JPH09101456A - 対物レンズ系 - Google Patents

対物レンズ系

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JPH09101456A
JPH09101456A JP8157997A JP15799796A JPH09101456A JP H09101456 A JPH09101456 A JP H09101456A JP 8157997 A JP8157997 A JP 8157997A JP 15799796 A JP15799796 A JP 15799796A JP H09101456 A JPH09101456 A JP H09101456A
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JP
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lens
optical system
liquid
elements
solid
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JP8157997A
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Inventor
Iain A Neil
イエイン・エイ・ニール
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Panavision International LP
Original Assignee
Panavision International LP
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Publication date
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    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/02Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses
    • G02B7/028Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with means for compensating for changes in temperature or for controlling the temperature; thermal stabilisation
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B13/00Optical objectives specially designed for the purposes specified below
    • G02B13/02Telephoto objectives, i.e. systems of the type + - in which the distance from the front vertex to the image plane is less than the equivalent focal length
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B3/00Simple or compound lenses
    • G02B3/12Fluid-filled or evacuated lenses

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Lenses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 低重量で、比較的安価で、温度特性が無く、
優秀な多色光学性能を有する可視波長帯域用の大口径、
高性能、長焦点距離の光学系を提供する。 【解決手段】 液体レンズ要素C,Eは、温度感受性が
高い屈折率と、部分的に異常又は高度に異常のいずれか
少なくとも一つである分散とを持つ、可視伝達性の光学
液体である。固体レンズ要素B,D,Fのうちの2つ
は、温度感受性が無い屈折率および膨張と、正常な分散
とを持つガラス材料から作られ、残りの第3の固体レン
ズ要素は、温度感受性が緩やかな屈折率および膨張と、
部分的に異常な分散とを持つガラス又は結晶材料のいず
れか少なくとも一つから作られている。光学系60は、
レンズ要素の屈折率、分散および膨張によって導入され
る色および熱収差と、支持アセンブリ43の膨張によっ
て引き起こされる変位とが、液体レンズ要素C,Eと上
記第3の固体レンズ要素とによって補償されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、カメラその他の
類似物のための光学対物レンズ系に関する。より詳しく
は、固体レンズと液体レンズとの組合せを用いた大口
