JPH089898Y2 - コネクタの結線構造 - Google Patents

コネクタの結線構造

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JPH089898Y2
JPH089898Y2 JP1990062179U JP6217990U JPH089898Y2 JP H089898 Y2 JPH089898 Y2 JP H089898Y2 JP 1990062179 U JP1990062179 U JP 1990062179U JP 6217990 U JP6217990 U JP 6217990U JP H089898 Y2 JPH089898 Y2 JP H089898Y2
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JP1990062179U
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健策 佐藤
光幸 小久保
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Hirose Electric Co Ltd
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Hirose Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案は各電子制御機器等に用いられるシールド電線
用のコネクタの結線構造に関するものである。
《従来の技術》 従来のこの種のコネクタは第8図に示すようにシール
ド電線aの先端部の外部被覆gを剥ぎ、シールドbと信
号線cとに分離し、このシールドbを一本の線にしてコ
ネクタ本体dの接触端子eに結線し、また、信号線cを
コネクタ本体dの接触端子fに圧接などの結線方法で結
線して構成されていた。
しかしながら、上記の従来例では、シールドbを一本
の線にしてコネクタ本体dの接触端子eに結線し、ま
た、信号線cをコネクタ本体dの接触端子fに圧接など
の結線方法で結線するように、シールドbと信号線cと
の接触端子e、fへの結線を別々に行う必要があり、結
線作業の連続化、自動化が難しいものになっていた。ま
た、信号線cはシールドが解かれているためにシールド
効果は無きに等しいものであった。
このような不具合を解消するために、本出願人は、先
に、シールド外筒部材にコンタクト保持部とシールド電
線のシールド線を保持圧着するシールド線圧着部とシー
ルド電線のシースを圧着するシース圧着部とを設け、芯
線コンタクトにシールド電線の芯線を圧着する芯線圧着
部とシールド電線の芯線被覆を圧着する芯線被覆圧着部
とを設けてシールド外筒部材のコンタクト保持部内に絶
縁体を介して芯線コンタクトを収容保持した電気接触端
子を有するコネクタを提唱し、芯線コンタクトの芯線圧
着部内にシールド電線の芯線を、芯線被覆圧着部内に芯
線被覆を、シールド外筒部材のシールド線圧着部内にシ
ールド線を、シース圧着部内にシースをそれぞれ挿入
し、これらの圧着部の圧着片で圧着するようにしてい
た。
《考案が解決しようとする課題》 しかしながら、シールド電線のシールド線の圧着時、
圧着片の圧着(かしめ)が緩く行われると、シールドが
不良状態になるという問題点があった。
本考案は、上記の問題点に着目して成されたものであ
って、その目的とするところは、シールド電線のシール
ド線の圧着部分において、圧着片の圧着が緩くても、シ
ールドを保持するこができてシールド性が良好になるコ
ネクタの結線構造を提供することにある。
《課題を解決するための手段》 上記の目的を達成するために本考案は、シールド外筒
部材にコンタクト保持部とシールド電線のシールド線を
保持圧着するシールド線圧着部とシールド電線のシース
を圧着するシース圧着部とを設け、芯線コンタクトにシ
ールド電線の芯線を接続する芯線接続部とシールド電線
の芯線被覆を圧着する芯線被覆圧着部とを設けてシール
ド外筒部材のコンタクト保持部内に絶縁体を介して芯線
コンタクトを収容保持した電気接触端子を備え、この電
気接触端子のシールド線圧着部をU字状に起立した一対
