JPH09101887A - ディスクアレイ装置 - Google Patents

ディスクアレイ装置

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Publication number
JPH09101887A
JPH09101887A JP7260527A JP26052795A JPH09101887A JP H09101887 A JPH09101887 A JP H09101887A JP 7260527 A JP7260527 A JP 7260527A JP 26052795 A JP26052795 A JP 26052795A JP H09101887 A JPH09101887 A JP H09101887A
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JP
Japan
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firmware
disk drive
control program
disk
data
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JP7260527A
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English (en)
Inventor
Akihiro Sakaguchi
明弘 阪口
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Nissin Electric Co Ltd
Original Assignee
Nissin Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ファームウエアの書き換えを簡単且つ短時間
で行うことができると共に、装置を停止させたりディス
クドライブ3a〜3eの欠落を生じることなくファーム
ウエアの書き換えを行い、ディスクアレイ装置の信頼性
の向上を図る。 【解決手段】 ディスクドライブ3aの所定の記憶領域
にファームウエアが格納されており、装置の電源が投入
された時点で、上記ファームウエアがディスクドライブ
3aから読み出されてメインメモリをなすRAM5上に
書き込まれる。シリアルポート9を介して接続されたホ
ストマシン10から書き換えるべきファームウエアのデ
ータを受け取り、当該ファームウエアのデータをディス
クドライブ3aの上記の所定の記憶領域に書き込むこと
によって、ファームウエアの書き換えを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータ等の
外部記憶装置として使用される、複数のディスクドライ
ブを備えたディスクアレイ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ホストコンピュータ、ワークステ
ーション、あるいはパーソナルコンピュータ等のコンピ
ュータに接続して使用される外部記憶装置の1つとして
以下に説明するようなディスクアレイ装置が知られてい
る。
【0003】ディスクアレイ装置は、複数のディスクド
ライブ(ハードディスク装置)を備えており、コンピュ
ータから書き込みを指示されたデータを、バイト単位や
セクタ単位等の所定の単位の長さに分割し、分割された
データを、複数のディスクドライブに並列に書き込む構
成となっている。また、各データに対する誤り訂正符号
を生成し、データそのものと共に記憶するため、ディス
クドライブの一部が故障した場合においても上記誤り訂
正符号に基づいてデータの読み書きを正常に行うことが
可能となっており、装置全体としてのデータの寿命およ
びデータの信頼性が向上するという利点を有している。
【0004】尚、上記したような、データの分割や誤り
訂正は、ディスクアレイ装置に設けられた後述するDP
C(Data Path Controller)が行うため、コンピュータ
側からは、複数のディスクドライブを意識せずに、あた
かも1台のディスクドライブを使用する感覚で、データ
の書き込みや読み出しを行うことができる。
【0005】ここで、図10を参照しながら、上記の従
来のディスクアレイ装置の概略構成について説明する。
