JPH09104123A - インクジェットプリンタ - Google Patents

インクジェットプリンタ

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JPH09104123A
JPH09104123A JP29189095A JP29189095A JPH09104123A JP H09104123 A JPH09104123 A JP H09104123A JP 29189095 A JP29189095 A JP 29189095A JP 29189095 A JP29189095 A JP 29189095A JP H09104123 A JPH09104123 A JP H09104123A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スペース上有利で、レイアウトの自由度が高
いインクジェットプリンタを提供する。 【解決手段】 印刷用紙を給紙する搬送装置LMの搬送
ローラ15の一側に、搬送装置LMの搬送ギヤ群G1
を、他側に回復装置の回復ギヤ群G2をそれぞれ配設す
る。また、搬送装置LMへの駆動力が、搬送ローラ15
の回転軸27を通じて、回復装置にも伝達する。さら
に、搬送ローラ15の一側にプリント基板78を配設
し、プリント基板78より延びる配線を搬送装置LMの
搬送ギヤ群G1の下側に配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクの不吐出あ
るいは吐出不良の回復を行うインクジェットプリンタに
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、インクジェットプリンタは、イ
ンクの液滴を吐出して、記録紙等の記録媒体に記録を行
うものであり、本体ケース内に、インクジェット式の印
字ヘッド及び該印字ヘッドに供給するためのインクを収
容するインクカートリッジを着脱可能に搭載する記録装
置と、搬送ローラを有し該搬送ローラによって記録紙等
の記録媒体を搬送する搬送装置と、上記記録装置を、上
記搬送装置によって搬送される記録媒体の大きさに応じ
て往復移動させるキャリッジ装置とを備える。
【0003】このようなインクジェットプリンタは、イ
ンクの液滴を吐出して記録を行うものであることから、
インクの不吐出あるいは吐出不良が起こる場合がある。
このようなインクの不吐出あるいは吐出不良は、インク
の液滴を吐出するノズルの先端にゴミが付着したり、イ
ンク供給源からのインクに気泡が混入したり、ノズル内
でインクが乾燥したり、印字中に記録媒体からの紙粉が
ノズルに付着する等の種々の理由によって生ずる。
【0004】そのため、このようなインクの不吐出ある
いは吐出不良の回復装置として、非記録時に印字ヘッド
をキャップで覆い、ポンプ等の吸引手段によってキャッ
プを通じて印字ヘッド内の不良インクを吸引するパージ
装置や、可撓性のワイパー部材で印字ヘッドのノズル面
をワイピングするワイピング装置等を設けることが知ら
れている(例えば特開平5ー42675号公報参照)。
【0005】そして、このような回復装置の駆動は、印
字ヘッドが非記録エリアにあるときに行われ、かかる非
記録エリアにあるときには印字が行われず記録媒体の搬
送が行われないことから、回復装置の駆動には記録媒体
搬送装置の駆動手段を利用しているのが現状である。ま
た、回復装置の駆動に記録媒体搬送装置の駆動手段を利
用するようにしていることから、回復装置と記録媒体搬
送装置とは、搬送ローラに対し同一側に配設されるのが
一般的である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに、回復装置と記録媒体搬送装置とを搬送ローラに対
し同一側に配設するようにすると、それらを駆動するた
めの回復ギヤ群、搬送ギヤ群も同一側に配設されること
となり、それらのギヤ群を配設するための十分なスペー
スを確保することが困難となり、レイアウト上の制約を
受けていた。また、インクジェットプリンタの左右方向
