JPH09102984A - 無線通信システムおよび無線通信端末 - Google Patents

無線通信システムおよび無線通信端末

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JPH09102984A
JPH09102984A JP27964895A JP27964895A JPH09102984A JP H09102984 A JPH09102984 A JP H09102984A JP 27964895 A JP27964895 A JP 27964895A JP 27964895 A JP27964895 A JP 27964895A JP H09102984 A JPH09102984 A JP H09102984A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特別な操作を必要とせずに、各種サービスを
受けるための個人情報を自動的に無線通信端末に書き込
むことができる無線通信システムおよび無線通信端末を
提供する。 【解決手段】 PHS端末6は、電源をオンにした場合
やサービスエリアを移動した場合などの位置登録を行う
際に、IDチップ28に個人情報が登録されているか否
かをチェックし、個人情報が登録されていなければ、サ
ービス制御局2へ送信要求を出す。サービス制御局2
は、PHS端末の位置登録を行った後、上記送信要求に
対して顧客情報管理DB3を検索し、該当PHS端末6
の利用者の個人情報を読み出し、PHS端末6に送信す
る。PHS端末6は、サービス制御局2から送信される
個人情報をIDチップ28に自動的に格納する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、少なくとも、通信
回線網に接続された無線基地局を介して無線により他の
端末と通信する無線通信端末に各種サービスを提供する
無線通信システムおよび無線通信端末に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、利用者に携帯され、一般の家庭内
電話機を含む他の端末と音声やデータを相互に通信する
無線通信端末(例えば、携帯電話機、PHS端末:Perso
nal Handy Phone System 端末、ページャー、PDA:Pe
rsonal Digital Assistant等)と、通信回線に接続さ
れ、上記無線通信端末と無線で通信し、上記無線通信端
末を通信回線に接続する基地局とからなる無線通信シス
テムが知られている。この無線通信システムでは、上記
無線通信端末は、携帯した上で使用できるように二次電
池等により駆動され、相手先の電話番号や、住所録、ス
ケジュール、文字・音声によるメモ等の各種データを蓄
積できるようになっているとともに、電話回線網を介し
て他の端末と情報(音声、音声データ、テキストデー
タ、画像データ等)を授受できるようになっている。
【0003】無線通信端末(子機)は、家庭内に設置さ
れた自営基地局(親機)の子機として用いられるととも
に、屋外に持ち出せば、所定間隔で設置され、電話回線
網に所定間隔で接続された公衆基地局を介して通信回線
に接続され、相手端末と通信が可能となる。また、共通
の親機のシステム呼出符号を有する無線通信端末同士で
は、直接通信することも可能となっている。
【0004】このように、従来の無線通信端末は、家庭
内では親機の子機として、屋外では携帯電話として使用
可能であり、端末本体の不揮発性メモリには、これら通
信に必要な各種情報として、発呼時および着呼時に用い
る電話番号や、簡単な操作で発呼するための電話帳等の
短縮ダイヤル、当該端末の所有者個人の名前、住所、生
年月日、血液型等の個人情報が記憶されている。これら
各種情報は、電話加入取り扱い店で端末を購入した後、
所有者自身によってキー入力部から入力される。特に、
個人情報は、事業者が提供する各種サービス(例えば、
占いサービス等)を受ける際に必要とされる情報であ
り、サービスを受ける前に入力しておく必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
無線通信端末では、購入時に電話加入取り扱い店で個人