【0006】同図に示すように、従来のディスクアレイ
装置51は、パーソナルコンピュータ、ワークステーシ
ョンまたはホストコンピュータ等のコンピュータ52に
接続されており、上記コンピュータ52の指示に従っ
て、データの書き込みおよび読み出しを行うものであ
り、複数のディスクドライブから構成されるディスクア
レイ53と、ROM(Read Only Memory)54、RAM
(Random Access Memory)55、CPU(Central Proc
essing Unit )56、およびDPC57が実装されたプ
リント基板58とを備えている。
【0007】上記ROM54には、初期立上げ用のブー
トプログラムと共に、ディスクアレイ装置51の動作を
制御するマイクロプログラムであるファームウエアが搭
載されている。ディスクアレイ装置51の電源が投入さ
れた場合、上記ファームウエアがROM54から読み出
されてメインメモリを構成するRAM55へローディン
グされる。この後、CPU56は、RAM55上の上記
ファームウエアに基づいてディスクアレイ装置51の動
作を制御する。
【0008】また、DPC57は、CPU56の制御に
従って、データを分割して複数のディスクドライブに対
して並列に書き込む処理や、複数のディスクに分散され
ているデータを読み出して統合する処理を行う。また、
データを書き込む際には、誤り訂正符号の生成を行い、
生成した誤り訂正符号を、ディスクアレイ3の誤り訂正
符号専用のディスクドライブに書き込む。一方、データ
を読み出す際には、上記の誤り訂正符号専用のディスク
ドライブから、読み出すデータの誤り訂正符号を取り出
して誤り訂正を行う。
【0009】このように、従来のディスクアレイ装置5
1は、データと共に誤り訂正符号を生成して記憶するこ
とにより、例えば、複数のディスクドライブの内の1台
が故障してアクセス不可能な状態になり、データの一部
が読み出せなかった場合でも、誤り訂正符号に基づいて
読み出すデータを完成することができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成では、
ファームウエアは、装置本体内部のプリント基板58に
実装されたROM54に搭載されている。このROM5
4は、書き換えが不可能なメモリであるため、例えば、
機能の追加や改良のためのファームウエアのバージョン
アップや、あるいはファームウエアの不具合への対応等
の様々な理由によって、ファームウエアの書き換えを行
う場合には、ROM54を取り外して、新しいファーム
ウエアが搭載されたROMに交換することが必要とな
る。
【0011】ところが、ROM54そのもの、あるい
は、上記ROM54が搭載されたプリント基板58を取
り外すことは、ユーザにとっては一般的に困難であると
共に、これらを取り外す際に他の部分を誤って破壊して
しまうことも危惧されるため、ディスクアレイ装置51
の製造元が、装置本体を回収して交換を行っているのが
実情であり、作業負担が大きいという問題点を有してい
る。
【0012】さらに、この間、ディスクアレイ装置51
のユーザは、装置を使用することができないので不便で
あると共に、場合によっては、業務が中断されたことに
よって、経済的な不利益等を生じる可能性もあるという
問題点も有している。特に、ディスクアレイ装置51
は、ネットワーク環境下においてサーバマシンの外部記
憶装置として利用されることも多く、ディスクアレイ装
置51の停止によってサーバマシンが管理する共有ファ
イルやデータベースなどのデータが長時間使用不能にな
ることは、ユーザに多大な損害を与え兼ねない。
【0013】本発明は、上記に鑑みてなされたものであ
り、その目的は、ファームウエア(制御プログラム)の
書き換えを簡単且つ短時間で行うことができると共に、
装置を停止させたりディスクドライブの欠落を生じるこ
となくファームウエアの書き換えを行うことができるデ
ィスクアレイ装置を供給することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明に係るディスクア
レイ装置は、複数のディスクドライブを備え、メインメ
モリ(例えばRAM)上の制御プログラムに基づいて、
制御手段が上記ディスクドライブに対するデータの書き
