JPH09105002A - 筒状編物と抗菌性筒状編物およびその製造法とブラジャー - Google Patents

筒状編物と抗菌性筒状編物およびその製造法とブラジャー

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JPH09105002A
JPH09105002A JP6271931A JP27193194A JPH09105002A JP H09105002 A JPH09105002 A JP H09105002A JP 6271931 A JP6271931 A JP 6271931A JP 27193194 A JP27193194 A JP 27193194A JP H09105002 A JPH09105002 A JP H09105002A
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knit
knitted
skin
crimpable
thread
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JP6271931A
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Yasuo Sato
保郎 佐藤
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HATSUTA TATEAMI KK
SAWAMURA KK
Original Assignee
HATSUTA TATEAMI KK
SAWAMURA KK
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Publication date
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A41WEARING APPAREL
    • A41BSHIRTS; UNDERWEAR; BABY LINEN; HANDKERCHIEFS
    • A41B2400/00Functions or special features of shirts, underwear, baby linen or handkerchiefs not provided for in other groups of this subclass
    • A41B2400/34Functions or special features of shirts, underwear, baby linen or handkerchiefs not provided for in other groups of this subclass antimicrobial or antibacterial

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  • Corsets Or Brassieres (AREA)
  • Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)
  • Knitting Of Fabric (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目 的】 従来は筒状にしつつ縫い,湾曲した線材
を入れるためシワができ,それを伸ばしつつ縫いつける
ため能率が悪かった.また同時編組にも,側部が堅く肌
触りが悪い,湾曲した線材を入れにくいなどがあった.
そこで同時編組により欠点の全てを解消し,必要により
抗菌性を付与することにした. 【構 成】 ボリュウムの大きい肌にあたるニットと
ボリュウムの小さい外側となるニットの,両側のつなぎ
を,引っ張り強度を調節しながら同時に編組し,内部に
空洞をそなえ側方に湾曲させつつ,連続生産する手段と
その製品 【効 果】 形状記憶線材を挿入しやすいよう,湾曲
し空洞をそなえた筒状を連続生産でき,抗菌素材の混用
により炎症を防ぎ,臭いの発生を防ぎ得る.

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】[産業上の利用分野]この発明は,ブラジ
ャーの,カップ部の下縁に縫着される,湾曲した筒状
(パイプライナー)と,その製造法に関する.
【0002】[従来の技術]従来の技術によると,筒状
を作るのに作業能率が悪い,湾曲線材を挿入したとき,
湾曲した内側にシワができ,そのシワを伸ばしつつ,ミ
シンかけをしなければならぬため,慎重を要するし作業
能率が悪い,などの欠点があり,その改良として,例え
ば偏平にし,一方の側に伸縮性のない糸を入れ,他方の
側に伸縮性の大きい糸を入れ,伸縮性の大きい糸を引っ
張りつつ,同時に編みたてする,と云い得る手段があ
り,これには両側部が堅くなる,空洞が明瞭でないた
め,湾曲した線材を入れにくい,伸縮性の大きい糸を引
っ張るのに,無用のコストがかかる,などの改良すべき
点があった.また従来は,ブラジャーの,カップの下縁
にあたる部分に,アセモができたり,炎症がおきたり,
ときには余病の,発生原因になることもあるのに,対応
するものは現存していない.
【0003】[発明が解決しようとする課題]従来の一
般作業によると,複層にした布地または編み地などを,
機械屋の云う加工用ガイド,ミシン加工で云うラッパを
通して,筒状にしつつ縫うのであるから,コンピュータ
化とはほど遠い,能率が悪い手段であったし,直線縫い
になるため,湾曲した線材を挿入したとき,上記筒状
の,湾曲した内側にシワができ,その組み合せになった
ものを,上記のシワを伸ばしつつ,ブラジャーにするた
め,縫いつけするのであるから,慎重を要するし,作業
能率が悪い,などの欠点があった.そして改良版とも云
える,例えば偏平にして,一方の側に伸縮性のない糸を
入れ,他方の側に伸縮性の大きい糸を入れ,伸縮性の大
きい糸を引っ張りつつ,同時に編みたてをする,と云い
得る加工手段があり,これには,両側部が堅くなるた
め,肌触りが悪いとか,空洞が明瞭でないため,湾曲し
た線材を入れにくい,および,伸縮性の大きい糸を引っ
張るのに,無用のコストがかかる,などの改良すべき点
があった.
【0004】また従来のブラジャーは,カップの下縁に
あたる部分が,肌を強く押しているのと,肌触りにつ
き,解明が充分でなかったため,汗を含みやすく,乾き
にくく,そのためにアセモができたり,炎症がおきた
り,ときには余病の,発生原因になることもあるのに,
対応するものは現存していない.
【0005】[課題を解決するための手段]上記の課題
を解決するためこの発明は,次の,4個の手段をとるこ
とにした.
