JPH09103328A - 収納ボックス - Google Patents

収納ボックス

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JPH09103328A
JPH09103328A JP8202120A JP20212096A JPH09103328A JP H09103328 A JPH09103328 A JP H09103328A JP 8202120 A JP8202120 A JP 8202120A JP 20212096 A JP20212096 A JP 20212096A JP H09103328 A JPH09103328 A JP H09103328A
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outer box
box
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Ryuma Ono
龍馬 小野
Tsugumasa Niwa
伝昌 丹羽
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Gifu Plastic Industry Co Ltd
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Gifu Plastic Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 出入操作を安定して円滑に行うことができ、
内箱の外箱に対する横揺れを有効に防止することがで
き、しかも安価に製造することのできる収納ボックス
を、簡単な構造によって提供すること。 【解決手段】 外箱10を、その底部12の内面上に設
けられて前後方向に伸びる左右一対の外箱側案内レール
13と、この外箱側案内レール13から上方に僅かに突
出すべく開口部11内側に設けた左右一対の外箱側回転
ローラー14とを有したものとして構成するとともに、
内箱20を、その底部22の外面に設けられて外箱側回
転ローラー14を案内すべく前後方向に伸びるととも
に、当該内箱20の底部22から下方に僅かに突出する
左右一対の内箱側案内レール23と、外箱側案内レール
13に対応する位置であって当該内箱20の後端部に設
けられ、外箱側案内レール13上にて案内される左右一
対の内箱側回転ローラー24とを有したものとして構成
したこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衣類等を簡便に収
納するためのものであって、外箱に対して内箱をスライ
ドさせて使用する収納ボックスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の収納ボックスは、前面に
開口部を有する外箱と、この外箱内にその開口部から出
入自在に嵌装される内箱とからなるものであり、衣類等
を収納した内箱を外箱内にスライドさせて使用され、衣
類等を簡便に収納するものとして重宝されている。この
ように、従来の収納ボックスは、比較的軽いものである
衣類等を簡便に収納するためのものであるから、内箱を
外箱内に単にスライドさせる形式のものであり、簡単な
構造のものが多い。
【0003】しかしながら、この種の収納ボックスは、
これを多段に積み上げて、例えば押入内に収納しておか
れるものであり、一番下側のものは問題がないとして
も、2段目以上のものについて、内箱を外箱に対してス
ライドさせることは、仮に当該収納ボックスが比較的軽
い衣類等を収納するためのものであっても、困難となる
場合がある。特に、これからの高齢化社会のように、老
人だけの生活が増加すると考えられる傾向であってみれ
ば、内箱を外箱に対して単にスライドさせる構造の収納
ボックスでは、不都合が生ずると考えられる。
【0004】そこで、スチールデスクの引出しに用いら
れているようなスライド装置を、この種の収納ボックス
に採用することが考えられる。スチールデスクの引出し
に用いられているスライド装置は、内箱に相当する引出
しの両側部外方に水平方向に設けられた雄レールと、デ
スクの内側面に設けられて雄レールに対応する雌レール
とを有して、雌レールにローラを取り付けておいて、こ
のローラによって支持されるように、上記雌雄のレール
を嵌合するようにしているものである。このようなスラ
イド装置を、合成樹脂によって一体成形されることの多
