JPH0910303A - 医療装置のキャップ - Google Patents
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- JPH0910303A JPH0910303A JP7270242A JP27024295A JPH0910303A JP H0910303 A JPH0910303 A JP H0910303A JP 7270242 A JP7270242 A JP 7270242A JP 27024295 A JP27024295 A JP 27024295A JP H0910303 A JPH0910303 A JP H0910303A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 複数種類の医療器具のポートに蓋をすること
のできるキャップを提供する。 【解決手段】 医療装置のある種類の形態のポートの雄
型ニップルは、キャップ１０の第一の端部１２の雌型部
分１６の受口３４内に挿入され、該受口３４と摩擦係合
する。キャップ１０の内面に設けられた環状のリッジ４
２が、ニップルの外面に設けられた段部と係合して、キ
ャップを確実に保持する。キャップ１０の第一の端部１
２の外側に設けられた突起５８、６０は、雄型ニップル
を囲むように設けられた雌型ねじ付きカラーと螺合す
る。別の種類の形態のポートに対しては、キャップ１０
の雄型部分１８が、該ポートの開口部に挿入され、該開
口部と摩擦係合する。キャップによりポートに蓋をされ
た医療装置は、使用時まで内部状態を維持される。
のできるキャップを提供する。 【解決手段】 医療装置のある種類の形態のポートの雄
型ニップルは、キャップ１０の第一の端部１２の雌型部
分１６の受口３４内に挿入され、該受口３４と摩擦係合
する。キャップ１０の内面に設けられた環状のリッジ４
２が、ニップルの外面に設けられた段部と係合して、キ
ャップを確実に保持する。キャップ１０の第一の端部１
２の外側に設けられた突起５８、６０は、雄型ニップル
を囲むように設けられた雌型ねじ付きカラーと螺合す
る。別の種類の形態のポートに対しては、キャップ１０
の雄型部分１８が、該ポートの開口部に挿入され、該開
口部と摩擦係合する。キャップによりポートに蓋をされ
た医療装置は、使用時まで内部状態を維持される。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、多数種類の寸法及
び形態の液圧ポート、特に、生物学的液体を精製し、又
は濃縮等するために使用される医療器具のポートに嵌ま
り且つ該ポートに蓋をし得るようにしたキャップに関す
る。
び形態の液圧ポート、特に、生物学的液体を精製し、又
は濃縮等するために使用される医療器具のポートに嵌ま
り且つ該ポートに蓋をし得るようにしたキャップに関す
る。
【０００２】
【従来の技術】血液のような生物学的液体の処理に使用
される医療装置は、例えばハウジング又はケーシング内
に保持された半透過性薄膜構造体のごとき作用可能な構
成要素を有する。通常、処理すべき生物学的液体は、薄
膜の一つの主要面に接触し得るようにハウジング内に導
入され、これと同時に、別の液体がハウジング内に導入
されて、薄膜の別の主要面に接触するようにし、この場
合、該薄膜は、透過性の薄膜孔を通じて特定の液体及び
溶液を一方の液体から別の液体に選択的に移送する。こ
のような装置を使用するためには、通常、装置を通して
流れる液体を制御可能に付勢し得るようにした機械が必
要とされる。このような型式の典型的な医療装置として
は、血液透析器、血液循環器、血液ろ過器、及び血液限
外ろ過器などがあるが、必ずしもこれらにのみ限定され
るものではない。
される医療装置は、例えばハウジング又はケーシング内
に保持された半透過性薄膜構造体のごとき作用可能な構
成要素を有する。通常、処理すべき生物学的液体は、薄
膜の一つの主要面に接触し得るようにハウジング内に導
入され、これと同時に、別の液体がハウジング内に導入
されて、薄膜の別の主要面に接触するようにし、この場
合、該薄膜は、透過性の薄膜孔を通じて特定の液体及び
溶液を一方の液体から別の液体に選択的に移送する。こ
のような装置を使用するためには、通常、装置を通して
流れる液体を制御可能に付勢し得るようにした機械が必
要とされる。このような型式の典型的な医療装置として
は、血液透析器、血液循環器、血液ろ過器、及び血液限
外ろ過器などがあるが、必ずしもこれらにのみ限定され
るものではない。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】液体を装置内に流入さ
せ、また、液体を装置から排出させるためには、それぞ
れの液圧ポートが必要とされる。一般に、ハウジングか
ら伸長する雄型の形態とされるこれらのポートは、通
常、異なる製造メーカにより製造された機械に該装置が
液圧的に接続可能となることを確実にすべく、特定の標
準寸法にて形成されている。しかしながら、安全上の理
由のため（例えば、誤った接続がなされるのを防止する
ため）、血液ポートのような特定のポートは、透析液ポ
ートのような他のポートとは全く異なる幾何学的形状を
有している。
せ、また、液体を装置から排出させるためには、それぞ
れの液圧ポートが必要とされる。一般に、ハウジングか
ら伸長する雄型の形態とされるこれらのポートは、通
常、異なる製造メーカにより製造された機械に該装置が
液圧的に接続可能となることを確実にすべく、特定の標
準寸法にて形成されている。しかしながら、安全上の理
由のため（例えば、誤った接続がなされるのを防止する
ため）、血液ポートのような特定のポートは、透析液ポ
ートのような他のポートとは全く異なる幾何学的形状を
有している。
【０００４】医療装置は、通常、滅菌状態で販売される
ため、その装置の製造時点からその装置の使用時点ま
で、ポートに蓋をするための取り外し可能な使い捨て型
のキャップを備えることが必要であると考えられてい
る。現在のキャップは、通常、医療目的に適したプラス
チック材料をモールディングしたもので出来ているが、
これらキャツプは、一型式のポートにしか蓋をし得ない
設計とされている。
ため、その装置の製造時点からその装置の使用時点ま
