JPH09103912A - 板材加工機におけるワーク支持装置 - Google Patents

板材加工機におけるワーク支持装置

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JPH09103912A
JPH09103912A JP7278223A JP27822395A JPH09103912A JP H09103912 A JPH09103912 A JP H09103912A JP 7278223 A JP7278223 A JP 7278223A JP 27822395 A JP27822395 A JP 27822395A JP H09103912 A JPH09103912 A JP H09103912A
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JP7278223A
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Seiichi Hayashi
清一 林
Tetsuya Kahata
哲也 加端
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Komatsu Ltd
Komatsu Industries Corp
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Komatsu Ltd
Komatsu Industries Corp
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    • B26HAND CUTTING TOOLS; CUTTING; SEVERING
    • B26DCUTTING; DETAILS COMMON TO MACHINES FOR PERFORATING, PUNCHING, CUTTING-OUT, STAMPING-OUT OR SEVERING
    • B26D7/00Details of apparatus for cutting, cutting-out, stamping-out, punching, perforating, or severing by means other than cutting
    • B26D7/01Means for holding or positioning work
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    • B26HAND CUTTING TOOLS; CUTTING; SEVERING
    • B26DCUTTING; DETAILS COMMON TO MACHINES FOR PERFORATING, PUNCHING, CUTTING-OUT, STAMPING-OUT OR SEVERING
    • B26D7/00Details of apparatus for cutting, cutting-out, stamping-out, punching, perforating, or severing by means other than cutting
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  • Accessories And Tools For Shearing Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 被加工材のワークの材料の種類のいずれにも
用いることが可能で、かつ、単純な構造の板材加工機の
ワーク支持装置を提供する。 【解決手段】 被切断材のワークを支持し加工する板材
加工機のワーク支持装置において、所定の弾性変形を行
うワーク支持部材からなる第1ワーク支持部材群と、第
1ワーク支持部材群の所定の弾性変形より、より大きい
弾性変形を行うワーク支持部材からなる第2ワーク支持
部材群とを有し、ワーク搬送面に対して第1ワーク支持
部材群の上面より第2ワーク支持部材群の上面を高くし
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、板材加工機のワー
ク支持装置に係わり、特には、プラズマ、ガス、および
レーザ等の切断加工機、パンチプレス、あるいはシャリ
ングマシン等の被加工材のワークを支持する板材加工機
のワーク支持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一般的には、ステンレス鋼板ある
いはアルミ板材を移動自在に支持して加工する場合、板
材を支持する鉄製のフリーベアリングやローラでは板の
