JPH0898300A - サラウンド・サウンド・システム及びその方法 - Google Patents
サラウンド・サウンド・システム及びその方法Info
- Publication number
- JPH0898300A JPH0898300A JP7208176A JP20817695A JPH0898300A JP H0898300 A JPH0898300 A JP H0898300A JP 7208176 A JP7208176 A JP 7208176A JP 20817695 A JP20817695 A JP 20817695A JP H0898300 A JPH0898300 A JP H0898300A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- audio
- data
- buffer
- sound
- card
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06F—ELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
- G06F3/00—Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
- G06F3/16—Sound input; Sound output
- G06F3/162—Interface to dedicated audio devices, e.g. audio drivers, interface to CODECs
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04S—STEREOPHONIC SYSTEMS
- H04S3/00—Systems employing more than two channels, e.g. quadraphonic
- H04S3/008—Systems employing more than two channels, e.g. quadraphonic in which the audio signals are in digital form, i.e. employing more than two discrete digital channels
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Theoretical Computer Science (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Audiology, Speech & Language Pathology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Human Computer Interaction (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Stereophonic System (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ステレオ・サウンド機能をもつコンピュータ
・システムを、サラウンド・サウンド・チャネルの録音
再生が可能なシステムへとアップグレードする。 【解決の手段】 サラウンド・サウンド・チャネルは、
別のオーディオ・カードを用いて再生又は録音される。
別のオーディオ・カードは、このシステムに追加された
別のスピーカやマイクロフォンを制御する。既存のステ
レオ・アプリケーション・プログラムからの命令をリダ
イレクトし、これらの命令を、既存のオーディオ・デバ
イス・ドライバ及び別のオーディオ・デバイス・ドライ
バへ送るためのソフトウェアが提供される。アプリケー
ションにより与えられる2チャネル・データからサラウ
ンド・サウンド・チャネルを抽出するか、又は2つのオ
ーディオ・カードにより録音された2組の2チャネル・
オーディオ・データをエンコードするかのいずれかの処
理を行うための手段もまた含まれる。
・システムを、サラウンド・サウンド・チャネルの録音
再生が可能なシステムへとアップグレードする。 【解決の手段】 サラウンド・サウンド・チャネルは、
別のオーディオ・カードを用いて再生又は録音される。
別のオーディオ・カードは、このシステムに追加された
別のスピーカやマイクロフォンを制御する。既存のステ
レオ・アプリケーション・プログラムからの命令をリダ
イレクトし、これらの命令を、既存のオーディオ・デバ
イス・ドライバ及び別のオーディオ・デバイス・ドライ
バへ送るためのソフトウェアが提供される。アプリケー
ションにより与えられる2チャネル・データからサラウ
ンド・サウンド・チャネルを抽出するか、又は2つのオ
ーディオ・カードにより録音された2組の2チャネル・
オーディオ・データをエンコードするかのいずれかの処
理を行うための手段もまた含まれる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ステレオ・サウン
ド機能を提供することができる汎用的なコンピュータ・
システムの分野に関する。
ド機能を提供することができる汎用的なコンピュータ・
システムの分野に関する。
【0002】
【従来の技術】ステレオ・サウンド機能を備えるコンピ
ュータ・システムは、しばしば、オーディオ装置(例え
ば、適切な増幅器と連携する2つのスピーカ)を制御す
るためのオーディオ・カードと、オーディオ・カードを
制御するためのオーディオ・デバイス・ドライバ(「サ
ウンド・ドライバ」とも称される)と、デバイス・ドラ
イバ及びステレオ・アプリケーション・プログラムの双
方と相互動作するためにステレオ・サウンドをサポート
するオペレーティング・システムとを利用することによ
って実現される。
ュータ・システムは、しばしば、オーディオ装置(例え
ば、適切な増幅器と連携する2つのスピーカ)を制御す
るためのオーディオ・カードと、オーディオ・カードを
制御するためのオーディオ・デバイス・ドライバ(「サ
ウンド・ドライバ」とも称される)と、デバイス・ドラ
イバ及びステレオ・アプリケーション・プログラムの双
方と相互動作するためにステレオ・サウンドをサポート
するオペレーティング・システムとを利用することによ
って実現される。
【0003】通常、アプリケーションは、デジタル形式
で記憶されたオーディオ・データへとアクセスする。ア
プリケーションは、一連のデジタル・オーディオ・デー
タ区域の中へ音声サンプルを割り込ませる。そして、そ
れを一連のRAMバッファ内に一時的に記憶する。オペ
レーティング・システムと連携するデバイス・ドライバ
は、これらのバッファの内容をオーディオ・カード内の
内部バッファへとロードする。オーディオ・カードは、
このバッファ内のデータをアナログ形式へと変換する機
構を格納している。変換されたデータはスピーカにより
再生される。
で記憶されたオーディオ・データへとアクセスする。ア
プリケーションは、一連のデジタル・オーディオ・デー
タ区域の中へ音声サンプルを割り込ませる。そして、そ
れを一連のRAMバッファ内に一時的に記憶する。オペ
レーティング・システムと連携するデバイス・ドライバ
は、これらのバッファの内容をオーディオ・カード内の
内部バッファへとロードする。オーディオ・カードは、
このバッファ内のデータをアナログ形式へと変換する機
構を格納している。変換されたデータはスピーカにより
再生される。
【0004】オーディオ・カードは、拡張スロットを用
いてコンピュータへ追加することができ、又は、パーソ
ナル・コンピュータのマザーボードの一部として構成す
ることができる。
いてコンピュータへ追加することができ、又は、パーソ
ナル・コンピュータのマザーボードの一部として構成す
ることができる。
【0005】通常、上述のハードウェア及びソフトウェ
アはさらに、ステレオ録音をもサポートすることができ
る。このようなシステムにおいては、オーディオ・カー
ドに2つのマイクロフォンが取り付けられ、アナログ・
オーディオ(音響)入力を可能とする。アナログ・オー
ディオは、CODEC機構によりデジタル化される。ア
プリケーションは、オペレーティング・システム要素を
用いてサウンド・ドライバへ命令を送ることにより、こ
のデジタル化オーディオ・データを読み取り、そしてそ
れをさらに処理するべく若しくは長期保存するべくアプ
リケーションにより管理されるバッファへと複写する。
アはさらに、ステレオ録音をもサポートすることができ
る。このようなシステムにおいては、オーディオ・カー
ドに2つのマイクロフォンが取り付けられ、アナログ・
オーディオ(音響)入力を可能とする。アナログ・オー
ディオは、CODEC機構によりデジタル化される。ア
プリケーションは、オペレーティング・システム要素を
用いてサウンド・ドライバへ命令を送ることにより、こ
のデジタル化オーディオ・データを読み取り、そしてそ
れをさらに処理するべく若しくは長期保存するべくアプ
リケーションにより管理されるバッファへと複写する。
【0006】サラウンド(surround)・サウンド・アル
ゴリズムは、周知の技術である。これらのアルゴリズム
は、2つのステレオ・チャネル(右と左)から、1又は
複数の更なるチャネルを抽出する。新たなチャネルは、
元の2つのチャネルからの位相ずれすなわち環境情報を
含む。この環境情報は、ステレオ・システムの右と左と
の間の信号内容における差を導出することによって得る
ことができる。この環境情報は、単一の背面チャネルを
通して単一のスピーカへと与えられるか、又は、音声場
(サウンド・フィールド)の背面全体に亘って情報を拡
散するべく2つの背面チャネルを通して2つの背面スピ
ーカへと与えることができる。後者の場合、2つのチャ
ネルは互いに180度位相が異なっている。
ゴリズムは、周知の技術である。これらのアルゴリズム
は、2つのステレオ・チャネル(右と左)から、1又は
複数の更なるチャネルを抽出する。新たなチャネルは、
元の2つのチャネルからの位相ずれすなわち環境情報を
含む。この環境情報は、ステレオ・システムの右と左と
の間の信号内容における差を導出することによって得る
ことができる。この環境情報は、単一の背面チャネルを
通して単一のスピーカへと与えられるか、又は、音声場
(サウンド・フィールド)の背面全体に亘って情報を拡
散するべく2つの背面チャネルを通して2つの背面スピ
ーカへと与えることができる。後者の場合、2つのチャ
ネルは互いに180度位相が異なっている。
【0007】例えば、2つの背面チャネルの実例とし
て、左背面チャネルと右背面チャネルとが次のように生
成される。 左背面=左前面−右前面 右背面=右前面−左前面
て、左背面チャネルと右背面チャネルとが次のように生
成される。 左背面=左前面−右前面 右背面=右前面−左前面
【0008】上記以外の例、又は更なるチャネルを用い
ることもできる。例えば、コンサート・モードと呼ばれ
る種類のサラウンド・サウンドにおいては、背面の1又
は複数のスピーカへ与えられる信号を、「右+左」形式
を用いて得ることができる。
ることもできる。例えば、コンサート・モードと呼ばれ
る種類のサラウンド・サウンドにおいては、背面の1又
は複数のスピーカへ与えられる信号を、「右+左」形式
を用いて得ることができる。
【0009】さらに別の種類では、中央前面チャネルが
「右+左」形式を用いると同時に、背面の1又は複数の
チャネルは、前述の差情報を用いる。
「右+左」形式を用いると同時に、背面の1又は複数の
チャネルは、前述の差情報を用いる。
【0010】同様に、2チャネル録音の際に多重チャネ
ル・デジタル・オーディオ・データをコード化するため
のサラウンド・サウンド・アルゴリズムもまた、周知の
技術である。
ル・デジタル・オーディオ・データをコード化するため
のサラウンド・サウンド・アルゴリズムもまた、周知の
技術である。
【0011】既にステレオ・サウンド機能を有するコン
ピュータ・システムに対してサラウンド・サウンド機能
を追加するための単純な機構が必要とされている。
ピュータ・システムに対してサラウンド・サウンド機能
を追加するための単純な機構が必要とされている。
【0012】図1(従来技術)は、ステレオ・サウンド
をサポートするコンピュータ・システムの例である。こ
のようなシステムにおいては、適切なステレオ・サウン
ド生成用アプリケーション・プログラム1がコンピュー
タのメモリへロードされる。通常、このようなアプリケ
ーションは、ハード・ディスクやCD−ROM(図示せ
ず)中にデジタル形式で記憶されたオーディオ・データ
へアクセスする。アプリケーションは、そのオーディオ
・データを一連のRAMバッファに記憶する。例えば、
バッファA、B及びCである。ここで、再生されるオー
ディオ・データの大きさや使用可能なメモリの大きさに
応じて更に多い又は少ないバッファを用いることができ
ることは自明であろう。
をサポートするコンピュータ・システムの例である。こ
のようなシステムにおいては、適切なステレオ・サウン
ド生成用アプリケーション・プログラム1がコンピュー
タのメモリへロードされる。通常、このようなアプリケ
ーションは、ハード・ディスクやCD−ROM(図示せ
ず)中にデジタル形式で記憶されたオーディオ・データ
へアクセスする。アプリケーションは、そのオーディオ
・データを一連のRAMバッファに記憶する。例えば、
バッファA、B及びCである。ここで、再生されるオー
ディオ・データの大きさや使用可能なメモリの大きさに
応じて更に多い又は少ないバッファを用いることができ
ることは自明であろう。
【0013】オペレーティング・システム要素2は、ア
プリケーション1と相互動作する一方、オーディオ・カ
ード8を制御するデバイス・ドライバ(サウンド・ドラ
イバ)6とも相互動作する。このようなオペレーティン
グ・システム要素の一例としては、MICROSOFT社の「Win
dows multimedia system」(図1及び図2中のマルチメ
ディア・システム2を参照)がある。アプリケーション
1及びデバイス・ドライバ6とデータや命令を交換する
ための所定のインタフェースを備える他のオペレーティ
ング・システム要素を使用することも可能である。
プリケーション1と相互動作する一方、オーディオ・カ
ード8を制御するデバイス・ドライバ(サウンド・ドラ
イバ)6とも相互動作する。このようなオペレーティン
グ・システム要素の一例としては、MICROSOFT社の「Win
dows multimedia system」(図1及び図2中のマルチメ
ディア・システム2を参照)がある。アプリケーション
1及びデバイス・ドライバ6とデータや命令を交換する
ための所定のインタフェースを備える他のオペレーティ
ング・システム要素を使用することも可能である。
【0014】これらのインタフェースを備えるシステム
においては、マルチメディア・システム2が、オーディ
オ・デバイス・ドライバのネームのためのエントリを含
むコンフィギュレーション・ファイル(図示せず)を利
用する(図1においては、このエントリは、サウンド・
ドライバ6のネームである)。デバイス・ドライバ6が
導入されると、通常、導入プログラムが、デバイス・ド
ライバのためのエントリをこのコンフィギュレーション
・ファイルへ追加する。別の例として、オペレーティン
グ・システム要素2が、相互動作する必要のあるデバイ
ス・ドライバのためのアドレスのテーブル(図示せず)
を保持している。そして、特定のデバイス・ドライバ
(例えば、デバイス・ドライバ6)のためのアドレス
は、このテーブル内に記憶されており、デバイス・ドラ
イバ6へ命令を送る際にマルチメディア・システム2に
より利用される。
においては、マルチメディア・システム2が、オーディ
オ・デバイス・ドライバのネームのためのエントリを含
むコンフィギュレーション・ファイル(図示せず)を利
用する(図1においては、このエントリは、サウンド・
ドライバ6のネームである)。デバイス・ドライバ6が
導入されると、通常、導入プログラムが、デバイス・ド
ライバのためのエントリをこのコンフィギュレーション
・ファイルへ追加する。別の例として、オペレーティン
グ・システム要素2が、相互動作する必要のあるデバイ
ス・ドライバのためのアドレスのテーブル(図示せず)
を保持している。そして、特定のデバイス・ドライバ
(例えば、デバイス・ドライバ6)のためのアドレス
は、このテーブル内に記憶されており、デバイス・ドラ
イバ6へ命令を送る際にマルチメディア・システム2に
より利用される。
【0015】オーディオ・カード8は、デジタル・オー
ディオ・データをアナログ信号へと変換し、アナログ信
号は、例えば、増幅器18及び19により増幅され、ス
ピーカ10及び11により再生される。この変換を実行
するために、様々な異なるオーディオ・カードが存在す
る。各形式のオーディオ・カードは、コンピュータのオ
ペレーティング・システムと相互動作するために特有の
デバイス・ドライバを有している。
ディオ・データをアナログ信号へと変換し、アナログ信
号は、例えば、増幅器18及び19により増幅され、ス
ピーカ10及び11により再生される。この変換を実行
するために、様々な異なるオーディオ・カードが存在す
る。各形式のオーディオ・カードは、コンピュータのオ
ペレーティング・システムと相互動作するために特有の
デバイス・ドライバを有している。
【0016】アプリケーション1は、オーディオ・デー
タを記憶する各バッファについてのバッファ情報の経過
を維持している。このバッファ情報には、各バッファの
RAMアドレス及び各バッファの長さが含まれる。他の
情報としては、バッファが使用中であるか否かを識別す
るフラグ等を含むことができる。
タを記憶する各バッファについてのバッファ情報の経過
を維持している。このバッファ情報には、各バッファの
RAMアドレス及び各バッファの長さが含まれる。他の
情報としては、バッファが使用中であるか否かを識別す
るフラグ等を含むことができる。
【0017】再生動作において、アプリケーション1
は、再生される音声を表すデジタル・データのサンプル
を、一連のバッファ(例えば、バッファA、B及びC)
へロードするために更に小さな各成分へと分割する。そ
の音声サンプルの大きさが、アプリケーション1の保持
する各バッファを合わせた大きさよりも大きい場合、ア
プリケーション1は、音声サンプルの過分のオーディオ
・データのために、既にその内容の再生を終えたバッフ
ァを再利用するか、又は更なるバッファを作成する。ア
プリケーションは、特定のバッファが再生されるべき時
点を決定し、それに従ってその特定のバッファを再生す
るためにマルチメディア・システム2へ再生命令(その
バッファ情報を含む)を送る。
は、再生される音声を表すデジタル・データのサンプル
を、一連のバッファ(例えば、バッファA、B及びC)
へロードするために更に小さな各成分へと分割する。そ