で、ポートに蓋をするための取り外し可能な使い捨て型
のキャップを備えることが必要であると考えられてい
る。現在のキャップは、通常、医療目的に適したプラス
チック材料をモールディングしたもので出来ているが、
これらキャツプは、一型式のポートにしか蓋をし得ない
設計とされている。
【０００５】医療上の経済性が望まれているため、製造
メーカは、医療装置の製造コストを可能な限り低減しな
ければならない。特に、上述のような多くの医療装置
は、自動的な生産方法を採用して製造されているため、
各装置を製造するときに使用される異なる種類の部品点
数を可能な限り少なくすることがコスト的に極めて有利
である。この目的のため、装置に採用される幾何学的形
態の異なるポートに嵌まる医療装置のキャップが必要と
されている。
メーカは、医療装置の製造コストを可能な限り低減しな
ければならない。特に、上述のような多くの医療装置
は、自動的な生産方法を採用して製造されているため、
各装置を製造するときに使用される異なる種類の部品点
数を可能な限り少なくすることがコスト的に極めて有利
である。この目的のため、装置に採用される幾何学的形
態の異なるポートに嵌まる医療装置のキャップが必要と
されている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、特に、上述し
たような型式の医療装置に採用されている、次のような
液圧ポートの内、少なくとも二つに取り付け得るように
したキャップを提供することにより、上記の必要性を満
足させるものである。即ち、これらの液圧ポートとは、
（ａ）雄型のＤＩＮニップル及びこれを囲繞する雌型の
ねじ付きカラーを備える、ＤＩＮ（ドイツ工業規格）
１３ ０９０、パート３による形態とした血液ポート、
（ｂ）ＤＩＮ １３ ０９０、パート３による雄型ＤＩ
Ｎニップル、（ｃ）図７に示したような、テーパー付き
の雄型あご付きニップル、（ｄ）ＤＩＮ ５８ ３５
２、パート２による形態とした透析液ポート、である。
たような型式の医療装置に採用されている、次のような
液圧ポートの内、少なくとも二つに取り付け得るように
したキャップを提供することにより、上記の必要性を満
足させるものである。即ち、これらの液圧ポートとは、
（ａ）雄型のＤＩＮニップル及びこれを囲繞する雌型の
ねじ付きカラーを備える、ＤＩＮ（ドイツ工業規格）
１３ ０９０、パート３による形態とした血液ポート、
（ｂ）ＤＩＮ １３ ０９０、パート３による雄型ＤＩ
Ｎニップル、（ｃ）図７に示したような、テーパー付き
の雄型あご付きニップル、（ｄ）ＤＩＮ ５８ ３５
２、パート２による形態とした透析液ポート、である。
【０００７】上述の液圧ポートに蓋をするため、キャッ
プを液圧ポートの一つに完全に取り付けたとき、該キャ
ップは、使用する時点までの医療装置の内部状態（滅菌
性又は清浄さ）を保つ働きをする。
プを液圧ポートの一つに完全に取り付けたとき、該キャ
ップは、使用する時点までの医療装置の内部状態（滅菌
性又は清浄さ）を保つ働きをする。
【０００８】本明細書で使用する「血液ポート」とは、
医療装置によって処理すべき生物学的流体（体外血液な
どを含む）を該装置に供給したり、該装置から排出する
ために使用されるポートを意味するものとする。「透析
液ポート」とは、医療装置内で生物学的流体を処理する
ために使用される液体を該装置に供給したり、該装置か
ら排出するために使用されるポートを意味するものとす
る。
医療装置によって処理すべき生物学的流体（体外血液な
どを含む）を該装置に供給したり、該装置から排出する
ために使用されるポートを意味するものとする。「透析
液ポート」とは、医療装置内で生物学的流体を処理する
ために使用される液体を該装置に供給したり、該装置か
ら排出するために使用されるポートを意味するものとす
る。
【０００９】キャップをポートに「完全に（または十分
に）取り付ける」とは、雄型血液ニップルを本発明によ
るキャップの雌型受口（レセプタクル）内に相対的に挿
入し、または本発明によるキャップの雄型突起を透析液
ポート内に相対的に挿入し、その特定のポートの形態が
許容する最大限度まで、差し込むことを意味する。完全
に取り付けたキャップは、使用時まで医療装置の内部の
状態（滅菌性及び／又は清浄さ）を保つ働きをする。
に）取り付ける」とは、雄型血液ニップルを本発明によ
るキャップの雌型受口（レセプタクル）内に相対的に挿
入し、または本発明によるキャップの雄型突起を透析液
ポート内に相対的に挿入し、その特定のポートの形態が
許容する最大限度まで、差し込むことを意味する。完全
に取り付けたキャップは、使用時まで医療装置の内部の
状態（滅菌性及び／又は清浄さ）を保つ働きをする。
【００１０】本明細書で使用する「雄型血液ニップル」
とは、ＤＩＮ １３ ０９０、パート３に規定された血
液ポート（ねじ付きの雌型カラーよりも小さいポート）
及び図７に示した血液ポートを包合するものとする。
とは、ＤＩＮ １３ ０９０、パート３に規定された血
液ポート（ねじ付きの雌型カラーよりも小さいポート）
及び図７に示した血液ポートを包合するものとする。
【００１１】本発明の一つの形態によれば、キャップ
は、上述の（ａ）乃至（ｃ）に掲げた血液ポートのうち
少なくとも二つを受け入れて、該キャップをそれぞれの
血液ポートに完全に取り付け得るようにする雌型の受口
を備えている。
は、上述の（ａ）乃至（ｃ）に掲げた血液ポートのうち
少なくとも二つを受け入れて、該キャップをそれぞれの
血液ポートに完全に取り付け得るようにする雌型の受口
を備えている。
【００１２】本明細書で使用するように、本発明による
キャップが雄型の血液ニップルを「受け入れる」という
ことは、該キャップを雄型の血液ニップルに完全に取り
付けるのに十分なほど、該キャップが、該キャップの雌
型受口内に挿入された雄型の血液ニップルを受け入れ得
ることを意味する。
キャップが雄型の血液ニップルを「受け入れる」という
ことは、該キャップを雄型の血液ニップルに完全に取り
付けるのに十分なほど、該キャップが、該キャップの雌
型受口内に挿入された雄型の血液ニップルを受け入れ得
ることを意味する。
【００１３】上述の（ｄ）による透析液ポートに取り付