情報(名前、住所、生年月日等)を申込書に書き込むに
もかかわらず、端末を購入した後に、所有者自身によっ
て入力しなければならないため、操作が繁雑になるとと
もに、入力を忘れると、事業者が提供する各種サービス
を受けることができないという問題があった。
【0006】そこで本発明は、特別な操作を必要とせず
に、各種サービスを受けるための個人情報を自動的に無
線通信端末に書き込むことができる無線通信システムお
よび無線通信端末を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、請
求項1記載の発明による無線通信システムは、少なくと
も、通信回線網に接続された無線基地局を介して無線に
より他の端末と通信する無線通信端末および前記無線通
信端末に各種サービスを提供するセンタから構成される
無線通信システムにおいて、前記センタが管理するデー
タベース上に新たに個人情報が登録されると当該個人情
報を送信し、前記無線通信端末は、前記センタからの個
人情報を受信し、該個人情報を記憶する記憶手段に格納
することを特徴とする。
【0008】また、好ましい態様として、前記センタ
は、例えば請求項2記載のように、前記無線通信端末か
ら位置登録があると、前記個人情報を当該無線通信端末
に送信するようにしてもよい。また、好ましい態様とし
て、前記センタは、例えば請求項3記載のように、前記
無線通信端末から発呼あるいは当該無線通信端末に対す
る着呼があると、前記個人情報を当該無線通信端末に送
信するようにしてもよい。また、好ましい態様として、
前記センタは、例えば請求項4記載のように、前記無線
通信端末から回線切断要求があると、前記個人情報を当
該無線通信端末に送信するようにしてもよい。
【0009】また、好ましい態様として、前記無線通信
端末は、例えば請求項5記載のように、前記センタに位
置登録、発呼、着呼あるいは回線切断を行う際に、当該
センタに対して、当該端末を使用する利用者の個人情報
を送信するよう送信要求を送信し、当該センタは、この
送信要求を受信すると当該個人情報を送信するようにし
てもよい。また、好ましい態様として、前記記憶手段
は、例えば請求項6記載のように、前記無線通信端末に
着脱可能な記憶媒体であってもよい。
【0010】また、請求項7記載の発明による無線通信
端末は、通信回線網に接続された無線基地局を介して無
線により他の端末と通信するとともに、前記通信回線網
に接続されたセンタから各種サービスを受ける無線通信
端末において、前記センタが管理するデータベース上に
新たに個人情報が登録されると、当該個人情報が利用者
の前記無線通信端末に送信され、この送信された当該個
人情報を受信する受信手段と、前記受信手段により受信
した個人情報を記憶する記憶手段とを具備することを特
徴とする。
【0011】また、好ましい態様として、例えば請求項
8記載のように、前記センタに対して位置登録要求をす
る位置登録要求手段を具備し、前記受信手段は、この位
置登録要求に応じて送信されてきた前記データベース上
に新たに登録された個人情報を受信するようにしてもよ
い。また、好ましい態様として、例えば請求項9記載の
ように、前記センタに対して発呼あるいは当該センタか
らの着呼を行う回線切断手段を具備し、前記受信手段
は、この発呼あるいは着呼に応じて送信されてきた前記
データベース上に新たに登録された個人情報を受信する
ようにしてもよい。
【0012】また、好ましい態様として、例えば請求項
10記載のように、前記センタに対して回線切断要求を
行う回線切断手段を具備し、前記受信手段は、この回線
切断要求に応じて送信されてきた前記データベース上に
新たに登録された個人情報を受信するようにしてもよ
い。また、好ましい態様として、前記無線通信端末は、
例えば請求項11記載のように、前記センタに位置登
録、発呼、着呼あるいは回線切断を行う際に、当該セン
タに対して、当該端末を使用する利用者の個人情報を送
信するよう送信要求を送信し、当該センタは、この送信
要求を受信すると当該個人情報を送信するようにしても
よい。また、好ましい態様として、前記記憶手段は、例
えば請求項12記載のように、前記無線通信端末に着脱
可能な記憶媒体であってもよい。
【0013】本発明では、電源をオンにした場合やサー