径、高性能、長焦点距離のレンズ系に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】映画
撮影用のような高性能光学系は、優秀な多色光学性能お
よび無温度特性を要求する。これまで、可視波長帯域用
の大口径、高性能、長焦点距離のレンズ系は、長さ、容
積、重さ、コスト、および大寸法の原材料、特に異常分
散特性を有するガラスの入手可能性に関する実際的な問
題によって制限されてきた。反射屈折光学レンズは全体
の長さにおける大幅な減少を正に提供するが、それらは
物体の焦点外のドーナツ状の像を生ずるという欠点を有
している。それは、映画撮影、高品位テレビジョン
(“HDTV”)および次世代テレビジョン(“AT
V”)を含む多くの用途で、不自然で、視聴者の気を散
らし又は精神をかき乱すものでさえある。これに比較し
て、望遠レンズは、長さと容積に関して合理的なコンパ
クトさを提供するが、前部対物群に多数のレンズ要素を
要する。これらの要素は、大重量となることは別とし
て、コスト高で、入手可能性が制限された又は大寸法の
ものが入手できない異常分散ガラス又は結晶材料の使用
を必要とする。要求されるレンズ要素の量を減少させる
ために、前部対物群に非球面を用いることができるが、
非球面は製造するのが困難で、コスト高で、異常分散材
料の必要を無くすわけではない。時に異常分散液体(A
DL)と呼ばれる、異常および高度に異常な分散特性を
有する液体光学材料は、異常分散ガラス及び結晶を用い
ることの代わりを提供する。しかしながら、液体レンズ
要素は、固体要素によって支持され、封じられることを
必要とする。例えば2つのガラス要素の間で、ガラス/
液体/ガラスセル内にである。このセルは、特に前部対
物群に配置されたとき、その要素の大口径のために、大
重量となる。仮に2つの補償用ADLが採用されたと
き、その重量は増加し、2つのガラス/液体/ガラス要
素分以上になる。加えて、液体光学材料は、固体レンズ
材料に比して、温度変化によって屈折率が大きな変化を
示す傾向がある。それは、色収差制御の喪失と同様に焦
点ボケ(defocusing)を引き起こし、上昇及
び下降された温度で液体レンズ系を使えなくする。
【0003】そこで、この発明の一つの目的は、低重量
で、比較的安価で、温度特性が無く、優秀な多色光学性
能を有する可視波長帯域用の大口径、高性能、長焦点距
離のレンズ系を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明のレンズ系は、2つの液体レンズ要素、可
動の第1の焦点調節レンズ群団、可動の第2の焦点調節
レンズ群団、および、内部に光学絞り又はアイリスを収
容する静止した補助レンズ群団を、共通の光軸上に全て
1列に並べて合体させた静止した望遠対物レンズ群団を
備えている。単体で球面を持つ第1の対物レンズ要素
と、5枚玉レンズおよび単玉レンズによって形成された
後部望遠レンズ群団とを含む望遠対物設計配置のお陰
で、この系はコンパクト、安価、かつ低重量である。
【0005】2つの独立に可動の焦点調節レンズ群団
は、無限遠距離から接近した物体対像焦点距離までの焦
点範囲にわたって、物体対像倍率比が3:1未満で、一
定の開口で連続的な焦点調節を提供する。
【0006】2つの液体要素は、それらの高度に異常な
分散のせいで、光学的屈折力が低く、それ故、この系の
単色収差バランスにはあまり影響しない。しかしなが
ら、この系は色収差については良く補正される。さら
に、2つの液体レンズ要素が逆の屈折力を持つため、そ
れらは、主に液体材料の温度による屈折率のかなり大き
い変化によって引き起こされる、熱によって誘起された
焦点ボケおよび収差変動について、全体としてこの系を
実質的に補償および補正する。5枚玉レンズ群は、3つ
のガラスと2つの液体との5つの要素によって形成され
るけれども、非常に薄い液体レンズ要素は5枚玉レンズ
の全体重量には殆ど寄与しない。第1の対物レンズ要素
から最も遠い、5枚玉レンズのうちの後部要素は、少し
異常な分散と温度による屈折率変化とを示すガラス又は
結晶材料から作られるのが望ましく、これにより、この
系に、全動作温度でより一貫したレベルの高性能を与え
る。上記5枚玉レンズのうちの2つの液体要素および1
つの後部要素は別として、この系の全ての残りの要素
は、低コストで、様々な販売人から容易に入手可能であ
る標準的なガラスその他のタイプの材料から作られ得
る。
【0007】この発明の別の目的は、2つの異常分散液
体要素と1つの部分的異常分散ガラス要素とを用いるコ
ンパクトな望遠対物レンズ構造を持つ大口径、高性能、
長焦点距離のレンズ系を提供することにある。この発明
のさらに別の目的は、低重量、低コストで、無限遠の物
体距離から最小焦点距離まで、物体対像倍率が3:1未
満の接近した焦点調節能力を備えた長焦点距離レンズ系
を提供することにある。この発明のさらに別の目的は、
像焦点の一定性と、物体対像焦点距離の拡張範囲にわた
る質との両方について実質的に温度特性が不変に無い長