の音声サンプルの大きさが、アプリケーション1の保持
する各バッファを合わせた大きさよりも大きい場合、ア
プリケーション1は、音声サンプルの過分のオーディオ
・データのために、既にその内容の再生を終えたバッフ
ァを再利用するか、又は更なるバッファを作成する。ア
プリケーションは、特定のバッファが再生されるべき時
点を決定し、それに従ってその特定のバッファを再生す
るためにマルチメディア・システム2へ再生命令(その
バッファ情報を含む)を送る。
【0018】続いて、マルチメディア・システム2が、
再生命令(バッファ情報を含む)をデバイス・ドライバ
6へ送ることによってデバイス・ドライバ6に対してそ
のバッファの内容を再生するよう命令する。その後、デ
バイス・ドライバ6は、オーディオ・カード8とインタ
フェースを行い、渡されたバッファ情報により記述され
たバッファの内容をオーディオ・カード内の内部バッフ
ァ(図示せず)へとロードする。
再生命令(バッファ情報を含む)をデバイス・ドライバ
6へ送ることによってデバイス・ドライバ6に対してそ
のバッファの内容を再生するよう命令する。その後、デ
バイス・ドライバ6は、オーディオ・カード8とインタ
フェースを行い、渡されたバッファ情報により記述され
たバッファの内容をオーディオ・カード内の内部バッフ
ァ(図示せず)へとロードする。
【0019】オーディオ・カード8内のCODEC機構
(図示せず)は、このバッファ内のデータをアナログ形
式に変換し、その後、例えばスピーカ10及び11のオ
ーディオ装置により再生される。通常、オーディオ装置
10及び11により再生される音声における途切れを避
けるために、オーディオ・カード8がバッファAの内容
を再生し終える前に次のバッファ(例えば、バッファ
B)の内容がオーディオ・カード8の内部バッファへと
ロードされる。
(図示せず)は、このバッファ内のデータをアナログ形
式に変換し、その後、例えばスピーカ10及び11のオ
ーディオ装置により再生される。通常、オーディオ装置
10及び11により再生される音声における途切れを避
けるために、オーディオ・カード8がバッファAの内容
を再生し終える前に次のバッファ(例えば、バッファ
B)の内容がオーディオ・カード8の内部バッファへと
ロードされる。
【0020】デバイス・ドライバ6は、オーディオ・カ
ード8にバッファAの内容をロードし終えたとき、バッ
ファAについて完了したことをマルチメディア・システ
ム2へ知らせる。この通知はアプリケーション1上へ渡
される。その後、アプリケーション1はバッファAを空
け、もし必要があれば、音声サンプルからの更なるオー
ディオ・データを別のバッファへロードするか又はバッ
ファAを再利用する。マルチメディア・システム2が再
生命令をデバイス・ドライバ6へ送るとき、マルチメデ
ィア・システム2は、上記の通知を送る方法に関する情
報も渡す。
ード8にバッファAの内容をロードし終えたとき、バッ
ファAについて完了したことをマルチメディア・システ
ム2へ知らせる。この通知はアプリケーション1上へ渡
される。その後、アプリケーション1はバッファAを空
け、もし必要があれば、音声サンプルからの更なるオー
ディオ・データを別のバッファへロードするか又はバッ
ファAを再利用する。マルチメディア・システム2が再
生命令をデバイス・ドライバ6へ送るとき、マルチメデ
ィア・システム2は、上記の通知を送る方法に関する情
報も渡す。
【0021】多くのオーディオ・カード及びマルチメデ
ィア・アプリケーション、並びにこれらをサポートする
オペレーティング・システム要素は、再生と同様に録音
にも対応する。この目的のために、オーディオ・カード
8に任意のマイクロフォン14及び15が取り付けられ
る。
ィア・アプリケーション、並びにこれらをサポートする
オペレーティング・システム要素は、再生と同様に録音
にも対応する。この目的のために、オーディオ・カード
8に任意のマイクロフォン14及び15が取り付けられ
る。
【0022】録音動作において、アプリケーション1
は、オーディオ・データを録音するために一連のバッフ
ァを初期化する。その後、アプリケーション1は、これ
らのバッファに順番にデジタル化オーディオ・データを
入れるために、マルチメディア・システム2に対して録
音命令(バッファ情報を含む)を送る。マルチメディア
・システム2は、(そのコンフィギュレーション・ファ
イルのオーディオ・デバイス・ドライバのネームに基づ
いて)サウンド・ドライバ6に対して、このバッファ情
報と共にバッファにオーディオ・データを入れるための
命令を送る。その後、サウンド・ドライバ6は、オーデ
ィオ・カード8とのインタフェースを行い、(必要であ
れば)オーディオ・カード8を初期化した後、録音する
べく命令する。
は、オーディオ・データを録音するために一連のバッフ
ァを初期化する。その後、アプリケーション1は、これ
らのバッファに順番にデジタル化オーディオ・データを
入れるために、マルチメディア・システム2に対して録
音命令(バッファ情報を含む)を送る。マルチメディア
・システム2は、(そのコンフィギュレーション・ファ
イルのオーディオ・デバイス・ドライバのネームに基づ
いて)サウンド・ドライバ6に対して、このバッファ情
報と共にバッファにオーディオ・データを入れるための
命令を送る。その後、サウンド・ドライバ6は、オーデ
ィオ・カード8とのインタフェースを行い、(必要であ
れば)オーディオ・カード8を初期化した後、録音する
べく命令する。
【0023】その後、オーディオ・データはマイクロフ
ォン14及び15を用いて録音され、CODEC機構に
よりデジタル化され、オーディオ・カードの内部バッフ
ァにデジタル・データとして記憶される。その後、サウ
ンド・ドライバ6は、この内部バッファ内の情報を、マ
ルチメディア・システム2により渡されたバッファ情報
に対応するバッファへと複写する。サウンド・ドライバ
6は、各バッファが満たされたならば、マルチメディア
・システム2へ通知する。続いて、マルチメディア・シ
ステム2は、アプリケーション1に対して各バッファが
満たされたことを通知する。その後、アプリケーション
1は、各バッファの内容をディスクへ複写する。もし更
なるデータを録音するべきであれば、そのバッファを再
利用するか、又はマルチメディア・システム2へ送られ
る次の録音命令のセットに異なるバッファ情報を含め
る。
ォン14及び15を用いて録音され、CODEC機構に
よりデジタル化され、オーディオ・カードの内部バッフ
ァにデジタル・データとして記憶される。その後、サウ
ンド・ドライバ6は、この内部バッファ内の情報を、マ
ルチメディア・システム2により渡されたバッファ情報
に対応するバッファへと複写する。サウンド・ドライバ
6は、各バッファが満たされたならば、マルチメディア
・システム2へ通知する。続いて、マルチメディア・シ
ステム2は、アプリケーション1に対して各バッファが
満たされたことを通知する。その後、アプリケーション
1は、各バッファの内容をディスクへ複写する。もし更
なるデータを録音するべきであれば、そのバッファを再
利用するか、又はマルチメディア・システム2へ送られ
る次の録音命令のセットに異なるバッファ情報を含め
る。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、2チャネル
のオーディオ音声を表現するデジタル・データを再生又
は録音ためのソフトウェアを利用可能なコンピュータ・
システムの性能を向上させるための方法及び手段を提供
するものである。これによって、当該コンピュータ・シ
ステムは、3以上のチャネルのオーディオ出力を生成し
たり、3以上の入力を用いて録音したりすることが可能
となる。このようにアップグレードされたシステムにお
いて、既存のステレオ・サウンド対応アプリケーション
・プログラム及びオペレーティング・システム・ソフト
ウェアを利用することができ、しかも、実質的に2チャ
ネル・システムにおけると同じ方法で機能することにな
る。したがって、このアップグレードされたシステムで
は、サラウンド・サウンド・チャネルを再生したり録音
したりする一方で、既存のアプリケーションやオペレー
ティング・システム・ソフトウェアは、あたかもこのシ
ステムがステレオ・サウンド・チャネルを再生したり録
音したりしているかのように動作し続ける。
のオーディオ音声を表現するデジタル・データを再生又
は録音ためのソフトウェアを利用可能なコンピュータ・
システムの性能を向上させるための方法及び手段を提供
するものである。これによって、当該コンピュータ・シ
ステムは、3以上のチャネルのオーディオ出力を生成し
たり、3以上の入力を用いて録音したりすることが可能
となる。このようにアップグレードされたシステムにお
いて、既存のステレオ・サウンド対応アプリケーション
・プログラム及びオペレーティング・システム・ソフト
ウェアを利用することができ、しかも、実質的に2チャ
ネル・システムにおけると同じ方法で機能することにな
る。したがって、このアップグレードされたシステムで
は、サラウンド・サウンド・チャネルを再生したり録音
したりする一方で、既存のアプリケーションやオペレー
ティング・システム・ソフトウェアは、あたかもこのシ
ステムがステレオ・サウンド・チャネルを再生したり録
音したりしているかのように動作し続ける。
【0025】そのコンピュータ・システムが、既に、2
チャネル・オーディオ出力を生成するためのハードウェ
ア(例えば、オーディオ・カードやオーディオ装置)及
び制御ソフトウェア(例えば、オーディオ・カードのた
めのサウンド・ドライバ)を備えている場合、本発明
は、既存のハードウェア及び制御ソフトウェアが用いら
れるようなアップグレードされたパスを提供する。この
ようなシステムでは、既存のハードウェア及び制御ソフ
トウェアの各要素は、実質的に従来と同様の方法で機能
する。更なるチャネルを再生したり録音したりするため
に、更なるハードウェア及び制御ソフトウェア(例え
ば、更なるオーディオ・カード及びこれを制御するため
のサウンド・ドライバ)を追加することができる。
チャネル・オーディオ出力を生成するためのハードウェ
ア(例えば、オーディオ・カードやオーディオ装置)及
び制御ソフトウェア(例えば、オーディオ・カードのた
めのサウンド・ドライバ)を備えている場合、本発明
は、既存のハードウェア及び制御ソフトウェアが用いら
れるようなアップグレードされたパスを提供する。この
ようなシステムでは、既存のハードウェア及び制御ソフ
トウェアの各要素は、実質的に従来と同様の方法で機能
する。更なるチャネルを再生したり録音したりするため
に、更なるハードウェア及び制御ソフトウェア(例え
ば、更なるオーディオ・カード及びこれを制御するため
のサウンド・ドライバ)を追加することができる。
【0026】本発明は、既存のオーディオ・アプリケー
ションによりバッファに記憶されたオーディオ・データ
を利用するためのソフトウェアを提供する。このソフト
ウェアは、上記データを処理してサラウンド・サウンド
・チャネル・データを生成し、別のバッファへ記憶す
る。そして、オーディオ出力のためにオーディオ・カー
ドへ渡されるべき上記バッファの内容に関し、オーディ
オ・カード制御ソフトウェア(例えば、「サウンド・ド
ライバ」又は「オーディオ・デバイス・ドライバ」と称
される)に対して命令を送る。
ションによりバッファに記憶されたオーディオ・データ
を利用するためのソフトウェアを提供する。このソフト
ウェアは、上記データを処理してサラウンド・サウンド
・チャネル・データを生成し、別のバッファへ記憶す
る。そして、オーディオ出力のためにオーディオ・カー
ドへ渡されるべき上記バッファの内容に関し、オーディ
オ・カード制御ソフトウェア(例えば、「サウンド・ド
ライバ」又は「オーディオ・デバイス・ドライバ」と称
される)に対して命令を送る。
【0027】
【課題を解決するための手段】一般的な態様において本
発明は、デジタル・データをステレオ用サウンド・ドラ
イバへ与える機能を有する、汎用コンピュータと共に使
用する装置を提供する。この装置は、前記デジタル・デ
ータを読み取るための手段と、前記デジタル・データに
対してサラウンド・サウンド・アルゴリズムを適用する
ための処理手段と、前記処理されたデータを出力するた
めの出力手段とを有する。
発明は、デジタル・データをステレオ用サウンド・ドラ
イバへ与える機能を有する、汎用コンピュータと共に使
用する装置を提供する。この装置は、前記デジタル・デ
ータを読み取るための手段と、前記デジタル・データに
対してサラウンド・サウンド・アルゴリズムを適用する
ための処理手段と、前記処理されたデータを出力するた
めの出力手段とを有する。
【0028】本発明の別の態様は、第1のオーディオ・
カードに対して命令とデジタル化された2チャネル・オ
ーディオ・データとを送る既存のソフトウェア・アプリ
ケーションを実行するべく設計されたステレオ・サウン
ド機能をもつコンピュータ・システムを利用し、かつ3
以上のチャネルのオーディオ・データを生成するために
上記コンピュータ・システムを利用するための方法を提
供する。この方法は、前記命令を経路指定手段へとリダ
イレクトし、そこからサラウンド・サウンド生成手段へ
とリダイレクトし、さらに前記第1のオーディオ・カー
ドへとリダイレクトするステップと、サラウンド・サウ
ンド・チャネル・データを生成するために前記サラウン
ド・サウンド生成手段内の前記データを処理するステッ
プと、前記サラウンド・サウンド・チャネル・データを
更なるオーディオ・カードへと渡すステップとを有す
る。
カードに対して命令とデジタル化された2チャネル・オ
ーディオ・データとを送る既存のソフトウェア・アプリ
ケーションを実行するべく設計されたステレオ・サウン
ド機能をもつコンピュータ・システムを利用し、かつ3
以上のチャネルのオーディオ・データを生成するために
上記コンピュータ・システムを利用するための方法を提
供する。この方法は、前記命令を経路指定手段へとリダ
イレクトし、そこからサラウンド・サウンド生成手段へ
とリダイレクトし、さらに前記第1のオーディオ・カー
ドへとリダイレクトするステップと、サラウンド・サウ
ンド・チャネル・データを生成するために前記サラウン
ド・サウンド生成手段内の前記データを処理するステッ
プと、前記サラウンド・サウンド・チャネル・データを
更なるオーディオ・カードへと渡すステップとを有す
る。
【0029】本発明の更に別の態様は、2チャネル・オ
ーディオ・データを録音しかつデジタル化するよう第1
のオーディオ・カードに対して命令を送る既存のソフト
ウェア・アプリケーションを実行するべく設計されたス
テレオ・サウンド機能をもつコンピュータ・システムを
利用し、かつ3以上のチャネルを録音するために上記コ
ンピュータ・システムを利用するための方法を提供す
る。この方法は、前記命令を経路指定手段へとリダイレ
クトするステップと、前記命令を前記経路指定手段から
前記第1のオーディオ・カード及び少なくとも1つの別
のオーディオ・カードへと送るステップと、各オーディ
オ・カード上に録音しかつ録音されたデータをデジタル
・データへと変換するステップと、一組の2チャネル・
デジタル・データを形成するべく、各オーディオ・カー
ドからデジタル化された2チャネル・デジタル・データ
を処理するステップと、前記一組のデジタル・データを
前記既存のソフトウェア・アプリケーションへと返すス
テップとを有する。
ーディオ・データを録音しかつデジタル化するよう第1
のオーディオ・カードに対して命令を送る既存のソフト
ウェア・アプリケーションを実行するべく設計されたス
テレオ・サウンド機能をもつコンピュータ・システムを
利用し、かつ3以上のチャネルを録音するために上記コ
ンピュータ・システムを利用するための方法を提供す
る。この方法は、前記命令を経路指定手段へとリダイレ
クトするステップと、前記命令を前記経路指定手段から
前記第1のオーディオ・カード及び少なくとも1つの別
のオーディオ・カードへと送るステップと、各オーディ
オ・カード上に録音しかつ録音されたデータをデジタル
・データへと変換するステップと、一組の2チャネル・
デジタル・データを形成するべく、各オーディオ・カー
ドからデジタル化された2チャネル・デジタル・データ
を処理するステップと、前記一組のデジタル・データを
前記既存のソフトウェア・アプリケーションへと返すス
テップとを有する。
【0030】本発明の更に別の態様は、オーディオ・カ
ードとの間で2チャネル・デジタル・データを送信する
ことに関する命令を当該オーディオ・カードに対して送
るアプリケーションを備えたステレオ・サウンド機能を
もつコンピュータ・システムにおいて用いる装置を提供
する。このステレオ・サウンド機能をもつコンピュータ
・システムは、少なくとも1つの別のオーディオ・カー
ドを有している。上記装置は、前記アプリケーションか
ら命令を受信して、前記オーディオ・カードへと命令を
送るための経路指定手段と、前記命令が録音命令又は再
生命令のいずれであるかに応答して、適切なルーチンを
呼び出すことによりデジタル・データを処理するための
処理手段とを有し、録音命令に応答する場合には、前記
ルーチンが、一組の2チャネル・デジタル・データを形
成するべく前記オーディオ・カードにより生成されたデ
ジタル・データをエンコードし、再生命令に応答する場
合には、前記ルーチンが、前記アプリケーションにより
生成された2チャネル・デジタル・データから少なくと
も1つの別の2チャネル・デジタル・データを抽出す
る。
ードとの間で2チャネル・デジタル・データを送信する
ことに関する命令を当該オーディオ・カードに対して送
るアプリケーションを備えたステレオ・サウンド機能を
もつコンピュータ・システムにおいて用いる装置を提供
する。このステレオ・サウンド機能をもつコンピュータ
・システムは、少なくとも1つの別のオーディオ・カー
ドを有している。上記装置は、前記アプリケーションか
ら命令を受信して、前記オーディオ・カードへと命令を
送るための経路指定手段と、前記命令が録音命令又は再
生命令のいずれであるかに応答して、適切なルーチンを
呼び出すことによりデジタル・データを処理するための
処理手段とを有し、録音命令に応答する場合には、前記
ルーチンが、一組の2チャネル・デジタル・データを形
成するべく前記オーディオ・カードにより生成されたデ
ジタル・データをエンコードし、再生命令に応答する場
合には、前記ルーチンが、前記アプリケーションにより
生成された2チャネル・デジタル・データから少なくと
も1つの別の2チャネル・デジタル・データを抽出す
る。
【0031】本発明の更に別の態様は、オーディオ・カ
ードとの間で2チャネル・デジタル・データを送信する
ことに関する命令を当該オーディオ・カードに対して送
るアプリケーションを備えたステレオ・サウンド機能を
もつコンピュータ・システムにおいて用いる装置を提供
する。この装置は、少なくとも1つの別のオーディオ・
