JPH0895585A - 楽曲選択装置および楽曲選択方法 - Google Patents

楽曲選択装置および楽曲選択方法

Info

Publication number
JPH0895585A
JPH0895585A JP6231380A JP23138094A JPH0895585A JP H0895585 A JPH0895585 A JP H0895585A JP 6231380 A JP6231380 A JP 6231380A JP 23138094 A JP23138094 A JP 23138094A JP H0895585 A JPH0895585 A JP H0895585A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
music
singer
singing
range
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6231380A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Nakayama
聡 仲山
Youichi Tamamaki
陽一 玉牧
Yoshio Aisaka
好男 逢坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Omron Corp, Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Corp
Priority to JP6231380A priority Critical patent/JPH0895585A/ja
Publication of JPH0895585A publication Critical patent/JPH0895585A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Reverberation, Karaoke And Other Acoustics (AREA)
  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 歌唱者に敵した楽曲の検索を容易かつ的確に
行なう。 【構成】 曲目情報記憶部22は各登録曲の音域情報、
雰囲気情報、歌唱難度情報を保持する。利用者情報記憶
部24は利用者の音域情報、嗜好情報、歌唱能力情報を
保持する。難度判定部28は各登録曲の歌唱難度情報と
利用者の歌唱能力情報とを比較し、歌唱難度の高い曲を
候補から除去する。雰囲気適合度判定部30は候補曲の
雰囲気情報と利用者の嗜好情報とを比較し、各候補曲の
雰囲気適合度Xを計算する。音域適合度判定部32は候
補曲の音域情報と利用者の音域情報とを比較し、各候補
曲の音域適合度Yを計算する。曲目候補選択部34は雰
囲気適合度Xと音域適合度Yとに基づいて、各候補曲の
総合適合度Zを計算する。演奏/表示/入力部40は、
総合適合度Zの大きい曲から順にCRTモニタ50に表
示する。利用者は、表示された曲のうち所望の曲を選択
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、楽曲選択装置および
楽曲選択方法に関し、特に、歌唱者に適した楽曲の検索
の容易化に関する。
【0002】
【従来の技術】歌唱者の選択した楽曲の自動演奏に合わ
せ、歌唱者が歌唱を行なうためにカラオケ装置が用いら
れる。従来のカラオケ装置の構成を図14に示す。
【0003】従来のカラオケ装置2は、複数の楽曲につ
いての楽曲演奏情報を保持する楽曲情報保持部4、用意
された複数の楽曲の中から演奏すべき楽曲を選択する楽
曲選択キー6、楽曲選択キー6により選択された楽曲を
演奏する演奏部8、歌唱者の音声を入力するマイクロフ
ォン10、演奏部8から出力された電気楽音信号および
マイクロフォン10から出力された電気歌唱信号を増幅
するアンプ部12、アンプ部12の出力を音声に再生す
るスピーカー14を有している。
【0004】従来のカラオケ装置2を使用する場合、ま
ず、歌唱者は、備え付けの歌詞集などを検索して楽曲を
選択し、楽曲選択キー6を操作することにより演奏すべ
き楽曲を楽曲情報保持部4に指示する。
【0005】楽曲情報保持部4は、指示された楽曲の楽
曲演奏情報を演奏部8に出力する。演奏部8は、楽曲演
奏情報を電気楽音信号に変換する。この電気信号は、ア
ンプ部により増幅された後、スピーカー14により音声
に変換され出力される。
【0006】歌唱者は、スピーカー14から出力される
楽曲に合わせて歌唱し、歌唱者の音声は、マイクロフォ
ン10、アンプ部12を介して、スピーカー14から出
力される。このようにして歌唱者は、所望の楽曲の自動
演奏に合わせ、歌唱を楽しむことができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
カラオケ装置2には次のような問題点があった。従来の
カラオケ装置2においては、演奏すべき楽曲の選択は、
専ら歌唱者に委ねられていた。
【0008】このため、歌唱者は、実際に歌ってみるこ
とにより、その楽曲の雰囲気が自己の好みに合致するか
否か、楽曲の音域が自己の発声可能音域におさまるか否
か、楽曲の難度が自己の歌唱能力に比べ高すぎることは
ないか等について判断し、その判断に基づいて、自己に
適合した楽曲の選択を行なっていた。
【0009】しかし、用意された楽曲の数は膨大であ
り、頻繁に新曲がリリースされる今日、歌唱者が、全て
の楽曲について実際に歌ってみることは容易ではない。
したがって、歌唱者にとって、自己に適合した楽曲の選
択を行なうことが困難となっていた。
【0010】この発明は、このような従来のカラオケ装
置などの問題点を解消し、歌唱者に敵した楽曲の検索を
容易かつ的確に行なうことのできる楽曲選択装置および
楽曲選択方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の楽曲選択装置
は、各楽曲についての音域情報を保持する楽曲音域情報
保持手段、複数の楽曲から、与えられた歌唱者の音域情
報に適合する音域情報を有する楽曲を、演奏対象として
選択する音域楽曲選択手段を設けたことを特徴とする。
【0012】請求項2の楽曲選択装置は、各楽曲につい
ての雰囲気情報を保持する楽曲雰囲気情報保持手段、複
数の楽曲から、与えられた歌唱者の嗜好情報に適合する
雰囲気情報を有する楽曲を、演奏対象として選択する嗜
好楽曲選択手段を設けたことを特徴とする。
【0013】請求項3の楽曲選択装置は、各楽曲につい
ての歌唱難度情報を保持する楽曲難度情報保持手段、複
数の楽曲から、与えられた歌唱者の歌唱能力情報に適合
する歌唱難度情報を有する楽曲を、演奏対象として選択
する歌唱能力楽曲選択手段を設けたことを特徴とする。
【0014】請求項4の楽曲選択装置は、請求項1の楽
曲選択装置において、歌唱者の歌唱音声を入力する音声
入力手段、音声入力手段により入力された歌唱音声に基
づいて、歌唱者の音域を判定する音域判定手段、音域判
定手段により判定された歌唱者の音域情報を保持する歌
唱者音域情報保持手段を有することを特徴とする。
【0015】請求項5の楽曲選択装置は、請求項2の楽
曲選択装置において、演奏された楽曲に基づいて、歌唱
者の嗜好を判定し嗜好情報として保持する歌唱者嗜好情
報保持手段を有することを特徴とする。
【0016】請求項6の楽曲選択装置は、請求項3の楽
曲選択装置において、歌唱者の歌唱音声を入力する音声
入力手段、音声入力手段により入力された歌唱音声に基
づいて、歌唱者の歌唱能力を判定する歌唱能力判定手
段、歌唱能力判定手段により判定された歌唱者の歌唱能