焦点距離レンズ系を提供することにある。
【0008】この発明の他の目的と利点は、好ましい実
施形態についての以下の記載と添付図面とから明らかに
なる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好ましい実施形
態を、添付の図面および表を用いて設計例によって説明
する。
【0010】図1に示すように、光学系60は対物レン
ズ配置47を備えている。この対物レンズ配置47は、
光軸40上に1列に並んだレンズ群団48,49,54
内に複数の球面レンズ要素を有している。そこでは、屈
折面1,2を有する屈折力が正で静止した第1の望遠対
物レンズ要素“A”が、物体空間41内の物体面OPか
ら光線を集めて、屈折力が負で静止した第2の望遠対物
レンズ群50へ上記光線を中継する。この第2の望遠対
物レンズ群50は、屈折力が正で軸方向に可動の第1の
焦点調節群52へ上記光線を中継する。この第1の焦点
調節群52は、屈折力が負で軸方向に可動の第2の焦点
調節群53へ上記光線を中継する。この第2の焦点調節
群53は、屈折力が弱く静止した補助レンズ群54へ上
記光線を中継する。この補助レンズ群54は、像空間4
2内の像面34に実像を生成する。像面34におけるこ
の実像は、常套的手法で、カメラその他の類似物内のフ
ィルムによって受けられる。図面に描かれたレンズ要素
の形状は、以下に議論する予定の、表5〜8に開示され
た正確な形状、半径、厚さおよび寸法の一般的な代表例
にすぎない。図1,3(部分図3A,3Bおよび3Cを
含む)は、レンズ要素Aの前部近傍から光学系60を通
り像面34まで延びる代表的な光軌跡線を含んでいる。
【0011】第2の望遠対物レンズ群50は、図2に拡
大して詳細に描かれているような、屈折面3,4,5,
6,7,8を持つレンズ要素B,C,D,E,Fを有す
る5枚玉(quintuplet)レンズ小群51と、屈折面9,
10を持つ単玉(singlet)レンズGとを備えている。
参照の便宜のために、2つの液体レンズ要素CおよびE
の各々の2つの屈折“面”が、その液体を包含する固体
レンズ要素の屈折面と同じ参照数字によって示されてい
るということが注目されるべきである。何故ならば、固
体レンズ要素Bの後面4は液体レンズ要素Cの前面4で
あり、液体レンズ要素Cの後面5は固体レンズ要素Dの
前面5である等のように、液体レンズ要素の屈折面は固
体レンズ要素の屈折面と一致し、同一の広がりを持つか
らである。これにより、5つのレンズ要素の10個の屈
折面のための6個の数字3〜8だけが存在する。レンズ
要素CおよびEは、以下により詳細に述べるように異常
分散液体(ADL)として知られる液体光学材料からな
り、レンズ要素B,DおよびFは固体レンズ材料からな
る。液体レンズ要素Cは固体レンズ要素BとDとの間に
溜め込まれ、液体レンズ要素Eは固体レンズ要素DとF
との間に溜め込まれている。5つのレンズ要素が常套的
手法で分離不可能に組み立てられて、5枚玉(すなわち
5つの集積レンズ)のレンズ小群51を形成している。
液体レンズ要素CおよびE用の液体材料は、それらの代
表的な光学的特性について相補的または自己補償的であ
るように選択される(系の光学的特性と同様に)。特
に、液体レンズ要素Cは、カージレ研究所株式会社(C
argille Laboratories,Inc.)、セダー・グロー
ブ、ニュージャージ州、アメリカ合衆国によって製造さ
れ、ロックヒード・マーチン(Lockheed Martin)に
よってコードNo.642134の下で販売されている
ADLのような、色補正を備えたADLであるのが望ま
しい。しかしながら、液体レンズ要素C用のそのADL
は、ガラスレンズ材料と比べると、温度変化に応じて実
質的な焦点ボケを引き起こす特性も有している。よっ
て、液体レンズ要素E用のADLには、温度変化によっ
て液体レンズ要素Cによって引き起こされる焦点ボケを
補償する光学的屈折力を備えるように、カージレ研究所
株式会社によって製造され、ロックヒード・マーチンに
よってコードNo.295990の下で販売されている
ADLのようなものが選択される。しかしながら、液体
レンズ要素E用のそのADLは、レンズ要素Cによって
得られた色補正を低下させる。それゆえ、レンズ要素C
およびE用のその特定のADLは、温度変化(すなわ
ち、系は温度特性が無くはない)と色収差(すなわち像
質)との両方を完全には補償できない。よって、固体レ
ンズ要素Fは、オハラ有限会社(Ohara Corp.)によ
ってコードNo.438950と名称FPL53の下で
製造及び販売されているような、比較的部分的に異常な
屈折率と熱膨張を持つガラス若しくは結晶又は同等物か
ら作られるのが望ましい。好ましい実施形態では、5枚
玉レンズ51のうちの残りのレンズ要素BおよびDは、
安価な光学ガラスから作られるのが望ましい。第2の望
遠対物レンズ群50のうちの他のレンズ要素B,D若し
くはGの1つ又はそれ以上、または第1の望遠対物レン
ズ要素A、さらには第1の焦点調節群52でさえも、こ