い収納ボックスに採用することは、構造が複雑すぎて不
適当である。つまり、スチールデスクの引出しに用いら
れているようなスライド装置を、この種の収納ボックス
に適用することは、内外箱の寸法精度を良くしなけれな
らないだけでなく、材料費や製造コストも高くなって、
適当ではない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、この種の収
納ボックスにおける上述した実状に鑑みてなされたもの
で、その解決しようとする課題は、出入操作を安定して
円滑に行うことができ、内箱の外箱に対する横揺れを有
効に防止することができ、しかも安価に製造することの
できる収納ボックスを、簡単な構造によって提供するこ
とである。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、本発明の採った手段は、後述する実施の形態中に
おいて使用する符号を付して説明すると、「前面に開口
部11を有する外箱10と、この外箱10内に開口部1
1から出入自在に嵌装される内箱20とからなる収納ボ
ックス100であって、外箱10を、その底部12の内
面上に設けられて前後方向に伸びる左右一対の外箱側案
内レール13と、この外箱側案内レール13から上方に
僅かに突出すべく開口部11内側に設けた左右一対の外
箱側回転ローラー14とを有したものとして構成すると
ともに、内箱20を、その底部22の外面に設けられて
外箱側回転ローラー14を案内すべく前後方向に伸びる
とともに、当該内箱20の底部22から下方に僅かに突
出する左右一対の内箱側案内レール23と、外箱側案内
レール13に対応する位置であって当該内箱20の後端
部に設けられ、外箱側案内レール13上にて案内される
左右一対の内箱側回転ローラー24とを有したものとし
て構成したことを特徴とする収納ボックス100」であ
る。
【0007】すなわち、本発明に係る収納ボックス10
0は、外箱10と、この外箱10内にスライド収納され
る内箱20とからなるという基本構成を有しているもの
であり、外箱10の開口部11の内側に内箱20を受け
る外箱側回転ローラー14を設け、一方内箱20の後端
部に外箱10の外箱側案内レール13上にて案内される
内箱側回転ローラー24を設けたものである。そして、
外箱側回転ローラー14は、その上面にて内箱側案内レ
ール23をスライド自在に受け、内箱側回転ローラー2
4は、外箱側案内レール13上を転動することになるも
のである。
【0008】従って、この収納ボックス100によれ
ば、外箱側回転ローラー14及び内箱側回転ローラー2
4によって形成されるストローク間において、これらの
外箱側回転ローラー14及び内箱側回転ローラー24の
転動により、内箱20の外箱10に対するスライド操作
が極めて軽く行えるのである。
【0009】特に、この収納ボックス100によれば、
図4〜図9に示すように、外箱側回転ローラー14は内
箱側案内レール23によって、また内箱側回転ローラー
24は外箱側案内レール13によってそれぞれ案内され
ることになるのであるから、内箱20の外箱10に対す
る横揺れが有効に抑止され、横揺れによって生ずる外箱
10と内箱20との当接(異音や摩擦力の発生原因とな
る)が回避され、内箱20の外箱10に対する円滑な出
入操作が実現するのである。
【0010】また、内箱20を外箱10からスライドす
るときは、内箱20の前部を取手21を利用して若干上
に持ち上げて、外箱側回転ローラー14に対する内箱2
0の内箱側案内レール23の当接を解除し、この状態で
内箱20を手前に引き出せば、内箱20の外箱10に対
する摩擦力が若干軽減されるため、内箱20は、軽く引
くだけで外箱10内から容易に引き出すことができる。
【0011】これとは逆に、内箱20を外箱10内にス
ライドさせるときは、内箱20は外箱側回転ローラー1
4及び内箱側回転ローラー24によって極めて軽く移動
する。そして、内箱20を完全に外箱10内に押し込ん
だ状態では、外箱10の底部12の内端側に設けたロー
ラー収納部16内に内箱側回転ローラー24がカチリと
いう音を伴って自然に収納されるため、内箱20が外箱
10内に完全に嵌装されたという節度感を得ることがで
きる。それだけでなく、内箱20を強く押圧して外箱1
0内に押し込むことによるリバウンドを有効に抑止する
ことができるのである。
【0012】なお、例えば内箱側回転ローラー24及び
外箱側案内レール13を、敷居の上に取り付けたレール
