JPH0898585A - 電気装置 - Google Patents

電気装置

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JPH0898585A
JPH0898585A JP6226686A JP22668694A JPH0898585A JP H0898585 A JPH0898585 A JP H0898585A JP 6226686 A JP6226686 A JP 6226686A JP 22668694 A JP22668694 A JP 22668694A JP H0898585 A JPH0898585 A JP H0898585A
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electric device
pulse motor
motor
function expansion
resistor
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JP6226686A
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Katsuhiko Okitsu
克彦 興津
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 装置に複数の機能拡張用オプションを付加し
てもわずらわしい設定を行う必要がなく、また設定ミス
などによる動作不良を防止でき、コネクタへの接続ミス
なども検知できるようにする。 【構成】 マイクロフィルムリーダープリンタ等の電気
装置の制御基板2に、機能拡張用のオプションとして例
えばパルスモータ1を接続できるようにする。また、パ
ルスモータ1と直列に抵抗R1を接続し、その端子電圧
をA/D(アナログ−デジタル)変換器3を介してCP
U4に入力するとともに、CPU4からの信号により駆
動用のトランジスタTr1〜Tr4をオン(ON)にし
てパルスモータ1を駆動できるようにする。そして、抵
抗R1の電圧降下からCPU4によりパルスモータ1の
接続を検知し、自動的にパルスモータ1による拡張機能
の設定を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マイクロフィルムのリ
ーダープリンタ等の電気装置に係り、特に装置の機能を
拡張するためのオプション類を付加することができる電
気装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えばリーダープリンタにお
いて装置の機能を拡張するために、DCソレノイドやパ
ルスモータなどのアクチュエーターをオプションとして
後から取り付けることがある。この時、ディップスイッ
チや操作部の入力キーなどを用いて機能拡張用のオプシ
ョンが付加された状態であることをマイクロプロセッサ
に入力し、ソフト的に制御の切り替えを行うようになっ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の手段でリーダープリンタに後から機能を拡張させる
場合、機能拡張用オプションを付加した後に電気的ある
いはソフト的に設定を行わなければならず、このため、
機能拡張を行う時のわずらわしさが増えるとともに、時
として設定を忘れてしまった場合には拡張機能が正確に
動作しなかったり、最悪の場合にはリーダープリンタが
故障するという問題点があった。
【0004】また、複数の機能拡張用オプションが用意
されている場合には、ハード的,ソフト的設定はますま
す繁雑になり、サービスに要する時間の増加や機械の動
作安定性などにも悪い影響を与えていた。
【0005】さらに、複数の機能拡張用オプションがお
互い近くに存在する場合には、コネクタへの接続ミス
や、接続ミスをなくすための対策によるコネクタ形状の
変更などによる部品点数の増加など、いくつかの悪影響
が発生することがあった。
【0006】本発明は、上記のような問題点に着目して
なされたもので、複数の機能拡張用オプションを付加し
てもわずらわしい設定を行う必要がなく、設定ミスなど
による動作不良も防止でき、またコネクタへの接続ミス
なども検知可能な電気装置を提供することを目的として
