JPH0899211A - シャーリングマシン - Google Patents

シャーリングマシン

Info

Publication number
JPH0899211A
JPH0899211A JP23930694A JP23930694A JPH0899211A JP H0899211 A JPH0899211 A JP H0899211A JP 23930694 A JP23930694 A JP 23930694A JP 23930694 A JP23930694 A JP 23930694A JP H0899211 A JPH0899211 A JP H0899211A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ram
rake angle
shearing machine
detector
fixed lower
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP23930694A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Komatani
匡 駒谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Amada Co Ltd
Amada Wasino Co Ltd
Original Assignee
Amada Co Ltd
Amada Wasino Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Amada Co Ltd, Amada Wasino Co Ltd filed Critical Amada Co Ltd
Priority to JP23930694A priority Critical patent/JPH0899211A/ja
Publication of JPH0899211A publication Critical patent/JPH0899211A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Shearing Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 目標レーキ角に自動的に位置決めができ、位
置決め精度の向上を図ると共に簡単な構成部材によりス
ペースを縮小し小型機に搭載可能とし、チェーン等を用
いず経年変化の発生がないので定期的なメンテナンスを
不要とする。 【構成】 固定下刃87と固定下刃87に対向して設け
られた可動上刃85との協働にてワークを剪断加工する
シャーリングマシン1にして、ラム23とこのラム23
を案内する支持部材としての例えばステー29とを連結
部材39にて連結し、この連結部材39に備えた回動軸
37より回転伝達部材49を介して回動変位を検出する
検出器55を設けてなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、シャーリングマシン
に係り、更に詳細には、ラムに備えた可動上刃のレーキ
角を自動的に検出すると共に検出されたレーキ角に自動
設定するシャーリングマシンに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、薄板切断時のボウ、ツイスト、キ
ャンバー等の変形を極少に抑えるために、油圧式シヤー
リングマシンにおいては必要最小限のレーキ角(シャー
角)にて切断できるようにレーキ角調整装置を備えてい
るのが一般的である。
【0003】その調整の手段としては、例えば、特開昭
63−89215号公報に記載されている構造が知られ
ている。
【0004】すなわち、モータによるスライダを上下方
向に駆動することによりリンク機構を介しチェーンを回
転させ、左右シリンダ間の作動油を出し入れさせるため
の角度変更バルブを開閉させることにより行っていた。
【0005】また、実公平4−51930号公報に記載
されているごとく、駆動ギヤにて油圧バルブ開閉スイッ
チの作動位置を調節し、レーキ角を適宜制御する構成が
知られている。
【0006】更に、実開昭2−4718号公報に記載さ
れているごとく、チェン移動量を回転量に変えて所定値
に適した時に適宜油圧バルブをON、OFFする構成が
知られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のレーキ角調整装置として、特開昭63−89215
号公報に記載されている構造のものでは、レーキ角を変
更するためには、作業者がレーキ角を表示する指針を目
視にて確認しながら、押鉛を操作する必要があり、目標
のレーキ角に到達するまで押鉛を押し続けなければなら
ない。従ってその間の作業は中断し作業効率が低下する
という問題があった。
