JPH089706B2 - 耐水性インキ組成物とその製造方法 - Google Patents
耐水性インキ組成物とその製造方法Info
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- JPH089706B2 JPH089706B2 JP2220059A JP22005990A JPH089706B2 JP H089706 B2 JPH089706 B2 JP H089706B2 JP 2220059 A JP2220059 A JP 2220059A JP 22005990 A JP22005990 A JP 22005990A JP H089706 B2 JPH089706 B2 JP H089706B2
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は水性インキ組成物に関し、更に詳しくは筆記
具用、プロッターペン用、インキジェットプリンター用
インキとして優れた紙上耐水性と経時安定性とを有する
水性インキ組成物に関する。
具用、プロッターペン用、インキジェットプリンター用
インキとして優れた紙上耐水性と経時安定性とを有する
水性インキ組成物に関する。
[従来技術と本発明が解決しようとする課題] 従来より筆跡に紙上耐水性を与える目的で種々の研
究、開発が行なわれている。顔料を用いた顔料系水性イ
ンキが一般によく知られているが、この顔料系水性イン
キは分散安定性に難があり顔料粒子が沈降するなど、経
時安定性に問題を有している。
究、開発が行なわれている。顔料を用いた顔料系水性イ
ンキが一般によく知られているが、この顔料系水性イン
キは分散安定性に難があり顔料粒子が沈降するなど、経
時安定性に問題を有している。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは、かかる課題を解決するために、顔料と
比較して経時安定性に優位な水溶性染料を使用した良好
な紙上耐水性を有するいわゆる染料系水性インキ組成物
の研究を行なった。
比較して経時安定性に優位な水溶性染料を使用した良好
な紙上耐水性を有するいわゆる染料系水性インキ組成物
の研究を行なった。
本発明者らは芳香環もしくはC数が6〜12の脂肪族炭
化水素から選んだ親油基と、O、N、S原子を少なくと
も1個有する基から選んだ親水基と、両基を含有する水
難溶性化合物を添加したアニオン型染料インキは、紙上
耐水性が著しく向上することを見出した。
化水素から選んだ親油基と、O、N、S原子を少なくと
も1個有する基から選んだ親水基と、両基を含有する水
難溶性化合物を添加したアニオン型染料インキは、紙上
耐水性が著しく向上することを見出した。
しかるに前記した化合物は水に難溶であり分散系イン
キしか得られない。ところが前記化合物の中でエチルア
ルコールに20℃で5重量%以上の溶解度を示す化合物の
みは、水に0.1重量%溶解したときの表面張力が20℃に
おいて60dyn/cm以下であるアニオン型染料によって水に
極めて好適に可溶化されるという新知見を得た。
キしか得られない。ところが前記化合物の中でエチルア
ルコールに20℃で5重量%以上の溶解度を示す化合物の
みは、水に0.1重量%溶解したときの表面張力が20℃に
おいて60dyn/cm以下であるアニオン型染料によって水に
極めて好適に可溶化されるという新知見を得た。
この新知見にもとずき、紙上耐水性にすぐれかつ経時
安定性にもすぐれた水性インキを発明した。
安定性にもすぐれた水性インキを発明した。
これが本発明者のなした特願平1−277313号発明であ
る。この発明は耐水性、経時安定性に優れているが、
(B)染料は、色の種類に制限があり、色調に多少不満
足な点があった。
る。この発明は耐水性、経時安定性に優れているが、
(B)染料は、色の種類に制限があり、色調に多少不満
足な点があった。
本発明者はさらに研究の結果(B)染料の量をインキ
組成物中2〜30重量%以上で且つインキの総染料中60重
量%以上にすることにより前述の(D)水に難溶性でエ
チルアルコールに溶解した時の溶解度が20℃において2
重量%以上である油溶性染料と同様の分散性染料を溶解
することができることを見出だして本発明を完成した。
組成物中2〜30重量%以上で且つインキの総染料中60重
量%以上にすることにより前述の(D)水に難溶性でエ
チルアルコールに溶解した時の溶解度が20℃において2
重量%以上である油溶性染料と同様の分散性染料を溶解
することができることを見出だして本発明を完成した。
(B)染料は色が限られるので、色調を調整すること
が望ましい。油溶性染料と分散性染料は色も多種で耐水
性筆跡を形成するが水に溶けないためインキに使用でき
なかったのである。
が望ましい。油溶性染料と分散性染料は色も多種で耐水
性筆跡を形成するが水に溶けないためインキに使用でき
なかったのである。
このように本発明によって特定の油溶性染料と分散性
染料が色調調整剤としてインキの染料に使用でき、耐水
性の一層の向上と多種の色調を得る事に成功した。
染料が色調調整剤としてインキの染料に使用でき、耐水
性の一層の向上と多種の色調を得る事に成功した。
前述の本発明の(C)成分と(D)及び/または
(E)成分を可溶化するには(B)染料はインキ組成物
中2〜30重量%で且つ、インキの総染料重量の60重量%
以上でなければならない。この範囲外では、(C)成分
と、(D)および/または(E)成分を完全には可溶化
できない。
(E)成分を可溶化するには(B)染料はインキ組成物
中2〜30重量%で且つ、インキの総染料重量の60重量%
以上でなければならない。この範囲外では、(C)成分
と、(D)および/または(E)成分を完全には可溶化
できない。
また、(C)成分の量はインキ組成物中0.5〜5重量
%が耐水性を付与するために適当である。(D)成分お
よび/または(E)成分の量は、染料総重量の40重量%
以下が好適である。
%が耐水性を付与するために適当である。(D)成分お
よび/または(E)成分の量は、染料総重量の40重量%
以下が好適である。
本発明はまた補助色調調整剤として更に、前述の
(F)染料を併用することができる。(F)染料は色が
非常に多く、色調の調整効果が優れている。その使用料
は、インキ組成物中5重量%以下で且つインキの総染料
重量中の9重量%以下でなければならない。この範囲外
では耐水性に悪影響が生じる。
(F)染料を併用することができる。(F)染料は色が
非常に多く、色調の調整効果が優れている。その使用料
は、インキ組成物中5重量%以下で且つインキの総染料
重量中の9重量%以下でなければならない。この範囲外
では耐水性に悪影響が生じる。
すなわち本発明は、 「 1. (A)水と、 (B)インキ組成物中2〜30重量%の量で且つインキの
総染料重量中60重量%以上であり、水に0.1重量%溶解
した時の表面張力が20℃において60dyn/cm以下であるア
ニオン型染料と、 (C)芳香環もしくはC数が6〜12の脂肪族炭化水素を
親油基とし、O、N、S原子を少なくとも1個有する基
を親水基とし、この両基をそれぞれ1以上含有する水難
溶性化合物であって、該化合物をエチルアルコールに溶
解したときの溶解度が20℃で5重量%以上である水難性
化合物を有効性分とする耐水性付与剤、 とを配合して溶解したインキ組成物に 色調調整剤として、 (D)水に難溶性でエチルアルコールに溶解した時の溶
解度が20℃において2重量%以上である油溶性染料の1
または2以上 及び/又は (E)水に難溶性でエチルアルコールに溶解した時の溶
解度が20℃において2重量%以上である分散性染料の1
または2以上を配合した耐水性インキ組成物。