いる。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る電気装置
は、次のように構成したものである。
【0008】(1)機能拡張用の電動機器を接続可能な
電気装置において、前記電動機器が接続されたことを検
知する検知手段と、この検知手段により電動機器の接続
が検知されたときにその電動機器の拡張機能の設定を自
動的に行う制御手段を備えた。
【0009】(2)上記(1)の電気装置において、検
知手段は、電動機器と直列に接続した抵抗の電圧降下か
ら該電動機器の接続を検知するようにした。
【0010】(3)上記(2)の電気装置において、検
知手段は、接続された電動機器の故障を該電動機器と直
列に接続した抵抗の電圧降下から検知するようにした。
【0011】(4)上記(2)または(3)の電気装置
において、検知手段は、電動機器のコネクタへの誤接続
を該電動機器と直列に接続した抵抗の電圧降下から検知
するようにした。
【0012】(5)上記(2)ないし(4)何れかの電
気装置において、検知手段は、任意のコネクタに接続さ
れた電動機器の種類を該電動機器と直列に接続した抵抗
の電圧降下から判別するようにした。
【0013】
【作用】本発明によれば、機能拡張用の電動機器が付加
されると、検知手段によりその接続が検知され、自動的
にその電動機器の拡張機能の設定が行われる。
【0014】
【実施例】図1は本発明の第1実施例の構成を示す図で
ある。同図において、1は機能拡張用オプションとして
設けられた電動操作手段(電動機器)であるパルスモー
タ、2はこのパルスモータ1が接続されるリーダープリ
ンタ(電気装置)の制御基板で、内部にパルスモータ1
を電気的に駆動する制御回路を含む。3はA/D変換器
でアナログ電圧データをデジタル電圧データに変換す
る。4はCPUで、不図示のROMの内容にしたがって
リーダープリンタの制御を行う。
【0015】5は機能拡張用オプションの本体で、パル
スモータ1を含めた機械的部品で構成されている。Tr
1〜Tr4はパルスモータ駆動用のトランジスタで、C
PU4からの信号でパルスモータ1を駆動するために順
次オン(ON)する。R1はパルスモータ1と直列に接
続された抵抗である。
【0016】上記CPU4は、抵抗R1の電圧降下から
パルスモータ1がリーダープリンタに接続されたことを
検知する検知手段と、そのパルスモータ1の接続を検知
したときにそのパルスモータ1による拡張機能の設定を
自動的に行う制御手段を構成している。またこのCPU
4で構成された上記検知手段は、抵抗R1の電圧降下か
ら接続されたパルスモータ1の故障も検知する。
【0017】図2は上記のように構成された制御基板2
内の制御回路の動作を示すフローチャートである。ま
ず、制御回路に電源が投入された時、CPU4はモータ
駆動用のトランジスタTr1〜Tr4が全てオフ(OF
F)の状態でA/D変換器3からの電圧データVoff
をサンプルしてメモリに記憶する(ステップS1)。
【0018】次に、トランジスタTr1〜Tr4を一つ
ずつ順次オンにし、それぞれにおけるA/D変換データ
をサンプルし、電圧データV1〜V4としてCPU4内
部のメモリ(RAM)に記憶していく(ステップS2〜
S5)。続いて、先にサンプルして記憶しておいたトラ
ンジスタTr1〜Tr4が全てオフの状態での電圧デー
タVoffと、このトランジスタTr1〜Tr4をそれ
ぞれオンにしたときの電圧データV1〜V4を比較する
(ステップS6)。
【0019】このとき、パルスモータ1が制御回路に接
続されていない場合には、モータ駆動用のトランジスタ
Tr1〜Tr4を順次オンしてもパルスモータ1が接続
されていないため、抵抗R1に流れる電流Irは0にな
り、抵抗R1による電圧降下は発生しない。この状態
は、トランジスタTr1〜Tr4がオフの状態と同じで
あり、各状態でのA/D変換器3からの電圧データは全
て等しくなり、Voff=V1=V2=V3=V4とな
る。
【0020】また、パルスモータ1が機能拡張オプショ
ン用の制御回路に接続されている場合には、モータ駆動
用のトランジスタTr1〜Tr4をオンすることで、パ
ルスモータ1に駆動電流I1〜I4が流れ、この電流は
