JPH0896592A - 集積回路メモリ装置 - Google Patents

集積回路メモリ装置

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JPH0896592A
JPH0896592A JP25821895A JP25821895A JPH0896592A JP H0896592 A JPH0896592 A JP H0896592A JP 25821895 A JP25821895 A JP 25821895A JP 25821895 A JP25821895 A JP 25821895A JP H0896592 A JPH0896592 A JP H0896592A
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memory
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memory cells
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Masakazu Shoji
ショウジ マサカズ
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AT&T Corp
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 複数のメモリセルがメモリ回路出力に能
動的にかつ同時に接続される。信号源が、一連の読み出
し信号を一出力あたり一つの信号となるように供給す
る。各メモリセルは、受動インピーダンス素子を有し、
そのインピーダンス値は記憶されるデータ値を代表する
値である。メモリセルは、サムラインと読み出し回路を
有するメモリ回路出力に直接に接続される。信号源が一
連の読み出し信号をメモリセルインピーダンス素子の一
つに提供するとき、メモリセルのインピーダンス値に関
連するように、サムライン上の信号に影響する。一連の
信号それぞれを異なるインピーダンス素子に与えること
によって、サムラインの電圧は、順次、各インピーダン
ス素子の直接の影響を受ける。 【効果】 FET等の能動素子を必要としない。また、
能動素子に比べて必要な接続が少なくてすむ。集積回路
内に、高い精度で再現することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、集積回路メモリ
装置の分野に関し、特にその装置からデータにアクセス
するための方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】集積回路読み出し専用メモリ(ROM)
装置は、メモリに書き込まれた一群の恒久的情報を有す
る装置である。通常の動作時には、メモリの内容は変化
しない。そのような装置は種々に応用されており、たと
えば、マイクロプロセッサに応用される場合は、恒久的
マイクロプロセッサ指令は、ROM装置内に記憶され
る。
【0003】現在の普通のROMは複数のメモリセルの
一つの配列からなり、各メモリセルは、一つのデジタル
ビットをもつ情報を含んでいる。そのROMの配列は、
数個のy選択線(すなわちカラム(column))と、数個の
x選択線(すなわち行(row))とからなる。各メモリセ
ルは、一つのy選択線と一つのx選択線の間に接続さ
れ、各セルごとに固有のx,yアドレスが与えられる。
その中の情報を読み出すために、y選択線の一つとx選
択線の一つが動作(すなわちスイッチオン)され、他の
選択線はスイッチオフのままとされる。動作中の線がス
イッチオフされたとき、その線は実質的に開路となる。
このようにして、一時点では一つのメモリセルだけが動
作回路と接続される。
【0004】従来のROM回路のあるものにおいては、
各メモリセルは、一つの溶断されうるリンクと一つの電
界効果トランジスタ(FET)とを有し、次のように構
成される。すなわち、溶断されうるリンクは、y選択線
を直接、FETのドレンに接続する。FETのゲートは
x選択線に接続され、ソースはグラウンドに接続され
る。ROMに情報を入れるために、選択されたリンクを
溶断する。
【0005】ROM内に記憶された情報は次のように読
み出される。まず、読まれるべきセルの行のx選択線に
高論理電圧が印加され、その行の各FETのゲートが充
電される。つぎに、そのy選択線がその読まれるべきセ
ルのカラムに高論理電圧を印加し、その読まれるべきセ
ルのカラムをROM出力に接続する。その溶断されうる
リンクがすでに溶断されている場合は、そのy選択線は
開路となっており、高論理電圧が出力との接続部に生じ
る。そのリンクが溶断されていない場合は、FETは、
ゲートの電荷がx選択線によって供給されるため、y選
択線とグラウンドとの間に低インピーダンスを与える。
その結果、その低インピーダンスは、出力への接続部
に、低論理電圧を生じさせる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この構造の欠点の一つ
は、各セルが3個の端子を有する一個のFETを含んで
いるために、各セルごとに3個の接点が必要な点であ
る。すなわち、y選択線への接点と、x選択線への接点
と、接地点が必要である。3個の接点は2次元的メモリ
には効率が悪い。
【0007】他の種類のROMもいくつか存在するが、
それらのほとんどは、同様な方法でデータにアクセス
し、またデータを読み出す。すなわち、一つのx選択線
と一つのy選択線との組み合わせを選択してスイッチを
入れることにより、一つの特定のセルが、選択されて動
作する。従来のROMに共通する特徴の一つは、ROM
出力に対して一時点で一つのメモリセルだけを接続する
ために、x選択とy選択とメモリセルFETとの組み合
わせが、使用されることである。もう一つの共通の特徴
は、通常、スイッチまたはFETといった能動素子が各
メモリセルに使用されていることである。
【0008】通常、ROMの信号は順次一つずつ(シー
ケンシャルに)読み出せばよい。そのために、信号を順
次読み出す信号源は、各メモリセルのx選択線とy選択
線を順次選択してオンにする。一つの行(row)すなわち
x選択線上の各メモリを読むためには、その行をオンと
しておいて、各y選択線を順次オンにすればよい。一つ
の行をすべて読み終えた後、次のx選択線をオンとし、
再度、y選択線を順次オンにする。このプロセスを、メ
モリセルの各行について繰り返す。
【0009】y選択線を順次オンにするためには、各y
