JPH09101390A - 燃料集合体の寸法検査装置 - Google Patents

燃料集合体の寸法検査装置

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JPH09101390A
JPH09101390A JP7258975A JP25897595A JPH09101390A JP H09101390 A JPH09101390 A JP H09101390A JP 7258975 A JP7258975 A JP 7258975A JP 25897595 A JP25897595 A JP 25897595A JP H09101390 A JPH09101390 A JP H09101390A
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fuel assembly
sensor
fuel
holding frame
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JP7258975A
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Hisashi Hozumi
久士 穂積
Katsumi Shimura
勝美 志村
Takao Ito
隆夫 伊藤
Akira Abe
朗 阿部
Hiroyasu Kato
弘安 加藤
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Toshiba Engineering Corp
Toshiba Corp
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Toshiba Engineering Corp
Toshiba Corp
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】検査作業を遠隔および自動で行うことにより、
検査作業の省力化を図るとともに、検査員の被爆線量を
低減可能とする。 【解決手段】燃料集合体1を垂直に支持する支持部材2
と、燃料集合体1を回転させる燃料回転機構6と、水平
方向に開口部を有し、かつ対向する部分に寸法検査用の
変位センサを少なくとも1組設けたセンサ保持枠8と、
このセンサ保持枠8を燃料集合体1の軸方向に相対的に
移動させる垂直移動機構7と、燃料集合体1にセンサ保
持枠8を水平方向から接近させる水平移動機構9とを備
え、この水平移動機構9の移動量から水平データを収集
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は原子力発電所で使用
される燃料集合体の寸法検査装置に係り、特にスぺーサ
外形寸法および膨張スプリング長さの検査作業の遠隔
化、自動化が容易な燃料集合体の寸法検査装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、原子力発電所で使用される燃料
集合体は、製造後や発電所内に搬入した後、検査員によ
り目視検査をしたり、計測器を用いて寸法検査などが行
われている。この検査の一部にスペーサ外形寸法検査お
よび膨張スプリング長さの検査がある。
【0003】従来、スペーサ外形寸法を検査するには、
スペーサ外形寸法に対して、0〜数100μmのクリア
ランスを有する限界ゲージを検査員がスペーサに外から
接しさせ、最大公差の許容値内の判断を行う。またはノ
ギスにより計測して許容値の判断を行っている。また、
膨張スプリング長さの検査は、最大側と最小側の限界ゲ
ージを当てて確認している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来で
は、スペーサ外形寸法の検査や膨張スプリング長さの検
査が人手により行われているので、作業効率が著しく悪
く、検査作業を行うエリアが放射線の管理区域であるこ
とから、検査員が被爆する可能性がある。
【0005】また、上記検査作業を遠隔および自動で行
う場合には、検査対象物が剛体構造ではないことから、
柔軟な接触方法または非接触方法による検査手段、燃料
集合体の垂直支持部の位置ずれ吸収や補正手段、および
検査位置の特定手段が必要となる。
【0006】本発明は上述した事情を考慮してなされた
もので、検査作業を遠隔および自動で行うことにより、
検査作業の省力化を図るとともに、検査員の被爆線量を
低減可能な燃料集合体の寸法検査装置を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明の請求項1は、燃料集合体を垂直に支持
する支持部材と、前記燃料集合体を回転させる燃料回転
機構と、水平方向に開口部を有し、かつ対向する部分に
寸法検査用の変位センサを少なくとも1組設けたセンサ
保持枠と、このセンサ保持枠を前記燃料集合体の軸方向
に相対的に移動させる垂直移動機構と、前記燃料集合体
に前記センサ保持枠を水平方向から接近させる水平移動
機構と、この水平移動機構の水平移動量を検出する水平
移動量検出手段と、この水平移動量検出手段にて検出し
た水平移動量出力信号および前記変位センサの出力信号
を得て水平走査データを収集する水平走査処理手段と、
この水平走査データ信号に基づいて前記燃料集合体のス
ペーサロブの位置を検出する手段と、前記水平走査デー
タ信号に基づいて燃料集合体とセンサ保持枠との相対回
転角度を検出する手段とを具備したことを特徴とする。
【0008】請求項2は、請求項1記載の燃料集合体の
寸法検査装置において、前記センサ保持枠に、このセン
サ保持枠に対する燃料集合体の回転角度を検出するセン
サと、この検出した角度に応じて前記燃料集合体を燃料
回転機構で回転補正させる手段とを設けたことを特徴と
する。
【0009】請求項3は、燃料集合体を垂直に支持する
支持部材と、前記燃料集合体を回転させる燃料回転機構
と、水平方向に開口部を有し、かつ対向する部分に寸法
検査用の変位センサを少なくとも1組設けたセンサ保持
枠と、このセンサ保持枠を前記燃料集合体の軸方向に相
対的に移動させる垂直移動機構と、前記燃料集合体に前
記センサ保持枠を水平方向から接近させる水平移動機構
と、前記センサ保持枠と前記燃料集合体との相対的位置
関係および回転角度を検出する手段と、この検出した角
度に応じて前記燃料回転機構で燃料集合体を回転補正さ
せる手段と、前記垂直移動機構の垂直移動量に応じて前
記変位センサの検出信号を入力する手段と、この入力信
号からスペーサロブの最大高部分を検出する手段とを具
備したことを特徴とする。
【0010】請求項4は、請求項3記載の燃料集合体の
寸法検査装置において、センサ保持枠に、燃料集合体に
対するセンサ保持枠の回転角度を補正させる回転機構を
設けたことを特徴とする。
【0011】請求項5は、燃料集合体を垂直に支持する
支持部材と、前記燃料集合体を回転させる燃料回転機構
と、前記燃料集合体側面の対向する2方向に押し当て可
能に設けた2枚の平板と、これらの平板を前記燃料集合
体の軸方向に相対的に移動させる垂直移動機構と、前記
燃料集合体に対する平板の回転角度を補正させる手段
と、前記平板を前記燃料集合体に対して移動させるスラ
イド機構と、前記平板の間隔を検出する手段とを具備し
たことを特徴とする。
【0012】請求項6は、燃料集合体を垂直に支持する
支持部材と、前記燃料集合体を回転させる燃料回転機構
と、前記燃料集合体の側面の対向する2方向に押し当て
可能に設けた2枚の平板と、これらの平板を前記燃料集
合体の軸方向に相対的に移動させる垂直移動機構と、前
記平板のそれぞれに2自由度の軸を介して取り付けた少
なくとも1本のアームと、このアームに取り付けられ前
記平板を燃料集合体に対して移動可能に構成したスライ