力情報を保持する歌唱者能力情報保持手段を有すること
を特徴とする。
【0017】請求項7の楽曲選択装置は、請求項1から
請求項3の楽曲選択装置において、演奏すべき楽曲を指
定する曲目入力手段を有することを特徴とする。
【0018】請求項8の楽曲選択装置は、請求項1から
請求項3の楽曲選択装置において、歌唱者の音域情報に
対応して、演奏する楽曲の音域を調整して演奏させる演
奏楽曲音域調整手段を有することを特徴とする。
【0019】請求項9の楽曲選択装置は、請求項1から
請求項3の楽曲選択装置において、歌唱者の嗜好情報を
入力する嗜好入力手段、歌唱者の嗜好情報に基づいて、
演奏する楽曲のデータを加工する演奏楽曲データ加工手
段を有することを特徴とする。
【0020】請求項10の楽曲選択方法は、各楽曲につ
いての音域情報を保持するとともに、複数の楽曲から、
与えられた歌唱者の音域情報に適合する音域情報を有す
る楽曲を、演奏対象として選択することを特徴とする。
【0021】請求項11の楽曲選択方法は、各楽曲につ
いての雰囲気情報を保持するとともに、複数の楽曲か
ら、与えられた歌唱者の嗜好情報に適合する雰囲気情報
を有する楽曲を、演奏対象として選択することを特徴と
する。
【0022】請求項12の楽曲選択方法は、各楽曲につ
いての歌唱難度情報を保持するとともに、複数の楽曲か
ら、与えられた歌唱者の歌唱能力情報に適合する歌唱難
度情報を有する楽曲を、演奏対象として選択することを
特徴とする。
【0023】ここで、楽曲音域情報保持手段、楽曲雰囲
気情報保持手段および楽曲難度情報保持手段は、一の実
施例であるカラオケ装置20の構成を示す図1、CPU
を用いた場合のカラオケ装置20のハードウェア構成を
示す図4における曲目情報記憶部22に対応する。ま
た、歌唱者音域情報保持手段、歌唱者嗜好情報保持手段
および歌唱者能力情報保持手段は、図1、図4における
利用者情報記憶部24に対応する。
【0024】演奏楽曲音域調整手段は、図1における演
奏キー決定部36、カラオケ装置20の動作の流れを示
す図6におけるステップS24に対応する。音域判定手
段および歌唱能力判定手段は図1における採点部42、
図6におけるステップS26に対応する。曲目入力手段
は、図1、図4におけるキー入力装置44に、音声入力
手段は、マイクロフォン46に、それぞれ対応する。
【0025】歌唱能力楽曲選択手段は、図1における難
度判定部28、カラオケ装置20の動作の流れを示す図
5におけるステップS10に対応する。嗜好楽曲選択手
段は、図1における雰囲気適合度判定部30および曲目
候補選択部34、図5におけるステップS12およびス
テップS16に対応する。また、音域楽曲選択手段は音
域適合度判定部32および曲目候補選択部34、図5に
おけるステップS14およびステップS16に対応す
る。
【0026】また、演奏楽曲音域調整手段、音域判定手
段、歌唱能力判定手段、歌唱能力楽曲選択手段、嗜好楽
曲選択手段、音域楽曲選択手段は図4におけるCPU6
0に対応する。
【0027】嗜好入力手段は、他の実施例であるカラオ
ケ装置70の構成の特徴部分を示す図7、CPUを用い
た場合のカラオケ装置70のハードウェア構成を示す図
9における入力装置76に対応する。
【0028】また、演奏楽曲データ加工手段は、図7に
おけるMIDIデータ処理知識データベース74、デー
タ処理手順推論装置78およびMIDIデータ処理装置
80に対応するとともに、図9におけるMIDIデータ
処理知識データベース74およびCPU100に対応す
る。また、演奏楽曲データ加工手段は、カラオケ装置7
0の動作の流れを示す図10におけるステップS40〜
ステップS56に対応する。
【0029】なお、歌唱能力楽曲選択手段は、利用者情
報の「歌唱力」と曲目情報の「難度」とを比較し、利用
者の「歌唱力」よりも「難度」の高い楽曲を演奏すべき
楽曲の候補から除去するよう構成した、図1に示す難度
判定部28に限定されるものではなく、たとえば、利用
者情報の「歌唱力」と曲目情報の「難度」との差を歌唱
能力適合度Wと定義し、総合適合度Zを計算する際、雰
囲気適合度X、音域適合度Yとともに歌唱能力適合度W
を計算要素に含めるよう構成することもできる。
【0030】すなわち、歌唱能力楽曲選択手段は、複数
の楽曲から、与えられた歌唱者の音域情報に適合する音
域情報を有する楽曲を、演奏対象として選択する手段一
般を意味する。
【0031】また、嗜好楽曲選択手段は、雰囲気適合度
Xを、利用者情報の「好みの雰囲気ベクトル」の各ビッ
トの値と各候補曲の「雰囲気ベクトル」の対応する各ビ
ットの値とが一致するビットの数で表わすとともに、こ
の雰囲気適合度Xを用いて総合適合度Zを計算するよう
構成した、図1に示す雰囲気適合度判定部30および曲
目候補選択部34に限定されるものではなく、たとえ
ば、雰囲気適合度Xを計算する際、各ビットにそれぞれ
重みをもたせることにより、各ビットの表わす意味の雰
囲気適合度Xに占める比率を調整するよう構成すること
もできる。また、雰囲気適合度Xが所定の基準値以下で
ある楽曲を、演奏すべき楽曲の候補から除去するよう構
成することもできる。
【0032】すなわち、嗜好楽曲選択手段は、複数の楽
曲から、与えられた歌唱者の嗜好情報に適合する雰囲気
情報を有する楽曲を、演奏対象として選択する手段一般
を意味する。
【0033】また、音域楽曲選択手段は、音域適合度Y
を、利用者情報の「音域幅」Uと候補曲の各「音域幅」
Pとの差で表わすとともに、この音域適合度Yを用いて
総合適合度Zを計算するよう構成した、図1に示す音域
適合度判定部32および曲目候補選択部34に限定され
るものではなく、たとえば、音域適合度Yが所定の基準
値以下である楽曲を、演奏すべき楽曲の候補から除去す
るよう構成することもできる。
【0034】すなわち、音域楽曲選択手段は、複数の楽
曲から、与えられた歌唱者の音域情報に適合する音域情
報を有する楽曲を、演奏対象として選択する手段一般を
意味する。
【0035】また、嗜好入力手段は、図7に示す入力装
置76の入力キー(図示せず)、スライダ(図示せず)
に限定されるものではなく、たとえばマウス、音声入力
装置等、歌唱者の嗜好情報を入力する手段一般を意味す
る。
【0036】また、演奏楽曲データ加工手段は、MID
Iデータの処理手順をファジー推論により求めるよう構
成した、図7に示すMIDIデータ処理知識データベー
ス74、データ処理手順推論装置78およびMIDIデ
ータ処理装置80に限定されるものではなく、他のディ
ジタル符号化された音声データやアナログ録音データの
加工を行なう装置に対しても適応することができる。す
なわち、演奏楽曲データ加工手段は、歌唱者の嗜好情報
に基づいて、演奏する楽曲のデータを加工する手段一般
を意味する。
【0037】
【作用】請求項1の楽曲選択装置および請求項10の楽
曲選択方法は、各楽曲についての音域情報を保持すると
ともに、複数の楽曲から、与えられた歌唱者の音域情報
に適合する音域情報を有する楽曲を、演奏対象として選
択することを特徴とする。
【0038】したがって、選択された楽曲の演奏に合せ
て歌唱する歌唱者は、自己の発声可能な音域に合った楽
曲を歌唱することができる。
【0039】請求項2の楽曲選択装置および請求項11
の楽曲選択方法は、各楽曲についての雰囲気情報を保持
するとともに、複数の楽曲から、与えられた歌唱者の嗜
好情報に適合する雰囲気情報を有する楽曲を、演奏対象
として選択することを特徴とする。
【0040】したがって、選択された楽曲の演奏に合せ
て歌唱する歌唱者は、自己の好みの雰囲気に合った楽曲
を歌唱することができる。
【0041】請求項3の楽曲選択装置および請求項12