の発明から離れることなく、液体レンズ要素CおよびE
によっては補償されない熱、色およびその他の補正を備
えるために、レンズ要素Fよりも又はレンズ要素Fに加
えて、レンズ要素Fの上述の性質を持つガラス又は結晶
材料から作られ得るということが理解されるだろう。さ
らに、光学系60内の熱、色およびその他の収差を完全
に補償する2つのADL(現在未知の)が万一選択され
た場合は、この発明から離れることなく、全ての固体レ
ンズ要素が通常の光学ガラスから作られ得る。
【0012】第1の焦点調節群52は屈折面11,1
2,13,14,15,16を持つ3つのレンズ要素
H,I,Jを備え、第2の焦点調節群53は屈折面1
7,18,19,20,21を持つ3つのレンズ要素
K,L,Mを備えている。レンズ要素K,Lは2枚玉
(doublet)レンズ55を形成している。また、5枚玉
レンズ51と同様に、レンズ要素K,Lの一致して対向
する面は合体し、単一の屈折面18として同一視され
る。補助群54は、屈折面22,23を持つ第1の単玉
レンズNと、光学絞り又はアイリスPと、屈折面24,
25,26を持つレンズ要素R,Sによって形成された
第1の2枚玉レンズ56と、視野絞りTと、屈折面2
7,28,29を持つレンズ要素V,Wによって形成さ
れた第2の2枚玉レンズ57と、屈折面30,31を持
つ第2の単玉レンズXと、屈折面32,33を持つ第3
の単玉レンズYとを備えている。上記したように、全て
のレンズ要素H〜N,R,S,V,W,XおよびYが共
通の光学ガラス材料から作られ得る。光学系60は、支
持アセンブリとしての構造物43によって支持されてい
る。この構造物43は、アルミニウムのような軽量材料
から作られるのが望ましい。
【0013】光学系60の構成は、レンズ要素Aの屈折
面1の頂点から実像面34までの光軸40上の距離が固
定され、支持構造物43内の熱膨張及び熱収縮を除いて
一定に維持されるようなものである。第1の焦点調節群
52および第2の焦点調節群53は、光学系60の長さ
を変化させることなく、常套的機構によって常套的手法
で、図1中にそれぞれ矢印52A,53Aで示すよう
に、光軸40に沿って軸方向に移動することができる。
支持構造物43は、全てのレンズ要素(A〜N,R,
S,V,W,XおよびY)を光軸40上にその順序で直
列に、かつ最大の開口径で支持するように構成されてい
る。
【0014】図3A,3Bおよび3Cは、第1の焦点調
節群52と第2の焦点調節群53が物体面OPから像面
34への3つの異なる代表的な距離のためのそれぞれの
位置に移動された状態の光学系60を概略的に示してい
る。特に、図3Aは、無限遠の物体対像距離(object t
o image distance)のための、第1および第2の焦点調
節群52および53の焦点位置(i)を示している。図
3Bは、3863.492mmという物体対像距離のた
めの、第1および第2の焦点調節群52および53の焦
点位置(ii)を示している。そして、図3Cは、210
5.921mmという物体対像距離のための、第1およ
び第2の焦点調節群52および53の焦点位置(iii)
を示している。この2105.921mmという距離
は、光学系60が高性能光学的特性を提供するための最
小焦点距離である。図3A,3Bおよび3Cに示した第
1および第2の焦点調節群52および53の位置、並び
にそれぞれの物体対像距離は、それぞれ、表5〜8(後
で述べるとともに開示する)に開示された分離(Separ
ation)距離に対応している。図3Bおよび3C中の物
体対像距離のためのそれぞれの数字と、物体面OPとレ
ンズ要素Aの屈折面1との間の分離とにおける差は、単
に、レンズ要素Aの屈折面1の頂点から像面34までの
光学系60の長さ(668mm)にすぎない。第2の焦
点調節群53は、光学系60の焦点調節機能のほとんど
を提供するための約67mmという実質的な範囲にわた
って移動する。一方、第1の焦点調節群52は、第2の
焦点調節群53の実質的な移動からくる収差を補正又は
均衡させることによって焦点を鮮鋭にするための4mm
未満の少量だけしか移動しない。図3A,3Bおよび3
Cにレンズ群48を通る光軌跡線の異なる位置によって
示されているように、これらの距離は、後述の表5〜8
に表現されており、レンズ群48からのものである。
【0015】光学系60の全てのレンズ要素についての
仕様データは、表面分離、半径、材料(タイプ、コード
および名称)および開口径を含んで表5〜8に開示され
ている。そこでは、“分離”は一つの面と次の面(物体
面OP、屈折面1〜33および像面34)との間の距離
であり、“材料”の“タイプ”は、表5〜8において下
方へ進む、その面と次の面との間の材料である。レンズ
要素Aの面1の頂点から像面34までの光学系60の全
長が668mmに一定に維持される(すなわち温度変化
を無視している)ことを仮定して、面OP,10,16
および21についての分離は、3つの代表的な焦点位置
について与えられている。そして、これらの焦点位置
は、物体面OPに対して、分離欄に開示されている。言