ド機構と、前記平板の問隔を検出する手段とを具備した
ことを特徴とする。
【0013】請求項7は、請求項1ないし6のいずれか
1項記載の燃料集合体の寸法検査装置において、前記セ
ンサ保持枠または平板いずれか一方に設けた変位センサ
の近傍に温度センサを配置するとともに、前記変位セン
サの検出信号と温度センサ信号を得て前記変位センサの
検出信号の温度ドリフトを補正処理する手段を設けたこ
とを特徴とする。
【0014】請求項8は、請求項1ないし7のいずれか
1項記載の燃料集合体の寸法検査装置において、前記セ
ンサ保持枠または平板のいずれか一方は、前記燃料集合
体からの発熱を、前記変位センサに対して断熱する構造
を具備したことを特徴とする。
【0015】請求項9は、請求項1ないし8のいずれか
1項記載の燃料集合体の寸法検査装置において、前記セ
ンサ保持枠に形成した開口部または対向した平板間のい
ずれか一方に校正器が収納され、この校正器を前記変位
センサの計測面に対して所定の間隔を保持して設けたこ
とを特徴とする。
【0016】請求項10は、燃料集合体を垂直に支持す
る支持部材と、前記燃料集合体を回転させる燃料回転機
構と、水平方向に開口部を有し、かつ対向する部分に平
行レーザ投光器および受光器を少なくとも1組設けたセ
ンサ保持枠と、このセンサ保持枠を前記燃料集合体の軸
方向に相対的に移動させる垂直移動機構とを備え、前記
平行レーザ投光器および受光器の検出寸法に基づいて前
記燃料集合体の寸法を計測することを特徴とする。
【0017】請求項11は、燃料集合体を垂直に支持す
る支持部材と、前記燃料集合体を回転させる燃料回転機
構と、前記燃料集合体の寸法を検査する寸法検査手段
と、この寸法検査手段を前記燃料集合体の軸方向に相対
的に移動させる垂直移動機構とを備え、前記寸法検査手
段は、検査対象物までの距離を計測するレーザ変位セン
サと、このレーザ変位センサの投光部に配置されその光
を検出する視覚センサとを具備し、前記レーザ変位セン
サの光が検査対象物に照射するように同一光軸上の前記
視覚センサで検出することを特徴とする。
【0018】請求項12は、燃料集合体を垂直に支持す
る支持部材と、前記燃料集合体を回転させる燃料回転機
構と、前記燃料集合体の寸法を検査する寸法検査手段
と、この寸法検査手段を前記燃料集合体の軸方向に相対
的に移動させる垂直移動機構とを備え、前記寸法検査手
段は、第1レーザ投光手段と、この第1レーザ投光手段
と平行な光を照射する第2レーザ投光手段と、この第2
レーザ投光手段を上下に移動させる上下移動機構と、前
記第1レーザ投光手段と第2レーザ投光手段との間隔を
検出する手段と、前記第1,第2レーザ投光手段の照射
を検出する視覚センサとを具備したことを特徴とする。
【0019】請求項13は、燃料集合体を垂直に支持す
る支持部材と、前記燃料集合体を回転させる燃料回転機
構と、前記燃料集合体の寸法を検査する寸法検査手段
と、この寸法検査手段を前記燃料集合体の軸方向に相対
的に移動させる垂直移動機構とを備え、前記寸法検査手
段は、レーザ投光手段と、このレーザ投光手段から光を
分割し平行な光を照射する光分割手段と、この分割され
た平行光の照射を検出する視覚センサとを具備したこと
を特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0021】[第1実施形態]図1は本発明に係る燃料
集合体の寸法検査装置の第1実施形態を示す全体構成図
である。図1に示すように、寸法検査装置は、燃料集合
体1を垂直に支持する支持部材2を有し、この支持部材
2の上下端には燃料集合体1の上部を支持する上部支持
部3と、燃料集合体1の下部を支持する下部支持部4と
が取り付けられている。そして、この下部支持部4は床
面5上に固定されるとともに、上面には燃料集合体1を
回転させる燃料回転機構6が取り付けられている。
【0022】また、寸法検査装置は、支持部材2と所定
間隔をおいて平行に鉛直方向に延びる垂直移動機構7が
床面5上に立設され、この垂直移動機構7はセンサ保持
枠8を燃料集合体1の軸方向に移動させる。さらに、垂
直移動機構7にはセンサ保持枠8を水平方向に移動させ
て燃料集合体1に接近させる水平移動機構9が取り付け
られている。
【0023】図2(A),(B)は図1の燃料集合体の
スペーサを示す平面図,正面図である。図2(A)に示
すように、燃料集合体1は多数の燃料棒10と、この燃
料棒10をバンドするため軸方向に所定間隔をおいて複
数設けられたスペーサ11と、図示しない下部タイプレ
ートや上部タイプレートなどで構成されている。このス
ペーサ11の周面には、図2(A),(B)に示すよう
に複数突出形成されたスペーサロブ12a〜12hが設
けられている。
【0024】図3(A),(B)はセンサ保持枠および
水平移動機構の要部構成を示し、(A)はその側面図、
(B)はその平面図である。図3(A),(B)に示す
ように、センサ保持枠8には、非接触式の変位センサ1
3a,13bが対向して取付けられている。
【0025】また、水平移動機構9は、センサ保持枠8
を移動させる移動アクチュエータ14と、固定ベース1
5と、この固定ベース15に固定された移動ガイド16
と、固定ベース15上に設置された水平移動量検出手段
としての移動距離センサ17とから構成されている。そ
して、矢印Aは水平移動機構9によるセンサ保持枠8の
移動方向を示したものである。
【0026】図4は図1の寸法検査装置の制御系を示す
ブロック図である。図4に示すように、制御装置20
は、燃料回転機構6,センサ保持枠8を垂直方向に移動
させる垂直移動機構7,センサ保持枠8を水平方向に移
動させる水平移動機構9などのの駆動制御を行う駆動制
御部21を有し、この駆動制御部21には操作入力部2
2および表示部23が接続されている。また、操作入力
部22には、検査スペーサ設定部24および検査面設定
部25が接続されている。
【0027】−方、寸法検査用の変位センサ13a,1
3bは、水平移動量に応じてデータを収集する水平走査
処理手段としての水平走査処理部27と接続され、この
水平走査処理部27の出力は、燃料集合体1とセンサ保
持枠8との相対的な角度を検出する相対角度検出部2
8,スペーサロブ検出部29,および垂直走査処理部3
0に接続されている。これら水平走査処理部27,相対
角度検出部28,スペーサロブ検出部29,および垂直
走査処理部30は、判定・記憶部31に接続され、この
判定・記憶部31は出力部32に接続されている。
【0028】次に、上記第1実施形態に係る燃料集合体
の寸法検査装置を使用し、燃料集合体1のスペーサ11
を検査する方法について図5に示す検査フローチャート
に従って説明する。
【0029】ステップS1の検査スペーサ設定では、図
4に示す検査スペーサ設定部24により操作入力部22
から検査するスペーサ11の情報および垂直移動機構7
の垂直位置情報を入力し、最初に検査するスペーサ位置
にセンサ保持枠8を垂直移動するために駆動制御部21
に垂直移動機構7の駆動指令を出力する。
【0030】ステップS2の検査面設定では、図4に示
す検査面設定部25により操作入力部22から検査する
スペーサの検査面情報,燃料回転機構6の回転角度情報
および検査スペーサ設定部24の設定状態情報を入力
し、最初に検査する面に燃料集合体1が向くように駆動
制御部21に燃料回転機構6の駆動指令を出力する。
【0031】ステップS3の水平走査では、図4に示す
水平走査処理部27により検査面設定部25の設定完了
情報を入力し、駆動制御部21に水平移動機構9の水平
移動指令を出力する。同時に、水平移動機構9の移動距
離センサ17と変位センサ13a,13bの出力信号を
入力し、水平走査データを収集する。このとき、センサ