カードと、前記アプリケーションから命令を受信して、
前記オーディオ・カードへと命令を送るための経路指定
手段と、前記命令が録音命令又は再生命令のいずれであ
るかに応答して、適切なルーチンを呼び出すことにより
デジタル・データを処理するための処理手段とを有し、
録音命令に応答する場合には、前記ルーチンが、一組の
2チャネル・デジタル・データを形成するべく前記オー
ディオ・カードにより生成されたデジタル・データをエ
ンコードし、再生命令に応答する場合には、前記ルーチ
ンが、前記アプリケーションにより生成された2チャネ
ル・デジタル・データから少なくとも1つの別の2チャ
ネル・デジタル・データを抽出する。
ードとの間で2チャネル・デジタル・データを送信する
ことに関する命令を当該オーディオ・カードに対して送
るアプリケーションを備えたステレオ・サウンド機能を
もつコンピュータ・システムにおいて用いる装置を提供
する。この装置は、少なくとも1つの別のオーディオ・
カードと、前記アプリケーションから命令を受信して、
前記オーディオ・カードへと命令を送るための経路指定
手段と、前記命令が録音命令又は再生命令のいずれであ
るかに応答して、適切なルーチンを呼び出すことにより
デジタル・データを処理するための処理手段とを有し、
録音命令に応答する場合には、前記ルーチンが、一組の
2チャネル・デジタル・データを形成するべく前記オー
ディオ・カードにより生成されたデジタル・データをエ
ンコードし、再生命令に応答する場合には、前記ルーチ
ンが、前記アプリケーションにより生成された2チャネ
ル・デジタル・データから少なくとも1つの別の2チャ
ネル・デジタル・データを抽出する。
【0032】本発明の更に別の態様は、ステレオ・サウ
ンド機能をもつ汎用的なコンピュータ・システムをアッ
プグレードする方法を提供する。このコンピュータ・シ
ステムは、第1のオーディオ・カードを制御するべく命
令とデジタル化2チャネル・オーディオ・データとを第
1のオーディオ・デバイス・ドライバへと送る既存のソ
フトウェア・アプリケーションを実行するように設計さ
れ、さらに、サラウンド・サウンド・チャネルを生成す
るために別のオーディオ・カードと制御用オーディオ・
デバイス・ドライバとを追加している。上記方法は、オ
ーディオ・デバイス・ドライバのインタフェースをエミ
ュレートするオペレーティング・システムを含みかつ命
令を2つの場所へと送るソフトウェア経路指定ルーチン
を導入するステップと、前記オペレーティング・システ
ムから前記ソフトウェア経路指定ルーチンへと通信をリ
ダイレクトするための内部カタログ情報を更新するステ
ップと、前記追加されたオーディオ・カード上で再生さ
れるサラウンド・チャネル・データを生成するためにサ
ラウンド・サウンド・アルゴリズムを第1のデジタル・
オーディオ・データの組へ適用するための処理ルーチン
を導入するステップとを有し、前記ソフトウェア経路指
定ルーチンが、前記2チャネル・オーディオ・データを
前記第1のデバイス・ドライバ及び前記処理ルーチンへ
と送る。上述の本発明の態様及び他の態様並びに有用性
については、後に好適例及び図面を参照して記述する。
ンド機能をもつ汎用的なコンピュータ・システムをアッ
プグレードする方法を提供する。このコンピュータ・シ
ステムは、第1のオーディオ・カードを制御するべく命
令とデジタル化2チャネル・オーディオ・データとを第
1のオーディオ・デバイス・ドライバへと送る既存のソ
フトウェア・アプリケーションを実行するように設計さ
れ、さらに、サラウンド・サウンド・チャネルを生成す
るために別のオーディオ・カードと制御用オーディオ・
デバイス・ドライバとを追加している。上記方法は、オ
ーディオ・デバイス・ドライバのインタフェースをエミ
ュレートするオペレーティング・システムを含みかつ命
令を2つの場所へと送るソフトウェア経路指定ルーチン
を導入するステップと、前記オペレーティング・システ
ムから前記ソフトウェア経路指定ルーチンへと通信をリ
ダイレクトするための内部カタログ情報を更新するステ
ップと、前記追加されたオーディオ・カード上で再生さ
れるサラウンド・チャネル・データを生成するためにサ
ラウンド・サウンド・アルゴリズムを第1のデジタル・
オーディオ・データの組へ適用するための処理ルーチン
を導入するステップとを有し、前記ソフトウェア経路指
定ルーチンが、前記2チャネル・オーディオ・データを
前記第1のデバイス・ドライバ及び前記処理ルーチンへ
と送る。上述の本発明の態様及び他の態様並びに有用性
については、後に好適例及び図面を参照して記述する。
【0033】
【発明の実施の形態】図2は、図1に示されたステレオ
・サウンド機能をもつコンピュータ・システムに対して
サラウンド・サウンド・システムを追加した、本発明の
好適例を示した図である。
・サウンド機能をもつコンピュータ・システムに対して
サラウンド・サウンド・システムを追加した、本発明の
好適例を示した図である。
【0034】マイクロフォン16及び17、増幅器20
を接続するスピーカ12、及び増幅器21を接続するス
ピーカ13等の追加するオーディオ装置とインタフェー
スするための別のオーディオ・カード9が追加される。
さらに、オーディオ・カード9を制御しかつマルチメデ
ィア・システム2とインタフェースするためのもう1つ
のサウンド・ドライバ7も追加される。サウンド・ドラ
イバ7及びオーディオ・カード9は、サウンド・ドライ
バ6及びオーディオ・カード8と同じである必要はな
い。
を接続するスピーカ12、及び増幅器21を接続するス
ピーカ13等の追加するオーディオ装置とインタフェー
スするための別のオーディオ・カード9が追加される。
さらに、オーディオ・カード9を制御しかつマルチメデ
ィア・システム2とインタフェースするためのもう1つ
のサウンド・ドライバ7も追加される。サウンド・ドラ
イバ7及びオーディオ・カード9は、サウンド・ドライ
バ6及びオーディオ・カード8と同じである必要はな
い。
【0035】図2において、説明を簡易とするために、
オーディオ・カード8により制御されるスピーカ10及
び11が、前面左及び前面右のオーディオ・チャネルと
して働き、オーディオ・カード9とその関連するスピー
カ12及び13が、2つの「サラウンド・サウンド」チ
ャネルとして働くと仮定する。これらのサラウンド・サ
ウンド・チャネルは、選択された構成やサラウンド・サ
ウンド・アルゴリズムに応じて、背面左及び背面右とす
ることもでき、あるいは、背面及び中央とすることもで
きる。もちろんこの構成は、オーディオ・カード8によ
りサラウンド・サウンド・チャネルを制御し、オーディ
オ・カード9により前面チャネルを制御するように逆に
することも可能である。
オーディオ・カード8により制御されるスピーカ10及
び11が、前面左及び前面右のオーディオ・チャネルと
して働き、オーディオ・カード9とその関連するスピー
カ12及び13が、2つの「サラウンド・サウンド」チ
ャネルとして働くと仮定する。これらのサラウンド・サ
ウンド・チャネルは、選択された構成やサラウンド・サ
ウンド・アルゴリズムに応じて、背面左及び背面右とす
ることもでき、あるいは、背面及び中央とすることもで
きる。もちろんこの構成は、オーディオ・カード8によ
りサラウンド・サウンド・チャネルを制御し、オーディ
オ・カード9により前面チャネルを制御するように逆に
することも可能である。
【0036】図2では、本発明の好適例における別のソ
フトウェア要素も含めて示している。説明を簡易とする
ため、このソフトウェアは、3つの別々の構成要素すな
わちサラウンド・サウンド・ルータ(経路指定手段)
3、サラウンド・サウンド・プロセッサ5及び任意のフ
ロント・プロセッサ4を有するように示されている。こ
れらの構成要素は、もちろん、結合することもできるし
又は更に小さな構成要素に分割することもできる。加え
て、これらの構成要素の1つに配置されたルーチンは、
別の構成要素中へ相互に移動させることが可能である。
例えば、いずれかの特定のオーディオ・カードについ
て、SSプロセッサ5及び別のサウンド・ドライバ7を
結合することができる。
フトウェア要素も含めて示している。説明を簡易とする
ため、このソフトウェアは、3つの別々の構成要素すな
わちサラウンド・サウンド・ルータ(経路指定手段)
3、サラウンド・サウンド・プロセッサ5及び任意のフ
ロント・プロセッサ4を有するように示されている。こ
れらの構成要素は、もちろん、結合することもできるし
又は更に小さな構成要素に分割することもできる。加え
て、これらの構成要素の1つに配置されたルーチンは、
別の構成要素中へ相互に移動させることが可能である。
例えば、いずれかの特定のオーディオ・カードについ
て、SSプロセッサ5及び別のサウンド・ドライバ7を
結合することができる。
【0037】サラウンド・サウンド・プロセッサ5は、
アプリケーションがバッファ(例えば、バッファA、
B、及びC)中へ書き込んだ2チャネルのステレオ・オ
ーディオ・データを使用し、そしてサラウンド・サウン
ド・アルゴリズムに従ってこのデータを処理することに
より、別のサラウンド・サウンド・チャネルを生成す
る。上記の通り、フロント・プロセッサ4は任意であ
り、これは、いずれかの前面音声処理が要求される場合
にのみ必要である。言い換えるならば、もし、前面左チ
ャネル及び前面右チャネルからの音声が、アプリケーシ
ョン・データの左チャネル及び右チャネルにより表現さ
れる音声と同じであるならば、前面音声処理は必要な
い。
アプリケーションがバッファ(例えば、バッファA、
B、及びC)中へ書き込んだ2チャネルのステレオ・オ
ーディオ・データを使用し、そしてサラウンド・サウン
ド・アルゴリズムに従ってこのデータを処理することに
より、別のサラウンド・サウンド・チャネルを生成す
る。上記の通り、フロント・プロセッサ4は任意であ
り、これは、いずれかの前面音声処理が要求される場合
にのみ必要である。言い換えるならば、もし、前面左チ
ャネル及び前面右チャネルからの音声が、アプリケーシ
ョン・データの左チャネル及び右チャネルにより表現さ
れる音声と同じであるならば、前面音声処理は必要な
い。
【0038】サラウンド・サウンド・ソフトウェア・ル
ーチンが導入されるとき、オペレーティング・システム
要素(再び、マルチメディア・システム2として示す)
は、サウンド・ドライバ6とではなくサラウンド・サウ
ンド・ルータ3とインタフェースするべく更新される。
オペレーティング・システム要素2が前述のコンフィギ
ュレーション・ファイルを利用すると仮定すると、この
ソフトウェア・ルーチンは、導入時にコンフィギュレー
ション・ファイルのオーディオ・デバイス・ドライバ
(この場合、サウンド・ドライバ6)のネームを読み取
り、そのエントリをサラウンド・サウンド・ルータ3で
置き換える。これによって、マルチメディア・システム
2が、サウンド・ドライバ6とではなくサラウンド・サ
ウンド・ルータ3とインタフェースすることができるよ
うになる。それでいて尚、マルチメディア・システム2
は、それまでと同様の方法でインタフェースすることに
なる。このように、サラウンド・サウンド・ルータ3が
このインタフェースに関してサウンド・ドライバをエミ
ュレートすることは、重要である。こうしてサウンド・
ドライバ6は、サラウンド・サウンド・ルータ3に関連
してコンフィギュレーション・ファイルへ追加される。
別の方法として、オペレーティング・システム要素2
が、コンフィギュレーション・ファイルではなくアドレ
ス・テーブルを用いる場合は、サウンド・ドライバ6に
ついてのアドレスを記憶するエントリの内容が、サラウ
ンド・サウンド・ルータ3のアドレスにより置き換えら
れる。
ーチンが導入されるとき、オペレーティング・システム
要素(再び、マルチメディア・システム2として示す)
は、サウンド・ドライバ6とではなくサラウンド・サウ
ンド・ルータ3とインタフェースするべく更新される。
オペレーティング・システム要素2が前述のコンフィギ
ュレーション・ファイルを利用すると仮定すると、この
ソフトウェア・ルーチンは、導入時にコンフィギュレー
ション・ファイルのオーディオ・デバイス・ドライバ
(この場合、サウンド・ドライバ6)のネームを読み取
り、そのエントリをサラウンド・サウンド・ルータ3で
置き換える。これによって、マルチメディア・システム
2が、サウンド・ドライバ6とではなくサラウンド・サ
ウンド・ルータ3とインタフェースすることができるよ
うになる。それでいて尚、マルチメディア・システム2
は、それまでと同様の方法でインタフェースすることに
なる。このように、サラウンド・サウンド・ルータ3が
このインタフェースに関してサウンド・ドライバをエミ
ュレートすることは、重要である。こうしてサウンド・
ドライバ6は、サラウンド・サウンド・ルータ3に関連
してコンフィギュレーション・ファイルへ追加される。
別の方法として、オペレーティング・システム要素2
が、コンフィギュレーション・ファイルではなくアドレ
ス・テーブルを用いる場合は、サウンド・ドライバ6に
ついてのアドレスを記憶するエントリの内容が、サラウ
ンド・サウンド・ルータ3のアドレスにより置き換えら
れる。
【0039】この更新以外の点では、アプリケーション
1及びマルチメディア・システム2は、図1と同様の方
法で動作する。このことは、これらがサラウンド・サウ
ンドを生成するか通常のステレオ・サウンドを生成する
かに関わらず、同じように機能することを意味する。す
なわち、既存のアプリケーション及びオペレーティング
・システム要素、並びに既存のオーディオ・カード8及
び関連のサウンド・ドライバ6については、(上記のマ
ルチメディア・システム2により保持されるコンフィギ
ュレーション・ファイルやアドレス・テーブルのわずか
な変更を除いて)いずれの場合も変更したりアップグレ
ードしたりする必要性がないので、サラウンド・サウン
ド・ソフトウェア・ルーチンの導入すなわちアップグレ
ードは、非常に容易である。
1及びマルチメディア・システム2は、図1と同様の方
法で動作する。このことは、これらがサラウンド・サウ
ンドを生成するか通常のステレオ・サウンドを生成する
かに関わらず、同じように機能することを意味する。す
なわち、既存のアプリケーション及びオペレーティング
・システム要素、並びに既存のオーディオ・カード8及
び関連のサウンド・ドライバ6については、(上記のマ
ルチメディア・システム2により保持されるコンフィギ
ュレーション・ファイルやアドレス・テーブルのわずか
な変更を除いて)いずれの場合も変更したりアップグレ
ードしたりする必要性がないので、サラウンド・サウン
ド・ソフトウェア・ルーチンの導入すなわちアップグレ
ードは、非常に容易である。
【0040】動作において、アプリケーション1は、サ
ウンドを表すデジタル・データを一連のバッファ(例え
ば、バッファA、B、及びC)へロードし、そしてこれ
らのバッファの内容を再生するべくマルチメディア・シ
ステム2へ再生命令(バッファ情報を含む)を送る。こ
れは、図1に関して説明した方法と全く同じ方法におい
て行われる。続いて、マルチメディア・システム2は、
これらのバッファの内容を再生するべくサラウンド・サ
ウンド・ルータ3へと再生命令を送る。これもまた、図
1においてサウンド・ドライバ6へ再生命令が送られた
方法と同じ方法で行われる。
ウンドを表すデジタル・データを一連のバッファ(例え
ば、バッファA、B、及びC)へロードし、そしてこれ
らのバッファの内容を再生するべくマルチメディア・シ
ステム2へ再生命令(バッファ情報を含む)を送る。こ
れは、図1に関して説明した方法と全く同じ方法におい
て行われる。続いて、マルチメディア・システム2は、
これらのバッファの内容を再生するべくサラウンド・サ
ウンド・ルータ3へと再生命令を送る。これもまた、図
1においてサウンド・ドライバ6へ再生命令が送られた
方法と同じ方法で行われる。
【0041】サラウンド・サウンド・ルータ3は、マル
チメディア・システム2から再生命令(再生されるバッ
ファについてのバッファ情報も含む)を受信すると、そ
のバッファ情報をサラウンド・サウンド・プロセッサ要
素5へ渡す。また、フロント・プロセッサ要素4が用い
られている場合、サラウンド・サウンド・ルータ3は、
このバッファ情報をフロント・プロセッサ要素4へも送
る。別の例として、フロント・プロセッサ4が用いられ
ていない場合、バッファ再生命令は、直接サウンド・ド
ライバ6へ渡される。
チメディア・システム2から再生命令(再生されるバッ
ファについてのバッファ情報も含む)を受信すると、そ
のバッファ情報をサラウンド・サウンド・プロセッサ要
素5へ渡す。また、フロント・プロセッサ要素4が用い
られている場合、サラウンド・サウンド・ルータ3は、
このバッファ情報をフロント・プロセッサ要素4へも送
る。別の例として、フロント・プロセッサ4が用いられ
ていない場合、バッファ再生命令は、直接サウンド・ド
ライバ6へ渡される。
【0042】前面音声処理が必要な場合、フロント・プ
ロセッサ4は、元のバッファの処理されたデータを記憶
するためにその制御下にある別のバッファを使用するこ
とが好ましい。例えば、バッファAのバッファ情報がフ
ロント・プロセッサ4へ渡されると、フロント・プロセ
ッサ4は、そのバッファAに対して適切なサラウンド・
サウンド・アルゴリズムを適用し、そしてその処理され
たデータをバッファA′に記憶する。このようにするこ
とによって、バッファA内のデータには変更がない。そ
の後、フロント・プロセッサ4は、サウンド・ドライバ
6へバッファA′の再生命令(そのバッファ情報を含
む。例えば、バッファA′のアドレスと長さ)を渡す。
ロセッサ4は、元のバッファの処理されたデータを記憶
するためにその制御下にある別のバッファを使用するこ
とが好ましい。例えば、バッファAのバッファ情報がフ
ロント・プロセッサ4へ渡されると、フロント・プロセ
ッサ4は、そのバッファAに対して適切なサラウンド・
サウンド・アルゴリズムを適用し、そしてその処理され
たデータをバッファA′に記憶する。このようにするこ
とによって、バッファA内のデータには変更がない。そ
の後、フロント・プロセッサ4は、サウンド・ドライバ
6へバッファA′の再生命令(そのバッファ情報を含
む。例えば、バッファA′のアドレスと長さ)を渡す。
【0043】本発明の好適例においては、サウンド・ド
ライバ6は、オーディオ・カード8がバッファの内容の
再生を完了した時点でマルチメディア・システム2に通
知することを含めて、図1に関して述べたと同じ方法で
動作する。以下に、別の通知手順を記述する。
ライバ6は、オーディオ・カード8がバッファの内容の
再生を完了した時点でマルチメディア・システム2に通
知することを含めて、図1に関して述べたと同じ方法で
動作する。以下に、別の通知手順を記述する。
【0044】サラウンド・サウンド・ルータ3が、サラ
ウンド・サウンド・プロセッサ5へバッファ情報を渡す