い換えれば、例えば、物体面OPからレンズ要素Aの屈
折面1までの3195.492mmという中間の焦点距
離について、レンズ要素Gの後屈折面10からレンズ要
素Hの前屈折面11までの距離は8.168mmであ
り、レンズ要素Hを含む第1の焦点調節群52が焦点調
節のために軸方向に移動することから、後者の距離は焦
点距離が変化するにつれて変化する。表8に与えられて
いる像面34での“開口径(Aperture Diameter)”
は、近軸データに基づく実際の像径である。表5〜8中
の全てのデータは20℃(68°F)について与えられ
ている。
【表5】
【表6】
【表7】
【表8】 表5〜8に開示された“曲率半径”の値は、その屈折面
の曲率半径の中心がその屈折面の頂点よりも像空間42
に接近しているとき正の値をとり、その屈折面の曲率半
径の中心がその屈折面の頂点よりも物体空間41に接近
しているとき負の値をとる。
【0016】表5〜8で、全ての固体レンズ要素用の材
料のコードと名称は、オハラ有限会社によって製造及び
販売されるガラスレンズに基づいているが、他の出所の
多くのガラスが入手可能であり、また、仮にそのような
ガラスが光学的及び機械的性質、特に屈折率、分散、熱
膨張および屈折率の温度変化において実質的に類似して
いれば、代替可能でもある。表5中の液体レンズ要素C
およびEは、カージレ研究所株式会社によって製造さ
れ、ロックヒード・マーチンによって販売されている
が、どんな等価なADLも使用可能である。液体レンズ
要素CおよびE用のそのADLの屈折率は、実際の試験
データからロックヒード・マーチンによって供給されて
いる通りに、5つの代表的な波長と3つの異なる温度に
ついて次の表9に開示されている。
【表9】 光学系60の像質は、変調伝達関数(一般に頭字語MT
Fによって知られている)の変調すなわちコントラスト
によって像質データを提供する、認められた光学原理お
よびプログラムに従って理論的に計算されており、その
結果は次の表6に示されている。表10に示すように、
このMTFによる像質データは、3つの焦点距離につい
て20℃の温度に基づいて、また、公称設計焦点距離に
ついて0℃と40℃について計算された。これらのデー
タは全てアルミニウム製の支持構造43を仮定してい
る。ガラスの屈折率および熱膨張の係数は、販売人オハ
ラ有限会社によって作成された一般に入手可能なデータ
から得られた。2つの液体レンズ要素CおよびEの屈折
率は、販売人ロックヒード・マーチンから得られた。周
囲のガラス要素、およびADLにおける体積変化を調節
するベローズ又は貯槽(使用している光学領域の外の)
を含む常套的な取付要素によってADLが圧迫されてい
ることから、2つの液体レンズ要素CおよびEのADL
の液体熱膨張係数は、全く取るに足らず、考慮されなか
った。これらのパラメータによって、近似的多色MTF
性能(全て視野にわたって平均化された最良焦点で)を
表10に示す。この近似的多色MTF性能は、70,8
0,90,75,60の各重みで656.3,587.
6,546.1,486.1および435.8nmの波
長についての放射(R)および接線(T)方位角でのパ
ーセント(%)変調と、最大視野%ディストーション
と、%相対照度とによって表され、14.45mmの最
大像高さについて正規化された視野位置についてのもの
である。
【表10】 表10は、20℃(68°F)の温度で、約3mから無
限遠までの物体対像距離で、光学系60が最大性能に最
適化されるということを示している。全ての焦点距離お
よび温度について、系の最大開口はf/2.75であ
る。この光学系のスペクトル波長帯域は435.8〜6
56.3nmである。20℃(68°F)の温度で、無
限遠距離にある物体について、この光学系の有効焦点距
離(EFL)は約692.9mmである。約668mm
の全長(レンズ要素Aの面1の頂点から像面34まで測
られた)に対するこのEFLの望遠比は668/69
2.9=0.964である。一般に、望遠と考えられる
レンズについて、望遠比は1.0未満でなければならな
い。この光学系60の0.964という望遠比は1.0
よりもそれほど小さくはないけれども、これは、第1お
よび第2の独立に可動の焦点調節群52および53のよ
うな、光軸40に沿ってかなりの長さを占める内部据え
付け光学素子の任意に選択された設計特性の結果であ
る。この望遠比は、一つ又はそれ以上の上述の光学的設
計特性を排除することによって、簡単に0.9未満に減
少され得る。光学系60の焦点範囲は、20℃で物体か
ら像面34まで測られる如く、無限遠から2.106m
(6′10.9″)までであり、2.53:1(物体:
像)という接近した焦点倍率をもっている。光学系60
の温度範囲は、上に設計および記述された如く、20℃
(68°F)の公称設計温度で0℃(32°F)から4
0℃(104°F)までである。しかしながら、この光
学系は、いくらかの像質の低下は観測されるかも知れな
いけれども、少なくとも−10℃から+50℃までの拡
張温度範囲にわたって高レベルの性能を維持する。−1