保持枠8は燃料集合体1のスペーサ11の側方から図6
(A)〜(D)に示すように接近する。
【0032】ステップS4の相対角度検出/スペーサロ
ブ検出では、水平走査処理部27により収集した水平走
査データを相対角度検出部28およびスペーサロブ検出
部29にそれぞれ入力する。相対角度検出部28および
スペーサロブ検出部29は、水平移動距離に対する変位
センサ13a,13bの変化率から、センサ保持枠8に
対するスペーサ11の相対角度および変化率の特徴抽出
からスペーサロブ12a〜12hの位置を検出する。
【0033】ステップS5の角度判定において、スペー
サ11の相対角度が大きいと相対角度検出部28で検出
した場合は、駆動制御部21に燃料回転機構6の回転指
令を出力する。すなわち、ステップS6で燃料回転補正
を行い、再びステップS3の水平走査から繰り返すフロ
ーとなる。
【0034】ステップS7の垂直走査完了判定では、水
平走査処理部27およびスペーサロブ検出部29の処理
完了信号を入力することにより、垂直移動機構7の垂直
位置情報を入力し、垂直方向に所定量移動するために駆
動制御部21に垂直移動機構7の駆動指令を出力する。
すなわち、垂直走査が完了していない場合は、ステップ
S8で垂直走査を行い、再びステップS3の水平走査か
ら繰り返すフローとなる。
【0035】ステップS9の全検査面完了判定では、判
定・記憶部31で全検査面の検査が完了していない場
合、次の検査面の指令を検査面設定部25に出力する。
すなわち、ステップS2の検査面設定から繰り返すフロ
ーとなる。
【0036】ステップS10の全スペーサ完了判定で
は、判定・記憶部31で検査対象のスペーサ検査が全て
検査完了していない場合、次の検査スペーサヘ移動指令
を検査スペーサ設定部24に出力する。すなわち、ステ
ップS1の検査スペーサ設定から繰り返すフローとな
る。
【0037】ステップS11の検査結果の判定では、判
定・記憶部31でスペーサ11の外形寸法を計算し、そ
の結果およびデータを出力部32に出力するものであ
る。
【0038】なお、スペーサ11の外形寸法計算では、
センサ保持枠8の変位センサ13a,13bの取付面は
固定であってこれを基準面とし、この間隔を基準距離L
とすると、図8(A)に示すように、スペーサロブ12
a,12fの突起部を含むスペーサ11の外形寸法w
は、変位センサ13aの検出距離がa、変位センサ13
bの検出距離をbとすると、w=L−a−bで求めるこ
とができる。
【0039】また、図8(B)に示すように、センサ保
持枠8に対してスペーサ11が回転している場合は、図
7(A),(B)に示すように、水平移動距離に対する
変位センサ13a,13bの変化率から、センサ保持枠
8に対するスペーサ11の回転角度θaおよびθbを検
出する。
【0040】図6(B)に示す位置でのスペーサ11の
外形寸法算出方法は、図8(B)に示すように変位セン
サ13aの検出距離a1と変位センサ13bの検出距離
軌跡から距離bxを求める。
【0041】そこで、図8(B)のW1は、まずc1=
L−a1−bxを求め、次にw1=C0Sθa×c1で
求めることができる。同様に、図6(c)の位置でのス
ペーサ11の外形寸法算出方法は、図8(B)に示すよ
うに変位センサ13bの検出距離b2と変位センサ13
aの検出距離軌跡から距離axを求め、c2=L−ax
−b2を求め、次にw2=C0Sθb×c2で求める。
その結果、スペーサ11の外形寸法wはw1〜w2とな
り、この寸法が所定寸法の許容公差内に納まっているか
否かを判定することができる。
【0042】このように本実施例によれば、燃料集合体
1を垂直に支持し、寸法検査用の変位センサ13a,1
3bを設けた水平方向に開口部を有するセンサ保持枠8
を、垂直移動機構7で検査するスペーサ11の位置まで
移動し、次に水平移動機構9で水平移動し、この水平移
動量に応じて変位センサ13a,13bの検出信号(水
平スキャンデータ)を入力し、この入力信号の軌跡から
スペーサロブ12a〜12hの部分の位置および燃料集
合体1とセンサ保持枠8との相対回転角度を検出し、ス
ペーサロブ間の寸法を計算により算出する。
【0043】ここで、燃料集合体1とセンサ保持枠8と
の相対回転角度が大きい場合は、燃料回転機構6で燃料
集合体1を回転して角度補正を行い、再び水平スキャン
データを入力する。さらに垂直移動機構7でセンサ保持
枠8を上下方向に任意に移動し水平スキャンデータを入
力することにより詳細な寸法データを容易に計測するこ
とが可能となる。
【0044】図9は第1実施形態の第1変形例を示す検
査フローチャートである。この第1変形例では、図9に
示すように検査フローにおけるステップS2の検査面設
定とステップS1の検査スペーサ設定の順番を入れ替え
るとともに、ステップS9の全検査面完了判定とステッ
プS10の全スペーサ完了判定の順番を入れ替えて行っ
ている。このような検査フローでも、前記第1実施形態
と同様の効果が得られる。
【0045】図10は第1実施形態の第2変形例を示す
要部構成図である。この第2変形例では、図10に示す
ようにセンサ保持枠8に、差動トランス式またはリニア
エンコーダなどの変位センサ41a〜41dと、距離セ
ンサ42と、スペーサ11に接触すると軸方向に移動が
可能な接触子43a〜43dおよび44とをそれぞれ取
り付けた構成としたものである。
【0046】上記の構成において、距離センサ42の接
触子44が所定位置になるまでセンサ保持枠8をスペー
サ11に接近させ、各変位センサ41a〜41dで基準
面からのスペーサ11のスペーサロブ12a〜12hま
での距離を各接触子43a〜43dで検出することで、
スペーサ11の外形寸法を検出することができる。
【0047】[第2実施形態]図11(A),(B)は
本発明に係る燃料集合体の寸法検査装置の第2実施形態
におけるセンサ保持枠および水平移動機構の要部構成を
示し、(A)はその側面図、(B)はその平面図であ
る。なお、前記第1実施形態と同一の部分には同一の符
号を付して説明する。以下の実施形態でも同様である。
【0048】本実施形態は、図11(A),(B)に示
すようにセンサ保持枠8に、寸法検査用の変位センサ5
0a,50b,50cおよび50dと、センサ保持枠8
に対する燃料集合体1のスペーサ11の回転角度を検出
する距離センサ51a,51bとを設け、これら距離セ
ンサ51a,51bで検出した距離c1,c2の差か
ら、センサ保持枠8に対するスペーサ11の角度を算出
し、図1に示す燃料回転機構6で燃料集合体1を回転補
正させる手段を設けたものである。
【0049】図12は図11の説明図で、距離センサ5
1a,51bの間隔をL1とすると、センサ保持枠8に
対するスペーサ11の回転角度θは、θ=atan(|
c1−c2|/L1)で算出する。
【0050】このように本実施形態によれば、センサ保
持枠8に、センサ保持枠8に対する燃料集合体1のスペ
ーサ11の回転角度を検出する距離センサ51a,51
bを設けたことにより、水平スキャンデータを入力する
前に、検出角度に応じて燃料回転機構6で燃料集合体1
を容易に回転補正することができる。
【0051】[第3実施形態]図13は本発明に係る燃
料集合体の寸法検査装置の第3実施形態における検査フ
ローチャート、図14(A)〜(F)は図13における
データ収集の動作を示す説明図である。図14(A),
(B)には距離センサ51a,51bの検出信号の出力
c1,c2の軌跡を、図14(C)〜(F)には寸法検
査用の変位センサ50a,50b,50cおよび50d
の検出信号の出力wa〜wdの軌跡をそれぞれ示してい
る。
【0052】図11および図12に示すように、センサ
保持枠8に寸法検査用の変位センサ50aと50dおよ
び50bと50cを基準距離Lで対向して設け、また距