【0006】(A)捲縮性のある糸をパイル状に編み,
このときできる多数のループを,完成時に,外側となる
側に突出させようにした肌にあたるニット(1)と,捲
縮性のある糸をフラットに編み,この製品を,のちに使
用されるとき外側となるニット(2)と,両者を向かい
合わせた側部,両者の接する側において,捲縮性のある
糸により,ループをつくらない手段(業界用語で「ヒッ
カケ」とも云われる)により,両側のつなぎ(3)と
(4)のあいだに,空洞部(5)を設けるよう,一体化
して編組され,長さの方向に,内部に空洞をそなえた,
筒状のパイプライナーとされる.
【0007】(B)抗菌性ゼオライトなど,抗菌性また
は殺菌性のある物質を,原料の段階において混入し,ま
たはフィラメント状物,糸状物などにしたのち付着固定
された,捲縮性のある糸をパイル状に編み,このときで
きる多数のループを,完成時の外側となる側へ突出させ
た,肌にあたるニット(1)と,同様糸または従来糸に
よる,捲縮性のある糸をフラットに編んだ,使用時に外
側となるニット(2)と,両者を向かい合わせた側部,
両者の接する側において,捲縮性のある糸により,ルー
プをつくらない手段により,両側のつなぎ(3)と
(4)のあいだに,空洞部(5)を設けるよう一体化し
て編組され,長さの方向に内部に空洞をそなえた,筒状
の抗菌性パイプライナーとされる.
【0008】(C)捲縮性のある糸をパイル状に編み,
このときできる多数のループを,完成時の外側となる側
へ突出させた,肌にあたるニット(1)と,捲縮性のあ
る糸をフラットに編み,製品に使用されるとき外側とな
るニット(2)と,両者を向かい合わせた側部,接する
側において,捲縮性のある糸により,ループをつくらな
いよう,引っ張り強度をかけないよう(業界用語で「ヒ
ッカケ」とも云う)且つ,つなぎ(3)とつなぎ(4)
のあいだに,空洞部(5)ができるよう,且つ,肌にあ
たるニット(1)と外側となるニット(2)の,厚さの
違いにより,編みたてたとき該(1)と(2)が,横の
方向にカーブする,従来の欠点を逆用して,側方へ湾曲
するよう,同時に編みたてをする.
【0009】(D)抗菌性ゼオライトなど,抗菌性また
は殺菌性のある物質を,原料の段階において混入し,ま
たはフィラメント状物,糸状物などにしたのち付着固定
された,捲縮性のある糸をパイル状に編み,このときで
きる多数のループを,完成時の外側となる側へ突出させ
た,肌にあたるニット(1)と,同様糸または従来糸に
よる,捲縮性のある糸をフラットに編んだ,製品の使用
時に外側となるニット(2)と,両者を向かい合わせた
側部,両者の接する側において,捲縮性のある糸によ
り,ループをつくらないように,且つ,引っ張り強度を
かけないよう,つなぎ(3)と(4)のあいだに,空洞
部(5)ができるよう,且つ,肌にあたるニット(1)
と外側となるニット(2)の,厚さの違いにより編みた
てとき,該(1)と(2)が,横の方向に曲がりやす
い,と云う従来の欠点を逆用して,側方へ湾曲するよう
同時に編みたてをする.
【0010】[作 用]捲縮性のある糸による,図2に
示す,肌にあたるニット(6)と外側となるニット
(7)のように,両者のボリュームが等しいときは,側
部をまとめつつ編みたてしても,外見が平紐のようにな
るだけで,ねじれや曲がりは,ほとんど生ずることがな
い.ところが図3のように,肌にあたるニット(8)と
外側となるニット(9)に,大きいボリューム差がある
と,側部をまとめつつ編みたてしたとき,まっすぐに作
るのは,非常に難しいことになる.そして,肌にあたる
ニットと,外側になるニットの側部を,ループになるよ
うまとめると,該部が堅めになり,肌触りに難を生ずる
ことになる.ところが,ループにならないよう,引っ張
り強度をかけないよう,同時に編みたてすると,図1に
示すように,肌にあたるニット(1)は外方向にふくら
み,外方となるニット(2)は,内方向にふくらむ傾向
が顕著であり,極端な場合はツルのようになり,普通は
曲がったかたちになる,と云う欠点があったので,この
発明は,その欠点を逆用して,引っ張り強度を調節する
ことにより,湾曲した線材を入れやすいように,編みた
て時に曲がるよう,つなぎ(3)と(4)の部分が,固
くならないようにして,従来にない製品を,連続して生
産できることになった.
【0011】[実施例] (E)捲縮性のある糸をパイル状に編み,このときでき
る多数のループを,完成時の外側となる側へ,突出する
ようにした肌にあたるニット(1)と,捲縮性のある糸
をフラットに編み,最終製品が他の製品に使用されると
き,外側となるニット(2)と,両者を向かい合わせた
側部,接する側において,捲縮性のある糸により,ルー
プをつくらないよう,引っ張り強度をかけないよう,且
つ,つなぎ(3)とつなぎ(4)のあいだに,空洞部
(5)ができるよう,肌にあたるニット(1)と外側と
なるニット(2)の,厚さの違いにより,および編みた
てするとき,引っ張り強度を調節することにより,湾曲
した線材を入れやすいように,側方へ湾曲するよう,同
時に編みたてをされる.そしてこれにより,当初目的
の,湾曲した筒状(パイプライナー)を得ることができ
る.