ビスエリアを移動した場合などに、位置登録が行われる
際、無線通信端末は、個人情報の送信要求をセンタへに
送信する。センタは、無線通信端末の位置登録を行った
後、上記送信要求に対して個人情報を送信する。無線通
信端末は、センタからの個人情報を記憶手段に自動的に
格納する。したがって、特別な操作を必要とせずに、無
線通信端末に個人情報を自動的に書き込むことが可能と
なる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、P
HS端末に適用した一実施例として、図面を参照して説
明する。 A.無線通信システムの構成 図1は本発明の一実施例によるPHS端末等の無線通信
システムの構成を示すブロック図である。図において、
1は、全国に張り巡らされた通常のアナログ電話回線
網、あるいはデジタル回線網(以下、総称して通信回線
網という)である。サービス制御局2は、通信回線網1
を提供する事業者またはPHS端末6に対して各種サー
ビスを提供するサービス事業者による制御局であり、顧
客情報管理データベース3にボイスメールや各種データ
等を蓄積し、後述するPHS端末6からの要求に応じ
て、上記ボイスメールやデータを利用者に与える各種の
サービスを提供する。また、顧客情報管理データベース
3には、PHS端末を購入した際、取扱店4からファク
シミリで送信されてくる申込書の内容(個人情報:利用
者の氏名、住所、生年月日、連絡先電話番号、支払い口
座、オプションサービス等)に従って、通話や課金、あ
るいはオプションサービス(暗証番号、通話料金明細、
番号案内登録、留守番サービス、三者通話、割込通話、
ローミング、料金プラン、秘話等)を制御するためのデ
ータが入力され保持されている。次に、無線基地局5
は、通信回線網1に接続され、屋外や公共施設等に設置
されており、通信回線網1とPHS端末6とを無線で接
続する中継局である。なお、家庭に設置される自営基地
局(親機)も上記無線基地局5に含まれるものとする。
【0015】次に、PHS端末6は、利用者に携帯さ
れ、屋内もしくは屋外において、近傍に設置された無線
基地局5に対して、無線によって回線接続要求を出し、
他のPHS端末6や家庭内の通常の電話機(図示略)と
通話したり、無線基地局5を介してサービス制御局2に
よるサービスを受けたりする。また、該PHS端末4
は、利用者個人にとって用いられる通信情報が記憶され
た、着脱可能なIDチップ28を備えており、上記本体
に記憶された通信情報に代えて、該IDチップ28の通
信情報に従っても、通信が可能となっている。なお、該
IDチップ28の詳細については後述する。
【0016】B.PHS端末の構成 次に、図2は本実施例によるPHS端末6の構成を示す
ブロック図である。図において、10は、送受信部であ
り、受信部11および送信部12からなる周波数変換部
と、送受信機能を有するモデム(デジタル変復調部)1
3とから構成されている。周波数変換部の受信部11
は、送信/受信を振り分けるアンテナスイッチ14を介
して入力される、アンテナANTで受信した信号を、P
LLシンセサイザ15から出力される所定周波数の局部
発振信号と混合することにより、1.9GHz帯から1
MHz帯付近のIF(中間周波)信号に周波数変換す
る。また、周波数変換部の送信部12は、後述するモデ
ム13から供給されるπ/4シフトQPSKの変調波を
PLLシンセサイザ15から出力される所定周波数の局
部発振信号と混合することにより、1.9GHz帯に周
波数変換し、アンテナスイッチ14を介してアンテナA
NTから輻射する。次に、上述したモデム13の受信部
は、周波数変換部の受信部11からのIF信号を復調
し、IQデータに分離してデータ列とし、TDMA処理
部16へ送出する。また、モデム13の送信部では、T
DMA処理部16から供給されるデータからIQデータ
を作成して、π/4シフトQPSKの変調をして周波数
変換部の送信部12へ送出する。
【0017】TDMA処理部16は、無線周波数を時間
分割し、特定の時間帯でバースト状に送受信信号を伝送
するTDMA(Time Division Multiple Access:時分
割多元接続)処理を行なう。すなわち、TDMA処理部
16は、受信側では、モデム13から供給されるデータ