総染料重量中60重量%以上であり、水に0.1重量%溶解
した時の表面張力が20℃において60dyn/cm以下であるア
ニオン型染料と、 (C)芳香環もしくはC数が6〜12の脂肪族炭化水素を
親油基とし、O、N、S原子を少なくとも1個有する基
を親水基とし、この両基をそれぞれ1以上含有する水難
溶性化合物であって、該化合物をエチルアルコールに溶
解したときの溶解度が20℃で5重量%以上である水難性
化合物を有効性分とする耐水性付与剤、 とを配合して溶解したインキ組成物に 色調調整剤として、 (D)水に難溶性でエチルアルコールに溶解した時の溶
解度が20℃において2重量%以上である油溶性染料の1
または2以上 及び/又は (E)水に難溶性でエチルアルコールに溶解した時の溶
解度が20℃において2重量%以上である分散性染料の1
または2以上を配合した耐水性インキ組成物。
2.(C)成分の耐水性付与剤がインキ組成物中0.5〜
5重量%である、請求項1に記載された耐水性インキ組
成物。
5重量%である、請求項1に記載された耐水性インキ組
成物。
3.(D)成分及び/又は(E)成分の色調調整剤がイ
ンキの総染料重量中40重量%以下である、請求項1また
は2に記載された耐水性インキ組成物。
ンキの総染料重量中40重量%以下である、請求項1また
は2に記載された耐水性インキ組成物。
4.補助色調調整剤として、 (F)水に0.1重量%溶解した時の表面張力が20℃にお
いて60dyn/cmを越えているアニオン型染料をインキ組成
物中5重量%以下であって且つインキの総染料重量中9
重量%以下配合した、請求項1ないし3のいずれか1項
に記載された耐水性インキ組成物。
いて60dyn/cmを越えているアニオン型染料をインキ組成
物中5重量%以下であって且つインキの総染料重量中9
重量%以下配合した、請求項1ないし3のいずれか1項
に記載された耐水性インキ組成物。
5.請求項1に記載した(B)のアニオン型染料を
(A)の水に添加して完全に溶解し、つぎに(D)の油
溶性染料の1または2以上及び又は、 (E)の分散性染料の1または2以上と(C)の耐水性
付与剤を添加し室温以上の温度で撹拌を行い、その後残
りの成分を添加混合するることを特徴とする耐水性イン
キ組成物の製造方法。
(A)の水に添加して完全に溶解し、つぎに(D)の油
溶性染料の1または2以上及び又は、 (E)の分散性染料の1または2以上と(C)の耐水性
付与剤を添加し室温以上の温度で撹拌を行い、その後残
りの成分を添加混合するることを特徴とする耐水性イン
キ組成物の製造方法。
6.(B)のアニオン型染料と(F)のアニオン型染料
を(A)の水に添加して完全に溶解し、つぎに(D)の
油溶性染料の1または2以上及び/又は、(E)の分散
性染料の1または2以上と(C)の耐水性付与剤を添加
し室温以上の温度で撹拌を行い、その後残りの成分を添
加混合することを特徴とする、耐水性インキ組成物の製
造方法。」である。
を(A)の水に添加して完全に溶解し、つぎに(D)の
油溶性染料の1または2以上及び/又は、(E)の分散
性染料の1または2以上と(C)の耐水性付与剤を添加
し室温以上の温度で撹拌を行い、その後残りの成分を添
加混合することを特徴とする、耐水性インキ組成物の製
造方法。」である。
耐水性付与剤の、脂肪族炭化水素基としてはアルキレ
ン基が好適である。
ン基が好適である。
[作用] 紙上耐水性向上については、学問的解明は必ずしも充
分ではないが本発明が反復再現性を有することなどから
本発明者は次のように考えている。すなわち、電気陰性
度の高いO、N、S原子を少なくとも1個有する親水基
を1個以上含有する水難溶性化合物が存在することによ
り、従来の、紙と染料との間の水素結合よりも、より強
固な、紙と染料と水難溶性化合物との間の水素結合が形
成され、さらに、水難溶性化合物と油溶性染料及び/又
は分散染料との疎水性によってインキの紙上耐水性が向
上すると考えられる。
分ではないが本発明が反復再現性を有することなどから
本発明者は次のように考えている。すなわち、電気陰性
度の高いO、N、S原子を少なくとも1個有する親水基
を1個以上含有する水難溶性化合物が存在することによ
り、従来の、紙と染料との間の水素結合よりも、より強
固な、紙と染料と水難溶性化合物との間の水素結合が形
成され、さらに、水難溶性化合物と油溶性染料及び/又
は分散染料との疎水性によってインキの紙上耐水性が向
上すると考えられる。
また、水難溶性化合物と油溶性染料及び/又は分散染
料との水への可溶化については、前述の(B)アニオン
型染料、とくに水に0.1重量%溶解したときの表面張力
が20℃において60dyn/cm以下のものが、水中においてミ
セルを形成し、水難溶性化合物と油溶性染料及び/又は
分散染料とを可溶化していると考える。
料との水への可溶化については、前述の(B)アニオン
型染料、とくに水に0.1重量%溶解したときの表面張力
が20℃において60dyn/cm以下のものが、水中においてミ
セルを形成し、水難溶性化合物と油溶性染料及び/又は
分散染料とを可溶化していると考える。
この(B)染料は,充分な耐水性を奏するためには、
インキ組成物中2〜30重量%であって且つインキの総染
料重量中60重量%以上である必要がある。インキ組成物
中2%重量以下では耐水性付与剤と油溶性染料及び/又
は分散染料とを可溶化させる能力が低下し,経時的に不
安定になり,かつ耐水性を低下させる。また30重量%以
上では染料の析出が生じ、経時的に不安定であり、イン
キの粘度の上昇を招き筆記具用、プロッターペン用、イ
ンキジェットプリンター用インキとして不適当である。
インキの総染料重量中60%重量以下では良好な耐水性イ
ンキとならない。
インキ組成物中2〜30重量%であって且つインキの総染
料重量中60重量%以上である必要がある。インキ組成物
中2%重量以下では耐水性付与剤と油溶性染料及び/又
は分散染料とを可溶化させる能力が低下し,経時的に不
安定になり,かつ耐水性を低下させる。また30重量%以
上では染料の析出が生じ、経時的に不安定であり、イン
キの粘度の上昇を招き筆記具用、プロッターペン用、イ
ンキジェットプリンター用インキとして不適当である。
インキの総染料重量中60%重量以下では良好な耐水性イ
ンキとならない。
そして、水難溶性化合物の中でエチルアルコールに対
して20℃で5重量%以上の溶解度を有する化合物が好適
に可溶化されるのである。
して20℃で5重量%以上の溶解度を有する化合物が好適
に可溶化されるのである。
本発明で使用する、前述の(B)染料である水に0.1
重量%溶解したときの表面張力が20℃において60dyn/cm
以下であるアニオン型染料を例示すると次のものがあ
る。
重量%溶解したときの表面張力が20℃において60dyn/cm
以下であるアニオン型染料を例示すると次のものがあ
る。
酸性染料: C.I.アシッドイエロー40 C.I.アシッドオレンジ51 C.I.アシッドレッド114,249 C.I.アシッドブルー83,90,103,127 C.I.アシッドグリーン25,27 直接染料: C.I.ダイレクトブラック154 エポキシ付加C.I.ダイレクトブラック154 上記染料の1種又は2種以上を使用することができ
る。
る。
本発明で使用する前述の(C)成分である芳香環もし
くは、C数が6〜12の脂肪族炭化水素から選んだ親油基
と、O、N、S原子を少なくとも1個有する基から選ん
だ親水基の、両基を夫々1以上含有する水難溶性化合物
としては次のものが挙げられる。
くは、C数が6〜12の脂肪族炭化水素から選んだ親油基
と、O、N、S原子を少なくとも1個有する基から選ん
だ親水基の、両基を夫々1以上含有する水難溶性化合物