の幅も大きくなる傾向があった。
【0007】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
で、スペース上有利で、レイアウトの自由度が高いイン
クジェットプリンタを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、イン
ク液滴をノズルから噴射する印字ヘッドと、搬送ローラ
を有し該搬送ローラによって記録媒体の搬送を行う記録
媒体搬送装置と、上記印字ヘッドのインクの不吐出ある
いは吐出不良を回復する回復装置とを備え、上記記録媒
体搬送装置を駆動する駆動手段によって上記回復装置が
駆動されるインクジェットプリンタであって、上記搬送
ローラの一側に上記記録媒体搬送装置の搬送ギヤ群が、
他側に上記回復装置の回復ギヤ群がそれぞれ配設されて
いる構成とする。
【0009】よって、請求項1の発明によれば、搬送ロ
ーラの一側には記録媒体搬送装置の搬送ギヤ群を、他側
には回復装置の回復ギヤ群がそれぞれ配設されているの
で、各ギヤ群相互の位置関係を考慮する必要がなくな
り、それによってレイアウトの自由度が高まり、コンパ
クト化を図る点において、特に有利である。
【0010】請求項2の発明は、請求項1のインクジェ
ットプリンタにおいて、記録媒体搬送装置の駆動手段の
駆動力が、搬送ローラの回転軸を通じて回復装置に伝達
される。
【0011】請求項2の発明によれば、記録媒体搬送装
置の駆動手段から回復装置への駆動力の伝達が、搬送ロ
ーラの回転軸を利用して行われ、動力伝達のための特別
な手段を設けることなく、左右に別々に設けた記録媒体
搬送装置の搬送ギヤ群と回復装置の回復ギヤ群に駆動力
が伝達される。
【0012】請求項3の発明は、請求項1又は2のイン
クジェットプリンタにおいて、搬送ローラの一側にプリ
ント基板が配設され、該プリント基板より延びる配線が
記録媒体搬送装置の搬送ギヤ群の下側に配置されてい
る。
【0013】請求項3の発明によれば、搬送ローラの一
側に配設したプリント基板より延びる配線が、記録媒体
搬送装置の搬送ギヤ群の下側に配置され、記録媒体搬送
装置の搬送ギヤ群の下方のデッドスペースが有効に利用
される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0015】インクジェットプリンタの全体構成を、フ
レーム毎に分解して示す図1及びインクジェットプリン
タの縦断面図である図2において、インクジェットプリ
ンタ1は、上部フレーム2、中間フレーム3、下部フレ
ーム4及び上カバー5を有する。
【0016】上記上部フレーム2は、左右側板部11,
12を有し、該側板部11,12間に、印刷用紙6を1
枚づつ給紙する断面扇形状の給紙ローラ13が軸支され
て、それに対応して印刷用紙6を複数枚貯蔵する給紙カ
セット14が着脱可能に取付けられるようになってい
る。
【0017】上記給紙ローラ13の下側には、印刷用紙
6がスライドする用紙案内面2aより一部が突出するよ
うに搬送ローラ15が回動可能に枢支され、さらにその
下側に排出ローラ16が軸支されている。
【0018】また、上記搬送ローラ15に対応して、そ
の上側に位置するよう従動ローラ17が回動可能に設け
られ、該従動ローラ17は、複数のくの字形状のアーム
部18aを有する支持部材18の該アーム部18aの先
端部に回転可能に軸支されている。各アーム部18aの
基端部はスプリング19によって常時付勢され、それに
よって従動ローラ17が、搬送ローラ15側に押し付け
られるようになっている。
【0019】さらに、上記搬送ローラ15の給紙ローラ
13側の近傍に印刷用紙6の存在を検出し搬送ローラ1
5の部位まで印刷用紙6が給紙されたことを確認する紙
検出センサ20が配設されている。
【0020】上記側板11,12のうちの一方の側板1
1(図1において左側の側板)に固定された取付板11
aには、図3及び図4に詳細を示すように、それの内側
に、搬送モータ21が取付固定されると共に、外側に、
搬送モータ21によって上記ローラ13,15,16を