とき、プロセッサ5は第2のバッファ、例えばバッファ
A″を作成する。そして、その中には、選択されたサラ
ウンド・サウンド・アルゴリズムにより処理されたバッ
ファAの内容が格納される。更なるチャネルを抽出する
ための適宜のサラウンド・サウンド・アルゴリズムは、
公知の技術である。これらのアルゴリズムは、背面左チ
ャネルを生成するべく左チャネル情報から右チャネル情
報を差し引く処理、及び、背面右チャネルを生成するべ
く右チャネル情報から左チャネル情報を差し引く処理を
含む。これらの処理は、背面左チャネルと背面右チャネ
ル又は背面チャネルと中央チャネルのいずれかの対を生
成するべく、ディレイ(遅延)を用いて若しくは用いず
に、又は右チャネルと左チャネルの和や平均を採ること
により実行することができる。各チャネルの音声の再生
を遅延させることは、バッファA″にブランク(空)を
入れることにより実現される。好適例においては、別個
のコンフィギュレーション・ルーチン(図示せず)が、
スピーカの配置やユーザの好みに基づく2つのチャネル
間の相対的な量等を用いるアルゴリズムによって、サラ
ウンド・サウンド・ルータ3(別の例ではサラウンド・
サウンド・プロセッサ5)に対して命令することができ
る。
ウンド・サウンド・プロセッサ5へバッファ情報を渡す
とき、プロセッサ5は第2のバッファ、例えばバッファ
A″を作成する。そして、その中には、選択されたサラ
ウンド・サウンド・アルゴリズムにより処理されたバッ
ファAの内容が格納される。更なるチャネルを抽出する
ための適宜のサラウンド・サウンド・アルゴリズムは、
公知の技術である。これらのアルゴリズムは、背面左チ
ャネルを生成するべく左チャネル情報から右チャネル情
報を差し引く処理、及び、背面右チャネルを生成するべ
く右チャネル情報から左チャネル情報を差し引く処理を
含む。これらの処理は、背面左チャネルと背面右チャネ
ル又は背面チャネルと中央チャネルのいずれかの対を生
成するべく、ディレイ(遅延)を用いて若しくは用いず
に、又は右チャネルと左チャネルの和や平均を採ること
により実行することができる。各チャネルの音声の再生
を遅延させることは、バッファA″にブランク(空)を
入れることにより実現される。好適例においては、別個
のコンフィギュレーション・ルーチン(図示せず)が、
スピーカの配置やユーザの好みに基づく2つのチャネル
間の相対的な量等を用いるアルゴリズムによって、サラ
ウンド・サウンド・ルータ3(別の例ではサラウンド・
サウンド・プロセッサ5)に対して命令することができ
る。
【0045】その後、サラウンド・サウンド・プロセッ
サ5は、バッファA″についてのバッファ情報を含む再
生命令を第2のデバイス・ドライバ(サウンド・ドライ
バ)7へと送る。サウンド・ドライバ7は、(必要であ
れば)オーディオ・カード9を初期化し、オーディオ・
カード9の内部バッファにこの第2のバッファ(バッフ
ァA″)の内容をロードする。それから、オーディオ・
カード9は、その内部バッファへロードされたデジタル
・オーディオ・データを、スピーカ12及び13により
再生されるアナログ信号へと変換する。
サ5は、バッファA″についてのバッファ情報を含む再
生命令を第2のデバイス・ドライバ(サウンド・ドライ
バ)7へと送る。サウンド・ドライバ7は、(必要であ
れば)オーディオ・カード9を初期化し、オーディオ・
カード9の内部バッファにこの第2のバッファ(バッフ
ァA″)の内容をロードする。それから、オーディオ・
カード9は、その内部バッファへロードされたデジタル
・オーディオ・データを、スピーカ12及び13により
再生されるアナログ信号へと変換する。
【0046】ここで、サウンド・ドライバ6及び7が、
それぞれのオーディオ・カード8及び9へのロードを同
期させることが重要である。これは、これらのチャネル
が共に再生されることを確保するためである。したがっ
て、バッファA(又は、前面音声処理が必要な場合は、
バッファA′)についての再生命令がサウンド・ドライ
バ6へ送られると同時に、バッファA″についての再生
命令がサウンド・ドライバ7へ送られる。よって、サラ
ウンド・サウンド・プロセッサ5は、オーディオ・カー
ド9へロードするためにサウンド・ドライバ7に対して
バッファA″のアドレスを渡す前に、バッファA″の作
成を終える必要はない。例えば、サウンド・ドライバ7
は、サラウンド・サウンド・プロセッサ5がまだバッフ
ァA″の途中の部分を入れている間であっても、オーデ
ィオ・カード9内にバッファA″の始めの部分をロード
することができる。これによって、サウンド・ドライバ
6がオーディオ・カード8へロードするタイミングに合
わせることができる。実施においては、バッファA″が
一連のサブ・バッファを有し、その各々が順次サウンド
・ドライバ7へと渡されることが好適である。
それぞれのオーディオ・カード8及び9へのロードを同
期させることが重要である。これは、これらのチャネル
が共に再生されることを確保するためである。したがっ
て、バッファA(又は、前面音声処理が必要な場合は、
バッファA′)についての再生命令がサウンド・ドライ
バ6へ送られると同時に、バッファA″についての再生
命令がサウンド・ドライバ7へ送られる。よって、サラ
ウンド・サウンド・プロセッサ5は、オーディオ・カー
ド9へロードするためにサウンド・ドライバ7に対して
バッファA″のアドレスを渡す前に、バッファA″の作
成を終える必要はない。例えば、サウンド・ドライバ7
は、サラウンド・サウンド・プロセッサ5がまだバッフ
ァA″の途中の部分を入れている間であっても、オーデ
ィオ・カード9内にバッファA″の始めの部分をロード
することができる。これによって、サウンド・ドライバ
6がオーディオ・カード8へロードするタイミングに合
わせることができる。実施においては、バッファA″が
一連のサブ・バッファを有し、その各々が順次サウンド
・ドライバ7へと渡されることが好適である。
【0047】ここで、サラウンド・サウンド・プロセッ
サ5が各バッファの内容を処理した(例えば、バッファ
A内のデータからバッファA″を作成し終えた)後に、
サウンド・ドライバ6がその通知をマルチメディア・シ
ステム2へ送ることが好ましい(そうでなければ、サラ
ウンド・サウンド・プロセッサ5がバッファAの処理を
完了しないうちに、アプリケーション1がバッファAを
再利用しようとするかもしれないからである)。また、
他の実施例としては、サウンド・ドライバ6がバッファ
についての処理を終えたとき、マルチメディア・システ
ム2へではなくルータ3へ通知するべく命令を受けるこ
ともできる。そして、ルータ3が、マルチメディア・シ
ステム2に通知する前に、(例えば、サラウンド・サウ
ンド・プロセッサ5からの通知を待つことによって)サ
ラウンド・サウンド・プロセッサ5がバッファA″の処
理を終了したことを確認する。
サ5が各バッファの内容を処理した(例えば、バッファ
A内のデータからバッファA″を作成し終えた)後に、
サウンド・ドライバ6がその通知をマルチメディア・シ
ステム2へ送ることが好ましい(そうでなければ、サラ
ウンド・サウンド・プロセッサ5がバッファAの処理を
完了しないうちに、アプリケーション1がバッファAを
再利用しようとするかもしれないからである)。また、
他の実施例としては、サウンド・ドライバ6がバッファ
についての処理を終えたとき、マルチメディア・システ
ム2へではなくルータ3へ通知するべく命令を受けるこ
ともできる。そして、ルータ3が、マルチメディア・シ
ステム2に通知する前に、(例えば、サラウンド・サウ
ンド・プロセッサ5からの通知を待つことによって)サ
ラウンド・サウンド・プロセッサ5がバッファA″の処
理を終了したことを確認する。
【0048】好適例においては、オーディオ・カード9
がそのバッファについての処理を終えた時点では、サウ
ンド・ドライバ7はマルチメディア・システム2へ通知
を送らない。これは必要ないことである。なぜなら前述
のように、マルチメディア・システム2は、サラウンド
・サウンド機能が追加導入される前と同じ方法で動作す
るからである。(もし必要であれば、サウンド・ドライ
バ7がデフォールトで通知を送る場合、サラウンド・サ
ウンド・プロセッサ5は、サウンド・ドライバに対し、
空アドレスへ通知を送るよう命令することができる。)
がそのバッファについての処理を終えた時点では、サウ
ンド・ドライバ7はマルチメディア・システム2へ通知
を送らない。これは必要ないことである。なぜなら前述
のように、マルチメディア・システム2は、サラウンド
・サウンド機能が追加導入される前と同じ方法で動作す
るからである。(もし必要であれば、サウンド・ドライ
バ7がデフォールトで通知を送る場合、サラウンド・サ
ウンド・プロセッサ5は、サウンド・ドライバに対し、
空アドレスへ通知を送るよう命令することができる。)
【0049】さらに、この実施例では、追加されるサラ
ウンド・サウンド・チャネルを2つのみ示しているが、
本発明は、更なるサラウンド・サウンド・チャネルを扱
うことが可能である。例えば、周知のように、背面右信
号を位相反転することにより、第5のチャネルを増幅器
21に接続された第5のスピーカ(図示せず)上で再生
することもできる。第6のチャネル(通常、低周波(ウ
ーファ)音)を所望する場合は、第5及び第6のチャネ
ルのために更なるオーディオ・カード及び制御用サウン
ド・ドライバが必要となる。この場合、サラウンド・サ
ウンド・プロセッサ5が、更なるチャネルを抽出して、
この更なるドライバに対してそのバッファ情報を渡すこ
とになる。また、単一のサラウンド・チャネルを生成す
ることもでき、その場合は1つの背面スピーカのみが必
要となる。
ウンド・サウンド・チャネルを2つのみ示しているが、
本発明は、更なるサラウンド・サウンド・チャネルを扱
うことが可能である。例えば、周知のように、背面右信
号を位相反転することにより、第5のチャネルを増幅器
21に接続された第5のスピーカ(図示せず)上で再生
することもできる。第6のチャネル(通常、低周波(ウ
ーファ)音)を所望する場合は、第5及び第6のチャネ
ルのために更なるオーディオ・カード及び制御用サウン
ド・ドライバが必要となる。この場合、サラウンド・サ
ウンド・プロセッサ5が、更なるチャネルを抽出して、
この更なるドライバに対してそのバッファ情報を渡すこ
とになる。また、単一のサラウンド・チャネルを生成す
ることもでき、その場合は1つの背面スピーカのみが必
要となる。
【0050】本発明の好適例は、図2にその実施態様の
例を示したように、サラウンド・サウンド録音をもサポ
ートする。録音動作においては、アプリケーション1
が、録音された音声を表すデジタル・データを受け取る
ために、一連のバッファを初期化しかつ管理する。これ
は、図1に関して説明した通りである。アプリケーショ
ン1は、これらのバッファにデジタル・オーディオ・デ
ータをロードするためにオペレーティング・システム要
素(マルチメディア・システム)2に対して録音命令を
送る。これらの録音命令は、ロードされる各バッファに
ついてのバッファ情報を含む。その後、マルチメディア
・システム2は、そのコンフィギュレーション・ファイ
ルに記されたサウンド・ドライバに対して録音命令(こ
のバッファ情報を含む)を送る。
例を示したように、サラウンド・サウンド録音をもサポ
ートする。録音動作においては、アプリケーション1
が、録音された音声を表すデジタル・データを受け取る
ために、一連のバッファを初期化しかつ管理する。これ
は、図1に関して説明した通りである。アプリケーショ
ン1は、これらのバッファにデジタル・オーディオ・デ
ータをロードするためにオペレーティング・システム要
素(マルチメディア・システム)2に対して録音命令を
送る。これらの録音命令は、ロードされる各バッファに
ついてのバッファ情報を含む。その後、マルチメディア
・システム2は、そのコンフィギュレーション・ファイ
ルに記されたサウンド・ドライバに対して録音命令(こ
のバッファ情報を含む)を送る。
【0051】本発明のソフトウェアが導入された後に
は、コンフィギュレーション・ファイル内のエントリ
が、サラウンド・サウンド・ルータ3となる。したがっ
て、マルチメディア・システムは、バッファ(例えば、
バッファAやそれに続くバッファB等々)についての録
音命令をサラウンド・サウンド・ルータ3へと渡す。
は、コンフィギュレーション・ファイル内のエントリ
が、サラウンド・サウンド・ルータ3となる。したがっ
て、マルチメディア・システムは、バッファ(例えば、
バッファAやそれに続くバッファB等々)についての録
音命令をサラウンド・サウンド・ルータ3へと渡す。
【0052】その後、サラウンド・サウンド・ルータ3
は、図1に関して述べた方法と同じ方法により音声を録
音するために、録音命令をサウンド・ドライバ6へ送
り、さらにサウンド・ドライバ6はその命令をオーディ
オ・カード8へ送る。そしてサウンド・ドライバ6は、
デジタル化されたオーディオ・データを、アプリケーシ
ョン1により管理されるバッファ(例えば、バッファ
A、その次にバッファB等々)内へ複写する。
は、図1に関して述べた方法と同じ方法により音声を録
音するために、録音命令をサウンド・ドライバ6へ送
り、さらにサウンド・ドライバ6はその命令をオーディ
オ・カード8へ送る。そしてサウンド・ドライバ6は、
デジタル化されたオーディオ・データを、アプリケーシ
ョン1により管理されるバッファ(例えば、バッファ
A、その次にバッファB等々)内へ複写する。
【0053】同時に、サラウンド・サウンド・ルータ3
は、オーディオ・カード9とインタフェースするために
追加されたサウンド・ドライバ7へ録音命令を送ること
により、(必要であれば)これを初期化しかつ音声の録
音を命令する。その後、オーディオ・カード9は、マイ
クロフォン16及び17を用いて音声を録音し、そして
これらの音声は、CODEC機構によりデジタル化さ
れ、オーディオ・カードの内部バッファ内にデジタル・
データとして記憶される。しかしながらこの場合、録音
命令に含まれるバッファ情報は、修正されている。すな
わち、サラウンド・サウンド・ルータ3は、サウンド・
ドライバ7に対し、オーディオ・カードの内部バッファ
の内容を別のバッファ(例えば、バッファA″)内へ複
写するよう命令する。このバッファA″は、サラウンド
・サウンド・ルータ3により、若しくはサラウンド・サ
ウンド・プロセッサ5により、又は別のルーチン(図示
せず)によりセットアップされる。その後、オーディオ
・カード9の内部バッファの内容は、サウンド・ドライ
バ7によりこの別のバッファ(例えば、バッファA″)
内へと複写される。
は、オーディオ・カード9とインタフェースするために
追加されたサウンド・ドライバ7へ録音命令を送ること
により、(必要であれば)これを初期化しかつ音声の録
音を命令する。その後、オーディオ・カード9は、マイ
クロフォン16及び17を用いて音声を録音し、そして
これらの音声は、CODEC機構によりデジタル化さ
れ、オーディオ・カードの内部バッファ内にデジタル・
データとして記憶される。しかしながらこの場合、録音
命令に含まれるバッファ情報は、修正されている。すな
わち、サラウンド・サウンド・ルータ3は、サウンド・
ドライバ7に対し、オーディオ・カードの内部バッファ
の内容を別のバッファ(例えば、バッファA″)内へ複
写するよう命令する。このバッファA″は、サラウンド
・サウンド・ルータ3により、若しくはサラウンド・サ
ウンド・プロセッサ5により、又は別のルーチン(図示
せず)によりセットアップされる。その後、オーディオ
・カード9の内部バッファの内容は、サウンド・ドライ
バ7によりこの別のバッファ(例えば、バッファA″)
内へと複写される。
【0054】各サウンド・ドライバは、そのそれぞれの
バッファ(例えば、バッファA又はA″)のロードを完
了したならば、サラウンド・サウンド・ルータ3へ通知
する。そしてサウンド・ドライバは、次のバッファ(バ
ッファB又はB″)へのロードを進める。一方、サラウ
ンド・サウンド・ルータ3は、サラウンド・サウンド・
プロセッサ5に対し、適切なサラウンド・サウンド・エ
ンコード・ルーチンを用いてバッファAの内容とバッフ
ァA″の内容とをマージさせることを命令する。この処
理されたデータは、バッファA内に記憶される。
バッファ(例えば、バッファA又はA″)のロードを完
了したならば、サラウンド・サウンド・ルータ3へ通知
する。そしてサウンド・ドライバは、次のバッファ(バ
ッファB又はB″)へのロードを進める。一方、サラウ
ンド・サウンド・ルータ3は、サラウンド・サウンド・
プロセッサ5に対し、適切なサラウンド・サウンド・エ
ンコード・ルーチンを用いてバッファAの内容とバッフ
ァA″の内容とをマージさせることを命令する。この処
理されたデータは、バッファA内に記憶される。
【0055】別の例として、サラウンド・サウンド・ル
ータ3(実施態様に依存して、フロント・プロセッサ
4、サラウンド・サウンド・プロセッサ5、又は別のル
ーチン(図示せず))は、オーディオ・カード8により
録音されたデジタル・データを一時的に記憶するため
に、異なるバッファ、例えばバッファA′を作成するこ
とができる。その後、サラウンド・サウンド・ルータ3
は、この別のバッファについてのバッファ情報を含む録
音命令をサウンド・ドライバ6へと送る。この場合、サ
ウンド・ドライバ6は、オーディオ・カード8の内部バ
ッファの内容をバッファA′内へロードする。その後、
サラウンド・サウンド・プロセッサ5は、バッファA″
の内容とバッファA′の内容とをマージし、バッファA
へと格納する。
ータ3(実施態様に依存して、フロント・プロセッサ
4、サラウンド・サウンド・プロセッサ5、又は別のル
ーチン(図示せず))は、オーディオ・カード8により
録音されたデジタル・データを一時的に記憶するため
に、異なるバッファ、例えばバッファA′を作成するこ
とができる。その後、サラウンド・サウンド・ルータ3
は、この別のバッファについてのバッファ情報を含む録
音命令をサウンド・ドライバ6へと送る。この場合、サ
ウンド・ドライバ6は、オーディオ・カード8の内部バ
ッファの内容をバッファA′内へロードする。その後、
サラウンド・サウンド・プロセッサ5は、バッファA″
の内容とバッファA′の内容とをマージし、バッファA
へと格納する。
【0056】いずれの実施例においても、サラウンド・
サウンド・プロセッサ5は、処理されたデータをバッフ
ァAに記憶した後、サラウンド・サウンド・ルータ3へ
通知する。続いてサラウンド・サウンド・ルータ3は、
マルチメディア・システム2に対して、バッファAが満
たされたことを通知する。そしてマルチメディア・シス
テム2は、アプリケーション1に対して、バッファAが
満たされたことを通知する。その後アプリケーション1
は、通常通りバッファA内のオーディオ・データを使用
する。
サウンド・プロセッサ5は、処理されたデータをバッフ