けることの出来る本発明によるキャップは、雌型の受口
を雄型血液ニップルに取り付けることができない場合
に、キャップを透析液ポートに完全に取り付けるのに十
分なほど上記（ｄ）のＤＩＮ透析液ポート内に取り外し
可能に挿入し得る雄型突起を備えている。該雄型突起及
び雌型受口は、互いに同軸状に配置されるが、キャップ
の両端に位置するようにすることが好ましい。
けることの出来る本発明によるキャップは、雌型の受口
を雄型血液ニップルに取り付けることができない場合
に、キャップを透析液ポートに完全に取り付けるのに十
分なほど上記（ｄ）のＤＩＮ透析液ポート内に取り外し
可能に挿入し得る雄型突起を備えている。該雄型突起及
び雌型受口は、互いに同軸状に配置されるが、キャップ
の両端に位置するようにすることが好ましい。
【００１４】本発明のもう一つの形態によれば、キャッ
プの雌型受口は、一つのチャネルを画成し、該チャネル
は、キャップが雄型血液ニップルに完全に取り付けられ
たとき、医療装置が使用されるときまで該医療装置の内
部状態を保ちつつ、雄型の血液ニップルを通して医療装
置の通気が行われることを可能にする。
プの雌型受口は、一つのチャネルを画成し、該チャネル
は、キャップが雄型血液ニップルに完全に取り付けられ
たとき、医療装置が使用されるときまで該医療装置の内
部状態を保ちつつ、雄型の血液ニップルを通して医療装
置の通気が行われることを可能にする。
【００１５】本発明のもう一つの形態によれば、該キャ
ップは、ＤＩＮ １３ ０９０、パート３による血液ポ
ートの雌ねじ付きカラーのねじに適合する半径方向伸長
部を備えている。これにより、キャップは血液ポートと
螺合し、キャップは血液ポートに対して完全かつ確実に
取り付けることが可能となる。
ップは、ＤＩＮ １３ ０９０、パート３による血液ポ
ートの雌ねじ付きカラーのねじに適合する半径方向伸長
部を備えている。これにより、キャップは血液ポートと
螺合し、キャップは血液ポートに対して完全かつ確実に
取り付けることが可能となる。
【００１６】図７に示した形態の血液ポート（即ち、テ
ーパーを有する雄型のあご付きニップル）に取り付ける
ことの出来る、本発明によるキャップにおいて、キャッ
プの雌型受口は、リッジを画成する内面を備えている。
該リッジは、雄型ニップルが雌型受口に完全に挿入され
たとき、常に「スナップ止め」状態になるようにあご部
分（すなわち引っ掛かり部分または断崖部分）に係合し
得るようにしてある。該リッジは、雌型受口に対して略
環状とし、周縁部にてあご部分と係合し得るようにする
ことが好ましい。
ーパーを有する雄型のあご付きニップル）に取り付ける
ことの出来る、本発明によるキャップにおいて、キャッ
プの雌型受口は、リッジを画成する内面を備えている。
該リッジは、雄型ニップルが雌型受口に完全に挿入され
たとき、常に「スナップ止め」状態になるようにあご部
分（すなわち引っ掛かり部分または断崖部分）に係合し
得るようにしてある。該リッジは、雌型受口に対して略
環状とし、周縁部にてあご部分と係合し得るようにする
ことが好ましい。
【００１７】本発明のもう一つの形態によれば、当該キ
ャップは、血液ポート又は透析液ポートに手で取り付け
たり、血液ポート又は透析液ポートから手で取り外し易
くするための把持部分を更に備えている。
ャップは、血液ポート又は透析液ポートに手で取り付け
たり、血液ポート又は透析液ポートから手で取り外し易
くするための把持部分を更に備えている。
【００１８】
【発明の実施の形態】本発明による汎用キャップは、通
常、血液透析器、血液ろ過器、血液限外ろ過器及び血液
濃縮器のような医療装置に通常設けられる幾つかの型式
の雄型の液圧接続ポートの任意のものに装着し、該ポー
トの蓋をし得るようになされている。これらの医療装置
の各々は、通常、二つの血液ポート（液体入口用ポート
及び液体出口用ポート）及び二つの透析液ポート（液体
入口用ポート及び液体出口用ポート）を備えている。血
液ポートは、典型的には、誤った接続がなされないよう
に透析液ポートとは異なる寸法をしている。
常、血液透析器、血液ろ過器、血液限外ろ過器及び血液
濃縮器のような医療装置に通常設けられる幾つかの型式
の雄型の液圧接続ポートの任意のものに装着し、該ポー
トの蓋をし得るようになされている。これらの医療装置
の各々は、通常、二つの血液ポート（液体入口用ポート
及び液体出口用ポート）及び二つの透析液ポート（液体
入口用ポート及び液体出口用ポート）を備えている。血
液ポートは、典型的には、誤った接続がなされないよう
に透析液ポートとは異なる寸法をしている。
【００１９】世界中の多数の国及び地域において該医療
装置を使用可能にするため、これらの透析液ポート及び
特定の血液ポートは、通常、次のような国際的に認めら
れた標準により寸法が設定されている。
装置を使用可能にするため、これらの透析液ポート及び
特定の血液ポートは、通常、次のような国際的に認めら
れた標準により寸法が設定されている。
【００２０】（ａ）血液ポート：ＤＩＮ（ドイツ工業規
格） １３ ０９０、パート３。
格） １３ ０９０、パート３。
【００２１】（ｂ）透析液ポート：ＤＩＮ ５８ ３５
２、パート２。
２、パート２。
【００２２】上記の標準の各々は、引用により本明細書
に含められる。
に含められる。
【００２３】更に、特に、日本において、血液ポート
は、図７に示した形態とすることが可能である。この図
７の形態は、一般に、テーパー付き雄型刺状ニップルと
称することが出来る。
は、図７に示した形態とすることが可能である。この図
７の形態は、一般に、テーパー付き雄型刺状ニップルと
称することが出来る。
【００２４】本明細書で使用するように、（１）「ＤＩ
Ｎ血液ポート」は、ＤＩＮ １３０９０、パート３に規
定されるような、囲繞する雌型ねじ付きカラーを有する
テーパー付き雄型ニップルを備えており、（２）「雄型
ＤＩＮニップル」は、雌型ねじ付きカラーを除いたＤＩ
Ｎ血液ポートの部分であり、（３）「ＪＰ血液ポート」
（日本の規格による）は、図７に示した雄型の形状をし
ており、（４）「ＤＩＮ透析液ポート」は、ＤＩＮ ５
８ ３５２、パート２により規定された形状を有する。
本発明によるキャップは、これらのポートの少なくとも
二つ、好ましくは少なくとも三つ、最も好ましくは、こ