0℃から+50℃までの温度範囲内で、液体レンズ要素
CおよびEのADLは固化せず、当然ながら固体レンズ
要素は液化しないということが注目されるべきである。
表10に開示された値によって示されるように、多色M
TFによって、視野にわたって70%以上で、軸上で好
ましく80%以上、軸外で60%〜70%であると測定
された如く、光学系60は要求される“高性能”を提供
する。
【0017】液体レンズ要素CおよびEの液体材料又は
ADLは部分的に又は高度に“異常”であると述べられ
る一方、固体レンズ要素Fの材料は、比較的温度感受性
が緩やかで、かつ比較的部分的に“異常”であるガラス
又は結晶であると述べられてきたが、これらの記述は、
それらの材料の性質における、通常の、古典的な又は標
準的な材料(通常はガラス)からの差に関係していると
いうことが注目されるべきである。ここで、固体レンズ
要素Fの材料は、他のガラスに比して高度に異常である
液体レンズ要素Cの液体材料との比較によってのみ比較
的部分的に異常である分散を持つように述べられている
が、実際には、固体レンズ要素Fは、通常のガラスと比
べたとき実質的に異常である。結果として生ずる光学系
60が温度特性が無く、かつ色収差その他の収差につい
て補正されている限り、液体レンズ要素および固体レン
ズ要素用の材料において現在または将来入手可能な多く
のバリエーションが、この発明の教えから離れることな
く採用され得るということが、この発明の教えから当業
者には容易に明らかになるだろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の対物レンズ系の光学的ダイヤグラ
ムである。
【図2】 図1に示したレンズ系の一部の拡大図であ
る。
【図3】 (3A)、(3B)および(3C)は、焦点
調節レンズ群団が3つの代表的な焦点位置のための異な
る位置に調節されている、図1に示した光学系の光学的
ダイヤグラムである。
【符号の説明】
A 第1の望遠対物レンズ要素 OP 物体面 34 像面 50 第2の望遠対物レンズ群 51 第1の焦点調節群 52 第2の焦点調節群 54 補助レンズ群 60 光学系

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物体空間から発する可視光線を光線検出
    装置へ伝達するための対物レンズを備えた可視波長帯域
    の光学系であって、 上記対物レンズは、共通の支持アセンブリ上に離間した
    関係で搭載され、かつ共通の光軸上に1列に並んだ複数
    のレンズ群団内に複数のレンズ要素を有し、 上記物体空間に隣接した第1のレンズ群団は第1および
    第2のレンズ群を備えた望遠対物レンズによって形成さ
    れ、この第1のレンズ群団は上記物体空間からの可視光
    線を受け入れるように配置され、 残りのレンズ群団は、上記第1のレンズ群団からの上記
    光線を受け入れて中継するように順に配置され、実像を
    外部の像面に形成するようになっており、 上記第1のレンズ群は単体レンズ要素によって形成さ
    れ、 上記第2のレンズ群は5枚玉レンズおよび単玉レンズ要
    素によって形成され、 上記第1のレンズ群は、屈折力が正で、比較的温度感受
    性が無い屈折率および膨張と、比較的正常である分散と
    を持つガラス材料から作られ、 上記第2のレンズ群は、屈折力が負で、上記5枚玉レン
    ズが3つの固体レンズ要素と2つの液体レンズ要素と
    の、固体/液体/固体/液体/固体配置のサンドイッチ
    によって形成され、 上記液体レンズ要素は互いに分離され、 上記固体レンズ要素のうちの2つは、比較的温度感受性
    が無い屈折率および膨張と、比較的正常である分散とを
    持つガラス材料から作られ、 上記3つの固体レンズ要素のうちの第3の固体レンズ要
    素は、比較的温度感受性が緩やかである屈折率および膨
    張と、比較的部分的に異常である分散とを持つガラス又
    は結晶材料のいずれか少なくとも一つから作られ、 上記2つの液体レンズ要素は、比較的温度感受性が高い
    屈折率と、比較的部分的に異常又は高度に異常のいずれ
    か少なくとも一つである分散とを持つ、可視伝達性の光
    学液体であり、 上記第2のレンズ群の上記単玉レンズ要素は、比較的温
    度感受性が無い屈折率および膨張と、比較的正常である
    分散とを持つガラス材料から作られ、 上記光学系は、レンズ要素の屈折率、分散および膨張に
    よって導入される色および熱収差と、上記支持アセンブ
    リの膨張によって引き起こされる変位とが、上記2つの
    液体レンズ要素と上記ガラス又は結晶の第3の固体レン
    ズ要素とによって補償され、その結果、上記光学系は、
    像位置の一定性と像質との両方において実質的に温度特
    性が不活動にされていることを特徴とする光学系。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の光学系において、 さらに内部焦点調節レンズ群を備えたことを特徴とする