込みおよびデータの読み出しの動作を制御するものであ
って、上記の課題を解決するために、以下の手段が講じ
られていることを特徴としている。
【0015】即ち、少なくとも1つのディスクドライブ
は、上記の制御プログラムを格納する制御プログラム記
憶領域を有している。さらに、ディスクアレイ装置は、
装置の起動時に、上記の制御プログラムをディスクドラ
イブの制御プログラム記憶領域から読み出して上記メイ
ンメモリに書き込む制御プログラムローディング手段
と、外部装置(例えばパーソナルコンピュータ)を接続
するための外部接続ポート(例えばシリアルポート)
と、上記外部接続ポートを介して接続された外部装置か
ら書き換えるべき制御プログラムを受け取り、当該制御
プログラムをディスクドライブの制御プログラム記憶領
域に書き込む制御プログラム書き換え手段とを備えてい
る。
【0016】上記の構成によれば、少なくとも1つのデ
ィスクドライブの所定の記憶領域には制御プログラム
(ファームウエア)が格納されており、装置の電源が投
入された時点で、制御プログラムがディスクドライブか
ら読み出されてメインメモリ(RAM)上に書き込まれ
るようになっている。したがって、ディスクアレイ装置
における制御プログラムの書き換えは、ディスクドライ
ブを対象として行うことになる。
【0017】この制御プログラムの書き換えは、シリア
ルポート等の外部接続ポートを介して接続された外部装
置との通信によって、外部装置から書き換えるべき制御
プログラムを受け取り、受け取った制御プログラムをデ
ィスクドライブの制御プログラム記憶領域に書き込むこ
とによって行われる。
【0018】このように、制御プログラムの書き換え
は、外部接続ポートを介してパーソナルコンピュータ等
の外部装置から新しい制御プログラムを供給するだけ
で、従来のROM交換による方法に比べて簡単に短時間
で制御プログラムの書き換え作業を終えることができ
る。しかも、この場合、制御プログラムの書き換えのた
めに装置を停止させる必要もない。また、ディスクドラ
イブ自体を交換するのではないのでディスクドライブの
欠落もなく、ディスクアレイ装置が本来有する機能であ
るフォールトトレラント性も損なわれないため、安全に
制御プログラムの変更を行うことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】発明の実施の一形態について図1
ないし図9に基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0020】図1に示すように、本実施例におけるディ
スクアレイ装置1は、コンピュータ2に、SCSI−2
等の周知のインタフェースを介して接続されており、上
記コンピュータ2の指示に従って、データの書き込みお
よび読み出しを行う。上記ディスクアレイ装置1は、デ
ィスクドライブ(ハードディスク装置)3a・3b・3
c・3d・3eからなるディスクアレイ3と、ROM
(Read Only Memory)4、RAM(Random Access Memo
ry)5、制御手段としてのCPU(Central Processing
Unit )6、およびDPC(Data Path Controller)7
が実装されたプリント基板8と、外部接続ポートとして
のシリアルポート9を備えている。
【0021】上記のディスクドライブ3a〜3eのそれ
ぞれは、ディスクアレイ装置1の本体に対して着脱自在
に設けられている。すなわち、各ディスクドライブ3a
〜3eは、図示しない磁気ディスクと、先端部に磁気ヘ
ッドを備えて磁気ディスク上をランダムにアクセスする
可動アームと、可動アームの動作を制御する図示しない
サーボ機構等が、カートリッジに収納された構成となっ
ており、当該カートリッジの一側面部にはカードエッジ
型のコネクタが設けられている。このカートリッジのコ
ネクタを、ディスクアレイ装置1の本体側のスロットに
設けられた受け側のコネクタに差し込んで接続すること
によって、ディスクドライブ3a〜3eがディスクアレ
イ装置1に装着される。また、各ディスクドライブ3a
〜3eをディスクアレイ装置1の本体から取り外す場合
は、所望のディスクドライブのカートリッジを引き抜く
ことによって、上記のスロットから容易に取り外すこと
ができる。
【0022】上記ディスクドライブ3aの所定の記憶領