表面に疵が付くため、例えば、ウレタンやプラスチック
製のフリーベアリングやローラに取り替えて使用してい
る。このように、被加工材のワークの種類に合わせて支
持装置をいちいち取り替えるのは面倒であるため、切替
え装置を用いる次の提案がなされている。
【0003】その一例として、板金加工機におけるワー
ク支持装置としては、実公平7−13864号公報が知
られている。同公報によれば、ワークをワークテーブル
の支持面に沿って、所定の移動軌跡に案内しながら板材
加工は行われる。この第1ワークが比較的硬い、例えば
鋼板の場合は、ワークテーブルの上面に、この第1ワー
クの材質に合った例えば鋼製のフリーベアリングからな
る第1支持ボール群を位置させて、第1ワークを支持案
内させる。また、第2ワークが比較的軟らかい、例えば
アルミ板の場合は、ワークテーブルの上面に、この第2
ワークの材質に合った例えば合成樹脂製のフリーベアリ
ングからなる第2支持ボール群を位置させると共に、第
1支持ボール群をこの支持面から下降させて引込める。
このように、ワークテーブルには、予め加工するワーク
の材質に応じて、このワーク支持に適する第1、第2支
持ボール群を設けておき、これらの第1、第2支持ボー
ル群は、ワークWの材質に応じて選択的に上下動され、
ワークの材質に応じていずれかにより支持される。した
がって、ワークには支持ボールによるすり傷の発生が防
止される。
【0004】また、レーザ加工機におけるワーク支持装
置としては、実開平7−15182号公報が知られてい
る。同公報によれば、鉄の厚板材を加工する場合は、鉄
製のワーク支持部材をワークテーブルの上面に突出させ
てワークを支持してレーザ加工が施される。また、ステ
ンレス鋼板やアルミ板材を加工する場合は、鉄製のワー
ク支持部材をワークテーブルの上面に没入させ、替って
樹脂製のワーク支持部材をワークテーブルの上面に突出
させてワークを支持する。これにより、ステンレス鋼板
やアルミ板材の疵無し加工と、鉄の厚板加工を可能とす
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、鉄製の
支持部材を用いた場合には、ステンレス鋼板やアルミ板
材に対して板表面に疵が付くという問題がある。このた
めに、支持部材にウレタンやプラスチックのような樹脂
製あるいはゴム製を用いた場合は、厚板材を加工すると
きにワーク自体の重量により、樹脂あるいはゴムが磨耗
したり、あるいは作動しないという問題がある。また、
前述の実公平7−13864号公報および実開平7−1
5182号公報では、いずれも支持部材を鋼製と樹脂製
とで切替える方式のため、切替えるための駆動源および
リンク機構が必要となり装置が複雑になるとともに、高
価になる。また、この切替え方式では、もし加工者が切
り替えない場合には、前記のようにステンレスやアルミ
板材に対して鉄製の支持部材を用いて大きな疵が付いた
り、あるいは、鋼板材に対して樹脂製あるいはゴム製の
支持部材を用いて支持部材が磨耗するという問題が生ず
る。
【0006】本発明は上記の問題点に着目してなされた
もので、板材加工機のワーク支持装置に係わり、特に
は、被加工材のワークの材料の種類のいずれにも用いる
ことが可能で、かつ、単純な構造の板材加工機のワーク
支持装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係る板材加工機のワーク支持装置では、
被切断材のワークを支持し加工する板材加工機のワーク
支持装置において、所定の弾性変形を行うワーク支持部
材からなる第1ワーク支持部材群と、第1ワーク支持部
材群の所定の弾性変形より、より大きい弾性変形を行う
ワーク支持部材からなる第2ワーク支持部材群とを有
し、ワーク搬送面に対して第1ワーク支持部材群の上面
より第2ワーク支持部材群の上面を高くしたことを特徴
とする。
【0008】また、第1ワーク支持部材群は表面が金属
製のローラ又はフリーベアリングよりなり、第2ワーク
支持部材群は表面がゴム、ウレタンなどの弾性材よりな
る。または、第1ワーク支持部材群は表面が金属製のロ
ーラ又はフリーベアリングよりなり、第2ワーク支持部
材群はブラシよりなる。さらに、第1ワーク支持部材群
および/あるいは第2ワーク支持部材群は高さを調整す
る高さ調整機構により保持されている。
【0009】
【発明の実施の形態および実施例】以下に本発明に係る
板材加工機のワーク支持装置の実施例について、図面を
参照して詳述する。板材加工機としては、プラズマ、ガ
ス、およびレーザ等の切断加工機、パンチプレス、ある
いはシャリングマシン等の種々のものがあるが、本実施
例では、レーザ加工機を例にとって説明する。図1はレ
ーザ加工機1の全体構成図である。図1のレーザ加工機
