JPH089914A - 豆腐用フレーク大豆の製造方法および製造装置 - Google Patents

豆腐用フレーク大豆の製造方法および製造装置

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JPH089914A
JPH089914A JP6146136A JP14613694A JPH089914A JP H089914 A JPH089914 A JP H089914A JP 6146136 A JP6146136 A JP 6146136A JP 14613694 A JP14613694 A JP 14613694A JP H089914 A JPH089914 A JP H089914A
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JP
Japan
Prior art keywords
soybeans
machine
soybean
flakes
heating
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Pending
Application number
JP6146136A
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English (en)
Inventor
Risaburo Giga
利三郎 儀賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YAMARI KK
Original Assignee
YAMARI KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、豆腐の製造に好適な豆腐用フレー
ク大豆の改良された製造方法およびその製造装置に関
し、品質の優れたフレーク大豆を高い生産性で製造でき
るフレーク大豆の製造方法および製造装置を提供するこ
とを目的とする。 【構成】 プリクリーナ1を付設した大豆転選機4に石
抜機5を連設し、さらに予熱槽7を経て加熱機8を連設
し、冷却装置13を経て乾燥品タンク15を連設し、次
いで原料大豆を脱皮する脱皮機16を連設し、原料大豆
の皮と身を分離するアスピレータ19を介してロータリ
ーシフター20を連設し、再度、石や金属等の除去を行
う石抜機21を連結し、原料大豆を10〜15割れの粒
状物に割砕する割砕機24を経て厚さ0.2〜0.3m
mのフレーク状に圧扁するフレーク加工機26を連設し
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、豆腐の製造に好適な豆
腐用フレーク大豆の改良された製造方法およびその製造
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】大豆を原料として豆腐を製造する方法と
して、特公昭61−48900号公報には、一旦、大豆
を4ツ割りから8ツ割りにした後、圧扁ローラーを通し
て薄いフレーク状の食品とし、このフレーク状の食品
を、豆腐などの加工食品を製造するために提供しようと
する提案が開示されている。
【0003】すなわち、特公昭61−48900号公報
に記載されたフレーク状に構成された豆乳製造に好適な
食品の製法は、ブラッシングによて原料大豆に付着して
いる土壌や土壌菌を除去したのち、当該原料大豆の皮が
身と分離し易い状態となるよう水分量の調整をし、これ
を皮と身とに分離すると共に、身を4ツ割から8ツ割に
処理して得た粒状物を圧扁ローラーにて満べんなく分散
してフレーク状に構成した豆乳製造に好適な食品を製造
しようとするものである。
【0004】また、その製造装置として、図2に示すよ
うに、原料大豆からホコリ等を分離するセパレータaに
土壌や土壌菌を除去するためのブラッシングマシンbが
連設され、ブラッシングマシンbには当該原料大豆の水
分量を調整するためのバンド乾燥機cを連設し、バンド
乾燥機cには原料大豆を4ツ割から8ツ割すると共に皮
と身とを分離する脱皮機dが連結され、脱皮機dにはセ
パレータeを介して分級器fが連結され、分級器fには
圧扁ローラーgが連結された装置が開示されている。
【0005】しかしながら、上記の製法においては、大
豆の皮や胚芽などが完全に分離されず、また大豆に含ま
れる酵素の働きが残存しているため、製品の味の劣化お
よび貯蔵性の悪化などが生じ、さらに、原料大豆を4ツ
割から8ツ割の粒状物としているため粒状物が大きく、
圧扁したフレーク状物も粗大であって、品質が低下した
り、後の加工工程の障害が発生し易いなどの問題点を有
している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
点に着目してなされたもので、美味で貯蔵性が良く、品
質の優れたフレーク大豆を高い生産性で製造できるフレ
ーク大豆の製造方法および製造装置を提供することを課
題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の課題を達成するた
め、請求項1に記載した発明の豆腐用フレーク大豆の製
造方法は、 イ)原料大豆に対し風選、転選、比重選別を行う選別工
程と、 ロ)約65℃の熱風で約2〜3時間加熱する予備乾燥工
程と、 ハ)約90℃〜100℃の熱風で約2〜3分間加熱する
工程と、 ニ)室温に達するまで冷却する工程と、 ホ)大豆の皮を剥ぐ脱皮工程と、 ヘ)大豆の皮と微粉とを分離する風選工程と、 ト)脱皮されていない大豆を篩分けして脱皮工程に戻す
工程と、 チ)再度、石、金属片等の夾雑物を除去する工程と、 リ)脱皮した大豆を10〜15割れに割砕する工程と、 ヌ)圧扁ローラーを通して厚さ0.2〜0.3mmのフ
レーク状に圧扁する工程とからなることを特徴とする。