【0008】また、目視による設定のため精度が良くな
いという問題もあり、更に、駆動モータを別途必要と
し、構造も複雑でコストアップにつながっていた。
【0009】また、実公平4−51930号公報に記載
されている構造のものも、駆動モータを別途必要とし、
構造も複雑でコストアップにつながっていた。
【0010】更に、実開平2−4718号公報に記載さ
れている構造のものも、装置が大がかりとなり、エンコ
ーダの回転量を大きくするために、チェーンの長さも必
要で小型シャーには不向きであり、チェーン(ワイヤ)
等の伸び等が発生し十分なメンテナンスを要するという
問題があった。
【0011】この発明の目的は、レーキ角を自動的に検
出すると共に、目標レーキ角に自動的に位置決めがで
き、位置決め精度の向上を図ると共に簡単な構成部材に
よりスペースを縮小し小型機に搭載可能とし、チェーン
等を用いず経年変化の発生がないので定期的なメンテナ
ンスを不要としたシャーリングマシンを提供することに
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
にこの発明のシャーリングマシンは、固定下刃と固定下
刃に対向して設けられた可動上刃との協働にてワークを
剪断加工するシャーリングマシンにして、前記可動上刃
に装着されたラムとこのラムを案内する支持部材とを連
結部材にて連結し、この連結部材に備えた回動軸より回
転伝達部材を介して回動変位を検出する検出器を設けて
なることを特徴とするものである。
【0013】また、この発明のシャーリングマシンは、
固定下刃と固定下刃に対向して可動上刃を設け、この可
動上刃が装着されたラムの左右両側にラム昇降用のシリ
ンダを備えたシャーリングマシンにして、前記ラムとこ
のラムを案内する支持部材とを連結部材にて連結し、こ
の連結部材に備えた回動軸より回転伝達部材を介して回
動変位を検出する検出器を設け、この検出器の検出値と
所望するレーキ角の指令値とを比較演算する演算回路を
備えた制御装置を設けると共に、この制御装置の指令に
よりラム昇降用のシリンダを作動せしめるレーキ角制御
用のソレノイドバルブを備えた油圧回路を設けてなるこ
とを特徴とするものである。
【0014】
【作用】以上のようなシャーリングマシンとすることに
より、可動するラムと固定されている支持部材とを連結
する連結部材の回動軸に、回転伝達部材を介して検出器
を設けたことにより、ラムの上下動により連結部材は動
作し回動軸が回動する。回動軸の回動は検出器を動かし
回転変位を検出して自動的にレーキ角が検出される。ま
た、検出器にて検出された検出値と所望するレーキ角の
指令値とを制御装置へ入力し、比較演算する演算回路を
介して油圧回路に備えたレーキ角制御用のソレノイドバ
ルブを制御して、ラム昇降用のシリンダへ圧油を供給す
ることによって所望レーキ角が自動的に設定される。
【0015】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。なお、シャーリングマシンについては既
に公知の構成であるため、詳細な図示と説明を省略し概
要の説明にとどめる。
【0016】図6を参照するに、シャーリングマシン1
は、両側に立設した側板3の間を前板5とテーブル7と
クラウン部9と下部前板11とで枠組み構成されてい
る。前記前板5の一部にはバックゲージの寸法位置を指
定したり、レーキ角設定用押鉛、起動、非常停止等の押
鉛等が組み込まれた制御盤13が設けてあり、クラウン
部9の上部左右にはラム(図示省略)を駆動する大径流
体圧シリンダ15と小径流体圧シリンダ17とが設けて
ある。
【0017】更に、前記前板5の下端にはワークWをテ
ーブル7上に押圧固定する板押え装置19が設けられて
いる。
【0018】次に、実施例の主要部であるレーキ角調整
装置について一例を説明する。
【0019】レーキ角調整装置21は、図1,2および
図3を参照するに、側板3に一体的に設けた前板5には
ラム23を案内するローラ25を備えた案内部材27が
複数個適所に配設されていて、ラム23に設けたレール
部材23Aに前記ローラ25が当接されている。ラム2
3の反対側は側板3に一体的に設けたステー29の適所
に設けた支持部31に備えた摺動部材33にラム23に
設けた摺動板23Bが当接されている。
【0020】上記構成により、ラム23は、案内部材2
7に設けたローラ25と、ステー29に設けた摺動部材
33とにより案内され、円滑な上下運動が行われること
になる。
【0021】前記ステー29の右端近傍にして上部にブ
ラケット35が複数本の締結部材にて一体的に立設され
ていて、このブラケット35に回動軸37がベアリング
を介して回動自在に支承されている。回動軸37の片端
には連結部材39を構成する第1レバー41が固着さ
れ、この第1レバー41の他端にはピン43を介して第
2レバー45が回動自在に連結され、この第2レバー4