離センサ51a,51bを距離L1の間隔で設けた構成
において、第3実施形態に係る燃料集合体の寸法検査装
置を使用し、燃料集合体1のスペーサ11を検査する方
法について図13に示す検査フローチャートに従って説
明する。
【0053】まず、ステップS21の検査面設定では、
燃料回転機構6を回転駆動して、寸法検査用の変位セン
サ50a,50bおよび50c,50dがスペーサ11
の検査する面に向くように燃料集合体1を回転させる。
【0054】ステップS22の検査スペーサ設定では、
垂直移動機構7を駆動して、検査するスペーサ11の所
定位置にセンサ保持枠8を垂直移動させる。
【0055】ステップS23の水平移動・距離検出で
は、水平移動機構9を駆動して、センサ保持枠8を所定
の位置まで水平移動してスペーサ11に接近させる。図
14(A),(B)の時間t0〜t1に距離センサ51
a,51bの検出信号の出力c1,c2の軌跡を示す。
【0056】ステップS24の角度判定では、距離セン
サ51a,51bの検出した距離c1,c2の差からセ
ンサ保持枠8に対するスペーサ11の角度を、θ=at
an(|c1−c2|/L1)で算出し、角度ずれの大
小を判定する。
【0057】ステップS25の燃料回転補正では、ステ
ップS24の角度判定で角度ずれが大きいと判断された
場合に、燃料回転機構6で燃料集合体1を回転補正させ
るものである。
【0058】ステップS26の水平位置判定では、距離
センサ51a,51bで検出した距離c1,c2がそれ
ぞれ所定値に対するずれ量の大小を判定する。
【0059】ステップS27の水平位置補正では、ステ
ップS26の水平位置判定でずれ量が大きいと判断され
た場合に、水平移動機構9を駆動して、センサ保持枠8
を所定の計測位置まで水平移動補正させ、寸法検査用の
変位センサ50a,50b,50cおよび50dがスペ
ーサ11のスペーサロブ12a〜12fを計測するよう
にする。
【0060】ステップS28の垂直走査では、寸法検査
用の変位センサ50a,50b,50cおよび50dが
スペーサ11のスペーサロブ12a〜12fを計測し、
データ収集を行いながら垂直移動機構7でセンサ保持枠
8を垂直方向に所定量移動させる。
【0061】ここで、図14(A),(B)の時間t1
〜t2に距離センサ51a,51bの検出信号の出力c
1,c2の軌跡、図14(C)〜(F)の時間t1〜t
2に寸法検査用の変位センサ50a,50b,50cお
よび50dの検出信号の出力wa〜wdの軌跡を示す。
【0062】ステップS29の全スペーサ完了判定で
は、検査対象のスペーサ検査が全て検査完了していない
場合は、次の検査スペーサヘセンサ保持枠8を垂直移動
させる。すなわち、ステップS22の検査スペーサ設定
から繰り返すフローとなる。
【0063】ステップS30の水平移動では、センサ保
持枠8を水平移動機構9を駆動して、所定位置まで後退
させる。ステップS31の全検査面完了判定では、全検
査面の検査が完了していない場合は、次の検査面の設定
を行う。すなわち、ステップS21の検査面設定から繰
り返すフローとなる。
【0064】ステップS32の検査結果の判定では、各
スペーサの外形寸法を計算し、その結果およびデー夕を
記憶および出力するものである。
【0065】なお、外形寸法の計算は、図14(C)〜
(F)の時間t1〜t2の検出信号の出力wa〜wdの
軌跡から検出信号の最小値、すなわちスペーサロブの最
大高部分wa1,wb1,wc1,wd1を検出し、w
1=L−wa1−wd1およびw2=L−wb1−wc
1を計算する。その結果、スペーサ11の外形寸法wは
w1〜w2となり、この寸法が所定寸法の許容公差内に
納まっているか否かを判定することができる。
【0066】このように本実施形態では、センサ保持枠
8と燃料集合体1との相対的位置関係をおよび回転角度
を検出する距離センサ51a,51bを設け、この検出
した角度に応じて燃料回転機構6で燃料集合体1を回転
補正させ、垂直移動機構7の垂直移動量に応じて変位セ
ンサ50a,50b,50cおよび50dの検出信号
(垂直スキャンデータ)を入力することにより、スペー
サロブ12a〜12hの最大高部分を容易に検出するこ
とができる。
【0067】[第4実施形態]図15は本発明に係る燃
料集合体の寸法検査装置の第4実施形態におけるセンサ
保持枠および水平移動機構の要部構成を示す平面図であ
る。この第4実施形態では、図11に示すセンサ保持枠
8に、燃料集合体1のスペーサ11に対するセンサ保持
枠8の回転角度を補正させるアクチュエータ付の回転機
構65を設けたものである。
【0068】このように本実施形態によれば、センサ保
持枠8に、燃料集合体1に対するセンサ保持枠8の回転
角度を補正させる回転機構65を設けたことにより、燃
料集合体1を回転しなくてもセンサ保持枠8との相対回
転角度を修正することができ、他の検査と同時に行うこ
とが容易になる。
【0069】図16は第4実施形態の変形例のセンサ保
持枠および水平移動機構の要部構成を示す平面図であ
る。図15に示すのアクチュエータ付の回転機構65の
代わりに、センサ保持枠8に回転軸66を設け、この回
転軸66で燃料集合体1のスペーサ11にセンサ保持枠
8を接触させることにより、受動的に回転角度を補正さ
せることができる。したがって、この変形例でも、前記
第4実施形態と同様の効果が得られる。
【0070】[第5実施形態]図17(A),(B)は
本発明に係る燃料集合体の寸法検査装置の第5実施形態
におけるセンサ保持枠および水平移動機構の要部構成を
示す平面図である。この第5実施形態では、水平移動機
構9に回転軸66を介して支持板67と、この支持板6
7に取り付けたスライド機構68a,68bと、これら
スライド機構68a,68bのそれぞれに固定された平
板69a,69bと、これら平板69a,69bの間隔
を検出する距離センサ70とを設けたものである。
【0071】第5実施形態の寸法検査方法は、図17
(B)に示すように燃料集合体1のスペーサ11に支持
板67を水平移動機構9により接触させることにより、
受動的に回転角を補正し、次にスライド機構68a,6
8bを駆動し平板69a,69bをスペーサ11の側面
の対向する2方向に押し当て、これら平板69a,69
bの間隔を距離センサ70で検出することにより、スペ
ーサ11の外形寸法を計測することができる。
【0072】このように本実施形態によれば、燃料集合
体のスペーサ11の側面の対向する2方向に平板69
a,69bを押し当て、この平板69a,69bの間隔
を距離センサ70で計測することにより、スペーサロブ
12a〜12hの最大高部分を容易に検出することがで
きる。
【0073】[第6実施形態]図18(A),(B)は
本発明に係る燃料集合体の寸法検査装置の第6実施形態
を示す平面図,側面図である。本実施形態では、図18
(A),(B)に示すように平板71a,71bに球面
ジョイントなどの2自由度の軸72a〜72d(72c
は図示せず)を介して取り付けたアーム73a〜73d
(73cは図示せず)と、さらにこのアーム73a〜7
3dに取り付けたスライド機構74a〜74d(74c
は図示せず)と、平板71a,71bの間隔を検出する
距離センサ75a,75bとを設けたものである。
【0074】本実施形態の寸法検査方法は、水平移動機
構9を駆動し、平板71a,71bが燃料集合体1のス
ペーサ11の側面に位置させる。次に、スライド機構7
4a〜74dを駆動して平板71a,71bをスペーサ
11の側面の対向する2方向に押し当て、この平板71
a,71bの間隔を距離センサ75a,75bで検出す
ることにより、スペーサ11の外形寸法を計測する。
【0075】なお、本実施形態では、スライド機構74
a〜74dを駆動し平板71a,71bをスペーサ11