の楽曲選択方法は、各楽曲についての歌唱難度情報を保
持するとともに、複数の楽曲から、与えられた歌唱者の
歌唱能力情報に適合する歌唱難度情報を有する楽曲を、
演奏対象として選択することを特徴とする。
【0042】したがって、選択された楽曲に合せて歌唱
する歌唱者は、自己の歌唱能力に合った楽曲を歌唱する
ことができる。
【0043】請求項4の楽曲選択装置は、請求項1の楽
曲選択装置において、歌唱者の歌唱音声を入力する音声
入力手段、音声入力手段により入力された歌唱音声に基
づいて、歌唱者の音域を判定する音域判定手段、音域判
定手段により判定された歌唱者の音域情報を保持する歌
唱者音域情報保持手段を有することを特徴とする。
【0044】したがって、実際の歌唱者の歌唱に基づい
て、歌唱者の音域を判定するとともに、判定された歌唱
者の音域情報を保持することができる。このため、歌唱
者の音域情報の精度を高めることができるとともに、最
新の歌唱者の歌唱に基づいて歌唱者の音域情報を更新す
ることができる。
【0045】請求項5の楽曲選択装置は、請求項2の楽
曲選択装置において、演奏された楽曲に基づいて、歌唱
者の嗜好を判定し嗜好情報として保持する歌唱者嗜好情
報保持手段を有することを特徴とする。
【0046】したがって、実際に歌唱者が選択した楽曲
に基づいて、歌唱者の嗜好を判定するとともに、判定さ
れた歌唱者の嗜好情報を保持することができる。このた
め、歌唱者の嗜好情報の精度を高めることができるとと
もに、最新の歌唱者の選択に基づいて歌唱者の嗜好情報
を更新することができる。
【0047】請求項6の楽曲選択装置は、請求項3の楽
曲選択装置において、歌唱者の歌唱音声を入力する音声
入力手段、音声入力手段により入力された歌唱音声に基
づいて、歌唱者の歌唱能力を判定する歌唱能力判定手
段、歌唱能力判定手段により判定された歌唱者の歌唱能
力情報を保持する歌唱者能力情報保持手段を有すること
を特徴とする。
【0048】したがって、実際の歌唱者の歌唱に基づい
て、歌唱者の歌唱能力を判定するとともに、判定された
歌唱者の歌唱能力情報を保持することができる。このた
め、歌唱者の歌唱能力情報の精度を高めることができる
とともに、最新の歌唱者の歌唱に基づいて歌唱者の歌唱
能力情報を更新することができる。
【0049】請求項7の楽曲選択装置は、請求項1から
請求項3の楽曲選択装置において、演奏すべき楽曲を指
定する曲目入力手段を有することを特徴とする。
【0050】したがって、歌唱者に関する音域情報、嗜
好情報、歌唱能力情報が登録されていない場合や、自動
的に選択された楽曲の中に歌唱者の歌いたい楽曲がない
場合は、演奏すべき楽曲を自分で指定することができ
る。
【0051】請求項8の楽曲選択装置は、請求項1から
請求項3の楽曲選択装置において、歌唱者の音域情報に
対応して、演奏する楽曲の音域を調整して演奏させる演
奏楽曲音域調整手段を有することを特徴とする。
【0052】したがって、演奏する楽曲の中心音程を、
自動的に、歌唱者の中心音程に一致させて演奏させるこ
とができる。
【0053】請求項9の楽曲選択装置は、請求項1から
請求項3の楽曲選択装置において、歌唱者の嗜好情報を
入力する嗜好入力手段、歌唱者の嗜好情報に基づいて、
演奏する楽曲のデータを加工する演奏楽曲データ加工手
段を有することを特徴とする。
【0054】したがって、歌唱者は、楽曲の演奏に先立
って自己の嗜好情報を入力することができる。また、歌
唱者の入力した嗜好情報またはあらかじめ登録された歌
唱者の嗜好情報に基づいて、楽曲のデータを加工して演
奏することができる。
【0055】
【実施例】図1に、この発明の一実施例による楽曲選択
装置であるカラオケ装置20の構成を示す。このカラオ
ケ装置20は、楽曲音域情報保持手段、楽曲雰囲気情報
保持手段および楽曲難度情報保持手段である曲目情報記
憶部22、歌唱者音域情報保持手段、歌唱者嗜好情報保
持手段および歌唱者能力情報保持手段である利用者情報
記憶部24、曲目選択部26、演奏楽曲音域調整手段で
ある演奏キー決定部36、登録された複数の楽曲(登録
曲)についての演奏データを保持する演奏データ保持部
38、演奏/表示/入力部40、音域判定手段および歌
唱能力判定手段である採点部42、一般的な命令/情報
入力手段のほか曲目入力手段としても機能するキー入力
装置44、音声入力手段であるマイクロフォン46、ス
ピーカー48、CRTモニタ50を有している。
【0056】曲目選択部26は、歌唱能力楽曲選択手段
である難度判定部28、雰囲気適合度判定部30、音域
適合度判定部32、曲目候補選択部34から構成されて
いる。雰囲気適合度判定部30および曲目候補選択部3
4は嗜好楽曲選択手段に、音域適合度判定部32および
曲目候補選択部34は音域楽曲選択手段に、それぞれ対
応する。
【0057】利用者情報記憶部24は、登録された一以
上の歌唱者(利用者)についての音域情報、嗜好情報、
歌唱能力情報である利用者情報を保持する。図2に、利
用者情報記憶部24における記憶情報の一例を示す。
【0058】利用者情報記憶部24には、利用者の識別
番号「ID」と、各利用者についての音域情報である
「音域幅」および「中心音程」、嗜好情報である「好み
の雰囲気ベクトル」、歌唱能力情報である「歌唱力」と
が、対応付けて記憶されている。
【0059】「音域幅」は、該当する利用者の発声し得
る音域の幅(度)を表わす。「中心音程」は、該当する
利用者の発声し得る音域の中心の音程である。「歌唱
力」は、該当する利用者がどの程度難しい楽曲を歌える
かの目安となる能力を5段階で表わしたものである。
【0060】「好みの雰囲気ベクトル」は、各ビットが
例えば『明るい』、『悲しい』、『演歌』、『ロック』
など、楽曲の雰囲気、曲調などを表わす言葉に対応して
おり、該当する利用者がそれらの言葉で表わされる雰囲
気の楽曲を好む場合は”1”、好まない場合は”0”で
表わす。
【0061】利用者情報記憶部24に記憶されるこれら
の利用者情報は、利用者の前回までの歌唱をモニタし、
採点部42で採点することによって得られるほか、初回
来店時に、キー入力装置44を通じて利用者に登録させ
ることによっても得られる。
【0062】曲目情報記憶部22は、各登録曲について
の音域情報、雰囲気情報、歌唱難度情報である曲目情報
を保持する。図3に、曲目情報記憶部22における記憶
情報の一例を示す。
【0063】曲目情報記憶部22には、登録曲の「曲番
号」と、各登録曲についての音域情報である「音域幅」
および「中心音程」、雰囲気情報である「雰囲気ベクト
ル」、歌唱難度情報である「難度」とが、対応付けて記
憶されている。
【0064】図3における「音域幅」、「中心音程」、
「雰囲気ベクトル」、「難度」は、図2における「音域
幅」、「中心音程」、「好みの雰囲気ベクトル」、「歌
唱力」にそれぞれ対応する情報である。
【0065】すなわち、「音域幅」は、該当する登録曲
の音域の幅(度)を表わす。「中心音程」は、該当する
登録曲の音域の中心の音程である。「難度」は、該当す
る登録曲の歌唱難度を5段階で表わす。
【0066】また、「雰囲気ベクトル」は、各ビットが
例えば『明るい』、『悲しい』、『演歌』、『ロック』
など、楽曲の雰囲気、曲調などを表わす言葉に対応して
おり、該当する登録曲がそれらの言葉で表わされる雰囲
気に一致する場合は”1”、一致しない場合は”0”で
表わす。
【0067】曲目情報記憶部22に記憶されるこれらの
曲目情報は、演奏データ保持部38に保持されている登
録曲の演奏データとセットで供給される。
【0068】図4に、このカラオケ装置20をCPUを
用いて実現した場合のハードウェア構成を示す。中央処