1においては、1軸ワーク、1軸光移動式レーザ加工機
を示している。同図において、レーザ加工機1は、下部
フレーム2と、下部フレーム2の上方で、かつ、ワーク
3を乗せるテーブル4と、テーブル4の側方に立設され
下部フレーム2に付設される立設フレーム5と、テーブ
ル4の上方で、かつ、立設フレーム5に付設される上部
フレーム6と、上部フレーム6に付設され、かつ、図示
しないレーザビーム発生装置および制御装置からの指示
でX軸方向に移動しワーク3を加工するレーザ加工ヘッ
ド7と、テーブル4の上方および側方に配置されワーク
3を支持するとともに、ワーク3をY軸方向に移動自在
に移動するワーク移動装置8とからなる。ワーク移動装
置8は、ワーク3をY軸方向に移動する移動装置10
と、ワーク3を支持するテーブル4に付設されるワーク
支持装置(以下、支持装置という)20とからなる。
【0010】移動装置10は、立設フレーム5側で、か
つ、Y軸方向にテーブル4に沿って伸長したキャレッジ
ベース11と、キャレッジベース11の上にY軸方向に
移動自在のキャレッジ12と、キャレッジ12に付設さ
れワーク3の一端側を把持する複数のワーククランプ1
3とからなる。キャレッジ12は図示しない制御装置か
らの指示による駆動装置によりY軸方向に移動する。
【0011】次に、本発明の支持装置20について説明
する。図1、図2は支持装置20の第1実施例を示し、
支持装置20がテーブル4に装着されたときの状態を示
す。図1において、支持装置20は、所定の弾性変形を
行う第1ワーク支持部材群21と、第1ワーク支持部材
群21の所定の弾性変形より、より大きい弾性変形を行
う第2ワーク支持部材群25とからなる。図1におい
て、第1ワーク支持部材群21と第2ワーク支持部材群
25とは、X軸方向に同列で交互に配置しているが、こ
の配置は、これに囚われることなくX軸方向あるいはY
軸方向の一列全部を同じワーク支持部材群(例えば、第
1ワーク支持部材群21)とし、その横は他のワーク支
持部材群(例えば、第2ワーク支持部材群25)を配置
してもよい。
【0012】図1、図2において、第1ワーク支持部材
群21は複数の第1ワーク支持部21A、21B、21
C・・とからなり、それぞれのワーク支持部21A、2
1B、・・は、金属製のローラ22(以下、金属製ロー
ラ22という)と、金属製ローラ22の穴に挿入される
ピン23と、ピン23を支持しテーブル4に固設される
ブラケット24と、ピン23を固定するナット23aと
からなる。この金属製のローラ22は、少なくともワー
クと当接する表面が鋼、銅、あるいは、鉄等の金属から
なり、表面とピン23との間は他の材質で構成しても良
い。
【0013】第2ワーク支持部材群25は、複数の第2
ワーク支持部25A、25B、25C・・とからなり、
それぞれのワーク支持部25A、25B、・・は、ゴム
製のローラ26(以下、ゴム製ローラ26という)と、
ゴム製ローラ26の穴に挿入されるピン27と、ピン2
7を支持しテーブル4に固設されるブラケット28と、
ピン27を固定するナット27aとからなる。ゴム製の
ローラ26は、少なくともワークと当接する表面がゴ
ム、プラスチック、ウレタン、あるいは、カーボン等の
ゴム材、あるいは、樹脂等からなり、表面とピン27と
の間は他の材質で構成しても良い。
【0014】上記において、第2ワーク支持部材群25
のゴム製ローラ26は、第1ワーク支持部材群21の金
属製ローラ22よりも高い位置(距離Z)になるように
テーブル4に固設されている。通常では、距離Zは0.
5から1.0mmに設定している。
【0015】次に、作動について説明する。図3は、重
量Wのワーク3を搬送するときの状態を示す。図3にお
いて、重量Wのワーク3は、第1ワーク支持部21Aの
金属製ローラ22および第2ワーク支持部25Aのゴム
製ローラ26の上に乗せられると、金属製ローラ22は
変形量Khで弾性変形し、また、ゴム製ローラ26は変
形量Ksで弾性変形する。弾性変形後には、金属製ロー
ラ22およびゴム製ローラ26は同一の搬送面(V)ま
でそれぞれが変形するとともに、ワーク3の重量Wの
内、金属製ローラ22の第1ワーク支持部材群21は重
量Whを、また、ゴム製ローラ26の第2ワーク支持部
材群25は重量Wsを受け持っている。このとき、金属
製ローラ22の受け持つ重量Whおよびゴム製ローラ2
6受け持つ重量Wsの配分の一例は、図4に示すように
している。
【0016】図4において、横軸にはワーク3の重量
が、縦軸には金属製ローラ22の受け持つ重量Whおよ
びゴム製ローラ26の受け持つ重量Wsが図示されてい
る。
【0017】ワーク3の重量が、薄いアルミ板材あるい
はステンレス板材等の比較的軽い重量Waまでは、ゴム