と、これに上から嵌合する戸車との関係のようにして、
外箱側回転ローラー14の周面に形成した溝が外箱側案
内レール13上に形成した軌条に案内されるようにすれ
ば、内箱20の外箱10に対する出入操作をより一層円
滑なものとすことができる。このことは、外箱側回転ロ
ーラー14及び内箱側案内レール23についてもいえる
ことである。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る収納ボックス
100を、図面に示した実施の形態について説明する
と、図1〜図3には、内箱20を外箱10内に嵌装した
ときの収納ボックス100が示してある。この収納ボッ
クス100は、前面に開口部11を有する外箱10と、
この外箱10内に開口部11から出入自在に嵌装される
内箱20とからなるという基本構成を有しているもので
あり、これらの外箱10及び内箱20は合成樹脂によっ
て一体成形したものである。
【0014】外箱10は、前部にのみ開口部11を形成
した箱形状のものであり、図4〜図9に示すように、そ
の底部12の内面上に設けられて前後方向に伸びる左右
一対の外箱側案内レール13と、この外箱側案内レール
13から上方に僅かに突出すべく開口部11内側に設け
た左右一対の外箱側回転ローラー14とを有したもので
ある。
【0015】また、この外箱10の上面には、図1及び
図2に示したように、複数の山型突部15が形成してあ
り、これらの山型突部15によって外箱10の上面の剛
性を高くしている。しかも、これらの山型突部15は、
図7にも示したように、その一部が内側にも突出したも
のとしてあり、これによって、外箱10から引き出され
て上方に傾斜した内箱20の後部上面の支持も行うよう
にしている。さらに、この外箱10の奥に位置する底部
12上には、図4及び図6に示したように、内箱20を
外箱10内に嵌装したとき、後述する内箱側回転ローラ
ー24がはまり込むローラー収納部16が形成してあ
る。
【0016】一方、内箱20は、底部22の外面に設け
られて外箱側回転ローラー14を案内すべく前後方向に
伸びるとともに、当該内箱20の底部22から下方に僅
かに突出する左右一対の内箱側案内レール23と、外箱
側案内レール13に対応する位置であって当該内箱20
の後端部に設けられ、外箱側案内レール13上にて案内
される左右一対の内箱側回転ローラー24とを有したも
のとして構成してある。勿論、この内箱20は、人の手
によって外箱10から引き出されるものであるから、そ
の前面に手が掛けられる取手21が一体的に形成してあ
る。
【0017】なお、例えば内箱側回転ローラー24及び
外箱側案内レール13を、敷居の上に取り付けたレール
と、これに上から嵌合する戸車との関係のようにして実
施することもできる。すなわち、外箱側回転ローラー1
4の周面に溝を形成しておき、この溝が外箱側案内レー
ル13上に形成した軌条に案内されるようにして実施し
てもよい。このようにすれば、内箱20の外箱10に対
する出入操作をより一層円滑なものとすことができる。
このことは、外箱側回転ローラー14及び内箱側案内レ
ール23についてもいえることである。
【0018】
【発明の効果】以上、詳述した通り、本発明において
は、上記実施形態にて例示した如く、「前面に開口部1
1を有する外箱10と、この外箱10内に開口部11か
ら出入自在に嵌装される内箱20とからなる収納ボック
ス100であって、外箱10を、その底部12の内面上
に設けられて前後方向に伸びる左右一対の外箱側案内レ
ール13と、この外箱側案内レール13から上方に僅か
に突出すべく開口部11内側に設けた左右一対の外箱側
回転ローラー14とを有したものとして構成するととも
に、内箱20を、その底部22の外面に設けられて外箱
側回転ローラー14を案内すべく前後方向に伸びるとと
もに、当該内箱20の底部22から下方に僅かに突出す
る左右一対の内箱側案内レール23と、外箱側案内レー
ル13に対応する位置であって当該内箱20の後端部に
設けられ、外箱側案内レール13上にて案内される左右
一対の内箱側回転ローラー24とを有したものとして構
成したこと」にその構成上の特徴があり、これにより、
出入操作を安定して円滑に行うことができ、内箱の外箱
に対する横揺れを有効に防止することができ、しかも安
価に製造することのできる収納ボックス100を、簡単
な構造によって提供することができるのである。
【0019】すなわち、この収納ボックス100によれ