理装置であるCPU60には、主記憶装置であるメモリ
62、外部記憶装置64および入出力インタフェース6
6が接続されている。入出力インタフェース66には、
キー入力装置44、マイクロフォン46、スピーカー4
8、CRTモニタ50が接続されている。
【0069】外部記憶装置64は、曲目情報記憶部2
2、利用者情報記憶部24、演奏データ保持部38を含
む。また、外部記憶装置64には、CPU60を制御し
てカラオケ装置20を機能させるためのプログラムが格
納されている。
【0070】また、CPU60は、図1における曲目選
択部26(難度判定部28、雰囲気適合度判定部30、
音域適合度判定部32、曲目候補選択部34)、演奏キ
ー決定部36、演奏/表示/入力部40、採点部42と
して機能する。
【0071】つぎに、このカラオケ装置20の動作を、
図4に基づき、フローチャート(図5、図6)を参照し
つつ説明する。CPU60は、まず、CRTモニタ50
に「ID(利用者の識別番号)を入力して下さい」と表
示する。歌唱者が、キー入力装置44を使用してIDを
入力すると、CPU60はこのIDを取込む(図5、ス
テップS2参照)。
【0072】つぎにCPU60は、外部記憶装置64内
の利用者情報記憶部24を検索し、取得したIDに関す
る利用者情報があるか否かを判定する(図4、ステップ
S4参照)。
【0073】取得したIDに関する利用者情報がある場
合、その情報を利用者情報記憶部24から読み出すとと
もに(図5、ステップS6参照)、曲目情報記憶部22
から全ての登録曲についての曲目情報を読み出す(図
5、ステップS8参照)。
【0074】つぎにCPU60は、利用者情報の「歌唱
力」と曲目情報の「難度」とを比較し、利用者の「歌唱
力」よりも「難度」の高い楽曲を、演奏すべき楽曲の候
補から除去する(図5、ステップS10参照)。たとえ
ば、図2の利用者(ID=0)の場合を考えると、「歌
唱力」は、”3”であるから、図3において「難度」”
4”以上の登録曲すなわち「曲番号」1、6、7、Mの
登録曲は、候補から除去される。
【0075】つぎにCPU60は、利用者情報の「好み
の雰囲気ベクトル」と、ステップS10で除去された登
録曲を除く候補曲(「曲番号」0、2、3、4、5、8
の登録曲)の各「雰囲気ベクトル」とを比較し、各候補
曲について、雰囲気適合度Xを計算する(図5、ステッ
プS12参照)。
【0076】雰囲気適合度Xは、利用者情報の「好みの
雰囲気ベクトル」の各ビットの値と、各候補曲の「雰囲
気ベクトル」の対応する各ビットの値とが一致するビッ
トの数で表わされる。雰囲気適合度Xが大きいほど、そ
の候補曲がその利用者の好みに合っていることを示す。
【0077】上述の例では、利用者(ID=0)の「好
みの雰囲気ベクトル」は、”010010101110
1101”であり(図2参照)、候補曲(曲番号=0)
の「雰囲気ベクトル」は、”001011101110
1010”であるから(図3参照)、合計10個のビッ
トの値が一致する。したがって、利用者(ID=0)の
候補曲(曲番号=0)に対する雰囲気適合度Xは”1
0”である。同様に、候補曲2、3、4、5、8に対す
る雰囲気適合度Xはそれぞれ8、11、7、9、5とな
る。
【0078】つぎにCPU60は、利用者情報の「音域
幅」Uと、ステップS10で除去された登録曲を除く候
補曲の各「音域幅」Pとを比較し、各候補曲について、
音域適合度Yを計算する(図5、ステップS14参
照)。音域適合度Yは、 Y=U−P であたえられる。音域適合度Yが大きいほど、利用者は
楽に歌唱できる。
【0079】上述の例では、利用者(ID=0)の「音
域幅」U=17であり(図2参照)、候補曲(曲番号=
0)の「音域幅」P=12”であるから(図3参照)、 Y=17−12=5 となる。したがって、利用者(ID=0)の候補曲(曲
番号=0)に対する音域適合度Yは”5”である。同様
に、候補曲2、3、4、5、8に対する音域適合度Yは
それぞれ7、−3、−1、1、6となる。
【0080】つぎにCPU60は、ステップS12で計
算された雰囲気適合度Xと、ステップS14で計算され
た音域適合度Yとに基づいて、各候補曲について、総合
適合度Zを計算する(図5、ステップS16参照)。総
合適合度Zは、 Z=A*X+B*Y であたえられる。総合適合度Zが大きいほど、利用者に
適合している度合いが大きい。
【0081】ここで、A、Bは総合適合度Zに占める雰
囲気適合度Xと音域適合度Yとの比率を調整するための
係数である。たとえば、「歌唱力」1、2、3、4、5
に対し、(A、B)をそれぞれ(1、2)、(2、
3)、(1、1)、(3、2)、(2、1)に設定する
ことにより、「歌唱力」の低い利用者に対しては音域適
合度Yを重視し、「歌唱力」の高い利用者に対しては雰
囲気適合度Xを重視して、総合適合度Zを計算させるこ
とができる。
【0082】上述の例では、利用者(ID=0)の「歌
唱力」は”3”であるから(図2参照)、(A、B)=
(1、1)となる。また、上で計算した結果(X=1
0、Y=5)を用いれば、候補曲(曲番号=0)に関し
Zは、 Z=1*10+1*5=15 となる。したがって、利用者(ID=0)の候補曲(曲
番号=0)に対する総合適合度Zは”15”である。同
様に、候補曲2、3、4、5、8に対する総合適合度Z
はそれぞれ15、8、6、10、11となる。
【0083】つぎにCPU60は、ステップS16で計
算された総合適合度Zの大きいものから順に一定数(本
実施例においては三曲)の曲目を候補曲として、CRT
モニタ50に表示する(図6、ステップS18参照)。
上述の例では、候補曲0、2、8の曲目がこの順にCR
Tモニタ50に表示される。
【0084】なお、利用者は、CRTモニタ50に表示
された三つの候補曲のうち所望の曲番号を、キー入力装
置44から入力することにより、演奏すべき登録曲を選
択することができるが(図6、ステップS20参照)、
三つの候補曲の中から選択しない場合は、通常の曲目選
択方法により、任意の曲番号をキー入力装置44から入
力することにより、選択することもできる(図6、ステ
ップS22参照)。
【0085】演奏すべき登録曲が選択されると、CPU
60は、利用者の音域に合せて演奏キーを計算し、決定
する(図6、ステップS24参照)。演奏キーは、選択
された登録曲の「中心音程」が、利用者の「中心音程」
に一致するように設定される。
【0086】上述の例では、利用者(ID=0)の「中
心音程」は”C”である(図2参照)。したがって、利
用者(ID=0)が曲番号=0の楽曲を選択する場合に
は、当該楽曲の「中心音程」が”A”である(図3参
照)ことから、当該楽曲の中心音程が”C”になるよう
に、演奏キーが変更される。
【0087】つぎにCPU60は、ステップS24で計
算したキーにしたがって、ステップS20またはステッ
プS22において選択された登録曲を演奏する。また、
CPU60は、この演奏に合せて歌唱する利用者の歌唱
音声をマイクロフォン46を通じて取込み、利用者の
「音域幅」、「中心音程」、「歌唱力」を判定する(図
6、ステップS26参照)。
【0088】つぎにCPU60は、ステップS26にお
ける判定結果である利用者の「音域幅」、「中心音
程」、「歌唱力」および今回演奏された登録曲の曲目
を、利用者情報記憶部22に記憶させる(図6、ステッ
プS28参照)。これにより、利用者情報が更新され
る。
【0089】なお、ステップS4において、利用者情報
記憶部24を検索した結果、取得したIDに関する利用
者情報がない場合、利用者は、通常の曲目選択方法によ
り、任意の曲番号をキー入力装置44から入力すること
により、演奏すべき楽曲を選択する(図6、ステップS
