JPH0910599A - 単位板状触媒、板状触媒構造体およびガスの浄化装置 - Google Patents
単位板状触媒、板状触媒構造体およびガスの浄化装置Info
- Publication number
- JPH0910599A JPH0910599A JP7352652A JP35265295A JPH0910599A JP H0910599 A JPH0910599 A JP H0910599A JP 7352652 A JP7352652 A JP 7352652A JP 35265295 A JP35265295 A JP 35265295A JP H0910599 A JPH0910599 A JP H0910599A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- catalyst
- shaped
- weir
- projection
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000003054 catalyst Substances 0.000 title claims abstract description 280
- 238000000746 purification Methods 0.000 title abstract description 3
- 230000003197 catalytic effect Effects 0.000 claims abstract description 10
- 238000005452 bending Methods 0.000 claims description 23
- 230000000295 complement effect Effects 0.000 claims description 9
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 62
- 238000009423 ventilation Methods 0.000 description 16
- MWUXSHHQAYIFBG-UHFFFAOYSA-N nitrogen oxide Inorganic materials O=[N] MWUXSHHQAYIFBG-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 14
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 description 14
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 11
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 9
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 7
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 7
- 238000006477 desulfuration reaction Methods 0.000 description 6
- 230000023556 desulfurization Effects 0.000 description 6
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 6
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 6
- 238000000034 method Methods 0.000 description 6
- 238000002156 mixing Methods 0.000 description 6
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 5
- 230000008859 change Effects 0.000 description 4
- 239000000463 material Substances 0.000 description 3
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 239000004480 active ingredient Substances 0.000 description 2
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 description 2
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 2
- 230000006872 improvement Effects 0.000 description 2
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 2
- 239000002245 particle Substances 0.000 description 2
- 230000001737 promoting effect Effects 0.000 description 2
- 238000004080 punching Methods 0.000 description 2
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 2
- LEONUFNNVUYDNQ-UHFFFAOYSA-N vanadium atom Chemical compound [V] LEONUFNNVUYDNQ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- UGFAIRIUMAVXCW-UHFFFAOYSA-N Carbon monoxide Chemical compound [O+]#[C-] UGFAIRIUMAVXCW-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- ZOKXTWBITQBERF-UHFFFAOYSA-N Molybdenum Chemical compound [Mo] ZOKXTWBITQBERF-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910004298 SiO 2 Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910010413 TiO 2 Inorganic materials 0.000 description 1
- GWEVSGVZZGPLCZ-UHFFFAOYSA-N Titan oxide Chemical compound O=[Ti]=O GWEVSGVZZGPLCZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000003916 acid precipitation Methods 0.000 description 1
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 1
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- UNTBPXHCXVWYOI-UHFFFAOYSA-O azanium;oxido(dioxo)vanadium Chemical compound [NH4+].[O-][V](=O)=O UNTBPXHCXVWYOI-UHFFFAOYSA-O 0.000 description 1
- 238000007084 catalytic combustion reaction Methods 0.000 description 1
- 238000006555 catalytic reaction Methods 0.000 description 1
- 238000010531 catalytic reduction reaction Methods 0.000 description 1
- 239000000919 ceramic Substances 0.000 description 1
- 239000003638 chemical reducing agent Substances 0.000 description 1
- 239000004927 clay Substances 0.000 description 1
- 239000003245 coal Substances 0.000 description 1
- 230000008094 contradictory effect Effects 0.000 description 1
- 230000001877 deodorizing effect Effects 0.000 description 1
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 238000009826 distribution Methods 0.000 description 1
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 1
- 238000001704 evaporation Methods 0.000 description 1