ァAに記憶した後、サラウンド・サウンド・ルータ3へ
通知する。続いてサラウンド・サウンド・ルータ3は、
マルチメディア・システム2に対して、バッファAが満
たされたことを通知する。そしてマルチメディア・シス
テム2は、アプリケーション1に対して、バッファAが
満たされたことを通知する。その後アプリケーション1
は、通常通りバッファA内のオーディオ・データを使用
する。
【0057】図2に示されたコンフィギュレーションは
一実施例を示している。オーディオ・カード9及びこれ
に付設されたオーディオ装置は、ステレオ音声を生成す
るための標準的な規格品であって、前述の通り、既にコ
ンピュータ・システムに付設されているオーディオ・カ
ード8及びその関連するサウンド・ドライバやスピーカ
と同じであっても異なっていてもよい。しかしながら、
既に述べたように、構成要素3、4、5として示された
ソフトウェア・ルーチンはもちろん、サウンド・ドライ
バ7も、異なる組合せにより実施することが可能であ
る。例えば、ステレオ・サウンド機能をもつコンピュー
タ・システムをアップグレードするためのオーディオ・
カードが、更なるチャネルを抽出するべくサラウンド・
サウンド・アルゴリズムを適用するためのサラウンド・
サウンド・プロセッサ5を含んでいてもよい。このよう
な例においては、そのオーディオ・カードを制御するた
めに、サラウンド・サウンド・ルータ3がサウンド・ド
ライバに対して直接再生命令を渡すことになる。そして
サウンド・ドライバが、アプリケーションにより管理さ
れるバッファの内容をオーディオ・カード内へロード
し、オーディオ・カードがそのデータを処理した後、そ
の処理されたデータをアナログ信号へと変換する。この
例では、上述の録音のためのプロセスを利用するため
に、オーディオ・カード9は、オーディオ・カード8に
より生成されるデータへアクセスする必要がある。これ
は、サラウンド・サウンド・プロセッサ5が、2組のデ
ータをマージさせるためである。一実施例においては、
サラウンド・サウンド・ルータ3が、サウンド・ドライ
バ6に対し、オーディオ・カード8により生成されるデ
ータをバッファA′に記憶しかつそれが完了したならば
サラウンド・サウンド・ルータ3に通知するよう命令す
る。そしてサラウンド・サウンド・ルータ3は、前述の
通り、バッファA′内の内容とオーディオ・カード9に
より生成されたデータ(即ち、バッファA″内の内容)
とをマージさせるよう命令を送る。
一実施例を示している。オーディオ・カード9及びこれ
に付設されたオーディオ装置は、ステレオ音声を生成す
るための標準的な規格品であって、前述の通り、既にコ
ンピュータ・システムに付設されているオーディオ・カ
ード8及びその関連するサウンド・ドライバやスピーカ
と同じであっても異なっていてもよい。しかしながら、
既に述べたように、構成要素3、4、5として示された
ソフトウェア・ルーチンはもちろん、サウンド・ドライ
バ7も、異なる組合せにより実施することが可能であ
る。例えば、ステレオ・サウンド機能をもつコンピュー
タ・システムをアップグレードするためのオーディオ・
カードが、更なるチャネルを抽出するべくサラウンド・
サウンド・アルゴリズムを適用するためのサラウンド・
サウンド・プロセッサ5を含んでいてもよい。このよう
な例においては、そのオーディオ・カードを制御するた
めに、サラウンド・サウンド・ルータ3がサウンド・ド
ライバに対して直接再生命令を渡すことになる。そして
サウンド・ドライバが、アプリケーションにより管理さ
れるバッファの内容をオーディオ・カード内へロード
し、オーディオ・カードがそのデータを処理した後、そ
の処理されたデータをアナログ信号へと変換する。この
例では、上述の録音のためのプロセスを利用するため
に、オーディオ・カード9は、オーディオ・カード8に
より生成されるデータへアクセスする必要がある。これ
は、サラウンド・サウンド・プロセッサ5が、2組のデ
ータをマージさせるためである。一実施例においては、
サラウンド・サウンド・ルータ3が、サウンド・ドライ
バ6に対し、オーディオ・カード8により生成されるデ
ータをバッファA′に記憶しかつそれが完了したならば
サラウンド・サウンド・ルータ3に通知するよう命令す
る。そしてサラウンド・サウンド・ルータ3は、前述の
通り、バッファA′内の内容とオーディオ・カード9に
より生成されたデータ(即ち、バッファA″内の内容)
とをマージさせるよう命令を送る。
【0058】まとめとして、本発明に関連して以下の事
項を開示する。
項を開示する。
【0059】(1)2チャネル・オーディオ・データを
録音しかつデジタル化するよう第1のオーディオ・カー
ドに対して命令を送るための既存のソフトウェア・アプ
リケーションを実行するべく設計されたステレオ・サウ
ンド機能をもつコンピュータ・システムにおいて、3つ
以上のチャネルを録音するべく該コンピュータ・システ
ムを利用する方法であって、経路指定手段に対して前記
命令をリダイレクトするステップと、前記経路指定手段
からの命令を、前記第1のオーディオ・カード及び少な
くとも1つの別のオーディオ・カードと送るステップ
と、前記オーディオ・カードの各々に録音し、かつ該録
音されたデータをデジタル・データへと変換するステッ
プと、1組の2チャネル・デジタル・データを形成する
べく前記オーディオ・カードの各々からのデジタル化さ
れた2チャネル・デジタル・データを処理するステップ
と、前記1組のデジタル・データを前記既存のソフトウ
ェア・アプリケーションと返すステップとを有するコン
ピュータ・システムの利用方法。 (2)前記既存のアプリケーションが前記第1のオーデ
ィオ・カードと命令を送るために、前記命令をオペレー
ティング・システムに送り、続いて該オペレーティング
・システムが該第1のオーディオ・カードを制御する第
1のサウンド・ドライバと該命令を送り、そして、前記
命令をリダイレクトするステップが、該オペレーティン
グ・システムからの命令を前記経路指定手段へとリダイ
レクトするステップを含み、前記複数のオーディオ・カ
ードと該命令を送るステップが、該第1のサウンド・ド
ライバと命令を送るステップと前記別のオーディオ・カ
ードを制御する別のサウンド・ドライバと命令を送るス
テップとを含む、上記(1)に記載のコンピュータ・シ
ステムの利用方法。 (3)第1のオーディオ・カードに対して命令とデジタ
ル化2チャネル・オーディオ・データとを送るための既
存のソフトウェア・アプリケーションを実行するべく設
計されたステレオ・サウンド機能をもつコンピュータ・
システムにおいて、3つ以上のチャネルを生成するべく
該コンピュータ・システムを利用する方法であって、経
路指定手段に対して前記命令をリダイレクトし、そして
該経路指定手段からサラウンド・サウンド生成手段へ
と、さらに第1のオーディオ・カードへとリダイレクト
するステップと、サラウンド・サウンド・チャネル・デ
ータを形成するべく、前記サラウンド・サウンド生成手
段において前記データを処理するステップと、前記サラ
ウンド・サウンド・チャネル・データを別のオーディオ
・カードと渡すステップとを有するコンピュータ・シス
テムの利用方法。 (4)デジタル化2チャネル・オーディオ・データを処
理しかつ第1のオーディオ・カードへ命令を送るための
既存のソフトウェア・アプリケーションを実行するステ
レオ・サウンド機能をもつコンピュータ・システムにお
いて、別のオーディオ・カードと該別のオーディオ・カ
ードにより制御されるオーディオ装置とを利用する方法
であって、前記命令を別のソフトウェア要素へとリダイ
レクトするステップと、前記別のソフトウェア要素によ
り受信された再生命令に応答して、サラウンド・サウン
ド・チャネル・データを形成するべく前記アプリケーシ
ョンにより与えられたデジタル化2チャネル・オーディ
オ・データを処理するステップと、元の前記デジタル化
2チャネル・オーディオ・データを第1のオーディオ・
カードへ渡すステップと、前記サラウンド・サウンド・
チャネル・データを前記別のオーディオ・カードへ渡す
ステップと、前記別のソフトウェア要素により受信され
た録音命令に応答して、前記第1のオーディオ・カード
及び前記別のオーディオ・カードへ命令を送るステップ
と、1組の2チャネル・デジタル・データを形成するべ
く前記オーディオ・カードの各々からのデジタル化され
た2チャネル・デジタル・データを処理するステップ
と、前記1組のデジタル・データを前記既存のソフトウ
ェア・アプリケーションへと返すステップとを有する別
のオーディオ・カード及びオーディオ装置を利用する方
法。 (5)サラウンド・サウンドを生成するべく、ステレオ
・サウンド機能をもつ汎用的コンピュータを利用する方
法であって、第1のオーディオ・デバイス・ドライバに
対して向けられた1組のオーディオ・データのアドレス
情報をルータに対してリダイレクトするステップと、前
記ルータが前記アドレス情報を受信したことに応答し
て、前記1組のオーディオ・データから抽出されるサラ
ウンド・サウンド・チャネルを表す別のオーディオ・デ
ータの組を生成するべく、該1組のオーディオ・データ
を処理するステップと、前記アドレス情報を前記第1の
オーディオ・デバイス・ドライバへ渡すステップと、前
記別のオーディオ・データの組のアドレス情報を第2の
オーディオ・デバイス・ドライバへ渡すステップとを有
する汎用的コンピュータの利用方法。 (6)デジタル・オーディオ・データを保持するバッフ
ァを管理するアプリケーションと、オーディオ・データ
をアナログ形式とデジタル形式との間で変換する第1の
オーディオ・カードと、少なくとも1つの別のオーディ
オ・カードとを備えるステレオ・サウンド機能をもつコ
ンピュータ・システムのためのサラウンド・サウンド・
オーディオ・システムにおいて、1組のオーディオ・デ
ータに対してサラウンド・サウンド・アルゴリズムを適
用するための処理手段と、前記アプリケーションから録
音命令と再生命令とを受信するための経路指定手段と、
録音命令に応答する録音手段と、再生命令に応答する再
生手段とを有し、上記録音手段が、前記コンピュータ・
システムに接続された前記第1のオーディオ・カード及
び前記別のオーディオ・カードに録音させる手段と、前
記処理手段に対して、前記双方のオーディオ・カードに
よりデジタル化されたオーディオ・データをマージさせ
ることにより1組の2チャネル・オーディオ・データを
形成するべくサラウンド・サウンド・エンコード・アル
ゴリズムを適用させる手段と、前記マージされたデータ
を前記アプリケーションにより管理される前記バッファ
に記憶する手段とを有し、上記再生手段が、前記アプリ
ケーションにより管理される前記バッファに記憶された
1組の2チャネル・オーディオ・データからサラウンド
・サウンド情報を抽出するべくサラウンド・サウンド抽
出アルゴリズムを適用するために、前記処理手段に指示
する手段と、前記サラウンド・サウンド情報を再生する
べく前記別のオーディオ・カードに対して命令を送るた
めの手段と、サラウンド・サウンド情報を抽出すること
なく前記2チャネル・オーディオ・データを再生するべ
く前記第1のオーディオ・カードに対して命令を送るた
めの手段とを有する サラウンド・サウンド・オーディ
オ・システム。 (7)ステレオ・サウンド・ドライバに対してデジタル
・データを提供可能な汎用コンピュータと共に用いる装
置であって、デジタル・データを読み取るための手段
と、前記デジタル・データに対してサラウンド・サウン
ド・アルゴリズムを適用するための処理手段と、前記処
理されたデータを出力するための出力手段とを有する汎
用コンピュータと共に用いる装置。 (8)前記処理されたデータが、前記出力手段によりR
AMバッファに記憶される上記(7)に記載の装置。 (9)前記デジタル・データが第1のバッファに記憶さ
れ、前記出力手段が、該第1のバッファにアクセスする
ためのバッファ情報を前記ステレオ・サウンド・ドライ
バに対して与え、さらに、前記RAMバッファにアクセ
スするためのバッファ情報を第2のサウンド・ドライバ
に対して与える上記(8)に記載の装置。 (10)ステレオ・サウンド・ドライバに対して第1の
デジタル・データの組を提供可能な汎用コンピュータと
共に用いる装置であって、少なくとも1つの別のデジタ
ル・データの組を生成するための手段と、少なくとも1
つの前記データの組に対してサラウンド・サウンド・ア
ルゴリズムを適用するための処理手段と、前記2つのデ
ータの組を出力するための出力手段とを有する汎用コン
ピュータと共に用いる装置。 (11)前記少なくとも1つの別のデータの組が、前記
出力手段によりRAMバッファに記憶される上記(1
0)に記載の装置。 (12)前記第1のデータの組が第1のバッファに記憶
され、前記出力手段が、該第1のバッファにアクセスす
るためのバッファ情報を前記ステレオ・サウンド・ドラ
イバに対して与え、さらに、前記RAMバッファにアク
セスするためのバッファ情報を第2のサウンド・ドライ
バに対して与える上記(11)に記載の装置。 (13)オーディオ・データのバッファを作成するアプ
リケーションと、内部バッファ内にロードされたデジタ
ル・オーディオ・データをアナログ信号へと変換するこ
とにより一対のスピーカを駆動するオーディオ・カード
とを備えるステレオ・サウンド機能をもつコンピュータ
・システムのためのサラウンド・サウンド・オーディオ
・システムであって、サラウンド・サウンド・チャネル
・データを生成するべく、前記オーディオ・データのバ
ッファ内に記憶されたデータに対してサラウンド・サウ
ンド・アルゴリズムを適用するための処理手段と、前記
サラウンド・サウンド・チャネル・データを別のオーデ
ィオ・カードのバッファへロードするための手段とを有
するサラウンド・サウンド・オーディオ・システム。 (14)前記ステレオ・サウンド機能をもつコンピュー
タ・システムが、さらに、前記オーディオ・カードの内
部バッファに前記オーディオ・データのバッファの内容
をロードするための第1のロード手段と、前記アプリケ
ーション及び前記第1のロード手段とインタフェースす
るためのオペレーティング・システムとを備えており、
そして前記サラウンド・サウンド・オーディオ・システ
ムが、前記アプリケーションから命令を受け取りかつ該
命令を前記第1のロード手段及び前記処理手段へと送る
ための経路指定手段と、前記経路指定手段とインタフェ
ースするために前記オペレーティング・システムを更新
するための手段とを有し、前記経路指定手段が、前記第
1のロード手段とインタフェースするときは該オペレー
ティング・システムをエミュレートし、そして前記オペ
レーティング・システムとインタフェースするときは前
記第1のロード手段をエミュレートする上記(13)に
記載のサラウンド・サウンド・オーディオ・システム。 (15)一対のマイクロフォンにより録音されたアナロ
グ・オーディオ・データをデジタル・オーディオ・デー
タへと変換するオーディオ・カードと、該オーディオ・
カードへ命令を送りかつ該デジタル・オーディオ・デー
タを受け取るためのバッファを作成するアプリケーショ
ンとを備えるステレオ・サウンド機能をもつコンピュー
タ・システムのためのサラウンド・サウンド・オーディ
オ・システムであって、別のオーディオ・カードと、前
記命令を受け取りかつ該命令を前記双方のオーディオ・
カードへ送るための手段と、 処理されたデジタル・デ
ータの組を生成するべく、前記双方のオーディオ・カー
ドにより生成されたデジタル・データに対してサラウン
ド・サウンド・エンコード・アルゴリズムを適用するた
めの処理手段と、前記バッファに前記処理されたデジタ
ル・データの組をロードするための手段とを有するサラ
ウンド・サウンド・オーディオ・システム。 (16)前記ステレオ・サウンド機能をもつコンピュー
タ・システムが、さらに、前記オーディオ・カードとイ
ンタフェースするための第1のオーディオ・デバイス・
ドライバと、前記アプリケーション及び該第1のオーデ
ィオ・デバイス・ドライバとインタフェースするための
オペレーティング・システムとを備えており、そして前
記サラウンド・サウンド・オーディオ・システムが、前
記別のオーディオ・カードとインタフェースするための
別のオーディオ・デバイス・ドライバと、前記アプリケ
ーションから命令を受け取りかつ該命令を前記第1のオ
ーディオ・デバイス・ドライバ及び前記別のオーディオ
・デバイス・ドライバへと送るための経路指定手段と、
前記経路指定手段とインタフェースするために前記オペ
レーティング・システムを更新するための手段とを有
し、前記経路指定手段が、前記双方のデバイス・ドライ
バとインタフェースするとき前記オペレーティング・シ
ステムをエミュレートし、そして前記オペレーティング
・システムとインタフェースするとき前記双方のデバイ
ス・ドライバをエミュレートする上記(15)に記載の
サラウンド・サウンド・オーディオ・システム。 (17)アプリケーションとオーディオ・カードとを備
えかつこれらの間で2チャネル・デジタル・データを送
ることに関して該アプリケーションが該オーディオ・デ
ータへ命令を送るステレオ・サウンド機能をもつコンピ
ュータ・システムが、少なくとも1つの別のオーディオ
・カードを備えており、該コンピュータ・システムにお
いて用いる装置であって、前記アプリケーションから命
令を受け取りかつ該命令を前記双方のオーディオ・カー
ドへ送るための経路指定手段と、前記命令が録音命令又
は再生命令のいずれであるかに応答して、適切なルーチ
ンを呼び出すことによりデジタル・データを処理するた
めの処理手段とを有し、前記録音命令に応答する場合、
1組の2チャネル・デジタル・データを形成するべく前
記ルーチンが、前記オーディオ・カードにより生成され
るデジタル・データをエンコードし、前記再生命令に応
答する場合、前記ルーチンが、前記アプリケーションに
より生成される2チャネル・デジタル・データから少な
くとも1つの別の2チャネル・デジタル・データの組を
抽出するコンピュータ・システムにおいて用いる装置。 (18)前記経路指定手段が、前記命令が録音命令又は
再生命令のいずれであるかに応答する場合、前記装置
が、別のバッファを管理するための手段と、前記アプリ
ケーションにより管理されるバッファについてのバッフ
ァ情報を含む前記再生命令を前記オーディオ・カード及
び前記処理手段へ送るための手段と、前記別のオーディ
オ・カードへ送られる前記録音命令に含まれるバッファ
情報が、前記装置により管理される前記バッファについ
ての情報であるような該録音命令を前記オーディオ・カ
ード及び前記別のオーディオ・カードへ送るための手段
と、前記命令が録音命令又は再生命令のいずれであるか
に応答して、前記録音命令の受信に応じて生成された前
記1組の2チャネル・デジタル・データの内容を前記ア
プリケーションにより管理されるバッファに記憶するた
めの手段を備え、前記処理手段により処理されたデータ
