (ja) * 2009-03-17 2010-09-23 日本電気株式会社 分散処理システム及び分散処理方法
CN112231097A (zh) * 2020-09-27 2021-01-15 沈阳中科博微科技股份有限公司 电容型压力变送器边缘计算工作系统和工作方法
CN112231097B (zh) * 2020-09-27 2024-05-24 沈阳中科博微科技股份有限公司 电容型压力变送器边缘计算工作系统和工作方法
CN114257594A (zh) * 2021-12-21 2022-03-29 四川灵通电讯有限公司 对分布式系统中对用户网络侧进行网络资源分配的方法
CN114257594B (zh) * 2021-12-21 2023-12-01 四川灵通电讯有限公司 分布式系统中对用户网络侧进行网络资源分配的方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3684010B1 (en) Network slice management method, and device for same
CN1643879B (zh) 用于在aaa服务器系统中更新信息的方法
US5878212A (en) System for updating mapping or virtual host names to layer-3 address when multimedia server changes its usage state to busy or not busy
US5617540A (en) System for binding host name of servers and address of available server in cache within client and for clearing cache prior to client establishes connection
EP1588513B1 (en) Mechanisms for policy based umts qos and ip qos management in mobile ip networks
US8184575B2 (en) Packet communication network and subscriber-associated-information delivery controller
JP2000353141A (ja) ネットワークデバイス管理装置及び方法
KR20040086355A (ko) 국측 장치 및 국측 장치에서의 리소스 할당 방법과 이동통신 시스템
CN101729324B (zh) 资源分配方法以及家庭基站配置服务器
US6826166B2 (en) Wireless access system
EP4319310A1 (en) Message forwarding method, apparatus and system, and computer-readable storage medium
CN116996908A (zh) 主从网关和无线ap的融合管理方法、装置、设备和介质
JP2002344504A (ja) コンピュータネットワーク資源割当方法及び資源管理型コンピュータネットワークシステム及びリソース管理サーバ及びエッジスイッチ及びコンピュータネットワーク資源割当プログラム及びコンピュータネットワーク資源割当プログラムを格納した記憶媒体
US20090059840A1 (en) Wireless communication system and method for managing service flow identifier in the same
JP2003318939A (ja) 通信システムおよびその制御方法
US7647379B2 (en) System and method for re-routing messaging traffic to external resources
CN112689008A (zh) 网络连接池管理方法、装置、设备和存储介质
JP2001036581A (ja) 通信帯域設定システムと方法
KR100288548B1 (ko) 차세대이동통신망에서의인터넷주소할당및인터넷착신서비스제공방법
JPH11112503A (ja) ネットワークシステムおよびネットワーク機器
JP2002368802A (ja) データ転送規制装置及びデータ転送規制方法
WO2024067509A1 (zh) 网桥端口分配方法及装置
EP4191950A1 (en) Communication method and apparatus
KR100385468B1 (ko) 비동기전달모드 교환기의 전용선 자원 공유방법
JP2006139649A (ja) 被監視マシンとエージェントのポート番号変更方法およびシステム