から所定タイミングで1スロット分のデータを取り出
し、このデータの中からユニークワード(同期信号)を
抽出してフレーム同期信号を生成し、かつ、制御データ
部および音声データ部のスクランブル等を解除して、こ
のスロットのフォーマットから構成データを取り出し、
制御データを制御部に送り、音声データをスピーチコー
ディック部17に転送する。送信側では、スピーチコー
ディク部17から転送されてくる音声データに制御デー
タを付加して送信データを作成し、スクランブル等を付
与した後にユニークワード等を付加して、1スロット分
の送信データを作成し、所定タイミングで、すなわちフ
レームの自己割り当てスロットに挿入してモデム13に
送出する。また、TDMA処理部16は、自営基地局
(親機)または無線通信端末、PHS端末(子機)が同
一の周波数で時間的に信号が重ならないように送信し、
相互に通信を行なうように処理するものである。各局は
フレーム内の割り当てられたタイムスロットに信号を送
出し、この信号が他の信号に衝突しないようにその時間
位置制御(バースト同期制御)を行なう。
【0018】次に、上述したスピーチコーディック部1
7は、デジタルデータの圧縮/伸張処理を行うものであ
り、受信側および送信側とで構成されている。受信側
は、TDMA処理部16から供給されるADPCM音声
信号(4ビット×8KHz=32Kbps)をPCM音
声信号(8ビット×8KHz=64Kbps)に復号化
することにより伸張して音声変換回路18に出力する。
送信側は、音声変換回路18から供給されるPCM音声
信号をADPCM音声信号に符号化することにより圧縮
してTDMA処理部16へ送出する。
【0019】次に、音声変換回路18は、アナログ/デ
ジタル変換処理を行うものであり、受信部は、スピーチ
コーディック部17から供給されるPCM音声信号をD
/A変換によりアナログ音声信号へ変換し、スピーカ2
0から発音させ、送信部は、マイク21から入力された
アナログ音声信号をA/D変換によりPCM信号に変換
し、スピーチコーディック部17に送出する。スピーカ
20およびマイク21は、握り部分を介して結合して一
体化した送受器(ハンドセット)として構成される。
【0020】次に、キー入力部22は、相手先の電話番
号を入力するダイヤルキーや、オンフック/オフフック
を行うスイッチ、音声出力を変えるボリュームスイッチ
等から構成される。これらキーやスイッチの状態は制御
部23に供給される。次に、制御部23は、所定のプロ
グラムに従って装置全体を制御する。ROM24には上
記制御部23で実行されるプログラムや、種々のパラメ
ータ等が格納されている。また、RAM25には、上記
制御部23の制御に伴って生成されるデータが格納され
たり、ワーキングエリアとして用いられる。なお、RA
M25の記憶は、図示しない二次電池等からの電源によ
り保持されている。
【0021】次に、表示部26は、動作モードや、電話
番号、通話時間等の各種データ、サービス提供会社から
のサービス選択メニュー等を表示する液晶表示器や、ス
イッチ等のオン/オフ等を示すLEDから構成されてお
り、上記制御部の制御の下、各種データを表示するとと
もに、タッチパネルとなっており、表示したアイコン等
が利用者もしくは図示しないタッチペンによって指示
(押下)されると、そのアイコンに割り当てられた機能
が実行されるようになっている。
【0022】EEPROM27には、当該PHS端末が
正規の利用者によって使用されているかを判別するため
の暗証番号や、後述するIDチップ28と同様に、無線
基地局5を介して通話する場合に必要とされる公衆ID
情報や自営ID情報および子機間直接通話する場合に必
要とされる子機間通話ID情報等が記憶されている。ま
た、IDチップ28は、前述したように、当該PHS端
末6に着脱可能であり、PHS端末6に装着された状態
で、電源がオンとされたときやサービスエリアを移動し
たときなどに位置登録する際、もしくは所定の時期にサ
ービス制御局2(事業者)から送信されてくる、顧客情
報管理データベース3に入力された個人情報が記憶され
るようになっている。
【0023】上記IDチップ28は、前述したように、
利用者が屋外に外出する際に携帯され、他のPHS端末
