JPH09103667A - 流体の連続処理方法 - Google Patents

流体の連続処理方法

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JPH09103667A
JPH09103667A JP8217508A JP21750896A JPH09103667A JP H09103667 A JPH09103667 A JP H09103667A JP 8217508 A JP8217508 A JP 8217508A JP 21750896 A JP21750896 A JP 21750896A JP H09103667 A JPH09103667 A JP H09103667A
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fluid
resin
manifold
couplant
chamber
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JP8217508A
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English (en)
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Johnny Arnaud
ジョニー、アーナウド
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Hydrotreat Inc
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J47/00Ion-exchange processes in general; Apparatus therefor
    • B01J47/10Ion-exchange processes in general; Apparatus therefor with moving ion-exchange material; with ion-exchange material in suspension or in fluidised-bed form

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Treatment Of Water By Ion Exchange (AREA)
  • Treatment Of Liquids With Adsorbents In General (AREA)
  • Devices And Processes Conducted In The Presence Of Fluids And Solid Particles (AREA)
  • Extraction Or Liquid Replacement (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 接触媒質が完全に消耗されるまで接触媒質を
処理する必要がなく、また、接触媒質を連続して再生す
る。 【解決手段】 複数の接触媒質層を通して流入流体を下
方に通過させ、複数の接触媒質層の少なくとも1つを流
入流体との接触から選択的に除去し、接触媒質が流入流
体との接触から除去されている間に接触媒質を処理し、
処理された接触媒質を流入流体と接触するように再配置
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に、接触媒質と
の接触によって流体を連続して処理する流体の連続処理
方法に関する。
【0002】本発明の流体の連続処理方法は、特に、流
体を樹脂などの流動化性イオン交換媒質と接触させるイ
オン交換操作や流体を活性炭などの媒質と接触させる濾
過操作または吸着操作において使用するに適当である。
【0003】
【従来の技術】流体のイオン交換処理方法は公知であ
る。このようなイオン交換処理方法には、水軟化処理、
脱イオン処理、脱アルキル処理、脱ケイ酸処理および有
機捕集処理が含まれる。本発明においては、イオン交換
プロセスを便宜上、水処理に関して説明するが、他の各
種流体の処理についても使用できるものである。
【0004】代表的には、イオン交換プロセスは、イオ
ン交換接触媒質、一般に、樹脂の垂直カラムの中に水を
流通させる事によって実施される。水が樹脂と接触する
際に、水中のイオンが水から樹脂に吸着される。水から
カチオンを除去するために第1型の樹脂が使用され、水
からアニオンを除去するために第2型の樹脂が利用され
る。好ましくは、別個の樹脂をそれぞれ別個の層の中に
収容するず、通常の水脱イオン技術は単一層の中に混合
された2種の樹脂を使用する。
【0005】イオン交換による水軟化は、水中のカルシ
ウムイオンとマグネシウムイオンを樹脂の等価のナトリ
ウムイオンをもって置換する事によって実施する。層中
の樹脂は有限数の交換性ナトリウムイオンを含有するに
過ぎない。このナトリウムイオン数が「樹脂の容量」を
限定する。この樹脂の容量が消耗した時、すなわち、樹
脂上のすべての交換性ナトリウムイオンが水中のカルシ
ウムイオンとマグネシウムイオンによって置換された
時、樹脂をナトリウム型に再生しなければならない。こ
の再生処理は代表的には、樹脂の中に塩化ナトリウム溶
液(塩水)を通過させる事によって実施される。さら
に、樹脂を洗浄して余分の塩水を除去し、またイオン交
換段階(「操作サイクル」)中に樹脂の中に堆積した粒
状物質を除去するためにバックフラッシングする。
【0006】イオン交換の大部分は、水が樹脂層を貫流
する際に、流体と最初に接触する樹脂部分において生じ
る。流体が樹脂層を通して下方に流れるイオン交換装置
において、このイオン交換は消耗した樹脂の「消耗帯」
を作り、これが操作の進行に従って樹脂層の中を下方に
拡大する。この消耗帯が樹脂層の底部に近づく時、この
層を前述のようにして再生しなければならない。
【0007】さらに、操作サイクル中に作動する垂直樹
脂カラムは、その頂点から出発して樹脂層の中を下方に
移動する交換区域または活性帯を有する。この活性帯の
幅は装置のいくつかの作動パラメータと共に変動する。
例えば、作動流体が増大するに従って、活性帯が拡大す
る。流体から離脱されるイオンの漏洩を防止するため、