30参照)。この場合、ステップS26、ステップS2
8において、利用者の「音域幅」、「中心音程」、「歌
唱力」の判定がなされ、利用者の「音域幅」、「中心音
程」、「歌唱力」および今回演奏された登録曲の曲目が
利用者情報記憶部22に記憶されるため、当該利用者
は、次回からはステップS2〜ステップS28に示され
る曲目選択機能を利用することができる。
【0090】なお、本実施例においては、歌唱能力楽曲
選択手段として難度判定部28(図1参照)を用い、利
用者情報の「歌唱力」と曲目情報の「難度」とを比較
し、利用者の「歌唱力」よりも「難度」の高い楽曲を演
奏すべき楽曲の候補から除去するよう構成したが(図
5、ステップS10参照)、本発明における歌唱能力楽
曲選択手段はこれに限定されるものではない。
【0091】たとえば、利用者情報の「歌唱力」と曲目
情報の「難度」との差を歌唱能力適合度Wと定義し、総
合適合度Zを計算する際(図5、ステップS16参
照)、雰囲気適合度X、音域適合度Yとともに歌唱能力
適合度Wを計算要素に含めるよう構成することもでき
る。
【0092】また、本実施例においては、嗜好楽曲選択
手段として雰囲気適合度判定部30および曲目候補選択
部34(図1参照)を用い、雰囲気適合度Xを、利用者
情報の「好みの雰囲気ベクトル」の各ビットの値と各候
補曲の「雰囲気ベクトル」の対応する各ビットの値とが
一致するビットの数で表わすとともに(図5、ステップ
S12参照)、この雰囲気適合度Xを用いて総合適合度
Zを計算する(図5、ステップS16参照)よう構成し
たが、本発明における嗜好楽曲選択手段はこれに限定さ
れるものではない。
【0093】たとえば、雰囲気適合度Xを計算する際、
各ビットにそれぞれ重みをもたせることにより、各ビッ
トの表わす意味の、雰囲気適合度Xに占める比率を調整
するよう構成することもできる。また、雰囲気適合度X
が所定の基準値以下である楽曲を、演奏すべき楽曲の候
補から除去するよう構成することもできる。
【0094】また、本実施例においては、音域楽曲選択
手段として音域適合度判定部32および曲目候補選択部
34(図1参照)を用い、音域適合度Yを、利用者情報
の「音域幅」Uと候補曲の各「音域幅」Pとの差で表わ
すとともに(図5、ステップS14参照)、この音域適
合度Yを用いて総合適合度Zを計算する(図5、ステッ
プS16参照)よう構成したが、本発明における音域楽
曲選択手段はこれに限定されるものではない。
【0095】たとえば、音域適合度Yが所定の基準値以
下である楽曲を、演奏すべき楽曲の候補から除去するよ
う構成することもできる。
【0096】また、本実施例においては、歌唱能力楽曲
選択手段、嗜好楽曲選択手段、音域楽曲選択手段が、こ
の順に動作するよう設定したが(図5ステップS10〜
S16参照)、各手段の動作順序はこれに限るものでは
ない。
【0097】また、本実施例では、曲目候補選択部34
において、雰囲気適合度Xと音域適合度Yとに基づいて
総合適合度Zを計算する際、総合適合度Zを、 Z=A*X+B*Y とするよう構成したが(図5、ステップS16参照)、
本発明はこれに限定されるものではない。
【0098】たとえば、C、Dを係数として、総合適合
度Zを、 Z=C*X**2+D*Y とするよう構成することもできる。
【0099】なお、本実施例においては、歌唱能力楽曲
選択手段である難度判定部28、嗜好楽曲選択手段であ
る雰囲気適合度判定部30および曲目候補選択部34、
音域楽曲選択手段である音域適合度判定部32および曲
目候補選択部34のすべてを備えるよう構成したが(図
1参照)、歌唱能力楽曲選択手段、嗜好楽曲選択手段、
音域楽曲選択手段のうち一または二の手段を備えるよう
構成することもできる。
【0100】また、本実施例においては、歌唱者音域情
報保持手段、歌唱者嗜好情報保持手段および歌唱者能力
情報保持手段を、利用者情報記憶部24により構成し、
利用者情報記憶部24に、利用者の識別番号「ID」と
各利用者についての音域情報、嗜好情報、歌唱能力情報
などの利用者情報とを対応付けて記憶するよう構成した
が(図4参照)、本発明はこれに限るものではない。
【0101】たとえば、これらの手段の一部または全部
を、利用者に配布する磁気カード、ICカードなど持運
び可能な記録媒体に記憶させ、曲目選択時にこれらの記
憶媒体から利用者情報を読取るよう構成することもでき
る。
【0102】つぎに、図7に、この発明の他の実施例に
よる楽曲選択装置であるカラオケ装置70の構成の特徴
部分を示す。このカラオケ装置70は、SMFデータベ
ース72、嗜好入力手段である入力装置76、演奏楽曲
データ加工手段である、MIDIデータ処理知識データ
ベース74、データ処理手順推論装置78およびMID
Iデータ処理装置80、を有している。
【0103】SMFデータベース72は、楽曲の演奏デ
ータであるMIDIデータを記憶させたファイル(Stan
dard MIDI File=SMF)の集合である。MIDI
データ処理知識データベース74は、MIDIデータを
加工するための知識に関するデータベースである。
【0104】入力装置76は、歌唱者の嗜好情報を入力
するための装置であり、入力キー(図示せず)、スライ
ダ(図示せず)を備えている。データ処理手順推論装置
78は、入力装置76から入力された歌唱者の嗜好情報
およびMIDIデータ処理知識データベース74に記憶
させた処理知識に基づいて、MIDIデータの処理手順
を推論するための装置である。
【0105】MIDIデータ処理装置80は、データ処
理手順推論装置78において推論された処理手順に基づ
いて、SMFデータベース72に記憶されているMID
Iデータを加工する装置である。
【0106】MIDIデータ処理装置80は、図8に示
すように、MIDIデータ処理制御部82、ゲートタイ
ム変更部84、ベロシティ圧縮伸長部86、ベロシティ
変更部88、ボリューム変更部90、カットオフフリー
ケンシー変更部92、リバーブセンドレベル変更部9
4、コーラスセンドレベル変更部96から構成されてい
る。
【0107】ゲートタイム変更部84は、後述するファ
ジー推論のルール(図11参照)、メンバシップ関数
(図12参照)に基づいて算出された推論結果に従って
ゲートタイムを変更する。ここで、ゲートタイムとは、
各音の長さを表わすパラメータである。ゲートタイムを
小さくすれば「タッタッタッ…」という歯切れの良い感
じになる。
【0108】ゲートタイムの変更は、ステータスがノー
トオン(発音状態)になるタイム(時刻)をそのままに
しておき、ノートオフ(消音状態)になるタイムを変更
することによりおこなう。たとえば、ノートオフになる
タイムを、各音全てについて前倒しすることにより、曲
全体のゲートタイムを小さくすることができる。
【0109】ベロシティ変更部88は、推論結果に従っ
てベロシティを変更する。ベロシティとは、各音の強さ
を表わすパラメータである。ベロシティの変更は、ステ
ータスがノートオンの時の全ベロシティに一定値を乗ず
ることにより行なう。
【0110】ベロシティ圧縮伸長部86は、曲全体のベ
ロシティの分布を圧縮しまたは伸張する。ベロシティの
分布を圧縮することにより、曲の抑揚を減少することが
でき、ベロシティの分布を伸張することにより、曲の抑
揚を強調することができる。
【0111】ベロシティの分布の圧縮伸長は、圧縮伸張
後のベロシティをvel.cとすれば、 vel.c=vel.ave+(vel.d-vel.ave)*(cha.vel+100)/100 で表わすことができる。ここで、vel.aveは、ステータ
スがノートオンのイベントのベロシティの平均値、bel.