の側面の対向する2方向に押し当てたが、スライド機構
74a〜74dの代わりに回転機構を設け、アーム73
a〜73dを旋回動作で平板71a,71bをスペーサ
11の側面の対向する2方向に押し当てる構成としても
よい。
【0076】このように本実施形態によれば、平板71
a,71bに球面ジョイントなどの軸72a〜72dを
介して取り付けたアーム73a〜73dをそれぞれl本
または複数本設け、このアーム73a〜73dをスライ
ド機構74a〜74dまたは回転機構により駆動し、平
板を燃料集合体1のスペーサ11に押し当て、平板71
a,71bの間隔を計測するため、燃料集合体1のスペ
ーサ11の回転や傾斜のずれを吸収し、スペーサロブ1
2a〜12hの最大高部分を容易に検出することができ
る。
【0077】[第7実施形態]図19(A),(B)は
本発明に係る燃料集合体の寸法検査装置の第7実施形態
を示す側面図,平面図である。本実施形態では、図19
(A),(B)に示すようにセンサ保持枠8に設けた変
位センサ76a〜76dの近傍に温度センサ77a,7
7bを設け、前記制御装置20はこの変位センサ76a
〜76dの検出信号と温度センサ77a,77bの信号
を入力し、変位センサ76a〜76dの検出信号の温度
ドリフトを補正処理するものである。なお、センサ保持
枠8の代りに、第5実施形態における平板69a,69
b、または第6実施形態における平板71a,71bに
ついても、同様に変位センサ76a〜76dおよび温度
センサ77a,77bを取り付けることが可能である。
【0078】したがって、本実施形態では、センサ保持
枠8(または平板69b,71b)に設けた変位センサ
76a〜76dの近傍に温度センサ77a,77bを設
け、変位センサ76a〜76dの検出信号の温度ドリフ
トを補正処理することにより、検出精度を容易に高める
ことができる。
【0079】また、本実施形態では、センサ保持枠8
(または平板69b,71b)に、燃料集合体1からの
発熱を、変位センサ76a〜76dに対して例えば図1
9(B)に示すように点検窓78a〜78dを設けて断
熱する構造としたり、または断熱部材、冷却用エアノズ
ルを具備することで、変位センサ76a〜76dの周囲
温度変化を少なくし、検出信号の温度ドリフトを小さく
している。
【0080】したがって、本実施形態では、センサ保持
枠8(または平板69b,71b)は、燃料集合休1か
らの発熱を、変位センサ76a〜76dに対して断熱す
る構造としたり、または断熱部材、冷却用エアノズルを
設けることにより、検査対象の温度が変位センサ76a
〜76dの使用温度以上でも検査可能となり、また変位
センサ76a〜76dの出力信号の温度ドリフトを容易
に防ぐことができる。
【0081】さらに、本実施形態では、センサ保持枠8
の開口部(または対向した平板69a,69b、平板7
1a,71b)間に納まり、かつ変位センサ76a〜7
6dの計測面に対して所定の間隔を保持した校正器79
が設けられている。なお、校正器79の内部にヒータ8
0および温度センサ81を設け、燃料集合体1からの発
熱を模擬する構成としてもよい。
【0082】したがって、本実施形態では、センサ保持
枠8の開口部(または対向した平板69a,69b、平
板71a,71b)間に納まり、かつ変位センサ76a
〜76dの計測面に対して所定の間隔を保持した校正器
79を設けることにより、変位センサ76a〜76dの
校正が容易になる。
【0083】[第8実施形態]図20(A),(B)は
本発明に係る燃料集合体の寸法検査装置の第8実施形態
におけるセンサ保持枠の構成図である。図20(A)に
示すように、センサ保持枠8には、平行レーザ投光器8
2と受光器83とが対向して1組設置されている。図中
84は、平行レーザ投光器82で出力されたレーザ光で
ある。
【0084】この平行レーザ投光器82は、例えば半導
体レーザと投光レンズユニット(コリメートレンズ)な
どで構成してもよく、あるいはガルバノミラーやポリゴ
ンミラーなどを用いたスキャン式の構成でもよい。ま
た、受光器83は、受光レンズおよび受光素子などで構
成したもので、この受光素子はCCDやCIDのライン
センサ、エリアセンサまたはフォトダイオードなどが用
いられる。さらに受光器83は、テレビカメラや密着形
のイメージセンサが用いられる。
【0085】さらに、図20(B)では、センサ保持枠
8に平行レーザ投光器85aと受光器86a、平行レー
ザ投光器85bと受光器86bとがそれぞれ対向して互
いにL2の間隔で2組設置されている。図中、87a,
87bは、それぞれ平行レーザ投光器85a,85bで
出力されたレーザ光である。
【0086】本実施形態の検査方法を以下に説明する。
【0087】水平移動機構9を駆動して、センサ保持枠
8の開口部を燃料集合体1が貫通した状態になるように
操作する。このとき、図20(A)に示すセンサ保持枠
8に設けた平行レーザ投光器82の検出寸法xは、レー
ザ光84が燃料集合体1のスペーサ11で遮断された寸
法、すなわちスペーサ11の外形寸法となる。
【0088】また、図20(B)の場合は、受光器86
aの検出寸法をy1、受光器86bの検出寸法をy2と
し、受光器86aと受光器86bの間隔をL2とする
と、スペーサ11の外形寸法は、L2+y1+y2とな
る。
【0089】このように図20(A),(B)に示す実
施形態によれば、センサ保持枠8の対向する部分に平行
レーザ投光器82と受光器83を1組または複数組設
け、センサ保持枠8の開口部を燃料集合体1が貫通した
状態で燃料回転機構6により、燃料集合体1を正回転ま
たは逆回転動作させながら、センサ保持枠6に平行レー
ザ投光器82と対向して設けた受光器83の信号を入力
し、寸法算出値の最小値で回転動作を停止したり、また
はそのときの寸法算出値を計測寸法とすることが容易に
可能となる。
【0090】また、燃料回転機構6で燃料集合体1を正
回転または逆回転動作させながら、受光器83の信号を
入力し、レーザ光84が燃料集合体1のスペーサ11で
遮断された検出寸法xの最小値を計測寸法とすることに
より,燃料集合体1がセンサ保持枠8に対する捩れの誤
差がなくなる。
【0091】図21(A)〜(C)は第8実施形態にお
けるセンサ保持枠の変形例を示す構成図である。図21
(A)〜(C)に示す変形例では、センサ保持枠8に、
平行レーザ投光器88a〜88cと受光器89a〜89
cを上下方向にそれぞれ対向させ、これらを左右方向に
わずかに回転させて設置している。図21(A)には平
行レーザ投光器88aで出力されたレーザ光90aを、
図21(B)には平行レーザ投光器88bで出力された
レーザ光90bを、図21(C)には平行レーザ投光器
88cで出力されたレーザ光90cをそれぞれ示す。
【0092】本変形例の検査方法を以下に説明する。
【0093】図21に示すように平行レーザ投光器88
a〜88cと、受光器89a〜89cを設けることによ
り、それぞれの検出寸法x1,x2,x3の最小値を計
測寸法とすることにより、誤差の小さい計測が容易に行
える。そして、燃料回転機構6で燃料集合体1を回転動
作させる場合も検出寸法x1,x2,x3を比較するこ
とにより、補正するための回転方向を容易に判断でき
る。
【0094】さらに、本実施形態またはその変形例によ
れば、センサ保持枠8の開口部を燃料集合体1が貫通し
た状態で、垂直移動機構7を動作させながら、受光器8
3または86a,86bまたは89a,89b,89c
の検出寸法を連続または所定間隔で入力し、垂直移動に
応じて燃料棒10部分の最大値または最大値付近の平均
値と、スペーサ11部分の最大値または最大付近の平均
値と、燃料棒10とスペーサ11の寸法差を算出するこ
とが容易に行える。
【0095】また、燃料回転機構6で燃料集合体1を回