に装着することにより、その端末をあたかも利用者所有
の端末のように使用するために用いられる。利用者は、
IDチップ28を装着したPHS端末において、該PH
S端末の本体に登録された通信情報を用いて通話する
か、IDチップ28に登録された通信情報を用いて通話
するかを選択できるようになっている。インターフェー
ス29は、上記IDチップ28とデータ授受するもの
で、IDチップ28が装着されたことを検出する着脱検
出部を備えており、検出結果を制御部23へ供給する。
リンガ部30は、着信等を知らせるリンガを鳴らす。
【0024】C.IDチップの構成 次に、図3は、上述したIDチップ28の構成を示すブ
ロック図である。図において、IDチップ28は、CP
U40、ROM41、RAM42、EEPROM43、
およびコネクタ44から構成されている。CPU40
は、PHS端末6との間で各種データを授受するための
通信制御を行う。ROM41には、上記CPU40によ
って実行されるプログラムが格納されている。また、R
AM42は、CPU40によるプログラム実行時におけ
るワークエリアとして用いられる。EEPROM43
は、図4に示すデータが格納される。図において、電話
番号は、例えば、発呼時および着呼時に用いる電話番号
等を記憶する領域である。次に、短縮ダイヤルは、電話
帳等のデータベースに関連させて、相手の短縮ダイヤル
を記憶する領域である。また、個人情報は、所有者個人
の名前、住所、生年月日、血液型等の個人の情報を記憶
する領域である。その他は、通話時間、料金等を記憶す
る上記3つの領域に含まれない情報を記憶する領域であ
る。
【0025】コネクタ44には、リセット信号、SIO
(Serial IO)信号、クロック信号、VCC、およびグ
ランド(接地)の信号それぞれの端子が引き出されてい
る。リセット信号は、IDチップ28内のCPU40を
リセットする信号である。SIO信号は、双方向のデー
タ信号であり、PHS端末6の制御部23との間でデー
タを授受する。クロック信号は、IDチップ28内のC
PU40へ供給される信号である。VCCは、電源供給
のための信号線である。PHS端末6とIDチップ28
との間での通信は、SIO端子による半二重非同期型シ
リアル転送によって行われる。PHS端末6は、IDチ
ップ28にID情報要求コマンドを発行することによ
り、IDチップ28のEEPROM43に記憶されてい
る各種情報(電話番号、短縮ダイヤル、電話帳データ、
個人情報等)の読み出し/書き込みを行う。
【0026】D.実施例の動作 次に、上述した実施例によるPHS端末6の動作につい
て説明する。なお、以下では、通常の通話に関する動作
は通常のPHS端末と同様であるので説明を省略し、P
HS端末への個人情報の転送・記憶について説明する。
【0027】D−1.登録手順 図5は、利用者が取扱店でPHS端末を購入する際の登
録手順を示すフローチャートである。図において、ま
ず、利用者は、ステップS10に示すように、電話加入
取り扱い店でPHS端末6を選択して購入する。このと
き、ステップS12で、電話加入取り扱い店に用意され
ている申込書に登録に必要な事項を記載する。図6は、
上記申込書の一例を示す模式図であり、図示するよう
に、申込書には、申込年月日、申し込み者である利用者
の住所、氏名、生年月日、連絡先D電話番号、利用料金
を引き落とす口座名義、口座番号、および所望するオプ
ションサービスを記載するようになっている。オプショ
ンサービスは、事業者により提供される利用者が選択可
能なサービスである。
【0028】また、電話加入取り扱い店では、担当者が
お客様コード、購入したPHS端末に割り当てられる携
帯電話番号を記入する。上記申込書は、ステップS14
において、電話加入取り扱い店の担当者によってファク
シミリで該当事業者に送信される。利用者は、ステップ
S16に示すように、電話番号が内部のEEPROM2
7に書き込まれたPHS端末6を受け取る。
【0029】また、上記申込書を受信した事業者は、ス
テップS20において、該申込書に記載された内容を顧
客情報管理データベース3に入力する。事業者では、サ
ービス制御局2によって、上記顧客情報管理データベー
ス3のデータに基づいて各種サービスが提供される。
