JPH0896140A - 画像データの圧縮方法 - Google Patents

画像データの圧縮方法

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JPH0896140A
JPH0896140A JP6233585A JP23358594A JPH0896140A JP H0896140 A JPH0896140 A JP H0896140A JP 6233585 A JP6233585 A JP 6233585A JP 23358594 A JP23358594 A JP 23358594A JP H0896140 A JPH0896140 A JP H0896140A
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Hisao Yamada
寿生 山田
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Hitachi Software Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 縦方向に同一色が連続する多色画像の画像デ
ータを効率良く圧縮すること。 【構成】 圧縮対象の画像データを予め定めた座標位置
の画像データから2次元平面の縦方向に走査し、注目画
素の左横隣の画素の画像データが注目画素と同一色であ
るか否かを調べ、同一であれば注目画素を縦方向に1画
素ずれた位置に設定し、同一色でなければ注目画素を同
一色の連鎖を検出する基準画素として定め、この基準画
素に対して縦方向に同一色が連鎖するか否かを調べ、連
鎖する場合は異なる色が出現するまでの同一色の連鎖画
素数、連鎖の関係および連鎖している色を示すデータを
登録した後、前記基準画素に対する横方向の同一色の連
鎖を調べる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多色の画像データを効
率良く圧縮する画像データの圧縮方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、多色の画像データを圧縮する方法
として、フリーソフトウェアの「pic」(発表元;電
脳倶楽部)で開示されている方法がある。
【0003】この「pic」による画像圧縮方法は、同
じ色の画素が縦方向や横方向に広く連続していることに
着目し、横方向の色の変化点を検出し、その変化点を数
ビットで表すことによって圧縮するものである。
【0004】色の変化点の検出方法は、まず画像左上端
より右横方向に画素の色を走査し、色の変化が検出でき
れば、長さと色を登録する。そこから、下方向の数画素
(例えば、下方向の左右5画素)を調べ、その中に同色
の変化点があれば、それを連鎖として座標を登録し、そ
の座標を変化点からはずす。これを、下方向の同色の変
化点が検出できなくなるまで繰り返す。下方向の同色の
変化点が検出できなければ、右方向の色の変化点の検出
から続行する。画像右端まで走査した場合は、1画素下
の左端から検出を続行し、これが画像右下になるまで検
出を繰り返すというものである。
【0005】図12は、そのアルゴリズムを図示したも
のであり、走査開始点から下方向の数画素を調べ、同色
の並びすなわち連鎖がなければ、「連鎖なし」として
「0」を登録し、連鎖があれば「1」を登録する。次
に、そこから真下に連鎖があれば「10」、下1つ右に
連鎖があれば「11」、下1つ左に連鎖があれば「0
1」、それ以外に連鎖があれば「00」を登録すること
を繰返し、「00」を登録した後に連鎖が継続している
変化点があれば「1」を登録し、その連鎖が下2つ左で
あれば「0」、下2つ右であれば「1」を登録し、再度
連鎖の検出に戻る。そして、連鎖がなくなったならば
「0」を登録する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
方法では、縦方向に変化点が連続した場合、同じデータ
を繰り返すことになり、圧縮効率が悪くなるという問題
がある。
【0007】本発明の目的は、縦方向に同一色が連続す
る多色画像の画像データを効率良く圧縮することができ
る画像データの圧縮方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明では、「pic」
と同じく横の色の変化点を検出するが、最初の色の変化
点を検出する方向を、画像の左上端より縦方向にしたこ
とである。
【0009】すなわち、2次元平面上に表現される圧縮
対象の多色画像の画像データを圧縮する方法において、
圧縮対象の画像データを予め定めた座標位置の画像デー
タから2次元平面の縦方向に走査し、現在の走査点であ
る注目画素の左横隣の画素の画像データが注目画素と同
一色であるか否かを調べ、同一であれば注目画素を縦方