含む搬送装置LMに駆動力を伝達するための搬送ギヤ群
G1が所定の位置関係でもって配設されている。
【0021】具体的には、搬送モータ21のモータ軸に
連結された駆動ギヤ22が、小径アイドルギヤ23が同
軸状に一体に設けられた大径アイドルギヤ24に噛合し
ている。そして、小径アイドルギヤ23が、搬送ローラ
15に一体的に設けられた第1搬送ローラギヤ25に噛
合している。これによって、搬送ローラ15が搬送モー
タ21によって回転駆動される。
【0022】また、上記小径アイドルギヤ23は、2つ
の中間アイドルギヤ26,27を介して、排出ローラ1
6に一体的に設けられた排出ローラギヤ28に噛合し、
排出ローラ16を回転駆動するようになっている。
【0023】上記搬送ローラ15の回転軸27は左右方
向に延びて上記両側板11,12間に回転可能に架設さ
れ、そして、それの一端部に上記第1搬送ローラギヤ2
5が、他端部に後述の第2搬送ローラギヤ41がそれぞ
れ取付固定されている。
【0024】さらに、上記第1搬送ローラギヤ25は、
大径の中間ギヤ29に噛合し、該中間ギヤ29には、ベ
ースプレート30に回転可能に設けられた第1及び第2
遊星ギヤ31,32が噛合し、該第1及び第2遊星ギヤ
31,32が中間ギヤ29の回転軸を中心に遊星回転す
るようになっている。そして、中間ギヤ29の回転によ
って、第1及び第2遊星ギヤ31,32がいずれかの回
転方向に遊星回転して、択一的に、第1遊星ギヤ31が
直接に給紙ローラギヤ33と噛合するか、又は第2遊星
ギヤ32が、側板11側に回転可能に枢支されている補
助ギヤ34と噛合するようになっている。尚、補助ギヤ
34は給紙ローラギヤ33に噛合している。
【0025】そして、印字のために印刷用紙6を送るに
は、搬送モータ21を図示しない制御手段によって駆動
制御することにより行われる。例えば、搬送モータ21
が逆回転され、それによって駆動ギヤ22、大径アイド
ルギヤ24、小径アイドルギヤ23を介して搬送ローラ
15が印刷用紙を印字ヘッドへ向け搬送する方向とは逆
方向に回転され、さらに、搬送ローラギヤ25及び中間
ギヤ29を介してベースプレート30が図4において時
計方向に回動され、その回動の結果、第2遊星ギヤ32
が補助ギヤ34に噛合されることとなり、該補助ギヤ3
4に噛合する給紙ローラギヤ33が、従って給紙ローラ
13が正方向に回動せしめられる。
【0026】それから、給紙ローラ13が所定角度の回
動により印刷用紙6が搬送ローラ15に到達するまで送
られた後、搬送モータ21が正回転され、搬送ローラ1
5が印刷用紙を搬送する方向に回転されるとともに、上
述した場合とは逆に、ベースプレート30が反時計方向
に回動される。それによって、第2遊星ギヤ32と補助
ギヤ34との噛合が解除され、第1遊星ギヤ31が給紙
ローラギヤ33に直接に噛合されることになる。この噛
合により給紙ローラギヤ33(給紙ローラ13)がさら
に回動され、その結果、給紙ローラ13が最終的に一回
転され、次の印刷用紙6を給紙可能な初期状態に戻され
る。
【0027】このようにして、印刷用紙6が給紙カセッ
ト14から一枚づつ連続給紙され、それから、搬送ロー
ラ15によって、印字のための一定のピッチでもって印
刷用紙6が搬送される。
【0028】尚、給紙ローラギヤ33には、それらの歯
部の一部が切除されてなる切欠部(図示せず)が形成さ
れており、給紙ローラ13が上記のように一回転したと
き、最終的に第1遊星ギヤ31が上記切欠部に対向し
て、給紙ローラ13の回動が停止せしめられ、初期状態
に戻されるようになっている。この状態で、搬送ローラ
15は、搬送モータ21の正回転で任意に回転される。
【0029】また、上記側板11,12のうちの他方の
側板12の内側には、図3及び図5に詳細を示すよう
に、上方に搬送ローラ15の回転軸27の他端部に設け
られた第2搬送ローラギヤ41が、下方に回復装置RM
のための駆動ギヤ42がそれぞれ回転可能に設けられて
いる。駆動ギヤ42は、大径の第1ギヤ部42aと、小
径の第2ギヤ部42bとを有し、回転軸方向にスライド
