JPH0899342A - 押出成形品 - Google Patents
押出成形品Info
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- JPH0899342A JPH0899342A JP7153214A JP15321495A JPH0899342A JP H0899342 A JPH0899342 A JP H0899342A JP 7153214 A JP7153214 A JP 7153214A JP 15321495 A JP15321495 A JP 15321495A JP H0899342 A JPH0899342 A JP H0899342A
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Abstract
形品、具体的にはシール材を得る。 【構成】 (1)塩化ビニル系樹脂と、α−メチルスチ
レン−シアン化ビニル系共重合体又はそれらとABSグ
ラフト共重合体からなる熱可塑性樹脂組成物Aと、
(2)塩化ビニル系樹脂、部分架橋アクリロニトリル−
ブタジエン共重合体及び可塑剤からなる軟質樹脂組成物
Bとを共押出してなる押出成形品。
Description
形性に優れた合成樹脂製の押出成形品に関し、更に具体
的にはシール材に関する。
キン、ガスケット等のシール材には、軟質塩化ビニル樹
脂等の軟質合成樹脂又は架橋ゴム材料等の軟質材料が使
用されている。
単独で押出、射出、圧縮成形された製品として使用され
る。又、金属と樹脂を同一金型(以下ダイと称する)内
で溶融一体化したり(以下共押出と称する)、又は金属
と接着したりしてシール材として使用される。
材は、材料をリサイクルするためには、樹脂と金属を分
離する必要があり、経済的に不利であった。
樹脂を使用し、共押出することが検討されている。硬質
合成樹脂を使用した共押出シール材は、硬質合成樹脂と
軟質材料を共押出成形したり、又は硬質合成樹脂と軟質
材料を接着したりした後に、加工及び製造されている。
硬質合成樹脂としては例えば、ABS樹脂及び硬質塩化
ビニル樹脂等が挙げられるが、ABS樹脂は軟質塩化ビ
ニル樹脂と接着又は共押出した場合にはクラック等を発
生しやすく、実用には適さなかった。
としては、一般的に硬質塩化ビニル樹脂が使用される。
ニル樹脂、オレフィン系樹脂及びゴム等が挙げられる
が、共押出をする場合には一般的には硬質材料との熱融
着性及び加工性に優れる軟質塩化ビニル樹脂が使用され
る。
自動車、厨房器具等に使用される。
合にはシール材の温度が70℃以上にも達し、自動車の
内装用で使用した場合には自動車の内部の温度は最高で
90℃にも達することがある。
との共押出で得られたシール材は70℃の高温雰囲気下
に曝された場合には、硬質塩化ビニル樹脂は変形してし
まい、又軟質塩化ビニル樹脂も押圧、圧縮による変形が
大きくなってしまうため、シーリング、密閉効果が使用
途中で減少し、良好なシール性能を有するシール材を得
られなかった。
材料として耐熱塩化ビニル樹脂を使用し、軟質材料とし
て軟質塩化ビニル樹脂を使用したガスケットの場合に
は、硬質材料の耐熱性は向上するが、高温雰囲気下で軟
質材料として使用している塩化ビニル樹脂が変形するこ
とは防げなかった。
る場合、耐変形性に優れ、シール性能は良好な製品が得
られるけれども、ゴム材料との成形温度の差異及びゴム
部分の架橋処理のために接着が必要なことから、硬質合
成樹脂との共押出製品は殆ど製品となり得なかった。
の欠点を解決し、良好な耐熱性、成形性及び耐変形性を
持ち、シーリング、密閉効果の優れた押出成形品を提供
することにある。本発明者等は、硬質材料として熱可塑
性樹脂組成物を、軟質材料として軟質樹脂組成物を使用
することにより共押出成形品をつくることを鋭意研究し
た結果、本発明を完成するに至った。
(1)下記の(a)成分90〜20重量%及び(b)成
分10〜80重量%からなる熱可塑性樹脂組成物Aと、
(2)塩化ビニル系樹脂5〜75重量%、部分架橋アク
リロニトリル−ブタジエン共重合体5〜70重量%及び
可塑剤10〜65重量%からなる軟質樹脂組成物Bとを
共押出してなる押出成形品である。 (a)成分 塩化ビニル系樹脂 (b)成分 下記(イ)成分30〜100重量%及び
(ロ)成分0〜70重量%からなる樹脂組成物 (イ)成分 α−メチルスチレン65〜85重量%、シ