前記の活性帯がカラムの底部に達する前に樹脂層を作動
状態から取り出して再生しなければならない。これは活
性帯中と活性帯下方で完全に消耗されていない樹脂が存
在するので、樹脂の完全利用を妨げる。正常操作におい
て樹脂カラムが再生されるとき、樹脂層の何%が実際に
消耗されたかに拘らず、樹脂体積全部を再生するに十分
な量の再生剤(水軟化の場合には塩)が使用される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】多くの通常の垂直イオ
ン交換塔は、操作サイクル用カラムすなわち初期イオン
交換プロセス用カラムと共に再生サイクル用カラムとし
て設計され、従って樹脂のバックフラッシング、再生お
よび洗浄用設備を含む。この構造は、再生操作中に流入
流体を交換塔から遮断する必要があり、従って、処理さ
れる流体の供給を中断する。
【0009】中断されない被処理流体の供給が必要な場
合、代表的には第2の垂直交換塔が設置される。第1交
換塔が操作サイクルにある時にこの第2交換塔が再生操
作し、またその逆である。通常の交換塔は、代表的には
樹脂と、樹脂支持体と、(操作サイクルと再生−バック
フラッシングサイクルのため)樹脂を通して上方および
下方に流体流を分布させる手段とを収容したケーシング
を備えている。このケーシングは、バックフラッシング
サイクル中に樹脂を膨張させるに十分なスペースを樹脂
の上方に有している。
【0010】再生サイクル中は「生」(未処理)流体を
樹脂カラムの周囲にバイパスさせ、カラム中に再生用流
体を噴入し、またバックフラッシングのために流体流の
方向を逆転せるために複数の弁と制御装置が必要であ
る。
【0011】通常の垂直交換塔は、種々の欠点を有す
る。すなわち、単一の大型樹脂層が使用される場合、低
流量中に流体が樹脂層の中にチャンネルを生じて流れる
傾向があり、従って流体と樹脂との有効な接触を低減さ
せる。さらに、バックフラッシングのために樹脂層上方
に追加スペースを必要とする事は交換塔のコストを増加
させる。連続的作動が必要とされ第2ユニットが配備さ
れる時、この第2ユニットのコストとサイズが追加され
る。この追加コストの大きなファクタは流体流を一方の
交換塔から他方の交換塔に切り替えるための制御弁を配
備しなければならない事にある。この制御弁は、システ
ム中に過度の圧力を生じる事なく交換塔中に相当の流体
量を生じる程度に大型でなければならない。この型の大
型制御弁が一般に通常のイオン交換ユニットのコストの
相当部分を占める。またこの種の弁はシステム中に望ま
しくない水頭低下を生じる事が多い。
【0012】代表的な通常のシステムにおいて1基の交
換塔のみを配備すれば、処理された水の流れを中断しな
ければならないだけでなく、このユニットそのものにつ
ていバックフラッシング、再生および洗浄操作のために
未処理水を使用しなければならない。この未処理水の使
用は、接触媒質の再生効率を低下させ、従ってまたイオ
ン交換プロセスの効率を低下させる。
【0013】前記のような欠点の故に、単一交換塔中に
おいて中断されないすなわち連続的なイオン交換プロセ
スを実施する方法を開発する事が試みられた。代表的に
は、これらのプロセスは、カラムを通して上方に流体を
流しながら接触媒質を下方に運動させるにある。その場
合、樹脂が流体流の中に流動化されまたは懸濁される事
がある。この上昇流および特に樹脂の流動化は、一般に
好ましくないイオン交換を生じる。イオン交換プロセス
の効率の重要なファクタは、水分子と樹脂との物理的接
触である。下降流体流の場合、重力と流入流が樹脂を固
い層状に緻密化する。この樹脂層の緻密化が流体を樹脂
粒子に近接して流し、水に対する表面効果を生じ、また
流体を樹脂粒子の細孔の中に流入させる。従って、この
樹脂層の緻密化は接触効果と樹脂層性能とを増大する。
これと反対に、先行技術のような流体の上昇流は、前述
のように、樹脂をしばしば流動化するまで膨張させる。
このように緻密でない樹脂状態が水との接触を低下させ
る。さらに、流動化状態にない樹脂をもって作動するよ
うにシステムが設計されていても、流動化を防止するた
めに流体流量の急増を予防しなければならない。
【0014】前述のように、従来提案されている連続イ
オン交換法は、一般に交換塔を通して樹脂を下方に運動
させる。樹脂の各部分が交換塔の中の所定の位置に達し
た時、この樹脂を除去して別個の再生容器中で再生す
る。従って、システムと接触媒質とを有効に使用するた
めには流入液の流量に対応して媒質の運動量を調製しな
ければならない。
【0015】先行技術の連続イオン交換法は、一般に、
流体を交換塔内部の単一の樹脂と接触させる。しかし、
水の脱イオン化処理または脱塩処理などの操作の場合、
一般に水は2段階で2イオン交換樹脂と接触させられ
る。第1段階において水が第1樹脂と接触し、この第1
樹脂が水からカチオンを吸着し、これを水素イオンと交
換する。この第1樹脂は一般に酸によって再生される。
第2段階において、流体が第2樹脂と接触させられ、こ
の第2樹脂が水からアニオンを吸着し、これを水酸化物
イオンと交換する。この第2樹脂は、代表的には、水酸
化ナトリウムなどの塩基によって再生される。第1段階
の水素イオンと第2段階の水酸化物イオンが結合して水
を生成する。同様に、流体を脱アルキル化などの処理の
ために特定の樹脂と接触させる事ができる。これらの各
樹脂は特定の再生流体を必要とする。従って流体は相異
なるカラムの中で別々の樹脂によって処理され、または
2種の樹脂の混合物によって処理されるが、樹脂混合物
が使用される場合、再生処理前に樹脂を分離しなければ
ならない。
【0016】さらに、流体処理操作においては活性炭が
使用される事が多い。飲み水に味または匂いを与えるガ
スまたはその他の有機不純物を除去するために活性炭を
使用する事ができる。また、活性炭は、水軟化装置に供
給される水の予備処理剤として樹脂層の有機物腐食を防
止するため使用する事ができ、また廃水処理のために使
用する事ができる。活性炭はそれ自体で「再生」する事
はできないが、その懸濁物質を除去して活性炭層を活性
化するために定期的にバックフラッシングを必要とす
る。通常の連続水処理操作の場合、別個の容器の中に活
性炭を収容しなければならない。
【0017】従って、本発明は単一交換塔の中において