5の他端は、前記ラム23に設けたヒンジボルト47に
回動自在に連結されている。
【0022】一方、前記回動軸37の反レバー側には回
転伝達部材49を構成する一部材である大径のタイミン
グプーリ51が装着されていている。また、前記ブラケ
ット35の裏面側にはエンコーダブラケット53が設け
られていて、このエンコーダブラケット53上には回動
変位を検出する例えばエンコーダである検出器55が装
着されている。この検出器55の出力軸は、カップリン
グ57を介してエンコーダシャフト59に連結され、エ
ンコーダシャフト59はベアリング61を介して前記エ
ンコーダブラケット53に回動自在に支承されている。
【0023】更に、エンコーダシャフト59には小径の
タイミングプーリ63が装着されていて、この小径のタ
イミングプーリ63と前記大径のタイミングプーリ51
とにはタイミングベルト65が掛回されていてる。
【0024】上記構成により、ヒンジボルト47はレー
キ角変更時動きの大きいラム23の右端近傍に取り付け
られており、レーキ角変化と共にほぼ上下方向の動きを
する。すなわち、ヒンジボルト47が上下動をすると第
1レバー41、第2レバー45は揺動運動をし回動軸3
7を動かしタイミングプーリ51を回動させる。タイミ
ングプーリ51と53の歯数比により回動軸37の回転
角を増幅してタイミングプーリ63へ伝えている。この
タイミングプーリ63の回動はエンコーダシャフト5
9、カップリング57を介してエンコーダである検出器
55の入力軸を回転させる。すなわち、本機構によれば
レーキ角と検出器55の絶対角度は一対一で対応するこ
とになる。したがって、検出器55でレーキ角を自動的
に検出することができる。
【0025】次に、前記検出器55の検出値により制御
する制御装置67と油圧回路69について説明する。
【0026】図4を参照するに、制御装置67は、入力
部71より例えばレーキ角を小さくする場合は2.5度
から1度の如く指令を出す指令値部73が設けられてい
ると共に、この指令値部73の指令値を入力する演算回
路75が設けられている。一方、前記エンコーダ等の検
出器55で検出した検出値を取り込む検出値部77が設
けられている。この検出値部77の検出値も前記演算回
路75へ入力され、前記指令値部73の指令値と検出値
部77の検出値とを演算回路75にて比較演算し後述す
る油圧回路中に設けたソレノイドバルブのソレノイドを
作動させ、検出値と指令値とが一致するまでソレノイド
を作動させる。
【0027】油圧回路69としては、大径流体圧シリン
ダ15の下部油室79は小径流体圧シリンダ17の上部
油室81へ連通し、小径流体圧シリンダ17の上部油室
81の断面積と大径流体圧シリンダ15の下部油室79
の断面積からそのピストンロッド83の断面積分を差引
いた面積が同一面積となっている。
【0028】従って、シャーリングマシン1の稼動中は
ラム23が装着された可動上刃85と、この可動上刃8
5に対向して設けた固定下刃87に対するレーキ角θは
不変である。
【0029】すなわち、油タンク89よりポンプ91に
て圧油が主流路93へ送られ、逆止弁LC3を通りレー
キ角制御用のソレノイドバルブ95へ供給される。そし
て、ソレノイドバルブ95の左右に設けたソレノイド
(SOL3,SOL4)は前記制御装置67にて制御さ
れて、パイロットチェック弁97を通って前記小径流体
圧シリンダ17の上部油室81と大径流体圧シリンダ1
5の下部油室79へと圧油は流路99を通り送油され
る。
【0030】また、小径流体圧シリンダ17の下部油室
101より排油は流路103を通り排出されるが、流路
103の途中にはアキュムレータ105が設けられて排
油を蓄圧吸収する。そして、アキュームレータ105と
主流路93との間にはノンリーク回路107が設けられ
ている。このノンリーク回路107は、流路103に設
けた逆止弁LC4のパイロット回路にソレノイドバルブ
109が設けられていて、運転時は常にソレノイドバル
ブ109のSOL5はONで逆止弁LC4は開の状態に
ある。ポンプ停止時にはSOL5をOFFとしてアキュ
ームレータ105の油がソレノイドバルブ95等からリ
ークしてラム23が自重落下するのを防いでいる。
【0031】更に、前記大径流体圧シリンダ15の上部
油室111より流路113を通り逆止弁LC2より油タ
ンク89へ排出される径路があり、逆止弁LC2はソレ
ノイドバルブ115の切換えにより作動すると共に、ソ
レノイドバルブ117の作動により逆止弁LC1と逆止
弁LC3の作動が行われる。
【0032】また、流路113より流量調整弁119を
通りチェック弁121を介して前記ソレノイドバルブ1
15およびソレノイドバルブ117へ通じている。な
お、符号123はリリーフバルブであり、符号125は
ラム23の上昇限を検出するリミットスイッチLS1で