可能に支持されている。それと共に、駆動ギヤ42は、
第1ギヤ部42a側に設けられた第1コイルスプリング
43によって、第2ギヤ部42b側に常時付勢されてい
る。そして、第2搬送ローラギヤ41と駆動ギヤ42の
第1ギヤ部42aとは、駆動ギヤ42のスライド位置に
かかわらず、側板12に回転可能に枢支された中間アイ
ドルギヤ44,45を介して常時連係されるように構成
されている。このように、他方の側板12には、回復装
置RMを駆動するための回復ギヤ群G2が配設されてい
る。
【0030】さらに、上部フレーム2の下部には、電源
部51及び回路基板部52がそれぞれ設けられ、電源部
51がカバー53によって被覆されている。
【0031】また、上記中間フレーム3には、搬送ロー
ラ15に対向するようにキャリッジ61が、搬送ローラ
15の軸線と平行に設けられたキャリッジ軸62(ガイ
ド軸)に沿って移動可能に設けられている。中間フレー
ム3の下側にはキャリッジモータ63が取付けられ、該
キャリッジモータ63が、ベルト(図示せず)を介して
キャリッジ61を駆動するようになっている。
【0032】上記キャリッジ61には、インクジェット
式の印字ヘッド64及び該印字ヘッド64に供給するた
めのインクを収容した複数のインクカートリッジ65が
それぞれ着脱可能に搭載されている。また、上記中間フ
レーム3には、外周にローレット溝が形成され排出ロー
ラ16との協働作用で印刷用紙6を挟持する拍車ローラ
66を回転可能に支持する支持ブラケット67が固着さ
れている。
【0033】上記下部フレーム4には、印字が終了した
印刷用紙6が排出される排出部71が形成され、その左
右には、中間フレーム3に形成した切起部3aを取付け
るための取付部72が形成されている。上記搬送ローラ
15の一側には、左側の側板11とほぼ平行に電気制御
系のプリント基板78が立設され、該プリント基板78
より延びる配線(図示せず)が、搬送装置LMの搬送ギ
ヤ群G1の下側に形成される空間部に配置されるように
なっている。
【0034】また、上記上部フレーム2の一側(図1に
おいて右側)には、図6及び図7に示すように、、印字
ヘッド64の回復装置RMが配設され、印字ヘッド64
のインクの不吐出あるいは吐出不良を解消して正常な吐
出状態を回復できるように構成されている。かかる回復
装置RMとしては、印字ヘッド64内の不良インクを吸
引するパージ装置73や、印字ヘッド64のノズル面を
ワイピングするワイピング装置74等が採用されてい
る。
【0035】具体的には、上記パージ装置73は、進退
可能な吸引キャップ75を有し、印字ヘッド64が回復
エリアに移動してきたときに、印字ヘッド64を吸引キ
ャップ75で覆い、吸引ポンプ76により負圧を発生さ
せて、印字ヘッド64の内部の不良インクを吸引して回
復させるものである。上記吸引キャップ75と吸引ポン
プ76との間には、表裏面に複数のカム溝77aを形成
したカム部材77が配設され、該カム部材77のカム溝
77aによって、吸引キャップ75を印字ヘッド64に
向け前進した後、吸引ポンプ76(ピストン76a)を
駆動して、印字ヘッド64からインクを吸引する。その
吸引キャップ75を後退するとともにワイピング装置7
4を前進して、キャリッジ61の移動によって印字ヘッ
ド64をワイピングした後、ワイピング装置74を後退
する一連の動作をさせるようになっている。
【0036】さらに、上記カム部材77にはカムギヤ8
1が一体的に形成され、該カムギヤ81が中間アイドル
ギヤ82に噛合している。そして、中間アイドルギヤ8
2は、駆動ギヤ42の第2ギヤ部42bにそれのスライ
ド移動により係脱可能になるように構成され、そして、
駆動ギヤ42の第2ギヤ部42bが中間アイドルギヤ8
2に噛合したときに、駆動力が伝達されてカム部材77
が回転駆動されるようになっている。尚、駆動ギヤ42
は、上述した如く、第1ギヤ部42a側に設けられた第
1コイルスプリング43によって第2ギヤ部42b側に
常時付勢されているので、それの第2ギヤ部42bが、