【0012】(F)のちの(X)項に記載するような,
抗菌性ゼオライトなど,抗菌性または殺菌性のある物質
を,原料の段階において混入し,または,フィラメント
状物や糸状物にしたのち付着固定された,捲縮性のある
糸をパイル状に編み,このときできる多数のループを,
完成時の外側となる側へ,突出するようにした肌にあた
るニット(1)と,同様の糸または従来糸による,捲縮
性のある糸をフラットに編み,この最終製品が,他の製
品に使用されるとき外側となるニット(2)と,両者を
向かい合わせた側部,両者の接する側において,捲縮性
のある糸により,ループをつくらぬよう,引っ張り強度
をかけないよう,つなぎ(3)と(4)のあいだに,空
洞部(5)ができるよう,且つ,肌にあたるニット
(1)と外側となるニット(2)の,厚さの違いによ
り,および編みたてするとき,引っ張り強度を調節する
ことにより,湾曲した線材を入れやすいように,側方へ
湾曲するよう,同時に編みたてをされる.そしてこれに
より,当初目的の,湾曲した抗菌性の筒状(パイプライ
ナー)を得ることができる.
【0013】(X)数十件の試験内容を要約すると,K
社とR社の抗菌エステル糸には,急性毒性や変異原性が
なく,皮膚に対する影響につき,心配するところは無い
とあり,抗菌エステル糸40パーセントと綿糸60パー
セントの混綿のとき,大腸菌の減少率は90数パーセン
トであり,黄色ぶどう球菌の,菌減少率は30数パーセ
ント,その他に,菌の減少率は明らかでないが,黒カ
ビ,青カビ,枯草菌,白せん菌,メチシリン耐性黄色ぶ
どう球菌(MRSA),非公式には水虫,などに対して
抗菌性が認められる,となる.
【0014】上記の混綿に対する,平成6年9月20日
づけの試験結果によると,洗濯10回相当の処理後,肺
炎かん菌に対する,シェークフラスコ法による試験によ
れば,菌の減少率は,試料1につき94パーセント,試
料2につき98パーセントであり,綿布とブランクにつ
き,減少率は0の結果がでている.
【0015】[発明の効果]この発明は,以上に説明し
たように構成されているので,以下に記載するような効
果を奏する.
【0016】旧来の技術によると,イ)筒状を作るのに
作業能率が悪い,ロ)湾曲線材を挿入したとき,湾曲し
た内側にシワができ,ハ)そのシワを伸ばしつつ,ミシ
ンかけをしなければならぬため,慎重を要するし作業能
率が悪い,などの欠点があり,改良として,例えば偏平
にし,一方の側に伸縮性のない糸を入れ,他方の側に伸
縮性の大きい糸を入れ,伸縮性の大きい糸を引っ張りつ
つ,同時に編みたてする,と云い得る手段があり,ニ)
これには両側部が堅くなる,ホ)空洞が明瞭でないた
め,湾曲した線材を入れにくい,ヘ)伸縮性の大きい糸
を引っ張るのに,無用のコストがかかる,などの欠点が
あり,ト)従来は,ブラジャーの,カップの下縁にあた
る部分に,アセモができたり炎症がおきたり,余病の,
発生原因になることもあった.
【0017】ところが前記の(A)と(C)によると,
肌にあたるニット(1)と,製品に使用されるとき外側
となるニット(2)と,つなぎ(3)と同(4)が,同
時に編みたてされるため,前記欠点のうち少なくとも,
イ)ニ)ホ)ヘ)は解消されることになり,更に,肌に
あたるニット(1)と外側となるニット(2)の厚さの
違いと,一体編組するとき,つなぎ(3)と同(4)に
つき,引っ張り強度を調節することにより,湾曲した線
材を入れやすいよう,曲がるように編組されるので,前
記欠点のうち,ロ)ハ)は解消されることになった.
【0018】また前記の(B)と(D)によると,
(A)と(B)における捲縮性のある糸を,抗菌性ゼオ
ライトなど,抗菌性または殺菌性のある物質を,原料の
段階において混入し,またはフィラメント状物,糸状物
などにしたのち付着固定された,捲縮性のある糸に変え
るのであり,原料段階で混入したエステル糸は,先の
(X)項記載のように,急性毒性,変異原性,皮膚に対
する影響につき,心配するところはなく,抗菌エステル
糸40パーセントと綿糸60パーセントの混綿のとき,
大腸菌の菌減少率は90数パーセント,肺炎かん菌の菌
減少率は90数パーセント,黄色ぶどう球菌の菌減少率
は30数パーセント,その他に菌の減少率は明かでない
が,黒カビ,青カビ,枯草菌,白せん菌,メチシリン耐
性黄色ぶどう球菌(MRSA),非公式には水虫などに
対し,抗菌効果が認められるのであるから,ブラジャー
の,カップの下縁にあたる部分に,アセモができたり炎
症がおきたり,余病の発生原因になるという,従来の欠
点ト)を解消できることになった.