dは、各イベントのベロシティの初期値、cha.velは、推
論結果によるベロシティの変更量である。
【0112】ボリューム変更部90は、推論結果にした
がってボリュームを変更する。ボリュームとは、任意の
区間全体の音の大きさを表わすパラメータである。
【0113】ボリュームの変更は、データリストの先頭
にデフォルトのボリュームに推論結果による変更を加え
たボリュームを有するイベントを挿入するとともに、コ
ントロールチェンジでボリュームを設定している全ての
イベントについて、当該ボリュームを推論結果に基づい
て変更することにより行なう。なお、後述のカットオフ
フリーケンシー、リバーブセンドレベル、コーラスセン
ドレベルについても、同様の方法により変更を行なう。
【0114】カットオフフリーケンシー変更部92は、
推論結果にしたがってカットオフフリーケンシーを変更
する。カットオフフリーケンシーとは、任意の区間全体
について、どの程度の高さの周波数までを倍音成分とし
て含ませるかの調整用パラメータである。一般に、カッ
トオフフリーケンシーを小さくするほど音が軟らかい感
じになる。
【0115】リバーブセンドレベル変更部94は、推論
結果にしたがってリバーブセンドレベルを変更する。リ
バーブセンドレベルとは、任意の区間全体の音の響き方
を調整するパラメータである。リバーブセンドレベルを
大きくするほど、良く響く感じ(大きなホールで音楽を
聴いているような感じ)になる。
【0116】コーラスセンドレベル変更部96は、推論
結果にしたがってコーラスセンドレベルを変更する。コ
ーラスセンドレベルとは、任意の区間全体について、音
に広がりや厚みをつけるためのパラメータである。コー
ラスセンドレベルを大きくするほど、広がり・厚みが大
きくなる。
【0117】MIDIデータ処理制御部82は、上述の
ゲートタイム変更部84、ベロシティ圧縮伸長部86、
ベロシティ変更部88、ボリューム変更部90、カット
オフフリーケンシー変更部92、リバーブセンドレベル
変更部94、コーラスセンドレベル変更部96による各
処理を統轄制御する。
【0118】図9に、このカラオケ装置70をCPUを
用いて実現した場合のハードウェア構成を示す。中央処
理装置であるCPU100には、主記憶装置であるメモ
リ102、外部記憶装置104および入出力インタフェ
ース106が接続されている。入出力インタフェース1
06には入力装置76が接続されている。
【0119】外部記憶装置104は、SMFデータベー
ス72、MIDIデータ処理知識データベース74を含
む。また、外部記憶装置104には、CPU100を制
御してカラオケ装置70を機能させるためのプログラム
が格納されている。また、CPU100は、図7におけ
るデータ処理手順推論装置78、MIDIデータ処理装
置80として機能する。
【0120】つぎに、このカラオケ装置70の動作を、
図9に基づき、フローチャート(図10)を参照しつつ
説明する。CPU100は、まず、SMFデータベース
72から、加工すべき楽曲のSMFを読み込む(図1
0、ステップS40参照)。
【0121】CPU100は、つぎに、入力装置76の
入力キー(図示せず)から入力された利用者の希望する
曲調情報(『ROCK』、『POPS』など)を取込む(図1
0、ステップS42参照)とともに、入力装置76のス
ライダ(図示せず)から入力された利用者の好みの雰囲
気(『激しい』か『優しい』か、『元気良い』か『落ち
つい』か等)を表わす各パラメータの値を取込む(図1
0、ステップS44参照)。
【0122】この場合利用者は、『激しい』か『優し
い』かの程度を、スライダを操作することにより、好み
に応じ調整して入力することができる。同様に、『元気
良い』か『落ちついた』か、『明るい』か『暗い』か、
『透明感がある』か『はっきりしている』かの程度を、
それぞれスライダを操作して入力することができる。
【0123】つぎにCPU100は、MIDIデータ処
理知識データベース74からMIDIデータ処理のため
の知識データを読み込む(図10、ステップS46参
照)。MIDIデータ処理のための知識データには、後
述するファジー推論のルール(図11参照)、メンバシ
ップ関数(図12参照)などが含まれる。
【0124】つぎにCPU100は、読み込んだMID
Iデータ処理知識データに基づいて、ステップS42お
よびS44で取込んだ曲調情報および利用者の好みの雰
囲気を表わす各パラメータの値から、ファジー推論を用
いて、演奏する楽曲のMIDIデータを加工するための
パラメータ(ゲートタイム、ベロシティ、ボリューム、
カットオフフリーケンシー、リバーブセンドレベル、コ
ーラスセンドレベルなど)の変化量を算出する(図1
0、ステップS48参照)。
【0125】ファジー推論の制御ルールの一例を図11
に、入力のメンバシップ関数の一例を図12に示す。な
お、入力のメンバシップ関数については、『激しい』か
『優しい』かを表わす入力パラメータのみを図示した
が、他の入力パラメータも同様に表わすことができる。
【0126】出力のメンバシップ関数については、図1
3Aに示すゲートタイムを表わす出力パラメータ、およ
び図13Bに示すベロシティ圧縮伸長を表わす出力パラ
メータについてのみ例示したが、ベロシティ、ボリュー
ム、カットオフフリーケンシー、リバーブセンドレベ
ル、コーラスセンドレベルを表わす出力パラメータにつ
いては、ゲートタイムを表わす出力パラメータ(図13
A参照)の場合と同様に表わすことができる。
【0127】つぎにCPU100は、ステップS48の
推論により算出された各出力パラメータの変化量に基づ
いて、ステップS40で読み込んだSMFのMIDIデ
ータを加工する(図10、ステップS50参照)。
【0128】利用者は、この加工された楽曲を聴いた結
果満足しない場合には入力パラメータなどの変更を行な
うが、CPU100は、今回の推論結果を保持すること
により次回の推論を行なう際の参考とすることができる
(図10、ステップS52、S54参照)。
【0129】利用者が加工結果に満足する場合、CPU
100は、加工されたMIDIデータをSMFデータベ
ース72にセーブし、処理を終了する(図10、ステッ
プS56参照)。
【0130】なお、本実施例においては、MIDIデー
タの場合を例に説明したが、楽曲のデータ形式はこれに
限るものではない。他のディジタル符号化された音声デ
ータやアナログ録音データに対しても適応することがで
きる。また、曲調情報、利用者の好みの雰囲気を入力す
る嗜好入力手段として、入力装置76の入力キー(図示
せず)、スライダ(図示せず)を用いたが、マウス、音
声入力装置等を用いることもできる。
【0131】また、演奏楽曲データ加工手段を、MID
Iデータ処理知識データベース74、データ処理手順推
論装置78およびMIDIデータ処理装置80により構
成するとともに、MIDIデータの処理手順をファジー
推論により求めるよう構成したが、本発明はこれに限る
ものではない。
【0132】また本実施例においては、楽曲の演奏に際
し、利用者に曲調情報、利用者の好みの雰囲気を入力さ
せるよう構成したが、当該楽曲についての利用者の好み
の雰囲気などの情報をあらかじめ登録しておき、当該楽
曲の演奏に際し、当該情報を取り出して、楽曲を加工す
るよう構成することもできる。
【0133】なお、上述の各実施例においては図4また
は図9に示すように、カラオケ装置20またはカラオケ
装置70を、CPU60またはCPU100を用いて構
成したが、CPU60またはCPU100を用いて構成
した部分の一部または全体をハードウェアロジックによ
り構成してもよい。
【0134】
【発明の効果】請求項1の楽曲選択装置および請求項1
0の楽曲選択方法は、各楽曲についての音域情報を保持
するとともに、複数の楽曲から、与えられた歌唱者の音
域情報に適合する音域情報を有する楽曲を、演奏対象と
して選択することを特徴とする。
【0135】したがって、選択された楽曲の演奏に合せ
て歌唱する歌唱者は、常に自己の発声可能な音域に合っ
た楽曲を歌唱することができる。すなわち、歌唱者の音
域に合った楽曲の検索を、容易かつ的確に行なうことが
できる。
【0136】請求項2の楽曲選択装置および請求項11
の楽曲選択方法は、各楽曲についての雰囲気情報を保持
するとともに、複数の楽曲から、与えられた歌唱者の嗜
好情報に適合する雰囲気情報を有する楽曲を、演奏対象
として選択することを特徴とする。
【0137】したがって、選択された楽曲の演奏に合せ
て歌唱する歌唱者は、常に自己の好みの雰囲気に合った
楽曲を歌唱することができる。すなわち、歌唱者の嗜好
に合った楽曲の検索を、容易かつ的確に行なうことがで
きる。
【0138】請求項3の楽曲選択装置および請求項12
の楽曲選択方法は、各楽曲についての歌唱難度情報を保
持するとともに、複数の楽曲から、与えられた歌唱者の
歌唱能力情報に適合する歌唱難度情報を有する楽曲を、
演奏対象として選択することを特徴とする。
【0139】したがって、選択された楽曲に合せて歌唱
する歌唱者は、常に自己の歌唱能力に合った楽曲を歌唱
することができる。すなわち、歌唱者の歌唱能力に応じ
た楽曲の検索を、容易かつ的確に行なうことができる。
【0140】請求項4の楽曲選択装置は、請求項1の楽
曲選択装置において、歌唱者の歌唱音声を入力する音声
入力手段、音声入力手段により入力された歌唱音声に基
づいて、歌唱者の音域を判定する音域判定手段、音域判
定手段により判定された歌唱者の音域情報を保持する歌
唱者音域情報保持手段を有することを特徴とする。
【0141】したがって、実際の歌唱者の歌唱に基づい
て、歌唱者の音域を判定するとともに、判定された歌唱
者の音域情報を保持することができる。このため、歌唱