    光学系。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の光学系において、 さらに2つの内部焦点調節レンズ群を備えたことを特徴
    とする光学系。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3に記載の光学系におい
    て、 上記焦点調節レンズ群は、上記支持アセンブリに対して
    内部で可動であり、 上記支持アセンブリは固定長を有することを特徴とする
    光学系。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の光学系において、 さらに、像を形成するための補助レンズ群を備えたこと
    を特徴とする光学系。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の光学系において、 上記レンズ群は、共通の軸上に、上記第1のレンズ群、
    上記5枚玉レンズ、上記単玉レンズ要素、上記2つの焦
    点調節レンズ群および上記補助レンズ群の順に配置され
    ていることを特徴とする光学系。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載の光学系において、 上記単玉レンズ要素は、比較的温度感受性が緩やかであ
    る屈折率および膨張と、比較的部分的に異常である分散
    とを持つガラス又は結晶材料のうちの一つから作られ、 上記5枚玉レンズはガラスから作られた3つの固体要素
    を有し、そのガラスの屈折率および膨張は比較的温度感
    受性が無く、かつそのガラスの分散は比較的正常である
    ことを特徴とする光学系。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載の光学系において、 上記共通の支持アセンブリはアルミニウムから作られて
    いることを特徴とする光学系。
  9. 【請求項9】 共通の軸上に並び、かつ実質的に互いに
    離間した単体レンズ要素と5枚玉レンズとを、上記5枚
    玉レンズがより像面に接近した状態で有する対物レンズ
    群を備えた可視波長帯域の光学系であって、 上記5枚玉レンズは、第1、第2および第3の固体レン
    ズ要素と、第1および第2の液体レンズ要素とを、上記
    第1の液体レンズ要素が上記第1および第2の固体レン
    ズ要素の間に形成され、かつ上記第2の液体レンズ要素
    が上記第2および第3の固体レンズ要素の間に形成され
    た状態で備え、 上記第1および第2の液体レンズ要素は、色および温度
    収差の補正を生ずるための、温度感受性が高い屈折率お
    よび異常分散を持つ2つの異なる可視伝達光学液体から
    なり、 上記固体レンズ要素のうちの2つは、正常な屈折率およ
    び熱膨張を持つガラス材料からなり、 上記3つの固体レンズ要素のうちの残りの1つは、上記
    2つの液体レンズ要素によって補正されない色および温
    度収差の補正を生ずるための、異常屈折率および熱膨張
    を持つことを特徴とする光学系。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の光学系において、 上記単体レンズ要素は、物体からの光線を受けてこの光
    線を上記5枚玉レンズへ伝達するために、屈折力が正で
    あることを特徴とする光学系。
  11. 【請求項11】 請求項9または10に記載の光学系に
    おいて、 上記5枚玉レンズは屈折力が負であることを特徴とする
    光学系。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の光学系において、 さらに焦点調節レンズ群を備えることを特徴とする光学
    系。
  13. 【請求項13】 請求項11に記載の光学系において、 さらに2つの焦点調節レンズ群を備え、各焦点調節レン
    ズ群は上記共通の軸に沿って独立に可動であることを特
    徴とする光学系。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載の光学系において、 さらに、上記像面上に像を形成するための補助レンズ群
    を備えたことを特徴とする光学系。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載の光学系において、 上記レンズ群は、上記共通の軸上に、屈折力が正の上記
    単体レンズ要素、上記5枚玉レンズ、上記2つの焦点調
    節レンズ群および上記補助レンズ群の順に配置されてい
    ることを特徴とする光学系。
  16. 【請求項16】 請求項9に記載の光学系において、 上記第1の液体レンズ要素の上記光学液体は、主に色補