【0017】また(C)項記載のように,捲縮性のある
糸をパイル状に編み,このときできる多数のループを,
完成時の外側となる側へ,突出させたことにより,一見
したところは,ザラリとした感じがするのに,従来多用
されている,綿花の表面を思わせる面に比して,サラサ
ラして肌ざわりがいい,と云う結果になり,汗ばんで
も,従来のように,ジットリとした感じがしない.その
上に,抗菌性のポリエステル糸を混用すると,更に肌触
りが良くなり,炎症を防ぐ効果と,汗による,臭いの発
生を防ぐ効果を生ずる.
【図面の簡単な説明】
【図1】 請求項1に関する断面図
【図2】 従来法の部分断面図
【図3】 この発明の部分断面図
【符号の説明】
(1) 肌にあたるニット (2) 外側となるニット (3) つなぎ (4) つなぎ (5) 空洞部 (6) 肌にあたるニット (7) 外側となるニット (8) 肌にあたるニット (9) 外側となるニット
【手続補正書】
【提出日】平成6年11月22日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 筒状編物と抗菌性筒状編物およびその
製造法とブラジャー
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】[産業上の利用分野]この発明は,ブラジ
ャーの,カップ部の下縁に縫着される,湾曲した筒状
(パイプライナー)とその製造法,および該筒状を利用
したブラジャーに関する.
【0002】[従来の技術]従来の技術によると,筒状
を作るのに作業能率が悪い,湾曲線材を挿入したとき,
湾曲した内側にシワができ,そのシワを伸ばしつつ,ミ
シンかけをしなければならぬため,慎重を要するし作業
能率が悪い,などの欠点があり,その改良として,例え
ば偏平にし,一方の側に伸縮性のない糸を入れ,他方の
側に伸縮性の大きい糸を入れ,伸縮性の大きい糸を引っ
張りつつ,同時に編みたてする,と云い得る手段があ
り,これには両側部が堅くなる,空洞が明瞭でないた
め,湾曲した線材を入れにくい,伸縮性の大きい糸を引
っ張るのに,無用のコストがかかる,などの改良すべき
点があった.また従来は,ブラジャーの,カップの下縁
にあたる部分に,アセモができたり,炎症がおきたり,
ときには余病の,発生原因になることもあるのに,対応
するものは現存していない.
【0003】[発明が解決しようとする課題]従来の一
般作業によると,複層にした布地または編み地などを,
機械屋の云う加工用ガイド,ミシン加工で云うラッパを
通して,筒状にしつつ縫うのであるから,コンピュータ
化とはほど遠い,能率が悪い手段であったし,直線縫い
になるため,湾曲した線材を挿入したとき,上記筒状
の,湾曲した内側にシワができ,その組み合せになった
ものを,上記のシワを伸ばしつつ,ブラジャーにするた
め,縫いつけするのであるから,慎重を要するし,作業
能率が悪い,などの欠点があった.そして改良版とも云
える,例えば偏平にして,一方の側に伸縮性のない糸を
入れ,他方の側に伸縮性の大きい糸を入れ,伸縮性の大
きい糸を引っ張りつつ,同時に編みたてをする,と云い
得る加工手段があり,これには,両側部が堅くなるた
め,肌触りが悪いとか,空洞が明瞭でないため,湾曲し
た線材を入れにくい,および,伸縮性の大きい糸を引っ
張るのに,無用のコストがかかる,などの改良すべき点
があった.
【0004】また従来のブラジャーは,カップの下側が
肌に密接し,押さえているのに,肌触りにつき,解明が
充分でなかったため,汗を含みやすく,乾きにくく,そ
のためにアセモができたり,炎症がおきたり,臭いを発
生したり,ときには余病の,発生原因になることもある
のに,対応するものは現存していない.
【0005】この発明は,上記した問題点を解消するた
めの,筒状編物とその製法,およびその抗菌化と,該筒
状を利用したブラジャーの提供を目的としている.
【0006】[課題を解決するための手段]上記の課題
を解決するためこの発明は,次の,5個の手段をとるこ
とにした.