としては次のものが挙げられる。
(a)ジカルボン酸エステル骨格を有する化合物 (b)ベンゾフェノン骨格を有する化合物 (c)フェノール骨格を有する化合物 (d)イミダゾール骨格を有する化合物 (e)ベンゾチアゾール骨格を有する化合物 (f)ベンゾイン骨格を有する化合物 (g)安息香酸エステル骨格を有する化合物 から選ばれる1又はそれ以上の化合物であり、時に、エ
チルアルコールに対して20℃で5重量%以上の溶解度を
有する化合物である。
チルアルコールに対して20℃で5重量%以上の溶解度を
有する化合物である。
(a)の具体例としてはセバシン酸ジエチル、ビス
(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セバケー
ト、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジ
ル)セバケートなどがある。
(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セバケー
ト、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジ
ル)セバケートなどがある。
(b)の具体例としてはベンゾフェノン、2,2′−ジ
ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2,4−ジヒ
ドロキシ−ベンゾフェノンなどがある。
ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2,4−ジヒ
ドロキシ−ベンゾフェノンなどがある。
(c)の具体例としては2,2′−ビス(4′−ヒドロ
キシフェニル)プロパン没食子酸エチル、没食子酸nプ
ロピル、没食子酸イソアミルサリチルアルドキシム、4
−ヒドロキシ−1,2,フタル酸ジエチル、パラーtert−ブ
チルフェノールなどがある。
キシフェニル)プロパン没食子酸エチル、没食子酸nプ
ロピル、没食子酸イソアミルサリチルアルドキシム、4
−ヒドロキシ−1,2,フタル酸ジエチル、パラーtert−ブ
チルフェノールなどがある。
(d)の具体例としてはベンゾイミダゾールなどがあ
る。
る。
(e)の具体例としては2−クロロ・ベンゾチアゾー
ル、2−メチル5クロロベンゾチアゾール、2メルカプ
トベンゾチアゾールなどがある。
ル、2−メチル5クロロベンゾチアゾール、2メルカプ
トベンゾチアゾールなどがある。
(f)の具体例としてはベンゾインメチルエーテルな
どがある。
どがある。
(g)の具体例としてはパラーヒドロキシ安息香酸プ
ロピル、フェニルベンゾエートなどがある。
ロピル、フェニルベンゾエートなどがある。
上記化合物の1種又は2種以上を使用することができ
る。
る。
(D)成分の油溶性染料としてはつぎのものが挙げら
れる。
れる。
C.I. ソルベントイエロー15,21,61 C.I. ソルベントオレンジ5,6,37 C.I. ソルベントレッド8,30,49,82,83,84 C.I. ソルベントブルー2,55 上記化合物の1種又は2種以上を使用することができ
る。
る。
(E)成分の分散性染料としてはつぎのものが挙げら
れる。
れる。
C.I.ディスパースイエロー3,5,31 C.I.ディスパースオレンジ13 C.I.ディスパースレッド1,4,5,11 C.I.ディスパースブルー3,7 上記化合物の1種又は2種以上を使用することができ
る。
る。
(F)成分の染料としてはつぎのものが挙げられる。
酸性染料: C.I.アッシドイエロー6,23 C.I.アッシドレッド1,37,73,87,92 C.I.アッシドブルー80 直接染料: C.I.ダイレクトイエロー44 C.I.ダイレクトレッド4,9,23,31,227 C.I.ダイレクトブルー1,15,86,87 199 C.I.ダイレクトブラック19 上記化合物の1種又は2種以上を使用することができ
る。
る。
本発明のインキは溶媒成分として水を使用するもので
あるが、インキの乾燥を防止するためと染料の溶解性を
向上するため及び水難溶性化合物と油溶性染料及び/又
は分散染料との可溶化量を増すため等の目的で、下記に
例示したような物質を配合すると耐ドライアップ性が改
善される。
あるが、インキの乾燥を防止するためと染料の溶解性を
向上するため及び水難溶性化合物と油溶性染料及び/又
は分散染料との可溶化量を増すため等の目的で、下記に
例示したような物質を配合すると耐ドライアップ性が改
善される。
エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエ
チレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレ
ングリコール、グリセリン、ポリグリセリン、ポリエチ
レングリコール、ポリプロピレングリコール、メチルセ
ロソルブ、エチルセロソルブ、ブチルセロソルブ、メチ
ルカービトール、エチルカービトール、ブチルカービト
ール、プロピレングリコールメチルエーテル、ジプロピ
レングリコールメチルエーテル、トリプロピレングリコ
ールメチルエーテル、3メチル3メトキシブタノート、
2−ピロリドン、トリエタノールアミン、尿素およびそ
の誘導体などがある。
チレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレ
ングリコール、グリセリン、ポリグリセリン、ポリエチ
レングリコール、ポリプロピレングリコール、メチルセ
ロソルブ、エチルセロソルブ、ブチルセロソルブ、メチ
ルカービトール、エチルカービトール、ブチルカービト
ール、プロピレングリコールメチルエーテル、ジプロピ
レングリコールメチルエーテル、トリプロピレングリコ
ールメチルエーテル、3メチル3メトキシブタノート、
2−ピロリドン、トリエタノールアミン、尿素およびそ
の誘導体などがある。
尿素誘導体としては、チオ尿素、エチレン尿素、ヒド
ロキシエチル尿素、ヒドロキシプロピル尿素、エチレン
チオ尿素、ジエチルチオ尿素などがある。
ロキシエチル尿素、ヒドロキシプロピル尿素、エチレン
チオ尿素、ジエチルチオ尿素などがある。
上記の物質の1種又は2種以上を使用することができ
る。
る。
本発明のインキは上記成分の他に必要に応じて、p−
オキシ安息香酸メチル、1,2−ベンゾイソチアゾリン−
3オンなどの防菌剤や、ベンゾトリアゾール、ブトキシ
エチルアシッドホスフェートジエチルアミン塩などの防
錆剤や、ポリビニルプロリドン、ポリビニルアルコー
ル、セルロース誘導体、マレイン酸樹脂などの水溶性樹
脂などの粘度調整剤や、界面活性剤などの表面張力調整
剤やポリエステルフィルム等の非浸透性支持体への固着
性向上のためにポリマーエマルジョンなどの固着性向上
剤をインキの性能を害さない範囲で適宜添加することが
できる。
オキシ安息香酸メチル、1,2−ベンゾイソチアゾリン−
3オンなどの防菌剤や、ベンゾトリアゾール、ブトキシ
エチルアシッドホスフェートジエチルアミン塩などの防
錆剤や、ポリビニルプロリドン、ポリビニルアルコー
ル、セルロース誘導体、マレイン酸樹脂などの水溶性樹
脂などの粘度調整剤や、界面活性剤などの表面張力調整
剤やポリエステルフィルム等の非浸透性支持体への固着
性向上のためにポリマーエマルジョンなどの固着性向上
剤をインキの性能を害さない範囲で適宜添加することが
できる。
次に本発明の水性インキの製造方法について簡単に述
べると、アニオン型染料を水に完全溶解した後、水難溶
性化合物を添加し溶解すればよい。
べると、アニオン型染料を水に完全溶解した後、水難溶
性化合物を添加し溶解すればよい。
なお室温以上で撹拌溶解することが好適である。とく