を出力するための出力手段と、前記再生命令の受信に応
答して生成された前記別の2チャネル・デジタル・デー
タの組を再生するべく、前記別のオーディオ・カードへ
該再生命令を送るための手段とを有する上記(17)に
記載の装置。 (19)前記アプリケーションが、前記オーディオ・カ
ードを制御するサウンド・ドライバとインタフェースす
るための規定のインタフェースを備えるオペレーティン
グ・システムを用いて該オーディオ・カードへの前記命
令を送り、そして、前記別のオーディオ・カードを制御
する別のサウンド・ドライバが導入され、かつ前記装置
が、前記オペレーティング・システムが前記サウンド・
ドライバとではなく前記経路指定手段とインタフェース
を行うべく該オペレーティング・システムを更新するた
めの手段を有する上記(18)に記載の装置。 (20)前記経路指定手段が、前記オペレーティング・
システムと前記サウンド・ドライバとの間の前記規定の
インタフェースをエミュレートし、そして前記双方のオ
ーディオ・カードへ命令を送るための手段が、前記オペ
レーティング・システムと前記サウンド・ドライバとの
間のインタフェースをエミュレートする場合と同じ方法
にて前記双方のオーディオ・カードに関連する双方のサ
ウンド・ドライバに対して前記命令を送る上記(19)
に記載の装置。 (21)アプリケーションとオーディオカードとの間で
2チャネル・デジタル・データを送ることに関して該オ
ーディオ・データへ命令を送る該アプリケーションを備
えるステレオ・サウンド機能をもつコンピュータ・シス
テムにおいて用いる装置であって、少なくとも1つの別
のオーディオ・カードと、前記アプリケーションから命
令を受け取り、そして該命令を前記オーディオ・カード
及び前記別のオーディオ・カードへ送るための経路指定
手段と、前記命令が録音命令又は再生命令のいずれであ
るかに応答して、適切なルーチンを呼び出すことにより
デジタル・データを処理するための処理手段とを有し、
前記録音命令に応答する場合、1組の2チャネル・デジ
タル・データを形成するべく前記ルーチンが、前記オー
ディオ・カードにより生成されるデジタル・データをエ
ンコードし、前記再生命令に応答する場合、前記ルーチ
ンが、前記アプリケーションにより生成される2チャネ
ル・デジタル・データから少なくとも1つの別の2チャ
ネル・デジタル・データの組を抽出するコンピュータ・
システムにおいて用いる装置。 (22) 前記別のオーディオ・カードが、前記処理手
段を含む上記(21)に記載の装置。 (23)第1のオーディオ・カードを制御する第1のオ
ーディオ・デバイス・ドライバに対して命令とデジタル
化2チャネル・オーディオ・データを送るための既存の
ソフトウェア・アプリケーションを実行するべく設計さ
れ、さらにサラウンド・サウンド・チャネルを生成する
ために別のオーディオ・カードとこれを制御する別のオ
ーディオ・デバイス・ドライバとを追加したステレオ・
サウンド機能をもつ汎用コンピュータ・システムをアッ
プグレードする方法であって、オーディオ・デバイス・
ドライバのインタフェースをエミュレートするオペレー
ティング・システム・インタフェースを含み、少なくと
も2つの場所に対して命令を送るためのソフトウェア経
路指定ルーチンを導入するステップと、前記オペレーテ
ィング・システムから前記ソフトウェア・ルーチンへと
通信をリダイレクトするべく内部カタログ情報を更新す
るステップと、前記別のオーディオ・カード上で再生さ
れるサラウンド・サウンド・チャネル・データを生成す
るために、第1のデジタル・オーディオ・データの組に
対してサラウンド・サウンド・アルゴリズムを適用する
ための処理ルーチンを導入するステップとを有し、これ
によって前記ソフトウェア経路指定ルーチンが、前記2
チャネル・オーディオ・データを前記第1のデバイス・
ドライバ及び前記処理ルーチンへと送ることができる汎
用コンピュータ・システムをアップグレードする方法。
録音しかつデジタル化するよう第1のオーディオ・カー
ドに対して命令を送るための既存のソフトウェア・アプ
リケーションを実行するべく設計されたステレオ・サウ
ンド機能をもつコンピュータ・システムにおいて、3つ
以上のチャネルを録音するべく該コンピュータ・システ
ムを利用する方法であって、経路指定手段に対して前記
命令をリダイレクトするステップと、前記経路指定手段
からの命令を、前記第1のオーディオ・カード及び少な
くとも1つの別のオーディオ・カードと送るステップ
と、前記オーディオ・カードの各々に録音し、かつ該録
音されたデータをデジタル・データへと変換するステッ
プと、1組の2チャネル・デジタル・データを形成する
べく前記オーディオ・カードの各々からのデジタル化さ
れた2チャネル・デジタル・データを処理するステップ
と、前記1組のデジタル・データを前記既存のソフトウ
ェア・アプリケーションと返すステップとを有するコン
ピュータ・システムの利用方法。 (2)前記既存のアプリケーションが前記第1のオーデ
ィオ・カードと命令を送るために、前記命令をオペレー
ティング・システムに送り、続いて該オペレーティング
・システムが該第1のオーディオ・カードを制御する第
1のサウンド・ドライバと該命令を送り、そして、前記
命令をリダイレクトするステップが、該オペレーティン
グ・システムからの命令を前記経路指定手段へとリダイ
レクトするステップを含み、前記複数のオーディオ・カ
ードと該命令を送るステップが、該第1のサウンド・ド
ライバと命令を送るステップと前記別のオーディオ・カ
ードを制御する別のサウンド・ドライバと命令を送るス
テップとを含む、上記(1)に記載のコンピュータ・シ
ステムの利用方法。 (3)第1のオーディオ・カードに対して命令とデジタ
ル化2チャネル・オーディオ・データとを送るための既
存のソフトウェア・アプリケーションを実行するべく設
計されたステレオ・サウンド機能をもつコンピュータ・
システムにおいて、3つ以上のチャネルを生成するべく
該コンピュータ・システムを利用する方法であって、経
路指定手段に対して前記命令をリダイレクトし、そして
該経路指定手段からサラウンド・サウンド生成手段へ
と、さらに第1のオーディオ・カードへとリダイレクト
するステップと、サラウンド・サウンド・チャネル・デ
ータを形成するべく、前記サラウンド・サウンド生成手
段において前記データを処理するステップと、前記サラ
ウンド・サウンド・チャネル・データを別のオーディオ
・カードと渡すステップとを有するコンピュータ・シス
テムの利用方法。 (4)デジタル化2チャネル・オーディオ・データを処
理しかつ第1のオーディオ・カードへ命令を送るための
既存のソフトウェア・アプリケーションを実行するステ
レオ・サウンド機能をもつコンピュータ・システムにお
いて、別のオーディオ・カードと該別のオーディオ・カ
ードにより制御されるオーディオ装置とを利用する方法
であって、前記命令を別のソフトウェア要素へとリダイ
レクトするステップと、前記別のソフトウェア要素によ
り受信された再生命令に応答して、サラウンド・サウン
ド・チャネル・データを形成するべく前記アプリケーシ
ョンにより与えられたデジタル化2チャネル・オーディ
オ・データを処理するステップと、元の前記デジタル化
2チャネル・オーディオ・データを第1のオーディオ・
カードへ渡すステップと、前記サラウンド・サウンド・
チャネル・データを前記別のオーディオ・カードへ渡す
ステップと、前記別のソフトウェア要素により受信され
た録音命令に応答して、前記第1のオーディオ・カード
及び前記別のオーディオ・カードへ命令を送るステップ
と、1組の2チャネル・デジタル・データを形成するべ
く前記オーディオ・カードの各々からのデジタル化され
た2チャネル・デジタル・データを処理するステップ
と、前記1組のデジタル・データを前記既存のソフトウ
ェア・アプリケーションへと返すステップとを有する別
のオーディオ・カード及びオーディオ装置を利用する方
法。 (5)サラウンド・サウンドを生成するべく、ステレオ
・サウンド機能をもつ汎用的コンピュータを利用する方
法であって、第1のオーディオ・デバイス・ドライバに
対して向けられた1組のオーディオ・データのアドレス
情報をルータに対してリダイレクトするステップと、前
記ルータが前記アドレス情報を受信したことに応答し
て、前記1組のオーディオ・データから抽出されるサラ
ウンド・サウンド・チャネルを表す別のオーディオ・デ
ータの組を生成するべく、該1組のオーディオ・データ
を処理するステップと、前記アドレス情報を前記第1の
オーディオ・デバイス・ドライバへ渡すステップと、前
記別のオーディオ・データの組のアドレス情報を第2の
オーディオ・デバイス・ドライバへ渡すステップとを有
する汎用的コンピュータの利用方法。 (6)デジタル・オーディオ・データを保持するバッフ
ァを管理するアプリケーションと、オーディオ・データ
をアナログ形式とデジタル形式との間で変換する第1の
オーディオ・カードと、少なくとも1つの別のオーディ
オ・カードとを備えるステレオ・サウンド機能をもつコ
ンピュータ・システムのためのサラウンド・サウンド・
オーディオ・システムにおいて、1組のオーディオ・デ
ータに対してサラウンド・サウンド・アルゴリズムを適
用するための処理手段と、前記アプリケーションから録
音命令と再生命令とを受信するための経路指定手段と、
録音命令に応答する録音手段と、再生命令に応答する再
生手段とを有し、上記録音手段が、前記コンピュータ・
システムに接続された前記第1のオーディオ・カード及
び前記別のオーディオ・カードに録音させる手段と、前
記処理手段に対して、前記双方のオーディオ・カードに
よりデジタル化されたオーディオ・データをマージさせ
ることにより1組の2チャネル・オーディオ・データを
形成するべくサラウンド・サウンド・エンコード・アル
ゴリズムを適用させる手段と、前記マージされたデータ
を前記アプリケーションにより管理される前記バッファ
に記憶する手段とを有し、上記再生手段が、前記アプリ
ケーションにより管理される前記バッファに記憶された
1組の2チャネル・オーディオ・データからサラウンド
・サウンド情報を抽出するべくサラウンド・サウンド抽
出アルゴリズムを適用するために、前記処理手段に指示
する手段と、前記サラウンド・サウンド情報を再生する
べく前記別のオーディオ・カードに対して命令を送るた
めの手段と、サラウンド・サウンド情報を抽出すること
なく前記2チャネル・オーディオ・データを再生するべ
く前記第1のオーディオ・カードに対して命令を送るた
めの手段とを有する サラウンド・サウンド・オーディ
オ・システム。 (7)ステレオ・サウンド・ドライバに対してデジタル
・データを提供可能な汎用コンピュータと共に用いる装
置であって、デジタル・データを読み取るための手段
と、前記デジタル・データに対してサラウンド・サウン
ド・アルゴリズムを適用するための処理手段と、前記処
理されたデータを出力するための出力手段とを有する汎
用コンピュータと共に用いる装置。 (8)前記処理されたデータが、前記出力手段によりR
AMバッファに記憶される上記(7)に記載の装置。 (9)前記デジタル・データが第1のバッファに記憶さ
れ、前記出力手段が、該第1のバッファにアクセスする
ためのバッファ情報を前記ステレオ・サウンド・ドライ
バに対して与え、さらに、前記RAMバッファにアクセ
スするためのバッファ情報を第2のサウンド・ドライバ
に対して与える上記(8)に記載の装置。 (10)ステレオ・サウンド・ドライバに対して第1の
デジタル・データの組を提供可能な汎用コンピュータと
共に用いる装置であって、少なくとも1つの別のデジタ
ル・データの組を生成するための手段と、少なくとも1
つの前記データの組に対してサラウンド・サウンド・ア
ルゴリズムを適用するための処理手段と、前記2つのデ
ータの組を出力するための出力手段とを有する汎用コン
ピュータと共に用いる装置。 (11)前記少なくとも1つの別のデータの組が、前記
出力手段によりRAMバッファに記憶される上記(1
0)に記載の装置。 (12)前記第1のデータの組が第1のバッファに記憶
され、前記出力手段が、該第1のバッファにアクセスす
るためのバッファ情報を前記ステレオ・サウンド・ドラ
イバに対して与え、さらに、前記RAMバッファにアク
セスするためのバッファ情報を第2のサウンド・ドライ
バに対して与える上記(11)に記載の装置。 (13)オーディオ・データのバッファを作成するアプ
リケーションと、内部バッファ内にロードされたデジタ
ル・オーディオ・データをアナログ信号へと変換するこ
とにより一対のスピーカを駆動するオーディオ・カード
とを備えるステレオ・サウンド機能をもつコンピュータ
・システムのためのサラウンド・サウンド・オーディオ
・システムであって、サラウンド・サウンド・チャネル
・データを生成するべく、前記オーディオ・データのバ
ッファ内に記憶されたデータに対してサラウンド・サウ
ンド・アルゴリズムを適用するための処理手段と、前記
サラウンド・サウンド・チャネル・データを別のオーデ
ィオ・カードのバッファへロードするための手段とを有
するサラウンド・サウンド・オーディオ・システム。 (14)前記ステレオ・サウンド機能をもつコンピュー
タ・システムが、さらに、前記オーディオ・カードの内
部バッファに前記オーディオ・データのバッファの内容
をロードするための第1のロード手段と、前記アプリケ
ーション及び前記第1のロード手段とインタフェースす
るためのオペレーティング・システムとを備えており、
そして前記サラウンド・サウンド・オーディオ・システ
ムが、前記アプリケーションから命令を受け取りかつ該
命令を前記第1のロード手段及び前記処理手段へと送る
ための経路指定手段と、前記経路指定手段とインタフェ
ースするために前記オペレーティング・システムを更新
するための手段とを有し、前記経路指定手段が、前記第
1のロード手段とインタフェースするときは該オペレー
ティング・システムをエミュレートし、そして前記オペ
レーティング・システムとインタフェースするときは前
記第1のロード手段をエミュレートする上記(13)に
記載のサラウンド・サウンド・オーディオ・システム。 (15)一対のマイクロフォンにより録音されたアナロ
グ・オーディオ・データをデジタル・オーディオ・デー
タへと変換するオーディオ・カードと、該オーディオ・
カードへ命令を送りかつ該デジタル・オーディオ・デー
タを受け取るためのバッファを作成するアプリケーショ
ンとを備えるステレオ・サウンド機能をもつコンピュー
タ・システムのためのサラウンド・サウンド・オーディ
オ・システムであって、別のオーディオ・カードと、前
記命令を受け取りかつ該命令を前記双方のオーディオ・
カードへ送るための手段と、 処理されたデジタル・デ
ータの組を生成するべく、前記双方のオーディオ・カー
ドにより生成されたデジタル・データに対してサラウン
ド・サウンド・エンコード・アルゴリズムを適用するた
めの処理手段と、前記バッファに前記処理されたデジタ
ル・データの組をロードするための手段とを有するサラ
ウンド・サウンド・オーディオ・システム。 (16)前記ステレオ・サウンド機能をもつコンピュー
タ・システムが、さらに、前記オーディオ・カードとイ
ンタフェースするための第1のオーディオ・デバイス・
ドライバと、前記アプリケーション及び該第1のオーデ
ィオ・デバイス・ドライバとインタフェースするための
オペレーティング・システムとを備えており、そして前
記サラウンド・サウンド・オーディオ・システムが、前
記別のオーディオ・カードとインタフェースするための
別のオーディオ・デバイス・ドライバと、前記アプリケ
ーションから命令を受け取りかつ該命令を前記第1のオ
ーディオ・デバイス・ドライバ及び前記別のオーディオ
・デバイス・ドライバへと送るための経路指定手段と、
前記経路指定手段とインタフェースするために前記オペ
レーティング・システムを更新するための手段とを有
し、前記経路指定手段が、前記双方のデバイス・ドライ
バとインタフェースするとき前記オペレーティング・シ
ステムをエミュレートし、そして前記オペレーティング
・システムとインタフェースするとき前記双方のデバイ
ス・ドライバをエミュレートする上記(15)に記載の
サラウンド・サウンド・オーディオ・システム。 (17)アプリケーションとオーディオ・カードとを備
えかつこれらの間で2チャネル・デジタル・データを送
ることに関して該アプリケーションが該オーディオ・デ
ータへ命令を送るステレオ・サウンド機能をもつコンピ
ュータ・システムが、少なくとも1つの別のオーディオ
・カードを備えており、該コンピュータ・システムにお
いて用いる装置であって、前記アプリケーションから命
令を受け取りかつ該命令を前記双方のオーディオ・カー
ドへ送るための経路指定手段と、前記命令が録音命令又
は再生命令のいずれであるかに応答して、適切なルーチ
ンを呼び出すことによりデジタル・データを処理するた
めの処理手段とを有し、前記録音命令に応答する場合、
1組の2チャネル・デジタル・データを形成するべく前
記ルーチンが、前記オーディオ・カードにより生成され
るデジタル・データをエンコードし、前記再生命令に応
答する場合、前記ルーチンが、前記アプリケーションに
より生成される2チャネル・デジタル・データから少な
くとも1つの別の2チャネル・デジタル・データの組を
抽出するコンピュータ・システムにおいて用いる装置。 (18)前記経路指定手段が、前記命令が録音命令又は
再生命令のいずれであるかに応答する場合、前記装置
が、別のバッファを管理するための手段と、前記アプリ
ケーションにより管理されるバッファについてのバッフ
ァ情報を含む前記再生命令を前記オーディオ・カード及
び前記処理手段へ送るための手段と、前記別のオーディ
オ・カードへ送られる前記録音命令に含まれるバッファ
情報が、前記装置により管理される前記バッファについ
ての情報であるような該録音命令を前記オーディオ・カ
ード及び前記別のオーディオ・カードへ送るための手段
と、前記命令が録音命令又は再生命令のいずれであるか
に応答して、前記録音命令の受信に応じて生成された前
記1組の2チャネル・デジタル・データの内容を前記ア
プリケーションにより管理されるバッファに記憶するた
めの手段を備え、前記処理手段により処理されたデータ
を出力するための出力手段と、前記再生命令の受信に応
答して生成された前記別の2チャネル・デジタル・デー
タの組を再生するべく、前記別のオーディオ・カードへ
該再生命令を送るための手段とを有する上記(17)に
記載の装置。 (19)前記アプリケーションが、前記オーディオ・カ
ードを制御するサウンド・ドライバとインタフェースす
るための規定のインタフェースを備えるオペレーティン
グ・システムを用いて該オーディオ・カードへの前記命
令を送り、そして、前記別のオーディオ・カードを制御
する別のサウンド・ドライバが導入され、かつ前記装置
が、前記オペレーティング・システムが前記サウンド・
ドライバとではなく前記経路指定手段とインタフェース
