JP3343603B2 - ロ−ルクラッシャ−のロ−ル間隙調整装置 - Google Patents

ロ−ルクラッシャ−のロ−ル間隙調整装置

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JP3343603B2
JP3343603B2 JP13275795A JP13275795A JP3343603B2 JP 3343603 B2 JP3343603 B2 JP 3343603B2 JP 13275795 A JP13275795 A JP 13275795A JP 13275795 A JP13275795 A JP 13275795A JP 3343603 B2 JP3343603 B2 JP 3343603B2
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政則 沢田
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高浜工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、窯業製品の原料であ
る粘土等を粉砕するロールクラッシャーのロール間隙調
整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、窯業製品は粘土を主たる原料とす
る原料土から製造されることが一般的である。最近では
良質の原料土は、枯渇化しているため、入手することが
困難となっており、小石等を含んだ山土等を原料土とし
て採用せざるを得ない状況になっている。
【0003】したがって、このような劣悪な原料土は加
工処理することなく窯業製品の製造に利用することはで
きない。そこで、従来から粒度の不均質な原料土を圧壊
させて均質な原料土を得るために、一対のロールを備え
たロールクラッシャーにより原料土の加工処理が行われ
ている(特公昭54−27585号公報を参照)。
【0004】しかしながら、従来のこの種の一般的なロ
ールクラッシャーのロールは金属材料によって製造され
ている。したがって、回転する一対のロールの間におい
て原料土に含まれる小石等を圧壊するから、長期の使用
に伴ってロール面は摩擦により損耗を受けることを回避
できず、一対のロ−ル間の微妙な間隙を調整することが
困難であった。したがって、所望する条件で原料土を処
理することができなくなるという問題点があった。そこ
で、一定の使用期間の経過毎にロールを交換したり、あ
るいは切削加工装置によりロール面の切削を実施せざる
を得なかった。
【0005】したがって、ロールの交換やロール面の切
削後、対向するロール間の間隙を所望の間隙に設定する
必要性を回避できなかった。そこで、従来のロールクラ
ッシャーでは作業者がロール間の間隙をゲージ板等の測
定具により、測定して一方のロールを間隔調整のために
移動させていた。因みに、ロール間の間隔は、原料土の
組成条件や機械的条件(ロ−ルの回転数やトルクなど)
により異なるが、0.3〜0.5mmに設けられること
が好ましいことが知られている。
【0006】
【発明が解決する問題点】従来のロールクラッシャーの
問題点は、ロール間の微妙な間隔の調整は熟練者の経験
による作業を必要とする点のほか、その作業が多大な時
間と労力を必要とする点やロールの間隔の正確に設定す
ることが困難である点である。
【0007】この発明は、これらの問題点を解消しよう
とするものであって、その目的はロール間の間隔の調整
を簡便に、しかも正確に行えるロールクラッシャーのロ
ール間隙調整装置を提供することにある。
【0008】
【発明が解決しようとする手段】この発明の基本的構成
は、一対のロールが一定の間隔を隔てて機台上に回転自
在に設けられ、支持アームが支点軸を介して機台に回動
自在に設けられ、支持アームの上方に一方のロールが装
着されるとともにその下方にストッパ-が設けられ、機
台の傍らにロール用進退手段が設けられるとともに、ロ
ール用進退手段が支持アームの下方に連結され、支持ア
ームの下方において両側が機台に支持された螺旋軸と、
螺旋軸に嵌装された往復移動自在な係合子と、回転力を
螺旋軸に伝達する駆動モータと、駆動モータの回転を光
学的に読み取りパルスを発生させる検出部とからなる規
制手段が支持ア-ムの傍らに設けられ、螺旋軸の径より
大きな孔がストッパーに備えられるとともに、少なくと
もストッパーの孔の径より大きい当たり面が係合子に備
えられ、ロール用進退手段を油圧シリンダとするととも
に規制手段の駆動モータを油圧モータとし、油圧シリン
ダおよび規制手段の油圧モータを油圧制御する油圧機構