トランジスタTr1がオンしているときには抵抗R1に
流れる電流Irに等しくなり、I1=Irとなる。この
抵抗R1に電流が流れることで、抵抗R1では電圧降下
が発生する。このため、全ての駆動トランジスタがオフ
の状態でサンプルした電圧データVoffとV1は等し
くなくなる(Voff≠V1)。
【0021】加えて、パルスモータ1は一般的に各巻線
抵抗が一定値を持つので、各モータ駆動用のトランジス
タに流れる電流I1〜I4は等しい値をもつ。これよ
り、V1=V2=V3=V4の関係は維持される。
【0022】そして、Voff≠V1=V2=V3=V
4が成立したとき(ステップS7)、パルスモータ1を
付加したことによる機能拡張用オプションを有効とする
ためのプログラム内部のフラグを有効とし(ステップS
9)、通常の制御状態に移行する。
【0023】しかし、Voff≠V1=V2=V3=V
4が成立しない場合は、パルスモータ内部での巻線のシ
ョートや、モータ駆動用のトランジスタTr1〜Tr4
のいずれかの動作不良などが考えられるので、表示手段
にエラー表示を行うことで速やかな修理を促すことがで
きる(ステップS8)。
【0024】なお、上記の例では、A/D変換器3を用
いて構成しているが、例えばモータ駆動用のトランジス
タをオンした時に出力値が変化するように閾値を設定し
た2値化回路を用いても良く、同様の効果が得られる。
【0025】図3は本発明の第2実施例の構成を示す図
であり、機能拡張用オプションとしてDCソレノイドを
用いた場合を示している。同図中、6は機能拡張用オプ
ションに用意されたDCソレノイド、Tr6はこのDC
ソレノイド6の駆動用のトランジスタである。
【0026】図3の制御基板2の制御回路に電源が投入
された時、CPU4はDCソレノイド駆動用のトランジ
スタTr6がオフの状態でA/D変換器3から入力され
た電圧データVoffをサンプルしてメモリに記憶す
る。
【0027】次に、トランジスタTr6をオンし、その
時のA/D変換データをサンプルし、電圧データV6と
してCPU4内部のRAMに記憶する。そして、先にサ
ンプルして記憶しておいたトランジスタTr6がオフの
状態での電圧データVoffと、このトランジスタTr
6をオンしたときの電圧データV6を比較する。
【0028】このとき、DCソレノイド6が制御回路に
接続されていない場合には、DCソレノイド駆動用のト
ランジスタTr6をオンしてもDCソレノイド6が接続
されていないため、抵抗R1に流れる電流Irは0にな
り、抵抗R1による電圧降下は発生しない。この状態
は、トランジスタTr6がオフの状態と同じであり、各
状態でのA/D変換器3からの電圧データは等しくな
り、Voff=V6となる。
【0029】また、DCソレノイド6が機能拡張用オプ
ションの制御回路に接続されている場合には、DCソレ
ノイド駆動用のトランジスタTr6をオンすることで、
DCソレノイド6に駆動電流I5が流れ、この電流はト
ランジスタTr6がオンしているときには抵抗R1に流
れる電流Irに等しくなりI5=Irとなる。この抵抗
R1に電流が流れることで、抵抗R1では電圧降下が発
生する。このため、駆動トランジスタTr6がオフの状
態でサンプルした電圧データVoffとV6は等しくな
くなる(Voff≠V6)。
【0030】そして、Voff≠V6が成立したとき、
DCソレノイド6を付加したことによる機能拡張用オプ
ションを有効とするためのプログラム内蔵のフラグを有
効とし、通常の制御状態に移行する。
【0031】また、機能拡張用オプションとしてDCソ
レノイド6の代わりにDCモータなどを利用した場合で
も、同じ構成で実施することができる。
【0032】次に、マイクロフィルムリーダープリンタ
において、本発明を実施した第3実施例を図4について
説明する。図4において、8は照明ランプ、9はコンデ
ンサレンズ、10,11はフィルムを挟むための上板ガ
ラス及び下板ガラス、12は投影レンズ、13,14は
投影レンズ12に設けられた調整用のピントリング及び
ズームリング、15はプリズム、16はプリズム15を
回転させるプリズムリング、17〜20は投影スクリー
ン21に像を導くためのミラーで、スクリーン21は上
記ガラス10,11に挟まれたマイクロフィルム22か
らの像を写す。