を行うべく該オペレーティング・システムを更新するた
めの手段を有する上記(18)に記載の装置。 (20)前記経路指定手段が、前記オペレーティング・
システムと前記サウンド・ドライバとの間の前記規定の
インタフェースをエミュレートし、そして前記双方のオ
ーディオ・カードへ命令を送るための手段が、前記オペ
レーティング・システムと前記サウンド・ドライバとの
間のインタフェースをエミュレートする場合と同じ方法
にて前記双方のオーディオ・カードに関連する双方のサ
ウンド・ドライバに対して前記命令を送る上記(19)
に記載の装置。 (21)アプリケーションとオーディオカードとの間で
2チャネル・デジタル・データを送ることに関して該オ
ーディオ・データへ命令を送る該アプリケーションを備
えるステレオ・サウンド機能をもつコンピュータ・シス
テムにおいて用いる装置であって、少なくとも1つの別
のオーディオ・カードと、前記アプリケーションから命
令を受け取り、そして該命令を前記オーディオ・カード
及び前記別のオーディオ・カードへ送るための経路指定
手段と、前記命令が録音命令又は再生命令のいずれであ
るかに応答して、適切なルーチンを呼び出すことにより
デジタル・データを処理するための処理手段とを有し、
前記録音命令に応答する場合、1組の2チャネル・デジ
タル・データを形成するべく前記ルーチンが、前記オー
ディオ・カードにより生成されるデジタル・データをエ
ンコードし、前記再生命令に応答する場合、前記ルーチ
ンが、前記アプリケーションにより生成される2チャネ
ル・デジタル・データから少なくとも1つの別の2チャ
ネル・デジタル・データの組を抽出するコンピュータ・
システムにおいて用いる装置。 (22) 前記別のオーディオ・カードが、前記処理手
段を含む上記(21)に記載の装置。 (23)第1のオーディオ・カードを制御する第1のオ
ーディオ・デバイス・ドライバに対して命令とデジタル
化2チャネル・オーディオ・データを送るための既存の
ソフトウェア・アプリケーションを実行するべく設計さ
れ、さらにサラウンド・サウンド・チャネルを生成する
ために別のオーディオ・カードとこれを制御する別のオ
ーディオ・デバイス・ドライバとを追加したステレオ・
サウンド機能をもつ汎用コンピュータ・システムをアッ
プグレードする方法であって、オーディオ・デバイス・
ドライバのインタフェースをエミュレートするオペレー
ティング・システム・インタフェースを含み、少なくと
も2つの場所に対して命令を送るためのソフトウェア経
路指定ルーチンを導入するステップと、前記オペレーテ
ィング・システムから前記ソフトウェア・ルーチンへと
通信をリダイレクトするべく内部カタログ情報を更新す
るステップと、前記別のオーディオ・カード上で再生さ
れるサラウンド・サウンド・チャネル・データを生成す
るために、第1のデジタル・オーディオ・データの組に
対してサラウンド・サウンド・アルゴリズムを適用する
ための処理ルーチンを導入するステップとを有し、これ
によって前記ソフトウェア経路指定ルーチンが、前記2
チャネル・オーディオ・データを前記第1のデバイス・
ドライバ及び前記処理ルーチンへと送ることができる汎
用コンピュータ・システムをアップグレードする方法。
【0060】
【発明の効果】本発明によれば、2チャネルのオーディ
オ音声を表現するデジタル・データを再生又は録音ため
のソフトウェアを利用可能なステレオ・サウンド機能を
もつコンピュータ・システムの性能を向上させることに
より、当該コンピュータ・システムに対して、3以上の
チャネルのオーディオ出力を生成したり、3以上の入力
を用いて録音したりするサラウンド・サウンド機能を付
与することができる。
オ音声を表現するデジタル・データを再生又は録音ため
のソフトウェアを利用可能なステレオ・サウンド機能を
もつコンピュータ・システムの性能を向上させることに
より、当該コンピュータ・システムに対して、3以上の
チャネルのオーディオ出力を生成したり、3以上の入力
を用いて録音したりするサラウンド・サウンド機能を付
与することができる。
【図1】従来のステレオ・サウンド機能をもつコンピュ
ータ・システムのブロック図である。
ータ・システムのブロック図である。
【図2】図1のステレオ・サウンド機能をもつコンピュ
ータ・システムをサラウンド・サウンド・システムへと
変換するべく用いられるソフトウェア及びハードウェア
の構成要素を追加した本発明の好適例のブロック図であ
る。
ータ・システムをサラウンド・サウンド・システムへと
変換するべく用いられるソフトウェア及びハードウェア
の構成要素を追加した本発明の好適例のブロック図であ
る。
1 アプリケーション 2 オペレーティング・システム(マルチメディア・シ
ステム) 3 サラウンド・サウンド・ルータ 4 フロント・プロセッサ 5 サラウンド・サウンド・プロセッサ 6、7 サウンド・ドライバ 8、9 オーディオ・カード 10、11、12、13 スピーカ 14、15、16、17 マイクロフォン 18、19、20、21 増幅器
ステム) 3 サラウンド・サウンド・ルータ 4 フロント・プロセッサ 5 サラウンド・サウンド・プロセッサ 6、7 サウンド・ドライバ 8、9 オーディオ・カード 10、11、12、13 スピーカ 14、15、16、17 マイクロフォン 18、19、20、21 増幅器
フロントページの続き (72)発明者 ピーター・ジー・ムーグ カナダ エル4ピイ2ゼット6 オンタリ オ州、ケズウィック、マイアミ・ドライブ 341 (72)発明者 セフェン・ホン カナダ エル4エス1エイ8 オンタリオ 州、スカーボロー、ベリンダ・スクエア 126 (72)発明者 ウィトルド・ガジェウスキ カナダ エル4エス1エイ8 オンタリオ 州、リッチモンド・ヒル、サミットクレス ト・ドライブ 75 (72)発明者 ジョン・ビンセント・タグリワン カナダ エム1ダブリュ1エム4 オンタ リオ州、スカーボロー、コリングスブルー ク・ブールバード 83
Claims (23)
- 【請求項1】2チャネル・オーディオ・データを録音し
かつデジタル化するよう第1のオーディオ・カードに対
して命令を送るための既存のソフトウェア・アプリケー
ションを実行するべく設計されたステレオ・サウンド機
能をもつコンピュータ・システムにおいて、3つ以上の
チャネルを録音するべく該コンピュータ・システムを利
用する方法であって、 経路指定手段に対して前記命令をリダイレクトするステ
ップと、 前記経路指定手段からの命令を、前記第1のオーディオ
・カード及び少なくとも1つの別のオーディオ・カード
へ送るステップと、 前記双方のオーディオ・カードの各々に録音し、かつ該
録音されたデータをデジタル・データへと変換するステ
ップと、 1組の2チャネル・デジタル・データを形成するべく前
記オーディオ・カードの各々からのデジタル化された2
チャネル・デジタル・データを処理するステップと、 前記1組のデジタル・データを前記既存のソフトウェア
・アプリケーションへ返すステップとを有するコンピュ
ータ・システムの利用方法。 - 【請求項2】前記既存のアプリケーションが前記第1の
オーディオ・カードへ命令を送るために、前記命令をオ
ペレーティング・システムに送り、続いて該オペレーテ
ィング・システムが該第1のオーディオ・カードを制御
する第1のサウンド・ドライバへ該命令を送り、そし
て、前記命令をリダイレクトするステップが、該オペレ
ーティング・システムからの命令を前記経路指定手段へ
とリダイレクトするステップを含み、 前記複数のオーディオ・カードへ該命令を送るステップ
が、該第1のサウンド・ドライバへ命令を送るステップ
と、前記別のオーディオ・カードを制御する別のサウン
ド・ドライバへ命令を送るステップとを含む、請求項1
に記載のコンピュータ・システムの利用方法。 - 【請求項3】第1のオーディオ・カードに対して命令と
デジタル化2チャネル・オーディオ・データとを送るた
めの既存のソフトウェア・アプリケーションを実行する
べく設計されたステレオ・サウンド機能をもつコンピュ
ータ・システムにおいて、3つ以上のチャネルを生成す
るべく該コンピュータ・システムを利用する方法であっ
て、 経路指定手段に対して前記命令をリダイレクトし、そし
て該経路指定手段からサラウンド・サウンド生成手段へ
と、さらに第1のオーディオ・カードへとリダイレクト
するステップと、 サラウンド・サウンド・チャネル・データを形成するべ
く、前記サラウンド・サウンド生成手段において前記デ
ータを処理するステップと、 前記サラウンド・サウンド・チャネル・データを別のオ
ーディオ・カードへ渡すステップとを有するコンピュー
タ・システムの利用方法。 - 【請求項4】デジタル化2チャネル・オーディオ・デー
タを処理しかつ第1のオーディオ・カードへ命令を送る
ための既存のソフトウェア・アプリケーションを実行す
るステレオ・サウンド機能をもつコンピュータ・システ
ムにおいて、別のオーディオ・カードと該別のオーディ
オ・カードにより制御されるオーディオ装置とを利用す
る方法であって、 前記命令を別のソフトウェア要素へとリダイレクトする
ステップと、 前記別のソフトウェア要素により受信された再生命令に
応答して、 サラウンド・サウンド・チャネル・データを形成するべ
く前記アプリケーションにより与えられたデジタル化2
チャネル・オーディオ・データを処理するステップと、 元の前記デジタル化2チャネル・オーディオ・データを
第1のオーディオ・カードへ渡すステップと、 前記サラウンド・サウンド・チャネル・データを前記別
のオーディオ・カードへ渡すステップと、 前記別のソフトウェア要素により受信された録音命令に
応答して、 前記第1のオーディオ・カード及び前記別のオーディオ
・カードへ命令を送るステップと、 1組の2チャネル・デジタル・データを形成するべく前
記オーディオ・カードの各々からのデジタル化された2
チャネル・デジタル・データを処理するステップと、 前記1組のデジタル・データを前記既存のソフトウェア
・アプリケーションへと返すステップとを有する別のオ
ーディオ・カード及びオーディオ装置を利用する方法。 - 【請求項5】サラウンド・サウンドを生成するべく、ス
テレオ・サウンド機能をもつ汎用的コンピュータを利用
する方法であって、 第1のオーディオ・デバイス・ドライバに対して向けら
れた1組のオーディオ・データのアドレス情報をルータ
に対してリダイレクトするステップと、 前記ルータが前記アドレス情報を受信したことに応答し
て、前記1組のオーディオ・データから抽出されるサラ
ウンド・サウンド・チャネルを表す別のオーディオ・デ
ータの組を生成するべく、該1組のオーディオ・データ
を処理するステップと、 前記アドレス情報を前記第1のオーディオ・デバイス・
ドライバへ渡すステップと、 前記別のオーディオ・データの組のアドレス情報を第2
のオーディオ・デバイス・ドライバへ渡すステップとを
有する汎用的コンピュータの利用方法。 - 【請求項6】デジタル・オーディオ・データを保持する
バッファを管理するアプリケーションと、オーディオ・
データをアナログ形式とデジタル形式との間で変換する
第1のオーディオ・カードと、少なくとも1つの別のオ
ーディオ・カードとを備えるステレオ・サウンド機能を
もつコンピュータ・システムのためのサラウンド・サウ
ンド・オーディオ・システムにおいて、 1組のオーディオ・データに対してサラウンド・サウン
ド・アルゴリズムを適用するための処理手段と、 前記アプリケーションから録音命令と再生命令とを受信
するための経路指定手段と、 録音命令に応答する録音手段と、 再生命令に応答する再生手段とを有し、 上記録音手段が、 前記コンピュータ・システムに接続された前記第1のオ
ーディオ・カード及び前記別のオーディオ・カードに録
音させる手段と、 前記処理手段に対して、前記双方のオーディオ・カード
によりデジタル化されたオーディオ・データをマージさ
せることにより1組の2チャネル・オーディオ・データ
を形成するべくサラウンド・サウンド・エンコード・ア
ルゴリズムを適用させる手段と、 前記マージされたデータを前記アプリケーションにより
管理される前記バッファに記憶する手段とを有し、 上記再生手段が、 前記アプリケーションにより管理される前記バッファに
記憶された1組の2チャネル・オーディオ・データから
サラウンド・サウンド情報を抽出するべくサラウンド・
サウンド抽出アルゴリズムを適用するために、前記処理
手段に指示する手段と、 前記サラウンド・サウンド情報を再生するべく前記別の
オーディオ・カードに対して命令を送るための手段と、 サラウンド・サウンド情報を抽出することなく前記2チ
ャネル・オーディオ・データを再生するべく前記第1の
オーディオ・カードに対して命令を送るための手段とを
有する サラウンド・サウンド・オーディオ・システ
ム。 - 【請求項7】ステレオ・サウンド・ドライバに対してデ
ジタル・データを提供可能な汎用コンピュータと共に用
いる装置であって、 デジタル・データを読み取るための手段と、 前記デジタル・データに対してサラウンド・サウンド・
アルゴリズムを適用するための処理手段と、 前記処理されたデータを出力するための出力手段とを有
する汎用コンピュータと共に用いる装置。 - 【請求項8】前記処理されたデータが、前記出力手段に
よりRAMバッファに記憶される請求項7に記載の装
置。 - 【請求項9】前記デジタル・データが第1のバッファに
記憶され、前記出力手段が、該第1のバッファにアクセ
スするためのバッファ情報を前記ステレオ・サウンド・
ドライバに対して与え、さらに、前記RAMバッファに
アクセスするためのバッファ情報を第2のサウンド・ド
ライバに対して与える請求項8に記載の装置。 - 【請求項10】ステレオ・サウンド・ドライバに対して
第1のデジタル・データの組を提供可能な汎用コンピュ
ータと共に用いる装置であって、 少なくとも1つの別のデジタル・データの組を生成する
ための手段と、 少なくとも1つの前記データの組に対してサラウンド・
サウンド・アルゴリズムを適用するための処理手段と、 前記2つのデータの組を出力するための出力手段とを有
する汎用コンピュータと共に用いる装置。 - 【請求項11】前記少なくとも1つの別のデータの組
が、前記出力手段によりRAMバッファに記憶される請
求項10に記載の装置。 - 【請求項12】前記第1のデータの組が第1のバッファ
に記憶され、前記出力手段が、該第1のバッファにアク
セスするためのバッファ情報を前記ステレオ・サウンド
・ドライバに対して与え、さらに、前記RAMバッファ
にアクセスするためのバッファ情報を第2のサウンド・
ドライバに対して与える請求項11に記載の装置。 - 【請求項13】オーディオ・データのバッファを作成す
るアプリケーションと、内部バッファ内にロードされた
デジタル・オーディオ・データをアナログ信号へと変換
することにより一対のスピーカを駆動するオーディオ・
カードとを備えるステレオ・サウンド機能をもつコンピ
ュータ・システムのためのサラウンド・サウンド・オー
ディオ・システムであって、 サラウンド・サウンド・チャネル・データを生成するべ
く、前記オーディオ・データのバッファ内に記憶された
データに対してサラウンド・サウンド・アルゴリズムを
適用するための処理手段と、 前記サラウンド・サウンド・チャネル・データを別のオ
ーディオ・カードのバッファへロードするための手段と
を有するサラウンド・サウンド・オーディオ・システ
ム。 - 【請求項14】前記ステレオ・サウンド機能をもつコン
ピュータ・システムが、さらに、前記オーディオ・カー
ドの内部バッファに前記オーディオ・データのバッファ
の内容をロードするための第1のロード手段と、前記ア
プリケーション及び前記第1のロード手段とインタフェ
ースするためのオペレーティング・システムとを備えて
おり、そして前記サラウンド・サウンド・オーディオ・
システムが、 前記アプリケーションから命令を受け取りかつ該命令を
前記第1のロード手段及び前記処理手段へと送るための
経路指定手段と、 前記経路指定手段とインタフェースするために前記オペ
レーティング・システムを更新するための手段とを有
し、 前記経路指定手段が、前記第1のロード手段とインタフ
ェースするときは該オペレーティング・システムをエミ
ュレートし、そして前記オペレーティング・システムと
インタフェースするときは前記第1のロード手段をエミ
ュレートする請求項13に記載のサラウンド・サウンド
・オーディオ・システム。 - 【請求項15】一対のマイクロフォンにより録音された
アナログ・オーディオ・データをデジタル・オーディオ
・データへと変換するオーディオ・カードと、該オーデ
ィオ・カードへ命令を送りかつ該デジタル・オーディオ
・データを受け取るためのバッファを作成するアプリケ
ーションとを備えるステレオ・サウンド機能をもつコン
ピュータ・システムのためのサラウンド・サウンド・オ
ーディオ・システムであって、 別のオーディオ・カードと、 前記命令を受け取りかつ該命令を前記双方のオーディオ
・カードへ送るための手段と、 処理されたデジタル・データの組を生成するべく、前記
双方のオーディオ・カードにより生成されたデジタル・
データに対してサラウンド・サウンド・エンコード・ア
ルゴリズムを適用するための処理手段と、 前記バッファに前記処理されたデジタル・データの組を
ロードするための手段とを有するサラウンド・サウンド
・オーディオ・システム。 - 【請求項16】前記ステレオ・サウンド機能をもつコン
ピュータ・システムが、さらに、前記オーディオ・カー
ドとインタフェースするための第1のオーディオ・デバ
イス・ドライバと、前記アプリケーション及び該第1の
オーディオ・デバイス・ドライバとインタフェースする
ためのオペレーティング・システムとを備えており、そ
して前記サラウンド・サウンド・オーディオ・システム
が、 前記別のオーディオ・カードとインタフェースするため
の別のオーディオ・デバイス・ドライバと、 前記アプリケーションから命令を受け取りかつ該命令を
前記第1のオーディオ・デバイス・ドライバ及び前記別
のオーディオ・デバイス・ドライバへと送るための経路
指定手段と、 前記経路指定手段とインタフェースするために前記オペ
レーティング・システムを更新するための手段とを有
し、 前記経路指定手段が、前記双方のデバイス・ドライバと
インタフェースするとき前記オペレーティング・システ
ムをエミュレートし、そして前記オペレーティング・シ
ステムとインタフェースするとき前記双方のデバイス・
ドライバをエミュレートする請求項15に記載のサラウ
ンド・サウンド・オーディオ・システム。 - 【請求項17】アプリケーションとオーディオ・カード
とを備えかつこれらの間で2チャネル・デジタル・デー
タを送ることに関して該アプリケーションが該オーディ
オ・データへ命令を送るステレオ・サウンド機能をもつ
コンピュータ・システムが、少なくとも1つの別のオー
ディオ・カードを備えており、該コンピュータ・システ