製ローラ26の傾き線Yaで受け持つ。厚いアルミ板材
あるいは比較的厚いステンレス板材等の比較的重い重量
Wa以上の場合は、前記のごとくゴム製ローラ26の傾
き線Ysと金属製ローラ22の傾き線Yhで荷重に応じ
てそれぞれ配分した荷重(Wh、Ws)を受け持つ。厚
い鉄板材の場合は、金属製ローラ22で殆どの荷重Wh
cを受持ち、ゴム製ローラ26は許容の撓み範囲以内に
設定された荷重Wscを受け持っている。これにより、
薄いアルミ板材あるいはステンレス板材等の比較的軽い
重量Wa以内では、軟らかい弾性変形の大きいゴム製ロ
ーラ26で受け持つため、ワーク3の板表面には殆ど疵
が付かない。また、厚い鉄板材は、金属製ローラ22で
殆どの荷重Whcを受持つので、ゴム製ローラ26に発
生する磨耗を防ぐことができる。
【0018】次に、図5は支持装置30の第2実施例を
示す。図5では、ほぼ第1実施例と同一であり、同一部
品には同一符号を付して説明は省略する。図5におい
て、第1ワーク支持部材群31(第1実施例の21に相
当)は複数の第1ワーク支持部31A、31B、31C
・・とからなり、それぞれのワーク支持部31A、31
B、・・は、金属製ローラ22と、金属製ローラ22の
穴に挿入されるピン23と、ピン23を支持するブラケ
ット32と、ピン23を固定するナット23aと、硬い
バネ定数を有しブラケット32を上方へ押し上げる硬い
バネ33と、テーブル4に取着されブラケット32を支
持する支持ブラケット34とからなる。
【0019】第2ワーク支持部材群35(第1実施例の
25に相当)は、複数の第2ワーク支持部35A、35
B、35C・・とからなり、それぞれのワーク支持部3
5A、35B、・・は、ゴム製ローラ26と、ゴム製ロ
ーラ26の穴に挿入されるピン27と、ピン27を支持
を支持するブラケット36と、ピン27を固定するナッ
ト27aと、軟らかいバネ定数を有しブラケット36を
上方へ押し上げる軟らかいバネ37と、テーブル4に取
着されブラケット36を支持する支持ブラケット38と
からなる。
【0020】このとき、第1ワーク支持部材群31の金
属製ローラ22を支持するブラケット32に挿入する硬
いバネ33は硬いバネ定数Mhを有し、第2ワーク支持
部材群35のゴム製ローラ26を支持するブラケット3
6に挿入する軟らかいバネ37は軟らかいバネ定数Ms
を有する。
【0021】ワーク3の重量が、薄いアルミ板材あるい
はステンレス板材等の小さい形状の軽い重量では、軟ら
かいバネ定数Msの軟らかいバネ37が弾性変形して受
け持つ。次に、薄いアルミ板材あるいはステンレス板材
等の比較的軽い重量Wa(図4に示す。)までは、ゴム
製ローラ26が弾性変形して受け持つ。さらに、厚いア
ルミ板材あるいは比較的厚いステンレス板材等の比較的
重い重量Wa以上の場合は、ワークの重量Wに応じてゴ
ム製ローラ26、および、金属製ローラ22の硬いバネ
定数Mhが弾性変形して受け持つ。また、厚い鉄板材の
場合は、金属製ローラ22が殆どの荷重Whc(図4に
示す。)を弾性変形して受け持つ。このように、バネ定
数あるいはローラの硬さを適宜に選択し組み合わせるこ
とにより、ワーク3の板表面の疵あるいはローラ26の
磨耗を防ぐことができる。上記では軟らかいゴム製ロー
ラ26を用いたが、比較的高度の硬いプラスチック、ウ
レタン等の合成樹脂、あるいは炭素繊維入りカーボン等
を用いることができ、さらに高い耐磨耗性が得られる。
【0022】次に、図6は支持装置40の第3実施例を
示す。第3実施例では、支持装置40は、所定の弾性変
形を行う第1ワーク支持部材群21と、第1ワーク支持
部材群21より、より大きい弾性変形を行う第2ワーク
支持部材群41とからなる。なお、第1ワーク支持部材
群21は第1実施例と同一のため、説明は省略する。
【0023】第2ワーク支持部材群41は、複数の第2
ワーク支持部41A、41B、41C・・とからなり、
第2ワーク支持部41Aは、テーブル4に固設される合
成樹脂等でできた細い糸からなるブラシ42と、細い糸
の途中を束ねるワイヤー43とからなる。
【0024】上記において、第2ワーク支持部41Aの
ブラシ42の先端部は、第1ワーク支持部材群21の金
属製ローラ22よりも高い位置(距離ZA)になるよう
にテーブル4に固設されている。通常では、距離ZAは
2mmから3mmに設定している。
【0025】作動は第1実施例と同様なため説明は省略
する。次に、上記の実施例では、支持装置20、30、
40は、テーブル4に固設されている例を示したが、支
持装置20、30、40をテーブル4の下に設けた支持
フレームに付設して上下方向に移動自在にして、高さを
調整可能にしている。以下では、第1実施例の第1ワー
ク支持部材群について説明するが、第2ワーク支持部材