アン化ビニル化合物15〜35重量%及びこれらと共重
合する他のビニル化合物0〜20重量%からなるα−メ
チルスチレン系共重合体 (ロ)成分 芳香族ビニル化合物50〜80重量%、シ
アン化ビニル化合物15〜35重量%及びこれらと共重
合する他のビニル化合物0〜30重量%からなる混合物
20〜70重量部をガラス転移温度(以下Tgと略記)
が0℃以下のゴム80〜30重量部の存在下で共重合さ
せて得られるグラフト共重合体
シール材である、第1の発明の押出成形品である。
いて熱可塑性樹脂組成物Aとは、(a)成分及び(b)
成分からなる組成物である。
(a)成分は塩化ビニル系樹脂であり、(b)成分はα
−メチルスチレン系共重合体とグラフト共重合体からな
る樹脂組成物である。
分及び(b)成分の重量比は、(a)成分90〜20重
量%及び(b)成分10〜80重量%である。
系樹脂の例としては、ポリ塩化ビニルのほかに、塩化ビ
ニルとそれに共重合するビニル化合物の混合物を懸濁重
合法、塊状重合法、微細懸濁重合法又は乳化重合法等の
通常の方法によって重合したもの、更にはエチレン−酢
酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸エチル共重合
体又は塩素化ポリエチレン等に塩化ビニルをグラフト共
重合したもの等全てが使用される。
ては、例えば、酢酸ビニル及びプロピオン酸ビニル等の
ビニルエステル類、メチルアクリレート及びブチルアク
リレート等のアクリル酸エステル類、メチルメタクリレ
ート及びエチルメタクリレート等のメタクリル酸エステ
ル類、ブチルマレート及びジエチルマレート等のマレイ
ン酸エステル類、ジブチルフマレート及びジエチルフマ
レート等のフマル酸エステル類、ビニルメチルエーテ
ル、ビニルブチルエーテル及びビニルオクチルエーテル
等のビニルエーテル類、アクリロニトリル及びメタクリ
ロニトリル等のシアン化ビニル類、エチレン、プロピレ
ン及びスチレン等のα−オレフィン類、塩化ビニリデン
及び臭化ビニル等の塩化ビニル以外のハロゲン化ビニリ
デン及びハロゲン化ビニル類、並びに、ジアリルフタレ
ート等のフタル酸エステル類等が挙げられ、これらビニ
ル化合物は、塩化ビニル系樹脂の構成成分中好ましくは
30重量%以下、特に好ましくは20重量%以下の範囲
である。勿論ビニル化合物は上記のものに限定されるも
のではない。
ビニル化合物の使用量も塩化ビニル系樹脂の構成成分中
好ましくは30重量%以下、特に好ましくは20重量%
以下の範囲である。
ビニル系樹脂の平均重合度は、JIS K−6721で
測定される平均重合度(以下重合度と称す)で、500
〜1500のものが好ましい。重合度が500未満の場
合には耐衝撃性が劣ることとなり、又重合度が1500
を越えると加工時の溶融粘度が著しく高くなり、加工が
困難になる。
分は、(イ)成分のα−メチルスチレン系共重合体30
〜100重量%及び(ロ)成分のグラフト共重合体0〜
70重量%からなる。
系共重合体65〜85重量%、シアン化ビニル化合物1
5〜35重量%及びこれらと共重合する他のビニル化合
物0〜20重量%からなる共重合体が使用される。
トリル、メタクリロニトリル、α−クロロアクリロニト
リル等が挙げられるが、特にアクリロニトリル及び/又
はメタクリロニトリルが好ましい。
ル化合物と共重合するビニル化合物としては例えば、ス
チレン、ビニルトルエン、t−ブチルスチレン、ハロゲ
ン置換スチレン、アセナフチレン、フマロニトリル、マ
レイミド、無水マレイン酸、N−置換マレイミド、メタ
クリル酸、アクリル酸、メタクリル酸エステル及びアク
リル酸エステル等公知の各種ビニル化合物から選ばれた
1種以上のものが好ましく、特にスチレンが好ましい。
ないが例えば、水性乳化重合の方法等で行われる。水性
乳化重合における重合開始剤として例えば過硫酸カリウ
ム等の過硫酸塩等が使用される。
ルホン酸ソーダ塩、ステアリン酸ソーダ塩が使用され
る。又、t−ドデシルメルカプタン等の分子量調節剤、
ナフタレンスルホン酸ソーダ等の乳化助剤、脂肪酸アミ
ド等の滑剤等通常に使用される添加剤を加えても良い。
く、特に50〜75℃が好ましい。上記の方法により得
られた乳化重合液は通常の手段により例えば、塩化カル
シウム等の凝固剤で凝固させ、洗浄、脱水、乾燥して白
色粉末状の重合体として得られる。