選択線のトランジスタスイッチに読み出し信号が順次送
られる必要がある。各読み出し信号が一つのFETをオ
ンし、それによりそのy選択線を、一メモリセルの内容
を読み出すのに十分な時間だけ、そのROM出力に接続
しておく。その後、読み出し信号は解除され、次の読み
出し信号が次のy選択線のトランジスタスイッチに送ら
れる。したがって各セルの内容を読み出すために、RO
Mは各y選択線に読み出し信号を順次送り、y選択線を
ROM出力に接続するように、トランジスタスイッチを
動作させなければならない。本発明は上記課題を解決す
るためのものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、新規なメモリ
回路と新規なメモリ読み出し方法を含み、複数のメモリ
セルがメモリ回路出力に能動的にかつ同時に接続され
る。回路の一実施例では、複数の出力を有する信号源
が、一連の読み出し信号を一出力あたり一つの信号とな
るように供給するように動作する。それらの出力それぞ
れは、複数のメモリセルのうちの一つに接続されてい
る。各メモリセルは、受動インピーダンス素子を有し、
そのインピーダンス値はそこに記憶されるデータ値を代
表する値である。すべてのメモリセルは、さらに、サム
ラインと読み出し回路を有するメモリ回路出力に直接に
接続される。
【0011】前記信号源が前記一連の読み出し信号の一
つをメモリセルインピーダンス素子の一つに提供すると
き、それは、メモリセルのインピーダンス値に関連する
ように、サムライン上の信号に影響する。その一連の信
号のうちの各信号それぞれを異なるインピーダンス素子
に与えることによって、サムラインの電圧は、順次、各
インピーダンス素子の直接の影響を受ける。読み出し回
路は、読み出し電圧を、各インピーダンス値にすなわち
記憶されたデータに比例する、またはこれらの各値を示
唆する電圧レベルに順次変換する。
【0012】この発明の利点の一つは、各メモリセルを
絶縁しながら回路出力に接続するためにFET等の手段
を必要としないことである。本発明の他の利点は、メモ
リセルとして受動的インピーダンスを使用することから
得られる。第1に、キャパシタや抵抗器等の受動的イン
ピーダンス機器は二つの端子をもち、能動素子に比べて
必要な接続が少なくてすむ。第2に、たとえばキャパシ
タや抵抗器は、集積回路内に、高い精度で再現すること
ができ、それらのインピーダンス値がそのメモリ内に記
憶されるデータを代表させることができる。単純なデジ
タルすなわちバイナリビットの情報の場合に比べて、イ
ンピーダンス機器を使用することにより、一つのメモリ
内に大きな範囲の値を有効に記憶することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、本発明にしたがって動作
するメモリ回路100を示す。メモリ回路100は、読
み出し信号源110、5個のメモリセルすなわちメモリ
抵抗器131〜135の列、読み出し回路150からな
る。もちろん、ここに示すメモリ回路100の構成は単
なる例示であって、メモリセルを5個としたのも例示に
すぎない。ここに示すメモリ回路100の原理は容易に
拡張でき、メモリセルの数をはるかに大きな値にするこ
とができる(通常のメモリ装置では、たとえば幾千もの
ビットを含むことがある)。本発明にしたがって動作す
るさらに大きな規模のメモリ装置については、図10を
参照して後述する。
【0014】メモリ回路100の各素子は、単一の半導
体基板の上に集積されているのが望ましい。読み出し信
号源110は、5個の出力121〜125を含み、図3
を参照して後述する回路を有する。各出力121〜12
5それぞれは、5個のメモリ抵抗器131〜135それ
ぞれの第1の端子に接続される。たとえば、第1の出力
121は第1のメモリ抵抗器131と接続され、第2の
出力122は第2のメモリ抵抗器132と接続される。
【0015】各メモリ抵抗器は2個の端子を有し、たと
えばメモリ抵抗器131は端子131a、131bを有
する。メモリ抵抗器131〜135は、たとえば、薄膜
堆積抵抗器またはイオン注入抵抗器等のように、集積回
路内で使用するのに適した抵抗器として実現できるもの
ならば何でもよい。抵抗値はたとえば100kΩ〜20
0MΩであって、セル内に記憶されるべき情報すなわち
データ値を代表する。たとえば、一つの100kΩ抵抗
器が一つのデータ値を代表し、一つの400kΩ抵抗器
が他のデータ値を代表する。
【0016】メモリ抵抗器131〜135の第2の端子
それぞれは、共通のサムライン(合計線)140に接続
される。サムライン140は読み出し回路150に接続
される。読み出し回路150は、負荷抵抗器155と、
入力および出力を有するバッファ151と、キャパシタ
162と、抵抗器164とを含む。サムライン140
は、バッファ151の入力の一つに接続される。バッフ
ァ151は、たとえば高インピーダンスでゲインが1の
バッファが適当である。負荷抵抗器155はメモリ抵抗
器131〜135の抵抗値よりもはるかに大きいものが
望ましい。実際に、負荷抵抗器155は、バッファ15
1の内部入力インピーダンスを含めるのが適当である。
【0017】バッファ151の出力は、キャパシタ16
2を介して出力170に接続される。出力170からは
抵抗器164を介してグラウンドへ接続されており、こ
れによりキャパシタ162とともに微分回路が形成され
る。キャパシタ162と抵抗器164は、微分回路の時
定数TDIFFが1.6(τ)から1/10(τ)の範囲に
なるように選択される。ここに、τは出力121〜12
5で生成されるランプステップ信号のランピング期間で
ある。
【0018】動作時において、読み出し信号源110
は、望ましくは、その5個の出力121〜125におい
て順次連続する(シーケンシャル・シリーズ)読み出し
信号を、ランプステップ信号の形で送出する。一般にラ
ンプステップ信号は電圧信号であって、低電圧レベルで
スタートし、あるステップ電圧レベルに到達するまで時
間の関数として増大し、その後そのステップ電圧レベル
で保持される。図2(a)〜図2(e)は、それぞれ、
出力121〜125間に現れるランプステップ信号のシ
ーケンスを示す。
【0019】ランピング期間τは、信号がステップ電圧
レベルにまで増大する(すなわちランプする)期間であ
る。たとえば、ステップ電圧レベルは5ボルト程度がよ
く、ランピング期間は10〜30ナノ秒程度がよい。図
2(a)〜図2(e)に示すように、ランピング期間
中、ランプステップ信号V1〜V5は上昇率Sで直線的