れらの全ての型式のポートに装着することが出来る。
Ｎ血液ポート」は、ＤＩＮ １３０９０、パート３に規
定されるような、囲繞する雌型ねじ付きカラーを有する
テーパー付き雄型ニップルを備えており、（２）「雄型
ＤＩＮニップル」は、雌型ねじ付きカラーを除いたＤＩ
Ｎ血液ポートの部分であり、（３）「ＪＰ血液ポート」
（日本の規格による）は、図７に示した雄型の形状をし
ており、（４）「ＤＩＮ透析液ポート」は、ＤＩＮ ５
８ ３５２、パート２により規定された形状を有する。
本発明によるキャップは、これらのポートの少なくとも
二つ、好ましくは少なくとも三つ、最も好ましくは、こ
れらの全ての型式のポートに装着することが出来る。
【００２５】図面を参照すると、図１には、本発明によ
るキャップ１０の好適な実施例が示されている。該キャ
ップ１０は、長手方向軸線Ａ１と、第一の端部１２と、
第二の端部１４とを備えている。該第一の端部１２は、
雌型部分１６を画成し、第二の端部１４は、雄型部分１
８を画成する。第一の端部と第二の端部との中間には、
ユーザが手で把持し得る、把持部分２０がある。雌型部
分１６、雄型部分１８、及び把持部分２０は、便宜上、
軸線Ａ１と同軸状であり、雄型部分１８が雌型部分１６
と反対方向に伸長するようにすることが好ましい。
るキャップ１０の好適な実施例が示されている。該キャ
ップ１０は、長手方向軸線Ａ１と、第一の端部１２と、
第二の端部１４とを備えている。該第一の端部１２は、
雌型部分１６を画成し、第二の端部１４は、雄型部分１
８を画成する。第一の端部と第二の端部との中間には、
ユーザが手で把持し得る、把持部分２０がある。雌型部
分１６、雄型部分１８、及び把持部分２０は、便宜上、
軸線Ａ１と同軸状であり、雄型部分１８が雌型部分１６
と反対方向に伸長するようにすることが好ましい。
【００２６】図２に示すように、把持部分２０は、特
に、キャップをポートから取り外す必要があるとき、ユ
ーザが容易に把持し得るように軸線Ａ１に関して周方向
にあることが好ましい。
に、キャップをポートから取り外す必要があるとき、ユ
ーザが容易に把持し得るように軸線Ａ１に関して周方向
にあることが好ましい。
【００２７】好適な実施例によれば、雌型部分１６は、
そのプロフィールにおいて、側部壁２２及び端部壁２４
を有する円柱状、又は円錐台状の外形をしている。該側
部壁２２は、外面２６及び内面２８を画成し、また、端
部壁２４は、横断状内面３０及び横断状外面３２を画成
する。これらの側壁２２及び端部壁２４は、互いに協働
して受口（レセプタクル）３４を画成する。受口３４
は、雄型ＤＩＮニップル、又はＪＰ血液ポートのいずれ
か一方、あるいは（好ましくは）その双方の型式のポー
トを個々に受け入れることができる。本明細書におい
て、受口が血液ポートを「受け入れる」ことができると
いうことは、受口３４が、ポートを該受口内に挿入する
ことを許容するような形状とされており、内面２８の少
なくとも一部が、雄型ＤＩＮニップル、ＪＰ血液ポー
ト、又は好ましくは、これらの双方の型式の血液ポート
の外面の少なくとも一部に対して周方向に適合すること
を意味する。かかる適合の結果、キャップ１０は、血液
ポートに完全に乃至十分に取り付けられたとき、常に、
それぞれの血液ポートに摩擦係合状態で保持されること
が好ましい。
そのプロフィールにおいて、側部壁２２及び端部壁２４
を有する円柱状、又は円錐台状の外形をしている。該側
部壁２２は、外面２６及び内面２８を画成し、また、端
部壁２４は、横断状内面３０及び横断状外面３２を画成
する。これらの側壁２２及び端部壁２４は、互いに協働
して受口（レセプタクル）３４を画成する。受口３４
は、雄型ＤＩＮニップル、又はＪＰ血液ポートのいずれ
か一方、あるいは（好ましくは）その双方の型式のポー
トを個々に受け入れることができる。本明細書におい
て、受口が血液ポートを「受け入れる」ことができると
いうことは、受口３４が、ポートを該受口内に挿入する
ことを許容するような形状とされており、内面２８の少
なくとも一部が、雄型ＤＩＮニップル、ＪＰ血液ポー
ト、又は好ましくは、これらの双方の型式の血液ポート
の外面の少なくとも一部に対して周方向に適合すること
を意味する。かかる適合の結果、キャップ１０は、血液
ポートに完全に乃至十分に取り付けられたとき、常に、
それぞれの血液ポートに摩擦係合状態で保持されること
が好ましい。
【００２８】そのために、側部壁２２の内面２８は、基
端のテーパー付き領域３６と、中間領域３８と、未端の
テーパー付き領域４０とを備えることが好ましい。中間
領域３８と未端のテーパー付き領域４０との間には、リ
ッジ４２が設けられている。必須ではないにしても、該
リッジ４２は、環状の形状であることが好ましい。
端のテーパー付き領域３６と、中間領域３８と、未端の
テーパー付き領域４０とを備えることが好ましい。中間
領域３８と未端のテーパー付き領域４０との間には、リ
ッジ４２が設けられている。必須ではないにしても、該
リッジ４２は、環状の形状であることが好ましい。
【００２９】図４には、ＤＩＮ血液ポート４４（破線で
図示）に完全に取り付けた、本発明によるキャップ１０
が示してある。一般に、公知であるように、ＤＩＮ血液
ポート４４は、雌型ねじ付きカラー４８により同軸状に
囲繞された雄型ＤＩＮニップル４６を備えている。該雄
型ＤＩＮニップル４６は、円錐台状の外面５０を有す
る、拡張した「ルア（Ｌｕｅｒ）」テーパーの形態とさ
れている（ルアテーパーは、当該技術分野で一般的に公
知である）。受口３４において、リッジ４２は、雄型Ｄ
ＩＮニップル４６の外面５０の一部に対して周方向に係
合し得るようになされている。したがって、雄型ＤＩＮ
ニップル４６は、受口３４内に挿入されたとき、外面５
０がリッジ４２に対して摩擦係合状態で且つ周方向に係
合することができる。
図示）に完全に取り付けた、本発明によるキャップ１０
が示してある。一般に、公知であるように、ＤＩＮ血液
ポート４４は、雌型ねじ付きカラー４８により同軸状に
囲繞された雄型ＤＩＮニップル４６を備えている。該雄
型ＤＩＮニップル４６は、円錐台状の外面５０を有す
る、拡張した「ルア（Ｌｕｅｒ）」テーパーの形態とさ
れている（ルアテーパーは、当該技術分野で一般的に公