【0007】(イ)通常の糸ないし捲縮性のある糸(よ
りの強い糸)をパイル状に編み,このときできる多数の
ループを,完成したとき外側となる側へ突出させた肌に
あたるニット(1)と,同様の糸をフラットに編んだ,
完成品を使用するとき外側となるニット(2)と,両者
を向かい合わせた側部,両者の近接する面において,ル
ープをつくらない手段その他により一体化され,これに
よる両脇のつなぎ(3)と(4)のあいだに,空筒部
(5)ができるよう,同時に編みたてされた,トンネル
状の空間を有する筒状編物の提供
【0008】(ロ)抗菌性ゼオライトなど,抗菌性また
は殺菌性のある物質を,原料の段階において混入し,ま
たはフィラメント状物,糸状物などにしたのち付着固定
された,抗菌性のある糸をパイル状に編み,このときで
きる多数のループを,完成したとき外側となる側へ突出
させた肌にあたるニット(1)と,同様の糸または従来
の糸をフラットに編んだ,この完成品を使用するとき外
側となるニット(2)と,両者を向かい合わせた側部,
両者の近接する面において,ループをつくらない手段そ
の他により一体化され,これによるつなぎ(3)と
(4)のあいだに,空筒部(5)ができるよう,同時に
編みたてされた,長さの方向に,トンネル状の空間を有
する,抗菌性筒状編物の提供
【0009】(ハ)通常の糸ないし捲縮性のある糸をパ
イル状に編み,このときできる多数のループを,完成し
たとき外側となる側へ突出させた肌にあたるニット
(1)と,同様の糸をフラットに編んだ,この製品を使
用されるとき外側となるニット(2)と,両者を向かい
合わせた側部,両者の近接する面において,ループをつ
くらないよう,且つ引っ張り強度をかけないよう(例え
ば浅い層でヒッカケる)且つ,両者のつなぎ(3)と
(4)のあいだに,空筒部(5)ができるよう,且つ厚
手のニットと薄手のニットの厚さの違いにより,同時編
みたてするとき,横に曲がりやすい従来の欠点を逆用し
て,側方に湾曲するよう編みたてをする,製造法の提供
【0010】(ニ)抗菌性ゼオライトなど,抗菌性また
は殺菌性のある物質を,原料の段階において混入し,ま
たはフィラメント状物,糸状物などにしたのち付着固定
された,抗菌性のある糸をパイル状に編み,このときで
きる多数のループを,完成したとき外側となる側へ突出
させた,肌にあたるニット(1)と,同様の糸または従
来の糸をフラットに編んだ,この製品を使用するとき外
側となるニット(2)と,両者を向かい合わせた側部,
両者の近接する面において,ループをつくらないよう,
引っ張り強度をかけないよう且つ,両者のつなぎ(3)
と(4)のあいだに空筒部(5)ができるよう,且つ厚
手のニットと薄手のニットの厚さの違いにより,編みた
てするとき横に曲がりやすい,従来の欠点を逆用して,
抗菌性筒状が,側方に湾曲するよう編みたてする製造法
の提供
【0011】(ホ)先の(ロ)項に記載した抗菌性の筒
状編物につき,空筒部(5)に湾曲加工した線状物を挿
入内装し,肌にあたるニット(1)が乳房下縁の肌側に
あり,外側となるニット(2)が肌より見て外方になる
よう配置され,湾曲した内側に肌側より外方へ突出した
カップを配置し,湾曲した外側に胸部に取り付け得るブ
ラジャーの本体を配置して,縫合加工されたブラジャー
の提供
【0012】上記した(ハ)項と(ニ)項による,
(イ)項と(ロ)項に記載された筒状編物は,湾曲した
線状物を挿入しやすいよう,湾曲した状態で提供され,
(ホ)項記載のように,ブラジャーに加工するとき,従
来のような,加工上の欠点がない,などを特徴としてい
る.
【0013】[作 用]通常の糸ないし捲縮性のある糸
(よりの強い糸)による,向かい合う2組のニットにつ
き,図2(同図と,図2a,図3は,右の部分を省略し
てあり,おおむね左部分と対称形である)の,肌にあた
るニット(1a)と外側となるニット(2a)のよう
に,両者のボリュームが相等しいときは,側部(6a)
と側部(7a)をまとめつつ編みたてたとき,円筒状に
なり湾曲はしない.また縁部(8a)と同(9a)をま
とめつつ編みたてると,外見が偏平なヒモのようにな
り,ねじれや曲がりは,ほとんど生ずることがない.そ
して側部(6a)と側部(7a)をまとめつつ,続きに
縁部(8a)と縁部(9a)をまとめると,図2aのよ
うになり,空筒部(5)をへて図の右も編組され,二重
楕円に近い断面となり,ねじれや曲がりを生ずることは
ない.ところが,図3のように,肌にあたるニット(1
b)と,外側となるニット(2b)のあいだに,ボリュ
ーム差があると,縁部をまとめつつ編みたてるとき,ま
っすぐ編むのが難しくなり,極端な場合はツル草のよう
に巻き,断面は円形にならず,田舎饅頭のようになり,
普遍的にみて側方へ湾曲しやすい,と云う欠点があっ
た.そこでこの欠点を逆用して,縁部をまとめるとき,
ループにならないよう,引っ張り強度をかけないよう,
浅い層でヒッカケるその他により,同時に編みたてする
と,図4のように,肌にあたるニット(1c)は外方向
にふくらみ,外方となるニット(2c)は,側部におい
て,肌にあたるニット(1c)の側部に接続するため,
外方向に膨らみ,のちつなぎの糸に引かれて,内方に曲
がる傾向があり,空筒部(5)をへた図の右部分は,図
4と対称にはならず,若干のタイムラグとテンションの
差により,接続部が同(10)とは少し異なり,断面で
いう位置のずれなどがあり,目に見えにくい非対称によ
り,側方へ湾曲することになる.従って,この点を調節
することにより,湾曲した線材を入れやすいよう,湾曲
させつつ,連続して生産できることになった.