ムにおいて用いる装置であって、 前記アプリケーションから命令を受け取りかつ該命令を
前記双方のオーディオ・カードへ送るための経路指定手
段と、 前記命令が録音命令又は再生命令のいずれであるかに応
答して、適切なルーチンを呼び出すことによりデジタル
・データを処理するための処理手段とを有し、 前記録音命令に応答する場合、1組の2チャネル・デジ
タル・データを形成するべく前記ルーチンが、前記オー
ディオ・カードにより生成されるデジタル・データをエ
ンコードし、 前記再生命令に応答する場合、前記ルーチンが、前記ア
プリケーションにより生成される2チャネル・デジタル
・データから少なくとも1つの別の2チャネル・デジタ
ル・データの組を抽出するコンピュータ・システムにお
いて用いる装置。 - 【請求項18】前記経路指定手段が、前記命令が録音命
令又は再生命令のいずれであるかに応答する場合、前記
装置が、 別のバッファを管理するための手段と、 前記アプリケーションにより管理されるバッファについ
てのバッファ情報を含む前記再生命令を前記オーディオ
・カード及び前記処理手段へ送るための手段と、 前記別のオーディオ・カードへ送られる前記録音命令に
含まれるバッファ情報が、前記装置により管理される前
記バッファについての情報であるような該録音命令を前
記オーディオ・カード及び前記別のオーディオ・カード
へ送るための手段と、 前記命令が録音命令又は再生命令のいずれであるかに応
答して、前記録音命令の受信に応じて生成された前記1
組の2チャネル・デジタル・データの内容を前記アプリ
ケーションにより管理されるバッファに記憶するための
手段を備えかつ前記処理手段により処理されたデータを
出力するための出力手段と、 前記再生命令の受信に応答して生成された前記別の2チ
ャネル・デジタル・データの組を再生するべく、前記別
のオーディオ・カードへ該再生命令を送るための手段と
を有する請求項17に記載の装置。 - 【請求項19】前記アプリケーションが、前記オーディ
オ・カードを制御するサウンド・ドライバとインタフェ
ースするための規定のインタフェースを備えるオペレー
ティング・システムを用いて該オーディオ・カードへの
前記命令を送り、そして、前記別のオーディオ・カード
を制御する別のサウンド・ドライバが導入され、かつ前
記装置が、前記オペレーティング・システムが前記サウ
ンド・ドライバとではなく前記経路指定手段とインタフ
ェースを行うべく該オペレーティング・システムを更新
するための手段を有する請求項18に記載の装置。 - 【請求項20】前記経路指定手段が、前記オペレーティ
ング・システムと前記サウンド・ドライバとの間の前記
規定のインタフェースをエミュレートし、そして前記双
方のオーディオ・カードへ命令を送るための手段が、前
記オペレーティング・システムと前記サウンド・ドライ
バとの間のインタフェースをエミュレートする場合と同
じ方法にて前記双方のオーディオ・カードに関連する双
方のサウンド・ドライバに対して前記命令を送る請求項
19に記載の装置。 - 【請求項21】アプリケーションとオーディオカードと
の間で2チャネル・デジタル・データを送ることに関し
て該オーディオ・データへ命令を送る該アプリケーショ
ンを備えるステレオ・サウンド機能をもつコンピュータ
・システムにおいて用いる装置であって、 少なくとも1つの別のオーディオ・カードと、 前記アプリケーションから命令を受け取り、そして該命
令を前記オーディオ・カード及び前記別のオーディオ・
カードへ送るための経路指定手段と、 前記命令が録音命令又は再生命令のいずれであるかに応
答して、適切なルーチンを呼び出すことによりデジタル
・データを処理するための処理手段とを有し、 前記録音命令に応答する場合、1組の2チャネル・デジ
タル・データを形成するべく前記ルーチンが、前記オー
ディオ・カードにより生成されるデジタル・データをエ
ンコードし、 前記再生命令に応答する場合、前記ルーチンが、前記ア
プリケーションにより生成される2チャネル・デジタル
・データから少なくとも1つの別の2チャネル・デジタ
ル・データの組を抽出するコンピュータ・システムにお
いて用いる装置。 - 【請求項22】前記別のオーディオ・カードが、前記処
理手段を含む請求項21に記載の装置。 - 【請求項23】第1のオーディオ・カードを制御する第
1のオーディオ・デバイス・ドライバに対して命令とデ
ジタル化2チャネル・オーディオ・データを送るための
既存のソフトウェア・アプリケーションを実行するべく
設計され、さらにサラウンド・サウンド・チャネルを生
成するために別のオーディオ・カードとこれを制御する
別のオーディオ・デバイス・ドライバとを追加したステ
レオ・サウンド機能をもつ汎用コンピュータ・システム
をアップグレードする方法であって、 オーディオ・デバイス・ドライバのインタフェースをエ
ミュレートするオペレーティング・システム・インタフ
ェースを含み、少なくとも2つの場所に対して命令を送
るためのソフトウェア経路指定ルーチンを導入するステ
ップと、 前記オペレーティング・システムから前記ソフトウェア
・ルーチンへと通信をリダイレクトするべく内部カタロ
グ情報を更新するステップと、 前記別のオーディオ・カード上で再生されるサラウンド
・サウンド・チャネル・データを生成するために、第1
のデジタル・オーディオ・データの組に対してサラウン
ド・サウンド・アルゴリズムを適用するための処理ルー
チンを導入するステップとを有し、 これによって前記ソフトウェア経路指定ルーチンが、前
記2チャネル・オーディオ・データを前記第1のデバイ
ス・ドライバ及び前記処理ルーチンへと送ることができ
る汎用コンピュータ・システムをアップグレードする方
法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
CA002132763A CA2132763C (en) | 1994-09-23 | 1994-09-23 | Surround sound system |
CA2132763 | 1994-09-23 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0898300A true JPH0898300A (ja) | 1996-04-12 |
JP3393740B2 JP3393740B2 (ja) | 2003-04-07 |
Family
ID=4154387
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20817695A Expired - Fee Related JP3393740B2 (ja) | 1994-09-23 | 1995-08-15 | サラウンド・サウンド・システム及びその方法 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5630175A (ja) |
JP (1) | JP3393740B2 (ja) |
CA (1) | CA2132763C (ja) |
Families Citing this family (19)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5761537A (en) * | 1995-09-29 | 1998-06-02 | Intel Corporation | Method and apparatus for integrating three dimensional sound into a computer system having a stereo audio circuit |
KR100256442B1 (ko) * | 1996-08-05 | 2000-05-15 | 윤종용 | 아날로그버스를 갖는 멀티미디어장치 |
JP3885976B2 (ja) * | 1996-09-12 | 2007-02-28 | 富士通株式会社 | コンピュータ、コンピュータシステム及びデスクトップシアタシステム |
US5881317A (en) * | 1996-09-30 | 1999-03-09 | Intel Corporation | Adaptive operation of audio peripherals based on the functionality of analog audio interface |
KR100286374B1 (ko) * | 1996-10-29 | 2001-04-16 | 윤종용 | 오디오제어기능을 갖는 컴퓨터 시스템 및 그 제어방법 |
US6041301A (en) * | 1997-10-29 | 2000-03-21 | International Business Machines Corporation | Configuring an audio interface with contingent microphone setup |
US5974383A (en) * | 1997-10-29 | 1999-10-26 | International Business Machines Corporation | Configuring an audio mixer in an audio interface |
US5974382A (en) * | 1997-10-29 | 1999-10-26 | International Business Machines Corporation | Configuring an audio interface with background noise and speech |
US5995933A (en) * | 1997-10-29 | 1999-11-30 | International Business Machines Corporation | Configuring an audio interface contingent on sound card compatibility |
US6266571B1 (en) | 1997-10-29 | 2001-07-24 | International Business Machines Corp. | Adaptively configuring an audio interface according to selected audio output device |
US5943649A (en) * | 1997-10-29 | 1999-08-24 | International Business Machines Corporation | Configuring an audio interface for different microphone types |
US6067084A (en) * | 1997-10-29 | 2000-05-23 | International Business Machines Corporation | Configuring microphones in an audio interface |
US6016136A (en) * | 1997-10-29 | 2000-01-18 | International Business Machines Corporation | Configuring audio interface for multiple combinations of microphones and speakers |
US6640257B1 (en) | 1999-11-12 | 2003-10-28 | Applied Electronics Technology, Inc. | System and method for audio control |
GB2366709A (en) * | 2000-06-30 | 2002-03-13 | Graeme Roy Smith | Modular software definable pre-amplifier |
WO2002041668A2 (en) * | 2000-11-15 | 2002-05-23 | Mike Godfrey | A method of and apparatus for producing apparent multidimensional sound |
US7072726B2 (en) * | 2002-06-19 | 2006-07-04 | Microsoft Corporation | Converting M channels of digital audio data into N channels of digital audio data |
US20050138617A1 (en) * | 2003-12-19 | 2005-06-23 | Friedman Lee G. | Adaptive discovery and configuration of a user-selected input/output device |
US9286328B2 (en) * | 2013-07-19 | 2016-03-15 | International Business Machines Corporation | Producing an image copy of a database object based on information within database buffer pools |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5052685A (en) * | 1989-12-07 | 1991-10-01 | Qsound Ltd. | Sound processor for video game |
US5129036A (en) * | 1990-03-30 | 1992-07-07 | Computer Concepts Corporation | Broadcast digital sound processing system |
US5297231A (en) * | 1992-03-31 | 1994-03-22 | Compaq Computer Corporation | Digital signal processor interface for computer system |
US5367301A (en) * | 1992-11-10 | 1994-11-22 | Cd Rom, Inc. | Method and system for decoding digital audio files |
US5493547A (en) * | 1993-09-30 | 1996-02-20 | Sony Corporation | Recording eight digital audio channels on a single magneto optical disk |
-
1994
- 1994-09-23 CA CA002132763A patent/CA2132763C/en not_active Expired - Fee Related
-
1995
- 1995-04-26 US US08/428,996 patent/US5630175A/en not_active Expired - Lifetime
- 1995-08-15 JP JP20817695A patent/JP3393740B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CA2132763C (en) | 1999-03-30 |
US5630175A (en) | 1997-05-13 |
JP3393740B2 (ja) | 2003-04-07 |
CA2132763A1 (en) | 1996-03-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3393740B2 (ja) | サラウンド・サウンド・システム及びその方法 | |
JP3808514B2 (ja) | コンピュータシステムにおける規格電話機を介する音声記録及び再生 | |
JP2011232766A (ja) | マルチチャネル・オーディオ環境において対話型オーディオを提供するシステムおよび方法 | |
KR20090047159A (ko) | 오디오-북 재생 방법 및 장치 | |
JP5329846B2 (ja) | ディジタルデータプレーヤー、そのデータ処理方法及び記録媒体 | |
JP2001216739A (ja) | オーディオデータとビデオデータとを連結して再生可能なデータ構造で記録された記録媒体、記録/再生方法及び装置 | |
JP3294052B2 (ja) | ディジタル・サラウンド・サウンド装置および方法 | |
US5815583A (en) | Audio serial digital interconnect | |
CN112562638A (zh) | 语音预览的方法、装置及电子设备 | |
JP2000149439A (ja) | 多チャンネル音声再生装置 | |
JPH11176101A (ja) | 疑似多チャンネルステレオ再生装置 | |
JP2004178558A (ja) | コンピュータシステム及びその制御方法 | |
JP4595828B2 (ja) | オーディオ再生装置 | |
US7769946B2 (en) | Information processing apparatus and information processing method | |
JPH11296167A (ja) | サウンド再生装置及び記録媒体 | |
JP2010093678A (ja) | 情報処理装置、コンテンツ再生方法、及び、コンテンツ再生プログラム | |
JP6575684B2 (ja) | 同期設定装置、配信システム、同期設定方法、及びプログラム | |
JP3311143B2 (ja) | マルチメディア番組蓄積及び再生システム | |
JPH1173728A (ja) | チャネル毎に分解能が異なるマルチチャネルデジタル音声の記録および再生 | |
JP2000305588A (ja) | ユーザーデータ付加装置及びユーザーデータ再生装置 | |
JPH11134169A (ja) | 文書検索システム | |
CN116887172A (zh) | 音频处理方法、系统、装置及电子设备 | |
JP2006067074A (ja) | 情報処理装置、音声再生システム、音声再生方法及びそのプログラム | |
KR20000046192A (ko) | 실시간 음성 재생 시스템 및 그를 이용한 음성 재생 방법 | |
KR101619878B1 (ko) | I2s 전송 방식을 이용하여 dsd 오디오 파일을 재생하기 위한 장치 및 그 방법 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |