JPH0910499A - 電磁誘導加熱式アイロン台 - Google Patents

電磁誘導加熱式アイロン台

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JPH0910499A
JPH0910499A JP16341895A JP16341895A JPH0910499A JP H0910499 A JPH0910499 A JP H0910499A JP 16341895 A JP16341895 A JP 16341895A JP 16341895 A JP16341895 A JP 16341895A JP H0910499 A JPH0910499 A JP H0910499A
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JP
Japan
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induction heating
electromagnetic induction
heating coil
iron
ironing board
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JP16341895A
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English (en)
Inventor
Takeshi Fukunaga
武士 福永
Takeshi Fujita
健 藤田
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 電磁誘導加熱コイルを内蔵しこれによってア
イロン本体を誘導加熱するよう構成したアイロン台であ
って、前記電磁誘導加熱コイルは導電体の単線を間隔を
あけてうず巻き状に巻回してなると共に、前記間隔は単
線間に発生した結露がまたがらない距離としたことを特
徴とする電磁誘導加熱式アイロン台。 【効果】 電磁誘導加熱コイルが、単線を平板でうず巻
き状に巻回して構成され、かつ隣接する単線の間隔を結
露がまたがらない特定の値に設置することによって、電
磁誘導加熱コイルに結露が生じても絶縁不良の発生を防
止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は電磁誘導加熱式アイロ
ンに誘導加熱電力を供給する誘導加熱コイルを内蔵した
アイロン台に関するもので、特にその誘導加熱コイルの
改良構造に関する。
【0002】
【従来の技術】通常の電気アイロンは、電源コードを介
してアイロン本体の発熱ヒータへ給電を行っているが、
アイロンがけ(操作)の際にその電源コードが邪魔にな
るという問題があった。この問題に対して、アイロン本
体のコテ面に磁性体を設置し、一方、アイロン台にその
磁性体を誘導加熱する電磁誘導加熱装置を設置して電源
コードをアイロン本体ではなく電磁誘導加熱装置に接続
し、それによってアイロンがけの際に電源コードが邪魔
にならないようにしたいわゆる“コードレスアイロン”
が種々提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしこの誘導加熱式
のコードレスアイロンでは、アイロン台の電磁誘導加熱
コイルは各コイル間の絶縁不良によって電磁誘導加熱装
置の破損をまねくおそれがあった。すなわち、通常のア
イロンがけはスチームを発生させながら行なうことが多
いので、アイロン台の電磁誘導加熱コイルの周辺にスチ
ームが通過して腐蝕を発生させやすく、従って電磁誘導
加熱コイルに結露が生じると絶縁不良を起こしやすい。
特に電磁誘導加熱コイルが通常、細いエナメル線を10
数本より合せたリッツ線を一平面内でうず巻き状に巻い
て構成されているので、電磁誘導加熱コイルが腐蝕し結
露が生じると、ただちに電磁誘導加熱コイル間の絶縁不
良に結びつき、それによって電磁誘導加熱装置の破損を
まねくおそれがあったわけである。
【0004】これらの問題に対しては、防水板を電磁誘
導加熱コイルの上部に取り付け、スチームが電磁誘導加
熱コイルに触れないようにすることも考えられるが、電
磁誘導加熱コイルとアイロン本体の被加熱体との距離が
大きくなって効率が低下すると共に電磁誘導加熱コイル
自体の発熱量が大きくなるおそれがある。また電磁誘導
加熱コイルを合成樹脂でモールドする方法も提案されて
いるが(特開平3−155900号公報参照)、電磁誘
導加熱コイル自体から発生する熱が内部にこもるのでそ
れらの熱を放散させるために大きな冷却フアンが必要と
なる。
【0005】かくしてこの発明の主要な目的の1つは、
電磁誘導加熱コイルがスチームの通過環境にあっても絶
縁不良にならないようにすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用】この発明は、電
磁誘導加熱コイルを内蔵しこれによってアイロン本体を
誘導加熱するよう構成したアイロン台であって、前記電
磁誘導加熱コイルは導電体の単線を間隔をあけてうず巻
き状に巻回してなると共に、前記間隔は単線間に発生し
た結露がまたがらない距離としたことを特徴とする電磁
誘導加熱式アイロン台である。
【0007】すなわち、この発明は、電磁誘導加熱コイ
ルをうず巻き状に巻回してなる導電体の単線で構成し、
かつうず巻きの隣接間隔を単線間に発生した結露(水)
がまたがらない距離とすることによって、電磁誘導加熱
コイルに結露が生じてもその結露によって隣接単線が電
気的に接続されるようなことはなく、それによって絶縁
不良の発生を防止しようとするものである。一方、その
単線の隣接間隔は、アイロン本体を誘導加熱するための
最低限のエネルギーが確保できる距離以下に設定される
のが好ましい。つまりうず巻きの隣接間隔は、結露がま
たがらない程度に大きくしなければならないが、逆にあ
まり大きくすると単位面積当たりのターン数が少なくな
り、それに伴って誘導磁界密度が小さくなってアイロン
本体(の磁性体)を十分誘導加熱できなくなる。そこ