【0014】従来のブラジャーは,カップの下側が,乳
房の下側に密接して,肌を押しているのに,肌触りにつ
き,充分に解明されていなかったため,汗を含んで乾き
にくく,アセモができたり,炎症がおきたり,汗臭くな
ったり,余病の原因になることもあった.そこで肌にあ
たるニット(1)を,パイル状に編んで多数のループ
を,ブラジャーに使用するとき,肌に接するようにした
ので,肌にタオルが接するかたちになり,従来の欠点を
軽減できることになり,同ニットを抗菌性にすることに
より,欠点の全てを解消できることになった.
【0015】[実施例]次の(B)項,(D)項,
(E)項の抗菌性については,のちに(X)項において
説明するとして,以下,図により実施例につき説明すれ
ば,
【0016】(A)通常の糸ないし捲縮性のある糸をパ
イル状に絹み,このときできる多数のループを,完成し
たとき外側となる側へ,突出するようにした肌にあたる
ニット(1)と,同様の糸をフラットに編んだ,完製品
をのちに使用するとき外側となるニット(2)と,両者
を向かい合わせた側部,両者の近接する面において,ル
ープをつくらない手段その他により一体化され,これに
よる両側のつなぎ(3)と(4)のあいだに,空筒部
(5)があり,長さの方向に,トンネル状の空間をそな
え,設定したように湾曲した筒状の編物
【0017】(B)抗菌性ゼオライトなど,抗菌性また
は殺菌性のある物質を,原料の段階において混入し,ま
たはフィラメント状物,糸状物などにしたのち付着固定
された,抗菌性のある糸をパイル状に編み,このときで
きる多数のループを,完成したとき外側となる側へ突出
させた肌にあたるニット(1)と,同様の糸または従来
の糸をフラットに編んだ,この完成品を使用するとき外
側となるニット(2)と,両者を向かい合わせた側部,
両者の近接する面において,ループをつくらない手段そ
の他により一体化され,両側のつなぎ(3)と(4)の
あいだに,空筒部(5)があり,長さの方向に,トンネ
ル状の空間をそなえ,設定したように湾曲した抗菌性の
筒状編物
【0018】(C)通常の糸ないし捲縮性のある糸をパ
イル状に編み,このときできる多数のループを,完成し
たとき外側となる側へ突出させた肌にあたるニット
(1)と,同様の糸をフラットに編んだ,この製品を使
用されるとき外側となるニット(2)と,両者を向かい
合わせた側部,両者の近接する面において,ループをつ
くらないよう,且つ引っ張り強度をかけないよう(例え
ば浅い層でヒッカケる)且つ,両者のつなぎ(3)と
(4)のあいだに,空筒部(5)ができるよう,且つ厚
手のニットと薄手のニットの厚さの違いにより,同時編
みたてするとき,横に曲がりやすい従来の欠点を逆用し
て,若干のタイムラグとテンションの差により,側方へ
湾曲させつつ編みたてをする筒上編物の製造法
【0019】(D)抗菌性ゼオライトなど,抗菌性また
は殺菌性のある物質を,原料の段階において混入し,ま
たはフィラメント状物,糸状物などにしたのち付着固定
された,抗菌性のある糸をパイル状に編み,このときで
きる多数のループを,完成したとき外側となる側へ突出
させた,肌にあたるニット(1)と,同様の糸または従
来の糸をフラットに編んだ,この製品を使用するとき外
側となるニット(2)と,両者を向かい合わせた側部,
両者の近接する面において,ループをつくらないよう,
引っ張り強度をかけないよう且つ,両者のつなぎ(3)
と(4)のあいだに空筒部(5)ができるよう,且つ厚
手のニットと薄手のニットの厚さの違いにより,編みた
てするとき横に曲がりやすい,従来の欠点を逆用して,
若干のタイムラグとテンションの差により,側方へ湾曲
させつつ編みたてをする抗菌性筒上編物の製造法
【0020】(E)抗菌性ゼオライトなど,抗菌性また
は殺菌性のある物質を,原料の段階において混入し,ま
たはフィラメント状物,糸状物などにしたのち付着固定
された,抗菌性のある糸をパイル状に編み,このときで
きる多数のループを,完成したとき外側となる側へ突出
させた,肌にあたるニット(1)と,同様の糸または従
来の糸をフラットに編んだ,この製品を使用するとき外
側となるニット(2)と,両者を向かい合わせた側部,
両者の近接する面において,ループをつくらないよう,
引っ張り強度をかけないよう,つなぎ(3)と(4)の
あいだに,空筒状ができるようにされた筒状の編物につ
き,空筒部(5)に湾曲加工した線状物を挿入内装し,
肌にあたるニット(1)が乳房下縁の肌側にあり,外側
となるニット(2)が肌より見て外方となるよう配置さ
れ,湾曲した内側に肌側より外方へ突出したカップを配
置し,湾曲した外側に胸部に取り付け得るブラジャーの
本体を配置して,縫合加工によりブラジャーを得る.