に80℃以上が好適である。
に80℃以上が好適である。
水難溶性化合物が完全に可溶化されたことを確認した
後、その他の成分を加え撹拌溶解することによりインキ
が製造される。
後、その他の成分を加え撹拌溶解することによりインキ
が製造される。
[実施例] 次に実施例と比較例をあげて本発明を説明する。
わかりやすいように、油性染料を配合した例は符号I
を付し次に番号の数字を入れた。例えばI−1等であ
る。分散性染料を配合した例にはIIを付した。
を付し次に番号の数字を入れた。例えばI−1等であ
る。分散性染料を配合した例にはIIを付した。
また両者を併用した例にはIIIを、補助色調調整料を
併用した例にはIVを付した。
併用した例にはIVを付した。
実施例I−1 (B) C.I.アシッドブルー90 (表面張力52.3dyn/cm) 3.60重量部 (D) C.I.ソルベントイエロー61 (エチルアルコール溶解度 2重量%以上) 2.40重量
部 (C) 2,2−ビス(4′−ヒドロキシフェニル)プロ
パン (エチルアルコール溶解度 5重量%以上) 1.00重量
部 エチレングリコール 10.00重量部 ジエチレングリコール 10.00重量部 トリエタノールアミン 1.00重量部 プロキセルXL−2 1.00重量部 (A) イオン交換水 71.00重量部 100.00重量部 操作:アシッドブルー90をイオン交換水中に撹拌によっ
て完全溶解させた後(60℃)ソルベントイエロー61、2,
2−ビス(4′−ヒドロキシフェニル)プロパンを添加
し80℃1時間加熱撹拌する。次に残りの成分を添加し室
温で1時間撹拌した後、放置冷却後に過を行いアシッ
ドブルー90の青色にトルベントイエロー61の黄色が調色
された緑色インキを得た。
部 (C) 2,2−ビス(4′−ヒドロキシフェニル)プロ
パン (エチルアルコール溶解度 5重量%以上) 1.00重量
部 エチレングリコール 10.00重量部 ジエチレングリコール 10.00重量部 トリエタノールアミン 1.00重量部 プロキセルXL−2 1.00重量部 (A) イオン交換水 71.00重量部 100.00重量部 操作:アシッドブルー90をイオン交換水中に撹拌によっ
て完全溶解させた後(60℃)ソルベントイエロー61、2,
2−ビス(4′−ヒドロキシフェニル)プロパンを添加
し80℃1時間加熱撹拌する。次に残りの成分を添加し室
温で1時間撹拌した後、放置冷却後に過を行いアシッ
ドブルー90の青色にトルベントイエロー61の黄色が調色
された緑色インキを得た。
実施例I−2 (B) C.I.アシッドブルー90 (表面張力52.3dyn/cm) 3.60重量部 (D) C.I.ソルベントレッド49 (エチルアルコール溶解度 2重量%以上) 2.40重量
部 (C) 2,2−ビス(4′−ヒドロキシフェニル)プロ
パン (エチルアルコール溶解度 5重量%以上) 1.00重量
部 エチレングリコール 10.00重量部 ジエチレングリコール 10.00重量部 トリエタノールアミン 1.00重量部 プロキセルXL−2 1.00重量部 (A) イオン交換水 71.00重量部 100.00重量部 操作:アシッドブルー90をイオン交換水中に撹拌によっ
て完全溶解させた後(60℃)ソルベントイエロー49、2,
2−ビス(4′−ヒドロキシフェニル)プロパンを添加
し80℃1時間加熱撹拌する。次に残りの成分を添加し室
温で1時間撹拌した後、放置冷却後に過を行いアシッ
ドブルー90の青色にトルベントレッド49の赤色が調色さ
れた赤紫色インキを得た。
部 (C) 2,2−ビス(4′−ヒドロキシフェニル)プロ
パン (エチルアルコール溶解度 5重量%以上) 1.00重量
部 エチレングリコール 10.00重量部 ジエチレングリコール 10.00重量部 トリエタノールアミン 1.00重量部 プロキセルXL−2 1.00重量部 (A) イオン交換水 71.00重量部 100.00重量部 操作:アシッドブルー90をイオン交換水中に撹拌によっ
て完全溶解させた後(60℃)ソルベントイエロー49、2,
2−ビス(4′−ヒドロキシフェニル)プロパンを添加
し80℃1時間加熱撹拌する。次に残りの成分を添加し室
温で1時間撹拌した後、放置冷却後に過を行いアシッ
ドブルー90の青色にトルベントレッド49の赤色が調色さ
れた赤紫色インキを得た。
実施例I−3 (B) C.I.アシッドイエロー40 (表面張力37.4dyn/cm) 5.00重量部 (D) C.I.ソルベントオレンジ37 (エチルアルコール溶解度 2重量%以上) 2.00重量
部 (C) ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジ
ル) セバケート(エチルアルコール溶解度 5重量%以上)
1.00重量部 ポリエチレングリコール#200 20.00重量部 トリエタノールアミン 1.00重量部 プロキセルXL−2 1.00重量部 (A) イオン交換水 70.00重量部 100.00重量部 操作:アシッドイエロー40をイオン交換水中に撹拌によ
って完全溶解させた後(60℃)ソルベントオレンジ37、
ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セバ
ケートを添加し80℃1時間加熱撹拌する。次に残りの成
分を添加し室温で1時間撹拌した後、放置冷却後に過
を行いアシッドイエロー40の黄色にソルベントオレンジ
37の橙色が調色された赤橙色インキを得た。
部 (C) ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジ
ル) セバケート(エチルアルコール溶解度 5重量%以上)
1.00重量部 ポリエチレングリコール#200 20.00重量部 トリエタノールアミン 1.00重量部 プロキセルXL−2 1.00重量部 (A) イオン交換水 70.00重量部 100.00重量部 操作:アシッドイエロー40をイオン交換水中に撹拌によ
って完全溶解させた後(60℃)ソルベントオレンジ37、
ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セバ
ケートを添加し80℃1時間加熱撹拌する。次に残りの成
分を添加し室温で1時間撹拌した後、放置冷却後に過
を行いアシッドイエロー40の黄色にソルベントオレンジ
37の橙色が調色された赤橙色インキを得た。
実施例I−4 (B) C.I.アシッドイエロー40 (表面張力37.4dyn/cm) 5.00重量部 (D) C.I.ソルベントブルー2 (エチルアルコール溶解度 2重量%以上) 2.00重量
部 (C) ベンゾインメチルエーテル (エチルアルコール溶解度 5重量%以上) 1.00重量
部 ポリエチレングリコール#200 20.00重量部 トリエタノールアミン 1.00重量部 プロキセルXL−2 1.00重量部 (A) イオン交換水 70.00重量部 100.00重量部 操作:アシッドイエロー40をイオン交換水中に撹拌によ
って完全溶解させた後(60℃)ソルベントブルー2、ベ
ンゾインメチルエーテルを添加し80℃1時間加熱撹拌す
る。次に残りの成分を添加し室温で1時間撹拌した後放
置冷却後に過を行いアシッドイエロー40の黄色にソル
ベントブルー2の青色が調色された黄緑色インキを得
た。
部 (C) ベンゾインメチルエーテル (エチルアルコール溶解度 5重量%以上) 1.00重量
部 ポリエチレングリコール#200 20.00重量部 トリエタノールアミン 1.00重量部 プロキセルXL−2 1.00重量部 (A) イオン交換水 70.00重量部 100.00重量部 操作:アシッドイエロー40をイオン交換水中に撹拌によ