50〜80重量%、シアン化ビニル化合物15〜35重
量%及びこれらと共重合する他のビニル化合物0〜30
重量%からなる混合物20〜70重量部をガラス転移温
度が0℃以下のゴム80〜30重量部の存在下で共重合
させて得られるグラフト共重合体が使用される。
際に使用する芳香族ビニル化合物としては、前記のスチ
レン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、t−ブチ
ルスチレン、ハロゲン置換スチレン及びそれらの混合物
等が挙げられるが、特にスチレンが好ましい。
クリロニトリル、メタクリロニトリル、α−クロロアク
リロニトリル等が挙げられるが、特にアクリロニトリル
及び/又はメタクリロニトリルが好ましい。
ル化合物と共重合する他のビニル化合物としては例え
ば、アセナフチレン、フマロニトリル、マレイミド、無
水マレイン酸、N−置換マレイミド、メタクリル酸、ア
クリル酸、メタクリル酸エステル、アクリル酸エステル
等公知の各種ビニル化合物から選ばれた1種以上のもの
が好ましい。
下のゴムとしては例えば、ブタジエン、イソプレン等の
共役ジエン化合物の重合体、更にこれらと共重合する他
のビニル化合物との共重合体等が挙げられるが、特にポ
リブタジエン又はブタジエンを50重量%以上含有する
共重合体が好ましい。グラフト共重合体の製造は通常の
方法で既知の重合条件下で行われる。
リブタジエンにスチレン及びアクリロニトリルをグラフ
ト共重合したABSグラフト共重合体が代表的である。
において、(イ)成分のα−メチルスチレン系共重合体
と(ロ)成分のグラフト共重合体との重量比は、(イ)
成分30〜100重量%と(ロ)成分0〜70重量%か
らなり、(イ)成分50〜100重量%と(ロ)成分0
〜50重量%からなることが好ましい。(イ)成分が3
0重量%未満の場合は耐熱性の改良効果は殆ど得られな
い。
本発明の熱可塑性樹脂組成物Aは、JIS K−720
7 A法で規定される荷重たわみ温度が80℃以上のも
のが好ましく、特に85℃以上のものが好ましい。荷重
たわみ温度が80℃未満の場合、耐熱性の改良効果が不
十分であり、高温雰囲気化に曝されると変形し易いため
に好ましくない。
化ビニル系樹脂、部分架橋アクリロニトリル−ブタジエ
ン共重合体及び可塑剤からなる組成物である。
ビニル系樹脂は、ポリ塩化ビニルのほかに、塩化ビニル
とそれに共重合する前記のビニル化合物の混合物を懸濁
重合法、塊状重合法、微細懸濁重合法又は乳化重合法等
通常の方法によって製造されたもの全てが使用される。
ては、前記で挙げられたものと同様なビニル化合物を挙
げることができる。これらビニル化合物の使用量も塩化
ビニル系樹脂の構成成分中好ましくは30重量%以下、
特に好ましくは20重量%以下の範囲で使用される。
塩化ビニル系樹脂の平均重合度は特に制限はないが、共
押出成形を行う場合、硬質材料との成形温度差を小さく
し、良好なシール材を得るという本発明の目的に合致す
るためには、JIS K−6721で測定される平均重
合度が2000以上であることが好ましい。
架橋アクリロニトリル−ブタジエン共重合体は、メチル
エチルケトンに不溶な架橋アクリロニトリル−ブタジエ
ン共重合体を含むものであれば、その製法を制限するも
のではなく、ジビニルベンゼンやエチレングリコールジ
メタクリレート等の多官能性化合物との共重合で得る方
法、メチルエチルケトンに不溶な架橋アクリロニトリル
−ブタジエン共重合体が生成するまで反応率を高める方
法、又は少量の架橋剤を使用して未加硫アクリロニトリ
ル−ブタジエン共重合体を架橋させて得る方法等いずれ
の方法でも差し支えない。
ル−ブタジエン共重合体としては例えば、グッドイヤー
社製、商品名「ケミガムP83」、日本合成ゴム社製、
商品名「JSR N201」及びB.F.グッドリッチ
社製、商品名「Hycar1421」等が挙げられる。
可塑剤は塩化ビニル系樹脂の可塑剤として使用するもの
であれば制限はなく、例えば、フタル酸ジブチル、フタ
ル酸ジヘプチル、フタル酸ジ2−エチルヘキシル、フタ
ル酸ジイソノニル及びフタル酸ジイソデシル等のフタル
酸系可塑剤、トリメリット酸トリブチル及びトリメリッ
ト酸トリ2−エチルヘキシル等のトリメリット酸系可塑
剤、ピロメリット酸テトラブチル及びピロメリット酸テ
トラオクチル等のピロメリット酸系可塑剤、リン酸トリ