ば、外箱側回転ローラー14を外箱10の前部の開口部
11近傍に設けるとともに、内箱側案内レール23を内
箱20の後方に設けたから、これらの両ローラーによっ
て形成されるストローク間において内箱20を支持して
いる両ローラーによって、外箱10に対する内箱20の
出入操作を極めて軽く行うことができる。
【0020】また、この収納ボックス100によれば、
外箱側回転ローラー14は内箱側案内レール23によっ
て、また内箱側回転ローラー24は外箱側案内レール1
3によってそれぞれ案内されるから、内箱20の外箱1
0に対するスライド操作時において、外箱10に対する
内箱20の横揺れが有効に抑止され、横揺れによって生
ずる内箱20と外箱10との摺接・当接が回避され、内
箱20の円滑なスライド操作を行うことができる。
【0021】さらに、例えば内箱側回転ローラー24及
び外箱側案内レール13を、敷居の上に取り付けたレー
ルと、これに上から嵌合する戸車との関係のようにし
て、外箱側回転ローラー14の周面に形成した溝が外箱
側案内レール13上に形成した軌条に案内されるように
すれば、内箱20の外箱10に対する出入操作をより一
層円滑なものとすことができる。このことは、外箱側回
転ローラー14及び内箱側案内レール23についても同
様である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る収納ボックスであって、内箱を外
箱内に収納した時の状態を示すもので、(イ)はその正
面図、(ロ)は背面図である。
【図2】同収納ボックスを示すもので、(イ)は平面
図、(ロ)は底面図である。
【図3】同収納ボックスの左側面図である。
【図4】図1の1−1線に沿ってみた断面図である。
【図5】図4の2−2線部の部分拡大断面図である。
【図6】図4の3−3線に沿ってみた部分拡大断面図で
ある。
【図7】内箱を外箱から引き出したときの断面図であ
る。
【図8】図7の4−4線部の部分拡大断面図である。
【図9】図7の5−5線部の部分拡大断面図である。
【符号の説明】
100 収納ボックス 10 外箱 11 開口部 12 底部 13 外箱側案内レール 14 外箱側回転ローラー 15 山型突部 16 ローラー収納部 20 内箱 21 取手 22 底部 23 内箱側案内レール 24 内箱側回転ローラー
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年9月30日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】しかしながら、この種の収納ボックスは、
これを多段に積み上げて、例えば押入内に収納しておか
れるものであり、一番上側のものは問題がないとして
、上から2段目以下のものについて、内箱を外箱に対
してスライドさせることは、仮に当該収納ボックスが比
較的軽い衣類等を収納するためのものであっても、困難
となる場合がある。特に、これからの高齢化社会のよう
に、老人だけの生活が増加すると考えられる傾向であっ
てみれば、内箱を外箱に対して単にスライドさせる構造
の収納ボックスでは、不都合が生ずると考えられる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面に開口部を有する外箱と、この外箱
    内に前記開口部から出入自在に嵌装される内箱とからな
    る収納ボックスであって、 前記外箱を、その底部の内面上に設けられて前後方向に
    伸びる左右一対の外箱側案内レールと、この外箱側案内
    レールから上方に僅かに突出すべく前記開口部内側に設
    けた左右一対の外箱側回転ローラーとを有したものとし
    て構成するとともに、 前記内箱を、その底部の外面に設けられて前記外箱側回
    転ローラーを案内すべく前後方向に伸びるとともに、当
    該内箱の底部から下方に僅かに突出する左右一対の内箱
    側案内レールと、前記外箱側案内レールに対応する位置
    であって当該内箱の後端部に設けられ、前記外箱側案内
    レール上にて案内される左右一対の内箱側回転ローラー
    とを有したものとして構成したことを特徴とする収納ボ
    ックス。
JP8202120A 1996-07-31 1996-07-31 収納ボックス Expired - Lifetime JP3010255B2 (ja)

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