って完全溶解させた後(60℃)ソルベントブルー2、ベ
ンゾインメチルエーテルを添加し80℃1時間加熱撹拌す
る。次に残りの成分を添加し室温で1時間撹拌した後放
置冷却後に過を行いアシッドイエロー40の黄色にソル
ベントブルー2の青色が調色された黄緑色インキを得
た。
実施例I−5 (B) C.I.アシッドレッド114 (表面張力54.4dyn/cm) 2.50重量部 (B) C.I.アシッドイエロー40 (表面張力37.4dyn/cm) 2.50重量部 (D) C.I.ソルベントオレンジ5 (エチルアルコール溶解度 2重量%以上) 2.00重量
部 (C) ベンゾインメチルエーテル (エチルアルコール溶解度 5重量%以上) 1.00重量
部 エチレングリコール 10.00重量部 ジエチレングリコール 10.00重量部 トリエタノールアミン 1.00重量部 プロキセルXL−2 1.00重量部 (A) イオン交換水 70.00重量部 100.00重量部 操作:アシッドレッド114、アシッドイエロー40をイオ
ン交換水中に撹拌によって完全溶解させた後(60℃)ソ
ルベントオレンジ5、ベンゾインメチルエーテルを添加
し80℃1時間加熱撹拌する。次に残りの成分を添加し室
温で1時間撹拌した後放置冷却後に過を行いアシッド
レッド114の赤色とアシッドイエロー40の黄色にソルベ
ントオレンジ5の橙色が調色された茶色インキを得た。
部 (C) ベンゾインメチルエーテル (エチルアルコール溶解度 5重量%以上) 1.00重量
部 エチレングリコール 10.00重量部 ジエチレングリコール 10.00重量部 トリエタノールアミン 1.00重量部 プロキセルXL−2 1.00重量部 (A) イオン交換水 70.00重量部 100.00重量部 操作:アシッドレッド114、アシッドイエロー40をイオ
ン交換水中に撹拌によって完全溶解させた後(60℃)ソ
ルベントオレンジ5、ベンゾインメチルエーテルを添加
し80℃1時間加熱撹拌する。次に残りの成分を添加し室
温で1時間撹拌した後放置冷却後に過を行いアシッド
レッド114の赤色とアシッドイエロー40の黄色にソルベ
ントオレンジ5の橙色が調色された茶色インキを得た。
比較例I−1{(D)成分であるエチルアルコール溶解
度2重量%以上の油溶染料が染料総量中41重量%以上の
もの} (B) C.I.アシッドブルー90 (表面張力52.3dyn/cm) 3.00重量部 (D) C.I.ソルベントイエロー61 (エチルアルコール溶解度 2重量%以上) 3.00重量
部 (C) 2,2−ビス(4′−ヒドロキシフェニル)プロ
パン (エチルアルコール溶解度 5重量%以上) 1.00重量
部 エチレングリコール 10.00重量部 ジエチレングリコール 10.00重量部 トリエタノールアミン 1.00重量部 プロキセルXL−2 1.00重量部 (A) イオン交換水 71.00重量部 100.00重量部 操作:アシッドブルー90をイオン交換水中に撹拌によっ
て完全溶解させた後(60℃)ソルベントイエロー61、2,
2−ビス(4′−ヒドロキシフェニル)プロパンを添加
し80℃1時間加熱撹拌する。次に残りの成分を添加し室
温で1時間撹拌した後、放置冷却後に過を行い緑色イ
ンキを得た。
度2重量%以上の油溶染料が染料総量中41重量%以上の
もの} (B) C.I.アシッドブルー90 (表面張力52.3dyn/cm) 3.00重量部 (D) C.I.ソルベントイエロー61 (エチルアルコール溶解度 2重量%以上) 3.00重量
部 (C) 2,2−ビス(4′−ヒドロキシフェニル)プロ
パン (エチルアルコール溶解度 5重量%以上) 1.00重量
部 エチレングリコール 10.00重量部 ジエチレングリコール 10.00重量部 トリエタノールアミン 1.00重量部 プロキセルXL−2 1.00重量部 (A) イオン交換水 71.00重量部 100.00重量部 操作:アシッドブルー90をイオン交換水中に撹拌によっ
て完全溶解させた後(60℃)ソルベントイエロー61、2,
2−ビス(4′−ヒドロキシフェニル)プロパンを添加
し80℃1時間加熱撹拌する。次に残りの成分を添加し室
温で1時間撹拌した後、放置冷却後に過を行い緑色イ
ンキを得た。
※ソルベントイエロー61の未溶解物がかなり紙上に残
った。
った。
比較例I−2{(D)成分であるエチルアルコール溶解
度2重量%以上の油溶染料が染料総量中41重量%以上の
もの} (B) C.I.アシッドブルー90 (表面張力52.3dyn/cm) 3.00重量部 (D) C.I.ソルベントレッド49 (エチルアルコール溶解度 2重量%以上) 3.00重量
部 (C) 2,2−ビス(4′−ヒドロキシフェニル)プロ
パン (エチルアルコール溶解度 5重量%以上) 1.00重量
部 エチレングリコール 10.00重量部 ジエチレングリコール 10.00重量部 トリエタノールアミン 1.00重量部 プロキセルXL−2 1.00重量部 (A) イオン交換水 71.00重量部 100.00重量部 操作:アシッドブルー90をイオン交換水中に撹拌によっ
て完全溶解させた後(60℃)ソルベントレッド49、2,2
−ビス(4′−ヒドロキシフェニル)プロパンを添加し
80℃1時間加熱撹拌する。次に残りの成分を添加し室温
で1時間撹拌した後、放置冷却後に過を行い赤紫色イ
ンキを得た。
度2重量%以上の油溶染料が染料総量中41重量%以上の
もの} (B) C.I.アシッドブルー90 (表面張力52.3dyn/cm) 3.00重量部 (D) C.I.ソルベントレッド49 (エチルアルコール溶解度 2重量%以上) 3.00重量
部 (C) 2,2−ビス(4′−ヒドロキシフェニル)プロ
パン (エチルアルコール溶解度 5重量%以上) 1.00重量
部 エチレングリコール 10.00重量部 ジエチレングリコール 10.00重量部 トリエタノールアミン 1.00重量部 プロキセルXL−2 1.00重量部 (A) イオン交換水 71.00重量部 100.00重量部 操作:アシッドブルー90をイオン交換水中に撹拌によっ
て完全溶解させた後(60℃)ソルベントレッド49、2,2
−ビス(4′−ヒドロキシフェニル)プロパンを添加し
80℃1時間加熱撹拌する。次に残りの成分を添加し室温
で1時間撹拌した後、放置冷却後に過を行い赤紫色イ
ンキを得た。
※ソルベントレッド49の未溶解物がかなり紙上に残っ
た。
た。
比較例I−3{(D)成分であるエチルアルコール溶解
度2重量%未満の油溶染料を添加したもの} (B) C.I.アシッドブルー90 (表面張力52.3dyn/cm) 4.00重量部 (D) C.I.ソルベントイエロー33 (エチルアルコール溶解度 2重量%未満) 2.00重量
部 (C) 2,2−ビス(4′−ヒドロキシフェニル)プロ
パン (エチルアルコール溶解度 5重量%以上) 1.00重量
部 エチレングリコール 10.00重量部 ジエチレングリコール 10.00重量部 トリエタノールアミン 1.00重量部 プロキセルXL−2 1.00重量部 (A) イオン交換水 71.00重量部 100.00重量部 操作:アシッドブルー90をイオン交換水中に撹拌によっ
て完全溶解させた後(60℃)ソルベントイエロー33、2,
2−ビス(4′−ヒドロキシフェニル)プロパンを添加
し80℃1時間加熱撹拌する。次に残りの成分を添加し室
温で1時間撹拌した後、放置冷却後に過を行った。
度2重量%未満の油溶染料を添加したもの} (B) C.I.アシッドブルー90 (表面張力52.3dyn/cm) 4.00重量部 (D) C.I.ソルベントイエロー33 (エチルアルコール溶解度 2重量%未満) 2.00重量
部 (C) 2,2−ビス(4′−ヒドロキシフェニル)プロ