    正を生ずるための屈折率および異常分散を持ち、 上記第2の液体レンズ要素の上記光学液体は、主に熱収
    差補正を生ずるための特性をもっていることを特徴とす
    る光学系。
  17. 【請求項17】 請求項16に記載の光学系において、 上記第2の液体レンズの上記光学液体は、上記第1の液
    体レンズによって創出される熱収差を主に補正すること
    を特徴とする光学系。
  18. 【請求項18】 請求項16に記載の光学系において、 上記第1の液体レンズは、上記第2の固体レンズの、上
    記単体レンズ要素に接近した側に位置していることを特
    徴とする光学系。
  19. 【請求項19】 請求項9または18に記載の光学系に
    おいて、 上記3つの固体レンズ要素のうちの上記残りの1つは、
    上記5枚玉レンズの、上記単体レンズ要素から上記2つ
    の固体レンズ要素よりも遠い側に位置していることを特
    徴とする光学系。
  20. 【請求項20】 共通の軸上に並び、かつ実質的に互い
    に離間した単体レンズ要素と5枚玉レンズとを、上記5
    枚玉レンズがより像面に接近した状態で有する対物レン
    ズ群を備えた可視波長帯域の光学系であって、 上記5枚玉レンズは、第1、第2および第3の固体レン
    ズ要素と、第1および第2の液体レンズ要素とを、上記
    第1の液体レンズ要素が上記第1および第2の固体レン
    ズ要素の間に形成され、かつ上記第2の液体レンズ要素
    が上記第2および第3の固体レンズ要素の間に形成され
    た状態で備え、 上記第1および第2の液体レンズ要素は、色および温度
    収差の補正を生ずるための、温度感受性が高い屈折率お
    よび異常分散を持つ2つの異なる可視伝達光学液体から
    なり、 上記対物レンズ群は、第2の単体レンズおよび焦点調節
    レンズ群を有し、 上記単体レンズ要素、第2の単体レンズ要素、第1、第
    2および第3の固体レンズ要素並びに上記焦点調節レン
    ズ群の少なくとも1つは、上記2つの液体レンズ要素に
    よって補正されない色および熱収差の補正を生ずるため
    の屈折率および熱膨張を持つ固体材料からなることを特
    徴とする光学系。
  21. 【請求項21】 請求項20に記載の光学系において、 上記単体レンズ要素は、物体からの光線を受けてこの光
    線を上記5枚玉レンズへ伝達するために、屈折力が正で
    あることを特徴とする光学系。
  22. 【請求項22】 請求項21に記載の光学系において、 上記第2の単体レンズは上記1つのレンズ要素であるこ
    とを特徴とする光学系。
  23. 【請求項23】 請求項22に記載の光学系において、 上記レンズ群および要素は、共通の軸上に、上記単体レ
    ンズ要素、上記5枚玉レンズ、上記第2の単体レンズお
    よび上記焦点調節レンズ群の順に配置されていることを
    特徴とする光学系。
  24. 【請求項24】 請求項20に記載の光学系において、 上記第1の液体レンズ要素の上記光学液体は、主に色補
    正を生ずるための屈折率および異常分散を持ち、 上記第2の液体レンズ要素の上記光学液体は、主に熱収
    差補正を生ずるための特性をもっていることを特徴とす
    る光学系。
  25. 【請求項25】 請求項24に記載の光学系において、 上記第2の液体レンズの上記光学液体は、上記第1の液
    体レンズによって創出される熱収差を主に補正すること
    を特徴とする光学系。
  26. 【請求項26】 請求項24に記載の光学系において、 上記第1の液体レンズは、上記第2の固体レンズの、上
    記単体レンズ要素に接近した側に位置していることを特
    徴とする光学系。
  27. 【請求項27】 可視波長帯域の光学系であって、 物体に接近した端からこの光学系によって形成される像
    に接近した端まで、共通の軸上に支持および配置された
    レンズ要素、群および小群を、 第1の単体レンズA、 レンズ要素B、C、D、EおよびFを有する5枚玉レン
    ズ、 第2の単体レンズG、 レンズ要素H、IおよびJを有する第1の焦点調節レン
    ズ群、 レンズ要素K、LおよびMを有する第2の焦点調節レン
    ズ群、 レンズ要素N、アイリスP、レンズ要素RおよびS、視
    野絞りT、並びにレンズ要素V、W、XおよびYを有す
    る補助レンズ群の順で備え、 上記レンズ要素CおよびEは光学液体材料からなるとと
    もに、残りのレンズ要素は固体材料からなり、 上記レンズ要素、群および小群は、物体面と像面に関し
    て3つの代表的な焦点距離で次の表1、表2、表3およ
    び表4の特性を持つことを特徴とする光学系。 【表1】 【表2】 【表3】 【表4】
JP8157997A 1995-06-20 1996-06-19 対物レンズ系 Pending JPH09101456A (ja)

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