転補正動作させながら、垂直移動機構7を動作させ、セ
ンサ保持枠8を垂直走査させることにより、連続または
所定間隔で外形寸法を算出することも可能である。
【0096】[第9実施形態]図22(A),(B)は
本発明に係る燃料集合体の寸法検査装置の第9実施形態
を示す要部構成図である。本実施形態では、垂直移動機
構7にセンサ支持部91を取り付け、このセンサ支持部
91には、レーザ変位センサ92、全反射ミラー93、
ハーフミラー94、視覚センサ95が搭載されている。
【0097】本実施形態による寸法検査方法は、寸法計
測対象物、例えば膨張スプリング96の上端にレーザ変
位センサ92のスポット光97aが照射するように、同
一光軸上の視覚センサ95で検出しながら垂直移動機構
7により設定し、膨張スプリング96の上端までの距離
を計測する。
【0098】次いで、垂直移動機構7により膨張スプリ
ング96の下端にレーザ変位センサ92のスポット光9
7bが照射するように上記と同様に設定し、膨張スプリ
ング96の上端までの距離を計測することにより、垂直
移動機構8の移動量z1とレーザ変位センサ92の計測
値から膨張スプリング96の長さを容易に算出できる。
ここで、燃料回転機構6により燃料集合体1を回転する
ことにより、横方向への移動機構は省略できる。
【0099】[第10実施形態]図23は本発明に係る
燃料集合体の寸法検査装置の第10実施形態を示す要部
構成図である。本実施形態では、垂直移動機構7にセン
サ支持部91を取り付け、このセンサ支持部91には、
第1レーザ投光手段としてのレーザ投光器98aと、こ
のレーザ投光器98aと平行な光を照射する第2レーザ
投光手段としてのレーザ投光器98bと、このレーザ投
光器98bを上下に移動させる上下移動機構99と、レ
ーザ投光器98aとレーザ投光器98bの照射を検出す
る視覚センサ100とが搭載されている。
【0100】本実施形態による寸法検査方法は、レーザ
投光器98aと平行な光を照射するレーザ投光器98b
を上下移動機構99で移動させ、レーザスポット101
aとレーザスポット101bとの間隔を所定の限界値に
設定し、垂直移動機構7と燃料回転機構6で検査対象の
膨張スプリング96に照射することにより、視覚センサ
100で照射したレーザスポット101a,101bの
間隔と膨張スプリング96の長さを限界ゲージの検査と
同等に容易に比較することができる。
【0101】[第11実施形態]図24は本発明に係る
燃料集合体の寸法検査装置の第11実施形態を示す要部
構成図である。本実施形態では、垂直移動機構7にセン
サ支持部91を取り付け、このセンサ支持部91には、
レーザ投光手段としてのレーザ投光器102と、このレ
ーザ投光器102から投光された光をレーザスポット1
05aと105bに分割する光分割手段としての光スプ
リッタ103と、レーザスポット105bをレーザスポ
ット105aと平行にする全反射ミラ−104と、この
全反射ミラ−104を上下に移動させる上下移動機構9
9と、平行光の照射を検出する視覚センサ100とが搭
載されている。
【0102】本実施形態による寸法検査方法では、前記
第9実施形態と同様に、視覚センサ100で照射したレ
ーザスポット105a,105bの間隔と膨張スプリン
グ96の長さを限界ゲージの検査と同等に容易に比較す
ることができる。したがって、本実施形態によれば、レ
ーザ投光部を複数設ける必要がなくなる。
【0103】[第12実施形態]図25(A),
(B),(C)は本発明に係る燃料集合体の寸法検査装
置の第12実施形態を示す全体構成図である。本実施形
態の寸法検査装置は、燃料集合体1を垂直に支持する支
持部材2,上部支持部3および下部支持部4と、センサ
保持枠8と、このセンサ保持枠8を燃料集合体1の側方
から、燃料集合体1に接近させる水平移動機構9と、こ
の水平移動機構9を所定位置において架台などの床面1
11上で支持する支持部材110と、燃料集合体1を上
下に移動させる燃料垂直移動機構112と、燃料集合体
1を回転させる燃料回転機構6とから構成されている。
なお、図中113はワイヤで、このワイヤ113は燃料
集合体1をクレーン(図示せず)などで吊下げて移動す
るとき使用するものである。
【0104】このように本実施形態によれば、水平移動
機構9を所定位置において架台などの床面111上で支
持部材110により支持したことにより、前記第1実施
形態と同様の効果が得られる。
【0105】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
によれば、燃料集合体を支持する支持部材と、燃料集合
体を回転させる燃料回転機構と、水平方向に開口部を有
し、かつ対向する部分に寸法検査用の変位センサ少なく
とも1組設けたセンサ保持枠と、このセンサ保持枠を燃
料集合体の軸方向に移動させる垂直移動機構と、燃料集
合体にセンサ保持枠を水平方向から接近させる水平移動
機構と、この水平移動機構の水平移動量を検出する水平
移動量検出手段と、この水平移動量検出手段にて検出し
た水平移動量出力信号および変位センサの出力信号を得
て水平走査データを収集する水平走査処理手段と、この
水平走査データ信号に基づいて燃料集合体のスペーサロ
ブの位置を検出する手段と、水平走査データ信号に基づ
いて燃料集合体とセンサ保持枠との相対回転角度を検出
する手段とを具備し、水平走査を行ってデータ収集を行
うため、燃料集合体の捩れ、傾き、前後左右の位置ずれ
などがあっても、容易に修正または検出データの補正が
可能であり、燃料集合体の寸法を遠隔・自動で容易に検
出することができる。
【0106】請求項2によれば、センサ保持枠に、この
センサ保持枠に対する燃料集合体のの回転角度を検出す
るセンサと、この検出した角度に応じて燃料集合体を燃
料回転機構で回転補正させる手段とを設けたことによ
り、水平スキャンデータを入力する前に、検出角度に応
じて燃料回転機構で燃料集合体を容易に回転補正するこ
とができる。
【0107】請求項3によれば、センサ保持枠と燃料集
合体との相対的位置関係および回転角度を検出する手段
を設け、この検出した角度に応じて燃料回転機構で燃料
集合体を回転補正させ、垂直移動機構の垂直移動量に応
じて変位センサの検出信号(垂直スキャンデータ)を入
力することにより、スペーサロブの最大高部分を容易に
検出することができる。
【0108】請求項4によれば、センサ保持枠に、燃料
集合体に対するセンサ保持枠の回転角度を補正させる回
転機構を設けたことにより、燃料集合体を回転しなくて
もセンサ保持枠との相対回転角度を修正することがで
き、他の検査と同時に行うことが容易になる。
【0109】請求項5によれば、燃料集合体を垂直に支
持する支持部材と、燃料集合体を回転させる燃料回転機
構と、燃料集合体側面の対向する2方向に押し当て可能
に設けた2枚の平板と、これらの平板を燃料集合体の軸
方向に相対的に移動させる垂直移動機構と、燃料集合体
に対する平板の回転角度を補正させる手段と、平板を前
記燃料集合体に対して移動させるスライド機構と、平板
の間隔を検出する手段とを具備し、燃料集合体の側面の
対向する2方向に平板を押し当て、この平板の間隔を計
測することにより、スペーサロブの最大高部分を容易に
検出することができる。
【0110】請求項6によれば、平板に軸を介して取り
付けたアームを少なくとも1本設け、このアームをスラ
イド機構により駆動し、平板を燃料集合体に押し当て、
平板の間隔を計測するため、燃料集合体の回転や傾斜の
ずれを吸収し、スペーサロブの最大高部分を容易に検出
することができる。
【0111】請求項7によれば、変位センサの近傍に温
度センサを設け、変位センサの検出信号の温度ドリフト
を補正処理することにより、検出精度を容易に高めるこ
とができる。