流体を連続処理する方法および装置において、接触媒質
が完全に消耗されるまで処理される必要のない方法およ
び装置を提供するにある。さらに、カラム中での種々の
型のイオン交換、吸収あるいは濾過に対応して種々の接
触媒質を使用する事ができ、それぞれの媒質が連続作動
を中断する事なく再生される。またこの連続流体処理は
望ましい下降流体流によって実施する事ができる。従っ
て本発明は先行技術の欠点を大いに克服するものであ
る。
【0018】本発明は、流体を接触媒質と接触させる事
によって処理する流体の連続処理方法を提供することを
目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明の流体の連続処理
方法は、複数の接触媒質層を通して流入流体を下方に通
過させる段階と、複数の接触媒質層の少なくとも1つを
流入流体との接触から選択的に除去する段階と、接触媒
質が流入流体との接触から除去されている間に接触媒質
を処理する段階と、処理された接触媒質を流入流体と接
触するように再配置する段階とから構成される。
【0020】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
つき説明する。図1は作動サイクル中の流体処理装置の
運転開始時の状態を示し、図2ないし図6は流体処理装
置の予想される連続処理操作のそれぞれの型を示す。
【0021】図1において符号10は本発明の流体の連
続処理方法に用いられる流体処理装置を示し、この流体
処理装置10は、複数の接触媒質層を収容した交換塔1
2を有する。接触媒質層は、種々の樹脂または活性炭な
どの各種物質から成る事ができる。説明の便宜上、流体
処理装置10は、それぞれ単一型の樹脂から成る4接触
媒質層を有するものとして説明する。
【0022】上記交換塔12は、上下方向に区画された
4つのチャンバ14a〜14dを有し、各チャンバ14
a〜14dには樹脂スラグ15a〜15dから成る接触
媒質層が設けられている。好ましい実施態様において、
交換塔12は、4つのチャンバの上限と下限を限定する
複数の有孔プレート16a〜16eを有する。
【0023】上記有孔プレート16a〜16dは、それ
ぞれ1種の樹脂スラグ15a〜15dを支持する。有孔
プレート16eは、導入口18からの流入流体を樹脂ス
ラグ15a上に均等に分布させるために作用する。有孔
プレート16eは、樹脂スラグ15aをチャンバ14a
の中に保持するためのチャンバ14aのふたとして作用
する。同様に、有孔プレート16aはチャンバ14bの
ふたとして作用する。交換塔12はその特定の用途に適
したサイズである。従って、交換塔12は数インチから
数フィートまでの直径範囲である。
【0024】流体処理装置10は、再生タンク20など
の媒質処理容器を有する。再生タンク20は、好ましく
は、1つの樹脂層15a〜15dの中に収容された樹脂
の再生に適したサイズの通常の再生タンクである。再生
タンク20は、適当な再生用流体源に通常の方法で接続
され、再生用流体の流量調整装置も通常の方法で制御さ
れる。
【0025】交換塔12と再生タンク20は、符号22
で示された流体樹脂転送系によって相互接続される。特
定の好ましい実施態様において、この流体樹脂転送系2
2は、転送容器またはタンク24、ポンプ26および2
8、マニホルドおよび複数のラインまたは導管を有す
る。転送タンク24は、交換塔12の1つの樹脂層中の
樹脂スラグ15a〜15dの体積を収容するに適したサ
イズである。特定の好ましい実施態様において、流体樹
脂転送系22は、6個のマニホルドM23、M25、M
27、M29、M31、M33を有し、各マニホルドに
は複数の弁が設けられている。各弁は。少なくとも1本
の導管から成る流路の中に配置されている。これらマニ
ホルドと導管は、交換塔12、再生タンク20、転送タ
ンク24およびポンプ26、28を選択的に相互接続す
る機構を成す。このような選択的接続と、これによる流
路の形成によって、流体処理装置10の一部から他の部
分への流体(および流動化樹脂)の選択的運動が容易に
なる。ポンプ26と28は、各チャンバ14a〜14d
中の樹脂またはその他の接触媒質を流動化するに十分な
流量を生じるように選定される。
【0026】各マニホルドM23、M25、M27、M
29、M31、M33は、主として弁の数において相違
しているだけ他の構造は同様である。各マニホルドは、
単数または複数の弁を開いて、流体または流動化樹脂を
所望の位置まで誘導する。
【0027】上記流体処理装置10において、交換塔1
2は、それぞれのチャンバ14a〜14dに連通した樹
脂排出導管30a、30b、30c、30dを有する。
各樹脂排出導管30a〜30dは、好ましくは、それぞ
れのチャンバ14a〜14dの下部の樹脂出口31a〜
31dをマニホルドM23のそれぞれの弁V32、V3
4、V36、またはV38に接続する。マニホルドM2
3は、導管44を通して転送タンク24に接続する弁V
40を有する。さらに、マニホルドM23は、導管46
を通して再生タンク22の入口48と連通した弁V42
を有する。
【0028】マニホルドM25は、弁V54とV56を
通して導管50と52をマニホルドポート35に接続す
る。マニホルドポート35はポンプ26の吸引側に連通
する。導管50は転送タンク24の流体出口58に接続
される。流体出口58は、樹脂が導管50に入る事を防
止するためのストレーナ60によって防護されている。
導管52は再生タンク20の流体出口62に接続され
る。この流体出口62は同じく、導管52の中への樹脂
流を防止するためにストレーナ64によって防護されて
いる。
【0029】マニホルド27は、マニホルドポート65
を導管66と68に選択的に接続する。マニホルドポー
ト65はポンプ28の吐出側と連通する。導管66は転
送タンク24の流体入口70に接続される。導管68は
再生タンク20の流体入口72に接続される。
【0030】再び交換塔12との流体接続について述べ
れば、各チャンバ14a〜14dは樹脂入口74a〜7
4dを有する。これらの樹脂入口はそれぞれの樹脂導入
導管76a〜76dを通してマニホルドM29のそれぞ
れの弁V78、V80、V82、V84に接続される。
各樹脂入口74a〜74dは、樹脂の自由な転送を容易