パン (エチルアルコール溶解度 5重量%以上) 1.00重量
部 エチレングリコール 10.00重量部 ジエチレングリコール 10.00重量部 トリエタノールアミン 1.00重量部 プロキセルXL−2 1.00重量部 (A) イオン交換水 71.00重量部 100.00重量部 操作:アシッドブルー90をイオン交換水中に撹拌によっ
て完全溶解させた後(60℃)ソルベントイエロー33、2,
2−ビス(4′−ヒドロキシフェニル)プロパンを添加
し80℃1時間加熱撹拌する。次に残りの成分を添加し室
温で1時間撹拌した後、放置冷却後に過を行った。
※ソルベントイエロー33の未溶解物が多量紙上に残
り、過後のインキは青色になり、最初に予定していた
緑色のインキが得られなかった。
り、過後のインキは青色になり、最初に予定していた
緑色のインキが得られなかった。
実施例II−1 (B) C.I.アシッドブルー90 (表面張力52.3dyn/cm) 3.60重量部 (E) C.I.ディスパースイエロー3 (エチルアルコール溶解度 2重量%以上) 2.40重量
部 (C) 2,2−ビス(4′−ヒドロキシフェニル)プロ
パン (エチルアルコール溶解度 5重量%以上) 1.00重量
部 エチレングリコール 10.00重量部 ジエチレングリコール 10.00重量部 トリエタノールアミン 1.00重量部 プロキセルXL−2 1.00重量部 (A) イオン交換水 71.00重量部 100.00重量部 操作:アシッドブルー90をイオン交換水中に撹拌によっ
て完全溶解させた後(60℃)ディスパーストイエロー
3、2,2−ビス(4′−ヒドロキシフェニル)プロパン
を添加し80℃1時間加熱撹拌する。次に残りの成分を添
加し室温で1時間撹拌した後、放置冷却後に過を行い
緑色インキを得た。
部 (C) 2,2−ビス(4′−ヒドロキシフェニル)プロ
パン (エチルアルコール溶解度 5重量%以上) 1.00重量
部 エチレングリコール 10.00重量部 ジエチレングリコール 10.00重量部 トリエタノールアミン 1.00重量部 プロキセルXL−2 1.00重量部 (A) イオン交換水 71.00重量部 100.00重量部 操作:アシッドブルー90をイオン交換水中に撹拌によっ
て完全溶解させた後(60℃)ディスパーストイエロー
3、2,2−ビス(4′−ヒドロキシフェニル)プロパン
を添加し80℃1時間加熱撹拌する。次に残りの成分を添
加し室温で1時間撹拌した後、放置冷却後に過を行い
緑色インキを得た。
実施例II−2 (B) C.I.アシッドブルー90 (表面張力52.3dyn/cm) 3.60重量部 (E) C.I.ディスパースレッド4 (エチルアルコール溶解度 2重量%以上) 2.40重量
部 (C) 2,2−ビス(4′−ヒドロキシフェニル)プロ
パン (エチルアルコール溶解度 5重量%以上) 1.00重量
部 エチレングリコール 10.00重量部 ジエチレングリコール 10.00重量部 トリエタノールアミン 1.00重量部 プロキセルXL−2 1.00重量部 (A) イオン交換水 71.00重量部 100.00重量部 操作:アシッドブルー90をイオン交換水中に撹拌によっ
て完全溶解させた後(60℃)ディスパースレッド4、2,
2−ビス(4′−ヒドロキシフェニル)プロパンを添加
し80℃1時間加熱撹拌する。次に残りの成分を添加し室
温で1時間撹拌した後、放置冷却後に過を行い赤紫色
インキを得た。
部 (C) 2,2−ビス(4′−ヒドロキシフェニル)プロ
パン (エチルアルコール溶解度 5重量%以上) 1.00重量
部 エチレングリコール 10.00重量部 ジエチレングリコール 10.00重量部 トリエタノールアミン 1.00重量部 プロキセルXL−2 1.00重量部 (A) イオン交換水 71.00重量部 100.00重量部 操作:アシッドブルー90をイオン交換水中に撹拌によっ
て完全溶解させた後(60℃)ディスパースレッド4、2,
2−ビス(4′−ヒドロキシフェニル)プロパンを添加
し80℃1時間加熱撹拌する。次に残りの成分を添加し室
温で1時間撹拌した後、放置冷却後に過を行い赤紫色
インキを得た。
実施例II−3 (B) C.I.アシッドイエロー40 (表面張力37.4dyn/cm) 5.00重量部 (E) C.I.ディスパースオレンジ13 (エチルアルコール溶解度 2重量%以上) 2.00重量
部 (C) ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジ
ル) セバケート(エチルアルコール溶解度 5重量%以上)
1.00重量部 ポリエチレングリコール#200 20.00重量部 トリエタノールアミン 1.00重量部 プロキセルXL−2 1.00重量部 (A) イオン交換水 70.00重量部 100.00重量部 操作:アシッドイエロー40をイオン交換水中に撹拌によ
って完全溶解させた後(60℃)ディスパースオレンジ1
3、ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セ
バケートを添加し80℃1時間加熱撹拌する。次に残りの
成分を添加し室温で1時間撹拌した後、放置冷却後に
過を行い赤橙色インキを得た。
部 (C) ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジ
ル) セバケート(エチルアルコール溶解度 5重量%以上)
1.00重量部 ポリエチレングリコール#200 20.00重量部 トリエタノールアミン 1.00重量部 プロキセルXL−2 1.00重量部 (A) イオン交換水 70.00重量部 100.00重量部 操作:アシッドイエロー40をイオン交換水中に撹拌によ
って完全溶解させた後(60℃)ディスパースオレンジ1
3、ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セ
バケートを添加し80℃1時間加熱撹拌する。次に残りの
成分を添加し室温で1時間撹拌した後、放置冷却後に
過を行い赤橙色インキを得た。
実施例II−4 (B) C.I.アシッドイエロー40 (表面張力37.4dyn/cm) 5.00重量部 (E) C.I.ディスパースブルー3 (エチルアルコール溶解度 2重量%以上) 2.00重量
部 (C) ベンゾイルメチルエーテル (エチルアルコール溶解度 5重量%以上) 1.00重量
部 ポリエチレングリコール#200 20.00重量部 トリエタノールアミン 1.00重量部 プロキセルXL−2 1.00重量部 (A) イオン交換水 70.00重量部 100.00重量部 操作:アシッドイエロー40をイオン交換水中に撹拌によ
って完全溶解させた後(60℃)ディスパースブルー3、
ベンゾインメチルエーテルを添加し80℃1時間加熱撹拌
する。次に残りの成分を添加し室温で1時間撹拌した後
放置冷却後に過を行い黄緑色インキを得た。
部 (C) ベンゾイルメチルエーテル (エチルアルコール溶解度 5重量%以上) 1.00重量
部 ポリエチレングリコール#200 20.00重量部 トリエタノールアミン 1.00重量部 プロキセルXL−2 1.00重量部 (A) イオン交換水 70.00重量部 100.00重量部 操作:アシッドイエロー40をイオン交換水中に撹拌によ
って完全溶解させた後(60℃)ディスパースブルー3、
ベンゾインメチルエーテルを添加し80℃1時間加熱撹拌
する。次に残りの成分を添加し室温で1時間撹拌した後
放置冷却後に過を行い黄緑色インキを得た。
実施例II−5 (B) C.I.アシッドレッド114 (表面張力54.4dyn/cm) 2.50重量部 (B) C.I.アシッドイエロー40 (表面張力37.4dyn/cm) 2.50重量部 (E) C.I.ディスパースレッド1 (エチルアルコール溶解度 2重量%以上) 2.00重量