【0112】請求項8によれば、センサ保持枠または平
板に、燃料集合体からの発熱を変位センサに対して断熱
する構造を設けたことにより、検査対象の温度が変位セ
ンサの使用温度以上でも検査可能となり、また変位セン
サの出力信号の温度ドリフトを容易に防ぐことができ
る。
【0113】請求項9によれば、センサ保持枠の開口部
または対向した平板間のいずれか一方に校正器が収納さ
れ、この校正器を変位センサの計測面に対して所定の間
隔を保持して設けたことにより、変位センサの校正を容
易に行うことができる。
【0114】請求項10によれば、センサ保持枠の対向
する部分に平行レーザ投光器と受光器を少なくとも1組
設け、センサ保持枠の開口部を燃料集合体が貫通した状
態で燃料回転機構により、燃料集合体を正回転または逆
回転動作させながら、センサ保持枠に平行レーザ投光器
と対向して設けた受光器の信号を入力し、寸法算出値の
最小値で回転動作を停止したり、またはそのときの寸法
算出値を計測寸法とすることにより、燃料集合体の寸法
を容易に検査することができる。
【0115】請求項11によれば、寸法検査手段は、検
査対象物までの距離を計測するレーザ変位センサと、こ
のレーザ変位センサの投光部に配置されその光を検出す
る視覚センサとを有し、レーザ変位センサの光が検査対
象物に照射するように同一光軸上の視覚センサで検出す
ることにより、垂直移動機構の移動量とレーザ変位セン
サの計測値から寸法計測対象物の長さを容易に算出する
ことができる。
【0116】請求項12によれば、寸法検査手段は、第
1レーザ投光手段と、この第1レーザ投光手段と平行な
光を照射する第2レーザ投光手段と、この第2レーザ投
光手段を上下に移動させる上下移動機構と、第1レーザ
投光手段と第2レーザ投光手段との間隔を検出する手段
と、第1,第2レーザ投光手段の照射を検出する視覚セ
ンサとを具備したことにより、視覚センサで照射したレ
ーザスポットの間隔と検査対象の長さを容易に比較する
ことができる。
【0117】請求項13によれば、寸法検査手段は、レ
ーザ投光手段と、このレーザ投光手段から光を分割し平
行な光を照射する光分割手段と、この分割された平行光
の照射を検出する視覚センサとを具備したことにより、
レーザ投光部を複数設ける必要がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る燃料集合体の寸法検査装置の第1
実施形態を示す全体構成図。
【図2】(A),(B)は図1の燃料集合体のスペーサ
を示す平面図,正面図。
【図3】(A),(B)はセンサ保持枠および水平移動
機構の要部構成を示す側面図,平面図。
【図4】図1の寸法検査装置の制御系を示すブロック
図。
【図5】図4の制御系における検査フローチャート。
【図6】(A),(B),(C),(D)はそれぞれ水
平走査によるデータ収集の動作説明図。
【図7】(A),(B)は収集した水平走査データの一
例を示す説明図。
【図8】(A),(B)は水平走査データからスペーサ
の外形寸法を算出する方法の一例を示す説明図。
【図9】第1実施形態の第1変形例を示す検査フローチ
ャート。
【図10】第1実施形態の第2変形例を示す要部構成
図。
【図11】(A),(B)は本発明に係る燃料集合体の
寸法検査装置の第2実施形態におけるセンサ保持枠およ
び水平移動機構の要部構成を示す側面図,平面図。
【図12】図11の説明図
【図13】本発明に係る燃料集合体の寸法検査装置の第
3実施形態における検査フローチャート。
【図14】(A)〜(F)は図13におけるデータ収集
の動作を示す説明図。
【図15】本発明に係る燃料集合体の寸法検査装置の第
4実施形態におけるセンサ保持枠および水平移動機構の
要部構成を示す平面図。
【図16】第4実施形態の変形例のセンサ保持枠および
水平移動機構の要部構成を示す平面図。
【図17】(A),(B)は本発明に係る燃料集合体の
寸法検査装置の第5実施形態におけるセンサ保持枠およ
び水平移動機構の要部構成を示す平面図。
【図18】(A),(B)は本発明に係る燃料集合体の
寸法検査装置の第6実施形態を示す平面図,側面図。
【図19】(A),(B)は本発明に係る燃料集合体の
寸法検査装置の第7実施形態を示す側面図,平面図。
【図20】(A),(B)は本発明に係る燃料集合体の
寸法検査装置の第8実施形態におけるセンサ保持枠の構
成図。
【図21】(A),(B),(C)は第8実施形態にお
けるセンサ保持枠の変形例を示す構成図。
【図22】(A),(B)は本発明に係る燃料集合体の
寸法検査装置の第9実施形態を示す要部構成図。
【図23】本発明に係る燃料集合体の寸法検査装置の第
10実施形態を示す要部構成図。
【図24】本発明に係る燃料集合体の寸法検査装置の第
11実施形態を示す要部構成図。
【図25】(A),(B),(C)は本発明に係る燃料
集合体の寸法検査装置の第12実施形態を示す全体構成
図。
【符号の説明】
1 燃料集合体 2 支持部材 3 上部支持部 4 下部支持部 5 床面 6 燃料回転機構 7 垂直移動機構 8 センサ保持枠 9 水平移動機構 10 燃料棒 11 スペーサ 12a〜12h スペーサロブ 13a,13b 変位センサ 14 移動アクチュエータ 15 固定ベース 16 移動ガイド 17 移動距離センサ(水平移動量検出手段) 20 制御装置 21 駆動制御部 22 操作入力部 23 表示部 24 検査スペーサ設定部 25 検査面設定部 27 水平走査処理部(水平走査処理手段) 28 相対角度検出部 29 スペーサロブ検出部 30 垂直走査処理部 31 判定・処理部 32 出力部 41a〜41d 変位センサ 42 距離センサ 43a〜43d 接触子 44 接触子 50a〜50d 変位センサ 51a,51b 距離センサ 65 回転機構 66 回転軸 67 支持板 68a,68b スライド機構 69a,69b 平板 70 距離センサ 71a,71b 平板 72a〜72d 軸 73a〜73d アーム 74a〜74d スライド機構 75a,75b 距離センサ 76a〜76d 変位センサ 77a,77b 温度センサ 78a〜78d 点検窓 79 校正器 80 ヒータ 82 平行レーザ投光器 83 受光器 85a,85b 平行レーザ投光器 86a,86b 受光器 87a,87b レーザ光 88a〜88c 平行レーザ投光器 89a〜89c 受光器 91 センサ支持部 92 レーザ変位センサ 93 全反射ミラー 94 ハーフミラー 95 視覚センサ 96 膨張スプリング 98a レーザ投光器(第1レーザ投光手段) 98b レーザ投光器(第2レーザ投光手段) 99 上下移動機構 100 視覚センサ 102 レーザ投光器(レーザ投光手段) 103 光スプリッタ(光分割手段) 104 全反射ミラ− 110 支持部材 111 床面 112 燃料垂直移動機構 113 ワイヤ
フロントページの続き (72)発明者 伊藤 隆夫 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 (72)発明者 阿部 朗 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 (72)発明者 加藤 弘安 神奈川県川崎市幸区堀川町66番2 東芝エ ンジニアリング株式会社内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料集合体を垂直に支持する支持部材
    と、前記燃料集合体を回転させる燃料回転機構と、水平
    方向に開口部を有し、かつ対向する部分に寸法検査用の
    変位センサを少なくとも1組設けたセンサ保持枠と、こ
    のセンサ保持枠を前記燃料集合体の軸方向に相対的に移
    動させる垂直移動機構と、前記燃料集合体に前記センサ