域(制御プログラム記憶領域)には、ディスクアレイ装
置1の各部の動作を、CPU6が制御するためのマイク
ロプログラムであるファームウエア(制御プログラム)
が格納されている。
【0023】上記ROM4には、初期立上げ用のブート
プログラムと共に、ファームウエア書き換えプログラム
が格納されている。上記ブートプログラムには、ディス
クドライブ3aからファームウエアを読み出してメイン
メモリであるRAM5に書き込むようにCPU6を制御
するプログラムが含まれている。また、上記のファーム
ウエア書き換えプログラムは、シリアルポート9を介し
て外部接続されたホストマシン10との間のデータの送
受信を行うと共に、ディスクドライブ3aの所定の記憶
領域に記憶されている現在のファームウエアを、当該ホ
ストマシン10から受け取った新しいファームウエアに
書き換えるための動作プログラムである。
【0024】ディスクアレイ装置1の電源が投入された
場合、CPU6が上記のブートプログラムを実行し、図
2において実線の矢印で示すように、ディスクアレイ3
のディスクドライブ3aからファームウエアを読み出し
て、RAM5に書き込む。この後、CPU6は、上記R
AM5に書き込まれたファームウエアに従って、DPC
7等の動作を制御する。
【0025】尚、上記のブートプログラムを実行するC
PU6によって、特許請求の範囲に記載の制御プログラ
ムローディング手段が構成されている。
【0026】次に、ディスクアレイ装置1におけるデー
タの書き込みおよび読み出しの動作の一例について、図
3ないし図7を参照しながら説明する。
【0027】図3は、コンピュータ2から書き込み/読
み出しを指示されたデータの流れを、図中矢印で示した
模式図である。同図から明らかなように、上記のデータ
はすべてDPC7を経由し、上記ファームウエアに基づ
くDPC7の制御によって、ディスクアレイ3のディス
クドライブ3a〜3eに対して並列に書き込まれ、ある
いは読み出される。
【0028】ここで、データの書き込みおよび読み出し
の処理の概要を、正常時とディスクアレイ3における異
常発生時とのそれぞれの場合について説明する。
【0029】まず、図4に基づいて、図示しないコンピ
ュータ2から“ABC”という文字列を書き込むように
指示された場合を例にあげて、正常時のデータの書き込
み処理について説明する。
【0030】上記の文字列は、DPC7によって、
“A”、“B”および“C”の3つの文字列に分解され
る。分解された上記の文字列は、ディスクドライブ3
a、ディスクドライブ3bおよびディスクドライブ3c
において、同じアドレスにそれぞれ書き込まれる。ま
た、ディスクドライブ3dには、誤り訂正符号としての
パリティデータを生成するためのパリティ生成符号Xが
記憶されており、DPC7のパリティ生成部7aにおい
て、このパリティ生成符号Xおよび文字列“ABC”か
らパリティデータPが生成されて、パリティデータ専用
のディスクドライブ3eに書き込まれる。
【0031】次に、図5に基づいて、上記のように書き
込まれたデータを読み出す場合について説明する。
【0032】コンピュータ2から、データの読み出しが
指示された場合には、DPC7が、ディスクドライブ3
a〜3cの同一アドレスから、文字列“A”、“B”お
よび“C”を読み出し、これらを統合して文字列“AB
C”を生成する。この後、生成された文字列をコンピュ
ータ2へ出力することにより、データの読み出しが終了
する。
【0033】以上が、正常時のデータの書き込みおよび
読み出しの処理の概要であるが、次に、図6に示すよう
に、例えばディスクドライブ3cが故障した場合の、デ
ータの書き込み処理について説明する。
【0034】前記で図4を参照しながら説明した処理と
同様に、DPC7は、文字列“ABC”を文字列
“A”、“B”および“C”に分割して、ディスクドラ
イブ3a〜3cへ書き込もうとする。ところが、ディス
クドライブ3cは、故障のためにアクセス不可能な状態
になっているため、文字列“C”は実際には書き込まれ
ない。また、前記と同様に、生成符号Xおよび文字列
“ABC”からパリティデータPがパリティ生成部7a
において生成されて、ディスクドライブ3eへ書き込ま
れる。すなわち、ディスクドライブ3aに文字列
“A”、ディスクドライブ3bに文字列“B”、ディス