に上昇する。この上昇率は、ステップ電圧レベルをラン
ピング期間で割った値に等しい。
【0020】第1のランプステップ信号V1のランピン
グ期間中、電流がメモリ抵抗器131を通ってサムライ
ン140へ流れ、さらに負荷抵抗器155および他のメ
モリ抵抗器132〜135を通って流れる。このように
して、メモリ抵抗器131は負荷抵抗器155および他
のメモリ抵抗器に関して電圧分割器を形成し、サムライ
ン140の上に分割された電圧VSを生成する。
【0021】VSは次の式により与えられる。
【数1】 ここに、たとえばメモリ抵抗器132の抵抗値は変数R
132で与えられ、他の抵抗値も同様である。また、定数
Kを次式で定義する。
【数2】 このときVSは、 VS=(1/R131)KV1 となる。
【0022】電圧V1のランピング期間における値は、
関数Stとして表すことができる。このようにすると
き、電圧V1のランピング期間におけるサムラインの電
圧VSは、出力121からのランプ信号に比例するラン
プ信号を有する(図2参照)。 VS=(1/R131)KSt
【0023】本実施例ではバッファ151のゲインが1
であるから、バッファ151はその出力として電圧VS
にほぼ等しいVBを生成する。より高い出力レベルをほ
しい場合は、バッファ151のゲインをより大きなもの
にすればよい。
【0024】いずれの場合も、結果としてのランプ電圧
VBは、キャパシタ162と抵抗器164とによって微
分され、いくぶん平坦な電圧レベルの出力を生成する。
図2(g)の第1セグメント201として、結果の出力
電圧VOを示す。前述のように、キャパシタ162およ
び抵抗器164は、微分器の時定数TDIFFが1/6
(τ)から1/10(τ)の範囲になるように選択す
る。V1のランピング期間中に生成される平坦な電圧レ
ベルVOは次式で与えられる。 VO=(1/R131)KSTDiff
【0025】電圧V1がステップ電圧レベルに達したと
き、第2の出力122が第2のランプステップ信号の生
成を、そのランピング期間信号とともに開始する。その
ときサムライン140の電流は、V1による電流とV2
による電流の合計に等しい。サムライン電流の内のV1
による部分は、図2(a)からわかるように、ステップ
電圧に達した後は、V1の平坦な特性ゆえに、一定であ
る。しかし、サムライン電流の内のV2による部分は、
V2がランピング期間にある間は上昇する。
【0026】したがって、VSの変化率は、V2の変化
率に等しく、これはS(すなわちV1の変化率)に等し
い。信号V2については、R132が負荷抵抗器155お
よび他のすべての抵抗器に対して電圧分割器を生成す
る。その結果、VSの変化成分は、 (1/R132)KSt によって与えられる。ここに、定数Kは、前述の、V1
が上昇電圧を与えるときの値と同じである。
【0027】バッファ151は上述のように電圧VBを
生成するが、これは電圧VSにほぼ等しい。その結果の
電圧VBは、その後キャパシタ162と抵抗器164と
によって微分され、いくぶん平坦な電圧レベルの出力を
生成する。これは、図2(g)の期間202に対応する
セグメントとして示される。平坦な電圧レベルVOは、
V2の上昇部分が (1/R132)KSTDiff である間、生成される。ここで、V2が上昇する一方、
V1は一定であるから、V1は微分電圧に寄与しない。
したがって、各セグメントで、VOは、2個のメモリ抵
抗器131、132の内の1個のだけの値に比例する
(図2(a)、2(b)、2(g)参照)。
【0028】その後、他の出力123、124、125
が順次V1、V2と同じ形のランプステップ信号を生成
する。図2(c)、2(d)、2(e)に、それぞれ、
V3、V4、V5を示す。出力123、124、125
それぞれは、その前の出力からの電圧がステップ電圧レ
ベルに達したときに、出力ランプステップ信号を出す。
このようにして、電流は、したがってまた電圧VSは、
いつでもメモリ抵抗器131〜135の内の1個だけか
らサムライン140に流れ込むランピング電流によっ
て、増大(すなわちランプ)する。その結果、VOにお
ける微分信号は、各セグメントで1個のメモリ抵抗器の
寄与分を反映する。したがって、各メモリ抵抗器の値
は、確かめられるかもしれない。各メモリ抵抗器はメモ
リ回路100の内容を構成する。
【0029】図2(f)は、VSの波形の例であって、
この場合のメモリ抵抗器131〜135の抵抗値は、そ
れぞれ、1.66MΩ、2.5MΩ、1.25MΩ、
2.5MΩ、1.25MΩである。VSの波形は、時間
セグメント201〜205それぞれに対応して複数のセ
グメントからなっている。サムライン140の電圧、よ
り具体的にはサムライン電圧の変化は、メモリ内容を表
す。それから、読み出し回路150が出力をより便利な
形に変換する。
【0030】図2(g)は、読み出し回路150によっ
て生成されたVOを示す。メモリ抵抗器131〜135
はそれぞれ、時間セグメント201〜205で、3x,
2x,4x,2x,4x Vdcの電圧レベルを生成す
る。xの値は、Sの値と回路のバイアス電圧に依存する
定数である。メモリ抵抗器131〜135はたとえばメ
モリ内に記憶された3、2、4、2、4の値に対応す
る。現在の集積回路の抵抗値の精度によれば、データ値
は3桁の十進数の解像度にまで容易に縮尺できる。この
ようにして、たとえば各抵抗器は、1から300までの
数値を記憶することができる。将来の集積回路の製造技
術向上により、さらに解像度を増すことも可能である。
【0031】本発明を上述の例のように適用することに
より、複数のメモリセルが受動インピーダンス素子を有
する構造の新規なメモリ回路を提供できる。これに対し
て従来のメモリでは、メモリセルが読み出されるときに
各メモリセルを隔離するために、各メモリセルにスイッ
チまたはトランジスタ等の能動素子が使われる。さら
に、本発明は、データ値が受動インピーダンス値によっ
て代表されるメモリセルに特に適している。図1に関連
して説明した回路において、各メモリ抵抗器は、3桁の
十進数(たとえば1から300の整数)の場所をもつデ
ータ値を記憶するものであってもよい。このような解像
度は各セルに、バイナリ(2進法)情報の8ビットのオ
ーダに匹敵するものを提供する。
【0032】図3は、読み出し信号源110の一実施例
の詳細を示す。この読み出し信号源110は5個の出力
121〜125を含み、この出力121〜125は、図
1に示したメモリ回路100において使用するのに適し