群、あるいは、他の実施例も同様に高さを調整する高さ
調整機構50に付設しても良い。
【0026】図7は支持装置20、30、40の高さを
調整する高さ調整機構50を示す図である。図7におい
ては、テーブル4の下に設けた支持フレーム51には、
所定の弾性変形を行う第2ワーク支持部材群25が所定
の間隔離間して付設されている。即ち、支持フレーム5
1には、複数の第2ワーク支持部25A、25B、25
C・・のそれぞれのブラケット28が固設され、それぞ
れのブラケット28は、対抗するテーブル4に明けられ
た穴を貫通して上方に突出している。したがって、テー
ブル4には、複数の第2ワーク支持部25A、25B、
25C・・の位置する所にそれぞれに対抗して穴4aが
明けられている。
【0027】支持フレーム51は、両端に配設されたシ
リンダ52、53によって支持フレーム51の両端部が
同期して同量ずつ、下部フレーム2に付設されたガイド
溝2aに沿って上下動自在に昇降する。シリンダ52、
53は、パイロット操作逆止弁54、55、等量分流弁
56、切換弁57を介して油圧ポンプ58に接続されて
いる。
【0028】ワーク3は、上下動自在な支持フレーム5
1に付設された金属製ローラ22を有する第1ワーク支
持部材群21、および、テーブル4に固設されたゴム製
ローラ26を有する第2ワーク支持部材群25とにより
支持されている。
【0029】次に、作動について説明する。油圧ポンプ
58を駆動するとともに、切換弁57を切り換えて、油
圧ポンプ58からの圧油を等量分流弁56で均等に分配
し、パイロット操作逆止弁54、55を経て両方のシリ
ンダ52、53に送る。これにより、支持フレーム51
は両端部が同期して同量ずつ昇降する。所定の位置に停
止したら、切換弁57を中立位置に切り換えて両方のシ
リンダ52、53の作動を停止する。停止後は、パイロ
ット操作逆止弁54、55により、支持フレーム51の
沈下は防ぐことができ、所定の位置に停止している。
【0030】外形寸法が中位の比較的軽い鋼板材(図4
に示す重量Wf)を支持するときには、シリンダ52、
53を下降させてゴム製ローラ26を有する第2ワーク
支持部材群25を下げる。これにより、比較的軽い鋼板
材は、第1実施例では、ゴム製ローラ26を有する第2
ワーク支持部材群25のみの(イ)点で支持していたの
が、本実施例では、金属製ローラ22の傾き線Yhの
(ロ)点で受けるようになり、ゴム製ローラ26の磨耗
が減少する。
【0031】また、外形寸法が大きい比較的重いアルミ
板材(Wa以上)を支持するときには、シリンダ52、
53を上昇させて金属製ローラ22を有する第2ワーク
支持部材群25を上げる。これにより、比較的重いアル
ミ板材は、第1実施例では、ゴム製ローラ26を有する
第2ワーク支持部材群25、および、第1ワーク支持部
材群21の金属製ローラ22で支持していたのが、本実
施例では、第2ワーク支持部材群のゴム製ローラ26の
みで支持する。これにより、比較的重いアルミ板材でも
ワーク3の板表面には殆ど疵が付かない。
【0032】このように、第1ワーク支持部材群21を
昇降させることにより、金属製ローラ22とゴム製ロー
ラ26の高さ、すなわち、距離Zを調整可能にしてい
る。これにより、材料の種類あるいは重量により距離Z
を調整可能にすることにより、ローラの耐久性の向上あ
るいはワーク3の板表面の疵をさらに防ぐことが可能と
なる。
【0033】上記実施例では、金属製ローラ22のロー
ラを上下方向に昇降したが、ゴム製ローラ26あるいは
ブラシ42を昇降させても良い。さらに、上記実施例で
は、高さ調整機構50をテーブル4の下方に配置した
が、テーブル4の上方に配置しても良い。この場合に
は、テーブル4の穴4aは不要になり、加工工数が低減
される。
【0034】次に、図8は支持装置60の第4実施例を
示す。上記実施例では、ローラあるいはブラシを用いた
が、第4実施例では、フリーベアリングを用いている。
【0035】図8において、第1ワーク支持部材群61
(第1実施例の21に相当)は複数の第1ワーク支持部
(フリーベアリング)61A、61B、61C・・とか
らなり、それぞれの第1ワーク支持部61A、61B、
・・は、ボール形状の金属製のベアリング62と、金属
製のベアリング62を保持するベアリングシート62A
と、硬いバネ定数を有しベアリングシート62Aを上方
へ押し上げるバネ63と、テーブル4に取着され金属製
のベアリング62を支持する支持ブラケット34とから
なる。金属製の材料については、第1実施例と同じであ
る。
【0036】第2ワーク支持部材群65(第1実施例の
25に相当)は、複数の第2ワーク支持部(フリーベア
リング)65A、65B、65C・・とからなり、それ
ぞれの第2ワーク支持部65A、65B、・・は、ボー