クレジル及びリン酸トリオクチル等のリン酸系可塑剤、
アジピン酸ジオクチル、アゼライン酸ジオクチル及びセ
バシン酸ジオクチル等の脂肪酸系可塑剤、並びに、アジ
ピン酸ポリエステル及びセバシン酸ポリエステル等のポ
リエステル系可塑剤アルキルエポキシステアレート等の
エポキシ系可塑剤等が挙げられ、これらは単独又は2種
以上混合して使用される。又エポキシ化大豆油、塩素化
パラフィン等の二次可塑剤を併用することもできる。
系樹脂5〜75重量%、部分架橋アクリロニトリル−ブ
タジエン共重合体5〜70重量%及び可塑剤10〜65
重量%である。
押出成形時、製品外観不良等の不良現象が発生する場合
が多く、また75重量%を越えると得られたシール材の
シール部分が硬くなるため、シール材として不適当であ
る。
ン共重合体が5重量%未満の場合、共押出成形時に硬質
材料との適正成形温度差が大きくなり、又得られたシー
ル材は押圧、圧縮等による変形を受けやすい。一方、7
0重量%を越えると押出成形時に製品外観不良等の不良
現象が発生し易く不適当である。
れたシール材のシール部分が硬いためにシール材として
不適当であり、又65重量%を越えると硬度が低下しす
ぎて高温雰囲気下で変形し易くなり不適当である。
組成物Bには、特性の向上のため、充填剤を添加するこ
とができる。熱可塑性樹脂組成物Aにおいては、充填剤
の添加により耐熱性及び成形性が向上する利点がある。
充填剤としては、塩化ビニル系樹脂に使用できる充填剤
が使用可能である。具体的には、炭酸カルシウム、シリ
カ、クレー、タルク、水酸化アルミ、酸化アンチモン等
が単独又は併用で用いられる。充填剤の平均粒径は、特
に制限はないが、通常、0.01μm〜10μm、好ま
しくは0.03μm〜7μm、特に好ましくは0.03
μm〜5μmのものが用いられる。充填剤の中では、炭
酸カルシウムが好ましく、特に好ましくは、平均粒径
が、0.03μm〜5μmの炭酸カルシウムである。
は、樹脂組成物100重量部に対して40重量部以下で
あり、好ましくは、1〜30重量部である。充填剤が、
40重量部を越えるとペレット化が不可能になり、樹脂
組成物としての性能が全く得られない。
脂組成物Bには、必要に応じて安定剤、加工助剤、強化
剤、滑剤、顔料等一般の塩化ビニル系樹脂に使用するも
のを添加しても良い。
順序等に制限はなく、一般的には、混合及びペレット化
は通常の塩化ビニル系樹脂の場合と同様な方法が使用さ
れる。熱可塑性樹脂組成物A、軟質樹脂組成物Bともに
混合には例えば、ヘンシェルミキサーやスーパーミキサ
ーのような高速ミキサー、リボンブレンダー等の混合機
が使用される。混合方式は、上記混合機に各成分を投入
し、例えば150℃以下の温度でそれぞれの混合機に見
合った時間、均一にブレンドするのが好ましい。
ミキシングロール、押出機等を使用し、通常の塩化ビニ
ル系樹脂の製造に使用される方法により行われる。
通常、硬質材料に使用する混練押出装置A、軟質材料に
使用する混練押出装置Bを同一の金型Cで接合一体化し
て、共押出装置Dを得る方法が行われており、個々の押
出装置A、Bの大きさ、単軸、二軸等及び横型、竪型装
置等の選定は、使用する材料及び共押出製品の形状、寸
法により適宜選定されうるものである。
目的で、押出成形時、表面に塩化ビニル系樹脂、アクリ
ル樹脂等を多層に押出してもかまわない。また押出成形
品の強度等を向上させるために、必要に応じて金属等を
共押出しても良い。
ーに入れ、撹拌混合後、90m/m単軸押出機(池貝鉄
工(株)製)にて混練ペレット化を行い、熱可塑性樹脂
組成物A及び軟質樹脂組成物Bの各ペレット15kgを
得た。これを使用し次の2台の押出機にて共押出を行っ
た。 押出機A 65m/m単軸押出機(池貝鉄工(株)製)
(熱可塑性樹脂樹脂組成物A用) 押出機B 40m/m竪型単軸押出機((株)プラスチ
ック工学研究所製)(軟質樹脂組成物B用)
成物Aと軟質樹脂組成物Bの構成となるよう設計された
ものを使用した。
り、これを500mmの長さに切断し80℃及び90℃
の雰囲気下で48時間加熱した。取り出し後、長さLを
測定し、最初の長さ500mmで除して、収縮率((5
00−L)/500×100)%を算出した。また、5
00mmの長さに切断した共押出成形品を80℃の雰囲
気下で48時間加熱した後の変形、ソリについて外観の