たランプステップ信号のシーケンスを提供する。読み出
し信号源110は5個の遅延バッファ200、220、
240、260、280を含み、各遅延バッファはそれ
ぞれの入力および出力をもっている。5個のバッファ2
00〜280は直列に接続される。2以上の回路ブロッ
クのグループについて「直列に接続」というのは、各ブ
ロック(最初のブロックを除く)の入力がその前のブロ
ックの出力に接続されることを意味する。
【0033】以下には遅延バッファ200についてのみ
詳しく述べるが、他のバッファ220〜280も同じ構
成である。遅延バッファ200は、入力202と、読み
出し信号源110の第1の出力121となる出力と、直
列に接続された2個の同一構成のインバータ回路とから
なっている。第1のインバータ回路はpFET203と
nFET204とを含み、周知のインバータ構成となる
ように接続されている。第2のインバータ回路はpFE
T213とnFET214とを含み、これも周知のイン
バータ構成となるように接続されている。双方のインバ
ータは5Vdcバスおよびグラウンドバスによってバイア
スされる。
【0034】クロック信号が出される前は、pFET2
03とnFET204とから形成される第1のインバー
タの入力は0Vdcである。このときこの第1のインバー
タの出力は5Vdcである。この5Vdcの出力は、pFE
T213とnFET214とから形成される第2のイン
バータの入力となる。そのとき第2のインバータの出力
(これは遅延バッファ200の出力121でもある)は
グラウンドに対して0Vdcである。同様に、第2のバッ
ファ220(遅延バッファ200と同一構造である)も
その出力122に0Vdcを出力する。バッファ240、
260、280も同様に、それらの出力123、12
4、125それぞれに、0Vdcを出力する。
【0035】動作時に、システムクロック210から、
第1の遅延バッファ200の第1のインバータの入力2
02に、ランプステップクロック信号が出される。ラン
プステップ関数は、ステップ電圧の約1/2が第1のイ
ンバータのしきい値に等しくなるように選択する。その
ような信号を出せる適当なシステムクロックは周知であ
る。クロックランプ信号が第1のインバータしきい値電
圧に達したとき、第1のインバータの出力は、低電圧レ
ベルへ向かって変化し始める。すなわち、その電圧は0
Vdcに向かって低下し始める。しかし、第1のインバー
タの出力電圧はすぐには低下しない。これは、pFET
203とnFET204の物理的構造に内在する寄生キ
ャパシタンスによるものである。インバータ出力電圧の
低下率は、スルー率(slew rate)と呼ばれる。
【0036】インバータのスルー率は、それを構成する
FETの幾何学形状を調整することによって制御できる
ということが知られている。FET202、203およ
びバッファ200〜280内のすべてのFETは、イン
バータが0Vdcから5Vdcへまたはその逆の推移が出力
読み出し信号V1〜V5のランピング期間に等しくなる
ようにスルー率が調整されている。
【0037】FETの物理的長さを長くすると推移時間
が長くなることが知られている。たとえばシリコン基の
MOSFETでは、1ミクロンのFETでは0Vdcから
5Vdcへの推移に約1ナノ秒かかるのに対して、3〜5
ミクロンのFETでは0Vdcから5Vdcへの推移に約5
〜10ナノ秒かかる。さらに、10ミクロンのFETで
は0Vdcから5Vdcへの推移に約20〜30ナノ秒かか
る。これらおよび他のタイプのFETで適当なスルー率
をもつものの製造方法の詳細は当業者に周知である。
【0038】また動作の説明に戻るが、第1のインバー
タがランピング期間の約1/2の間下方へ向かった後に
第1のインバータ出力は第2のインバータのしきい値電
圧に到達する。しきい値を越えると、第2のインバータ
出力121は、そのスルー率に応じて0Vdcから5Vdc
に変化する。pFET213とnFET214とで形成
される第2のインバータは、図4(b)に示す信号を生
成する。まとめて言うと、遅延バッファ200はクロッ
ク信号を2重に逆変換し、第1および第2のインバータ
を合わせた組み合わせスルー率は図4(a)、4(b)
に示す遅延ランプステップ信号V1を供給する。
【0039】第2のバッファ220も同様に動作する。
ただし、入力としてクロック信号を受信する替わりに第
1のバッファ200の遅延ランプステップ信号V1を受
信する。その後、図4(c)に示すような2重に逆変換
され遅延されたランプステップ関数が第2のバッファ2
20の出力122に現れる。他のバッファ240、26
0、280も、それぞれ、図4(d)、4(e)、4
(f)に示すV3、V4、V5を、同様に出力123、
124、125に出力する。
【0040】図5は、本発明によるメモリ回路装置の他
の実施例を示すものである。この例では、5個のメモリ
セルは5個のキャパシタ331〜335を含み、キャパ
シタンスの値はセル内に記憶された情報を代表する。図
5の回路では、図1についてすでに述べた読み出し信号
源110と同じものを採用してよい。
【0041】図5の実施例では、読み出し信号源110
の出力121〜125は、5個のメモリキャパシタ33
1〜335それぞれの第1の端子に直接に接続されてい
る。ここで、たとえば第1の出力121は第1のキャパ
シタ331に接続され、第2の出力122は第2のキャ
パシタ332に接続されている。キャパシタ331〜3
35はそれぞれ2個の端子をもっている。たとえば、キ
ャパシタ331は端子331aと331bとをもってい
る。キャパシタンスの値は通常、0.01pFから0.
1pFの範囲であって、具体的な値は、セル内に記憶さ
れる情報値に依存する。たとえば、0.01pFキャパ
シタが一つのデータ値を代表し、0.015pFキャパ
シタが他のデータ値を代表する。
【0042】各メモリキャパシタ331〜335の第2
の端子はさらに一つのサムライン338に接続されてい
る。サムライン338は、バッファ350と抵抗器34
0とからなる読み出し回路339に結合される。抵抗器
340は、メモリキャパシタ331〜335のバンクと
ともに微分器を形成する。微分抵抗器340は、回路の
時定数R340(C331+C332+C333+C334+C335)が
1/6(τ)から1/10(τ)の範囲になるように十
分に低い値とする。ここに、τは、各信号V1〜V5のラ
ンピング期間である。バッファ350は適当な高ゲイン
バッファであればよい。バッファ350はさらに回路出
力360に接続されている。