クドライブ3eにパリティデータPがそれぞれ書き込ま
れた状態で、書き込み動作は終了する。
【0035】さらに、このように書き込まれたデータを
読み出す場合は、図7に示すように、DPC7が、ディ
スクドライブ3aから文字列“A”、ディスクドライブ
3bから文字列“B”を読み出す。そして、ディスクド
ライブ3cがアクセス不可能な状態であるため、パリテ
ィ生成部7aにおいて、読み出した文字列“A”および
“B”と、ディスクドライブ3dから読み出した生成符
号Xおよびディスクドライブ3eから読み出したパリテ
ィデータPとに基づいて、文字列“ABC”の復元を行
う。この後に、復元された文字列をコンピュータ2に対
して出力することによって、読み出し動作が終了する。
【0036】このように、ディスクアレイ装置1は、パ
リティデータPを生成してデータそのものと共にディス
クアレイ3に格納するため、ディスクドライブ3a〜3
cの中の1台が故障してアクセス不可能な状態に陥った
としても、正しいデータを読み書きすることができる。
【0037】次に、機能の追加や改良のためのファーム
ウエアのバージョンアップや、あるいはファームウエア
の不具合への対応として行うファームウエアの書き換え
について説明する。
【0038】上述のように、ファームウエアは着脱自在
に設けられたディスクドライブ3aに格納されているの
で、例えば、図8に示すように、当該ディスクドライブ
3aのカートリッジのみを装置本体のスロットから取り
外して、この替わりに、新しいファームウエアが書き込
まれたディスクドライブ3a′のカートリッジを取り付
けることによって、ファームウエアの書き換えをユーザ
が比較的容易に実施することもできる。ディスクドライ
ブの交換後は、交換前のディスクドライブ3aに書き込
まれていたデータを、新しいディスクドライブ3a′上
に復旧する。
【0039】このようにディスクドライブ3aの交換に
よってファームウエアを書き換えれば、ディスクアレイ
装置1を停止させることなく、しかも、従来のROM交
換による方法に比べて簡単に短時間でファームウエアの
書き換え作業を終えることができる。
【0040】しかしながら、この場合、ディスクドライ
ブ3aが交換によって欠落しているとき、および交換後
も交換前のディスクドライブ3aに書かれていたデータ
の復旧を行っているときには、ディスクアレイ装置1本
来の機能であるフォールトトレラント性が失われること
になり、ディスクドライブ3aの交換に伴う装置の信頼
性の低下は避けられない。
【0041】そこで、以下に示すように、ファームウエ
アの書き換えを、シリアルポート9を介して行えば、装
置の停止時間およびディスクドライブ3aの欠落時間を
何れもゼロにすることができる。
【0042】すなわち、図1に示すように、ディスクア
レイ装置1のシリアルポート9に、シリアルケーブルを
介してホストマシン10を外部接続する。次に、ホスト
マシン10よりシリアルポート9を介してファームウエ
ア書き換えコマンドをディスクアレイ装置1へ送る。
【0043】上記の該コマンドを受け取ったディスクア
レイ装置1のCPU6は、上述のファームウエア書き換
えプログラムを実行する。そして、ファームウエア書き
換え処理が可能な状態であれば、ホストマシン10にフ
ァームウエア送信要求を送信する。
【0044】ホストマシン10は、上記のファームウエ
ア送信要求を受けて、ファームウエアのデータを、シリ
アルポート9を介してディスクアレイ装置1へ送る。
【0045】書き換えるべき新しいファームウエアを受
け取ったCPU6は、ディスクドライブ3aの磁気ディ
スクにおけるファームウエア記憶用の所定の記憶領域
に、新しいファームウエアに書き込む。これによって、
装置の停止およびディスクドライブ3aの欠落を生じる
ことなく、ファームウエアの書き換えを完了することが
できる。
【0046】尚、上記のファームウエア書き換えプログ
ラムを実行するCPU6によって、特許請求の範囲に記
載の制御プログラム書き換え手段が構成されている。
【0047】また、上記のホストマシン10としては、
シリアルポート9を介してディスクアレイ装置1との間
で通信を行う機能(少なくともファームウエア書き換え
コマンドの発行、ファームウエア送信要求の解析、およ
びファームウエアの送信を行う機能)を有するバーソナ