向に1画素ずれた位置に設定し、同一色でなければ注目
画素を基準画素として定め、この基準画素に対して縦方
向に同一色が連鎖するか否かを調べ、連鎖する場合は異
なる色が出現するまでの同一色の連鎖画素数、連鎖の関
係および連鎖している色を示すデータを登録した後、前
記基準画素に対して横方向に同一色が連鎖するか否かを
調べ、連鎖する場合は連鎖を検出した画素位置のデータ
を登録した後、この画素位置を新たな基準画素に設定
し、縦方向の連鎖および横方向の連鎖を順次検出する処
理を最終画素まで繰返し行い、圧縮対象の多色画像の画
像データを同一色の連鎖画素数、連鎖の関係および連鎖
している色を示すデータから成るデータに圧縮すること
を特徴とする。
【0010】
【作用】本発明によれば、最初の色の変化点を検出する
方向を、画像の左上端より縦方向に設定して各画素の画
像データを走査する。
【0011】色の変化点を検出した場合、右方向の同色
の変化点の検出を行う。
【0012】このようにすることによって、色の変化点
の座標より右には、色の変化点は存在しないことにな
り、真横の1画素を除いた右側4画素を調べるだけで、
検出可能となる。さらに、色の変化点が真横ということ
を表すパターンを下方向の同色の変化点の長さに変更す
ることで、圧縮の効率向上が可能である。
【0013】従って、従来方法の圧縮率を低下させるこ
となく、縦線の多い画像の圧縮効率を向上させることが
可能となる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図を用いて説明す
る。
【0015】図1は、本発明の画像データの圧縮方法を
実現するシステムの一実施例を示すシステム構成図であ
り、CPU1、メモリ2、画像入力装置3、原画像デー
タ用バッファ4、表示装置5、画像データ保存装置6と
から構成されている。
【0016】CPU1は、画像入力装置3やメモリ2等
の周辺装置を制御し、メモリ2に格納されたデータ圧縮
用プログラム7を実行して原画像データの圧縮を行う装
置である。
【0017】メモリ2は、原画像データの圧縮のための
データ圧縮用プログラム7と、複数の色に対するコード
を記録するための色テーブル8などを格納する不揮発性
のメモリである。
【0018】画像入力装置3は、原画像データ等を入力
するための装置であり、例えばイメージスキャナなどが
利用される。
【0019】原画像データ用バッファ4は、画像入力装
置3によって入力された原画像データを格納する領域で
ある。
【0020】表示装置5は、画像データ保存装置6に保
存された画像データやデータ圧縮プログラム7の実行に
より圧縮した画像データを対応する可視画像に変換して
表示する装置であり、例えば、ディスプレイが使用され
る。この場合、プリンタを使用することも可能である。
【0021】画像データ保存装置6は、圧縮した画像デ
ータを格納する装置であり、例えば、磁気ディスクや光
ディスクなどが使用される。
【0022】次に、図2の原画像データ20及び図3〜
図5のフローチャートを用いて、本実施例のデータ圧縮
プログラム7による原画像データ20の圧縮処理動作に
ついて説明する。
【0023】まず、画像入力装置3から原画像データ2
0を入力し、CPU1を介して原画像データ用バッファ
4に格納する。CPU1は、この原画像データ20につ
いて、メモリ2からデータ圧縮プログラム7を読み込ん
で圧縮処理を実行する。
【0024】ここで、図2の多色の原画像データ20は
図の横方向をX座標、縦方向をY座標とし、それぞれX
=0〜7,Y=0〜7の画素の色を数値で示している。
この場合の数値は、例えば65536色のうちどの色で
あるかを示す色コードであり、本例では、「0」と
「5」の2色で構成される画像を示している。
【0025】まず、データ圧縮の動作が1回目のサイク
ルか否かを判定する(ステップ101)。1回目のサイ
クルであれば、図2の図示していない座標(0,−1)
を色の変化点と仮定する(ステップ102)。
【0026】ここで、サイクルとは、圧縮データのビッ
ト列をどのようにして抽出するかのサイクルであり、長
さ、色、連鎖の順番でビット列の抽出を行う。これら1
サイクルの個々の処理については、後で詳細に説明す
る。また、色の変化点とは、現在の走査点である注目画
素の色と左隣の座標の画素の色とを比較し、色が変化し
ていれば、その走査している現在の座標の画素のことで
あり(但し、1回目のサイクルについては例外)、図2
では網掛け部分が色の変化点、すなわち基準画素に相当
する。この場合、色が変化しているかの判断は、各座標
に示される数値(色コード)の変化によって判断され
る。
【0027】次に、図2の(a)方向(すなわち縦方
向)に色の変化点をサーチし(ステップ103)、圧縮
データの先頭として座標(0,0)を無条件に色の変化
点(基準画素)とする(ステップ104)。
【0028】色の変化点を検出すると、前回検出した色