【0030】D−2.個人情報の登録処理 (1)第1動作例 まず、PHS端末6に個人情報を登録する登録処理の一
例について説明する。ここで、図7は、本実施例による
PHS端末での個人情報の登録処理の第1動作例を説明
するためのフローチャートである。上述したように、電
話加入取り扱い店4において登録されると、PHS端末
6では、ステップS30において、電源がオンされたか
否かを判断し、電源がオンにされると、ステップS32
で、通信回線網1上のサービス制御局2に対して、位置
登録のために、無線基地局5を介して位置登録要求を行
う。次に、ステップS34で、IDチップ28に既に個
人情報(名前、住所、生年月日等)が登録されているか
否かを判断する。そして、既に個人情報がIDチップ2
8に登録されていれば、ステップS32における判断結
果は「YES」となり、当該処理を終了する。
【0031】なお、上記ステップS30では、説明を簡
単にするために、電源の状態のみで当該処理を実行する
ようにしているが、これに限らず、PHS端末6が現在
どのサービスエリアに存在するかを通信回線網1に登録
するための位置登録を行う場合、すなわち、サービスエ
リアを移動するなどした場合にも当該処理を実行しても
よいことは言うまでもない。
【0032】これに対して、サービス制御局2では、ス
テップS50において、位置登録のための着呼があった
か否かを判断し、PHS端末6から位置登録のための着
呼があった場合には、ステップS52で、PHS端末6
の位置を登録する。このように、PHS端末6のIDチ
ップ28に個人情報が登録されているか否かにかかわら
ず、PHS端末の位置登録が行われる。
【0033】一方、PHS端末6では、まだ、個人情報
がIDチップ28に登録されていなければ、ステップS
36に進み、通信回線網1上のサービス制御局2に対し
て、個人情報を要求し、ステップS38において、個人
情報を受信したか否かを判断する。
【0034】これに対して、サービス制御局2では、ス
テップS54において、PHS端末6から個人情報の要
求があったか否かを判断し、個人情報の要求がなけれ
ば、当該処理を終了する。一方、個人情報の要求があれ
ば、ステップS56において、顧客情報管理データベー
ス3を検索し、当該PHS端末6の所有者の個人情報
(名前、住所、生年月日等)を読み出し、ステップS5
8で、該個人情報を無線基地局5を介して上記PHS端
末6に対して送信する。
【0035】PHS端末6では、上記個人情報を受信す
ると、ステップS40に進み、IDチップ28の個人情
報を記憶する領域に上記個人情報を格納する。このよう
に、本第1動作例では、PHS端末6において、電源を
オンにした場合やサービスエリアを移動した場合などの
位置登録を行う際に、IDチップ28に個人情報が登録
されているか否かをチェックし、IDチップ28に個人
情報が登録されていなければ、サービス制御局2へ送信
要求を出し、サービス制御局2から送信されてくる利用
者の個人情報をIDチップ28に自動的に格納するよう
にしたので、利用者は、個人情報をいちいち入力する必
要がなく、また、入力を忘れることもない。
【0036】なお、上記実施例では、PHS端末6から
個人データの要求を行ったが、これに限らず、位置登録
要求が発生した場合、センタがPHS端末6に対して未
だ送ってない個人データを自動的に送信するようにして
もよい。また、PHS端末6からの位置登録要求に限ら
ず、発呼あるいは着呼等の回線接続要求、または回線切
断要求が発生した場合、センタがPHS端末6に対して
未だ送ってない個人データを自動的に送信するようにし
てもよい。さらに、この時に個人データの要求を行って
もよい。これにより、PHS端末6に新しい個人データ
を自動的に登録することが可能となる。
【0037】(2)第2動作例 次に、PHS端末6に個人情報を登録する登録処理の他
の例について説明する。ここで、図8は、本実施例によ
るPHS端末での個人情報の登録処理の第2動作例を説
明するためのフローチャートである。図において、サー
ビス制御局2では、申込書に従って顧客情報管理データ
ベース3にデータが入力された後、適当な時期におい
て、ステップS80で、個人情報をまだ登録していない
PHS端末6へ発呼し、ステップS82で、該当PHS