ルコンピュータ等を用いることができる。
【0048】また、図9に示すように、ディスクアレイ
装置1のシリアルポート9に、モデムやターミナルアダ
プタ等の回線接続装置11を外部接続し、当該回線接続
装置11を介してディスクアレイ装置1をアナログ電話
回線やサービス総合ディジタル網(ISDN:Integrat
ed Services Digital Network)等の公衆通信回線13に
接続すると共に、ホストマシン10も回線接続装置12
を介して公衆通信回線13に接続し、遠隔地のホストマ
シン10から公衆通信回線13を利用してディスクアレ
イ装置1にファームウエアを供給することも可能であ
る。
【0049】この場合、ディスクアレイ装置1の製造元
のホストマシン10から、直接的にファームウエアを供
給できるので、より迅速なバージョンアップ等への対応
が可能となる。
【0050】以上のように、本実施形態のディスクアレ
イ装置1は、ディスクドライブ3aの所定の記憶領域
(制御プログラム記憶領域)にファームウエアが格納さ
れており、装置の電源が投入された時点で、このファー
ムウエアがディスクドライブ3aから読み出されてメイ
ンメモリをなすRAM5上に書き込まれるようになって
いる。そして、シリアルポート9を介して接続された外
部装置(上記のホストマシン10、回線接続装置11・
12等)から書き換えるべきファームウエアのデータを
受け取り、当該ファームウエアのデータをディスクドラ
イブ3aの上記の所定の記憶領域に書き込むことによっ
て、ファームウエアの書き換えを行うようになってい
る。
【0051】したがって、ディスクアレイ装置1の製造
元から新しいファームウエアが提供される場合等のよう
に、ファームウエアの書き換えを行う必要が生じた場合
には、シリアルポート9を介してパーソナルコンピュー
タ等の外部装置から新しいファームウエアを供給するだ
けで、従来のROM交換による方法に比べて簡単に短時
間でファームウエアの書き換え作業を終えることができ
る。しかも、この場合、ファームウエアの書き換えに伴
う装置の停止およびディスクドライブ3aの欠落もな
く、ディスクアレイ装置1本来の機能であるフォールト
トレラント性も損なわれないため、ディスクアレイ装置
としての信頼性が向上する。
【0052】尚、本実施例では、5台のディスクドライ
ブを備え、誤り訂正符号としてパリティデータを用いる
構成を例にあげて説明したが、本発明はこれらに限定さ
れるものではなく、ディスクドライブの台数や、誤り訂
正符号を格納するディスクドライブの台数は、任意に設
定することができると共に、誤り訂正符号として、上記
の他に、例えばハミング符号等を用いるといったように
他の誤り訂正方式を適用してもよい。
【0053】また、上記の実施形態では、ファームウエ
ア書き換えプログラムがROM4内に格納されている例
を示したが、これに限定されるものではない。例えば、
ファームウエア書き換えプログラムをディスクアレイ3
の少なくとも1つのディスクドライブ上に格納してお
き、装置の電源投入時におけるブートプログラムの実行
によって、当該プログラムがディスクドライブからRA
M5上へローディングされるようになっていてもよい。
【0054】また、上記の実施形態では、外部接続ポー
トとしてシリアルポート9を用いたが、勿論、パラレル
ポートでもよい。すなわち、外部接続ポートは、外部装
置とのデータの送受が可能なインターフェースであれ
ば、その方式は特に限定されるものではない。
【0055】また、上記の実施形態では、複数のディス
クドライブの中の1つのディスクドライブ3aのみにフ
ァームウエアを格納する例を示したが、これに限定され
るものではなく、ディスクアレイ3を構成するディスク
ドライブの2つ或いはそれ以上にファームウエアを格納
する記憶領域(制御プログラム記憶領域)を設け、複数
のディスクドライブに重複してファームウエアを格納し
てもよい。この場合、例えば、ファームウエアを記憶し
ているディスクドライブの一部が故障等によってアクセ
ス不可能な状態になったとしても、他の正常なディスク
ドライブからファームウエアを読み出すことにより、装
置を起動することができ、この結果、ディスクアレイ装
置の信頼性をさらに向上させることができる。
【0056】
【発明の効果】本発明のディスクアレイ装置は、以上の
