JP2011191463A - 楽曲提供装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザが歌いたい楽曲を歌えるようにするための練習曲を選択してユーザに推奨できる楽曲提供装置を提供する。
【解決手段】ユーザの歌唱音を特徴付ける特徴パラメータ(ユーザパラメータ)が、カラオケ装置によって抽出される(S1)。抽出されたユーザパラメータは、サーバに対して送信され、サーバにおいて受信される(S2)。ユーザが設定した目標曲の特徴パラメータ(目標パラメータ)が特定される(S3)。ユーザパラメータと目標パラメータとに基づいて、練習曲を選択するために使用される特徴パラメータ(練習パラメータ)が特定される(S4)。特定された練習パラメータに該当する楽曲が、練習曲として特定される(S6)。特定された練習曲は、カラオケ装置の表示部に表示される。
【選択図】図2

Description

本発明は楽曲提供装置に関する。より詳細には、ユーザに楽曲を推奨する楽曲提供装置に関する。
従来、ユーザに楽曲を推奨することができる楽曲提供装置が提案されている。例えば特許文献1に記載の装置では、ユーザの発声可能な音の高さ及び長さが、ユーザの歌唱音に基づいて取得される。楽曲を歌唱するアーティストの歌声音から特定された音の高さ及び長さが、取得された音の高さ及び長さと比較される。比較の結果、ユーザが発声可能であって歌唱可能な楽曲のリストが抽出される。抽出された楽曲の一覧が、ユーザに対して提示される。ユーザは、自身が歌唱可能な楽曲をリストから選択して歌うことができる。
特開2004−21233号公報
ユーザは、歌いたくても現時点では歌うことのできない楽曲が歌えるようになるために、自身の歌唱力以上を必要とする楽曲を練習曲として使用し練習する必要がある。しかしながら上述の装置では、ユーザが現時点で歌唱可能な楽曲が抽出され、ユーザが歌えない楽曲は抽出されない。従ってユーザは、歌いたい楽曲がいつまでも歌えるようにならないという問題点がある。
本発明の目的は、ユーザが歌いたい楽曲を歌えるようにするための練習曲を選択してユーザに推奨できる楽曲提供装置を提供することにある。
本発明の第一態様に係る楽曲提供装置は、音声を構成する各音を特徴付けるパラメータである特徴パラメータであって、ユーザが楽曲を歌唱する場合に発声した音声の前記特徴パラメータであるユーザパラメータを取得する取得手段と、楽曲を歌唱する模範的な音声の前記特徴パラメータである模範パラメータを、複数の前記楽曲分、音階毎に記憶する第一記憶手段と、ユーザによって設定された前記楽曲を歌唱する模範的な音声の前記特徴パラメータである目標パラメータと、前記取得手段によって取得された前記ユーザパラメータとを音階毎に比較し、前記目標パラメータ及び前記ユーザパラメータと所定の関係を満たすパラメータである練習パラメータを特定する特定手段と、前記第一記憶手段を参照し、前記特定手段によって特定された前記練習パラメータに該当する前記模範パラメータに対応する前記楽曲を、練習曲として選択する選択手段と、前記選択手段によって選択された前記練習曲に関する情報を出力する出力手段とを備えている。
第一態様に係る楽曲提供装置では、ユーザは、現状では歌唱力が足りず歌えないが、将来的に歌いたい楽曲(目標曲)を設定する。楽曲提供装置は、ユーザの歌唱可能な楽曲の難易度よりも高く、且つ目標曲の難易度よりも低い楽曲を選択し、ユーザに対して推奨できる。楽曲提供装置は、ユーザが目標曲を歌えるようになるための練習曲として最適な楽曲を、ユーザに対して推奨できる。ユーザは、目標曲が歌えるようになるための練習を、練習曲を用いて行うことで、効率的に歌の練習を行うことができる。
また第一態様において、前記特徴パラメータは、各音の最大の音量である最大音量と、各音の最長の長さである最大音長とを少なくとも含み、前記特定手段は、前記ユーザパラメータに含まれる前記最大音量よりも大きく、且つ前記目標パラメータに含まれる前記最大音量よりも小さい練習音量と、前記ユーザパラメータに含まれる前記最大音長よりも大きく、且つ前記目標パラメータに含まれる前記最大音長よりも小さい練習音長とを含む前記練習パラメータを特定し、前記選択手段は、前記練習音量に該当する前記最大音量に対応する前記楽曲であり、且つ、前記練習音長に該当する前記最大音長に対応する前記楽曲を前記練習曲として選択してもよい。楽曲提供装置は、ユーザが目標曲を歌うために必要な歌唱力(音階毎の音量、音長)を身につけるために最適な楽曲を、練習曲として推奨できる。