で、これらの条件を満たす単線の隣接間隔の距離として
は、具体的には2.5〜5.5mmが好ましく、3.5〜4.5mm
がより好ましい。
【0008】この発明において電磁誘導加熱コイルの導
電体単線としては、直径2.5〜1.8mmの銅線又はエナメ
ル線が好適に使用できる。電磁誘導加熱コイルは、上述
のごとく単線を一平面内でうず巻き状に巻回して構成さ
れるが、そのうず巻き形状を略楕円形に構成されると、
アイロン本体のベース面の楕円形やアイロンがけ操作の
楕円軌蹟に対応してアイロン本体の被加熱体への加熱を
効率的に行うことができる。
【0009】
【実施例】以下、図に示す実施例に基づいてこの発明を
詳述する。なお、これによってこの発明が限定されるも
のではない。まず図1はこの発明の一実施例を示す概略
構成説明図、図2はその電気回路概略構成説明図であ
る。
【0010】図1及び2において、電磁誘導加熱式アイ
ロン(又はアイロン装置)Aは、アイロン台1とアイロ
ン本体2とからなり、アイロン台1は電源コード7を介
して電力の供給を受ける主として整流回路とインバータ
回路とからなる電磁誘導加熱装置4と、この装置4から
高周波電流の供給を受ける電磁誘導加熱コイル(以下、
加熱コイルと称す)3と、主としてこの加熱コイル3で
発生する熱を外部へ放出するフアン9とからなる。な
お、8はアイロン作業板、5は外部空気の入口、10・
11は空気出口、12は脚部、17は図2の電気回路の
メインスイッチである。
【0011】一方、アイロン本体2は、アイロン台1の
加熱コイル3によって加熱される被加熱体13から主と
してなる基体15と、この基体15の把手16とからな
る。そして被加熱体13は、磁性体層6と、この磁性体
層6の上に形成された熱伝導体層14とからなる。磁性
体層6はアルミニウム合金(例えばADC12)からな
る熱伝導体層14に磁性金属としてのステンレス鋼(例
えばSUS 430,厚さ約0.7mm)を金属溶射によって形成
している。
【0012】図3は上述したアイロン台における加熱コ
イルまわりの構成説明図である。さて図3において、加
熱コイル3は細いエナメル線の単線(直径:約2.2m
m,但し、導電体としての銅線部:直径2.2mm,エナ
メル被膜約40μm)を一平面内でうず巻き状に巻いて構
成され、アイロン作業板8の下方の支持台18上に配置
される。なお、19は支持台18の下方で、加熱コイル
3に背向して設置された防磁用フェライト板である。
【0013】ここで加熱コイル3の単線の隣接間隔lは
約4.0mm(中心間距離L:約6.2mm)に設定されてい
る。以上の構成を備えた電磁誘導加熱式アイロンAの作
動を説明する。まずアイロンがけを行うに当っては、電
源コード7を電源コンセント(図示省略)に差し込みア
イロン作業板8上にアイロン掛けを行いたい衣類などを
載置しアイロン本体2を押しつける。
【0014】かくしてアイロン本体2の被加熱体13を
構成する磁性体層6がアイロン台1の加熱コイル3によ
って発生する高周波磁界によって電磁誘導加熱され、衣
類にアイロンがけが行われる。ここで磁性体層5で発生
した熱は熱伝導体層14へ伝達されてアイロン本体(の
ベース面)全体を均一に約200℃に加熱し良好なアイ
ロンがけを可能にする。そして加熱コイル3が導電体の
単線で構成され、かつ単線の隣接間隔を結露がまたがら
ない特定の値に設定しているので、加熱コイル3に結露
が生じても絶縁不良の発生を防止できると共にアイロン
本体の被加熱体13を効率良く加熱できる。 そして被
加熱体13は磁性体層6と熱伝導体層14とが接して構
成されているが両層が溶射によって一体形成されている
ので両層の熱膨張率の相異にかかわらず剥離が防止でき
る。
【0015】図4は加熱コイルの配置状態を示すアイロ
ン台の平面略図である。図4において加熱コイル3はア
イロン台1のアイロン作業板8の下面に沿って、一平面
内でうず巻き状に構成されるが、そのうず巻きは作業板
8の長手方向に長軸が一致するよう配された楕円形であ
る。これによって加熱コイル3の形状がアイロン本体2
のベース面の楕円形状やアイロンがけ操作の楕円軌蹟に
対応し、それによってアイロンがけ作業中の被加熱体1
3への加熱を効率的に行うことができる。
【0016】以上の実施例とは異なり、アイロン本体に
スチーム供給機構を付設することができる。図5は他の
実施例を示すアイロン本体の断面図である。図5におい
てアイロン本体22は内部に水タンク40を有し、この
水タンク40の底部の弁42をスチームスイッチ41を
押し下げることによって開放でき、それによって水を気
化室43内に送り込んで蒸気とし、噴射口44・45か
ら噴射できるようにしている。なお気化室43は熱伝導
体層26上に形成され、熱伝導体層26は図示しない加
熱コイルによって加熱された磁性体層25から熱の伝導
を受けて高温(約200℃)に維持されているので水の
供給を受ければ蒸気発生できる。
【0017】
【発明の効果】この発明によれば、電磁誘導加熱コイル
を、一平面内でうず巻き状に巻回してなる導電体の単線
で構成し、かつ単線の隣接間隔を結露がまたがらない距
離とすることによって、加熱コイルに結露が生じても絶
縁不良の発生を防止できる。更にその単線のうず巻きが
略楕円に沿って形成されるとアイロン本体の被加熱体へ
の加熱を効率的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す概略構成説明図であ
る。
【図2】この実施例の電気回路概略説明図である。
【図3】アイロン台における加熱コイルまわりの構成説
明図である。
【図4】加熱コイルの配置状態を示すアイロン台の平面
略図である。
【図5】他の実施例を示すアイロン本体の断面図であ
る。
【符号の説明】
1 アイロン台 2 アイロン本体 3 加熱コイル 4 電磁誘導加熱装置 5 外部空気の入口 6 磁性体層 7 電源コード 8 アイロン作業板 9 フアン 10・11 空気出口 12 脚部 13 被加熱体 14 熱伝導体層 15 基体 16 把手 17 メインスイッチ 18 支持台 19 フェライト板 A 電磁誘導加熱式アイロン