者の音域情報の精度を高めることができるとともに、最
新の歌唱者の歌唱に基づいて歌唱者の音域情報を更新す
ることができる。すなわち、歌唱者の音域に適合した楽
曲の検索を、より高い精度で行なうことができる。
【0142】請求項5の楽曲選択装置は、請求項2の楽
曲選択装置において、演奏された楽曲に基づいて、歌唱
者の嗜好を判定し嗜好情報として保持する歌唱者嗜好情
報保持手段を有することを特徴とする。
【0143】したがって、実際に歌唱者が選択した楽曲
に基づいて、歌唱者の嗜好を判定するとともに、判定さ
れた歌唱者の嗜好情報を保持することができる。このた
め、歌唱者の嗜好情報の精度を高めることができるとと
もに、最新の歌唱者の選択に基づいて歌唱者の嗜好情報
を更新することができる。すなわち、歌唱者の好みに適
合した楽曲の検索を、より高い精度で行なうことができ
る。
【0144】請求項6の楽曲選択装置は、請求項3の楽
曲選択装置において、歌唱者の歌唱音声を入力する音声
入力手段、音声入力手段により入力された歌唱音声に基
づいて、歌唱者の歌唱能力を判定する歌唱能力判定手
段、歌唱能力判定手段により判定された歌唱者の歌唱能
力情報を保持する歌唱者能力情報保持手段を有すること
を特徴とする。
【0145】したがって、実際の歌唱者の歌唱に基づい
て、歌唱者の歌唱能力を判定するとともに、判定された
歌唱者の歌唱能力情報を保持することができる。このた
め、歌唱者の歌唱能力情報の精度を高めることができる
とともに、最新の歌唱者の歌唱に基づいて歌唱者の歌唱
能力情報を更新することができる。すなわち、歌唱者の
歌唱能力に適合した楽曲の検索を、より高い精度で行な
うことができる。
【0146】請求項7の楽曲選択装置は、請求項1から
請求項3の楽曲選択装置において、演奏すべき楽曲を指
定する曲目入力手段を有することを特徴とする。
【0147】したがって、歌唱者に関する音域情報、嗜
好情報、歌唱能力情報が登録されていない場合や、自動
的に選択された楽曲の中に歌唱者の歌いたい楽曲がない
場合は、演奏すべき楽曲を自分で指定することができ
る。すなわち、歌唱者に関する情報の有無にかかわら
ず、歌唱者の意思を反映した楽曲の検索を行なうことが
できる。
【0148】請求項8の楽曲選択装置は、請求項1から
請求項3の楽曲選択装置において、歌唱者の音域情報に
対応して、演奏する楽曲の音域を調整して演奏させる演
奏楽曲音域調整手段を有することを特徴とする。
【0149】したがって、演奏する楽曲の中心音程を、
自動的に、歌唱者の中心音程に一致させて演奏させるこ
とができる。すなわち、歌唱者の音域に適合した、楽曲
の演奏を、容易かつ的確に行なうことができる。
【0150】請求項9の楽曲選択装置は、請求項1から
請求項3の楽曲選択装置において、歌唱者の嗜好情報を
入力する嗜好入力手段、歌唱者の嗜好情報に基づいて、
演奏する楽曲のデータを加工する演奏楽曲データ加工手
段を有することを特徴とする。
【0151】したがって、歌唱者は、楽曲の演奏に先立
って自己の嗜好情報を入力することができる。また、歌
唱者の入力した嗜好情報またはあらかじめ登録された歌
唱者の嗜好情報に基づいて、楽曲のデータを加工して演
奏することができる。すなわち、歌唱者が楽曲のデータ
の加工についての専門知識を有していない場合であって
も、歌唱者の好みに適合した楽曲の演奏を、容易かつ的
確に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一の実施例によるカラオケ装置の構
成を示す図面である。
【図2】利用者情報記憶部における記憶情報の一例を示
す図面である。
【図3】曲目情報記憶部における記憶情報の一例を示す
図面である。
【図4】CPUを用いた場合のカラオケ装置20のハー
ドウェア構成を示す図面である。
【図5】カラオケ装置20の動作の流れを示すフローチ
ャートである。
【図6】カラオケ装置20の動作の流れを示すフローチ
ャートである。
【図7】この発明の他の実施例によるカラオケ装置の構
成を示す図面である。
【図8】MIDIデータ処理装置80の構成を示す図面
である。
【図9】CPUを用いた場合のカラオケ装置70のハー
ドウェア構成を示す図面である。
【図10】カラオケ装置70の動作の流れを示すフロー
チャートである。
【図11】カラオケ装置70における制御ルールの一例
を示す図面である。
【図12】カラオケ装置70における入力のメンバシッ
プ関数の一例を示す図面である。
【図13】カラオケ装置70における出力のメンバシッ
プ関数の一例を示す図面である。
【図14】従来のカラオケ装置の構成を示す図面であ
る。
【符号の説明】
22・・・・・曲目情報記憶部 24・・・・・利用者情報記憶部 28・・・・・難度判定部 30・・・・・雰囲気適合度判定部 32・・・・・音域適合度判定部 34・・・・・曲目候補選択部 40・・・・・演奏/表示/入力部 50・・・・・CRTモニタ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の楽曲から演奏すべき楽曲を選択する
    楽曲選択装置において、 各楽曲についての音域情報を保持する楽曲音域情報保持
    手段、 複数の楽曲から、与えられた歌唱者の音域情報に適合す
    る音域情報を有する楽曲を、演奏対象として選択する音
    域楽曲選択手段、 を設けたことを特徴とする楽曲選択装置。
  2. 【請求項2】複数の楽曲から演奏すべき楽曲を選択する
    楽曲選択装置において、 各楽曲についての雰囲気情報を保持する楽曲雰囲気情報
    保持手段、 複数の楽曲から、与えられた歌唱者の嗜好情報に適合す
    る雰囲気情報を有する楽曲を、演奏対象として選択する
    嗜好楽曲選択手段、 を設けたことを特徴とする楽曲選択装置。
  3. 【請求項3】複数の楽曲から演奏すべき楽曲を選択する
    楽曲選択装置において、 各楽曲についての歌唱難度情報を保持する楽曲難度情報
    保持手段、 複数の楽曲から、与えられた歌唱者の歌唱能力情報に適
    合する歌唱難度情報を有する楽曲を、演奏対象として選
    択する歌唱能力楽曲選択手段、 を設けたことを特徴とする楽曲選択装置。
  4. 【請求項4】請求項1の楽曲選択装置において、 歌唱者の歌唱音声を入力する音声入力手段、 音声入力手段により入力された歌唱音声に基づいて、歌
    唱者の音域を判定する音域判定手段、 音域判定手段により判定された歌唱者の音域情報を保持
    する歌唱者音域情報保持手段を有すること、 を特徴とするもの。
  5. 【請求項5】請求項2の楽曲選択装置において、 演奏された楽曲に基づいて、歌唱者の嗜好を判定し嗜好
    情報として保持する歌唱者嗜好情報保持手段を有するこ
    とを特徴とするもの。
  6. 【請求項6】請求項3の楽曲選択装置において、 歌唱者の歌唱音声を入力する音声入力手段、 音声入力手段により入力された歌唱音声に基づいて、歌
    唱者の歌唱能力を判定する歌唱能力判定手段、 歌唱能力判定手段により判定された歌唱者の歌唱能力情
    報を保持する歌唱者能力情報保持手段を有すること、 を特徴とするもの。
  7. 【請求項7】請求項1から請求項3の楽曲選択装置にお
    いて、 演奏すべき楽曲を指定する曲目入力手段を有することを
    特徴とするもの。
  8. 【請求項8】請求項1から請求項3の楽曲選択装置にお
    いて、 歌唱者の音域情報に対応して、演奏する楽曲の音域を調
    整して演奏させる演奏楽曲音域調整手段を有することを
    特徴とするもの。
  9. 【請求項9】請求項1から請求項3の楽曲選択装置にお
    いて、 歌唱者の嗜好情報を入力する嗜好入力手段、 歌唱者の嗜好情報に基づいて、演奏する楽曲のデータを
    加工する演奏楽曲データ加工手段を有すること、 を特徴とするもの。
  10. 【請求項10】複数の楽曲から演奏すべき楽曲を選択す
    る楽曲選択方法において、 各楽曲についての音域情報を保持するとともに、 複数の楽曲から、与えられた歌唱者の音域情報に適合す
    る音域情報を有する楽曲を、演奏対象として選択するこ
    と、 を特徴とする楽曲選択方法。
  11. 【請求項11】複数の楽曲から演奏すべき楽曲を選択す
    る楽曲選択方法において、 各楽曲についての雰囲気情報を保持するとともに、 複数の楽曲から、与えられた歌唱者の嗜好情報に適合す
    る雰囲気情報を有する楽曲を、演奏対象として選択する
    こと、 を特徴とする楽曲選択方法。
  12. 【請求項12】複数の楽曲から演奏すべき楽曲を選択す
    る楽曲選択方法において、 各楽曲についての歌唱難度情報を保持するとともに、 複数の楽曲から、与えられた歌唱者の歌唱能力情報に適
    合する歌唱難度情報を有する楽曲を、演奏対象として選
    択すること、 を特徴とする楽曲選択方法。
JP6231380A 1994-09-27 1994-09-27 楽曲選択装置および楽曲選択方法 Pending JPH0895585A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6231380A JPH0895585A (ja) 1994-09-27 1994-09-27 楽曲選択装置および楽曲選択方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6231380A JPH0895585A (ja) 1994-09-27 1994-09-27 楽曲選択装置および楽曲選択方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0895585A true JPH0895585A (ja) 1996-04-12