にするため、それぞれのチャンバ14a〜14dの上部
に配置される。また、マニホルドM29は弁V86とV
88とを有する。弁V86は導管90に接続され、この
導管が転送タンク24の樹脂出口92に接続される。弁
V88は導管94に接続され、この導管94が再生タン
ク20の樹脂出口96に接続される。
【0031】また,交換塔12の各媒質層14a〜14
dは、それぞれ流体排出導管96a〜96dに接続され
た流体出口95a〜95dを有する。この場合にも、流
体出口95a〜95dは流体を通過させるが流体導管9
6a〜96dの中への樹脂の通過を防止するためにスト
レーナ100a〜100dによって防護されている。流
体排出導管96a〜96dはマニホルドM31のそれぞ
れ弁V102、V104、V106およびV108に接
続されている。また、マニホルドM31はポンプ28の
吸引側に接続されたポート140を有する。
【0032】また、交換塔12の各チャンバ14a〜1
4dは、それぞれ流体入口112a〜112dを有す
る。各流体入口112a〜112dは、それぞれの流体
導入導管114a〜114dを通して、マニホルドM3
3のそれぞれの弁V116、V118、V120および
V122に接続されている。マニホルドM33はポート
124を有し、このポート124がポンプ26の吐出側
に接続される。
【0033】流入流体は、流体処理装置10の中に流体
入口18から入る。流体処理装置10の中への未処理流
体の流入の主制御を成すために弁V126が流体入口1
8に配置される。同様に、流体処理装置10から処理さ
れた流体の流出を制御するために、流体出口130に制
御弁V128が配置される事が好ましい。
【0034】流体処理装置10の操作において、マニホ
ルドM29とM23の弁が流動化された樹脂(またはそ
の他の接触媒質)を通過させる。従って、これらの弁
は、その閉鎖時にその中にある媒質粒子に対する損害を
軽減とするような設計とする事が好ましい。例えば、線
形密封面において密封を成す型の弁は、幅広い密封面を
有する弁よりも粒子の圧潰が少ないと思われる。マニホ
ルドのすべての弁を手動操作する事ができる。しかし、
好ましくは、流体処理装置10を制御器131によって
自動操作する。このような自動制御は、マイクロプロセ
ッサ制御または機械的制御などの公知の機構によって実
施する事ができる。マニホルド中のすべての弁は、それ
ぞれの用途についての便宜性と経済性とに応じて、空気
式または油圧式制御、あるいは電気ソレノイドなどの種
々の機構によってそれぞれ作動する事ができる。流体処
理装置10の操作が自動的に制御される場合、制御器1
31(マイクロプロセッサなど)を使用して、それぞれ
の装置に適した作動機構によってマニホルドの弁および
ポンプを作動する事ができる。
【0035】さらに、流体処理装置10の操作は、流
量、時間など種々のパラメータに対応して制御する事が
できる。流体処理装置10の動作を制御するための特に
好ましい手段は、交換塔12を通しての所定の流量に対
応するものである。多くの用途において、樹脂が消耗に
近づく時間は、樹脂層を通過する流体の流量から予想す
る事ができる。従って、流体の流量に対応して自動制御
を開始する場合、流体出口130に通常の流量計132
を配置する。流量計132が所定の流量を測定した時、
その出力によって流体処理装置の操作を開始する。当業
者には明らかなように、前記の方法の代わりに各チャン
バ14a〜14dの中に通常のセンサを使用して流体の
状態を検知する事によって、接触媒質の状態を評価する
事ができる。これらのセンサの出力を利用して流体処理
装置の操作を開始する事もできる。
【0036】この流体処理装置10は、交換塔12の中
の流体流を中断する事なく、交換塔の各チャンバ14a
〜14dから樹脂スラグ15a〜15dを取り出して再
生タンク20の中で再生する事ができる。
【0037】図2は、樹脂スラグ15aがチャンバ14
aから取り出されて再生タンク20の中に配置される時
の流体処理装置10の状態を示す。この目的を達成する
ために、マニホルドM23の弁V32とV42が開か
れ、チャンバ14aの樹脂を再生タンク20に入らせる
ための通路を形成する。同様に、マニホルドM25の中
の弁V56とマニホルドM33の弁116を開いて、再
生タンク20から交換塔12のチャンバ14の中への流
体通路を形成する。これらの弁の開放と同時に、ポンプ
26を作動させる。ポンプ26は、流体を弁116およ
び導入導管114aを通してチャンバ14aの中に送入
する。この流体送入によってチャンバ14aの中の樹脂
スラグ14aを流動化する。流動化された樹脂は、流体
によって、樹脂排出導管30a、マニホルドM23およ
び導管46とを通して再生タンク20の中に送入され
る。交換塔12のチャンバ14aからすべての樹脂が再
生タンク20の中に入るまでポンプ26が作動する。こ
の時点において、弁V32、V42、V56およびV1
16が閉鎖され、ポンプ26が停止する。その時、樹脂
スラグ15aの再生を通常の方法で行なう事ができる。
前記の弁を閉鎖する制御機構を用いて再生サイクルを開
始する事ができる。
【0038】さらに、流体処理装置10は、所望なら
ば、1つのチャンバ14a〜14dの樹脂を他のチャン
バに転送する事ができる。この転送は、本質的に、入口
18から交換塔12を通しての流体の流れとは無関係に
実施される。水軟化操作などの多くの用途において、消
耗した樹脂を再生すると同時に、各チャンバ14a〜1
4dから次の上位のチャンバに樹脂を移動させ、再生さ
れた樹脂を最下チャンバの中に配置する事が望ましい。
【0039】図3は、樹脂スラグ15bがチャンバ14
bからチャンバ14aに転送される場合の流体処理装置
を示す。この転送を実施するため、V34、V40、V
54、V86、V102およびV118を開放し、ポン
プ26と28を作動させる。
【0040】転送操作は下記のように進行する。ポンプ
26から出た流体が、弁118と流体導入導管114b
とを通って交換塔12のチャンバ14bの中に入る。流
体は樹脂スラグ15bを流動化し、樹脂スラグ15bが
樹脂排出導管30bからマニホルド23を通って転送タ
ンク24の中に引き込まれる。同時に、ポンプ28が流
体をチャンバ14aから流体排出導管96aを通して引