部 (C) ベンゾインメチルエーテル (エチルアルコール溶解度 5重量%以上) 1.00重量
部 エチレングリコール 10.00重量部 ジエチレングリコール 10.00重量部 トリエタノールアミン 1.00重量部 プロキセルXL−2 1.00重量部 (A) イオン交換水 70.00重量部 100.00重量部 操作:アシッドレッド114、アシッドイエロー40をイオ
ン交換水中に撹拌によって完全溶解させた後(60℃)デ
ィスパースレッド1、ベンゾインメチルエーテルを添加
し80℃1時間加熱撹拌する。次に残りの成分を添加し室
温で1時間撹拌した後放置冷却後に過を行い茶色イン
キを得た。
部 (C) ベンゾインメチルエーテル (エチルアルコール溶解度 5重量%以上) 1.00重量
部 エチレングリコール 10.00重量部 ジエチレングリコール 10.00重量部 トリエタノールアミン 1.00重量部 プロキセルXL−2 1.00重量部 (A) イオン交換水 70.00重量部 100.00重量部 操作:アシッドレッド114、アシッドイエロー40をイオ
ン交換水中に撹拌によって完全溶解させた後(60℃)デ
ィスパースレッド1、ベンゾインメチルエーテルを添加
し80℃1時間加熱撹拌する。次に残りの成分を添加し室
温で1時間撹拌した後放置冷却後に過を行い茶色イン
キを得た。
比較例II−1{(E)成分であるエチルアルコール溶解
度2重量%以上の分散染料が染料総量中41重量%以上の
もの} (B) C.I.アシッドブルー90 (表面張力52.3dyn/cm) 3.00重量部 (E) C.I.ディスパースイエロー3 (エチルアルコール溶解度 2重量%以上) 3.00重量
部 (C) 2,2−ビス(4′−ヒドロキシフェニル)プロ
パン (エチルアルコール溶解度 5重量%以上) 1.00重量
部 エチレングリコール 10.00重量部 ジエチレングリコール 10.00重量部 トリエタノールアミン 1.00重量部 プロキセルXL−2 1.00重量部 (A) イオン交換水 71.00重量部 100.00重量部 操作:アシッドブルー90をイオン交換水中に撹拌によっ
て完全溶解させた後(60℃)ディスパースイエロー3、
2,2−ビス(4′−ヒドロキシフェニル)プロパンを添
加し80℃1時間加熱撹拌する。次に残りの成分を添加し
室温で1時間撹拌した後、放置冷却後に過を行い緑色
インキを得た。
度2重量%以上の分散染料が染料総量中41重量%以上の
もの} (B) C.I.アシッドブルー90 (表面張力52.3dyn/cm) 3.00重量部 (E) C.I.ディスパースイエロー3 (エチルアルコール溶解度 2重量%以上) 3.00重量
部 (C) 2,2−ビス(4′−ヒドロキシフェニル)プロ
パン (エチルアルコール溶解度 5重量%以上) 1.00重量
部 エチレングリコール 10.00重量部 ジエチレングリコール 10.00重量部 トリエタノールアミン 1.00重量部 プロキセルXL−2 1.00重量部 (A) イオン交換水 71.00重量部 100.00重量部 操作:アシッドブルー90をイオン交換水中に撹拌によっ
て完全溶解させた後(60℃)ディスパースイエロー3、
2,2−ビス(4′−ヒドロキシフェニル)プロパンを添
加し80℃1時間加熱撹拌する。次に残りの成分を添加し
室温で1時間撹拌した後、放置冷却後に過を行い緑色
インキを得た。
※ディスパースイエロー3の未溶解物がかなり紙上に
残った。
残った。
比較例II−2{(E)成分であるエチルアルコール溶解
度2重量%以上の分散染料が染料総量中41重量%以上の
もの} (B) C.I.アシッドブルー90 (表面張力52.3dyn/cm) 3.00重量部 (E) C.I.ディスパースレッド4 (エチルアルコール溶解度 2重量%以上) 3.00重量
部 (C) 2,2−ビス(4′−ヒドロキシフェニル)プロ
パン (エチルアルコール溶解度 5重量%以上) 1.00重量
部 エチレングリコール 10.00重量部 ジエチレングリコール 10.00重量部 トリエタノールアミン 1.00重量部 プロキセルXL−2 1.00重量部 (A) イオン交換水 71.00重量部 100.00重量部 操作:アシッドブルー90をイオン交換水中に撹拌によっ
て完全溶解させた後(60℃)ディスパースレッド4、2,
2−ビス(4′−ヒドロキシフェニル)プロパンを添加
し80℃1時間加熱撹拌する。次に残りの成分を添加し室
温で1時間撹拌した後、放置冷却後に過を行い赤紫色
インキを得た。
度2重量%以上の分散染料が染料総量中41重量%以上の
もの} (B) C.I.アシッドブルー90 (表面張力52.3dyn/cm) 3.00重量部 (E) C.I.ディスパースレッド4 (エチルアルコール溶解度 2重量%以上) 3.00重量
部 (C) 2,2−ビス(4′−ヒドロキシフェニル)プロ
パン (エチルアルコール溶解度 5重量%以上) 1.00重量
部 エチレングリコール 10.00重量部 ジエチレングリコール 10.00重量部 トリエタノールアミン 1.00重量部 プロキセルXL−2 1.00重量部 (A) イオン交換水 71.00重量部 100.00重量部 操作:アシッドブルー90をイオン交換水中に撹拌によっ
て完全溶解させた後(60℃)ディスパースレッド4、2,
2−ビス(4′−ヒドロキシフェニル)プロパンを添加
し80℃1時間加熱撹拌する。次に残りの成分を添加し室
温で1時間撹拌した後、放置冷却後に過を行い赤紫色
インキを得た。
※ディスパースレッド4の未溶解物がかなり紙上に残
った。
った。
比較例II−3{(E)成分であるエチルアルコール溶解
度2重量%未満の分散染料を添加したもの} (B) C.I.アシッドブルー90 (表面張力52.3dyn/cm) 4.00重量部 (E) C.I.ディスパースイエロー64 (エチルアルコール溶解度 2重量%未満) 2.00重量
部 (C) 2,2−ビス(4′−ヒドロキシフェニル)プロ
パン(エチルアルコール溶解度 5重量%以上) 1.00
重量部 エチレングリコール 10.00重量部 ジエチレングリコール 10.00重量部 トリエタノールアミン 1.00重量部 プロキセルXL−2 1.00重量部 (A) イオン交換水 71.00重量部 100.00重量部 操作:アシッドブルー90をイオン交換水中に撹拌によっ
て完全溶解させた後(60℃)ディスパースイエロー64、
2,2−ビス(4′−ヒドロキシフェニル)プロパンを添
加し80℃1時間加熱撹拌する。次に残りの成分を添加し
室温で1時間撹拌した後、放置冷却後に過を行った。
度2重量%未満の分散染料を添加したもの} (B) C.I.アシッドブルー90 (表面張力52.3dyn/cm) 4.00重量部 (E) C.I.ディスパースイエロー64 (エチルアルコール溶解度 2重量%未満) 2.00重量
部 (C) 2,2−ビス(4′−ヒドロキシフェニル)プロ
パン(エチルアルコール溶解度 5重量%以上) 1.00
重量部 エチレングリコール 10.00重量部 ジエチレングリコール 10.00重量部 トリエタノールアミン 1.00重量部 プロキセルXL−2 1.00重量部 (A) イオン交換水 71.00重量部 100.00重量部 操作:アシッドブルー90をイオン交換水中に撹拌によっ
て完全溶解させた後(60℃)ディスパースイエロー64、
2,2−ビス(4′−ヒドロキシフェニル)プロパンを添
加し80℃1時間加熱撹拌する。次に残りの成分を添加し
室温で1時間撹拌した後、放置冷却後に過を行った。
※ディスパースイエロー64の未溶解物が多量紙上に残