- 239000000835 fiber Substances 0.000 description 1
- 239000003546 flue gas Substances 0.000 description 1
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 1
- 239000008187 granular material Substances 0.000 description 1
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 1
- 239000012535 impurity Substances 0.000 description 1
- 239000012784 inorganic fiber Substances 0.000 description 1
- 229910052750 molybdenum Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000011733 molybdenum Substances 0.000 description 1
- 239000004745 nonwoven fabric Substances 0.000 description 1
- 238000012856 packing Methods 0.000 description 1
- 239000000843 powder Substances 0.000 description 1
- 238000010248 power generation Methods 0.000 description 1
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 1
- 230000008569 process Effects 0.000 description 1
- 238000002407 reforming Methods 0.000 description 1
- 230000000717 retained effect Effects 0.000 description 1
- 239000002002 slurry Substances 0.000 description 1
- 239000000779 smoke Substances 0.000 description 1
- 239000004071 soot Substances 0.000 description 1
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 1
- 238000007751 thermal spraying Methods 0.000 description 1
- 239000010936 titanium Substances 0.000 description 1
- WFKWXMTUELFFGS-UHFFFAOYSA-N tungsten Chemical compound [W] WFKWXMTUELFFGS-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910052721 tungsten Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010937 tungsten Substances 0.000 description 1
- 229910052720 vanadium Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000002759 woven fabric Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)
- Catalysts (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 通風損失小さく、またそれを自由に変化し得
ると共に高性能・低圧損である単位板状触媒または該単
位板状触媒を組み合わせた触媒構造体と該触媒構造体を
用いる排ガス浄化装置を提供すること。 【解決手段】 帯状突起からなる突条部2と平坦部3と
を交互に所定の間隔で設けた表面に触媒活性を有する成
分を担持した板状触媒1の前記平坦部3に複数の堰状突
起11と該突起11とほぼ相補形状をなす複数の貫通孔
を形成した単位板状触媒1を積み重ねて触媒構造体とす
る。この触媒構造体を構成する単位板状触媒1の堰状突
起11の単位板状触媒の折り返し部が成す線が、ガス流
れ方向に対し0°から90°の間の任意の角度を有する
ように配置したガスの浄化装置である。
ると共に高性能・低圧損である単位板状触媒または該単
位板状触媒を組み合わせた触媒構造体と該触媒構造体を
用いる排ガス浄化装置を提供すること。 【解決手段】 帯状突起からなる突条部2と平坦部3と
を交互に所定の間隔で設けた表面に触媒活性を有する成
分を担持した板状触媒1の前記平坦部3に複数の堰状突
起11と該突起11とほぼ相補形状をなす複数の貫通孔
を形成した単位板状触媒1を積み重ねて触媒構造体とす
る。この触媒構造体を構成する単位板状触媒1の堰状突
起11の単位板状触媒の折り返し部が成す線が、ガス流
れ方向に対し0°から90°の間の任意の角度を有する
ように配置したガスの浄化装置である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ボイラ排ガス中の窒素
酸化物を除去するための脱硝装置などに用いられる板状
触媒とその積層構造体およびガスの浄化装置に関し、特
に窒素酸化物を効率良く除去するための触媒構造に関す
るものである。
酸化物を除去するための脱硝装置などに用いられる板状
触媒とその積層構造体およびガスの浄化装置に関し、特
に窒素酸化物を効率良く除去するための触媒構造に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】発電所、各種工場、自動車などから排出
される排煙中の窒素酸化物(NOx)は、光化学スモッ
グや酸性雨の原因物質であり、その効果的な除去方法と
して、アンモニア(NH3)を還元剤とした選択的接触
還元による排煙脱硫法が火力発電所を中心に幅広く用い
られている。触媒には、バナジウム(V)、モリブデン
(Mo)あるいはタングステン(W)を活性成分にした
酸化チタン(TiO2)系触媒が使用されており、特に
活性成分の一つとしてバナジウムを含むものは活性が高
いだけでなく、排ガス中に含まれている不純物による劣
化が小さいこと、より低温から使用できることなどか
ら、現在の脱硝触媒の主流になっている(特開昭50−
128681号)。
される排煙中の窒素酸化物(NOx)は、光化学スモッ
グや酸性雨の原因物質であり、その効果的な除去方法と
して、アンモニア(NH3)を還元剤とした選択的接触
還元による排煙脱硫法が火力発電所を中心に幅広く用い
られている。触媒には、バナジウム(V)、モリブデン
(Mo)あるいはタングステン(W)を活性成分にした
酸化チタン(TiO2)系触媒が使用されており、特に
活性成分の一つとしてバナジウムを含むものは活性が高
いだけでなく、排ガス中に含まれている不純物による劣
化が小さいこと、より低温から使用できることなどか
ら、現在の脱硝触媒の主流になっている(特開昭50−
128681号)。
【0003】前記脱硫触媒は通常ハニカム状、板状に成
形されて用いられ、各種製造法が発明、考案されてき
た。中でも金属薄板をメタルラス加工した後、アルミニ
ウム溶射を施した網状物やセラミック繊維製織布あるい
は不織布を基板に用い、これに前記触媒成分を塗布・圧
着して得た図22のような板状触媒1に帯状突起を有す
る突条部2(断面形状が波形など)を平坦部3の間に等
間隔に設け、図23のように組み込んだ触媒構造体(特
開昭54−79188号、特願昭63−324676号
など)は、通風損失が小さく、煤塵や石炭の燃焼灰で閉
塞されにくいなどの優れた特徴があり、現在火力発電用
ボイラ排ガスの脱硫装置に多数用いられている。
形されて用いられ、各種製造法が発明、考案されてき
た。中でも金属薄板をメタルラス加工した後、アルミニ
ウム溶射を施した網状物やセラミック繊維製織布あるい
は不織布を基板に用い、これに前記触媒成分を塗布・圧
着して得た図22のような板状触媒1に帯状突起を有す
る突条部2(断面形状が波形など)を平坦部3の間に等
間隔に設け、図23のように組み込んだ触媒構造体(特
開昭54−79188号、特願昭63−324676号
など)は、通風損失が小さく、煤塵や石炭の燃焼灰で閉
塞されにくいなどの優れた特徴があり、現在火力発電用
ボイラ排ガスの脱硫装置に多数用いられている。
【0004】他方、触媒の充填方法にも多くの発明・考
案がなされており、特に図22などに示す板状触媒1
(以下、触媒エレメント1ということがある。)を流路
内のガス流が乱れるように、その帯状突起を有する突条
部2を交互に直角方向に枠体(ケーシング)3内に組み
込んで、図24に示す状態で使用する方法(特開昭55
−152552号)は、ガス流れに直交する触媒エレメ
ント1の突条部2で流路内のガス流が乱れて高脱硫率を
得られる優れた方法である。
案がなされており、特に図22などに示す板状触媒1
(以下、触媒エレメント1ということがある。)を流路
内のガス流が乱れるように、その帯状突起を有する突条
部2を交互に直角方向に枠体(ケーシング)3内に組み
込んで、図24に示す状態で使用する方法(特開昭55
−152552号)は、ガス流れに直交する触媒エレメ
ント1の突条部2で流路内のガス流が乱れて高脱硫率を
得られる優れた方法である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図24に示した板状触
媒構造体4(以下、触媒ユニット4と言うことがあ
る。)は、高効率・コンパクトな装置を達成する上で以
下に示す二つの問題点を有していた。
媒構造体4(以下、触媒ユニット4と言うことがあ
る。)は、高効率・コンパクトな装置を達成する上で以
下に示す二つの問題点を有していた。
【0006】第一の問題点は、触媒ユニット4の突条部
2がガス流れに直交する部分(図25のA部分)はガス
流れを絞り、ガス流れを乱して高脱硫率を与える役割が
あるが、ガス流れ方向から見ると開口率約50%の絞り
を多段に入れたことに相当し、通風損失が著しく大きい
点である。排ガス脱硫装置のように多量のガスを処理す
る装置では、通風損失はシステムの効率に大きく影響
し、実用化する上での大きなデメリットになっている。
2がガス流れに直交する部分(図25のA部分)はガス
流れを絞り、ガス流れを乱して高脱硫率を与える役割が
あるが、ガス流れ方向から見ると開口率約50%の絞り
を多段に入れたことに相当し、通風損失が著しく大きい
点である。排ガス脱硫装置のように多量のガスを処理す
る装置では、通風損失はシステムの効率に大きく影響
し、実用化する上での大きなデメリットになっている。
【0007】第二の問題点は、図23の充填方法では触
媒エレメント間ピッチを大きくすることと触媒の流路方
向の長さを最適化して通風損失と触媒性能を自由に設定
できたのに対し、図24の触媒構造体4では通風損失と
性能を変化させる自由度が小さいことである。すなわち
同一形状の触媒エレメント1を交互に積層する図24の
触媒構造体4では触媒エレメント間ピッチを変更しても
開口率は変化しないため通風損失はあまり低下しない
上、触媒構造体4の長さは該構造体4の間口と同一寸法
に固定され、自由に変更し難いことがある。もちろん、
形状の異なる触媒エレメント1を二種類用意し、これら
を交互に用いて触媒長さを変化させることもできるが、
製造工程が煩雑になり製造コストの増大をまねくことに
なる。
媒エレメント間ピッチを大きくすることと触媒の流路方
向の長さを最適化して通風損失と触媒性能を自由に設定
できたのに対し、図24の触媒構造体4では通風損失と
性能を変化させる自由度が小さいことである。すなわち
同一形状の触媒エレメント1を交互に積層する図24の
触媒構造体4では触媒エレメント間ピッチを変更しても
開口率は変化しないため通風損失はあまり低下しない
上、触媒構造体4の長さは該構造体4の間口と同一寸法
に固定され、自由に変更し難いことがある。もちろん、
形状の異なる触媒エレメント1を二種類用意し、これら
を交互に用いて触媒長さを変化させることもできるが、
製造工程が煩雑になり製造コストの増大をまねくことに
なる。
【0008】本発明の課題は、上記従来技術の有する問
題点をなくし、通風損失小さく、またそれを自由に変化
し得ると共に高性能・低圧損である単位板状触媒または
該単位板状触媒を組み合わせた触媒構造体と該触媒構造
体を用いる排ガス浄化装置を提供することである。
題点をなくし、通風損失小さく、またそれを自由に変化
し得ると共に高性能・低圧損である単位板状触媒または
該単位板状触媒を組み合わせた触媒構造体と該触媒構造
体を用いる排ガス浄化装置を提供することである。
【0009】また、本発明の課題は、従来技術の欠点を
なくし、簡単な構造で十分な固気接触反応を生起し、要
求性能を満足する単位板状触媒と該板状触媒からなる触
媒構造体および該触媒構造体を用いたガスの浄化装置を
提供することにある。
なくし、簡単な構造で十分な固気接触反応を生起し、要
求性能を満足する単位板状触媒と該板状触媒からなる触
媒構造体および該触媒構造体を用いたガスの浄化装置を
提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の上記課題は次の
構成によって達成される。すなわち、表面に触媒活性を
有する成分を担持した板状触媒に複数の堰状突起と該突
起とほぼ相補形状をなす複数の貫通孔を形成した単位板
状触媒である。
構成によって達成される。すなわち、表面に触媒活性を
有する成分を担持した板状触媒に複数の堰状突起と該突
起とほぼ相補形状をなす複数の貫通孔を形成した単位板
状触媒である。
【0011】なお、上記複数の貫通孔は堰状突起とほぼ
相補形状をなすものが望ましいがこれに限定することな
く、堰状突起の面積より大小いすがれかの面積を有する
ものでも良い。
相補形状をなすものが望ましいがこれに限定することな
く、堰状突起の面積より大小いすがれかの面積を有する
ものでも良い。
【0012】上記堰状突起が板状触媒の片面に形成され
たもの、断面Z字状の凹凸部からなり、該堰状突起によ
り板状触媒の両面に凸部として突出して形成されたも
の、板状触媒の両面にそれぞれ形成されたものなどを用
いる。そして、前記堰状突起平面は板状触媒の平面と成
す角度を90度以外の角度とすることにより、複数の板
状触媒の板厚に公差があっても、最も薄い板厚の板状触
媒に合わせて前記板状触媒の平面と成す角度を設定する
ことで、前記板厚の公差分を吸収することができる。
たもの、断面Z字状の凹凸部からなり、該堰状突起によ
り板状触媒の両面に凸部として突出して形成されたも
の、板状触媒の両面にそれぞれ形成されたものなどを用
いる。そして、前記堰状突起平面は板状触媒の平面と成
す角度を90度以外の角度とすることにより、複数の板
状触媒の板厚に公差があっても、最も薄い板厚の板状触
媒に合わせて前記板状触媒の平面と成す角度を設定する
ことで、前記板厚の公差分を吸収することができる。
【0013】また、帯状突起からなる突条部と平坦部と
を交互に所定の間隔で設けた表面に触媒活性を有する成
分を担持した板状触媒の前記平坦部に前記堰状突起を設
けても良い。さらに、前記堰状突起平面の延長部分の平
面が板状触媒の帯状突起からなる突条部の伸びる方向に
平行な直線と成す角度が90°またはそれ以外の角度に
調整することにより、複数の板状触媒を触媒構造体とし
て組みつけた場合に、ガス流れの混合度合いを調整でき
る。
を交互に所定の間隔で設けた表面に触媒活性を有する成
分を担持した板状触媒の前記平坦部に前記堰状突起を設
けても良い。さらに、前記堰状突起平面の延長部分の平
面が板状触媒の帯状突起からなる突条部の伸びる方向に
平行な直線と成す角度が90°またはそれ以外の角度に
調整することにより、複数の板状触媒を触媒構造体とし
て組みつけた場合に、ガス流れの混合度合いを調整でき
る。
【0014】前記堰状突起は、例えば単位板状触媒の平
坦部に設けた切り込みを折り曲げて形成されるタブまた
は堰状突起片を単位板状触媒の平坦部に接続して形成さ
れるタブであり、複数の貫通孔は前記タブ折り曲げ後の
切り込み部または接続された堰状突起片とほぼ相補形状
の貫通孔である。
坦部に設けた切り込みを折り曲げて形成されるタブまた
は堰状突起片を単位板状触媒の平坦部に接続して形成さ
れるタブであり、複数の貫通孔は前記タブ折り曲げ後の
切り込み部または接続された堰状突起片とほぼ相補形状
の貫通孔である。
【0015】本発明には前記の単位板状触媒の一方の表
面を上向きにして必要枚数積み重ねてケーシングで囲っ
て形成される板状触媒構造体または前記単位板状触媒と
該単位板状触媒を裏返した単位板状触媒とを交互に必要
枚数積み重ねてケーシングで囲って形成される板状触媒
構造体または前記単位板状触媒と堰状突起を持たない平
板状の表面に触媒活性を有する成分を担持した板状触媒
を、交互に必要枚数積み重ねてケーシングで囲って形成
される板状触媒構造体も含まれる。
面を上向きにして必要枚数積み重ねてケーシングで囲っ
て形成される板状触媒構造体または前記単位板状触媒と
該単位板状触媒を裏返した単位板状触媒とを交互に必要
枚数積み重ねてケーシングで囲って形成される板状触媒
構造体または前記単位板状触媒と堰状突起を持たない平
板状の表面に触媒活性を有する成分を担持した板状触媒
を、交互に必要枚数積み重ねてケーシングで囲って形成
される板状触媒構造体も含まれる。
【0016】前記本発明の板状触媒構造体を構成する堰
状突起を持たない板状触媒は帯状突起からなる突条部と
平坦部とを交互に所定の間隔で設けたものを用いても良
い。また、本発明の板状触媒構造体として、多数の堰状
突起と該突起とほぼ相補形状をなす複数の貫通孔を形成
した単板を、堰状突起を持たない表面に触媒活性を有す
る成分を担持した板状触媒間に配設して必要枚数積み重
ねてケーシングで囲って形成される板状触媒構造体を用
いることができる。
状突起を持たない板状触媒は帯状突起からなる突条部と
平坦部とを交互に所定の間隔で設けたものを用いても良
い。また、本発明の板状触媒構造体として、多数の堰状
突起と該突起とほぼ相補形状をなす複数の貫通孔を形成
した単板を、堰状突起を持たない表面に触媒活性を有す
る成分を担持した板状触媒間に配設して必要枚数積み重
ねてケーシングで囲って形成される板状触媒構造体を用
いることができる。
【0017】ここで、前記堰状突起を持たない板状触媒
として、帯状突起からなる突条部と平坦部とを交互に所
定の間隔で設けたものを用いることができる。また前記
堰状突起は単板の片面に形成されたもの、断面Z字状の
凹凸部からなり、該堰状突起により単板の両面に凸部が
形成されたものあるいは単板の両面にそれぞれ形成され
たものを用いることができる。
として、帯状突起からなる突条部と平坦部とを交互に所
定の間隔で設けたものを用いることができる。また前記
堰状突起は単板の片面に形成されたもの、断面Z字状の
凹凸部からなり、該堰状突起により単板の両面に凸部が
形成されたものあるいは単板の両面にそれぞれ形成され
たものを用いることができる。
【0018】また、前記堰状突起平面が単板の平面と成
す角度が90°以外の角度であるように設定しても良
い。また、前記堰状突起平面の延長部分の平面が単板の
帯状突起からなる突条部の伸びる方向に平行な直線と成
す角度が90°またはそれ以外の角度であるようにして
も良い。
す角度が90°以外の角度であるように設定しても良
い。また、前記堰状突起平面の延長部分の平面が単板の
帯状突起からなる突条部の伸びる方向に平行な直線と成
す角度が90°またはそれ以外の角度であるようにして
も良い。
【0019】例えば、前記堰状突起は単位板状触媒の平
坦部に設けた切り込みを折り曲げて形成されるタブまた
は堰状突起片を単位板状触媒の平坦部に接続して形成さ
れるタブであり、複数の貫通孔は前記タブ折り曲げ後の
切り込み部または接続された堰状突起片とほぼ相補形状
の貫通孔である。
坦部に設けた切り込みを折り曲げて形成されるタブまた
は堰状突起片を単位板状触媒の平坦部に接続して形成さ
れるタブであり、複数の貫通孔は前記タブ折り曲げ後の
切り込み部または接続された堰状突起片とほぼ相補形状
の貫通孔である。
【0020】本発明は前記板状触媒構造体を構成する単
位板状触媒または単板の堰状突起の単位板状触媒または
単板との接続部の成す線が、ガス流れ方向に対し0°か
ら90°の間の任意の角度を有するように配置したガス
の浄化装置も含む。
位板状触媒または単板の堰状突起の単位板状触媒または
単板との接続部の成す線が、ガス流れ方向に対し0°か
ら90°の間の任意の角度を有するように配置したガス
の浄化装置も含む。
【0021】ここで板状触媒の帯状突起からなる突条部
の形状は図1のような種々の形状が選定できる。
の形状は図1のような種々の形状が選定できる。
【0022】また堰状突起を板状触媒の切り込みを折り
返して形成する場合には、金型を用いた打ち抜き加工な
どによれ図2のような種々の形状のものを指すが、ガス
流れに対し抵抗となるよう堰状に折り返されたものであ
れば図2に示すものに限定されない。
返して形成する場合には、金型を用いた打ち抜き加工な
どによれ図2のような種々の形状のものを指すが、ガス
流れに対し抵抗となるよう堰状に折り返されたものであ
れば図2に示すものに限定されない。
【0023】図25は図24に示す従来技術の触媒構造
体の内部のガス流れを模式的に示したものである。触媒
エレメント1の帯状突起からなる突条部2のうち、ガス
流れに直行する位置にあるもの(図25のA部分)はガ
ス流れに対し堰として作用し、その前後のガス流れを乱
して触媒とガスの接触を促進して触媒性能の向上に役立
つ。しかしながら、図25から明らかなように突条部2
のガス流れ方向から見た開口率は約50%であり、ガス
流れは大きな通風損失の増大が避けられない。
体の内部のガス流れを模式的に示したものである。触媒
エレメント1の帯状突起からなる突条部2のうち、ガス
流れに直行する位置にあるもの(図25のA部分)はガ
ス流れに対し堰として作用し、その前後のガス流れを乱
して触媒とガスの接触を促進して触媒性能の向上に役立
つ。しかしながら、図25から明らかなように突条部2
のガス流れ方向から見た開口率は約50%であり、ガス
流れは大きな通風損失の増大が避けられない。
【0024】図3に、本発明の一例である触媒構造体内
のガス流れを示す。本図から明らかなように、ガス流路
内の単位板状触媒(触媒エレメント)1の堰状突起11
は堰として作用し、ガス流れを乱して活性向上に寄与す
る。また堰状突起を形成するために単位板状触媒1の平
坦部3に打ち抜かれて形成された貫通孔は、図示したよ
うに、これを通る隣接流路間でガス混合を可能にし、ガ
スの混合を促進するほか隣接流路間の流速分布を均一化
するため、触媒活性をさらに向上させるように作用す
る。このため同一触媒活性向上度を得るための堰状突起
による圧力損失を従来の触媒構造体の場合に比べて小さ
くできる。
のガス流れを示す。本図から明らかなように、ガス流路
内の単位板状触媒(触媒エレメント)1の堰状突起11
は堰として作用し、ガス流れを乱して活性向上に寄与す
る。また堰状突起を形成するために単位板状触媒1の平
坦部3に打ち抜かれて形成された貫通孔は、図示したよ
うに、これを通る隣接流路間でガス混合を可能にし、ガ
スの混合を促進するほか隣接流路間の流速分布を均一化
するため、触媒活性をさらに向上させるように作用す
る。このため同一触媒活性向上度を得るための堰状突起
による圧力損失を従来の触媒構造体の場合に比べて小さ
くできる。
【0025】このように、本発明は、板状触媒の形状を
工夫することにより、板状触媒にガス流の境界層発生を
防止する新たなガスミキシング機能を付加し、要求され
る固気接触反応を生起させようとするものである。
工夫することにより、板状触媒にガス流の境界層発生を
防止する新たなガスミキシング機能を付加し、要求され
る固気接触反応を生起させようとするものである。
【0026】また、板状触媒に設けた多数の堰状突起1
1または突条部2が互いの板状触媒間などのスペーサー
の役目を果し、次に堰状突起11の折り曲げ線または接
続線の向きを、ガス流に対し0°(平行)から90°
(垂直)の間の任意の角度にし、併せて任意の位置に配
列させることにより、ガス流中に意図する強さを有する
乱流を発生させることが可能となるため、境界層の発生
を防止でき、適正な物質移動速度を維持し、固気接触反
応を十分行わせることが可能となる。
1または突条部2が互いの板状触媒間などのスペーサー
の役目を果し、次に堰状突起11の折り曲げ線または接
続線の向きを、ガス流に対し0°(平行)から90°
(垂直)の間の任意の角度にし、併せて任意の位置に配
列させることにより、ガス流中に意図する強さを有する
乱流を発生させることが可能となるため、境界層の発生
を防止でき、適正な物質移動速度を維持し、固気接触反
応を十分行わせることが可能となる。
【0027】同様に、切り込みを板状触媒の盤面の外側
に折り曲げてまたは接続片を板状触媒の盤面の外側に向
けて接続した多数の堰状突起11を有する単板を、スペ
ーサーとして平板状の板状触媒エレメント1間に交互に
差し挟んだ場合にも、前記の板状触媒エレメント1を用
いた例と同じ効果が得られる。
に折り曲げてまたは接続片を板状触媒の盤面の外側に向
けて接続した多数の堰状突起11を有する単板を、スペ
ーサーとして平板状の板状触媒エレメント1間に交互に
差し挟んだ場合にも、前記の板状触媒エレメント1を用
いた例と同じ効果が得られる。
【0028】さらに、本発明ではスペーサとして機能す
る堰状突起11または突条部2とガス流れを乱してガス
混合および触媒との接触を促進する作用を奏する堰状突
起11の諸元を別々に選定できるだけでなく、堰状突起
11の高さを調整するという簡単な操作によりガス流れ
に対する抵抗を変更できる。
る堰状突起11または突条部2とガス流れを乱してガス
混合および触媒との接触を促進する作用を奏する堰状突
起11の諸元を別々に選定できるだけでなく、堰状突起
11の高さを調整するという簡単な操作によりガス流れ
に対する抵抗を変更できる。
【0029】従って従来技術では突条部2をスペーサー
とガス流れを乱す堰の両方の目的に用いるため開口率が
50%と一定である通ガス抵抗を一定以上小さくできな
かったのに対し、本発明では堰状突起11の高さを調整
することにより、触媒構造体を任意の通ガス抵抗を有す
るものにすることができ、広範囲の分野に適用できる。
とガス流れを乱す堰の両方の目的に用いるため開口率が
50%と一定である通ガス抵抗を一定以上小さくできな
かったのに対し、本発明では堰状突起11の高さを調整
することにより、触媒構造体を任意の通ガス抵抗を有す
るものにすることができ、広範囲の分野に適用できる。
【0030】本発明の触媒構造体は、種々の被処理カズ
の触媒反応用の装置として用いることができる。例え
ば、脱臭触媒装置、触媒燃焼装置、燃料改質装置などで
ある。その中でボイラ排ガスなどに含まれる窒素酸化物
を除去するための脱硝装置などに特に適している。
の触媒反応用の装置として用いることができる。例え
ば、脱臭触媒装置、触媒燃焼装置、燃料改質装置などで
ある。その中でボイラ排ガスなどに含まれる窒素酸化物
を除去するための脱硝装置などに特に適している。
【0031】
【実施の形態】図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。しかし、本発明は以下の実施例に限定されるもので
はない。 実施例1 メタチタン酸スラリ(TiO2含有量:30wt%、S
O4含有量:8wt%)67kgにパラモリブデン酸ア
ンモン(NH4)6・Mo7O24・4H2O)を2.4k
g、メタバナジン酸アンモニウム(NH4VO3)を1.
28kg加え、加熱ニーダを用いて水を蒸発させながら
混練し、水分約36%のペーストを得た。これを3¢の
柱状に押し出し、造粒後流動層乾燥機で乾燥し、次に大
気中250℃で24時間焼成した。得られた顆粒をハン
マーミルで平均粒径5μmの粒径に粉砕して第一成分と
した。このときの組成はV/Mo/Ti=4/5/91
(原子比)である。
る。しかし、本発明は以下の実施例に限定されるもので
はない。 実施例1 メタチタン酸スラリ(TiO2含有量:30wt%、S
O4含有量:8wt%)67kgにパラモリブデン酸ア
ンモン(NH4)6・Mo7O24・4H2O)を2.4k
g、メタバナジン酸アンモニウム(NH4VO3)を1.
28kg加え、加熱ニーダを用いて水を蒸発させながら
混練し、水分約36%のペーストを得た。これを3¢の
柱状に押し出し、造粒後流動層乾燥機で乾燥し、次に大
気中250℃で24時間焼成した。得られた顆粒をハン
マーミルで平均粒径5μmの粒径に粉砕して第一成分と
した。このときの組成はV/Mo/Ti=4/5/91
(原子比)である。
【0032】以上の方法で得られた粉末20kg、Al
2O3・SiO2系無機繊維3kgおよび水10kgをニ
ーダを用いて1時間混練して粘土状にした。この触媒ペ
ーストを幅500mm、厚さ0.2mmのSUS304
製メタルラス基板にアルミニウム溶射を施して粗面化し
たものにローラを用いてラス目間およびラス目表面に塗
布して厚さ約0.9mm、長さ500mmの平板状触媒
を得た。この触媒をプレス成形することにより図22に
示すような断面波形の突条部2を平坦部3の間に所定間
隔で複数形成した後、長さ480mmに切断した。得ら
れた板状触媒の平坦部3に打つ抜きプレス成形機を用い
て傾き30度、10×50mmの矩形折り返しである堰
状突起(以下、タブということがある)11を図4の寸
法で形成し、風乾後大気中で550℃−2時間焼成して
触媒エレメント1とした。図4に示す断面形状の触媒エ
レメント1は、その突条部2の平坦部3からの高さが1
6mm、平坦部3の幅が140mmであり、タブ11間
は160mmとした。得られた触媒エレメント1は左右
交互に反転させて64枚積み重ねて金属枠に入れて触媒
ユニットとした。
2O3・SiO2系無機繊維3kgおよび水10kgをニ
ーダを用いて1時間混練して粘土状にした。この触媒ペ
ーストを幅500mm、厚さ0.2mmのSUS304
製メタルラス基板にアルミニウム溶射を施して粗面化し
たものにローラを用いてラス目間およびラス目表面に塗
布して厚さ約0.9mm、長さ500mmの平板状触媒
を得た。この触媒をプレス成形することにより図22に
示すような断面波形の突条部2を平坦部3の間に所定間
隔で複数形成した後、長さ480mmに切断した。得ら
れた板状触媒の平坦部3に打つ抜きプレス成形機を用い
て傾き30度、10×50mmの矩形折り返しである堰
状突起(以下、タブということがある)11を図4の寸
法で形成し、風乾後大気中で550℃−2時間焼成して
触媒エレメント1とした。図4に示す断面形状の触媒エ
レメント1は、その突条部2の平坦部3からの高さが1
6mm、平坦部3の幅が140mmであり、タブ11間
は160mmとした。得られた触媒エレメント1は左右
交互に反転させて64枚積み重ねて金属枠に入れて触媒
ユニットとした。
【0033】実施例2 図6の折り返し状のタブ11の形状を図5に示すよう
に、ガス流れ方向に交互に設けた板状触媒エレメント1
と図22に示すタブ11を設けていなくて、突条部2と
平坦部3のみからなる板状触媒エレメント1とを交互
に、しかも後者の触媒エレメント1については左右が逆
になるように転回させて64枚積み重ねて金属枠に入れ
て触媒ユニットとした。
に、ガス流れ方向に交互に設けた板状触媒エレメント1
と図22に示すタブ11を設けていなくて、突条部2と
平坦部3のみからなる板状触媒エレメント1とを交互
に、しかも後者の触媒エレメント1については左右が逆
になるように転回させて64枚積み重ねて金属枠に入れ
て触媒ユニットとした。
【0034】比較例1 実施例1において、折り返し加工を行わないでタブのな
い触媒エレメント1を形成してこれを実施例1と同様に
64枚積み重ねて触媒構造体とした。
い触媒エレメント1を形成してこれを実施例1と同様に
64枚積み重ねて触媒構造体とした。
【0035】比較例2 実施例1の図4における突条部2の高さを4mmに変更
すると共に、折り返し加工をしないでダブ無しの触媒エ
レメント1を調整した。
すると共に、折り返し加工をしないでダブ無しの触媒エ
レメント1を調整した。
【0036】得られた触媒エレメント1を図24のよう
に突条部2がガス流れに平行になるものと直交するもの
とに交互に積み重ねて触媒構造体を作製した。
に突条部2がガス流れに平行になるものと直交するもの
とに交互に積み重ねて触媒構造体を作製した。
【0037】上記実施例1と実施例2と比較例1と比較
例2の各触媒構造体について、排ガス流路を形成する反
応器に充填してLPG燃焼排ガスを用いて表1の条件で
通風損失と脱硝率を測定した。また得られた結果から反
応速度定数を求めて表2にまとめた。
例2の各触媒構造体について、排ガス流路を形成する反
応器に充填してLPG燃焼排ガスを用いて表1の条件で
通風損失と脱硝率を測定した。また得られた結果から反
応速度定数を求めて表2にまとめた。
【0038】
【表1】
【0039】
【表2】 表2から明らかなように比較例1の触媒構造体は通風抵
抗が小さいが、脱硝性能も著しく低い。一方、比較例2
の触媒構造体は脱硝率が高く、反応速度で比較例1の2
倍と大きいが、通風(圧力)損失は比較例1の8倍と著
しく高い。特に比較例2の触媒は、低通風損失が必須で
ある脱硝装置用の触媒としては好ましくはない。
抗が小さいが、脱硝性能も著しく低い。一方、比較例2
の触媒構造体は脱硝率が高く、反応速度で比較例1の2
倍と大きいが、通風(圧力)損失は比較例1の8倍と著
しく高い。特に比較例2の触媒は、低通風損失が必須で
ある脱硝装置用の触媒としては好ましくはない。
【0040】これに対して実施例1、2の触媒構造体を
用いると脱硝率(反応速度)が著しく高く、比較例2と
同程度であるにもかかわらず、通風損失は比較例2と同
程度の小ささである。このように本発明の触媒構造体
は、低通風損失・高活性という相反する性能を共に満た
す優れたものである。
用いると脱硝率(反応速度)が著しく高く、比較例2と
同程度であるにもかかわらず、通風損失は比較例2と同
程度の小ささである。このように本発明の触媒構造体
は、低通風損失・高活性という相反する性能を共に満た
す優れたものである。
【0041】次に、タブ11を設けた単位板状触媒の作
製方法とその各種の積層形式の具体例を説明する。
製方法とその各種の積層形式の具体例を説明する。
【0042】図6には、板状触媒1にコの字形の切り込
みを入れ、切り込み部を板面の外側に折り曲げて形成し
たタブ11を設けた場合の説明図であり、図7は、図6
に示す切り込み形状の一例を示す。
みを入れ、切り込み部を板面の外側に折り曲げて形成し
たタブ11を設けた場合の説明図であり、図7は、図6
に示す切り込み形状の一例を示す。
【0043】図8、図9にはタブ11と板状触媒1の板
面との折り曲げ角度αを示し、タブ11をスペーサーと
して機能させる場合、板状触媒1の板厚が多少の公差を
有していても、図中の折り曲げ角度αが90°以外であ
れば、αが変化することにより公差分を吸収可能であ
る。すなわち、タブ11を板状触媒1の板厚が最も薄い
場合に合わせてセットすれば、板状触媒1の板厚が公差
最大のものがセットされた場合でも、タブ11がたわん
で曲がりが大きくなることにより、寸法差が吸収でき
る。
面との折り曲げ角度αを示し、タブ11をスペーサーと
して機能させる場合、板状触媒1の板厚が多少の公差を
有していても、図中の折り曲げ角度αが90°以外であ
れば、αが変化することにより公差分を吸収可能であ
る。すなわち、タブ11を板状触媒1の板厚が最も薄い
場合に合わせてセットすれば、板状触媒1の板厚が公差
最大のものがセットされた場合でも、タブ11がたわん
で曲がりが大きくなることにより、寸法差が吸収でき
る。
【0044】図10には、板状触媒1の板厚分を触媒間
の隙間とする場合のタブ11の状態を示す。すなわち、
タブ11の折り曲げ角度αが180°の場合を示す。
の隙間とする場合のタブ11の状態を示す。すなわち、
タブ11の折り曲げ角度αが180°の場合を示す。
【0045】また、図11(a)には、図7(b)に示
す切り込みに対応するタブ11の断面を示し、同様に図
11(b)には、図7(a)に示す切り込みに対応する
タブ11の一実施例の断面を示し、図11(b)には一
枚のタブ11を断面Z字状に折り曲げることにより、タ
ブ11を板状触媒1の両面に凸部を形成させた場合を示
し、図11(c)には、二つの板状触媒1間の間隔が狭
い場合に、相対する板状触媒1と接触するタブ11の部
分にアールを設けた例を示す。
す切り込みに対応するタブ11の断面を示し、同様に図
11(b)には、図7(a)に示す切り込みに対応する
タブ11の一実施例の断面を示し、図11(b)には一
枚のタブ11を断面Z字状に折り曲げることにより、タ
ブ11を板状触媒1の両面に凸部を形成させた場合を示
し、図11(c)には、二つの板状触媒1間の間隔が狭
い場合に、相対する板状触媒1と接触するタブ11の部
分にアールを設けた例を示す。
【0046】図12には、図11(a)の板状触媒1の
平面の上方から見た図を示し、タブ11の折り曲げ線1
1aがガス流と成す角度が0°の場合を示し、本図を示
すようにガス流とタブ11の折り曲げ線11aが平行な
場合は激しい乱流は生じない。
平面の上方から見た図を示し、タブ11の折り曲げ線1
1aがガス流と成す角度が0°の場合を示し、本図を示
すようにガス流とタブ11の折り曲げ線11aが平行な
場合は激しい乱流は生じない。
【0047】図13には、図11(a)の板状触媒1の
平面の上方から見た図を示し、タブ11の折り曲げ線1
1a、11bがそれぞれガス流と成す角度θ1、θ2が
いずれもほぼ45°の場合を示し、図13に示すように
タブ11を配列した場合は激しい乱流を発生させること
が可能である。
平面の上方から見た図を示し、タブ11の折り曲げ線1
1a、11bがそれぞれガス流と成す角度θ1、θ2が
いずれもほぼ45°の場合を示し、図13に示すように
タブ11を配列した場合は激しい乱流を発生させること
が可能である。
【0048】図14は、図11(a)に示すタブ11を
板状触媒1の片側に施したものを積み重ねた場合の側面
図を示し、図15は、図11(a)に示すタブ11を板
状触媒1の両側に施して、該板状触媒1を積み重ねた場
合の側面図を示し、図16は、図11(a)に示すタブ
11を板状触媒1の両側に施し、該板状触媒1とタブ1
1を設けていない平板の板状触媒1を交互に積み重ねた
場合の側面図を示し、図17は、図11(b)に示すタ
ブ11を断面Z字状として板状触媒1と、平板の板状触
媒1を交互に積み重ねた場合の断面図を示す。
板状触媒1の片側に施したものを積み重ねた場合の側面
図を示し、図15は、図11(a)に示すタブ11を板
状触媒1の両側に施して、該板状触媒1を積み重ねた場
合の側面図を示し、図16は、図11(a)に示すタブ
11を板状触媒1の両側に施し、該板状触媒1とタブ1
1を設けていない平板の板状触媒1を交互に積み重ねた
場合の側面図を示し、図17は、図11(b)に示すタ
ブ11を断面Z字状として板状触媒1と、平板の板状触
媒1を交互に積み重ねた場合の断面図を示す。
【0049】図18は、断面Z字状をした凹凸部5を有
する板状触媒1の該凹凸部5とは別の板状触媒1の平坦
部に図11(a)に示すタブ11を板状触媒1の片側に
形成して、これを積み重ねた例をガスの流れ方向から見
た図を示し、図19は、断面Z字状をした凹凸部5を有
する板状触媒1の該凹凸部5とは別の板状触媒1の平面
に図11(a)に示すタブ11を板状触媒1の両側に形
成して、これを積み重ねた例をガスの流れ方向から見た
図を示す。
する板状触媒1の該凹凸部5とは別の板状触媒1の平坦
部に図11(a)に示すタブ11を板状触媒1の片側に
形成して、これを積み重ねた例をガスの流れ方向から見
た図を示し、図19は、断面Z字状をした凹凸部5を有
する板状触媒1の該凹凸部5とは別の板状触媒1の平面
に図11(a)に示すタブ11を板状触媒1の両側に形
成して、これを積み重ねた例をガスの流れ方向から見た
図を示す。
【0050】図20は、断面Z字状をした凹凸部5を有
する板状触媒1と図11(b)に示すタブ11を片側に
施した板状触媒1とを積み重ねた例をガスの流れ方向か
ら見た図を示し、図21は、図11(a)に示すタブ1
1を両側に施した板状触媒1と、断面Z字状をした凹凸
部5を有する板状触媒1を積み重ねた例をガスの流れ方
向から見た図を示す。
する板状触媒1と図11(b)に示すタブ11を片側に
施した板状触媒1とを積み重ねた例をガスの流れ方向か
ら見た図を示し、図21は、図11(a)に示すタブ1
1を両側に施した板状触媒1と、断面Z字状をした凹凸
部5を有する板状触媒1を積み重ねた例をガスの流れ方
向から見た図を示す。
【0051】同様に、切り込みを板面の外側に折り曲げ
て多数のタブを設けた単なる平板(以下、単板という)
を、スペーサーとして平板状の板状触媒1の間に交互に
さしはさむ場合、タブを単板の片面から断面Z字状の凹
凸部とした場合は、図17に示す構成と同一構造とな
り、タブを単板の両面に設けた場合は、図16に示す構
成と同一構造となる。
て多数のタブを設けた単なる平板(以下、単板という)
を、スペーサーとして平板状の板状触媒1の間に交互に
さしはさむ場合、タブを単板の片面から断面Z字状の凹
凸部とした場合は、図17に示す構成と同一構造とな
り、タブを単板の両面に設けた場合は、図16に示す構
成と同一構造となる。
【0052】また、切り込みを図9に示す場合と同様に
外側に折り曲げて多数のタブを設けた単板(タブを板の
片面に設けた場合)を、スペーサーとして断面Z字状の
凹凸部5を有する板状触媒1間に交互に差し挟む場合に
は、図20(タブを単板の片面に設けた場合)と図21
(タブを単板の両面に設けた場合)に示す構造と同一の
構造となる。
外側に折り曲げて多数のタブを設けた単板(タブを板の
片面に設けた場合)を、スペーサーとして断面Z字状の
凹凸部5を有する板状触媒1間に交互に差し挟む場合に
は、図20(タブを単板の片面に設けた場合)と図21
(タブを単板の両面に設けた場合)に示す構造と同一の
構造となる。
【0053】以上の構成、すなわち板状触媒1の必要な
個所に、意図する形状をしたタブ11を施した後、板状
触媒1を必要枚数積み重ねて触媒ブロックを構成するこ
とにより、タブ11のスペーサー機能により適正な板状
触媒1の間隔が形成され、板状触媒1の積層状ブロック
内を流れるガスは乱流を生起するため、板状触媒1面に
おける境界層の発生防止が可能となる。
個所に、意図する形状をしたタブ11を施した後、板状
触媒1を必要枚数積み重ねて触媒ブロックを構成するこ
とにより、タブ11のスペーサー機能により適正な板状
触媒1の間隔が形成され、板状触媒1の積層状ブロック
内を流れるガスは乱流を生起するため、板状触媒1面に
おける境界層の発生防止が可能となる。
【0054】また、断面Z字状をした凹凸部5を有する
板状触媒1と、タブ11を片面または両面に設けた板状
触媒1を交互に重ねた場合には断面Z字状をした凹凸部
5により板状触媒1間の最少隙間が確保できる。
板状触媒1と、タブ11を片面または両面に設けた板状
触媒1を交互に重ねた場合には断面Z字状をした凹凸部
5により板状触媒1間の最少隙間が確保できる。
【0055】図9に示す場合と同様に切り込みを盤面の
外側に折り曲げて多数のタブを設けた単板を、スペーサ
ーとして平板状の板状触媒1間に個々にさし挟んだ場合
も、前記した境界層の発生防止と板間の最少隙間の確保
が可能となる。
外側に折り曲げて多数のタブを設けた単板を、スペーサ
ーとして平板状の板状触媒1間に個々にさし挟んだ場合
も、前記した境界層の発生防止と板間の最少隙間の確保
が可能となる。
【0056】板状触媒1に切り込みを入れてタブを保有
させる場合と、切り込みを入れてタブを保有させた単板
をスペーサーとして用いる場合も前記した境界層の発生
防止と板間の最少隙間の確保が可能となる。
させる場合と、切り込みを入れてタブを保有させた単板
をスペーサーとして用いる場合も前記した境界層の発生
防止と板間の最少隙間の確保が可能となる。
【0057】板状触媒1に切り込みを入れてタブ11を
保有させる場合と、切り込みを入れてタブ11を保有さ
せた単板をスペーサーとして用いる場合、および、タブ
11の形状、個数、位置などの使い分けは、要求される
触媒性能により行われる。
保有させる場合と、切り込みを入れてタブ11を保有さ
せた単板をスペーサーとして用いる場合、および、タブ
11の形状、個数、位置などの使い分けは、要求される
触媒性能により行われる。
【0058】以上本発明の実施の形態を述べたが、本発
明は板状触媒1から成る触媒ブロックにおいて、切り込
みを入れてタブ11を保有させた板状触媒1を用いて、
所要の触媒性能を発揮させようとするものであり、板状
触媒1の材質、切り込み形状(タブ11の形状)、切り
込みの位置、方向は前記実施例に限定されるものではな
い。
明は板状触媒1から成る触媒ブロックにおいて、切り込
みを入れてタブ11を保有させた板状触媒1を用いて、
所要の触媒性能を発揮させようとするものであり、板状
触媒1の材質、切り込み形状(タブ11の形状)、切り
込みの位置、方向は前記実施例に限定されるものではな
い。
【0059】また、本発明は板状触媒1から成る触媒ブ
ロックにおいて、切り込み入れてタブを保有させた単板
を、スペーサーとして平板状の板状触媒1間に交互にさ
しはさみ、所要の触媒性能を発揮させようとするもので
あり、切り込みを入れてタブを保有させた単板の材質、
切り込み形状(タブの形状)、切り込み位置、方向につ
いては前述の板状触媒1の場合と同様に前記実施例に限
定されるものではない。
ロックにおいて、切り込み入れてタブを保有させた単板
を、スペーサーとして平板状の板状触媒1間に交互にさ
しはさみ、所要の触媒性能を発揮させようとするもので
あり、切り込みを入れてタブを保有させた単板の材質、
切り込み形状(タブの形状)、切り込み位置、方向につ
いては前述の板状触媒1の場合と同様に前記実施例に限
定されるものではない。
【0060】また、図20、図21に示すように、タブ
11を設けた板状触媒1間に差し挟む板状触媒1が、断
面Z字状または類似の凹凸部5を有する場合における本
発明の効果は明らかであり、タブ11を設けた板状触媒
1間に差し挟む板状触媒1の凹凸部5の有無、および凹
凸部5の形状は本発明では限定されるものではない。
11を設けた板状触媒1間に差し挟む板状触媒1が、断
面Z字状または類似の凹凸部5を有する場合における本
発明の効果は明らかであり、タブ11を設けた板状触媒
1間に差し挟む板状触媒1の凹凸部5の有無、および凹
凸部5の形状は本発明では限定されるものではない。
【0061】その他に、スペーサー機能を兼ねるタブの
他に、タブ高さを低くしたガスミキシング専用タブを必
要に応じて複数枚設けることにより、さらにガスミキシ
ングを強化させることが可能であり、一枚の板状触媒1
に設けるタブ11の寸法、形状を一種類に限定するもの
ではない。
他に、タブ高さを低くしたガスミキシング専用タブを必
要に応じて複数枚設けることにより、さらにガスミキシ
ングを強化させることが可能であり、一枚の板状触媒1
に設けるタブ11の寸法、形状を一種類に限定するもの
ではない。
【0062】以上のように本発明によれば、板状触媒に
おいて、固気接触反応を高効率で行わせ、触媒が本来保
有する性能を十分に発揮させることが可能となるため、
充填する触媒量を従来よりも減少させることができる。
おいて、固気接触反応を高効率で行わせ、触媒が本来保
有する性能を十分に発揮させることが可能となるため、
充填する触媒量を従来よりも減少させることができる。
【0063】また、本発明の板状触媒、および単板に切
り込みを入れて形成させたタブは、スペーサーの機能を
有するとともに、構造が板状触媒の板厚方向の寸法誤差
(公差)を、タブの折り曲げ角度の変化により吸収する
機能を併せ持つため、板状触媒の板厚に対する製作公差
をゆるくすることができ、触媒ブロックの製作が容易と
なる。
り込みを入れて形成させたタブは、スペーサーの機能を
有するとともに、構造が板状触媒の板厚方向の寸法誤差
(公差)を、タブの折り曲げ角度の変化により吸収する
機能を併せ持つため、板状触媒の板厚に対する製作公差
をゆるくすることができ、触媒ブロックの製作が容易と
なる。
【0064】特に、本発明になる板状触媒のみを用いて
触媒ブロックを構成した場合は、性能を維持しつつ板状
触媒間の隙間を板状触媒の板厚程度まで狭めることが可
能なため、従来構造に比較して、単位容積あたりに多数
枚の板状触媒を保有可能であり、触媒ブロック数を低減
することができ、例えば脱硝装置のコンパクト化、低圧
力(通風)損失化、高活性化が図れる。
触媒ブロックを構成した場合は、性能を維持しつつ板状
触媒間の隙間を板状触媒の板厚程度まで狭めることが可
能なため、従来構造に比較して、単位容積あたりに多数
枚の板状触媒を保有可能であり、触媒ブロック数を低減
することができ、例えば脱硝装置のコンパクト化、低圧
力(通風)損失化、高活性化が図れる。
【0065】また、堰状突起を板状体の切り込みを折り
返しで形成する場合は、通常の板状触媒の製造工程にプ
レス加工などの折り返し加工工程を追加するだけで容易
に触媒体が得られ、製造コストが廉価である。
返しで形成する場合は、通常の板状触媒の製造工程にプ
レス加工などの折り返し加工工程を追加するだけで容易
に触媒体が得られ、製造コストが廉価である。
【図1】 本発明の一実施例である板状触媒に設ける帯
状突起からなる突条部の形状を示す図である。
状突起からなる突条部の形状を示す図である。
【図2】 本発明の一実施例である板状触媒または単板
に設けるタブ形成のための切り込みの形状を示す図であ
る。
に設けるタブ形成のための切り込みの形状を示す図であ
る。
【図3】 本発明の一実施例である触媒構造体内のガス
流れを示す。
流れを示す。
【図4】 本発明の一実施例の突条部とタブを形成した
板状触媒を示す図である。
板状触媒を示す図である。
【図5】 本発明の一実施例のタブを形成した板状触媒
の断面図である。
の断面図である。
【図6】 本発明の一実施例の板状触媒にタブを設けた
構成を示した図である。
構成を示した図である。
【図7】 本発明の一実施例の板状触媒にタブ形成のた
めの切り込みの形状を示す図である。
めの切り込みの形状を示す図である。
【図8】 本発明の一実施例の板状触媒のタブの折り曲
げ角度αを示す図(α<90°)である。
げ角度αを示す図(α<90°)である。
【図9】 本発明の一実施例の板状触媒のタブの折り曲
げ角度αを示す図(α>90°)である。
げ角度αを示す図(α>90°)である。
【図10】 本発明の一実施例の板状触媒のタブの折り
曲げ角度αを示す図(α=180°)である。
曲げ角度αを示す図(α=180°)である。
【図11】 図7(a)と図7(b)におけるタブの断
面を示す図。
面を示す図。
【図12】 図11(a)の板状触媒の一部平面図(タ
ブの折り曲げ線はガス流に平行)である。
ブの折り曲げ線はガス流に平行)である。
【図13】 図11(a)の板状触媒の一部平面図(タ
ブの折り曲げ線はガス流と平行でない場合)である。
ブの折り曲げ線はガス流と平行でない場合)である。
【図14】 図11(a)に示すタブを、片側に施した
板状触媒を積み重ねた場合を示す図である。
板状触媒を積み重ねた場合を示す図である。
【図15】 図11(a)に示すタブを、両側に施した
板状触媒を積み重ねた場合を示す図である。
板状触媒を積み重ねた場合を示す図である。
【図16】 図11(a)に示すタブを両側に施した板
状触媒と、平板状の板状触媒を交互に積み重ねた場合を
示す図である。
状触媒と、平板状の板状触媒を交互に積み重ねた場合を
示す図である。
【図17】 図11(b)に示すタブを施した板状触媒
と、平板の板状触媒を、交互に積み重ねた場合を示す図
である。
と、平板の板状触媒を、交互に積み重ねた場合を示す図
である。
【図18】 図11(a)に示すタブを、断面Z字状を
した凹凸部を有する板状触媒の片面に設け、積み重ねた
場合を示す図である。
した凹凸部を有する板状触媒の片面に設け、積み重ねた
場合を示す図である。
【図19】 図11(a)に示すタブを、断面Z字状を
した凹凸部を有する板状触媒の両面に設け、積み重ねた
場合を示す図である。
した凹凸部を有する板状触媒の両面に設け、積み重ねた
場合を示す図である。
【図20】 図11(b)に示すタブを施した板状触媒
と、断面Z字状をした凹凸部を有する板状触媒を、交互
に積み重ねた場合を示す図である。
と、断面Z字状をした凹凸部を有する板状触媒を、交互
に積み重ねた場合を示す図である。
【図21】 図11(a)に示すタブを両面に施した板
状触媒と、断面Z字状の凹凸部を有する板状触媒を、交
互に積み重ねた場合を示す図である。
状触媒と、断面Z字状の凹凸部を有する板状触媒を、交
互に積み重ねた場合を示す図である。
【図22】 触媒成分を塗布・圧着して得た突条部を平
坦部の間に等間隔に設けた板状触媒を示す図である。
坦部の間に等間隔に設けた板状触媒を示す図である。
【図23】 図22の板状触媒を組み込んだ触媒構造体
の斜視図である。
の斜視図である。
【図24】 図22の板状触媒の突条部を交互に直角方
向に組み込んた触媒構造体の斜視図である。
向に組み込んた触媒構造体の斜視図である。
【図25】 ガス流れに対して直交する位置にある突条
部付近のガス流れの様子を説明する図である。
部付近のガス流れの様子を説明する図である。
1 板状触媒 2 突条部 3 平坦部 4 ケーシング 11 タブ
Claims (21)
- 【請求項1】 表面に触媒活性を有する成分を担持した
板状触媒に複数の堰状突起と該突起とほぼ相補形状をな
す複数の貫通孔を形成したことを特徴とする単位板状触
媒。 - 【請求項2】 堰状突起は板状触媒の片面に形成したこ
とを特徴とする請求項1記載の単位板状触媒。 - 【請求項3】 堰状突起は断面Z字状の凹凸部からな
り、該堰状突起により板状触媒の両面に凸部として突出
していることを特徴とする請求項1記載の単位板状触
媒。 - 【請求項4】 堰状突起は板状触媒の両面にそれぞれ形
成したことを特徴とする請求項1記載の単位板状触媒。 - 【請求項5】 堰状突起平面が板状触媒の平面と成す角
度が90°以外の角度であることを特徴とする請求項1
〜4のいずれかに記載の単位板状触媒。 - 【請求項6】 帯状突起からなる突条部と平坦部とを交
互に所定の間隔で設けた表面に触媒活性を有する成分を
担持した板状触媒の前記平坦部に堰状突起を設けたこと
を特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の単位板状
触媒。 - 【請求項7】 堰状突起平面の延長部分の平面が板状触
媒の帯状突起からなる突条部の伸びる方向に平行な直線
と成す角度が90°またはそれ以外の角度であることを
特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の単位板状触
媒。 - 【請求項8】 堰状突起は単位板状触媒の平坦部に設け
た切り込みを折り曲げて形成されるタブまたは堰状突起
片を単位板状触媒の平坦部に接続して形成されるタブで
あり、複数の貫通孔は前記タブ折り曲げ後の切り込み部
または接続された堰状突起片とほぼ相補形状の貫通孔で
あることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の
単位板状触媒。 - 【請求項9】 請求項1〜8のいずれかに記載の単位板
状触媒の一方の表面を上向きにして必要枚数積み重ねて
ケーシングで囲って形成されることを特徴とする板状触
媒構造体。 - 【請求項10】 請求項1〜8のいずれかに記載の単位
板状触媒と該単位板状触媒を裏返した単位板状触媒とを
交互に必要枚数積み重ねてケーシングで囲って形成され
ることを特徴とする板状触媒構造体。 - 【請求項11】 請求項1〜8のいずれかに記載の単位
板状触媒と堰状突起を持たない平板状の表面に触媒活性
を有する成分を担持した板状触媒を、交互に必要枚数積
み重ねてケーシングで囲って形成されることを特徴とす
る板状触媒構造体。 - 【請求項12】 堰状突起を持たない板状触媒は帯状突
起からなる突条部と平坦部とを交互に所定の間隔で設け
たこと特徴とする請求項11記載の板状触媒構造体。 - 【請求項13】 多数の堰状突起と該突起とほぼ相補形
状をなす複数の貫通孔を形成した単板を、堰状突起を持
たない表面に触媒活性を有する成分を担持した板状触媒
間に配設して必要枚数積み重ねてケーシングで囲って形
成されることを特徴とする板状触媒構造体。 - 【請求項14】 堰状突起を持たない板状触媒は帯状突
起からなる突条部と平坦部とを交互に所定の間隔で設け