また第一態様において、前記特定手段は、前記ユーザパラメータと前記目標パラメータとの差分に応じて、特定する前記練習パラメータを変更してもよい。例えば差分が大きい場合、楽曲提供装置は、より難易度の低い楽曲が選択されるように練習パラメータを選択できる。差分が小さい場合、楽曲提供装置は、より難易度の高い楽曲が選択されるように練習パラメータを選択できる。これによって楽曲提供装置は、難易度の非常に高い楽曲を初めからユーザに推奨してしまうことを防止できる。ユーザは、難易度の低い練習曲から順番に選択して練習することができる。
また、第一態様において、前記特定手段によって特定される前記練習パラメータの数を、ユーザから受け付ける第一受付手段を備え、前記特定手段は、前記第一受付手段によって受け付けられた前記練習パラメータの数分、前記練習パラメータを段階的に特定してもよい。楽曲提供装置は、難易度の低い楽曲から高い楽曲まで段階的に選択し、ユーザに推奨できる。ユーザは、難易度の異なる複数の練習曲の中から、自身にとって最適な練習曲を選択して使用し、練習を行うことでができる。
また、第一態様において、ユーザを特定するユーザ情報であって、楽曲を歌唱したユーザのユーザ情報を受け付ける第二受付手段と、前記抽出手段によって抽出された前記ユーザパラメータと、前記第二受付手段によって受け付けられた前記ユーザ情報とを対応付けて記憶する第二記憶手段と、前記抽出手段によって前記ユーザパラメータが抽出された場合であって、前記第二受付手段によって受け付けられた前記ユーザ情報が既に前記第二記憶手段に記憶されている場合に、抽出された前記ユーザパラメータである抽出パラメータと、記憶されている前記ユーザパラメータである記憶パラメータとを音階毎に比較し、前記抽出パラメータと前記記憶パラメータとが所定の条件を満たしている音階を検索する検索手段と、前記検索手段によって検索された音階の前記抽出パラメータを、前記記憶パラメータに上書きして記憶する記憶制御手段とを備え、前記特定手段は、前記記憶パラメータと、前記目標パラメータとを比較してもよい。これによって楽曲提供装置は、最も優れたユーザパラメータの履歴を第二記憶手段に記憶できる。楽曲提供装置は、ユーザの歌の調子が一時的に悪くなった場合でも、ユーザの歌唱能力を正確に把握して、適切な練習パラメータを特定できる。また楽曲提供装置は、記憶された情報に基づいて繰り返し練習曲を選択し、練習曲としてユーザに推奨できる。
また、第一態様において、ユーザを特定するユーザ情報であって、楽曲を歌唱したユーザのユーザ情報を受け付ける第二受付手段と、ユーザが過去に歌唱した前記楽曲を、前記ユーザ情報に対応付けて記憶する第三記憶手段を備え、前記選択手段は、前記第三記憶手段に記憶されている前記楽曲のうち、前記第二受付手段によって受け付けられた前記ユーザ情報に対応付けられている前記楽曲から前記練習曲を選択してもよい。これによって楽曲提供装置は、ユーザが過去に歌唱したことのある楽曲を優先して選択し、ユーザに推奨できる。楽曲提供装置は、ユーザに馴染みのある楽曲を推奨できる。
また、第一態様において、ユーザを特定するユーザ情報であって、楽曲を歌唱したユーザのユーザ情報を受け付ける第二受付手段と、前記選択手段によって選択された前記練習曲を、前記第二受付手段によって受け付けた前記ユーザ情報に対応付けて記憶する第四記憶手段を備え、前記出力手段は、前記第四記憶手段に記憶された前記楽曲のうち、前記第二受付手段によって受け付けた前記ユーザ情報と異なる前記ユーザ情報に対応付けられた前記楽曲に関する情報を更に出力してもよい。これによってユーザは、他のユーザに対して推奨された楽曲を知ることができる。ユーザは、他のユーザに対して推奨された楽曲に基づいて練習曲を特定できる。