ように、少なくとも1つのディスクドライブに制御プロ
グラムを格納する制御プログラム記憶領域が形成されて
おり、装置の起動時に、上記の制御プログラムをディス
クドライブの制御プログラム記憶領域から読み出して上
記メインメモリに書き込む制御プログラムローディング
手段と、外部装置を接続するための外部接続ポートと、
上記外部接続ポートを介して接続された外部装置から書
き換えるべき制御プログラムを受け取り、当該制御プロ
グラムをディスクドライブの制御プログラム記憶領域に
書き込む制御プログラム書き換え手段とを備えている構
成である。
【0057】それゆえ、制御プログラムの書き換えは、
外部接続ポートを介して外部装置から新しい制御プログ
ラムを供給するだけで、簡単且つ迅速に行うことができ
る。しかも、制御プログラムの書き換えのために装置を
停止させたり、ディスクドライブの欠落が生じたりする
こともなく、ディスクアレイ装置が本来有する機能であ
るフォールトトレラント性も損なわれないため、ディス
クアレイ装置としての信頼性の向上を図ることができる
という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すものであり、ディス
クアレイ装置の概略構成およびファームウエアの書き換
えを説明するためのブロック図である。
【図2】上記ディスクアレイ装置における、装置起動時
のファームウエアのRAM上へのローディングを説明す
るためのブロック図である。
【図3】上記ディスクアレイ装置における、コンピュー
タから書き込み/読み出しを指示されたときのデータの
流れを示すブロック図である。
【図4】上記ディスクアレイ装置における、通常時の書
き込みデータの流れを示す説明図である。
【図5】上記ディスクアレイ装置における、通常時の読
み出しデータの流れを示す説明図である。
【図6】上記ディスクアレイ装置における、ディスクド
ライブの故障時の書き込みデータの流れを示す説明図で
ある。
【図7】上記ディスクアレイ装置における、ディスクド
ライブの故障時の読み出しデータの流れを示す説明図で
ある。
【図8】上記ディスクアレイ装置における、ディスクド
ライブの交換によるファームウエアの書き換えを説明す
るためのブロック図である。
【図9】上記ディスクアレイ装置における、公衆通信回
線を利用したファームウエアの書き換えを説明するため
のブロック図である。
【図10】従来のディスクアレイ装置の概略構成を示す
ブロック図である。
【符号の説明】
1 ディスクアレイ装置 2 コンピュータ 3 ディスクアレイ 3a ディスクドライブ 4 ROM 5 RAM(メインメモリ) 6 CPU(制御手段、制御プログラムローディング
手段、制御プログラム書き換え手段) 7 DPC 8 プリント基板 9 シリアルポート(外部接続ポート) 10 ホストマシン(外部装置) 11 回線接続装置(外部装置) 12 回線接続装置(外部装置) 13 公衆通信回線

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のディスクドライブを備え、メインメ
    モリ上の制御プログラムに基づいて、制御手段が上記デ
    ィスクドライブに対するデータの書き込みおよびデータ
    の読み出しの動作を制御するディスクアレイ装置におい
    て、 少なくとも1つのディスクドライブは、上記の制御プロ
    グラムを格納する制御プログラム記憶領域を有してお
    り、 装置の起動時に、上記の制御プログラムをディスクドラ
    イブの制御プログラム記憶領域から読み出して上記メイ
    ンメモリに書き込む制御プログラムローディング手段
    と、 外部装置を接続するための外部接続ポートと、 上記外部接続ポートを介して接続された外部装置から書
    き換えるべき制御プログラムを受け取り、当該制御プロ
    グラムをディスクドライブの制御プログラム記憶領域に
    書き込む制御プログラム書き換え手段とを備えているこ
    とを特徴とするディスクアレイ装置。
JP7260527A 1995-10-06 1995-10-06 ディスクアレイ装置 Pending JPH09101887A (ja)

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