たことを特徴とする請求項13記載の板状触媒構造体。 - 【請求項15】 堰状突起を単板の片面に形成したこと
を特徴とする請求項13または14記載の板状触媒構造
体。 - 【請求項16】 単板の堰状突起は断面Z字状の凹凸部
からなり、該堰状突起により単板の両面に凸部が形成さ
れることを特徴とする請求項13または14のいずれか
に記載の板状触媒構造体。 - 【請求項17】 単板の堰状突起を単板の両面にそれぞ
れ形成したことを特徴とする請求項13または14のい
ずれかに記載の板状触媒構造体。 - 【請求項18】 堰状突起平面が単板の平面と成す角度
が90°以外の角度であることを特徴とする請求項13
〜17のいずれかに記載の板状触媒構造体。 - 【請求項19】 堰状突起平面の延長部分の平面が単板
の帯状突起からなる突条部の伸びる方向に平行な直線と
成す角度が90°またはそれ以外の角度であることを特
徴とする請求項13〜18のいずれかに記載の板状触媒
構造体。 - 【請求項20】 堰状突起は単位板状触媒の平坦部に設
けた切り込みを折り曲げて形成されるタブまたは堰状突
起片を単位板状触媒の平坦部に接続して形成されるタブ
であり、複数の貫通孔は前記タブ折り曲げ後の切り込み
部または接続された堰状突起片とほぼ相補形状の貫通孔
であることを特徴とする請求項13〜19のいずれかに
記載の板状触媒構造体。 - 【請求項21】 請求項9〜20のいずれかに記載の板
状触媒構造体を構成する単位板状触媒または単板の堰状
突起の単位板状触媒または単板との接続部の成す線が、
ガス流れ方向に対し0°から90°の間の任意の角度を
有するように配置したことを特徴とするガスの浄化装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7352652A JPH0910599A (ja) | 1995-04-25 | 1995-12-29 | 単位板状触媒、板状触媒構造体およびガスの浄化装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7-101395 | 1995-04-25 | ||
JP10139595 | 1995-04-25 | ||
JP7352652A JPH0910599A (ja) | 1995-04-25 | 1995-12-29 | 単位板状触媒、板状触媒構造体およびガスの浄化装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0910599A true JPH0910599A (ja) | 1997-01-14 |
Family
ID=26442276
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7352652A Pending JPH0910599A (ja) | 1995-04-25 | 1995-12-29 | 単位板状触媒、板状触媒構造体およびガスの浄化装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0910599A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014013933A1 (ja) * | 2012-07-18 | 2014-01-23 | バブコック日立株式会社 | 触媒構造 |
JP2014030791A (ja) * | 2012-08-03 | 2014-02-20 | Babcock-Hitachi Co Ltd | 排ガス浄化用板状触媒構造体 |
WO2014076938A1 (ja) * | 2012-11-13 | 2014-05-22 | バブコック日立株式会社 | 排ガス浄化用触媒構造体 |
CN113791011A (zh) * | 2021-08-10 | 2021-12-14 | 苏州西热节能环保技术有限公司 | 一种确定平板式催化剂几何比表面积的方法及装置和应用 |
-
1995
- 1995-12-29 JP JP7352652A patent/JPH0910599A/ja active Pending
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014013933A1 (ja) * | 2012-07-18 | 2014-01-23 | バブコック日立株式会社 | 触媒構造 |
JP2014018738A (ja) * | 2012-07-18 | 2014-02-03 | Babcock-Hitachi Co Ltd | 触媒構造 |
CN104968414A (zh) * | 2012-07-18 | 2015-10-07 | 三菱日立电力系统株式会社 | 催化剂结构体 |
CN104968414B (zh) * | 2012-07-18 | 2017-05-17 | 三菱日立电力系统株式会社 | 催化剂结构体 |
US9724683B2 (en) | 2012-07-18 | 2017-08-08 | Mitsubishi Hitachi Power Systems, Ltd. | Catalyst structure |
JP2014030791A (ja) * | 2012-08-03 | 2014-02-20 | Babcock-Hitachi Co Ltd | 排ガス浄化用板状触媒構造体 |
WO2014076938A1 (ja) * | 2012-11-13 | 2014-05-22 | バブコック日立株式会社 | 排ガス浄化用触媒構造体 |
JP2014097438A (ja) * | 2012-11-13 | 2014-05-29 | Babcock-Hitachi Co Ltd | 排ガス浄化用触媒構造体 |
CN104781005A (zh) * | 2012-11-13 | 2015-07-15 | 三菱日立电力系统株式会社 | 废气净化用催化剂结构体 |
US9694318B2 (en) | 2012-11-13 | 2017-07-04 | Mitsubishi Hitachi Power Systems, Ltd. | Catalyst structure for exhaust gas cleaning |
CN113791011A (zh) * | 2021-08-10 | 2021-12-14 | 苏州西热节能环保技术有限公司 | 一种确定平板式催化剂几何比表面积的方法及装置和应用 |
CN113791011B (zh) * | 2021-08-10 | 2024-05-03 | 苏州西热节能环保技术有限公司 | 一种确定平板式催化剂几何比表面积的方法及装置和应用 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4293569B2 (ja) | 触媒構造体と被処理ガス浄化装置 | |
US9724683B2 (en) | Catalyst structure | |
AU761031B2 (en) | Exhaust emission control catalyst structure and device | |
TW396052B (en) | Exhaust emission control catalyst element, catalyst structure, production method thereof, exhaust emission control apparatus and exhaust emission control method using the apparatus | |
US5820832A (en) | Plate-type catalytic converter | |
JPH0910599A (ja) | 単位板状触媒、板状触媒構造体およびガスの浄化装置 | |
JP5198744B2 (ja) | 触媒構造体 | |
JP5804909B2 (ja) | 排ガス浄化用触媒構造体及びその製造法 | |
JP2010253366A (ja) | 触媒構造体 | |
JP6978827B2 (ja) | 排ガス浄化用触媒ユニット | |
JP2014113569A (ja) | 排ガス浄化用触媒構造体 | |
JP2000117120A (ja) | 触媒構造体 | |
JP2014050824A (ja) | 排ガス浄化用触媒エレメントおよび排ガス浄化用触媒構造体 | |
WO2023171823A1 (ja) | 脱硝触媒構造体 | |
JP2002191986A (ja) | 排ガス浄化用触媒構造体およびその形成に用いるメタルラス板 | |
JP3704628B2 (ja) | 排ガス浄化装置の運転方法 | |
CA2162718C (en) | Plate catalyst | |
JPH09239243A (ja) | 排煙脱硝装置と方法 | |
JP2020116490A (ja) | 排ガス浄化用触媒構造体 | |
JP2014113568A (ja) | 排ガス浄化用触媒構造体 | |
CN116322991A (zh) | 废气净化用催化剂结构体 | |
JPH11347422A (ja) | 触媒構造体と排煙脱硝装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20041001 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050906 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060117 |