【0043】動作時において、読み出し信号源110
は、図1について説明したのとほぼ同様に、その出力1
21〜125に、一連のランプステップ信号を出す。図
6(a)〜6(e)は、信号V1〜V5を示す。信号V
1が上昇を始めるとき、メモリキャパシタ331および
微分抵抗器340がV1信号を微分する。
【0044】微分された信号は、 VS=C331
340(dV1/dt) と表される。ランピング期間中、
dV1/dtは一定値Sに等しい。したがって、その第
1セグメントでは VS=C331340S がなりたつ。他
のキャパシタは、サムライン338の信号に大きな影響
を与えない。時定数R340(C331+C332+C333+C
334+C335)に低い値が選択されているからである。
【0045】V2が上昇し始めるとき、V1は一定とな
り、これにより、メモリキャパシタ331は、第1の出
力121と他の回路との間で受動的定常的回路を生成す
る。その結果、電圧すなわちサムライン338は、上昇
しているV2だけに影響される。サムライン電圧は、電
圧V2をR340とC332で微分した値に等しい。その結
果、V2の第2のセグメントはC332340Sに等しい。
【0046】その後、図6(a)〜6(e)に示すよう
に、読み出し信号源110が各出力123〜125に順
次、ランプステップ信号を与える。その結果、信号VS
は、図6(f)に示すように、メモリキャパシタ331
〜335の値に比例する電圧レベルをもつセグメント列
を示す。図1に示すメモリ回路100の場合と同様に、
出力レベルはメモリセル内に記憶された値に対応するも
のである。ただし、この場合には、このような値はメモ
リキャパシタ331〜335のキャパシタンスによって
代表される。この実施例では、キャパシタンス値は、数
値1〜20を代表するのに適している。ここに、0.0
1pFキャパシタは数値1を代表し、0.1pFキャパ
シタは数値20を代表し、隣接値との間隔はほぼ0.0
05pFとする。この場合も、将来の製造技術の改良に
より間隔の数を増やすことができる。
【0047】本発明の他の実施例として、図5の回路を
他の読み出し信号源110によって動作するように修正
してもよい。読み出し信号をランプステップ信号の形式
で提供するように動作する読み出し信号源を利用する替
わりに、この実施例では、矩形波パルス信号を提供する
ように動作する読み出し信号源を利用する。矩形波パル
ス信号は、低電圧状態から高電圧状態へ急速に推移し、
所定期間の間その高電圧状態を保持し、そして低電圧状
態に急速に推移して戻る信号である。信号源出力121
〜125に現れる矩形波信号のシーケンスを図7(a)
〜7(e)に示す。
【0048】図5の回路の代替実施例の動作において、
読み出し信号源110はその出力121〜125で矩形
波パルスのシーケンスを出す。図7(a)〜7(e)
は、出力121〜125に現れる信号の波形を示す。こ
こに示す実施例では、矩形波信号は、たとえば振幅5ボ
ルトで、持続時間は約10〜100ナノ秒である。シー
ケンスのすべてのパルスは同じ振幅と同じ周期をもつべ
きである。
【0049】第1の出力121が第1の矩形波パルスを
生成する時、そのパルスの急速な立ち上がり時間によっ
てキャパシタ331すなわちC331からのインパルス応
答が引き起こされる。そのインパルス応答に対して、C
331は負荷抵抗器についてのみならず他のメモリキャパ
シタC332〜C335についても電圧分割器を形成する。し
かし、負荷抵抗器340は、インパルス応答に影響を与
えない程度に十分に大きい値を選択する。適当な抵抗器
を選択するために、R340(C331+C332+C333+C
334+C335)によって形成される回路の時定数は、矩形
波パルスの周期の少なくとも6〜10倍である必要があ
る。
【0050】その結果生ずるサムライン338の出力電
圧VSは次式で与えられる。 VS=δC331/(C331+C332+C333+C334
335) ここに、δはV1におけるインパルスの大きさであっ
て、5ボルトに等しい。定数Kを、 K=1/(C331+C332+C333+C334+C335) と定義すると、出力電圧は次式で与えられる。 VS=C331Kδ 矩形波パルスの残りの持続時間には、電圧VSは、大き
なR340によって生成される時定数が長いために、ほぼ
インパルス電圧に保持される。
【0051】次に、図7(a)に示すように、矩形波パ
ルスの終わりに生成される下向きのインパルスによっ
て、VSは急速にゼロボルトに戻る。V1の下向きのイ
ンパルスが生じている間、またはその後、出力122
は、V2の中で、他の矩形波パルスの始まりを拡大する
上向きのインパルスを提供する。このときもV2の急速
な立ち上がりにより、キャパシタ332からのインパル
ス応答が引き起こされる。このとき、キャパシタ332
は、他のメモリキャパシタ331、333、334、3
35および負荷抵抗器340とについて電圧分割器を構
成する。インパルス応答はサムライン電圧として VS
=C332kδ を提供する。前述の場合と同様に、R340
によって作られる大きな時定数により、電圧VSは、ほ
ぼインパルス応答電圧に保持される。
【0052】このようにして、電圧VSは、各メモリキ
ャパシタ331〜335のキャパシタンスに直接比例す
る電圧レベルの信号セグメントのシーケンス(連続列)
を提供する。それから、出力電圧V0はバッファ350
によってサムライン338から分離される。図7は、C
531=0.02pF、C532=0.01pF、C533
0.03pF、C534=0.01pF、C535=0.03
pFの場合のサムライン電圧の例を示す。このようなキ
ャパシタンス値によって記憶されるデータは、それぞ
れ、4、2、6、2、6である。
【0053】図8は、適当な矩形波パルス源510の例
を示す。この矩形波パルス源510は、たとえば図5の
実施例の中の読み出し信号源110として利用できる。
矩形波パルス源510は5個の伝搬パルスバッファ58
1〜585を有する。伝搬パルスバッファ581〜58
5は、それぞれ出力接続端子521〜525の一つを有
し、これら出力接続端子521〜525はそれぞれ、た
とえば図5のメモリセル331〜335の一つずつに接
続される。伝搬パルスバッファ581については以下に
簡単に説明するが、この回路の動作についてさらに詳し
くは、M. Shoji, "Theory of CMOS Digital Circuits a
nd Circuit Failures," pp. 483-494 (Princeton Univ.