【0008】請求項2に記載した発明の豆腐用フレーク
大豆の製造装置は、上部に風選を行うプリクリーナを付
設した大豆転選機に石抜機を連設し、該石抜機に予熱槽
を経て加熱機を連設し、該加熱機に冷却装置を経て乾燥
品タンクを連設し、該乾燥品タンクに原料大豆を脱皮す
る脱皮機を連設し、該脱皮機には原料大豆の皮と身を分
離するアスピレータを介してロータリーシフターを連設
し、該ロータリーシフターに再度、石や金属等の除去を
行う石抜機を連結し、該石抜機に原料大豆を10〜15
割れの粒状物に割砕する割砕機を経て厚さ0.2〜0.
3mmのフレーク状に圧扁するフレーク加工機を連設し
てなることを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明によれば、原料大豆の選別工程に、大豆
を転がして選別する転選を行っているため選別が確実と
なり、品質の優れた原料大豆を選別することができる。
予備乾燥工程に加えて加熱機を連設して、約90℃〜1
00℃の熱風で大豆の表面だけを約2〜3分間加熱して
いるため、大豆に含まれる酵素の働きを失活させること
ができ、製品の味および貯蔵性が向上する。すなわち、
水分量調整後の原料大豆に対し、比較的高温の熱風を約
2〜3分間の短時間曝すことにより、比較的熱に弱い酵
素、たとえば、大豆に含まれる油脂分を酸化させる触媒
の働きをする酵素と言われているリポキシゲナーゼ(リ
ポキシダーゼともいう)を失活させることができる。そ
のため、製品の日持ち(安定性、貯蔵性をいう)が極め
て良好となる。
【0010】脱皮工程の後に、再度、石抜機を通して夾
雑物の除去を行っているため、不純物の殆ど残存しない
高品質の製品が得られる。大豆の身を10〜15割れの
ように小さく割砕しているため、粒状物が微細となり、
圧扁の作業性も良く、圧扁したフレークも0.2〜0.
3mmと薄くフレークがしっかりして壊れ難く、豆腐用
フレークとして後の加工工程で高い品質と生産性が得ら
れる品質の優れたフレーク大豆が得られる。
【0011】
【実施例】図1は、本発明の実施例を示す豆腐用フレー
ク大豆の製造装置の構成図である。原料大豆をプリクリ
ーナ1の投入口2から投入すると、送風機3から送り込
まれる風によってホコリやゴミ等の軽い夾雑物が吹き飛
ばされ、原料大豆と軽い夾雑物とが分離される。次い
で、原料大豆は大豆転選機4に送り込まれ、大豆転選機
4の中で転がされ、転がりの程度によって選別され、さ
らに石抜機5にて、比重選別を行って原料大豆に混入さ
れている石や金属片等の重い夾雑物が除去される。
【0012】石抜機5を経た原料大豆は、バッケットエ
レベータ6で予熱槽7へ送り込まれ、65℃の熱風で約
2ないし3時間加熱による予備乾燥が行われ、引き続き
予熱槽7に連設した加熱機8に送り込まれ、熱風発生炉
9から供給される90ないし100℃の熱風で約2ない
し3分間処理することにより、原料大豆の表面だけを加
熱して、原料大豆に含まれる酵素の働きを失活させる。
また、加熱機8に付設された加圧ファン10により、加
熱機8の熱風をサイクロン11に送り込んで予熱槽7内
の皮やホコリを除去する。12は排気ファンである。
【0013】加熱機8で加熱処理された原料大豆は、冷
却装置13およびバッケットエレベータ14を経て室温
まで冷却された後、乾燥品タンク15に貯留される。乾
燥品タンク15から一定量の原料大豆を脱皮機16に送
り込むことにより、原料大豆は皮と身に分離され、バッ
ケットエレベータ17により、サイクロン18を付設し
たアスピレータ19内に送り込まれ、風選により、身、
皮、微粉に選別され、次いで、ロータリーシフター20
において篩い分けにより、脱皮されていない原料大豆は
前記脱皮機16に戻されると共に、大豆の胚芽を分離す
る。
【0014】そして、再度、別の石抜機21を通して
石、金属等を除去した後、バッケットエレベータ22に
より割砕ロール23を有する割砕機24へ送り込み、原
料大豆1粒を10〜15割れの粒状物に割砕した後、圧
扁ローラー25を有するフレーク加工機26によってこ
の粒状物を0.2〜0.3mmの厚さを有する均一なフ
レーク状に加工してフレーク大豆を形成し、バッケット
エレベータ27により製品タンク28へ送り込み、計量
機29で一定量に袋詰めすることにより、豆腐製造業者
や販売業者等に供給される製品が形成される。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、原料大豆の選別工程
に、転選を加えているため選別が確実となり、品質の優
れた原料大豆を選別することができ、予備乾燥工程に加
えて加熱機を連設して、約90℃〜100℃の熱風で大
豆の表面だけを約2〜3分間加熱しているため、大豆に
含まれる酵素の働きを失活させることができ、製品の味
および貯蔵性が向上する。また、脱皮機の後に、再度、
石抜機を通して夾雑物の除去を行っているため、不純物
の殆ど残存しない高品質の製品が得られる。さらに、大
豆の身を10〜15割れのように小さく割砕しているた
め、粒状物が微細となり、圧扁の作業性も良く、圧扁し
たフレークも0.2〜0.3mmと薄くフレークがしっ
かりして壊れ難く、豆腐用フレークとして後の加工工程
で高い品質と生産性が得られる品質の優れたフレーク大
豆が得られるなどの利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す豆腐用フレーク大豆の製
造装置の構成図である。
【図2】従来の豆乳製造に好適な食品の製造装置を示す
構成図である。
【符号の説明】
1 プリクリーナー 4 大豆転選機 5 石抜機 7 予熱槽 8 加熱機 13 冷却装置 15 乾燥品タンク 16 脱皮機 19 アスピレータ 20 ロータリーシフター 21 石抜機 24 割砕機 26 フレーク加工機