き出し、この流体をマニホルドM27のポート65から
導管66を通して転送タンク24の中に挿入する。転送
タンク24の中の流動化された樹脂が樹脂出口92と導
管90とを通して引き出され、マニホルドM29から流
体導入導管76aを通して交換塔のチャンバ14aの中
に引き込まれる。転送タンク24の余分の流体は、流体
出口58、導管50、マニホルドM25、マニホルドM
25のポート35を通して供給ポンプ26によって引き
出される。
【0041】樹脂スラグ15bのチャンバd14aへの
転送が終了した時、チャンバ14cから樹脂スラグ15
cをチャンバ14bに転送する事ができる。この転送を
実施するため、再びポンプ26と28を作動すると、交
換塔12のチャンバ14cの中の流動化された樹脂がマ
ニホルドM23の弁V36とV40を通って転送タンク
24の中に入る。この樹脂は転送タンク24から導管9
0とマニホルドM29の弁V86およびV80と、樹脂
導入導管76bとを通ってチャンバ14bに入る。これ
と同時に、チャンバ14bの中の流体が流体排出導管9
6bと、マニホルドM31の弁104とを通過し、ポン
プ28によってマニホルドM27のポート65を弁V6
7を通して転送タンク24の中に送入される。そこで、
流体は流体出口58から転送タンクを出て導管50を通
り、マニホルドM25の弁V54とポート35を通り、
ポンプ26の吸引側に達する。
【0042】前記と同様にして、チャンバ14dからチ
ャンバ14cに樹脂が転送される。図5に示すように、
この段階は、チャンバ14cから14bへの転送に関し
て述べたと同様の手法で実施される。流体をチャンバ1
4dから14cに転送するため、両方のポンプ26と2
8が作動され、V82、V86(マニホルドM29)、
弁38およびV40(マニホルドM23)、弁V54
(マニホルドM25)、弁V67(マニホルドM2
7)、弁V106(マニホルドM31)および弁V12
2(マニホルドM33)の弁が開かれる。
【0043】図6について述べれば、樹脂スラグ15
b、15、15dが、それぞれチャンバ14b、14c
および14dからチャンバ14a、14b、14cに転
送された時に、再生タンク20から再生された樹脂スラ
グ15aが、チャンバ14dに転送される。この転送
は、ポンプ28を作動し、弁V69、V88、V84、
V108を開く事によって実施される。これによって、
流体がチャンバ14dから流体排出導管96dを通って
引き出され、ポンプ28によってポート65から弁69
を通り再生タンク20の入口72に送入される。この流
体が再生タンク20の中の樹脂スラグ15aを流動化す
る。ポンプ28の吸引力が流動化された樹脂スラグ15
dを出口96から引き出し、導管94と、マニホルドM
29の弁V88およびV84を通して、交換塔12のチ
ャンバ14dの中に引き込む。このようにして、再び樹
脂転送が終了した時、すべての弁を閉鎖し、ポンプ28
を止める。チャンバ14aの中の樹脂スラグ15aの再
生を必要とする場合には、前記のプロセスが繰り返され
る。この流体処理装置10が流体で満たされているので
あるから、樹脂の転送操作に必要な流体の運動は作動流
体の流量に影響しない。従って、これらの操作と次の樹
脂転送および再生操作全部が、流体処理装置10の作動
流体の流れを中断することなく実施することができる。
【0044】図7について述べれば、流体処理装置14
0は、符号142で示す変形流体転送系を備えている。
流体処理装置140は同一の交換塔12(変形された流
体入口を有する)と、再生タンク20と、転送タンク2
4とを有する。従って、これらの要素とその対応の部材
は、この実施形態においても同様の数字を付ける。説明
を明瞭にするため、変形流体転送系のポンプ、マニホル
ド、弁および導管またはラインを含む全ての部材は前の
実施形態において使用されなかった数字で表示する。
【0045】上記流体処理装置140と前記流体処理装
置10の相違点は、交換塔12のチャンバ14a〜14
dが各チャンバにつき一対の導管によって実施され、第
1対の導管144a〜144dがそれぞれ各チャンバ1
4a〜14dに接続され、第2対の導管146a〜14
6dもそれぞれ各チャンバ14a〜14dに接続されて
いる事である。導管144a〜144dはすべてマニホ
ルドM141に接続される。マニホルドM141はポン
プ152の吐出口に接続された第1ポート150と、ポ
ンプ156の吸引側に接続された第2ポート154とを
有する。導管146a〜146dはそれぞれマニホルド
M164の弁V148、V150、V152およびV1
54に接続される。マニホルド164は、追加した弁V
156、V158、V160およびV162を有する。
弁V156は導管166によって転送タンク24の入口
45に接続される。弁V158は導管168を通して再
生タンク20の入口48に接続される。弁V160は転
送タンク24の樹脂出口92に導管170によって接続
される。弁V162は導管172を通して再生タンク2
0の樹脂出口96に接続される。
【0046】マニホルドM141は、それぞれ流体導入
導管144a〜144dに接続された4個の弁V14
3、V145、V147、149を有する。各導管14
4a〜144dはその中への樹脂の通過を防止するため
のストレーナ151a〜151dを有する。ポンプ15
6の吐出側はマニホルドM174に接続され、このマニ
ホルドは弁V176とV178を有する。弁V176は
導管180を通して転送タンク24の入口70に接続さ
れる。弁V178は導管182を通して再生タンク20
の入口72に接続される。転送タンク24の流体出口5
8は導管180を通してマニホルド190の弁V188
に接続される。マニホルドM190は弁V192と出口
ポート194とを有する。ポート194はポンプ152
の吸引側に接続され、弁V196は導管196を通して
再生タンク20の流体出口62に接続される。
【0047】図8について述べれば、チャンバ14aの
樹脂スラグ15aの再生を行う場合この樹脂スラグが再
生タンク20に転送される。チャンバ14から再生タン
ク20への樹脂の転送は、ポンプ152を作動させ、弁
V143、V148、V158およびV192を開く事
によって実施される。流体はポンプ152からマニホル
ドM148と導管144aを通ってチャンバ14aに入
