JPH09100542A - マンホールに於ける大口径管の取付構造 - Google Patents
マンホールに於ける大口径管の取付構造Info
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- JPH09100542A JPH09100542A JP7261349A JP26134995A JPH09100542A JP H09100542 A JPH09100542 A JP H09100542A JP 7261349 A JP7261349 A JP 7261349A JP 26134995 A JP26134995 A JP 26134995A JP H09100542 A JPH09100542 A JP H09100542A
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Abstract
けるに当たっては、大口径管と取付管用穴との上下及び
左右の接する位置が大きく異なるために、可撓性ゴムソ
ケットを用いて両者を接合しようとしても、安定した状
態で確実に接合することが困難であった。 【解決手段】取付管用穴2の周りのマンホール躯体1
に、鋼製ソケット4のフランジ5をアンカー7及びボル
ト8を介して取付け、可撓性ゴムソケット6の元部を該
鋼製ソケット4内に挿入すると共に、拡径押え金具9を
介して可撓性ゴムソケット6を鋼製ソケット4に固着
し、かつ可撓性ゴムソケット6、鋼製ソケット4及び取
付管用穴2に挿通された大口径管3の外周部に鋼製バン
ド10を介して可撓性ゴムソケット6の先端部を締付固
定した取付構造である。
Description
口径管を取付ける構造に係り、特にマンホール躯体に大
口径管を取付ける際に生じるトラブルを解決することが
出来るようにした大口径管の取付構造である。
としては、例えば本件特許出願人が開発した実公平4ー
32543号公報に示すような構造が公知である。これ
等の公知技術を含めて、マンホール躯体に取付管を取付
ける構造としては種々の構造のものが実施されている
が、一般的に取付管の口径が350mm以下のものが実
施されていた。このように口径が350mm以下の取付
管をマンホール躯体に取付けるに当たっては、マンホー
ル躯体に穿設された取付管用穴の内周縁に取付ソケット
等の外周面を押さえつけるようにして取付構成してい
た。
が400mm以上の大口径管をマンホール躯体の取付管
用穴に取付けようとすると、図4に示すように、マンホ
ール躯体21に穿設した取付管用穴22内に大口径管2
3を挿入した場合には、大口径管23の上下外周部と取
付管用穴22の上下縁とで接する位置Aと、大口径管2
3の左右外周部と取付管用穴22の左右縁とで接する位
置Bとは相互の位置が著しく異なるので、仮に可撓性を
持ったソケット(図示せず)をマンホール躯体21の曲
面形状に合わせても、前記ソケットで大口径管の外周面
を完全に押さえることは困難である問題があった。
の取付構造は、前述の従来の問題点に鑑み開発された全
く新しい技術であって、特に鋼製ソケットと可撓性ゴム
ソケットとを併用して使用し、かつ鋼製ソケットをマン
ホール躯体の外周面に取付けると共に、可撓性ゴムソケ
ットの元部を鋼製ソケット内に挿入固定して、可撓性ゴ
ムソケットを鋼製ソケットに連結し、かつ可撓性ゴムソ
ケット内に挿通された大口径管の外周面に可撓性ゴムソ
ケットの先端部を締付固定して大口径管をマンホール躯
体に取付けるようにした全く新しい技術を提供するもの
である。
取付構造は前述の従来の問題点を根本的に改善した発明
であって、その第1発明の要旨は、マンホール躯体の壁
面に穿設された取付管用穴に大口径管を取付ける構造に
於いて、前記大口径管の外径より十分大きな内径を持つ
鋼製ソケットがマンホール躯体の前記取付管用穴の周り
に取付固定され、かつ可撓性ゴムソケットの元部が該鋼
製ソケット内に挿入されて拡径押え金具で該鋼製ソケッ
トの内周面に圧着固定されており、更に前記可撓性ゴム
ソケット、鋼製ソケット及び取付管用穴内に挿通された
大口径管の外周面に鋼製バンドを介して前記可撓性ゴム
ソケットの先端部が締付固定されたマンホールに於ける
大口径管の取付構造である。
製ソケットの元部外周縁にフランジが設けられており、
かつ該フランジが前記取付管用穴の周りのマンホール躯
体の外周面に当接されると共に、ボルトを介して予め該
マンホール躯体に埋設されたアンカーに取付け固定され
ていることを特徴とした第1発明のマンホールに於ける
大口径管の取付構造である。
に於ける大口径管の取付構造の一実施例を具体的に説明
すると、図1は本発明に係る取付構造の要部の拡大断面
説明図、図2は図1の全体の取付構造の構成を示す断面
説明図、図3は図2の取付構造の正面図である。
体であって、その壁面には大口径管を挿入することが出
来る大きな内径を有する取付管用穴2が穿設されてい
る。3は該取付管用穴2内に挿通することが出来る大口
径管である。
口径管3の外径より十分大きな内径を有しており、かつ
この鋼製ソケット4の元端縁には、前記マンホール躯体
1の外周面に当接することが出来るフランジ5が一体的
に設けられている。6は可撓性ゴムソケットであって、
前記大口径管3を挿通することが出来る内径を有し、か
つ前記鋼製ソケット4内に挿入し得る外径を持って構成
されている。
当たっては、図1乃至図3に示すように、先ず鋼製ソケ
ット4のフランジ5をマンホール躯体1の外周面に当接
し、かつ、予めマンホール躯体1の外壁に埋設されたア
ンカー7にボルト8を螺合することにより鋼製ソケット
4をマンホール躯体1に取付固定する。更に、鋼製ソケ
ット4のフランジ5とマンホール躯体1の外周面との間
に形成される隙間には、シール材を充填する(図示せ
ず)ことによって、フランジ5とマンホール躯体1の外
周面との間の止水性を確保する。