が設けられ、油圧機構が、出力部、演算処理部、ロール
の間隙を示す入力データを入力する入力部、記憶部から
なる制御機構に接続され、制御機構が、データの入力と
記憶部に接続されている予め設定された順序や条件に基
づいて油圧機構を通じてロール用進退手段や規制手段を
駆動制御させることを特徴とするものである。
【0009】
【作用】所望のロール間の間隙を示す入力データを制御
機構の入力部に入力することにより、制御機構の演算処
理部により演算処理された出力データに基づいて油圧機
構を作動させ、ロール用進退手段である油圧シリンダ
作動させて支持アームを支点軸を介してその上方を他方
のロ−ルに向けて回動させるとともに、一方のロ−ルを
他方のロールに揺動させることにより当接させる。
【0010】一対のロールが当接された状態で油圧機構
の作動により規制手段の駆動モータである油圧モータが
駆動され、規制手段の螺旋軸の回転とともに係合子が支
持アームのストッパ-に向けて進行して当接することに
より、ロール間の間隙が「0」となって規制手段の位置
の原点が設定される。
【0011】その原点位置の設定後、ロール用進退手段
である油圧シリンダを復帰させてロール間の間隙を最大
にするとともに、油圧機構の作動により規制手段の駆動
モータである油圧モータが駆動され、規制手段の螺旋軸
の回転とともに係合子が所望のロール間の間隙に相当す
る距離だけ移動される。一方、制御機構の演算処理部に
おいて、油圧モータの回転を読み取りパルスを発生させ
検出部からのパルスと入力データに基づいて設定され
た係合子の移動量に相当するパルスを比較し、検出部か
らのパルスが設定された係合子のパルスと一致したとき
油圧モータが停止し、油圧モータの停止に伴い係合子が
停止されて正確な移動が制御され、再びロール用進退手
段である油圧シリンダが作動され、一方のロールが他方
のロールに向けて接近するように制御されるが、支持ア
ームが係合子に当接して規制されて一方のロールの揺動
が停止され、所望のロール間の間隙が設定される。
【0012】
【実施例】本発明の実施例について、図面を参照して説
明する。図1はロールクラッシャーの側面図、図2は要
部の斜視図、図3は正面図、図4はこの実施例のロール
クラッシャーの要部を示す説明図、図5ないし図10は
作用の説明図であり、図5は一対のロ−ル間が開いた状
態を示す説明図、図6は一対のロ−ルが接触している状
態を示す説明図、図7は一対のロ−ル間の間隙の原点の
位置を示す説明図、図8は一対のロ−ルが開放された状
態を示す説明図、図9は規制手段の係合子がストッパ−
に向けて所望のロ−ル間の間隙に相当する移動量の分が
前進している状態を示す説明図、図10は一対のロ−ル
間の間隙を設定完了した状態を示す説明図、図11はロ
−ル間の間隙が設定されるまでの過程を示すフローチャ
ートである。
【0013】この実施例におけるロールクラッシャーは
基本的に、一対のロール10、12、支持アーム14、
支点軸16、ロール用進退手段18、規制手段20、制
御機構22などから構成されている。
【0014】機台24上に一対のロ−ル10、12が一
定の間隔を隔てて回転自在に設けられている。一方のロ
−ル12は支点軸16を介して機台24に回動自在に設
けられた支持ア−ム14の上方に装着されている。した
がって、詳細については追って説明するが、このロ−ル
12は支持ア−ム14の回動に追従して揺動される。こ
れに対して他方のロ−ル10は機台24上に非揺動の状
態により回転軸26を介して装着されている。また、支
持ア−ム14の下方には、後述する螺旋軸36の径より
大きな孔35を備えたストッパ−30が設けられてい
る。
【0015】したがって、支持ア−ム14の回動により
一方のロ−ル12が他方のロ−ル10に対して接近した
り、離隔したりすることにより、一定の範囲内でロ−ル
10、12間の間隙を設定できるよう意図されている。
【0016】機台24の下方の他側に支持ア−ム14を
回動できるようにするためロール用進退手段18が設け
られており、ロール用進退手段18に設けられた連結片
32が支持アーム14の下方に軸15により軸着されて
いる。ロール用進退手段18は、具体的には油圧シリン
ダが採用されており、油圧シリンダのロッドの進退によ
り、その進退作用を受け、連結片32を介して支持ア−
ム14が回動され、ロール10、12間の間隙の調整が
作動制御される。
【0017】また、ロール用進退手段18は間隙の調整
機能のほか、ロールクラッシャーの運転時に原料土の圧
壊により生じる他方のロール10への負荷に対して、支
持アーム14の妄動を防止するための付勢手段としての
機能を有する。
【0018】ロ−ル用進退手段18に対向して機台24
の下方の一側に前記したロ−ル10、12間の間隙を設
定するために規制手段20が設けられている。
【0019】規制手段20は、螺旋軸34、係合子2
8、支承部材42、駆動軸36、駆動モータ38、検出
部40から構成されている。
【0020】機台24の両側の螺旋軸34、34は支持
アーム14の下方の一側から他側に向けて水平に設けら
れており、螺旋軸34に螺旋軸34の回転によって往復
移動自在な係合子28が嵌装されている(図1、図2、
図3を参照)。前記のとおり係合子28は、ロール用進
退手段18による支持アーム14の回動を規制するため
に設けられているが、回動する支持アーム14に設けら
れたストッパ−30に前記した規制手段20の係合子2
8が当接することにより支持ア−ム14の規制状態を維
持することになる。もちろん、支持ア−ム14を規制す
る結果、支持ア−ム14の上方に装着された一方のロ−
ル12の揺動を規制することにほかならない。
【0021】螺旋軸34の一側は機台26の螺旋軸支持
部23に支持され、その他側は支持ア−ム14に設けら
れたストッパ−30の孔35を通過して支承部材42に
よって支持されている。
【0022】螺旋軸34の途中に少なくともストッパ−
30の孔35より大きい当たり面を備え内側に螺旋軸3
4のねじに対応するねじを有する係合子28が嵌挿され
ている。
【0023】螺旋軸34と平行に螺旋軸34の下方にガ
イド軸44が設けられ、このガイド軸44の一側が機台
26の螺旋軸支持部23に支持され、他側は支承部材4
2によって支持されている。そして、螺旋軸34に装着
された係合子28のガイド軸44寄りに孔25が設けら
れ、この孔25がガイド軸44に自由状態で挿入されて
いる。したがって、係合子28の孔25がガイド軸44
に挿入されていることにより、螺旋軸34が回転されて
も係合子28が螺旋軸34とともに回転されることがな
い。
【0024】螺旋軸34の他側に螺旋軸34に直交させ
て駆動軸36が設けられ、この駆動軸36と螺旋軸34
の直交部分に駆動軸36の回転力を伝達するための伝達
部46が設けられているが、この実施例の場合、ウオ−
ムギヤを採用している(図2、図3を参照)。駆動軸3
6の一端に正逆に回転自在な駆動モータ38が接続され
ており、この駆動モータ38の回転力を駆動軸36およ
び螺旋軸34に伝達できるようになっている。この実施
例の場合、駆動モータ38として油圧式のモータが採用
されている。油圧モ−タが採用されている理由は、モ−
タの発停によるモ−タへの負荷の影響が電動モ−タより
も少ないからである。
【0025】また、駆動モータ38には、駆動モータ3
8の回転を光学的に読み取りパルスを発生させる検出部
40が設けられており、検出部40からのパルスによっ
て駆動モータ38の回転に比例して往復移動する係合子
28の位置を正確に認識することができる。この検出部
40は、次に述べる制御機構22の演算処理部72に接
続されており、係合子28の位置を制御機構22に伝達
する機能を備えている。
【0026】検出部40は制御機構22が入力されたデ
ータ基づいて設定された係合子28の移動量に達するよ
うに駆動モータ38を制御させる制御機構22に係合子
28の位置を示すパルスを伝達するために設けられてい
る。したがって、制御機構22の演算処理部72におい
て、検出部40からのパルスと入力デ−タに基づいて設
定された係合子28の移動量に相当するパルスを比較
し、検出部40からのパルスが設定された係合子28の
パルスと一致したとき係合子28が停止されて正確な移
動が制御されることになる。この実施例ではエンコーダ
と称するものが採用されている。
【0027】ロ−ル用進退手段18と規制手段20を駆
動制御させる油圧機構65について説明する。油圧機構
65は、ポンプ50、タンク52、3種類の電磁弁5
4、56、58、可変絞り付逆止弁60、62、逆止弁
64、圧力設定用のリリ−フ弁66、68などから構成
されている。
【0028】規制手段20側は、駆動モ−タ38と駆動
モ−タ38を制御させる電磁弁54が油圧配管を介して
接続され、ポンプ50に接続されている。ロ−ル用進退
手段18側は、駆動モ−タ38とロ−ル用進退手段18
を制御させる電磁弁56が油圧配管を介してポンブ50
に接続されている。2個のリリ−フ弁66、68はそれ
ぞれ圧力設定を切り換えるため電磁弁58が油圧配管を
介してポンプ50に接続されている。
【0029】次に制御機構22について説明する。この
実施例の制御機構22は、所望のロール10、12間の
間隙を示す入力データに基づいてロール用進退手段18
や規制手段20を制御するものである。基本的には、デ