Press 1992) に記載されている。
【0054】伝搬パルスバッファ581は、第1のイン
バータ5711とこれに接続された一つの入力570と
を有する。第1のインバータ5711はさらに第2のイ
ンバータ5712に接続され、第2のインバータ5712
はさらに第3のインバータ5713に、そして第3のイ
ンバータ5713はさらに第4のインバータ5714に接
続されている。各インバータ5711〜5714は周知の
2FETインバータ構造をもち、それぞれが+5Vdcバ
イアス電圧およびグラウンドに接続されている。伝搬パ
ルスバッファ582、583、584、585も同様の
構造である。
【0055】矩形波パルス源510は次のように動作す
る。入力570に矩形波パルスクロック信号が供給され
る。インバータ5711は、図9(b)に示すように、
その出力として遅延逆変換波のパルス信号VAを提供す
る。遅延の程度は、インバータの回路素子の内在キャパ
シタンスによって決定される。図3の回路で採用された
インバータの場合と同様に、インバータの遅延は、構成
するFETの長さを操作することにより調整できる。
【0056】インバータ5711〜5714は、パルスの
長さの約1/n倍の上昇時間を呈する。ここで、nは伝
搬パルスバッファ1個あたりのインバータの数である。
バッファあたりの素子の数を減らすことによって回路素
子の数を減らそうとすると、回路内を伝搬するパルスの
能力が犠牲になることがわかる。実際に、パルス遅延を
保持しながら出力パルスの立ち上がり時間を低下させる
ためには、高速インバータを使用すべきであり、バッフ
ァ1個あたりのインバータの数は6ないし10にまで増
やすことが望ましい。立ち上がり時間を改善すると、メ
モリ回路キャパシタ531〜535からよりよいインパ
ルス応答を得ることができる。
【0057】上述の例はすべて、本発明の方法を5個の
メモリセルを1列に並べたものに適用した例である。し
かし、実際の応用では、5個より多くのメモリセルを必
要とすることもある。このようにすれば、上述の原理は
大規模メモリ回路にすぐに適用できる。
【0058】まず、40個程度のメモリセルでは、メモ
リ抵抗器でもメモリキャパシタでも、図1および図5の
一列構造により収容できる。たとえば図1において、出
力121〜125と同様な40個の出力があり、これら
が40個のメモリ抵抗器に接続されている。それらメモ
リ抵抗器はすべてサムライン140に、そして読み出し
回路に接続される。
【0059】さらに、そのようなメモリセルの列を数列
集積して、それぞれの列がそれぞれのサムラインに接続
されるようにしてもよい。各時間にそれらのサムライン
のうちの1本だけが選択的に動作する。そのような回路
の例を図10を参照しながら以下に説明する。図10
は、7個のメモリからなる列、3列からなるメモリ回路
600を示す。セルの数は単なる例示であって、もっと
はるかに大きなメモリ回路、たとえば40個のメモリセ
ルの列が100列のオーダー(すなわち40,000個
のセル)の回路も当業者には容易に実現できる。図10
の回路要素は全体を単一の集積回路上に実現できる。さ
らに、必要な外部回路を削減するために、適当な読み出
し信号源もその回路内に集積することができる。
【0060】メモリ回路600は、3本のサムライン6
22、632、642をもつ2次元マトリクスを形成す
る7本の出力線6101〜6107を有する。7本の出力
線6101〜6107は、たとえば図3に関連して上述し
たのと同様なランプステップ信号源(図示せず)に接続
される。出力線6101〜6107それぞれは、第1列の
メモリ抵抗器6201〜6207のそれぞれに接続され
る。メモリ抵抗器6201〜6207はさらにサムライン
622に接続される。同様に、出力線6101〜6107
それぞれは、第2列のメモリ抵抗器6301〜6307
それぞれに接続され、メモリ抵抗器6301〜6307
さらにサムライン632に接続される。最後に、出力線
6101〜6107それぞれは、第3列のメモリ抵抗器6
401〜6407のそれぞれに接続され、メモリ抵抗器6
401〜6407はさらにサムライン642に接続され
る。
【0061】サムライン622、632、642はそれ
ぞれ、3個の別個の読み出し選択スイッチ624、63
4、644に接続される。スイッチ624、634、6
44はそれぞれ、サムライン622、632、642を
読み出し線650に接続する。読み出し選択スイッチ6
24、634、644はさらに、動作可能なように、そ
れぞれ、3本の選択線626、636、646に接続さ
れる。読み出し線650は、読み出し回路665に接続
される。読み出し回路665は、バッファ660とキャ
パシタ672と抵抗器674とからなる。読み出し線6
50は、バッファ660の入力に接続される。その後バ
ッファ660は、キャパシタ672と抵抗器674とか
ら形成される微分回路に接続される。
【0062】図10に示されたメモリ回路の内容は、た
とえば次のように順次読み出される。一般に、メモリ抵
抗器6201〜6207、6301〜6307、6401
6407は、順次列ごとに読まれる。このため、同時に
はサムライン622、632、642のうちの1本だけ
が動作しうる。特定のサムラインが動作するとき、これ
に接続されたメモリ抵抗器が、図1の回路の動作につい
て記載されたのと同様な方法で、読み出される。
【0063】第1列のメモリ抵抗器を読み出すために、
選択線626を通じて第1の選択スイッチ624に動作
信号が供給される。動作状態となった選択スイッチ62
4は、電流が第1のサムライン622から読み出し線6
50へ流れるのを許可する。サムライン622が読み出
し線に接続されると、図1に関連して上に述べたのと同
様にして、ランプステップ信号のシーケンスが出力61
1〜6107に提供される。ついで、読み出し回路66
5が多数セグメントの出力信号を提供する。そのセグメ
ントそれぞれは出力6101〜6107に提供されるラン
プステップ信号の一つに対応し、図1に関して上に説明
した回路と同様に抵抗器6201〜6207の抵抗値を示
唆するものである。
【0064】第1列が読み出されたとき、動作信号波は
1の選択スイッチ624から除かれる。そして動作信号
が、選択線636を通じて第2の選択スイッチ634に
提供され、第1列と同様に第2列が読み出される。第2
列が読み出された後に、第3列が動作し、読み出され
る。
【0065】上述の実施例ではメモリセルとして抵抗器
とキャパシタを使用したが、他の受動的インピーダンス
機器、たとえばダイオード等も使用できる。ダイオード
のインピーダンス特性は非線形であるが、ドーピングレ
ベルを操作することにより種々のデータ値に対応するよ
うに調整できる。その場合の非線形抵抗値はメモリ内の
データ記憶を代表する。
【0066】
【発明の効果】本発明によれば、各メモリセルを絶縁し
ながら回路出力に接続するためにFET等の手段を必要
としない。また、本発明の他の効果は、メモリセルとし
て受動的インピーダンスを使用することから得られる。
第1に、キャパシタや抵抗器等の受動的インピーダンス
機器は二つの端子をもち、能動素子に比べて必要な接続
が少なくてすむ。第2に、たとえばキャパシタや抵抗器
は、集積回路内に、高い精度で再現することができ、そ
れらのインピーダンス値がそのメモリ内に記憶されるデ
ータを代表させることができる。単純なデジタルすなわ
ちバイナリビットの情報の場合に比べて、インピーダン
ス機器を使用することにより、一つのメモリ内に大きな
範囲の値を有効に記憶することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるメモリ回路の一実施例であって、