ソケット4内に挿入し、かつ拡径押さえ金具9を可撓性
ゴムソケット6の元部内周面に当接しながらこれを押し
広げることによって、可撓性ゴムソケット6の元部を鋼
製ソケット4内に圧着固定し、鋼製ソケット4に可撓性
ゴムソケット6を連結する。
の先端部より挿入して、可撓性ゴムソケット6、鋼製ソ
ケット4及びマンホール躯体1の取付管用穴2内に挿通
し、可撓性ゴムソケット6の先端部をその外周面より一
つ又は複数の鋼製バンド10で締め付けて、可撓性ゴム
ソケット6の先端部を大口径管3に取付固定する。この
ように構成することによって、大口径管の取付構造を完
成せしめることが出来る。
取付管用穴2の周りに鋼製ソケット4を取付ける作業
と、及び鋼製ソケット4内に可撓性ゴムソケット6を挿
入して取付ける作業とは、いずれも工場内で実施するこ
とが出来る。従って精度良く取付けることが出来ると共
に、大口径管3の現場に於ける取付作業を簡単にするこ
とが出来る。上記実施例に於いては、ソケット4を鋼で
形成したが、このソケット4は繊維強化プラスチック
(FRP)、或いはレジンコンクリートで形成しても良
い。
の如く、鋼製ソケット4をマンホール躯体1の取付管用
穴2の周りに取付けると共に、この鋼製ソケット4に可
撓性ゴムソケット6を取付けて連結し、かつ可撓性ゴム
ソケット6に挿通された大口径管3の周りに、鋼製バン
ド10を介して可撓性ゴムソケット6を締付固定するよ
うにしたので、大口径管3を安定した状態でマンホール
躯体1に取付固定することが出来る。
付管用穴2の全体で押さえ付けることが困難であって
も、鋼製ソケット4を介してマンホール躯体1に取付け
られた可撓性ゴムソケット6と大口径管3とを確実に連
結することが出来るので、大口径管3を簡単かつ強固に
マンホール躯体1に取付固定することが出来る。可撓性
ゴムソケット6と大口径管3との連結に当たっては、複
数個の鋼製バンド10を使用して強固に締め付けること
によって、両者の結合を安定させることが出来る。
管の取付構造は、前述のように、鋼製ソケットと可撓性
ゴムソケットとを介して大口径管をマンホール躯体に取
付けるようにしたので、安定した状態で大口径管をマン
ホール躯体に取付けるとが出来る。特に大口径管とマン
ホール躯体の取付管用穴との接触位置が上下と左右とで
大きく異なった場合にも、鋼製ソケット或いは可撓性ゴ
ムソケットの、マンホール躯体或いは大口径管に接触す
る面積を大きくすることが出来るので、これ等の結合を
安定させかつ強固にすることが出来る。また、鋼製ソケ
ット及び可撓性ゴムソケットは、夫々工場等でマンホー
ル躯体に取付けることが出来るので、極めて精度良く確
実に取付けることが出来る。更に現場での施工作業を容
易にすることが出来る等の多大な効果を有している。
である。
である。
明するための横断面説明図である。
穴 3 大口径管 4 鋼製ソケ
ット 5 フランジ 6 可撓性ゴ
ムソケット 7 アンカー 8 ボルト 9 拡径押え金具 10 鋼製バン
ド
Claims (2)
- 【請求項1】マンホール躯体の壁面に穿設された取付管
用穴に大口径管を取付ける構造に於いて、前記大口径管
の外径より十分大きな内径を持つ鋼、FRP、レジンコ
ンクリート等の鋼製ソケットがマンホール躯体の前記取
付管用穴の周りに取付固定され、かつ可撓性ゴムソケッ
トの元部が該鋼製ソケット内に挿入されて拡径押え金具
で該鋼製ソケットの内周面に圧着固定されており、更に
前記可撓性ゴムソケット、鋼製ソケット及び取付管用穴
内に挿通された大口径管の外周面に鋼製バンドを介して
前記可撓性ゴムソケットの先端部が締付固定されたマン
ホールに於ける大口径管の取付構造。 - 【請求項2】前記鋼製ソケットの元部外周縁にフランジ
が設けられており、かつ該フランジが前記取付管用穴の
周りのマンホール躯体の外周面に当接されると共に、ボ
ルトを介して予め該マンホール躯体に埋設されたアンカ
ーに取付け固定されていることを特徴とした請求項1の
マンホールに於ける大口径管の取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26134995A JP3653314B2 (ja) | 1995-10-09 | 1995-10-09 | マンホールに於ける大口径管の取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26134995A JP3653314B2 (ja) | 1995-10-09 | 1995-10-09 | マンホールに於ける大口径管の取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09100542A true JPH09100542A (ja) | 1997-04-15 |
JP3653314B2 JP3653314B2 (ja) | 2005-05-25 |
Family
ID=17360612
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26134995A Expired - Lifetime JP3653314B2 (ja) | 1995-10-09 | 1995-10-09 | マンホールに於ける大口径管の取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3653314B2 (ja) |
-
1995
- 1995-10-09 JP JP26134995A patent/JP3653314B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3653314B2 (ja) | 2005-05-25 |
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