あり、符号127は下限を検出するリミットスイッチL
S2である。
【0033】上記構成により、その作用としては、ソレ
ノイドバルブ117のSOL1をOFF(LC1は閉、
LC3は開)し、ソレノイドバルブ115のSOL2を
OFF(LC2は開)させ、ポンプ91の作動によりラ
ム23を上昇させる。ラム23の上昇により大径流体圧
シリンダ15のピストンロッド83の上昇端到達をリミ
ットスイッチ125であるLS1にて検出した後に、レ
ーキ角θの変更を行なう。この時、現状のレーキ角θは
判明しているから、新たな指令値を指令値部73へ入力
し、検出値55の検出値とを演算回路75にて比較演算
し、ソレノイドバルブ95のSOL3を作動させるか、
SOL4を作動させるか決定し、作動開始後は検出値と
指令値が一致するまでSOL3またはSOL4を適宜作
動させる。
【0034】次に、レーキ角θを大きくする場合は、ソ
レノイドバルブ95のSOL3をONとする。この時、
パイロットチェック弁97のパイロット回路に圧がかか
り、パイロットチェック弁97が僅かに開く。この通路
を介して小径流体圧シリンダ17の上部油室81と油タ
ンク89が連通し、下部油室101にかかるアキュムレ
ータ105の圧力により小径流体圧シリンダ17は徐々
に上昇する。なお、パイロットチェック弁97による通
路は狭いため、圧力はほとんど下がらないので、大径流
体圧シリンダ15のピストンが下降することはない。
【0035】レーキ角θを小さくする場合は、ソレノイ
ドバルブ95のSOL4をONさせる。SOL4がON
となると小径流体圧シリンダ17の上部油室81と下部
油室101は、同圧のアキュムレータ105の圧が作用
し、面積の差により小径流体圧シリンダ17のピストン
は下降する。
【0036】上述したごとく、レーキ角θの変更が自在
に行われる。また、ラム23を下降させる場合は、ソレ
ノイドバルブ117のSOL1をON(LC1は開、L
C3は閉)し、ソレノイドバルブ115のSOL2をO
N(LC2は閉)させ、大径流体圧シリンダ15と小径
流体圧シリンダ17を同時に押し下げ加工が行われる。
この時、小径流体圧シリンダ17の下部油室101から
排出された油はアキュムレータ105内に蓄圧され、次
のラム23の上昇時に活用される。
【0037】而して、レーキ角調整装置21に設けた第
1,第2レバー41,45によりラム23の上下動を回
転運動に変換し、更に回転伝達部材49により第1レバ
ー41に設けた回転軸37の回動量を直接的に検出器5
5にて検出することにより、レーキ角θを自動的に検出
することができる。
【0038】また、この検出器55の検出値と所望する
レーキ角の所定値を単純に電気的に演算回路75で比較
し、油圧回路69に設けたレーキ角制御用のソレイドバ
ルブ95を制御してレーキ角θの変更を自動的に行うこ
とができる。
【0039】このため、数段階のレーキ角θに対応した
複数個の押鉛を用意し、目標レーキ角θに対応した押鉛
を一度押すだけでレーキ角θが自動的に目標値まで変更
位置決めされるので、押鉛を押し続ける必要なく、その
間作業者は段取り作業等を中断しなくてよいため、作業
能率のアップを図ることができる。
【0040】また、検出器55としてエンコーダを用
い、このエンコーダの検出信号を利用した位置決めをす
るため、作業者の感覚にたよる設定に比べ位置決め精度
が向上する。更に、レーキ角調整用モータも不要であ
り、構造も簡単でコンパクト化したことにより、設置ス
ペースが小さくて済み、小型のシヤーにも搭載が容易で
ある。なお更に、従来のごとくチェーン等を用いないた
め使用していて伸びる部分がなく、定期的なメンテナン
スが不要であると共に、従来のごとくメカ的接触点とし
て例えばドクとスイッチ等を有しないため、経年変化に
対するメンテナンスも不要である。
【0041】図5には他の実施例を示し、前述した第1
の実施例と異なる部分は、レーキ角調整装置21を構成
する第1レバー41と第2レバー45が無く、1本のレ
バーを用いた部分であり、前述した実施例と同一部材に
は同一符号を付して説明を省略する。
【0042】すなわち、回動軸129に一体的にレバー
131を設け、このレバー131の先端側に長穴133
を形成し、この長穴133内にヒンジボルト47が挿入
されている。そして、回動軸129にはピニオン135
が一体的に固着され、ピニオン135は左右方向へ水平
移動自在なラック137に噛合し、ラック137には検
出器55としてエンコーダの出力軸に装着されたピニオ
ン139が噛合している。
【0043】上記構成により、ラム23の上下移動によ
りヒンジボルト47は上下移動し、この移動によりレバ
ー131は図5の図中に示されているごとく、レーキ角
2.5度、レーキ角1度、ラム23の下降限等に回動す
る。レバー131の回動量はピニオン135を回動せし
め、ラック137を左右方向へ移動させて検出器55に