【0033】23はピントリング13を駆動するための
パルスモータ、24はズームリング14を駆動するため
のパルスモータ、25はプリズムリング16を駆動する
ためのパルスモータで、これらのパルスモータ23〜2
5はリーダープリンタの機能拡張用として取り付けられ
る。
【0034】26〜28はパルスモータ23〜25の駆
動回路で、それぞれ図1に示すトランジスタTr1〜T
r4と抵抗R1、及びA/D変換器3を含む回路で構成
されている。
【0035】また、29,30,31は機能拡張用接続
コネクタで、制御基板2に設けられ、互いに違った種類
のものが使用され、間違って接続されないようになって
いる。
【0036】上記構成のリーダープリンタにおいて、機
能拡張用のパルスモータ23〜25が付加されていない
時には、各操作リングを手動で操作してピント調節,倍
率調節,画像回転調節を行う。
【0037】ここで、各パルスモータ23〜25で実現
できる拡張機能としては、上述の各レンズ調整を外部よ
り行う遠隔操作に加えて、ピントリング13を駆動する
パルスモータ23が付加される場合には、スクリーン上
のピントずれを不図示のセンサにより検知してピント調
節を行うオートフォーカスなどがある。
【0038】また、ズームリング14を駆動するパルス
モータ24が付加される場合には、スクリーン上の画像
サイズを不図示のセンサによって検知し、画像がプリン
ト用紙内に収まるように拡大倍率を変更するオートズー
ムなどがある。
【0039】また、プリズムリング16を駆動するパル
スモータ25が付加される場合には、スクリーン上の画
像の傾きを自動的に補正する自動傾き補正などの機能が
あげられる。
【0040】そして、これらの機能を実現するためのセ
ンサ類はここでは図示しないが、CCDなどを用いてマ
イクロフィルムの画像をデジタル的に処理するマイクロ
フィルムリーダープリンタにおいては、画像読み取り用
のセンサを利用することができる。
【0041】また、制御基板2内の制御回路は、リーダ
ープリンタの制御を行うと同時に、不図示のセンサから
の信号や外部の遠隔操作手段などからの信号を利用し
て、機能拡張用オプションのパルスモータが付加されて
いる場合には各パルスモータ23〜25を駆動する。
【0042】図5は上述の設定動作を示すフローチャー
トである。このルーチンは、リーダープリンタの電源が
入った時、機能拡張用オプションの接続確認を行う。ま
ず、パルスモータ23の駆動回路26を図2のフローチ
ャートと同じ手段で制御し、ピント駆動モータの接続を
確認(チェック)する(ステップS11)。そして、ピ
ント駆動モータの接続を確認した場合は、エラーの確認
を行った後、問題ない場合には機能拡張用オプションの
オートフォーカスを使用可能とする内部フラグを操作す
る。
【0043】以降、同様の手段でズーム駆動モータ,プ
リズム駆動モータを確認していく。
【0044】すなわち、上記ピント駆動モータの接続を
検知したとき(ステップS12)、モータ不良を検知し
た場合には(ステップS13)、エラーを表示して処理
待ち状態となり(ステップS14)、モータ不良でなけ
ればオートフォーカスのオプションフラグをオンにする
(ステップS15)。
【0045】続いて、ズーム駆動モータの接続をチェッ
クし(ステップS16)、その接続を検知したときに
(ステップS17)、モータ不良であればエラー表示し
て処理待ちになるが(ステップS14)、モータ不良で
なければ(ステップS18)、オートズームのオプショ
ンフラグをオンにする(ステップS19)。
【0046】同様にして、プリズム駆動モータの接続を
チェックし(ステップS20)、その接続を検知したと
きに(ステップS21)、モータ不良であればエラー表
示して処理待ちとなり、モータ不良でなければ(ステッ
プS22)、自動傾き補正のオプションフラグをオンに
する(ステップS23)。
【0047】このように、各パルスモータ23〜24の
判定を図5に示すフローチャートに基づいて行えば、サ
ービスマンあるいはユーザーによる繁雑な操作や、これ
ら操作による設定ミスを行うことなく、速やかにかつ簡
潔に機能拡張を設定することができる。
【0048】これにより、不図示の操作、表示部上に設
けられた表示LEDや操作SW類を有効にする制御を行