第1コイルスプリング43によって、上記中間アイドル
ギヤ82と噛合する方向に常時付勢されていることにな
る。
【0037】上記中間フレーム3の下側には、キャリッ
ジ61の被係合部(図示せず)に当接係合可能である第
1レバー部91aと、駆動ギヤ42の第2ギヤ部42b
側に当接係合する第2レバー部91bとを有するレバー
部材91が、中間フレーム3に形成された軸受部3b,
3bによって回動可能に支持されている。
【0038】そして、レバー部材91と中間フレーム3
との間には、第1コイルスプリング43よりもスプリン
グ力が強い第2コイルスプリング85が介装されてい
る。それによって、キャリッジ61が用紙案内面2aと
対向する印字エリアにあるときは、第2コイルスプリン
グ85のスプリング力によって第2レバー部91bを駆
動ギヤ42の第2ギヤ部42bに対し第1コイルスプリ
ング43のスプリング力に打ち勝って押圧し、中間アイ
ドルギヤ82と駆動ギヤ42の第2ギヤ部42bとの噛
合が解除されるように構成されている。従って、印字中
には搬送ローラ15は回転されても、回復機構RMは駆
動されない。
【0039】一方、キャリッジ61が印字エリアから側
方へ移動し回復エリアにあるときは、キャリッジ61の
移動により該キャリッジ61の被係合部にレバー部材9
1の第1レバー部91aが当接係合して、該レバー部材
91を回動せしめるので、それに伴って第2レバー部9
1bによる駆動ギヤ42の第2ギヤ部42bの押圧が強
制的に(機械的に)解除され、その結果、第1コイルス
プリング43のスプリング力によって、駆動ギヤ42が
それの回転軸方向にスライド移動して、第2ギヤ部42
bが中間アイドルギヤ82に係脱可能に噛合し、そして
搬送ローラ15の回転軸27を通じて駆動ギヤ42に伝
達されてきた搬送モータ21の駆動力が回復装置RMを
駆動するために用いられることとなる。このとき、前述
のように、第1遊星ギヤ31が給紙ローラギヤ33の切
欠部に対向して給紙ローラ13への動力伝達が遮断され
た状態にあるから、搬送モータ21の正回転によって搬
送ローラ15、回復装置RMが駆動されても、給紙カセ
ット14から新しい印刷用紙は供給されない。
【0040】このように、搬送ローラ15の一側(図1
において左側)には、印刷用紙6を給紙する搬送装置L
Mの搬送ギヤ群G1が配設され、他側(図1において右
側)には回復装置RMの回復ギヤ群G2が配設されてい
る。
【0041】したがって、上記のように構成すれば、搬
送ローラ15の一側には、印刷用紙6を給紙するための
搬送ギヤ群G1を、他側には回復装置RMの回復ギヤ群
G2をそれぞれ配設するようにしているので、各ギヤ群
G1,G2相互の位置関係を考慮する必要がなくなり、
レイアウトの自由度が高まり、インクジェットプリンタ
1のコンパクト化を図る点において、特に有利となる。
【0042】また、搬送モータ21の駆動力は、搬送装
置LMにおいて設けられた搬送ローラ15の回転軸27
を通じて、駆動力が回復装置RM側に伝達されるように
しているので、駆動力伝達のための特別な手段を設ける
ことなく、共通の搬送モータ21でもって、左右に別々
に設けた搬送装置LMと回復装置RMを駆動することが
できる。
【0043】さらに、電源部51や回路基板部52を上
部フレーム2の下部のデッドスペースに配設しているの
で、コンパク化を図る点で有利である。また、搬送ロー
ラ15の一側に、側板11と平行に電気制御系のプリン
ト基板78を立設し、該プリント基板78より延びる配
線を搬送装置LMの搬送ギヤ群G1の下側の空間部に配
置するようにしているので、搬送ギヤ群G1の下方のデ
ッドスペース(空間部)を有効に利用することができ、
この点においてもコンパクト化に有利である。
【0044】上記実施例においては、ワイピング装置7
4とパージ装置73を設けているだけであるが、さらに
未使用時における印字ヘッドでのインクの蒸発を確実に
防止するように、未使用時に印字ヘッドを覆う保護キャ
ップを有する保護キャップ装置を、ワイピング装置及び
パージ装置と並べて設けるようにすることもできる。