端末6から応答があったか否かを判断する。
【0038】これに対して、PHS端末6では、ステッ
プS70で、サービス制御局2からの呼び出しがあった
か否かを判断し、呼び出しがなければ当該処理を終了す
る。一方、サービス制御局2からの呼び出しがあると、
ステップS72に進み、自動的に、無線基地局5を介し
てサービス制御局2へ応答する。次に、ステップS74
で、個人情報を受信したか否かを判断する。
【0039】サービス制御局2では、PHS端末6から
応答があると、ステップS84に進み、PHS端末6の
位置登録を行った後、ステップS86で、顧客情報管理
データベース3から該当PHS端末6の利用者の個人情
報を読み出し、ステップS88で、該当PHS端末6に
送信する。
【0040】PHS端末6では、上記個人情報を受信す
ると、ステップS76に進み、IDチップ28の個人情
報を記憶する領域に上記個人情報を格納する。このよう
に、本第2動作例では、サービス制御局2からの強制的
な発呼によって、利用者の個人情報がIDチップ28に
自動的に格納されるので、利用者は、個人情報をいちい
ち入力する必要がなく、また、入力を忘れることもな
い。
【0041】このように、本実施例では、個人情報をP
HS端末6のIDチップ28に自動的に登録するように
したので、特別な操作を必要とせずに、自動的に個人情
報を書き込むことができ、また、入力を忘れることもな
い。したがって、個人情報に基づいて提供される各種サ
ービスを円滑に受けることができる。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、無線通信端末におい
て、電源をオンにした場合やサービスエリアを移動した
場合などの位置登録を行う際に、記憶手段に個人情報が
登録されているか否かをチェックし、個人情報が登録さ
れていなければ、センタに送信要求を送信し、センタか
ら送信されてくる利用者の個人情報を記憶手段に自動的
に格納するようにしたことにより、以下の効果が得られ
る。 (1)PHS端末に個人情報を記憶させるための特別な操
作を必要としない。 (2)自動的に個人情報が書き込まれるので、入力を忘れ
ることがない。 (3)したがって、個人情報に基づいて提供される各種サ
ービスを円滑に受けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるPHS端末等の無線通
信システムの構成を示すブロック図である。
【図2】本実施例によるPHS端末の構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】本実施例によるPHS端末に装着されるIDチ
ップの構成を示すブロック図である。
【図4】本実施例によるPHS端末に装着されるIDチ
ップのEEPROMのデータ構成を示す概念図である。
【図5】利用者が取扱店でPHS端末を購入する際の登
録手順を示すフローチャートである。
【図6】申込書の一例を示す模式図である。
【図7】本実施例によるPHS端末での個人情報の登録
処理の第1動作例を説明するためのフローチャートであ
る。
【図8】本実施例によるPHS端末での個人情報の登録
処理の第2動作例を説明するためのフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 通信回線網 2 サービス制御局(センタ) 3 顧客情報管理データベース(データベース) 4 取扱店 5 無線基地局 6 PHS端末(無線通信端末) 23 制御部(個人情報要求手段) 27 EEPROM 28 IDチップ(記憶手段、記憶媒体)

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも、通信回線網に接続された無
    線基地局を介して無線により他の端末と通信する無線通
    信端末および前記無線通信端末に各種サービスを提供す
    るセンタから構成される無線通信システムにおいて、 前記センタが管理するデータベース上に新たに個人情報
    が登録されると当該個人情報を送信し、 前記無線通信端末は、前記センタからの個人情報を受信
    し、該個人情報を記憶する記憶手段に格納することを特
    徴とする無線通信システム。