Family

ID=16922717

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6231380A Pending JPH0895585A (ja) 1994-09-27 1994-09-27 楽曲選択装置および楽曲選択方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0895585A (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09212185A (ja) * 1996-02-06 1997-08-15 Brother Ind Ltd カラオケ装置
JP2000172278A (ja) * 1998-12-03 2000-06-23 Daiichikosho Co Ltd 歌唱者の声域と楽曲の主旋律音域に合わせて演奏キーを自動設定する機能に特徴を有するカラオケ装置
JP2004510176A (ja) * 2000-06-29 2004-04-02 ミュージックゲノム.コム インコーポレイテッド セルラー・ネットワークを通して音楽コンテンツを配信するために、音楽に対する好みを予測するためのシステムの使用
JP2006286177A (ja) * 2006-03-24 2006-10-19 Sony Corp 情報処理装置および方法、並びに記録媒体
JP2008152169A (ja) * 2006-12-20 2008-07-03 Daiichikosho Co Ltd カラオケ選曲補助システム
JP2009162818A (ja) * 2007-12-28 2009-07-23 Nintendo Co Ltd 楽曲提示装置、楽曲提示プログラム
JP2010008846A (ja) * 2008-06-30 2010-01-14 Daiichikosho Co Ltd 選曲者に対応したハイレベル楽曲検索システム
JP2010008847A (ja) * 2008-06-30 2010-01-14 Daiichikosho Co Ltd 選曲者に対応したローレベル楽曲検索システム
US7756862B1 (en) 1999-11-12 2010-07-13 Sony Corporation Information processor and processing method, and information storage medium
JP2011175179A (ja) * 2010-02-25 2011-09-08 Brother Industries Ltd カラオケ装置
JP2011191463A (ja) * 2010-03-15 2011-09-29 Brother Industries Ltd 楽曲提供装置
JP2011203479A (ja) * 2010-03-25 2011-10-13 Xing Inc カラオケシステム、カラオケシステムの制御方法、及びカラオケシステムの制御プログラム並びにその情報記録媒体
JP2012185325A (ja) * 2011-03-04 2012-09-27 Konami Digital Entertainment Co Ltd カラオケ装置、音域測定方法、および、プログラム

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09212185A (ja) * 1996-02-06 1997-08-15 Brother Ind Ltd カラオケ装置
JP2000172278A (ja) * 1998-12-03 2000-06-23 Daiichikosho Co Ltd 歌唱者の声域と楽曲の主旋律音域に合わせて演奏キーを自動設定する機能に特徴を有するカラオケ装置
US8849839B2 (en) 1999-11-12 2014-09-30 Sony Corporation Apparatus and associated methodology for automatically selecting content using stored criteria
US7756862B1 (en) 1999-11-12 2010-07-13 Sony Corporation Information processor and processing method, and information storage medium
US7877419B2 (en) 1999-11-12 2011-01-25 Sony Corporation Information processing apparatus and method, and program storage medium
JP2004510176A (ja) * 2000-06-29 2004-04-02 ミュージックゲノム.コム インコーポレイテッド セルラー・ネットワークを通して音楽コンテンツを配信するために、音楽に対する好みを予測するためのシステムの使用
JP2004522177A (ja) * 2000-06-29 2004-07-22 ミュージックゲノム.コム インコーポレイテッド 音楽に対する好みを予測するためのシステムおよび方法
JP4689510B2 (ja) * 2006-03-24 2011-05-25 ソニー株式会社 情報処理装置
JP2006286177A (ja) * 2006-03-24 2006-10-19 Sony Corp 情報処理装置および方法、並びに記録媒体
JP2008152169A (ja) * 2006-12-20 2008-07-03 Daiichikosho Co Ltd カラオケ選曲補助システム
JP2009162818A (ja) * 2007-12-28 2009-07-23 Nintendo Co Ltd 楽曲提示装置、楽曲提示プログラム
JP2010008847A (ja) * 2008-06-30 2010-01-14 Daiichikosho Co Ltd 選曲者に対応したローレベル楽曲検索システム
JP2010008846A (ja) * 2008-06-30 2010-01-14 Daiichikosho Co Ltd 選曲者に対応したハイレベル楽曲検索システム
JP2011175179A (ja) * 2010-02-25 2011-09-08 Brother Industries Ltd カラオケ装置
JP2011191463A (ja) * 2010-03-15 2011-09-29 Brother Industries Ltd 楽曲提供装置
JP2011203479A (ja) * 2010-03-25 2011-10-13 Xing Inc カラオケシステム、カラオケシステムの制御方法、及びカラオケシステムの制御プログラム並びにその情報記録媒体
JP2012185325A (ja) * 2011-03-04 2012-09-27 Konami Digital Entertainment Co Ltd カラオケ装置、音域測定方法、および、プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3433818B2 (ja) 楽曲検索装置
JP4199097B2 (ja) 楽曲自動分類装置及び方法
JP2014194536A (ja) コード検出装置およびコード検出方法を実現するためのプログラム
JPH0895585A (ja) 楽曲選択装置および楽曲選択方法
US20110011247A1 (en) Musical composition discrimination apparatus, musical composition discrimination method, musical composition discrimination program and recording medium
JP5196550B2 (ja) コード検出装置およびコード検出プログラム
JP3231482B2 (ja) テンポ検出装置
WO2019180830A1 (ja) 歌唱評価方法及び装置、プログラム
JP4491743B2 (ja) カラオケ装置
US20080011148A1 (en) Musical Composition Processing Device
USRE43379E1 (en) Music selecting apparatus and method
JP5092589B2 (ja) 演奏クロック生成装置、データ再生装置、演奏クロック生成方法、データ再生方法およびプログラム
JP3599686B2 (ja) カラオケ歌唱時に声域の限界ピッチを検出するカラオケ装置
JP4171680B2 (ja) 音楽再生装置の情報設定装置、情報設定方法、及び情報設定プログラム
JP2007156187A (ja) 楽曲処理装置
JPH0417000A (ja) カラオケ装置
US7385130B2 (en) Music selecting apparatus and method
JP4089447B2 (ja) 演奏データ処理装置および演奏データ処理用プログラム
JPH06202621A (ja) 楽曲演奏情報を利用した楽曲検索装置
JP3812510B2 (ja) 演奏データ処理方法および楽音信号合成方法
JP3879524B2 (ja) 波形生成方法、演奏データ処理方法および波形選択装置
JP4723222B2 (ja) 選曲装置及び方法
JP6365483B2 (ja) カラオケ装置,カラオケシステム,及びプログラム
JP2004184506A (ja) カラオケ装置及びプログラム
JP2689614B2 (ja) 電子楽器