り、過後のインキは青色になり、最初に予定していた
緑色のインキが得られなかった。
り、過後のインキは青色になり、最初に予定していた
緑色のインキが得られなかった。
実施例III−1{(D)成分と(E)成分の入った実施
例} 表3に示す組成で実施例I−1と同様としてインキと
した。
例} 表3に示す組成で実施例I−1と同様としてインキと
した。
実施例IV−1〜3{(F)成分である60dny/cm以上のア
ニオン型染料を併用} 表3に示す組成で実施例I−1と同様としてインキと
した。
ニオン型染料を併用} 表3に示す組成で実施例I−1と同様としてインキと
した。
実施例I,II,III,IVおよび比較例I,IIの組成を表1〜
表3に示す。
表3に示す。
比較試験 実施例および比較例でえたインキ組成物について、経
時安定性と紙上耐水性を下記の試験方法により試験し
た。その結果は表4乃至表6の通りであった。
時安定性と紙上耐水性を下記の試験方法により試験し
た。その結果は表4乃至表6の通りであった。
(試験方法) 紙上耐水性 筆記直後に筆跡を1分間水に浸漬したときのインキの
にじみ出しおよび筆記紙の汚れの有無を観察する。
にじみ出しおよび筆記紙の汚れの有無を観察する。
◎インキにじみ出し、筆記紙汚れ無し。
○インキにじみ出しわずかに有り、筆記紙汚れ無し。
△インキにじみ出し多い、筆記紙汚れ有り。
×筆記線がほとんど残らない。
経時安定性 50℃60日ガラス容器中で放置した後の物性値を測定
し、経時前との物性値の比較を行なった。
し、経時前との物性値の比較を行なった。
又、光学顕微鏡(倍率100倍)によって、染料、耐水
性付与剤等の析出の有無を観察した。
性付与剤等の析出の有無を観察した。
(検鏡) ◎経時前、後の物性値変化ほとんど無し。
析出無し。
○経時前、後の物性値変化わずかに見られる。
析出無し。
×経時前、後の物性値変化大。
又は析出有り。
粘度:東京計器株式会社製B型粘度計で20℃時の粘度
を測定。
を測定。
pH:東亜電波工業株式会社製pHメーター使用してpHを
測定。
測定。
表面張力:協和界面科学株式会社製表面張力計CBUPA
−3型にて20℃時の値を測定。
−3型にて20℃時の値を測定。
(効果) 本発明のインキは前記の比較試験からも明らかなよう
に紙上耐水性および経時安定性に優れたインキであり、
筆記具用、プロッターペン用、インキジェットプリンタ
ー用インキとして好適なものである。
に紙上耐水性および経時安定性に優れたインキであり、
筆記具用、プロッターペン用、インキジェットプリンタ
ー用インキとして好適なものである。
Claims (6)
- 【請求項1】(A)水と、 (B)インキ組成物中2〜30重量%の量で且つインキの
総染料重量中60重量%以上であり、水に0.1重量%溶解
した時の表面張力が20℃において60dyn/cm以下であるア
ニオン型染料と、 (C)芳香環もしくはC数が6〜12の脂肪族炭化水素を
親油基とし、O、N、S原子を少なくとも1個有する基
を親水基とし、この両基をそれぞれ1以上含有する水難
溶性化合物であって、該化合物をエチルアルコールに溶
解したときの溶解度が20℃で5重量%以上である水難性
化合物を有効性分とする耐水性付与剤、 とを配合して溶解したインキ組成物に 色調調整剤として、 (D)水に難溶性でエチルアルコールに溶解した時の溶
解度が20℃において2重量%以上である油溶性染料の1
または2以上 及び/又は、 (E)水に難溶性でエチルアルコールに溶解した時の溶
解度が20℃において2重量%以上である分散性染料の1
または2以上を配合した耐水性インキ組成物。 - 【請求項2】(C)成分の耐水性付与剤がインキ組成物
中0.5〜5重量%である、請求項1に記載された耐水性
インキ組成物。 - 【請求項3】(D)成分及び/又は(E)成分の色調調
整剤がインキの総染料重量中40重量%以下である、請求
項1または2に記載された耐水性インキ組成物。 - 【請求項4】補助色調調整剤として、 (F)水に0.1重量%溶解した時の表面張力が20℃にお
いて60dyn/cmを越えているアニオン型染料をインキ組成
物中5重量%以下であって且つインキの総染料重量中9
重量%以下配合した、請求項1ないし3のいずれか1項
に記載された耐水性インキ組成物。 - 【請求項5】請求項1に記載した(B)のアニオン型染
料を(A)の水に添加して完全に溶解し、つぎに(C)
の耐水性付与剤と(D)の油溶性染料の1または2以上 及び/又は、 (E)の分散性染料の1または2以上を添加し室温以上
の温度で撹拌を行い、その後残りの成分を添加混合する
ことを特徴とする耐水性インキ組成物の製造方法。 - 【請求項6】(B)のアニオン型染料と(F)のアニオ
ン型染料を(A)の水に添加して完全に溶解し、つぎに
(C)の耐水性付与剤と(D)の油溶性染料の1または
2以上及び/又は、(E)の分散性染料の1または2以
上とを添加し室温以上の温度で撹拌を行いその後残りの
成分を添加混合することを特徴とする、耐水性インキ組
成物の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2220059A JPH089706B2 (ja) | 1990-08-23 | 1990-08-23 | 耐水性インキ組成物とその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2220059A JPH089706B2 (ja) | 1990-08-23 | 1990-08-23 | 耐水性インキ組成物とその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04103676A JPH04103676A (ja) | 1992-04-06 |
JPH089706B2 true JPH089706B2 (ja) | 1996-01-31 |
Family
ID=16745297
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2220059A Expired - Fee Related JPH089706B2 (ja) | 1990-08-23 | 1990-08-23 | 耐水性インキ組成物とその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH089706B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5109270B2 (ja) * | 2006-03-20 | 2012-12-26 | ブラザー工業株式会社 | インクジェット記録用インク |
JP5722576B2 (ja) * | 2010-09-09 | 2015-05-20 | ゼネラル株式会社 | インクジェットインク |
KR101512907B1 (ko) | 2013-12-04 | 2015-04-16 | 엘에스산전 주식회사 | 전기 자동차용 전기 기기 |
JP6572014B2 (ja) * | 2015-06-25 | 2019-09-04 | 株式会社パイロットコーポレーション | マーキングペン用油性インキ組成物及びそれを収容したマーキングペン |
-
1990
- 1990-08-23 JP JP2220059A patent/JPH089706B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04103676A (ja) | 1992-04-06 |
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