の圧着片で構成し、これらの圧着片に、切起片よりなる
係止片を、前記シールド線圧着部の内方に倒し且つ前記
係止片の先端部を前記圧着片の起立方向に向けて形成し
た構成にしてある。
《作用》 かかる構成によると、シールド電線のシールド線の圧
着で、シールド線に係止片を喰い込ませて、シールド外
筒部材とシールド線との接触を確保し、圧縮片の圧着が
緩くても、シールドを保持するようにしてシールド性を
良好にする。
《実施例》 以下本考案を第1図乃至第7図に基づいて説明する。
第1図はコネクタの結合前の斜視図、第2図は電気接
触端子の分解斜視図、第3図はシールド外筒部材の圧着
部の斜視図、第4図はシールド電線のシールド線のシー
ルド線圧着部への挿入状態を示す説明図、第5図は電気
接触子にシールド電線を圧着する状態を示す説明図であ
る。
コネクタAは雌側コネクタBと雄側コネクタCとを備
えており、雌側コネクタBはハウジングD内に電気接触
端子1を設けて成る。
この電気接触端子1はシールド外筒部材3と絶縁体4
と2本の芯線(信号線)コンタクト5とより成る。
シールド外筒部材3は、三つの領域に区分され、筒状
のコンタクト保持部7とシールド線圧着部6とシース圧
着部8とから成り、コンタクト保持部7の周部の後部に
は後述する圧着片の起立方向に向かう治具挿入口10a,10
bが形成してある。そして、シールド線圧着部6は、U
字状に起立した圧着片9、9を備え、シース圧着部8
は、U字状に起立した圧着片11、11を備えている。シー
ルド線圧着部6の圧着片9には、切起片よりなる係止片
9aが内側方に倒してしかもその先端部6bを圧着片9の解
放側に向けて形成してある。
前記芯線コンタクト5はコンタクト本体14と芯線接続
部である芯線圧着部15と芯線被覆圧着部16から成ってい
る。コンタクト本体14はピン状であり、芯線圧着部15は
U字状に起立した圧着片17、17を備えており、また、芯
線被覆圧着部16はU字状に起立した圧着片18、18を備え
ている。
そして、シールド外筒部材3のコンタクト保持部6内
に絶縁体4を介して互いに平行に2本の信号線コンタク
ト5が収容保持されており、信号線コンタクト5の芯線
圧着部15および芯線被覆圧着部16はコンタクト保持部6
に設けた治具挿入口10a、10b内に位置している。
電気接触端子1に接続されるシールド電線2は、第2
図に示すように、シース21からシールド線22が露出さ
れ、このシールド線22から芯線被覆23が露出され、さら
に、芯線被覆23から芯線24が露出されている。
次に、シールド電線2の電気接触端子1への結線を説
明する。
芯線コンタクト5の芯線圧着部15の圧着片17、17間に
シールド電線2の芯線24を、芯線被覆圧着部16の圧着片
18、18間に芯線被覆23を、シールド外筒部材3のシール
ド線圧着部6の圧着片9、9間にシールド線22を、シー
ス圧着部8の圧着片11、11間にシース21をそれぞれ挿入
する。
前記シールド線22が、シールド線圧着部6の圧着片
9、9間に挿入されたとき、第4図に示すように、係止
片9aがシールド線22の左右に喰い込みこのシールド線22
を圧着片9、9間に保持すると共に、圧着片9、9のシ
ールド線22への接続を確実なものにする。
この状態から、第5図に示すように芯線コンタクト用
の圧着治具であるアンビル24a、24bとクランパー25a、2
5bを用い、さらに、シールド線およびシース専用の圧着
治具であるアンビル26a、26bとクランパー27a、27bとを
用いて、芯線24を圧着片17、17で、芯線被覆23を圧着片
18、18で、シールド線22をシールド線圧着部6の圧着片
9、9で、シース21をシース圧着部8の圧着片11、11
で、それぞれ一度に圧着する。すなわち、圧着治具であ
るアンビル24aを治具挿入口10aから挿入するとともにク
ランバー25aを治具挿入口10bに挿入して芯線圧着部15の
圧着片17、17を加圧し、圧着片17、17で芯線24を圧着
し、さらに、圧着治具であるアンビル24bとクランパー2
5bとを用いて芯線被覆圧着部16の圧着片18、18で芯線被
覆23を圧着する。これと同時に、圧着治具であるアンビ
ル26a、26bとクランパー27a、27bとを用いてシールド線