り、これによって樹脂スラグ15aを流動化する。ポン
プ152の吸引力が流動化された樹脂をライン146a
とマニホルドM164を通して、またライン168を通
して再生タンク20の中に引き込む。流体は導管196
とマニホルドM190とを通して、ポンプ152の吸引
側に戻る。樹脂の転送が終了した時、ポンプ152が停
止し、前記した4つの弁が閉鎖される。
【0048】図9について述べれば、前の実施形態と同
様に樹脂スラグ15aの再生が開始された時、各チャン
バ14a〜14dの中の樹脂スラグをそれぞれの上方の
チャンバ14a〜14cに転送することが望ましい。チ
ャンバ14bから14aへの樹脂スラグ15bの転送
は、ポンプ152を作動し、弁V145、V150、V
156およびV188を開くことによって実施される。
ポンプ152から出た流体がマニホルドM141と導管
144bとを通ってチャンバ14bに入り、樹脂スラグ
15bを流動化する。流動化された樹脂が導管146
b、マニホルドM164およびライン166を通り転送
タンク24の中に入る。次に流体は転送タンク24から
ライン186とマニホルドM190を通ってポンプ15
2の吸引側に進む。チャンバ14bの樹脂の全量が転送
タンク24の中に配置された時、弁V145、V15
0、V156およびV188が閉鎖され、ポンプ152
が停止する。
【0049】図10について述べれば、転送タンク24
から樹脂をチャンバ14aに転送するため、ポンプ15
6を作動し、弁V143、V148、V176およびV
160を開く。次にポンプ156が流体をチャンバ14
aから引き出して、導管159、マニホルドM174お
よび導管180を通して転送タンク24の中に送入し、
同時に、転送タンク24中の樹脂を導管170、マニホ
ルドM164および導管146aを通してチャンバ14
aの中に引き込む。樹脂スラグ15aの再生が再生タン
ク20の中で実施されている間に、前述と同様にして、
チャンバ14cから14bに、また、チャンバ14dか
ら14cに樹脂を転送することができる。
【0050】図11は再生された樹脂スラグ15aが再
生タンク20からチャンバ14dに転送されている状態
の流体処理装置140を示す。この転送は、ポンプ15
6を作動し、弁V178、V162、V154およびV
149を開くことによって実施される。ポンプ156
は、導管144dからマニホルドM141を通して流体
を吸引し、導管159、マニホルドM174および導管
182を通して再生タンク20の中に送入する。同時
に、樹脂転送が終了するまで、流動化された樹脂が導管
172、マニホルドM164および導管146dを通し
てチャンバ14dの中に吸引される。
【0051】図12と図13は、本発明による水処理装
置200の他の実施形態の模式図を示す。この水処理装
置200は、特に水の脱イオン処理などの操作に適した
型のものである。この型の操作において、代表的には、
水導管からカチオンを除去するために第1樹脂が使用さ
れ、アニオンを除去するために第2樹脂が使用される。
さらに、前述のように、予脱イオン処理剤として活性炭
などの物質を使用することが望ましい。従って、この流
体処理装置200は、水脱イオン装置の1つの実施形態
を示す。この流体処理装置200は、3種の相異なる接
触媒質からなる層を有する。ここに記載の好ましい実施
形態において、これらの層は2つの活性炭層と、交互に
配置された3つのカチオン交換樹脂層および3つのアニ
オン交換樹脂層とからなる。流体処理装置200におけ
る各種の接触媒質の転送原理は、流体処理装置10(図
1ないし図6)および140(図7ないし図11)につ
いて述べたものと同一である。従って、ここでは操作例
のみを説明する。
【0052】流体処理装置200は、交換塔202と、
カチオン再生タンク204と、アニオン再生タンク20
6と、バックフラッシュタンク208と、全体として2
10で示された流体転送系とを有する。
【0053】上記交換塔202は、図1ないし図7で示
す交換塔12と同様に構成され、主たる相違点は、交換
塔202が、8つのチャンバ214a〜214hを画成
する9つの有孔プレート212a〜212iを有する事
である。図示の実施形態において、上方チャンバ214
aと214bはそれぞれ活性化された木炭216aと2
16bのスラグからなる層を有する。チャンバ214
c、214eおよび214gはカチオン交換樹脂218
a、218b、218cなどの第1樹脂のスラグからな
る層を有し、チャンバ214d、214fおよび214
hはそれぞれアニオン交換樹脂220a、220b、2
20cなどの第2樹脂からなる層を有する。カチオン再
生タンク204とアニオン再生タンク206は通常の再
生タンクである。前述のように、活性化木炭は再生され
ない。しかし、活性化木炭は、処理中に堆積した粒状物
質と有機不純物を除去するため、しばしばバックフラッ
シュされる必要がある。従って、バックフラッシュタン
ク208が配備される。バックフラッシュタンク208
はバックフラッシュ処理用手段のみを備えた通常の装置
であるが、このバックフラッシュタンク208は通常の
再生タンクであってもよい。
【0054】流体処理装置210は転送タンク222、
ポンプ224、226および6個のマニホルドM22
8、M230、M232、M234、M236、M23
8を有する。各マニホルドは複数の弁を備えている。マ
ニホルドM228は、弁V242、V244、V24
6、V248、V250、V252、V254、V25
6を有し、これらの弁はそれぞれ導管258a〜258
hに接続される。また,マニホルドM228は、ポンプ
224の吐出側に接続されたポート260を有する。転
送中に各媒質を分離保持することが好ましければ、各媒
質に1基ずつの複数の転送タンクを転送タンク222に
ついて述べるようにマニホルドに対して接続する。
【0055】マニホルドM230は弁V262、V26
4、V266、V268、V270、V272、V27
4、V276を有し、これらの弁はそれぞれ流体排出導
管278a〜278hに接続される。また、各流体排出
導管278a〜278hは交換塔202のそれぞれのチ
ャンバ214a〜214hの中のストレーナ280a〜
280hによって防護されている。マニホルドM230
は、ポンプ226の吸引側に接続されたポート282を
有する。