【0021】(X) 数十件の試験結果より,関係のあ
る部分を要約すると,K社とR社の抗菌エステル糸に
は,急性毒性や変異原性はなく,皮膚に対する影響は,
心配するところが無く,抗菌エステル糸40パーセント
と綿糸60パーセントの混綿のとき,大腸菌の減少率は
90数パーセントであり,黄色ぶどう球菌の菌減少率は
30数パーセント,その他,菌の減少率は明らかでない
が,黒カビ,青カビ,枯草菌,白せん菌,メチシリン耐
性黄色ぶどう球菌(MRSA),非公式には水虫,など
に対して抗菌性が認められる,となる.
【0022】上記の混綿に対する,平成6年9月20日
づけの試験結果によると,洗濯10回相当の処理後,肺
炎かん菌に対する,シェークフラスコ法による試験によ
れば,菌の減少率は,試料1につき94パーセント,試
料2につき98パーセントであり,綿布とブランクにつ
き,減少率は0の結果がでている.
【0023】
【発明の効果】この発明は,以上に説明したように構成
されているので,以下に記載するような効果を奏する.
【0024】旧来の技術によると,イ)筒状を作るのに
作業能率が悪い,ロ)湾曲線材を挿入したとき,湾曲し
た内側にシワができ,ハ)そのシワを伸ばしつつ,ミシ
ンかけをしなければならぬため,慎重を要するし作業能
率が悪い,などの欠点があり,改良として,例えば偏平
にし,一方の側に伸縮性のない糸を入れ,他方の側に伸
縮性の大きい糸を入れ,伸縮性の大きい糸を引っ張りつ
つ,同時に編みたてする,と云い得る手段があり,ニ)
これには両側部が堅くなる,ホ)空洞が明瞭でないた
め,湾曲した線材を入れにくい,ヘ)伸縮性の大きい糸
を引っ張るのに,無用のコストがかかる,などの欠点が
あり,ト)従来は,ブラジャーの,カップの下縁にあた
る部分に,アセモができたり炎症がおきたり,余病の,
発生原因になることもあり,臭いの発生もあった.
【0025】ところが前記の(A)と(C)によると,
肌にあたるニット(1)と,製品に使用されるとき外側
となるニット(2)と,つなぎ(3)と同(4)が,同
時に編みたてされるため,前記欠点のうち少なくとも,
イ)ニ)ホ)ヘ)は解消されることになり,更に,肌に
あたるニット(1)と外側となるニット(2)の厚さの
違いと,同時編組するとき,つなぎ(3)と同(4)に
つき,引っ張り強度を調節することにより,湾曲した線
材を入れやすいよう,湾曲させつつ編組されるので,前
記欠点のうち,ロ)ハ)は解消されることになった.
【0026】また前記した(B)項と(D)項による
と,(A)項と(B)項における,通常の糸ないし捲縮
性のある糸を,抗菌性ゼオライトなど,抗菌性または殺
菌性のある物質を,原料の段階において混入し,または
フィラメント状物,糸状物などにしたのち付着固定され
た,抗菌性のある糸に変えるのであり,原料段階で混入
した抗菌エステル糸は,先の(X)項記載のように,急
性毒性,変異原性,皮膚に対する影響につき,心配する
ところがなく,抗菌エステル糸40パーセントと綿糸6
0パーセントの混綿のとき,大腸菌の菌減少率は90数
パーセント,肺炎かん菌の菌減少率は90数パーセン
ト,黄色ぶどう球菌の菌減少率は30数パーセント,そ
の他に,菌の減少率は明かでないが,黒カビ,青カビ,
枯草菌,白せん菌,メチシリン耐性黄色ぶどう球菌(M
RSA),非公式には水虫などに対し,抗菌効果が認め
られるので,ブラジャーの,カップの下側にあたる部分
に,アセモができたり,炎症がおきたり,余病の発生原
因になるという,従来の欠点ト)を解消できることにな
った.
【0027】また(C)項記載のように,捲縮性のある
糸をパイル状に編み,このときできる多数のループを,
完成時の外側となる側へ,突出させたことにより,一見
したところは,ザラリとした感じがするのに,従来多用
されている,綿花の表面を思わせる面に比して,サラサ
ラして肌ざわりがいい,と云う結果になり,汗ばんで
も,従来のように,ジットリとした感じがしない.その
上に,抗菌性のポリエステル糸を混用すると,更に肌触
りが良くなり,炎症を防ぐ効果と,汗による,臭いの発
生を防ぐ効果を生ずる.