の変化点の下の座標から今回検出した色の変化点までの
長さを求め、画像データ保存装置6に格納する(ステッ
プ106)。
【0029】本実施例の1回目のサイクルでは、座標
(0,−1)を色の変化点と仮定しているので、その下
の座標(0,0)から次の色の変化点までの長さを求め
るのだが、座標(0,0)の画素は無条件に色の変化点
(基準画素)としているので、長さは「1」で不変であ
る。なお、この長さは、コード化されたビット列で表さ
れる。
【0030】ここで、検出した色の変化点までの長さの
コード化について、図6を用いて説明する。
【0031】図6は、検出した色の変化点までの長さを
コード化するために利用されるwyle符号を示す図で
ある。wyle符号とは、可変長のビット列により
「1」以上の整数を表現するものであり、上述のように
1回目のサイクルでは、色の変化点までの長さが「1」
であるので、これをwyle符号を用いてビット列で表
すと"00"となる。
【0032】色の変化点までの長さを求めたならば、図
7に示す色テーブル8を用いて検出した変化点の色と同
じ色が色テーブル8に存在するかサーチする(ステップ
107)。
【0033】ここで、この色テーブル8は、複数の色コ
ードを格納するテーブルであり、本実施例ではテーブル
の要素数を「0〜127」の「128」要素とし、1要
素につき16ビットから成る色コードを格納するものす
る。なお、要素の数は、色コードのビット数によって可
変長にしてもよい。
【0034】この色テーブル8にサーチした色が存在す
れば、色テーブル8中に存在するというフラグ"1"と検
出した色が存在する色テーブル8中の位置(7ビットで
表現)をマージして、合計8ビットのコード化されたビ
ット列として画像データ保存装置6に格納する(ステッ
プ109)。
【0035】存在しなければ、サーチした色の色コード
(16ビット)を色テーブル8に登録し(ステップ10
8)、テーブル8に存在しないというフラグ"0"と色コ
ードをマージして、合計17ビットのコード化されたビ
ット列とし、同じく画像データ保存装置6に格納する
(ステップ109)。
【0036】図2の例では、検出した変化点の色(色コ
ード0)が色テーブル8に存在しないので、色(色コー
ド0)のビット列"0000000000000000"を色テーブル8に
登録し、色テーブル8に存在しないというフラグ"0"と
色(色コード0)のビット列"0000000000000000"をマー
ジすると、色のビット列は"00000000000000000"とな
る。
【0037】検出した変化点の色を求めると、その色と
同じ色の変化点(以下、同色の変化点という)が(a)
方向に連続するか(以下、縦の連鎖という)判定する
(ステップ110)。
【0038】縦の連鎖があれば、連鎖があるというフラ
グ"1"をたて、その長さを検出する(ステップ11
1)。縦の連鎖の長さは、縦の連鎖であるというコー
ド"01"と長さのコードのビット列で表す。また、長さの
コード化は上述したwyle符号を用いて行う。
【0039】縦の連鎖がなければ、「連鎖なし」という
フラグ"0"をたてる(ステップ112)。
【0040】このように、色の変化点から縦の連鎖の長
さを求めた後、検出した色の変化点を基準に、その右側
4ピクセル(右1つ上,右1つ下,右2つ上,右2つ
下)について同色の変化点があるかサーチするが、ま
ず、右側2ピクセル(右1つ上,右1つ下)について同
色の変化点があるか(以下、横の連鎖という)サーチす
る(ステップ113)。
【0041】横の連鎖があれば、連鎖を検出した位置を
コード化されたビット列(右1つ上"10",右1つ下"1
1")で表し(ステップ114)、連鎖を検出した位置か
ら、再びステップ110からステップ113までのサイ
クルを横の連鎖がなくなるまで繰り返す。
【0042】横の連鎖がなければ、連鎖がないというコ
ード"00"で表し(ステップ115)、残りの2ピクセル
(右2つ上,右2つ下)について同色の変化点があるか
(以下、その他の連鎖という)サーチする(ステップ1
16)。
【0043】その他の連鎖があれば、連鎖があるという
フラグ"1"をたてる(ステップ117)。次に、連鎖の
位置が右2つ上の位置かを判定する(ステップ11
8)。
【0044】右2つ上の位置ならば、フラグ"0"をたて
(ステップ119)、右2つ上の位置でなければ、右2
つ下の位置ということで、フラグ"1"をたてる(ステッ
プ120)。そして、連鎖を検出した位置から、再びス
テップ110からステップ120までのサイクルをその
他の連鎖がなくなるまで繰り返す。その他の連鎖がなけ
れば、フラグ"0"をたてる(ステップ121)。
【0045】最終的には、これらのフラグやコードをビ
ット列としてマージし、画像データ保存装置6に格納し
て(ステップ122)、データ圧縮の1回目のサイクル