楽曲提供システム1の概要を示す模式図である。 練習音量を選択する処理の流れを示すフローチャートである。 練習曲を選択する処理の概要を示す図である。 ユーザ音量、目標音量、及び練習音量の関係を示すグラフである。 パラメータテーブル441を示す模式図である。 楽曲テーブル442を示す模式図である。 第一履歴テーブル443を示す模式図である。 第二履歴テーブル444を示す模式図である。 端末メイン処理を示すフローチャートである。 装置メイン処理を示すフローチャートである。 サーバメイン処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態である楽曲提供システム1について、図面を参照して説明する。これらの図面は、本発明が採用しうる技術的特徴を説明するために用いられるものである。記載されている装置の構成、各種処理のフローチャートなどは、それのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例である。
図1を参照し、楽曲提供システム1について説明する。楽曲提供システム1は、リモコン端末10、カラオケ装置20、及びサーバ40を備えている。リモコン端末10は、ユーザのリクエスト曲や各種設定情報を受け付ける。カラオケ装置20は、リクエスト曲の伴奏楽曲をスピーカ25から出力すると同時に、リクエスト曲の歌詞を表示部29に表示する。カラオケ装置20は、ユーザの歌唱音を取得して増幅し、スピーカ25から出力する。サーバ40は、カラオケ装置20において出力される伴奏楽曲のデータや、歌詞のデータをカラオケ装置20に提供する。カラオケ装置20及びサーバ40は、ネットワーク2に接続されている。カラオケ装置20及びサーバ40は、ネットワーク2を介して相互に通信を行うことができる。リモコン端末10は、カラオケ装置20と赤外線通信を行うことができる。なおネットワーク3には、PC3が接続されていてもよい。
リモコン端末10の電気的構成について説明する。リモコン端末10は、CPU11、ROM12、RAM13、フラッシュメモリ14、入力部15、表示部16、及び通信部17を備えている。CPU11は、リモコン端末10全体の動作を制御する。ROM12には、ブートプログラムとパラメータとが少なくとも記憶される。RAM13には、プログラムで使用される各種の情報が一時的に記憶される。フラッシュメモリ14には、CPU11が動作するためのプログラムが少なくとも記憶される。入力部15は、ユーザからの入力情報を受け付けるボタンやタッチパネルである。表示部16は、像を表示してユーザに通知する液晶ディスプレイ(LCD)である。通信部17は、カラオケ装置20と赤外線通信を行うための通信モジュールである。CPU11は、ROM12、RAM13、フラッシュメモリ14、入力部15、表示部16、及び通信部17と電気的に接続している。
カラオケ装置20の電気的構成について説明する。カラオケ装置20は、CPU21、ROM22、RAM23、フラッシュメモリ24、スピーカ25、マイク26、入力部28、表示部29、及び通信部27,30を備えている。CPU21は、カラオケ装置20全体の動作を制御する。ROM22には、ブートプログラムとパラメータとが少なくとも記憶される。RAM23には、プログラムで使用される各種の情報が一時的に記憶される。フラッシュメモリ24には、CPU21が動作するためのプログラムが少なくとも記憶される。スピーカ25は、伴奏楽曲と歌唱音とを出力する。マイク26は、ユーザの歌唱音を増幅する。入力部28は、ユーザからの入力情報を受け付けるボタンやタッチパネルである。表示部29は、像を表示してユーザに通知するLCDである。通信部27は、リモコン端末10と赤外線通信を行うための通信モジュールである。通信部30は、ネットワーク2を介してサーバ40と通信を行うための通信モジュールである。CPU21は、ROM22、RAM23、フラッシュメモリ24、スピーカ25、マイク26、入力部28、表示部29、及び通信部27、30と電気的に接続している。
サーバ40の電気的構成について説明する。サーバ40は、CPU41、ROM42、RAM43、ハードディスク装置(以下「HDD」という。)44、通信部45、入力部46、及び表示部47を備えている。CPU41は、サーバ40全体の動作を制御する。ROM42には、ブートプログラムとパラメータとが少なくとも記憶される。RAM43には、プログラムで使用される各種の情報が一時的に記憶される。HDD44には、CPU41が動作するためのプログラムと、後述する各種テーブルとが少なくとも記憶される。通信部45は、ネットワーク2を介してカラオケ装置20と通信を行うための通信モジュールである。入力部46は、オペレータからの入力情報を受け付けるキーボードである。表示部47は、像を表示するLCDである。CPU41は、ROM42、RAM43、HDD44、通信部45、入力部46、及び表示部47と電気的に接続している。