い、ユーザーの操作を待つようにすることができる。
【0049】また、一部のパルスモータが故障した場合
でも、故障したパルスモータによる機能拡張のみを使用
中止にすることで、その他の機能に必要以上の無理を行
うことなく制御を変更することも簡単にできるようにな
る。
【0050】さらに、各パルスモータ23〜25の故
障、制御基板2のパルスモータ駆動回路の異常などもす
ばやく判定することが可能となり、メンテナンスに掛け
る時間も大幅に削減することができる。
【0051】また、機能拡張用オプションの接続用のコ
ネクタ32〜34は、パルスモータ単体あるいはDCソ
レノイド,DCモータなどの負荷を接続する最低限のピ
ン数で実現できることから、オプション構成も簡単なも
のとなる。
【0052】また、以上の実施例における構成は、リー
ダープリンタ以外の装置においても、パルスモータなど
を利用した機能拡張用オプションを有する構成であれ
ば、応用することが可能である。
【0053】ここで、複数の機能拡張用オプションに対
して機能拡張を制御するとき、制御基板上に設けられた
接続コネクタがオプションの種類に比べ少ない場合は、
接続コネクタに複数種の機能拡張用オプションのいずれ
かが接続されることになる。このような場合、従来では
かなり複雑な設定が必要となっていた。
【0054】しかし、複数の機能拡張用オプションで使
用されるパルスモータやDCソレノイド,DCモータな
どの内部抵抗値を変更して構成することで、駆動トラン
ジスタをオンした時の電圧降下量が各オプション毎に変
化する。この電圧降下量の変化を利用することで、任意
の機能拡張用オプションを任意の接続コネクタに取り付
けることができるようになる。
【0055】例えば、パルスモータの内部抵抗値を、ピ
ントリング駆動パルスモータの場合は60Ω、ズームリ
ング駆動モータの場合は80Ω、プリズムリング駆動モ
ータの場合は100Ωのように変更しておくと、モータ
に直列に接続した抵抗による電圧降下は、ピントリング
駆動パルスモータの場合が最も大きくなり、次にズーム
リング駆動モータ、ズームリング駆動モータの順にな
る。
【0056】この電圧降下をデータとして設定しておけ
ば、各機能拡張用オプションの接続コネクタに接続され
ているモータの種類が的確に特定することができるの
で、これより使用可能な機能拡張を自動的に設定するこ
とができる。
【0057】図6は上記の抵抗の電圧降下を利用した本
発明の第4実施例の構成を示す図である。この構成図
で、機能拡張用接続コネクタ32,33,34は全て同
じものを使用しており、ピント駆動用のモータ23が接
続コネクタ34に接続されても、コネクタ34に接続さ
れたモータがピント駆動用のパルスモータ23であると
判断することができ、接続コネクタ32に接続されても
正常に検知し、正常な動作を行うことができる。同様
に、ズーム駆動用のモータ24やプリズム駆動用のモー
タ25においても適応することができる。
【0058】これにより、図6に示すように投影レンズ
12の周辺にパルスモータを用いる複数のオプションが
集中する場合でも、接続コネクタの挿し間違えなどによ
り発生する不安定動作をなくすこともできる。また、上
記接続ミスを防ぐために従来では複数種類のコネクタを
用意していたが、本実施例では1種類のコネクタで十分
となり、製造上の部品点数の削減にも大いに寄与するこ
とができる。
【0059】また、パルスモータの抵抗値は駆動する負
荷トルクにより変更する必要があるため、意図的に抵抗
値を変更する必要なしに、実施することができる。
【0060】また、制御回路のモータ駆動用トランジス
タの定格が各機能拡張用オプションの接続コネクタ毎に
違うものを用いている場合は、制御回路内のモータ駆動
トランジスタの定格が接続された任意の機能拡張用オプ
ションの要求する定格を満たさないことがある。
【0061】これは、機能拡張用オプションの負荷がオ
プション毎に違うためであり、最大負荷に合わせて駆動
用トランジスタの定格を決めるのは無駄になるため、で
きるだけ負荷の状態に合わせて回路設計を行う時に発生
するものである。
【0062】またトランジスタの定格は、定常的に駆動
する状態での定格と、パルス的に単時間駆動する状態で