知である）。受口３４において、リッジ４２は、雄型Ｄ
ＩＮニップル４６の外面５０の一部に対して周方向に係
合し得るようになされている。したがって、雄型ＤＩＮ
ニップル４６は、受口３４内に挿入されたとき、外面５
０がリッジ４２に対して摩擦係合状態で且つ周方向に係
合することができる。
【００３０】図５には、ＪＰ血液ポート５２に完全に取
り付けられた、本発明によるキャップ１０が示してあ
る。上述し且つ図７に示すように、このＪＰ血液ポート
５２は、周方向に延びる断崖部分又は段差部分５６に基
礎をおく端末領域５４を有するテーパー付きの雄型あご
（ｂａｒｂ）付きニップルの型式をしている。再度、図
５を参照すると、キャップ１０の末端のテーパー付き領
域４０は、ＪＰ血液ポート５２の端末領域５４に適合す
る状態で係合可能なようになされている。図５に示すよ
うにキャップ１０をＪＰ血液ポート５２に完全に取り付
けたとき、キャップ１０のリッジ４２は、常にＪＰ血液
ポート５２上の断崖部分５６の後方に着座する。したが
って、ＪＰ血液ポート５２を受口３４内に完全に挿入し
たとき、キャップ１０は、常にＪＰ血液ポート５２に
「スナップ止め」状態で固定されることになる。
り付けられた、本発明によるキャップ１０が示してあ
る。上述し且つ図７に示すように、このＪＰ血液ポート
５２は、周方向に延びる断崖部分又は段差部分５６に基
礎をおく端末領域５４を有するテーパー付きの雄型あご
（ｂａｒｂ）付きニップルの型式をしている。再度、図
５を参照すると、キャップ１０の末端のテーパー付き領
域４０は、ＪＰ血液ポート５２の端末領域５４に適合す
る状態で係合可能なようになされている。図５に示すよ
うにキャップ１０をＪＰ血液ポート５２に完全に取り付
けたとき、キャップ１０のリッジ４２は、常にＪＰ血液
ポート５２上の断崖部分５６の後方に着座する。したが
って、ＪＰ血液ポート５２を受口３４内に完全に挿入し
たとき、キャップ１０は、常にＪＰ血液ポート５２に
「スナップ止め」状態で固定されることになる。
【００３１】例えば、図１及び図４にも示したように、
キャップ１０の雌型部分１６は、外面２６から半径方向
に伸長し且つＤＩＮ血液ポート４４の雌型ねじ付きカラ
ー４８に螺合し得るようにした、直径方向に対向した一
対の突起５８、６０を備えることが好ましい。キャップ
１０をＤＩＮ血液ポート４４に取り付けるためには、雄
型ＤＩＮニップル４６を受口３４に挿入し、これと共
に、キャップ１０を手でＤＩＮ血液ポート４４に相対的
に回転させ、突起５８、６０を雌型ねじ付きカラー４８
に螺合させる。この螺入動作は、把持部分２０の下側６
２が雌型ねじ付きカラー４８の頂縁部６４に接触するこ
とにより相当な抵抗力が感じられる迄、続けられる。か
かる抵抗力が感触された時点にて、リッジ４２は、雄型
ＤＩＮニップル４６の円錐台状外面５０に完全に係合す
ることになる。かかるキャップ１０の螺合の結果、ＤＩ
Ｎ血液ポート４４に対するキャップ１０の保持状態が著
しく向上する。キャップ１０を取り外すためには、ユー
ザは、キャップを反対方向に回してねじを緩めるだけで
よい。
キャップ１０の雌型部分１６は、外面２６から半径方向
に伸長し且つＤＩＮ血液ポート４４の雌型ねじ付きカラ
ー４８に螺合し得るようにした、直径方向に対向した一
対の突起５８、６０を備えることが好ましい。キャップ
１０をＤＩＮ血液ポート４４に取り付けるためには、雄
型ＤＩＮニップル４６を受口３４に挿入し、これと共
に、キャップ１０を手でＤＩＮ血液ポート４４に相対的
に回転させ、突起５８、６０を雌型ねじ付きカラー４８
に螺合させる。この螺入動作は、把持部分２０の下側６
２が雌型ねじ付きカラー４８の頂縁部６４に接触するこ
とにより相当な抵抗力が感じられる迄、続けられる。か
かる抵抗力が感触された時点にて、リッジ４２は、雄型
ＤＩＮニップル４６の円錐台状外面５０に完全に係合す
ることになる。かかるキャップ１０の螺合の結果、ＤＩ
Ｎ血液ポート４４に対するキャップ１０の保持状態が著
しく向上する。キャップ１０を取り外すためには、ユー
ザは、キャップを反対方向に回してねじを緩めるだけで
よい。
【００３２】図２に示すように、側部壁２２の内面２８
は、チャネル６６を画成することが好ましい。次に、図
１を参照すると、該チャネル６６は、受口３４内へと深
さ方向へ伸長する長手方向部分６８を備えている。長手
方向部分６８は、リッジ４２により占められた内面領域
を横断し、また、端部壁２４に向けて末端のテーパー付
き領域４０を長手方向にわたって延びている。また、該
チャネル６６は、端部壁２４の横断状内面部分３０によ
って画成され且つ長手方向部分６８に接続した横断部分
７０を備えることが好ましい。チャネル６６が、互いに
対向する二つの長手方向部分６８、７２を備え、その各
々が横断部分７０のそれぞれの端と接続していることが
最も好ましい。キャップ１０を医療装置の血液ポートに
完全に取り付けたとき、該チャネル６６は、医療装置の
滅菌中、血液ポートを通じて医療装置の内部を通気する
ことを可能にする。また、該チャネル６６は、医療装置
の外側から内部まで「曲がりくねった経路」を提供し、
医療装置を滅菌した後に、外部環境から微生物が入るの
を防止する働きをする。即ち、キャップを血液ポートに
完全に取り付けたとき、装置の外側から内部までの通路
を介して空気路が存在するにも拘わらず、パスツール瓶
における開放した首部分のテーパー付きのＳ字形の形状
の場合と同様にして、長期間の場合でも常に医療装置の
滅菌状態が保たれる。
は、チャネル６６を画成することが好ましい。次に、図
１を参照すると、該チャネル６６は、受口３４内へと深
さ方向へ伸長する長手方向部分６８を備えている。長手
方向部分６８は、リッジ４２により占められた内面領域
を横断し、また、端部壁２４に向けて末端のテーパー付
き領域４０を長手方向にわたって延びている。また、該
チャネル６６は、端部壁２４の横断状内面部分３０によ
って画成され且つ長手方向部分６８に接続した横断部分
７０を備えることが好ましい。チャネル６６が、互いに
対向する二つの長手方向部分６８、７２を備え、その各
々が横断部分７０のそれぞれの端と接続していることが
最も好ましい。キャップ１０を医療装置の血液ポートに