圧着部6の圧着片9、9でシールド線22を、シース圧着
部8の圧着片11、11でシース21をそれぞれ圧着すること
により第6図のように電気接触端子1にシールド電線2
が接続される。
本実施例においては、シールド電線2のシールド線22
には係止片9aが喰い込んでいるために、圧着片9、9の
圧着が緩くても、シールドが取れる。
なお、芯線コンタクト5の芯線接続部を芯線圧着部に
してもよい。この場合、クランパー25aが不要になり、
シールド線2の芯線24は芯線被覆23に被覆されたままで
ある。
《考案の効果》 以上説明したように、本考案は、シールド外筒部材に
コンタクト保持部とシールド電線のシールド線を保持圧
着するシールド線圧着部とシールド電線のシースを圧着
するシース圧着部とを設け、芯線コンタクトにシールド
電線の芯線を接続する芯線接続部とシールド電線の芯線
被覆を圧着する芯線被覆圧着部とを設けてシールド外筒
部材のコンタクト保持部内に絶縁体を介して芯線コンタ
クトを収容保持した電気接触端子を備え、この電気接触
端子のシールド線圧着部をU字状に起立した一対の圧着
片で構成し、これらの圧着片に、切起片よりなる係止片
を、前記シールド線圧着部の内方に倒し且つ前記係止片
の先端部を前記圧着片の起立方向に向けて形成したこと
により、前記電気接触端子のシールド線圧着部の圧着片
間にシールド電線のシールド線が挿入されたときに前記
係止片がシールド線に喰い込む。すなわち、圧着片でシ
ールド線を圧着(圧着片でシールド線を圧着するために
圧着片をシールド線側に移動させる)することに関係な
く、前記係止片がシールド線に突き刺さるので、圧着片
の圧着後の緩み、拡がりによっては、前記係止片がシー
ルド線から外れない。したがって、圧着状態が緩くても
シールド接続が確実に行われてシールド性が良好にな
る。
また、前記係止片をシールド線に喰い込ませた後に圧
着しているので、圧着片とシールド線が一体化してお
り、圧着片の緩みが生じ難く、例え、緩んだとしても、
圧着片とシールド線が一体化しているためにシールド接
続は保たれてシールド性が良好になる。
【図面の簡単な説明】
第1図はコネクタの結合前の斜視図、第2図は電気接触
端子の分解斜視図、第3図はシールド外筒部材の圧着部
の斜視図、第4図はシールド電線のシールド線のシール
ド線圧着部への挿入状態を示す説明図、第5図は電気接
触子にシールド電線を圧着する状態を示す説明図、第6
図は電気接触子にシールド電線を圧着した状態を示す斜
視図、第7図は第6図VII-VII線に沿う断面図、第8図
は従来のコネクタの結線構造の斜視図である。 1……電気接触端子、2……シールド電線、3……シー
ルド外筒部材、4……絶縁体、5……芯線コンタクト、
6……シールド線装着部、8……シース圧着部、9……
圧着片、9a……係止片、15……芯線圧着部(芯線接続
部)、16……芯線被覆圧着部、21……シース、23……芯
線被覆、24……芯線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シールド外筒部材にコンタクト保持部とシ
    ールド電線のシールド線を保持圧着するシールド線圧着
    部とシールド電線のシースを圧着するシース圧着部とを
    設け、芯線コンタクトにシールド電線の芯線を接続する
    芯線接続部とシールド電線の芯線被覆を圧着する芯線被
    覆圧着部とを設けてシールド外筒部材のコンタクト保持
    部内に絶縁体を介して芯線コンタクトを収容保持した電
    気接触端子を備え、この電気接触端子のシールド線圧着
    部をU字状に起立した一対の圧着片で構成し、これらの
    圧着片に、切起片よりなる係止片を、前記シールド線圧
    着部の内方に倒し且つ前記係止片の先端部を前記圧着片
    の起立方向に向けて形成したことを特徴とするコネクタ
    の結線構造。
JP1990062179U 1990-06-14 1990-06-14 コネクタの結線構造 Expired - Lifetime JPH089898Y2 (ja)

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