【0056】マニホルドM232は弁V234、V23
6、V238、V240、V242、V246、V24
8を有し、これらの弁はそれぞれ樹脂導入導管258a
〜258hに接続されている。マニホルドM232は弁
V250、V252、V254、およびV256を有す
る。弁V250は導管260に接続され、この導管は転
送タンク222の媒質出口262に接続されている。弁
252は導管264に接続され、導管はカチオン再生タ
ンク204の樹脂出口266に接続されている。弁V2
54は導管268に接続され、この導管268はアニオ
ン再生タンク206の樹脂出口270に接続されてい
る。弁V256は導管272に接続され、この導管27
2はバックフラッシュタンク208の出口274に接続
されている。
【0057】マニホルドM236は弁V276、V27
8、V280、V282を有する。マニホルドM236
はポンプ226の吐出口に接続されたポート284を有
する。弁V276は導管286を通して転送タンク22
2の流体入口288に接続されている。弁V278は導
管290を通してカチオン再生タンク204の流体入口
292に接続されている。弁V280は導管294を通
してアニオン再生タンク206の流体入口296に接続
されている。弁V282は導管298を通してバックフ
ラッシュタンク208の流体入口300に接続されてい
る。
【0058】マニホルドM238は弁V302、V30
4、V306およびV308を有する。マニホルドM2
38はポンプ224の入口に接続されたポート310を
有する。弁V302は導管312を通して転送タンク2
22の流体出口314に接続される。弁V304は導管
318を通してカチオン再生タンク204の流体出口3
20に接続されている。弁V306は導管322を通し
て、アニオン再生タンク206の流体出口324に接続
されている。弁V308は導管326を通してバックフ
ラッシュタンク208の流体出口328に接続されてい
る。転送タンク222、カチオン再生タンク204、ア
ニオン再生タンク206およびバックフラッシュタンク
208の流体出口314、320、324および328
はそれぞれストレーナ316、321、325および3
27によって防護されている。
【0059】マニホルドM234は、それぞれ媒質排出
導管353a〜353hに接続された弁V330、V3
32、V334、V336、V338、V340、V3
42およびV344に接続されている。マニホルドM2
34はさらに弁V346、V348、V350およびV
352を有する。弁V346は導管354を通して転送
タンク222の媒質入口356に接続されている。弁V
348は、導管358を通してカチオン再生タンク20
4の樹脂入口360に接続されている。弁V350は、
導管362を通してアニオン再生タンク206の樹脂入
口364に接続されている。弁V352は導管366を
通してバックフラッシュタンク208の媒質入口368
に接続されている。
【0060】図13は、活性炭216aが清浄化のため
に(すなわちバックフラッシングのために)バックフラ
ッシュタンク208に転送されている場合の流体処理装
置200を示す。この転送を実施するため、ポンプ22
4が作動し、弁V242、V330、V352およびV
308が開かれる。マニホルドM228と流体導入導管
258aを通してポンプ224によって送入される流体
がチャンバ214aの中の活性炭を流動化する。ポンプ
224の吸引力が流動化されたスラグ216aを、排出
導管253aと、マニホルドM234と、導管366と
を通してバックフラッシュタンク208の中に引き込
む。前述の操作と同様に、転送が終了した時、これらの
弁が閉鎖され、ポンプ224が止められる。前述の実施
形態において、活性炭はバックフラッシングの後に交換
塔202のその最初のチャンバに戻される。特定媒質の
2層のみが使用される場合、原則としてスラグを一方の
層から他方の層に移動させる必要はない。一方の活性炭
層が再生されている時に活性炭層を流体入口に向かって
徐々に移動させようとするなら、活性炭の追加層を添加
する事が望ましい。この追加活性炭層により、一方の活
性炭層がバックフラッシングされ、他方の活性炭層が次
の上位チャンバに転送されている間に、全体としてコン
パクトな完全深さの層が残存し、この層を通して流入流
体が通過する。
【0061】活性炭がチャンバ214aに戻される場
合、ポンプ226が作動され、弁V262、弁V28
2、弁V256および弁V234が開かれる。そこで正
常化された活性炭が流体と共にこの通路に沿って交換塔
202のチャンバ214aの中に流入する。
【0062】各チャンバ214a〜214h中の樹脂の
転送と再生は、チャンバ214aと214bの活性炭に
ついて。また図1ないし6図の流体処理装置10の樹脂
層について述べたと同様に実施される。チャンバ214
c、214e、および214gの中の樹脂スラグ218
a、218bおよび218cが再生のためにカチオン再
生タンク204に転送され、チャンバ214d、214
fおよび214h中のアニオン樹脂スラグ220a、2
20bおよび220cが再生のためにアニオン再生タン
ク206に転送される。
【0063】図14は、通常の水軟化操作に使用するに
適した流体転送系400を示し、この場合、単一の接触
媒質が使用される。この水処理装置400は交換塔40
2を有し、この交換塔402は有孔プレート404a、
404bおよび404cによって画成された2個の垂直
に配置されたチャンバ403aと403bを有する。こ
の水処理装置400は再生タンク404と、全体として
408で示された流体転送系とを有する。流体転送系4
08は、ポンプ410と412、マニホルドM413と
415、本質的に単一の弁418と420からなるマニ
ホルドとを有する。流体処理装置400は、2個のチャ
ンバ403aと403bのみを有し、少なくとも一方の
チャンバが接触媒質によって充填されているから、一方
のチャンバから他方のチャンバに媒質を転送しても利得
はなく、従って転送タンクは不必要である。各チャンバ
が2本のアクセス導管414a、414bおよび416
a、416bを有する点において、この流体処理装置4
00は図7ないし図11の装置140と同一構造であ
る。マニホルド413は2個の弁V422、V424を