完全に取り付けたとき、該チャネル６６は、医療装置の
滅菌中、血液ポートを通じて医療装置の内部を通気する
ことを可能にする。また、該チャネル６６は、医療装置
の外側から内部まで「曲がりくねった経路」を提供し、
医療装置を滅菌した後に、外部環境から微生物が入るの
を防止する働きをする。即ち、キャップを血液ポートに
完全に取り付けたとき、装置の外側から内部までの通路
を介して空気路が存在するにも拘わらず、パスツール瓶
における開放した首部分のテーパー付きのＳ字形の形状
の場合と同様にして、長期間の場合でも常に医療装置の
滅菌状態が保たれる。
【００３３】次に、図６を参照すると、本発明によるキ
ャップ１０は、ＤＩＮ透析液ポート７４に完全に取り付
けた状態で示してある。かかる取り付けは、キャップの
雄型部分１８を介して行われる。この場合、雄型部分１
８が、ＤＩＮ透析液ポート７４の内腔に挿入される。Ｄ
ＩＮ透析液ポート７４の内腔に対する雄型部分１８の直
径は、該雄型部分１８が該内腔と略摩擦係合状態となる
ことを可能にするものとされる。キャップ１０をＤＩＮ
透析液ポート７４から取り外すためには、ユーザは、把
持部分２０を把持して、キャップ１０をＤＩＮ透析液ポ
ートから引き出し、又は捩るだけでよい。
ャップ１０は、ＤＩＮ透析液ポート７４に完全に取り付
けた状態で示してある。かかる取り付けは、キャップの
雄型部分１８を介して行われる。この場合、雄型部分１
８が、ＤＩＮ透析液ポート７４の内腔に挿入される。Ｄ
ＩＮ透析液ポート７４の内腔に対する雄型部分１８の直
径は、該雄型部分１８が該内腔と略摩擦係合状態となる
ことを可能にするものとされる。キャップ１０をＤＩＮ
透析液ポート７４から取り外すためには、ユーザは、把
持部分２０を把持して、キャップ１０をＤＩＮ透析液ポ
ートから引き出し、又は捩るだけでよい。
【００３４】キャップ１０を形成する材料は、略剛性で
はあるが、キャップが取り付けられるポートに摩擦係合
するのに十分な程度の柔軟性のある任意の材料とするこ
とができる。例えば、該キャップ１０は、ＪＰ血液ポー
トに取り付ける際に、環状のリッジ４２が、ＪＰ血液ポ
ートの断崖部分５６を越えて摺動するときに瞬間的に半
径方向に変形するのを許容するのに十分な柔軟性をもっ
ていることが好ましい。また、医療用に使用するのに適
した材料でもあるべきである。即ち、（ａ）化学的に不
活性であること。（ｂ）医療目的の液体に接触したと
き、実質的に化学物質、有毒物又は残留物を放出させな
いこと。（ｃ）著しい劣化、品質の低下又は変形を生ぜ
ずに、従来の滅菌法に耐えることが出来ることの条件を
満たすものであるべきである。該キャップは、医療目的
に適した各種の重合材料（「プラスチック」）の任意の
もので形成されることが好ましい。（当業者には、重合
材料でできる、現在利用可能な多数の異なる型式の医療
装置を考えれば、それらに適当な各種の材料が明らかで
あろう）。その最適な材料は、ポリエチレン及びポリプ
ロピレンであり、その双方共にモールディングにより成
形するすることが可能である。
はあるが、キャップが取り付けられるポートに摩擦係合
するのに十分な程度の柔軟性のある任意の材料とするこ
とができる。例えば、該キャップ１０は、ＪＰ血液ポー
トに取り付ける際に、環状のリッジ４２が、ＪＰ血液ポ
ートの断崖部分５６を越えて摺動するときに瞬間的に半
径方向に変形するのを許容するのに十分な柔軟性をもっ
ていることが好ましい。また、医療用に使用するのに適
した材料でもあるべきである。即ち、（ａ）化学的に不
活性であること。（ｂ）医療目的の液体に接触したと
き、実質的に化学物質、有毒物又は残留物を放出させな
いこと。（ｃ）著しい劣化、品質の低下又は変形を生ぜ
ずに、従来の滅菌法に耐えることが出来ることの条件を
満たすものであるべきである。該キャップは、医療目的
に適した各種の重合材料（「プラスチック」）の任意の
もので形成されることが好ましい。（当業者には、重合
材料でできる、現在利用可能な多数の異なる型式の医療
装置を考えれば、それらに適当な各種の材料が明らかで
あろう）。その最適な材料は、ポリエチレン及びポリプ
ロピレンであり、その双方共にモールディングにより成
形するすることが可能である。
【００３５】本発明のキャップによれば、ひとつの型式
のキャップを使用して、医療装置の全ての液圧ポートに
蓋をすることが出来るので、医療装置の製造コストを低
減することができる。その他の有利な点としては、異な
る種類の部品（キャップ）を多く品揃えしておく必要が
なく、また、大量の注文に応じられることである。
のキャップを使用して、医療装置の全ての液圧ポートに
蓋をすることが出来るので、医療装置の製造コストを低
減することができる。その他の有利な点としては、異な
る種類の部品（キャップ）を多く品揃えしておく必要が
なく、また、大量の注文に応じられることである。
【００３６】上述の説明は、単に非限定的な一実施例に
ついて行われたものであり、本発明の精神及び範囲から
逸脱せずに、その他の多数の変形例が本発明に含まれる
ことを理解すべきである。
ついて行われたものであり、本発明の精神及び範囲から
逸脱せずに、その他の多数の変形例が本発明に含まれる
ことを理解すべきである。
【図１】内部を示すために一部を切欠いた、本発明によ
るキャップの好適な実施例の正面図である。
るキャップの好適な実施例の正面図である。
【図２】図１に示したキャップの底面図である。
【図３】図１に示したキャップの上面図である。
【図４】内部を示すために一部を切欠いた、ＤＩＮ血液
ポートに完全に取り付けられた図１のキャップの正面図
である。
ポートに完全に取り付けられた図１のキャップの正面図
である。
【図５】内部を示すために一部を切欠いた、図７に示し
た血液ポートに完全に取り付けた図１のキャップの正面
図である。
た血液ポートに完全に取り付けた図１のキャップの正面
図である。
【図６】内部を示すために一部を切欠いた、ＤＩＮ透析
液ポートに完全に取り付けた図１のキャップの正面図で
ある。
液ポートに完全に取り付けた図１のキャップの正面図で
ある。
【図７】特に日本の規格に合った特定の医療装置の血液
ポートとして設けられたテーパー付き雄型あご付きニッ
プルの断面図である。
ポートとして設けられたテーパー付き雄型あご付きニッ