    保持枠を水平方向から接近させる水平移動機構と、この
    水平移動機構の水平移動量を検出する水平移動量検出手
    段と、この水平移動量検出手段にて検出した水平移動量
    出力信号および前記変位センサの出力信号を得て水平走
    査データを収集する水平走査処理手段と、この水平走査
    データ信号に基づいて前記燃料集合体のスペーサロブの
    位置を検出する手段と、前記水平走査データ信号に基づ
    いて燃料集合体とセンサ保持枠との相対回転角度を検出
    する手段とを具備したことを特徴とする燃料集合体の寸
    法検査装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の燃料集合体の寸法検査装
    置において、前記センサ保持枠に、このセンサ保持枠に
    対する燃料集合体の回転角度を検出するセンサと、この
    検出した角度に応じて前記燃料集合体を燃料回転機構で
    回転補正させる手段とを設けたことを特徴とする燃料集
    合体の寸法検査装置。
  3. 【請求項3】 燃料集合体を垂直に支持する支持部材
    と、前記燃料集合体を回転させる燃料回転機構と、水平
    方向に開口部を有し、かつ対向する部分に寸法検査用の
    変位センサを少なくとも1組設けたセンサ保持枠と、こ
    のセンサ保持枠を前記燃料集合体の軸方向に相対的に移
    動させる垂直移動機構と、前記燃料集合体に前記センサ
    保持枠を水平方向から接近させる水平移動機構と、前記
    センサ保持枠と前記燃料集合体との相対的位置関係およ
    び回転角度を検出する手段と、この検出した角度に応じ
    て前記燃料回転機構で燃料集合体を回転補正させる手段
    と、前記垂直移動機構の垂直移動量に応じて前記変位セ
    ンサの検出信号を入力する手段と、この入力信号からス
    ペーサロブの最大高部分を検出する手段とを具備したこ
    とを特徴とする燃料集合体の寸法検査装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の燃料集合体の寸法検査装
    置において、センサ保持枠に、燃料集合体に対するセン
    サ保持枠の回転角度を補正させる回転機構を設けたこと
    を特徴とする燃料集合体の寸法検査装置。
  5. 【請求項5】 燃料集合体を垂直に支持する支持部材
    と、前記燃料集合体を回転させる燃料回転機構と、前記
    燃料集合体側面の対向する2方向に押し当て可能に設け
    た2枚の平板と、これらの平板を前記燃料集合体の軸方
    向に相対的に移動させる垂直移動機構と、前記燃料集合
    体に対する平板の回転角度を補正させる手段と、前記平
    板を前記燃料集合体に対して移動させるスライド機構
    と、前記平板の間隔を検出する手段とを具備したことを
    特徴とする燃料集合体の寸法検査装置。
  6. 【請求項6】 燃料集合体を垂直に支持する支持部材
    と、前記燃料集合体を回転させる燃料回転機構と、前記
    燃料集合体の側面の対向する2方向に押し当て可能に設
    けた2枚の平板と、これらの平板を前記燃料集合体の軸
    方向に相対的に移動させる垂直移動機構と、前記平板の
    それぞれに2自由度の軸を介して取り付けた少なくとも
    1本のアームと、このアームに取り付けられ前記平板を
    燃料集合体に対して移動可能に構成したスライド機構
    と、前記平板の問隔を検出する手段とを具備したことを
    特徴とする燃料集合体の寸法検査装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれか1項記載の
    燃料集合体の寸法検査装置において、前記センサ保持枠
    または平板いずれか一方に設けた変位センサの近傍に温
    度センサを配置するとともに、前記変位センサの検出信
    号と温度センサ信号を得て前記変位センサの検出信号の
    温度ドリフトを補正処理する手段を設けたことを特徴と
    する燃料集合体の寸法検査装置。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし7のいずれか1項記載の
    燃料集合体の寸法検査装置において、前記センサ保持枠
    または平板のいずれか一方は、前記燃料集合体からの発
    熱を、前記変位センサに対して断熱する構造を具備した
    ことを特徴とする燃料集合体の寸法検査装置。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし8のいずれか1項記載の
    燃料集合体の寸法検査装置において、前記センサ保持枠
    に形成した開口部または対向した平板間のいずれか一方
    に校正器が収納され、この校正器を前記変位センサの計
    測面に対して所定の間隔を保持して設けたことを特徴と
    する燃料集合体の寸法検査装置。
  10. 【請求項10】 燃料集合体を垂直に支持する支持部材
    と、前記燃料集合体を回転させる燃料回転機構と、水平
    方向に開口部を有し、かつ対向する部分に平行レーザ投
    光器および受光器を少なくとも1組設けたセンサ保持枠
    と、このセンサ保持枠を前記燃料集合体の軸方向に相対
    的に移動させる垂直移動機構とを備え、前記平行レーザ
    投光器および受光器の検出寸法に基づいて前記燃料集合
    体の寸法を計測することを特徴とする燃料集合体の寸法
    検査装置。
  11. 【請求項11】 燃料集合体を垂直に支持する支持部材
    と、前記燃料集合体を回転させる燃料回転機構と、前記
    燃料集合体の寸法を検査する寸法検査手段と、この寸法
    検査手段を前記燃料集合体の軸方向に相対的に移動させ
    る垂直移動機構とを備え、前記寸法検査手段は、検査対
    象物までの距離を計測するレーザ変位センサと、このレ
    ーザ変位センサの投光部に配置されその光を検出する視
    覚センサとを有し、前記レーザ変位センサの光が検査対
    象物に照射するように同一光軸上の前記視覚センサで検
    出することを特徴とする燃料集合体の寸法検査装置。
  12. 【請求項12】 燃料集合体を垂直に支持する支持部材
    と、前記燃料集合体を回転させる燃料回転機構と、前記
    燃料集合体の寸法を検査する寸法検査手段と、この寸法
    検査手段を前記燃料集合体の軸方向に相対的に移動させ
    る垂直移動機構とを備え、前記寸法検査手段は、第1レ
    ーザ投光手段と、この第1レーザ投光手段と平行な光を
    照射する第2レーザ投光手段と、この第2レーザ投光手
    段を上下に移動させる上下移動機構と、前記第1レーザ
    投光手段と第2レーザ投光手段との間隔を検出する手段
    と、前記第1,第2レーザ投光手段の照射を検出する視
    覚センサとを具備したことを特徴とする燃料集合体の寸
    法検査装置。
  13. 【請求項13】 燃料集合体を垂直に支持する支持部材
    と、前記燃料集合体を回転させる燃料回転機構と、前記
    燃料集合体の寸法を検査する寸法検査手段と、この寸法
    検査手段を前記燃料集合体の軸方向に相対的に移動させ
    る垂直移動機構とを備え、前記寸法検査手段は、レーザ
    投光手段と、このレーザ投光手段から光を分割し平行な
    光を照射する光分割手段と、この分割された平行光の照
    射を検出する視覚センサとを具備したことを特徴とする
    燃料集合体の寸法検査装置。
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