装着したピニオン139に回動して、検出器55にて回
動量を検出する。
【0044】而して、構成部材も少なくコンパクト化で
き、その効果は第1の実施例と同等の効果を発揮するこ
とができる。また、この第2の実施例にてラック、ピニ
オン形式を採用したが、第1の実施例と同一な回転伝達
部材49を用いても可能である。
【0045】なお、この発明は、前述した各実施例に限
定されることなく、適宜な変更を行なうことにより、そ
の他の態様で実施し得るものである。例えば、本実施例
では、ラック137、ピニオン135を利用し、回動軸
129とピニオン135を直結し直線運動を検出する
際、差動トランス、リニアスケール等を用いても可能で
ある。また、検出器55として本実施例ではエンコーダ
を採用したがポテンションメータでも可能であり、回転
伝達部材49としてタイミングプーリ51,63を用意
したが歯車機構でも可能である。
【0046】更に、第2レバー45の長さに対する第1
レバー41の長さを短くしたり、1本のレバー131の
場合、レバー長さをなるべく短くする等の増幅効果を担
う構造を採用することにより高精度に検出が可能とな
る。
【0047】なお更に、本実施例ではラム支持構造上、
固定下刃87を前後に動かし、クリアランス調整する形
式であるが、可動上刃85を前後に動かしてクリアラン
ス調整する形式でも、例えば、検出器55の位置とラム
23の距離が変化するが、第1リンク41に設けた回動
軸37をボールジョイント等の前後動に対応できるよう
にするとか、ヒンジボルト47とレバー131を前後自
在な構造にすれば問題もない。なお、メカ式、油圧式等
ラム駆動手段は問わない。
【0048】
【発明の効果】以上のごとき実施例の説明より理解され
るように、この発明によれば、ラムと支持部材とを連結
部材にて連結し、この連結部材の回動軸の回動量を回転
伝達部材を介して検出器にて検出値を検出することによ
り、自動的にレーキ角を検出することができる。
【0049】この検出値を入力し演算回路にて所望する
レーキ角指令値と比較演算して油圧回路に設けたレーキ
角制御用のソレイドバルブを制御して、所望のレーキ角
を自動的に設定することができる。
【0050】而して、目標とするレーキ角に簡単な操作
で自動的に位置決めができ、位置決め精度の向上を図る
と共に、レーキ角を検出するレーキ角調整装置は簡単な
構成部材よりなり、モータ等の駆動手段をレーキ角調整
用に別途設ける必要もないので、コストダウン上の効果
が大きく、占有スペースも小さくて済む。また構造上小
型機に搭載にしても同様の効果が得られる。また、レー
キ角検出にはメカ的接触点を持たず、チェーン等を採用
しないので、経年変化による伸び等がなく、メンテナン
スも不要となり、作業能率の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の主要部を示し、レーキ角調整装置の
正面図である。
【図2】図1における一部断面を含む平面図である。
【図3】図1におけるIII−III線に沿った一部断
面を含む拡大断面図である。
【図4】この発明の主要部である制御装置と油圧回路を
表した説明図である。
【図5】この発明における第2の実施例を示し、レーキ
角調整装置の正面図である。
【図6】この発明を実施する一実施例のシャーリングマ
シンを示す正面説明図である。
【符号の説明】
1 シャーリングマシン 15 大径流体圧シリンダ 17 小径流体圧シリンダ 21 レーキ角調整装置 23 ラム 29 ステー(ラムガイド) 37,129 回動軸 39 連結部材 49 回転伝達部材 55 検出器 67 制御装置 69 油圧回路 75 演算回路 85 可動上刃 87 固定下刃 95 ソレノイドバルブ θ レーキ角

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定下刃と固定下刃に対向して設けられ
    た可動上刃との協働にてワークを剪断加工するシャーリ
    ングマシンにして、前記可動上刃に装着されたラムとこ
    のラムを案内する支持部材とを連結部材にて連結し、こ
    の連結部材に備えた回動軸より回転伝達部材を介して回
    動変位を検出する検出器を設けてなることを特徴とする
    シャーリングマシン。
  2. 【請求項2】 固定下刃と固定下刃に対向して可動上刃
    を設け、この可動上刃が装着されたラムの左右両側にラ
    ム昇降用のシリンダを備えたシヤリングマシンにして、
    前記ラムとこのラムを案内する支持部材とを連結部材に
    て連結し、この連結部材に備えた回動軸より回転伝達部
    材を介して回動変位を検出する検出器を設け、この検出
    器の検出値と所望するレーキ角の指令値とを比較演算す
    る演算回路を備えた制御装置を設けると共に、この制御
    装置の指令によりラム昇降用のシリンダを作動せしめる