本実施の形態では、ユーザが歌唱の練習用に使用する楽曲(以下「練習曲」という。)として最適な楽曲が、サーバ40において選択される。練習曲としては、現時点のユーザの歌唱力では難易度が高く歌えないが、将来的にユーザが歌いたい楽曲(以下「目標曲」という。)よりは難易度の低い楽曲が選択される。選択された練習曲は、カラオケ装置20の表示部29に表示される。ユーザは、目標曲が歌えるようになるための練習用の楽曲として、表示部29に表示された練習曲を使用できる。ユーザは、現在の歌唱可能な楽曲よりも難易度が高い楽曲を練習曲として使用し、上手く歌えるように努力しつつ練習を行うことで、確実に歌唱力を向上させることができる。また、練習曲は目標曲よりも難易度が低いので、ユーザは徐々に歌唱力を上達させながら、目標曲を歌うために必要な歌唱力を確実に身につけることができる。
練習曲は、音声を構成する各音階の音を特徴付けるパラメータ(以下「特徴パラメータ」という。)であって、ユーザの歌唱音の特徴パラメータに基づいて選択される。本実施形態では、最大音量と最大音長とが特徴パラメータとして使用される。最大音量は、一曲分の歌唱音における音階毎の最大音量を示す。最大音長は、一曲分の歌唱音における音階毎の最大長(連続して音声が発声された場合の最大の長さ)を示す。なお本発明の特徴パラメータは、最大音量及び最大音長に限定されず、他のパラメータであってもよい。以下、練習曲の選択方法について概説する。
図2から図4を参照し、サーバ40における練習曲の選択方法について説明する。図2に示すように、カラオケ装置20において、ユーザの歌唱音が取得される。取得された歌唱音の最大音量及び最大音長が、カラオケ装置20において抽出される(S1)。以下、抽出された最大音量を「ユーザ音量」という。抽出された最大音長を「ユーザ音長」という。ユーザ音量及びユーザ音長を「ユーザパラメータ」という。
抽出されたユーザ音量及びユーザ音長は、カラオケ装置20からサーバ40に対して送信される。サーバ40では、ユーザ音量及びユーザ音長が受信される(S2)。図3のうち列51に、サーバ40によって受信されたユーザ音量(Uv)の一例を示す。ユーザ音量は、音階(ドレミファソラシド)毎に格納されている。ユーザ音量は、ユーザの歌唱音から抽出された音階毎の最大の音量(単位:dB)を、1〜100の値で段階的に示している。なお図3では、ユーザ音長は省略されている。
サーバ40がカラオケ装置20からユーザ音量とユーザ音長とを受信した後、図2に示すように、サーバ40では、予めユーザによって設定されている目標曲が参照される。参照された目標曲の歌唱音の模範的な最大音量及び最大音長が特定される(S3)。以下、特定された最大音量を「目標音量」という。特定された最大音長を「目標音長」という。目標音量及び目標音長を「目標パラメータ」という。図3のうち列52に、サーバ40によって特定された目標音量(Ov)の一例を示す。目標音長は省略されている。
ユーザパラメータと目標パラメータとに基づいて、練習曲を選択するために使用される特徴パラメータ(最大音量及び最大音長)が特定される(S4)。以下、練習曲を選択するために使用される最大音量を「練習音量」という。練習曲を選択するために使用される最大音長を「練習音長」という。練習音量及び練習音長を「練習パラメータ」という。
図3及び図4を参照し、ユーザ音量(Uv)及び目標音量(Ov)に基づいて練習音量を特定する方法について説明する。図3に示すように、「ド」、「レ」「シ」の音階に対応する最大音量は、OvとUvとが同一であるか、OvよりもUvの方が大きい。従って、「ド」「レ」「シ」の音域においては、ユーザは目標曲を十分歌える歌唱力を有していることになる。一方、「ミ」「ファ」「ソ」「ラ」「ド」の音階においては、UvよりもOvの方が大きい。従ってユーザは、「ミ」「ファ」「ソ」「ラ」「ド」の音域においては、目標曲を歌うために要求される歌唱力を備えていないので、目標曲を歌うことができないことになる。従って、これらの音階における歌唱力を向上させることができる楽曲を、練習曲として選択する必要がある。