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に関する,略示した正断面図
【図2】 従来法の部分断面図
【図2a】 同上の加工断面図
【図3】 この発明に関する,部分断面図
【図4】 同上の加工断面図
【符号の説明】 (1) 肌にあたるニット (2) 外側となるニット (3) つなぎ (4) つなぎ (5) 空筒部 (1a) 肌にあたるニット (2a) 外側となるニット (6a) (肌にあたるニット(1a)の)側部 (7a) (外側となるニット(2a)の)側部 (8a) (肌にあたるニット(1a)の)縁部 (9a) (外側となるニット(2a)の)縁部 (1b) 肌にあたるニット (2b) 外側となるニット (6b) (肌にあたるニット(1b)の)側部 (7b) (外側となるニット(2b)の)側部 (8b) (肌にあたるニット(1b)の)縁部 (9b) (外側となるニット(2b)の)縁部 (1c) 肌にあたるニット (2c) 外側となるニット (10) 接続部
【手続補正書】
【提出日】平成7年5月17日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】(D)抗菌性ゼオライトなど,抗菌性また
は殺菌性のある物質を,原料の段階において混入し,ま
たはフィラメント状物,糸状物などにしたのち付着固定
された,捲縮性のある糸をパイル状に編み,このときで
きる多数のループを,完成時の外側となる側へ突出させ
た,肌にあたるニット(1)と,同様糸または従来糸に
よる,捲縮性のある糸をフラットに編んだ,製品の使用
時に外側となるニット(2)と,両者を向かい合わせた
側部,両者の接する側において,捲縮性のある糸によ
り,ループをつくらないように,且つ,引っ張り強度を
かけないよう,つなぎ(3)と(4)のあいだに,空洞
部(5)ができるよう,且つ,肌にあたるニット(1)
と外側となるニット(2)の,厚さの違いにより編みた
てるとき該(1)と(2)が,横の方向へ曲がりやすい
と云う,従来の欠点を逆用して,側方へ湾曲するよう同
時に編みたてをする。
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】追加
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D04B 1/24 D04B 1/24

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 捲縮性のある糸をパイル状に編んで多数
    のループを完成時の外側となる側へ突出させた肌にあた
    るニット(1)と,捲縮性のある糸をフラットに編んだ
    製品の使用時に外側となるニット(2)と,両者を向か
    い合わせた側部,両者の接する側において捲縮性のある
    糸によりループをつくらない手段により一体化され,両
    側のつなぎ(3)と(4)のあいだに空洞部(5)を設
    けてなるパイプライナー
  2. 【請求項2】 抗菌性ゼオライトなど,抗菌性または殺
    菌性のある物質を原料の段階において混入し,またはフ
    ィラメント状物,糸状物などにしたのち付着固定された
    捲縮性のある糸をパイル状に編んで多数のループを完成
    時の外側となる側へ突出させた肌にあたるニット(1)
    と,同様糸または従来糸により捲縮性のある糸をフラッ
    トに編んだ使用時に外側となるニット(2)と,両者を
    向かい合わせた側部,両者の接する側において捲縮性の
    ある糸によりループをつくらない手段により一体化さ
    れ,両側のつなぎ(3)と(4)のあいだに空洞部
    (5)を設けてなる,請求項1記載の抗菌性パイプライ
    ナー
  3. 【請求項3】 捲縮性のある糸をパイル状に編んで多数
    のループを完成時の外側となる側へ突出させた肌にあた
    るニット(1)と,捲縮性のある糸をフラットに編んだ
    製品の使用時に外側となるニット(2)と,両者を向か
    い合わせた側部,接する側において,捲縮性のある糸に
    よりループをつくらないよう且つ引っ張り強度をかけな
    いよう(業界用語で「ヒッカケ」とも云う)且つ,つな
    ぎ(3)とつなぎ(4)のあいだに空洞部(5)ができ
    るよう,且つ肌にあたるニット(1)と外側となるニッ
    ト(2)の厚さの違いにより編みたて時に該(1)と
    (2)が横方向にカーブする従来の欠点を逆用して,側
    方へ湾曲するよう同時に編みたてをするパイプライナー
    の製造方法
  4. 【請求項4】 抗菌性ゼオライトなど,抗菌性または殺
    菌性のある物質を原料の段階において混入し,またはフ
    ィラメント状物,糸状物などにしたのち付着固定された
    捲縮性のある糸を,パイル状に編んで多数のループを完
    成時の外側となる側へ突出させた肌にあたるニット
    (1)と,同様糸または従来糸による捲縮性のある糸を
    フラットに編んだ製品の使用時に外側となるニット
    (2)と,両者を向かい合わせた側部,接する側におい
    て,捲縮性のある糸によりループをつくらないよう且つ
    引っ張り強度をかけないよう且つ,つなぎ(3)と同
    (4)のあいだに空洞部(5)ができるよう,且つ肌に
    あたるニット(1)と外側となるニット(2)の厚さの
    遠いにより編みたて時に該(1)と(2)が横方向にカ
    ーブする従来の欠点を逆用して,側方へ湾曲するよう同
    時に編みたてをする,請求項3記載の抗菌性パイプライ
    ナーの製造方法
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6708530B2 (en) 2002-07-02 2004-03-23 Sara Lee Corporation Single-layer/double-layer cushion cup brassiere with terry loop stitch construction
JP2018538458A (ja) * 2015-12-25 2018-12-27 カイピン コリエン ニッターズ デヴェロップメント カンパニー リミテッドKaiping Kelian Knitters Dev. Co., Ltd ベルベットブラジャーワイヤーチャネル及びブラジャー

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