の定格が存在し、一般にパルス駆動は、定常的駆動に比
べると大きな定格で駆動することができる。
【0063】この特性を利用し、ある機能拡張用オプシ
ョンの接続コネクタに接続されている機能拡張用オプシ
ョンの必要とする定常的定格を確認するため、駆動用ト
ランジスタを短い時間オンして、抵抗値の電圧降下を利
用することができる。
【0064】そして、接続コネクタに接続された機能拡
張用オプションが駆動用トランジスタの定格を越える場
合には、エラーメッセージを表示し、別の接続コネクタ
の使用を促すこともできる。
【0065】このように、複数の機能拡張用オプション
をリーダープリンタに取り付ける時、わずらわしいハー
ド的,ソフト的設定を行う必要がなく、また設定ミスな
どによる動作不良も防止することができる。特に、市場
にて経験の少ないサービスマンが機能拡張用オプション
を取り付ける時などに有効である。
【0066】また、工場などの生産現場でも不要な工程
を削除できるので、生産性の向上にも役立つ。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
機能拡張用の電動機器が接続されたときにそれを検知し
て自動的に機能拡張の設定を行うようにしたため、複数
の機能拡張用オプションを付加してもわずらわしい設定
を行う必要がなく、設定ミスなどによる動作不良も防止
でき、またコネクタへの接続ミスなども検知することが
できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例を示す構成図
【図2】 第1実施例の動作を示すフローチャート
【図3】 本発明の第2実施例を示す構成図
【図4】 本発明の第3実施例を示す構成図
【図5】 第3実施例の動作を示すフローチャート
【図6】 本発明の第4実施例を示す構成図
【符号の説明】
1 パルスモータ(電動機器) 2 制御基板 4 CPU(検知手段,制御手段) 5 機能拡張用オプションの本体 6 DCソレノイド(電動機器) 23〜25 パルスモータ(電動機器) 29〜31 機能拡張用接続コネクタ 32〜34 機能拡張用接続コネクタ
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H02P 8/38 H02P 8/00 S

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機能拡張用の電動機器を接続可能な電気
    装置において、前記電動機器が接続されたことを検知す
    る検知手段と、この検知手段により電動機器の接続が検
    知されたときにその電動機器の拡張機能の設定を自動的
    に行う制御手段を備えたことを特徴とする電気装置。
  2. 【請求項2】 検知手段は、電動機器と直列に接続した
    抵抗の電圧降下から該電動機器の接続を検知することを
    特徴とする請求項1記載の電気装置。
  3. 【請求項3】 検知手段は、接続された電動機器の故障
    を該電動機器と直列に接続した抵抗の電圧降下から検知
    することを特徴とする請求項2記載の電気装置。
  4. 【請求項4】 検知手段は、電動機器のコネクタへの誤
    接続を該電動機器と直列に接続した抵抗の電圧降下から
    検知することを特徴とする請求項2または3記載の電気
    装置。
  5. 【請求項5】 検知手段は、任意のコネクタに接続され
    た電動機器の種類を該電動機器と直列に接続した抵抗の
    電圧降下から判別することを特徴とする請求項2ないし
    4何れか記載の電気装置。
JP6226686A 1994-09-21 1994-09-21 電気装置 Withdrawn JPH0898585A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017123729A (ja) * 2016-01-07 2017-07-13 コニカミノルタ株式会社 モータ判別方法及び画像形成装置
JP2020075362A (ja) * 2018-11-05 2020-05-21 キヤノン株式会社 画像形成装置

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