  2. 【請求項2】 前記センタは、前記無線通信端末から位
    置登録があると、前記個人情報を当該無線通信端末に送
    信することを特徴とする請求項1記載の無線通信システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記センタは、前記無線通信端末から発
    呼あるいは当該無線通信端末に対する着呼があると、前
    記個人情報を当該無線通信端末に送信することを特徴と
    する請求項1記載の無線通信システム。
  4. 【請求項4】 前記センタは、前記無線通信端末から回
    線切断要求があると、前記個人情報を当該無線通信端末
    に送信することを特徴とする請求項1記載の無線通信シ
    ステム。
  5. 【請求項5】 前記無線通信端末は、前記センタに位置
    登録、発呼、着呼あるいは回線切断を行う際に、当該セ
    ンタに対して、当該端末を使用する利用者の個人情報を
    送信するよう送信要求を送信し、当該センタは、この送
    信要求を受信すると当該個人情報を送信することを特徴
    とする請求項2乃至4のいずれかに記載の無線通信シス
    テム。
  6. 【請求項6】 前記記憶手段は、前記無線通信端末に着
    脱可能な記憶媒体であることを特徴とする請求項1乃至
    5のいずれかに記載の無線通信システム。
  7. 【請求項7】 通信回線網に接続された無線基地局を介
    して無線により他の端末と通信するとともに、前記通信
    回線網に接続されたセンタから各種サービスを受ける無
    線通信端末において、 前記センタが管理するデータベース上に新たに個人情報
    が登録されると、当該個人情報が利用者の前記無線通信
    端末に送信され、この送信された当該個人情報を受信す
    る受信手段と、 前記受信手段により受信した個人情報を記憶する記憶手
    段とを具備することを特徴とする無線通信端末。
  8. 【請求項8】 前記センタに対して位置登録要求をする
    位置登録要求手段を具備し、 前記受信手段は、この位置登録要求に応じて送信されて
    きた前記データベース上に新たに登録された個人情報を
    受信することを特徴とする請求項7記載の無線通信端
    末。
  9. 【請求項9】 前記センタに対して発呼あるいは当該セ
    ンタからの着呼を行う回線切断手段を具備し、 前記受信手段は、この発呼あるいは着呼に応じて送信さ
    れてきた前記データベース上に新たに登録された個人情
    報を受信することを特徴とする請求項7記載の無線通信
    端末。
  10. 【請求項10】 前記センタに対して回線切断要求を行
    う回線切断手段を具備し、 前記受信手段は、この回線切断要求に応じて送信されて
    きた前記データベース上に新たに登録された個人情報を
    受信することを特徴とする請求項7記載の無線通信端
    末。
  11. 【請求項11】 前記無線通信端末は、前記センタに位
    置登録、発呼、着呼あるいは回線切断を行う際に、当該
    センタに対して、当該端末を使用する利用者の個人情報
    を送信するよう送信要求を送信し、当該センタは、この
    送信要求を受信すると当該個人情報を送信することを特
    徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載の無線通信端
    末。
  12. 【請求項12】 前記記憶手段は、前記無線通信端末に
    着脱可能な記憶媒体であることを特徴とする請求項7乃
    至11のいずれかに記載の無線通信端末。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2001001608A1 (fr) * 1999-06-25 2001-01-04 Wahrheit Co., Ltd Systeme de traitement de programme utilisant un terminal portable rapatriant des informations

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