プルの断面図である。
１０ キャップ、１２ 第一の端部、１４ 第二の端
部、１６ 雌型部分、１８ 雄型部分、２０ 把持部
分、２２ 側部壁、２４ 端部壁、２６ 外面、２８
内面、３０ 横断状部分、３２ 横断状外面、３４ 受
口、３６ 基端のテーパー付き領域、３８ 中間領域、
４０ 末端のテーパー付き領域、４２ リッジ、４４
ＤＩＮ血液ポート、４６ 雌型ＤＩＮニップル、４８
雌型ねじ付きカラー、５０ 円錐台状の外面、５２ Ｊ
Ｐ血液ポート、５４ 端末領域、５６断崖部分、５８；
６０ 突起、６２ 把持部分の下側、６４ 頂縁部、６
６チャネル、６８；７２ 長手方向部分、７０ 横断部
分、７４ ＤＩＮ透析液ポート、Ａ１ 軸線。
部、１６ 雌型部分、１８ 雄型部分、２０ 把持部
分、２２ 側部壁、２４ 端部壁、２６ 外面、２８
内面、３０ 横断状部分、３２ 横断状外面、３４ 受
口、３６ 基端のテーパー付き領域、３８ 中間領域、
４０ 末端のテーパー付き領域、４２ リッジ、４４
ＤＩＮ血液ポート、４６ 雌型ＤＩＮニップル、４８
雌型ねじ付きカラー、５０ 円錐台状の外面、５２ Ｊ
Ｐ血液ポート、５４ 端末領域、５６断崖部分、５８；
６０ 突起、６２ 把持部分の下側、６４ 頂縁部、６
６チャネル、６８；７２ 長手方向部分、７０ 横断部
分、７４ ＤＩＮ透析液ポート、Ａ１ 軸線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 595147777 14620 Ｎ．Ｗ．60ｔｈ Ａｖｅｎｕｅ, Ｍｉａｍｉ Ｌａｋｅｓ，Ｆｌｏｒｉｄａ 33014，Ｕｎｉｔｅｄ Ｓｔａｔｅｓ ｏｆ Ａｍｅｒｉｃａ (72)発明者 ベンジャミン・フェルナンデス アメリカ合衆国フロリダ州33174，マイア ミ，サウス・ウエスト 103 コート 1121
Claims (25)
- 【請求項１】 医療装置の雄型血液ニップルを受け入れ
且つ該雄型血液ニップルに着脱可能に取り付けられて該
雄型血液ニップルに蓋をすることにより、使用時まで医
療装置の内部状態を保ち得る雌型部分を備えるキャップ
にして、 前記雄型血液ニップルが、テーパー付きの雄型あご付き
ニップル型すなわちＤＩＮ １３ ０９０、パート３に
従った型式のものであり、キャップがかかる型式のうち
の一つの型式の雄型血液ニップルに取り付けられない場
合にかかる型式のうちの他の型式の雄型血液ニップルに
取り付けることが出来るようになされていることを特徴
とするキャップ。 - 【請求項２】 請求項１に記載のキャップにして、手に
よる把持部分を更に備えることを特徴とするキャップ。 - 【請求項３】 請求項１に記載のキャップにして、前記
雌型部分が雄型血液ニップルに取り付けられない場合に
ＤＩＮ ５８ ３５２、パート２による形態とされたＤ
ＩＮ透析液ポートに着脱可能に取り付けることが出来る
ようになされた雄型突起を更に備え、該雄型突起が前記
透析液ポートに蓋をすることにより、使用時まで医療装
置の内部状態を保ち得るようにしたことを特徴とするキ
ャップ。 - 【請求項４】 請求項１に記載のキャップにして、互い
に対向する第一及び第二の端部を更に備え、前記雌型部
分における受口が前記第一の端部に位置し、雄型突起が
第二の端部に位置することを特徴とするキャップ。 - 【請求項５】 請求項４に記載のキャップにして、手に
よる把持部分が前記第一及び第二の端部の間に位置して
いることを特徴とするキャップ。 - 【請求項６】 請求項１に記載のキャップにして、前記
雌型部分がチャネルを画成しており、該チャネルが、キ
ャップを雄型血液ニップルに取り付けたときに医療装置
の内部状態を使用時まで保ちつつ、該医療装置を前記雄
型血液ニップルを通して通気することを許容することを
特徴とするキャップ。 - 【請求項７】 請求項１に記載のキャップにして、ＤＩ
Ｎ １３ ０９０、パート３による血液ポートの雄型血
液ニップルを囲繞する雌型ねじ付きカラーのねじに適合
するようになされた、前記雌型部分から半径方向に伸長
する半径方向伸長部を更に備え、それによりキャップを
ＤＩＮ １３ ０９０、パート３の血液ポートに螺合す
ることを可能にしたことを特徴とするキャップ。 - 【請求項８】 第一の端部及び第二の端部を有するキャ
ップにして、該第一の端部が医療装置に設けた雄型血液
ニップルを受け入れかつ該雄型血液ニップルに着脱可能
に取り付けることが出来る雌型部分を備え、該雌型部分
で前記ニップルに蓋をすることにより医療装置の内部状
態を使用時まで保ち得るようになされており、前記雄型
血液ニップルが、図７による形態、又はＤＩＮ １３
０９０、パート３による形態とされ、前記第二の端部
が、雄型突起を画成しており、該雄型突起が、雌型部分
が雄型血液ニップルに取り付けられない場合に医療装置
に設けられたＤＩＮ ５８ ３５２による形態とされた
ＤＩＮ透析液ポートに着脱可能に取り付けることができ
るようになされており、それにより、医療装置の内部状
態を使用時まで保ち得るようにしたことを特徴とするキ
ャップ。 - 【請求項９】 請求項８に記載のキャップにして、前記
雄型部分がＤＩＮ透析液ポート内に密封可能に挿入でき
るようになされていることを特徴とするキャップ。 - 【請求項１０】 請求項８に記載のキャップにして、前
記雌型部分がチャネルを画成しており、該チャネルが、
前記キャップを前記雄型血液ニップルに取り付けたとき
に常に医療装置の内部状態を使用時まで保ちつつ、医療
装置を前記雄型血液ニップルを通して通気し得るように
したことを特徴とするキャップ。 - 【請求項１１】 請求項８に記載のキャップにして、Ｄ
ＩＮ １３ ０９０、パート３による血液ポートの雄型
血液ニップルを囲繞する雌ねじ付きカラーのねじに適合
するようになされた、雌型部分から半径方向に伸長する
半径方向伸長部を更に備え、それによって前記キャップ
をＤＩＮ １３ ０９０、パート３の血液ポートに螺合
し得るようにしたことを特徴とするキャップ。 - 【請求項１２】 請求項８に記載のキャップにして、手
による把持部分を更に備えることを特徴とするキャッ
プ。 - 【請求項１３】 請求項８に記載のキャップにして、Ｄ
ＩＮ １３ ０９０、パート３による血液ポートの雄型
血液ニップルを囲繞する雌ねじ付きカラーのねじに適合