それぞれに1個ずつの抵抗器を有する5個のメモリセル
の1列を含むものを示す。
【図2】図1に示すメモリ回路装置の通常動作時におけ
る各位置での信号波形を示す図。
【図3】図1に示すメモリ回路装置で採用されるランプ
ステップ信号源の例を示す図。
【図4】図3に示すランプステップ信号源の通常動作時
における種々の出力の信号波形を示す図。
【図5】本発明によるメモリ回路の一実施例であって、
それぞれに1個ずつのキャパシタを有する5個のメモリ
セルの1列を含むものを示す。
【図6】図5に示すメモリ回路装置の通常動作時におけ
る各位置での信号波形を示す図。
【図7】図5に示すメモリ回路装置の他の実施例の通常
動作時における各位置での信号波形を示す図。
【図8】図5に示すメモリ回路装置の代替の実施例とし
て採用される矩形波パルス発生器の一実施例を示す図。
【図9】図8に示す矩形波パルス発生器の通常動作時に
おける各位置での信号波形を示す図。
【図10】本発明による比較的大規模なメモリ回路の一
実施例を示す図。
【符号の説明】
100 メモリ回路 110 読み出し信号源 121、122、123、124、125 出力 131、132、133、134、135 メモリ抵
抗器 131a、131b 端子 140 サムライン(合計線) 150 読み出し回路 151 バッファ 155 負荷抵抗器 162 キャパシタ 164 抵抗器 170 出力 201、202、203、204、205 時間セグ
メント 200、220、240、260、280 遅延バッ
ファ 210 システムクロック 203、213 pFET 204、214 nFET 331、332、333、334、335 メモリキ
ャパシタ 331a、331b 端子 338 サムライン 339 読み出し回路 340 負荷抵抗器 350 バッファ 360 回路出力 510 矩形波パルス源 521、522、523、524、525 出力接続
端子 570 入力 5711、5712、5713、5714 インバータ 581、582、583、584、585 パルスバ
ッファ 600 メモリ回路 6101、6102、6103、…… 6107 出力線 6201、6202、6203、…… 6207 メモリ
抵抗器 6301、6302、6303、…… 6307 メモリ
抵抗器 622、632、642 サムライン 624、634、644 スイッチ 626、636、646 選択線 650 読み出し線 660 バッファ 665 読み出し回路 672 キャパシタ 674 抵抗器

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ値を記憶し、そのメモリ回路内に
    記憶されるデータ値に対応する情報を含む出力信号を生
    成するように動作するメモリ回路において、 複数の出力を有しそれらの出力に読み出し信号のシーケ
    ンスを提供するように動作する読み出し信号源と、 サムラインと、 複数のメモリセルそれぞれが、そのメモリセル内に記憶
    されるデータに対応する受動的インピーダンス値を有
    し、しかも前記複数の読み出し信号源の出力のうちの一
    つと前記サムラインとの間に接続された、その複数のメ
    モリセルと、 前記サムラインに接続され、前記複数のメモリセルに読
    み出し信号のシーケンスが提供されたときに出力信号を
    提供するように動作する読み出し回路であって、その出
    力信号は、それぞれのセグメントが前記メモリセルのう
    ちの1個に記憶されたデータに対応する情報を含む、複
    数のセグメントを有する読み出し回路と、を有し、 前記サムラインと複数のメモリセルとは単一の半導体基
    板内に集積されていることを特徴とする、メモリ回路装
    置。
  2. 【請求項2】 読み出し信号源はさらに、それぞれに入
    力および出力を有する複数の遅延バッファを有し、 それらの遅延バッファは直列に接続され、 前記各出力は前記複数のメモリセルのうちのそれぞれ一
    つと接続され、 前記読み出し信号源は、一連のランプステップ信号を提
    供するように動作しうるものであることを特徴とする請
    求項1の装置。
  3. 【請求項3】 各遅延バッファは、それぞれに入力と出
    力とを有する第1および第2のCMOSインバータ回路
    を具備し、これら第1および第2のインバータ回路の入
    力は前記遅延バッファ入力であり、前記第1のインバー
    タ回路出力は前記第2のインバータ入力に接続され、前
    記第2のインバータ出力は前記遅延バッファ出力である
    ことを特徴とする請求項2の装置。
  4. 【請求項4】 前記読み出し信号源は、 それぞれに入力および出力を有し、直列に接続され、各
    出力がそれぞれ前記複数のメモリセルの一つに接続され
    た、伝搬バッファを有し、 前記読み出し信号源は、一連の矩形波パルス信号を提供
    するように動作しうることを特徴とする請求項1の装
    置。
  5. 【請求項5】 各伝搬バッファが少なくとも4個のCM
    OSインバータ回路を有し、各インバータ回路は入力お
    よび出力を有し、前記CMOSインバータ回路は直列に
    接続されていることを特徴とする請求項4の装置。
  6. 【請求項6】 前記複数のメモリセルの少なくとも一つ
    は抵抗器を有し、そのメモリセルの抵抗値はそこに記憶
    されている情報を代表するものであることを特徴とする
    請求項1の装置。
  7. 【請求項7】 前記一連の読み出し信号のうちの少なく
    とも一つはランプステップ信号であることを特徴とする
    請求項6の装置。
  8. 【請求項8】 前記読み出し回路はさらに、前記サムラ
    インに現れる信号を微分するように動作しうる微分回路
    を有することを特徴とする請求項6の装置。
  9. 【請求項9】 前記メモリセルの抵抗値は100kΩと
    20MΩの間であることを特徴とする請求項6の装置。
  10. 【請求項10】 前記複数のメモリセルのうちの少なく
    とも一つはキャパシタを有し、そのメモリセルのキャパ
    シタンス値はそこに記憶される情報を代表するものであ
    ることを特徴とする請求項1の装置。
  11. 【請求項11】 前記読み出し回路は、さらにバッファ
    に接続された抵抗器を有するものであることを特徴とす
    る請求項10の装置。
  12. 【請求項12】 前記一連の読み出し信号のうちの少な
    くとも一つは矩形波パルス信号を有するものであること
    を特徴とする請求項10の装置。
  13. 【請求項13】 前記キャパシタンスの値は0.01p
    Fと0.1pFの間であることを特徴とする請求項10
    の装置。
  14. 【請求項14】 前記読み出し信号源と、前記複数のメ
    モリセルと、前記サムラインと、前記読み出し回路と
    が、単一の半導体基板上に集積されていることを特徴と
    する請求項1の装置。
  15. 【請求項15】 データ値を記憶するメモリ回路装置で
    あって、一連の読み出し信号を受信して、そのメモリ回
    路内に記憶されたデータ値に対応する情報を含む出力信
    号を提供するように動作する、そのメモリ回路装置にお
    いて、 前記メモリ回路装置は、 複数の出力をもち、その複数の出力において一連の読み
    出し信号を提供するように動作する、読み出し信号源
    と、 複数のサムラインと、 読み出し線と、 それぞれが前記複数のサムラインの一つを前記読み出し
    線に接続する複数の選択スイッチと、 複数のメモリセルであって、それぞれのメモリセルがそ