【0045】この場合は、保護キャップ装置は、具体的
には図示していないが、公知のように、キャッリジ(印
字ヘッド)の移動又はカム部材77によってによって進
退される。
【0046】尚、前記実施例において、上部フレーム2
の側板12の外側に、回復ギヤ群G2を配設することも
できる。
【0047】
【発明の効果】請求項1の発明は、上記のように、搬送
ローラの一側には記録媒体搬送装置の搬送ギヤ群を、他
側には回復装置の回復ギヤ群をそれぞれ配設するように
しているので、各ギヤ群相互の位置関係を考慮する必要
がなくなり、レイアウトの自由度が高まり、インクジェ
ットプリンタのコンパクト化を図る点において、特に有
利となる。
【0048】請求項2の発明は、記録媒体搬送装置の駆
動手段から回復装置への駆動力の伝達を、搬送ローラの
回転軸を利用して行っているので、駆動力伝達のための
特別な手段を設けることなく、記録媒体搬送装置の駆動
手段からの駆動力を、左右に別々に設けられた記録媒体
搬送装置と回復装置とに駆動力の伝達を行うことができ
る。
【0049】請求項3の発明は、搬送ローラの一側にプ
リント基板を配設し、該プリント基板より延びる配線を
記録媒体搬送装置の搬送ギヤ群の下側に配置するように
しているので、記録媒体搬送装置の搬送ギヤ群の下方の
デッドスペースを有効に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るインクジェットプリンタの全体構
成をフレーム毎に分解して示す図である。
【図2】本発明に係るインクジェットプリンタの縦断面
図である
【図3】本発明に係るインクジェットプリンタのギヤ群
の配置を示す正面図である。
【図4】同左側面図である。
【図5】同右側面図である。
【図6】本発明に係る回復装置の位置関係を示す概略側
面図である。
【図7】同概略正面図である。
【符号の説明】
1 インクジェットプリンタ 15 搬送ローラ 21 搬送モータ 27 回転軸 41 駆動ギヤ 64 印字ヘッド 73 パージ装置 74 ワイピング装置 78 プリント基板 101 ワイピング装置 102 パージ装置 105 保護キャップ装置 106 駆動ギヤ 109 印字ヘッド LM 搬送装置(記録媒体搬送装置) RM 回復装置 G1 搬送ギヤ群 G2 回復ギヤ群

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インク液滴をノズルから噴射する印字ヘ
    ッドと、搬送ローラを有し該搬送ローラによって記録媒
    体の搬送を行う記録媒体搬送装置と、上記印字ヘッドの
    インクの不吐出あるいは吐出不良を回復する回復装置と
    を備え、上記記録媒体搬送装置を駆動する駆動手段によ
    って上記回復装置が駆動されるインクジェットプリンタ
    であって、 上記搬送ローラの一側に上記記録媒体搬送装置の搬送ギ
    ヤ群が、他側に上記回復装置の回復ギヤ群がそれぞれ配
    設されていることを特徴とするインクジェットプリン
    タ。
  2. 【請求項2】 記録媒体搬送装置の駆動手段の駆動力
    は、搬送ローラの回転軸を通じて回復装置に伝達される
    ところの請求項1記載のインクジェットプリンタ。
  3. 【請求項3】 搬送ローラの一側にプリント基板が配設
    され、該プリント基板より延びる配線が記録媒体搬送装
    置の搬送ギヤ群の下側に配置されているところの請求項
    1又は2記載のインクジェットプリンタ。
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CN100376404C (zh) * 2003-01-17 2008-03-26 三星电子株式会社 用于喷墨打印机的维护设备和具有该设备的喷墨打印机
WO2021169027A1 (zh) * 2020-02-28 2021-09-02 南京协辰电子科技有限公司 一种喷印机

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