有し、これらの弁はそれぞれアクセス導管414aと4
14bに接続される。マニホルド413はポンプ410
の吐出側に接続された第1ポート427を有する。マニ
ホルド413は、ポンプ412の吸引側に接続された第
2ポート429を揺する。
【0064】マニホルド415は弁V426、V42
8、V430およびV432を有する。弁V426とV
428はそれぞれアクセス導管416aと416bに接
続される。弁V430は媒質導管431を通して再生タ
ンク406の媒質出口433に接続される。弁V432
は導管435を通して再生タンク406の媒質入口43
7に接続される。単一の弁マニホルド418はポンプ4
12の吐出側に接続されたポート436を有し、導管4
38に接続され、この導管438が再生タンク406の
流体入口439に接続される。単一弁マニホルド420
はポンプ410の吸引側に接続されたポート440を有
し、導管442に接続され、この導管442は再生タン
ク406の流体出口444に接続される。流体運動は前
述のように、特に図7ないし図11の流体処理装置14
0について述べたと同様に実施される。接触媒質が再生
タンク406から交換塔402に移動させられる場合、
ポンプ412を作動し、弁418を開き、マニホルドM
413の適当な弁422または424を開く。さらに、
マニホルド415の弁430と、弁426または弁42
8を開く。そこで、ポンプ412の作用により媒質の転
送が実施される。交換塔402Aから再生タンク406
に接触媒質を転送する場合、ポンプ410を作動し、弁
V420とV432を開き、適当な弁426または42
8、およびV422または弁V424を開く。
【0065】本発明は前記の説明のみに限定されるもの
でなく、その主旨の範囲内において任意に変更実施でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による流体の連続処理装置の第1実施形
態の接触媒質が再生も転送もされていない状態の作動段
階を示す図。
【図2】本発明による流体の連続処理装置の第1実施形
態の最上チャンバから媒質が処理タンクに転送されてい
る段階を示す図。
【図3】本発明による流体の連続処理装置の第1実施形
態のチャンバAからBに媒質が転送されている段階を示
す図。
【図4】本発明による流体の連続処理装置の第1実施形
態のチャンバCからチャンバBに媒質が転送されている
段階を示す図。
【図5】本発明による流体の連続処理装置の第1実施形
態のチャンバDからチャンバEに媒質が転送されている
段階を示す図。
【図6】本発明による流体の連続処理装置の第1実施形
態の媒質再生タンクからチャンバDに媒質を転送されて
いる段階を示す図。
【図7】本発明による流体の連続処理装置の第2実施形
態の媒質が再生も転送もされていない段階を示す図。
【図8】本発明による流体の連続処理装置の第2実施形
態の流体交換塔から媒質再生タンクに媒質が転送されて
いる段階を示す図。
【図9】本発明による流体の連続処理装置の第2実施形
態の交換塔のチャンバBから転送タンクに媒質が転送さ
れている段階を示す図。
【図10】本発明による流体の連続処理装置の第2実施
形態の転送タンクから流体処理装置のチャンバAに媒質
が転送されている段階を示す図。
【図11】本発明による流体の連続処理装置の第2実施
形態の媒質再生タンクからチャンバDに媒質が転送する
段階を示す図。
【図12】本発明による流体の連続処理装置の第2実施
形態の媒質再生タンクからチャンバDに媒質が転送する
段階を示す図。
【図13】本発明による流体処理装置の第3実施形態を
示す模式図。
【図14】本発明による流体処理装置の第4実施形態を
示す模式図。
【符号の説明】
12,202,402 流体処理装置 24,222 媒質転送タンク 20,204,206,406 媒質再生タンク M マニホルド A〜H 流体処理チャンバ 208 バックフラッシュタンク

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の接触媒質層を通して流入流体を下方
    に通過させる段階と、 複数の接触媒質層の少なくとも1つを流入流体との接触
    から選択的に除去する段階と、 接触媒質が流入流体との接触から除去されている間に接
    触媒質を処理する段階と、 処理された接触媒質を流入流体と接触するように再配置
    する段階とを有することを特徴とする流体の連続処理方
    法。
  2. 【請求項2】接触媒質層は相互に垂直に配列されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の流体の連続処理方
    法。
  3. 【請求項3】接触媒質層の少なくとも1つをこれらの接
    触媒質層の垂直構造の他の位置に移動させる段階を有す
    ることを特徴とする請求項2に記載の流体の連続処理方
    法。
  4. 【請求項4】接触媒質層を流入流体との接触から除去す
    る段階は、 接触媒質を流動化する段階と、 流動化された接触媒質を流入流体との接触状態から抽出
    する段階と、 流動化された接触媒質を媒質処理容器中に沈殿させる段
    階とを有することを特徴とする請求項1に記載の流体の
    連続処理方法。
  5. 【請求項5】接触媒質は、流入流体に追加された流体流
    によって流動化されることを特徴とする請求項4に記載
    の流体の連続処理方法。
  6. 【請求項6】処理された接触媒質を流入流体と接触させ
    るように再配置する段階は、 媒質処理容器中において接触媒質を流動化する段階と、 流動化された接触媒質を媒質処理容器から流体流によっ
    て抽出する段階と、 流動化された接触媒質を垂直配列された接触媒質層の中
    に沈殿させる段階とを有することを特徴とする請求項1
    に記載の流体の連続処理方法。
JP8217508A 1986-12-09 1996-08-19 流体の連続処理方法 Pending JPH09103667A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US939697 1986-12-09
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