本実施形態では、ユーザ音量(Uv)と目標音量(Ov)との平均値(Pv)が算出される。ユーザ音量(Uv)よりも目標音量(Ov)の方が大きい場合、練習音量は、Uvよりも大きくPvよりも小さい範囲内の値として特定される。図4のうち、「ミ」「ファ」「ソ」「ラ」の音域における、Uvよりも大きくPvよりも小さい範囲内の値(ミ:61、ファ:62、ソ:63、ラ:64)が、練習音量に相当する。このように練習音量は、一定範囲内の値となる。なお、目標音量(Ov)よりもユーザ音量(Uv)の方が大きい場合、該当する音階においてユーザは歌唱力を向上させる必要はない。従って練習音量は、Uv以下の値として特定される。図3に示すように、各音階におけるユーザ音量と目標音量との平均値(Pv)が算出される(列53)。次いで、算出された平均値に基づいて、目標音量が特定される(列54)。なお同様の方法によって、練習音長が特定される。
練習パラメータ(練習音量及び練習音長)が特定された後、図2に示すように、特定された練習パラメータに基づいて、練習曲が選択される(S5,S6)。練習曲は、楽曲を歌唱する模範的な音声の最大音量(以下「模範音量」という。)及び最大音長(以下「模範音長」という。)が格納された楽曲テーブル442(図6参照、後述)を参照することで特定される(「模範音量」と「模範音長」とを「模範パラメータ」という。)。
S4において特定された練習音量に該当する模範音量に対応付けられている楽曲が、楽曲テーブル442を参照することで選択される。S4において特定された練習音長に該当する模範音長に対応づけられている楽曲が、楽曲テーブル442を参照することで選択される(S5)。練習音量及び練習音長は、上述のように所定の範囲を示しているので、複数の練習曲が練習曲に該当する場合がある。次いで、練習音量に基づいて選択された楽曲と、練習音長に基づいて選択された楽曲とで、同一の楽曲が抽出される。抽出された楽曲が、最終的に練習曲として特定される(S6)。
以上のように特定された練習曲は、目標曲が歌えるようになるためにユーザが使用する練習曲として最適である。練習曲は、現在の歌唱可能な楽曲よりも難易度が高いので、ユーザは練習曲を上手く歌えるように努力することで、歌唱力を向上させることができる。また練習曲は、歌唱力が不足する音階の難易度が高くなるように設定されているので、ユーザは、不足する歌唱力を効率的に補い、目標曲を歌うための歌唱力を身につけることができる。さらに練習曲の難易度は、自身の歌唱可能な楽曲の難易度と目標曲の難易度とを平均した値よりも低いので、ユーザは、徐々に歌唱力を上達させながら、目標曲を歌うために必要な歌唱力を確実に身につけることができる。
なお上述では、ユーザ音量と目標音量との平均値が算出され、目標音量の上限値とされた。同様に、ユーザ音長と目標音長との平均値が算出され、目標音長の上限値とされた。しかしながら、ユーザによって設定される所定の数(以下「パラメータ数」という。)に応じて、上限値を特定する場合の算出方法を変化させてもよい。具体的には、ユーザによって設定されたパラメータ数分、上限が異なる複数の練習パラメータが算出される。ユーザによって設定されるパラメータ数をN、ユーザパラメータをU、目標パラメータをO、練習パラメータの上限をPn(n=1,2,3≦N)と表記すると、以下の算出式に基づいてPnが算出される。
Pn=n×(U+O)/(N+1) (n=1,2,3≦N)
例えば、ユーザによって設定されるパラメータ数(N)が1である場合、
P1 = (U+O)/2
となり、上限値は上述した例の通り、平均値となる。一方、ユーザによって設定されるパラメータ数(N)が2である場合、
P1 = (U+O)/3
P2 = 2×(U+O)/3
となり、二つの上限が特定される。其々の上限値から特定される練習パラメータQnは
U<Q1<P1
U<Q2<P2
となる。このように、設定されたパラメータ数分、上限の異なる複数の練習パラメータが特定される。其々の練習パラメータに基づいて練習曲が選択される。ユーザは、難易度の上限が異なる複数の練習曲の中から、自身の歌唱力に応じて練習曲を適宜選択して使用できる。例えばユーザは、難易度の上限が低い練習曲から順に使用して歌唱の練習を行うことで、段階的に歌唱力を身につけることができる。このようにサーバ40は、ユーザによって指定されたパラメータ数分、難易度の異なる複数の練習パラメータを段階的に特定できる。サーバ40は、低い楽曲から高い楽曲まで練習曲を段階的に選択し、ユーザに推奨できる。