評価を行った。又、熱可塑性樹脂組成物AのJIS K
−7207 A法による荷重たわみ温度を測定した。物
性評価を表1に示した。その結果、得られた共押出成形
品は良好であり、シール材として実用可能であった。
法で撹拌、混練ペレット化を行い、共押出した。得られ
た共押出成形品の評価、測定を行い、物性を表2に示し
た。その結果、シール材として実用不可能であった。
以下に示した。 (1)塩化ビニル系樹脂 塩化ビニル系樹脂−1 デンカビニールSS110(重合度1100) 電気化
学工業(株)社製 塩化ビニル系樹脂−2 デンカビニールSH380(重合度3800) 電気化
学工業(株)社製
に混合して得られた樹脂組成物を使用した。
体 α−メチルスチレン210g、スチレン15g、アクリ
ロニトリル45g及び開始剤を使用し乳化重合を開始し
た。途中でアクリロニトリル30gを重合中に分添しな
がら、α−メチルスチレン系共重合体を得た。
35%、平均粒子径350μm:ゲル含量87%)28
6部及び開始剤を使用し、スチレン105部、アクリロ
ニトリル45部を分添しながらグラフト乳化重合して、
グラフト共重合体を得た。
エン共重合体(表中NBRと略記) JSR N201 日本合成ゴム(株)社製
ルシウム
形性、耐変形性に優れた押出成形品、具体的にはシール
材を得ることができる。
Claims (2)
- 【請求項1】 (1)下記の(a)成分90〜20重量
%及び(b)成分10〜80重量%からなる熱可塑性樹
脂組成物Aと、(2)塩化ビニル系樹脂5〜75重量
%、部分架橋アクリロニトリル−ブタジエン共重合体5
〜70重量%及び可塑剤10〜65重量%からなる軟質
樹脂組成物Bとを共押出してなる押出成形品。 (a)成分 塩化ビニル系樹脂 (b)成分 下記の(イ)成分30〜100重量%及び
(ロ)成分0〜70重量%からなる樹脂組成物 (イ)成分 α−メチルスチレン65〜85重量%、シ
アン化ビニル化合物15〜35重量%及びこれらと共重
合する他のビニル化合物0〜20重量%からなるα−メ
チルスチレン系共重合体 (ロ)成分 芳香族ビニル化合物50〜80重量%、シ
アン化ビニル化合物15〜35重量%及びこれらと共重
合する他のビニル化合物0〜30重量%からなる混合物
20〜70重量部をガラス転移温度が0℃以下のゴム8
0〜30重量部の存在下で共重合させて得られるグラフ
ト共重合体 - 【請求項2】 押出成形品がシール材である請求項1記
載の押出成形品。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP07153214A JP3076222B2 (ja) | 1994-08-02 | 1995-06-20 | 押出成形品 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18152594 | 1994-08-02 | ||
JP6-181525 | 1994-08-02 | ||
JP07153214A JP3076222B2 (ja) | 1994-08-02 | 1995-06-20 | 押出成形品 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0899342A true JPH0899342A (ja) | 1996-04-16 |
JP3076222B2 JP3076222B2 (ja) | 2000-08-14 |
Family
ID=26481910
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07153214A Expired - Fee Related JP3076222B2 (ja) | 1994-08-02 | 1995-06-20 | 押出成形品 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3076222B2 (ja) |
-
1995
- 1995-06-20 JP JP07153214A patent/JP3076222B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JP3076222B2 (ja) | 2000-08-14 |
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