ータを入力するための入力部48、データを演算処理す
る演算処理部50、演算処理された出力データを出力す
る出力部52、入力データや出力データを記憶保存する
ための記憶部54から構成されている。
【0030】この制御機構22の出力部70は電気的な
配線によりポンプ50、電磁弁54、56、58に接続
されている。ロ−ル用進退手段18側は電磁弁56およ
びリリ−フ弁64側の電磁弁58にそれぞれ接続されて
いる。そして、制御機構22の演算処理部72と規制手
段20の検出部40とは接続されている。これらの構成
により出力部70からの電気的な信号を受けてポンプ5
0、電磁弁54、56、58が作動されてロ−ル用進退
手段18や駆動モ−タ38が制御されることになる。
【0031】上記のように構成された制御機構22は、
データの入力と記憶部54に接続されている予め設定さ
れた順序や条件に基づいて油圧機構65を通じてロール
用進退手段18や規制手段20が駆動制御される(図
1、図4を参照)。
【0032】次にこの発明の実施例についてその作用を
説明する。所望のロール10、12間の間隙を設定する
ために必要なデータを制御機構22の入力部48に入力
する(図4、図11を参照)。この場合、ロール用進退
手段18によってロール10、12間の間隙は最大とな
るようにロール進退手段18の連結片32は収縮させて
おく(図5を参照)。ロ−ル10、12の間隙を大きく
とる理由は、原料土の粉砕に先立ってロ−ル10、12
の保守、点検を作業者が実施し易くするためにロ−ル1
0、12間のスペ−スを広くすることを主たる目的とし
ている。したがって、一対のロ−ル10、12は隔離し
ている。
【0033】入力部48に予め予定される一対のロ−ル
10、12間の間隙に対応する数値のデータが入力され
ると、演算処理部50によって出力データが得られる
(図4、図11を参照)。この出力データに基づき、ま
ず油圧機構65により制御されたロール用進退手段18
は油圧機構65の作動により、連結片32が伸長され、
支持アーム14を揺動させることにより、一方のロール
10を他方のロ−ル12に当接する(図6を参照)。こ
れらのロール10、12の当接によりロール10、12
間の間隙は解消される。
【0034】次に駆動モータ38が油圧機構65の作動
により、駆動され駆動軸36を通じて螺旋軸34にその
回転力が伝達され、係合子28がストッパ−30側に移
動して支持アーム14のストッパ−30に当接し、係合
子28の停止とともに駆動モータ38が停止される(図
4、図11を参照)。係合子28がストッパ−30に当
接して停止したとき、その停止位置が係合子28の原点
の位置を原点として認識できる(図7を参照)。
【0035】次に油圧機構65の作動によりロール用進
退手段18が作動されて、連結片32が再び収縮され、
他方のロール10から一側のロ−ル12が最大に隔離さ
れる(図8を参照)。そして再び駆動モータ38が作動
されて螺旋軸34の回転とともに係合子28がロール用
進退手段18側に向けて移動する(図9を参照)。この
係合子28の移動量は制御機構22の入力部48に入力
されたデータに基づいて決定される(図4、図11を参
照)。一対のロール10、12が当接状態のときの係合
子28の位置を原点とし、係合子28が原点から移動し
た距離が移動量として示されるから、この移動距離が駆
動モータ38の回転から読み取られるパルスと比例する
(図4、図11を参照)。
【0036】このとき、検出部40により係合子28の
移動量に相当するパルスが常に発せられつつ、制御機構
22に伝達される。制御機構22は伝達されたパルスが
係合子28の移動すべき移動量に相当するパルス数に達
するまで駆動モータ38を制御する(図4、図11を参
照)。
【0037】係合子28が移動すべき移動量を満たすと
駆動モータ38が停止して併せて係合子28も停止す
る。係合子28が停止すると再びロール用進退手段18
が作動され、その連結片32により支持アーム14が揺
動されては一方のロール10に接近するように移動す
る。そしてロール進退手段18による支持アーム14の
揺動は、支持アーム14のストッパー30が係合子28
に当接されることによって停止される(図10を参
照)。
【0038】したがって、支持アーム14のストッパ−
30と係合子28の規制によって停止され、入力された
データに基づく一方と他方とのロール10、12間の間
隙調整が完了する(図4、図10、図11を参照)。
【0039】
【発明の効果】この発明は上記のように構成されている
ので、以下の効果を奏する。一対のロール間の間隙調整
を行うに、ロール用進退手段である油圧シリンダは間隙