するようになされた、前記雌型部分から半径方向に伸長
する半径方向伸長部を更に備え、前記キャップをＤＩＮ
１３ ０９０、パート３の血液ポートに螺合し得るよ
うにしたことを特徴とするキャップ。 - 【請求項１４】 請求項１３に記載のキャップにして、
前記半径方向伸長部が、前記雌型部分に関して直径方向
に互いに対向する位置に配置された第一及び第二の突起
を備えることを特徴とするキャップ。 - 【請求項１５】 キャップにして、 （ａ）医療装置の雄型血液ニップルを同軸状に受け入れ
且つ該雄型血液ニップルに着脱可能に取り付けられて医
療装置の内部状態を使用時まで保ち得る雌型受口を画成
する第一の端部を備え、前記雄型血液ニップルが、ＤＩ
Ｎ １３ ０９０、パート３に依る型式、又は図７に依
る型式であり、キャップが、かかる型式のうちの一つの
型式の雄型血液ニップルに取り付けられないときにかか
る型式のうちの他の型式の雄型血液ニップルに取り付け
ることが出来るようになされており、 （ｂ）ＤＩＮ ５８ ３５２、パート２による形態とし
たＤＩＮ透析液ポートの開口部に同軸状に挿入され且つ
該ＤＩＮ透析液ポートの開口部に着脱可能に取り付けら
れて医療装置の内部状態を使用時まで保ち得るようにし
た雄型突起を画成する第二の端部をさらに備えることを
特徴とするキャップ。 - 【請求項１６】 請求項１５に記載のキャップにして、
前記雌型受口が、前記雄型ニップルを該雌型受入口に完
全に挿入したとき、常に、図７による雄型ニップルの断
崖部分に係合し得るようにしたリッジを画成する内面を
備えていることを特徴とするキャップ。 - 【請求項１７】 請求項１６に記載のキャップにして、
前記リッジが、環状であり、図７による前記雄型ニップ
ルを前記雌型受口に完全に挿入したとき、常に、スナッ
プ嵌め状態で前記雄型ニップルの断崖部分に周縁部分が
係合し得るように前記雌型受口内に配置されていること
を特徴とするキャップ。 - 【請求項１８】 請求項１５に記載のキャップにして、
キャップの取り付け及び取り外しを容易にし得るように
した、手で把持可能な把持部分を更に備えることを特徴
とするキャップ。 - 【請求項１９】 請求項１８に記載のキャップにして、
前記把持部分が前記第一の端部及び第二の端部の中間の
位置から半径方向外方に伸長していることを特徴とする
キャップ。 - 【請求項２０】 請求項１５に記載のキャップにして、
前記雄型突起が円形の外面を備えており、該円形の外面
がＤＩＮ透析液ポートの相補的な形状の内面に摩擦係合
するような態様にて前記雄型突起をＤＩＮ透析液ポート
内に同軸状に挿入可能となされていることを特徴とする
キャップ。 - 【請求項２１】 請求項１５に記載のキャップにして、
ＤＩＮ １３ ０９０、パート３による血液ポートの雄
型血液ニップルを囲繞する雌ねじ付きカラーのねじに適
合するようになされた、雌型部分から半径方向に伸長す
る半径方向伸長部を更に備え、それによって前記キャッ
プをＤＩＮ １３ ０９０、パート３の血液ポートに螺
合させ得るようにしたことを特徴とするキャップ。 - 【請求項２２】 請求項１５に記載のキャップにして、
前記雌型部分がチャネルを画成しており、該チャネル
が、前記キャップを前記雄型血液ニップルに取り付けた
とき、常に、医療装置の内部状態を使用時まで保ちつ
つ、医療装置を前記雄型血液ニップルを通して通気し得
るようにしたことを許容することを特徴とするキャッ
プ。 - 【請求項２３】 請求項２２に記載のキャップにして、
前記チャネルが長手方向部分と、該長手方向部分に接続
する横断部分とを備え、前記長手方向部分及び横断部分
が、曲がりくねった経路を形成しており、それによっ
て、医療装置の内部状態を使用時まで保ちつつ該経路を
通じてガスを医療装置から協働可能に通気し得るように
したことを特徴とするキャップ。 - 【請求項２４】 キャップにして、 （ａ）基端のテーパー付き領域と末端のテーパー付き領
域とを備える長手方向に伸長する内面を有する雌型受口
を画成する第一の端部を備え、前記テーパー付きの末端
領域が、図７による形態とした雄型血液ニップルの端末
部分と相補的な寸法形状とされ、 （ｂ）前記雌型受口が、前記末端のテーパー付き領域と
前記基端のテーパー付き領域との間に配置された環状リ
ッジを備え、該環状リッジが、（１）ＤＩＮ１３ ０９
０、パート３による雄型血液ニップルを前記雌型受口内
に完全に挿入したとき、常に、該血液ニップルに周縁部
分が係合し得るようにされ、更に、（２）図７による形
態とした雄型血液ニップルを前記雌型受口内に完全に挿
入したとき、常に、該雄型血液ニップルの端末部分に隣
接する断崖部分と周縁部分がスナップ嵌め状に係合し得
るようにされたことを特徴とするキャップ。 - 【請求項２５】 請求項２４に記載のキャップにして、
前記第一の端部と反対側に且つ同軸状に方向決めされた
第二の端部を更に備え、該第二の端部が、ＤＩＮ ５８
３５２、パート２による形態とされた透析液ポートの
開口部内に挿入可能な略円筒状の雄型突起を画成するこ
とを特徴とするキャップ。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US49752895A | 1995-07-03 | 1995-07-03 | |
| US497528 | 1995-07-03 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0910303A true JPH0910303A (ja) | 1997-01-14 |
| JP2941204B2 JP2941204B2 (ja) | 1999-08-25 |
Family
ID=23977227
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7270242A Expired - Fee Related JP2941204B2 (ja) | 1995-07-03 | 1995-10-18 | 医療装置のキャップ |
Country Status (4)
| Country | Link |
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