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原料大豆を割砕したのち、圧扁ローラー
    により圧扁してフレーク状の大豆を製造する豆腐用フレ
    ーク大豆の製造方法であって、 イ)原料大豆に対し風選、転選、比重選別を行う選別工
    程と、 ロ)約65℃の熱風で約2〜3時間加熱する予備乾燥工
    程と、 ハ)約90℃〜100℃の熱風で約2〜3分間加熱する
    工程と、 ニ)室温に達するまで冷却する工程と、 ホ)大豆の皮を剥ぐ脱皮工程と、 ヘ)大豆の皮と微粉とを分離する風選工程と、 ト)脱皮されていない大豆を篩分けして脱皮工程に戻す
    工程と、 チ)再度、石、金属片等の夾雑物を除去する工程と、 リ)脱皮した大豆を10〜15割れに割砕する工程と、 ヌ)圧扁ローラーを通して厚さ0.2〜0.3mmのフ
    レーク状に圧扁する工程とからなることを特徴とする豆
    腐用フレーク大豆の製造方法。
  2. 【請求項2】 上部に風選を行うプリクリーナを付設し
    た大豆転選機に石抜機を連設し、該石抜機に予熱槽を経
    て加熱機を連設し、該加熱機に冷却装置を経て乾燥品タ
    ンクを連設し、該乾燥品タンクに原料大豆を脱皮する脱
    皮機を連設し、該脱皮機には原料大豆の皮と身を分離す
    るアスピレータを介してロータリーシフターを連設し、
    該ロータリーシフターに再度、石や金属等の除去を行う
    石抜機を連結し、該石抜機に原料大豆を10〜15割れ
    の粒状物に割砕する割砕機を経て厚さ0.2〜0.3m
    mのフレーク状に圧扁するフレーク加工機を連設してな
    ることを特徴とする豆腐用フレーク大豆の製造装置。
JP6146136A 1994-06-28 1994-06-28 豆腐用フレーク大豆の製造方法および製造装置 Pending JPH089914A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016093164A (ja) * 2014-11-17 2016-05-26 日清オイリオグループ株式会社 大豆油粕の製造方法、大豆油粕中の夾雑物を低減する方法、及び大豆油粕

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5119150A (ja) * 1974-08-08 1976-02-16 Kibun Kk
JPS5334947A (en) * 1976-09-09 1978-03-31 Tsutae Tsunoda Production of and apparatus for odorless fine particle of soy bean
JPS6148900A (ja) * 1984-08-16 1986-03-10 日本電気株式会社 音声合成装置

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19970513