を終了する。
【0046】この実施例では、座標(0,0)が最初の
色の変化点(最初の基準画素)なので、そこから(a)
方向に同色の変化点をサーチしていくと、座標(0,
1)は、左隣に座標がないので比較できないが、この場
合は座標(7,0)と繋がっていると見做し、これと比
較する。
【0047】この結果、座標(0,1)は同色の変化点
ではないので、「縦の連鎖はなし」となる。
【0048】次に上述の方法で、座標(0,0)の右側
4ピクセルに同色の変化点があるか否かをサーチする。
まず、座標(0,0)の右側2ピクセルに横の連鎖があ
るかサーチする。
【0049】右1つ上の座標は存在しないので無視し、
座標(1,1)は同色の変化点ではないので、「横の連
鎖はなし」となる。最後に、残りの2ピクセルについて
その他の連鎖があるかサーチする。右2つ上の座標は存
在しないので無視し、座標(1,2)は同色の変化点で
はないので、その他の連鎖についても「なし」となる。
【0050】この結果、座標(0,0)には連鎖はない
ので、最終的に連鎖のビット列は"0"となる。
【0051】このように、データ圧縮の1回目のサイク
ルを実行すると、長さが「1」、色が「0」、「連鎖が
なし」となる。
【0052】これをビット列で表すと、長さが"00"、色
が"00000000000000000"、連鎖が"0"という結果となる。
【0053】以上、データ圧縮の1回目のサイクルにつ
いて説明したが、ステップ101で1回目のサイクルで
なければ、「色の変化点+縦の連鎖の長さ+1」の座標
から(a)方向に色の変化点をサーチする(ステップ1
05)。
【0054】色の変化点を検出すると、1回目のサイク
ルと同様にステップ106からの処理を実行する。
【0055】本実施例では、例えば2回目のサイクルを
実行すると、座標(0,0)の次の色の変化点は座標
(1,1)であるので、座標(0,7)は座標(1,
0)に繋がっているとみなされる。長さは「9」とな
り、これをwyle符号を用いてビット列で表すと、"1
10010"となる。
【0056】次に、検出した変化点の色を求める。ここ
では変化点の色(=色コード5)が色テーブルに存在し
ないので、色(=色コード5)のビット列"00000000000
00101"を色テーブル8に登録し、テーブル8に存在しな
いというフラグ"0"と色(色コード5)のビット列"0000
000000000101"をマージすると、色のビット列は"000000
00000000101"となる。
【0057】変化点の色を求めたならば、座標(1,
1)から縦の連鎖を求める。(a)方向に同色の変化点
をサーチしていくと、座標(1,6)まで5画素分の縦
の連鎖があるので、連鎖があるというフラグ"1"、縦の
連鎖であるというコード"01"、その連鎖の長さ「5」に
相当する"1010"(wyle符号)が求められる。
【0058】また、座標(1,1)の右側4画素に同色
の変化点があるかサーチする。まず、座標(1,1)の
右側1つ上および右側1つ下の2画素に横の連鎖がある
かサーチする。座標(2,0)、(2,2)は同色の変
化点ではないので、横の連鎖は「なし」となる。
【0059】最後に、残りの2画素についてその他の連
鎖があるかサーチする。右2つ上の座標は存在しないの
で無視し、座標(2,3)は同色の変化点ではないの
で、その他の連鎖についてもなしとなる。
【0060】この結果、座標(1,1)には縦の連鎖だ
けがあるので、最終的にフラグやコードをマージした連
鎖のビット列は、"1011010000"となる。
【0061】このように、データ圧縮の2回目のサイク
ルを実行すると、長さが「9」、色が「0」なので、こ
れをビット列で表すと、長さが"110010"、色が"0000000
0000000101"、連鎖が"1011010000"という結果となる。
【0062】2回目のサイクル以後は同様にして動作を
繰り返す。
【0063】3サイクル目では、座標(1,7)を注目
画素として色の変化点を検出するが、座標(1,7)の
左横の座標(0,7)は色が同一であるので、同色の変
化点とはなり得ない(すなわち、基準画素とはならな
い)。次に、座標(2,0)、座標(2,1)もそれぞ
れ左横の座標(1,0)、(1,1)と色が同一である
ので、同色の変化点とはなり得ない。
【0064】しかし、座標(2,2)の左横の座標
(1,2)と色が異なるので、以下、この座標(2,
2)を同色の変化点として縦方向の連鎖を検出する。
【0065】このような動作を繰り返すと図8のような
圧縮結果となり、これらのビット列を全てマージしたも
のが最終的な圧縮結果となる。
【0066】本実施例によれば、図2の画像データ20
は128バイト(16ビット×64画素)だが、125
ビット(16バイト)で表すことができ、約88パーセ
ントの圧縮比とすることが可能である。図2の画像デー