    の中に記憶されるデータに対応するインピーダンス値を
    有し、各メモリセルが前記複数の読み出し信号源の出力
    のうちの一つと前記複数のサムラインのうちの一つとの
    間に接続された、その複数のメモリセルと、 前記読み出し線に接続された読み出し回路であって、一
    連の読み出し信号が前記複数のメモリセルに提供された
    ときに、前記複数のメモリセルのうちの一つに記憶され
    たデータに対応する情報をそれぞれに含む複数のセグメ
    ントを有する出力信号を生成するように動作する読み出
    し回路と、 を有し、 前記サムラインと、複数のメモリセルと、読み出し回路
    とがすべて単一の半導体基板内に集積されていることを
    特徴とするメモリ回路装置。
  16. 【請求項16】 複数の非バイナリデータ値を記憶する
    ように動作するメモリ回路装置において、 前記メモリ回路装置は、 a)複数の出力を有しかつそれらの出力に一連の読み出
    し信号を生成するように動作する、読み出し信号源と、 b)複数のメモリセルであって、その中に記憶された前
    記非バイナリデータ源を代表する受動インピーダンス値
    をそれぞれが有し、それぞれが別個の読み出し信号源出
    力に直接接続される、複数のメモリセルと、 c)前記複数のメモリセルのそれぞれに接続されたサム
    ラインと、 d)そのサムラインに接続された読み出し回路と、 を有し、 前記複数のメモリセルと、サムラインと、読み出し回路
    とがすべて単一の半導体基板内に集積されていることを
    特徴とするメモリ回路装置。
  17. 【請求項17】 前記複数のメモリセルのうちの少なく
    とも一つはさらに、そのメモリセル内に記憶されるデー
    タを代表する抵抗値をもつ抵抗器を具備することを特徴
    とする請求項16の回路。
  18. 【請求項18】 前記読み出し回路は微分回路を含むこ
    とを特徴とする請求項17の回路。
  19. 【請求項19】 前記複数のメモリセルのうちの少なく
    とも一つはさらに、そのメモリセル内に記憶されるデー
    タを代表するキャパシタンス値をもつキャパシタを具備
    することを特徴とする請求項17の回路。
  20. 【請求項20】 前記読み出し信号源はさらに、それぞ
    れに入力と出力をもつ、直列に接続された複数の遅延バ
    ッファを有し、 各遅延バッファ出力は前記複数の読み出し信号出力に接
    続されているかまたは接続されるようになっており、 前記読み出し信号源は一連のランプステップ信号を提供
    するように動作することを特徴とする請求項17の回
    路。
  21. 【請求項21】 前記遅延バッファそれぞれは第1と第
    2のCMOSインバータ回路を有し、それら各インバー
    タ回路は入力と出力を有し、前記第1のインバータ回路
    の入力は遅延バッファ入力を具備し、前記第1のインバ
    ータ回路の出力は前記第2のインバータ回路の入力に接
    続され、前記第2のインバータ回路の出力は遅延バッフ
    ァ出力を具備することを特徴とする請求項20の回路。
  22. 【請求項22】 前記読み出し信号源はさらに、 それぞれに入力および出力を有しかつ直列に接続され
    た、複数の伝搬バッファを有し、 各伝搬バッファの出力は前記複数の読み出し信号源の出
    力のうちの一つに接続され、 前記読み出し信号源は、一連の矩形波パルス信号を提供
    するように動作するものであることを特徴とする請求項
    16の回路。
  23. 【請求項23】 前記伝搬バッファそれぞれは少なくと
    も4個のCMOSインバータ回路を有し、それら各イン
    バータ回路は、入力と出力を有しかつ直列に接続されて
    いること、を特徴とする請求項22の回路。
  24. 【請求項24】 前記抵抗値は、前記メモリセル内に記
    憶されたデータの値に比例すること、を特徴とする請求
    項17の回路。
  25. 【請求項25】 前記抵抗値は、100kΩと20MΩ
    との間にあることを特徴とする請求項17の回路。
  26. 【請求項26】 複数のメモリセルを有するメモリ回路
    内に記憶されたデータ値を取得する方法において、 前記複数のメモリセルのそれぞれは、その中に記憶され
    たデータを代表する抵抗値を有し、かつランプステップ
    信号源およびサムラインに接続されており、 前記方法は、 a)前記第1メモリセルの抵抗値に比例する上昇率で前
    記サムラインの電圧を上昇させるように、第1のランプ
    ステップ信号を生成してその信号を第1のメモリセルに
    供給するステップと、 b)前記第1のメモリセルの抵抗値に比例する出力電圧
    を提供するように、前記サムライン電圧を微分するステ
    ップと、 c)次のメモリセルの抵抗値に比例する上昇率で前記サ
    ムラインの電圧を上昇させるように、次のランプステッ
    プ信号を生成してその信号を前記次のメモリセルに供給
    するステップと、 d)前記次のメモリセルの抵抗値に比例する出力電圧を
    提供するように、前記サムライン電圧を微分するステッ
    プと、 e)前記複数のメモリセルのそれぞれについて前記c)
    およびd)のステップを繰り返すステップとを具備する
    ことを特徴とする方法。
  27. 【請求項27】 複数のメモリセルを有するメモリ回路
    内に記憶されたデータ値を取得する方法において、 前記複数のメモリセルのそれぞれは、その中に記憶され
    たデータを代表するキャパシタンス値を有し、かつラン
    プステップ信号源およびサムラインに接続されており、 前記方法は、 a)第1のランプステップ信号を生成してその信号を第
    1のメモリセルに供給するステップと、 b)前記第1のメモリセルのキャパシタンス値に比例す
    る出力電圧を提供するように、微分抵抗器を有する微分
    回路と前記第1のメモリセルとを用いて前記第1のラン
    プステップ信号を微分するステップと、 c)次のランプステップ信号を生成してその信号を次の
    メモリセルに供給するステップと、 d)次のメモリセルのキャパシタンス値に比例する出力
    電圧を提供するように、微分抵抗器を有する微分回路と
    前記次のメモリセルとを用いて前記次のランプステップ
    信号を微分するステップと、 e)前記複数のメモリセルのそれぞれについて前記c)
    およびd)のステップを繰り返すステップとを具備する
    ことを特徴とする方法。
  28. 【請求項28】 複数のメモリセルを有するメモリ回路
    内に記憶されたデータ値を取得する方法において、 前記複数のメモリセルのそれぞれは、その中に記憶され
    たデータを代表するキャパシタンス値を有し、かつ矩形
    波パルス信号源およびサムラインに接続されており、 前記方法は、 a)第1のメモリセルのキャパシタンス値に比例するサ
    ムライン電圧を提供するように、第1の矩形波パルス信
    号を生成してその信号を第1のメモリセルに供給するス
    テップと、 b)次のメモリセルのキャパシタンス値に比例するサム
    ライン電圧を提供するように、次の矩形波パルス信号を
    生成し、その矩形波パルス信号を次のメモリセルに供給
    するステップと、 c)前記複数のメモリセルのそれぞれについて前記b)
    のステップを繰り返すステップとを具備することを特徴
    とする方法。
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