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電磁誘導加熱コイルを内蔵しこれによっ
    てアイロン本体を誘導加熱するよう構成したアイロン台
    であって、前記電磁誘導加熱コイルは導電体の単線を間
    隔をあけてうず巻き状に巻回してなると共に、前記間隔
    は単線間に発生した結露がまたがらない距離としたこと
    を特徴とする電磁誘導加熱式アイロン台。
  2. 【請求項2】 単線の間隔の距離は、アイロン本体を誘
    導加熱する最低限のエネルギーが確保できる距離以下で
    ある請求項1の電磁誘導加熱式アイロン台。
  3. 【請求項3】 単線の間隔の距離は、2.5〜5.5mmであ
    る請求項2の電磁誘導加熱式アイロン台。
  4. 【請求項4】 電磁誘導加熱コイルのうず巻き形状を楕
    円形とした請求項1の電磁誘導加熱式アイロン台。
JP16341895A 1995-06-29 1995-06-29 電磁誘導加熱式アイロン台 Pending JPH0910499A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3218386C1 (de) 1982-05-15 1983-10-13 Taprogge Gesellschaft mbH, 4000 Düsseldorf Vorrichtung zum Reinigen der Röhren von Röhren-Wärmetauschern
EP1852545A2 (en) * 2006-05-05 2007-11-07 Lung Wai Choi Induction ironing apparatus and method

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3218386C1 (de) 1982-05-15 1983-10-13 Taprogge Gesellschaft mbH, 4000 Düsseldorf Vorrichtung zum Reinigen der Röhren von Röhren-Wärmetauschern
EP1852545A2 (en) * 2006-05-05 2007-11-07 Lung Wai Choi Induction ironing apparatus and method
EP1852545A3 (en) * 2006-05-05 2009-04-08 Lung Wai Choi Induction ironing apparatus and method

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