ル形状のゴム製のベアリング66と、ゴム製のベアリン
グ66を保持するベアリングシート66Aと、軟らかい
バネ定数を有しベアリングシート62Aを上方へ押し上
げるバネ67と、テーブル4に取着されゴム製のベアリ
ング66を支持する支持ブラケット68とからなる。ゴ
ム製の材料については、第1実施例と同じである。
【0037】作動は第1実施例と同様なため説明は省略
する。なお、上記実施例でバネを装着しなくても良く、
また、高さ調整機構50に装着しても良いことは言うま
でもない。
【0038】
【発明の効果】本発明は上記のようにしたため、被加工
材料を支持する支持装置を軟らかい材料あるいは軟らか
いバネからなる支持装置と、硬い材料あるいは硬いバネ
からなる支持装置を併用しているため、被加工材料の種
類により支持装置を選択することなく加工できる。ステ
ンレス鋼材やアルミ板材に対しては、軟らかい材料、あ
るいはバネからなる支持装置により支持するので板表面
に疵が付くことがなく、また、鉄板材等には、硬い材料
あるいは硬いバネからなる支持装置により支持するので
支持装置が摩擦により磨滅することがないとともに、材
料の移動がスムースにできる。
【0039】また、板表面に微小な疵でも付くことがな
く加工したいとき、あるいは、支持装置を磨耗から防ぎ
たいときには、被加工材料を支持する支持装置を軟らか
い材料あるいは軟らかいバネからなる支持装置と、硬い
材料あるいは硬いバネからなる支持装置のいずれかを昇
降することにより可能となる支持装置が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の支持装置を用いたレーザ加工機の全体
構成図である。
【図2】本発明の支持装置の第1実施例の構成図であ
る。
【図3】重量Wのワークを搬送するときの状態を示す図
である。
【図4】ワークの重量と鋼製のローラの受け持つ重量お
よびゴム製のローラ受け持つ重量との関係を説明するた
めの図である。
【図5】本発明の支持装置の第2実施例の構成図であ
る。
【図6】本発明の支持装置の第3実施例の構成図であ
る。
【図7】支持装置の高さを調整する調整機構を示す図で
ある。
【図8】本発明の支持装置の第4実施例の構成図であ
る。
【符号の説明】
1 レーザ加工機 2 下部フレーム 3 ワーク 4 テーブル 5 立設フレーム 6 上部フレーム 7 レーザ加工ヘッド 8 ワーク移動装置 10 移動装置 20、30、40、60 ワーク支持装置 21、31、61 第1ワーク支持部材群 21A、21B、21C 第1ワーク支持部 22 鋼製のローラ 25、35、41、65 第2ワーク支持部材群 25A、25B、25C 第2ワーク支持部 26 ゴム製のローラ 33 硬いバネ 37 軟らかいバネ 42 ブラシ 50 高さ調整機構 51 支持フレーム 62 鋼製のベアリング 66 ゴム製のベアリング

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被切断材のワークを支持し加工する板材
    加工機のワーク支持装置において、所定の弾性変形を行
    うワーク支持部材からなる第1ワーク支持部材群と、第
    1ワーク支持部材群の所定の弾性変形より、より大きい
    弾性変形を行うワーク支持部材からなる第2ワーク支持
    部材群とを有し、ワーク搬送面に対して第1ワーク支持
    部材群の上面より第2ワーク支持部材群の上面を高くし
    たことを特徴とする板材加工機のワーク支持装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の板材加工機のワーク支持装置
    において、第1ワーク支持部材群は表面が金属製のロー
    ラ又はフリーベアリングよりなり、第2ワーク支持部材
    群は表面がゴム、ウレタンなどの弾性材よりなることを
    特徴とする板材加工機のワーク支持装置。
  3. 【請求項3】 請求項1の板材加工機のワーク支持装置
    において、第1ワーク支持部材群は表面が金属製のロー
    ラ又はフリーベアリングよりなり、第2ワーク支持部材
    群はブラシよりなることを特徴とする板材加工機のワー
    ク支持装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれかの板材
    加工機のワーク支持装置において、第1ワーク支持部材
    群および/あるいは第2ワーク支持部材群は高さを調整
    する高さ調整機構により保持されていることを特徴とす
    る板材加工機のワーク支持装置。
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