    レーキ角制御用のソレノイドバルブを備えた油圧回路を
    設けてなることを特徴とするシャーリングマシン。
JP23930694A 1994-10-03 1994-10-03 シャーリングマシン Pending JPH0899211A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23930694A JPH0899211A (ja) 1994-10-03 1994-10-03 シャーリングマシン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23930694A JPH0899211A (ja) 1994-10-03 1994-10-03 シャーリングマシン

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0899211A true JPH0899211A (ja) 1996-04-16

Family

ID=17042762

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23930694A Pending JPH0899211A (ja) 1994-10-03 1994-10-03 シャーリングマシン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0899211A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102198539A (zh) * 2011-05-16 2011-09-28 芜湖中能机械制造有限公司 一种数控液压闸式剪板机
CN103286370A (zh) * 2013-07-08 2013-09-11 江苏中海重型机床有限公司 液压闸式剪板机
CN106640800A (zh) * 2017-01-09 2017-05-10 叶伟强 一种应用于液压全自动下料截铁机中的液压系统

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102198539A (zh) * 2011-05-16 2011-09-28 芜湖中能机械制造有限公司 一种数控液压闸式剪板机
CN103286370A (zh) * 2013-07-08 2013-09-11 江苏中海重型机床有限公司 液压闸式剪板机
CN106640800A (zh) * 2017-01-09 2017-05-10 叶伟强 一种应用于液压全自动下料截铁机中的液压系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4938023A (en) Swing-frame motor flow and sensed load pressure control system for hydraulic excavator
US4507997A (en) Shearing machine
TW548182B (en) Control method for protection from overload in press machine
US4656862A (en) Press machine
JPH0899211A (ja) シャーリングマシン
JP3816140B2 (ja) シャーリングマシン
EP0714759B1 (en) Motor-operated press mechanism
CN201231339Y (zh) 闸式上传动电控剪板机
JP3343603B2 (ja) ロ−ルクラッシャ−のロ−ル間隙調整装置
JPH0410973Y2 (ja)
JPH0635015B2 (ja) 折曲げ追従方法およびその装置
EP2121227B1 (en) Fluid distributor apparatus and punching method
KR100654207B1 (ko) 굴삭기에 장착되는 암반천공장치의 유압회로 시스템
JP4280336B2 (ja) シャーリングマシン
JPS59225821A (ja) 油圧シリンダ駆動機構における制御装置
KR20020083853A (ko) 가변식 스트립 선단부 절곡장치
CA1238564A (en) Press machine
JPH0516267Y2 (ja)
CN2294804Y (zh) 配有减压节流调速阀和自动抬送料装置的带锯床
CN215950463U (zh) 配有电机自动调节功能的剪刀阀
CA1256363A (en) Press machine
JP2515787Y2 (ja) 移動農機の油圧リフト装置
JPH0721124U (ja) ドラフトチャンバー
JP2007144464A (ja) 油圧式ダイスポッティングプレス
KR870000010B1 (ko) 프레스 기계