の調整機能のほか、ロールクラッシャーの運転時に原料
土の圧壊により生じる他方のロールへの負荷に対して、
支持アームの妄動を防止するための付勢手段としての機
能を有し、一方、制御機構は、データの入力と記憶部に
接続されている予め設定された順序や条件に基づいて油
圧機構を通じてロール用進退手段や規制手段を駆動制御
し、制御機構の演算処理部において、油圧モータの回転
を読み取りパルスを発生させる検出部からのパルスと入
力デ-タに基づいて設定された係合子の移動量に相当す
るパルスを比較し、検出部からのパルスが設定された係
合子のパルスと一致したとき油圧モータが停止され、
圧モータの停止に伴って係合子が停止されて正確な移動
が制御され、制御機構に所望のロール間の間隙を示す入
力データを入力するだけでよいので、熟練者の作業を必
要とせず、正確かつ短時間でロールの微妙な間隔の調整
を自動的に行うことができる。また、規制手段の駆動モ
ータとして油圧モータが採用されているから、モータの
発停によるモータへの負荷の影響が電動モータよりも少
ない。なお、規制手段の螺旋軸の両側は機台に支持さ
れ、螺旋軸には螺旋軸の回転によって往復移動自在な係
合子が嵌装されているから、支持アームの回動を螺旋軸
により直接的に規制することがなく、係合子により支持
アームの回動を規制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ロールクラッシャーの側面図である。
【図2】要部の斜視図である。
【図3】同正面図である。
【図4】この実施例のロールクラッシャーの要部を示す
説明図である。
【図5】一対のロ−ル間が開いた状態を示す説明図であ
る。
【図6】一対のロ−ルが接触している状態を示す説明図
である。
【図7】一対のロ−ル間の間隙の原点の位置を示す説明
図である。
【図8】一対のロ−ルが開放された状態を示す説明図で
ある。
【図9】規制手段の係合子がストッパ−に向けて前進し
ている状態を示す説明図である。
【図10】一対のロ−ル間の間隙を設定完了した状態を
示す説明図である。
【図11】ロ−ル間の間隙が設定されるまでの過程を示
すフローチャートである。
【符号の簡単な説明】
10 他方のロール 12 一方のロール 14 支持アーム 16 支点軸 18 ロール用進退手段 20 規制手段 22 制御機構 24 機台 26 回転軸 28 係合子 30 ストッパ− 32 連結片 34 螺旋軸 36 駆動軸 38 駆動モータ 40 検出部 42 支承部材 44 摺動軸 46 伝達部 48 入力部 50 演算処理部 52 出力部 54 記憶部 65 油圧機構 70 出力部 72 演算処理部 74 入力部 76 記憶部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B02C 4/00 - 4/44 B02C 18/00 - 18/44

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対のロールが一定の間隔を隔てて機台
    上に回転自在に設けられ、 支持アームが支点軸を介して機台に回動自在に設けら
    れ、支持アームの上方に一方のロールが装着されるとと
    もにその下方にストッパーが設けられ、 機台の傍らにロール用進退手段が設けられるとともに、
    ロール用進退手段が支持アームの下方に連結され、 支持アームの下方において両側が機台に支持された螺旋
    軸と、螺旋軸に嵌装された往復移動自在な係合子と、回
    転力を螺旋軸に伝達する駆動モータと、駆動モータの回
    転を光学的に読み取り係合子の移動量に相当するパルス
    を発生させる検出部とからなる規制手段が支持アームの
    傍らに設けられ、螺旋軸の径より大きな孔がストッパーに備えられるとと
    もに、少なくともストッパーの孔の径より大きい当たり
    面が係合子に備えられ、 ロール用進退手段を油圧シリンダとするとともに規制手
    段の駆動モータを油圧モータとし、 油圧シリンダおよび規制手段の油圧モータを油圧制御す
    る油圧機構が設けられ、油圧機構が、出力部、演算処理
    部、ロールの間隙を示す入力データを入力する入力部、
    記憶部からなる制御機構に接続され、 制御機構が、データの入力と記憶部に接続されている予
    め設定された順序や条件に基づいて油圧機構を通じてロ
    ール用進退手段や規制手段を駆動制御させることを特徴
    とするロールクラッシャーのロール間隙調整装置。
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