タは、従来の圧縮方法では、137ビット(18バイ
ト)となるので、本実施例においては約9%の圧縮効率
向上となる。
【0067】従って、縦線が多い画像ほど圧縮率が高く
なる。
【0068】図9は、画像データ20の他の例を示すも
のであり、本発明の圧縮方法によれば図10に矢印で示
すような方法で同色の変化点が検出され、図11に示す
ようなビット列から成る圧縮結果が得られる。
【0069】これに対し、図9の画像データ20を従来
の圧縮方法で圧縮した場合、図13の矢印で示す方法に
変化点が検出され、図14に示すようなビット列から成
る圧縮結果が得られる。
【0070】これらの図11および図14から明らかな
ように、圧縮率が極めて向上することが判る。
【0071】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、圧縮対象
の画像データを予め定めた座標位置の画像データから2
次元平面の縦方向に走査し、現在の走査点である注目画
素の左横隣の画素の画像データが注目画素と同一色であ
るか否かを調べ、同一であれば注目画素を縦方向に1画
素ずれた位置に設定し、同一色でなければ注目画素を基
準画素として定め、この基準画素に対して縦方向に同一
色が連鎖するか否かを調べ、連鎖する場合は異なる色が
出現するまでの同一色の連鎖画素数、連鎖の関係および
連鎖している色を示すデータを登録した後、前記基準画
素に対して横方向に同一色が連鎖するか否かを調べ、連
鎖する場合は連鎖を検出した画素位置のデータを登録し
た後、この画素位置を新たな基準画素に設定し、縦方向
の連鎖および横方向の連鎖を順次検出する処理を最終画
素まで繰返し行い、圧縮対象の多色画像の画像データを
同一色の連鎖画素数、連鎖の関係および連鎖している色
を示すデータから成るデータに圧縮するようにしたの
で、縦方向に同一色が連続する多色画像の画像データを
効率良く圧縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像データ圧縮方法を実現するシステ
ムの一実施例を示すシステム構成図である。
【図2】圧縮対象の画像データの一例を示す図である。
【図3】画像データの圧縮処理手順を示すフローチャー
トである。
【図4】図3の続きを示すフローチャートである。
【図5】図4の続きを示すフローチャートである。
【図6】色の変化点までの長さをコード化するための符
号の例を示す説明図である。
【図7】出現した色コードを登録する色テーブルの構成
図である。
【図8】圧縮結果を示す説明図である。
【図9】圧縮対象の画像データの他の例を示す図であ
る。
【図10】図9の画像データを本発明の方法で圧縮する
時の同色の変化点の移動の様子を示す説明図である。
【図11】図9の画像データを本発明の方法で圧縮した
結果を示す説明図である。
【図12】従来の圧縮方法のアルゴリズムを示す説明図
である。
【図13】図9の画像データを従来の方法で圧縮する時
の同色の変化点の移動の様子を示す説明図である。
【図14】図9の画像データを従来の方法で圧縮した結
果を示す説明図である。
【符号の説明】
1…CPU、2…メモリ、3…画像入力装置、4…デー
タ用バッファ、5…入力装置、6…画像データ保存装
置、7…データ圧縮プログラム。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2次元平面上に表現される圧縮対象の多
    色画像の画像データを圧縮する方法であって、 圧縮対象の画像データを予め定めた座標位置の画像デー
    タから2次元平面の縦方向に走査し、現在の走査点であ
    る注目画素の左横隣の画素の画像データが注目画素と同
    一色であるか否かを調べ、同一であれば注目画素を縦方
    向に1画素ずれた位置に設定し、同一色でなければ注目
    画素を基準画素として定め、この基準画素に対して縦方
    向に同一色が連鎖するか否かを調べ、連鎖する場合は異
    なる色が出現するまでの同一色の連鎖画素数、連鎖の関
    係および連鎖している色を示すデータを登録した後、前
    記基準画素に対して横方向に同一色が連鎖するか否かを
    調べ、連鎖する場合は連鎖を検出した画素位置のデータ
    を登録した後、この画素位置を新たな基準画素に設定
    し、縦方向の連鎖および横方向の連鎖を順次検出する処
    理を最終画素まで繰返し行い、圧縮対象の多色画像の画
    像データを同一色の連鎖画素数、連鎖の関係および連鎖
    している色を示すデータから成るデータに圧縮すること
    を特徴とする画像データの圧縮方法。
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Cited By (2)

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