なお本発明は、ユーザパラメータと目標パラメータとの間の差に応じて、特定する練習パラメータの上限を変更してもよい。例えばユーザパラメータと目標パラメータとの間の差が大きい場合、練習パラメータの上限は、上述した方法によって特定される値よりも小さくしてもよい。ユーザパラメータと目標パラメータとの間の差が小さい場合、練習パラメータの上限は、上述した方法によって特定される値よりも大きくしてもよい。これによってサーバ40は、難易度の非常に高い練習曲を初めからユーザに推奨してしまうことを防止できる。ユーザは、難易度の低い練習曲から順番に選択して練習することができる。ユーザは、確実に歌唱力を向上させることができる。
なお上述では、練習音量に基づいて選択された楽曲と、練習音長に基づいて選択された楽曲とで、同一の楽曲が抽出されていた。抽出された楽曲が、最終的に練習曲として特定されていた(S6参照)。しかしながら本発明はこれに限定されない。練習音量に基づいて選択された楽曲と、練習音長に基づいて選択された楽曲との両方が、練習曲として選択されてもよい。
図5を参照し、サーバ40のHDD44に記憶されるパラメータテーブルの一例である、パラメータテーブル441について説明する。パラメータテーブル441には、歌唱音から抽出されたユーザパラメータ(ユーザ音量、ユーザ音長)が、ユーザID(「aaa」「bbb」)に対応付けて格納される。ユーザ音量は、ユーザの歌唱音から抽出された音階毎の最大音量(単位:dB)を、1〜100の値で段階的に示した値である。ユーザ音長は、ユーザの歌唱音から抽出された音階毎の最大長(単位:秒)を、1〜100の値で段階的に示した値である。ユーザパラメータは、カラオケ装置20においてユーザの歌唱音から抽出される。サーバ40は、抽出されたユーザパラメータをカラオケ装置20から受信し、ユーザIDに対応付けてパラメータテーブル441に格納する。
図6を参照し、サーバ40のHDD44に記憶される楽曲テーブルの一例である、楽曲テーブル442について説明する。楽曲テーブル442には、模範パラメータ(模範音量、模範音長)が楽曲ID(「xxx」「yyy」)に対応付けて格納される。模範パラメータは、オペレータによってサーバ40に直接入力される。サーバ40は、入力された模範パラメータを、楽曲IDに対応付けて楽曲テーブル442に格納する。
図7を参照し、サーバ40のHDD44に記憶される第一履歴テーブルの一例である、第一履歴テーブル443について説明する。第一履歴テーブル443には、ユーザがリクエスト曲として選択した楽曲を特定する楽曲IDの履歴(「AAA」「BBB」・・・)が、ユーザID(「」「aaa」「bbb」・・・)に対応付けて格納される。サーバ40は、カラオケ装置20が受け付けたリクエスト曲をカラオケ装置20から受信し、ユーザIDに対応付けて第一履歴テーブル443に格納する。
図8を参照し、サーバ40のHDD44に記憶される第二履歴テーブルの一例である、第二履歴テーブル444について説明する。第二履歴テーブル444には、練習曲を特定する楽曲IDの履歴(「OOO」「PPP」・・・)が、ユーザID(「aaa」「bbb」・・・)に対応付けて格納される。サーバ40は、練習曲を特定した場合、練習曲の楽曲IDとユーザIDとを対応付けて第二履歴テーブル444に格納する。
図9を参照し、リモコン端末10のCPU11において実行される端末メイン処理について説明する。端末メイン処理は、リモコン端末10の電源が投入された場合に、CPU11において起動され実行される。端末メイン処理が起動されると、リクエスト曲の入力が入力部15を介してユーザによって行われたかが判断される(S11)。リクエスト曲の入力が行われた場合(S11:YES)、入力されたリクエスト曲の楽曲ID(以下「リクエストID」という。)が特定され、RAM13に記憶される。リクエスト曲を入力したユーザのユーザIDを取得するために、ユーザIDの入力を受け付ける受付画面が、表示部16に表示される。ユーザによって、入力部15を介してユーザIDが入力される。入力されたユーザIDが受け付けられ(S13)、RAM13に記憶される。RAM13に記憶されたユーザIDとリクエストIDとは、通信部17を介してカラオケ装置20に送信される(S15)。処理はS11に戻る。
一方、目標曲の入力が入力部15を介してユーザによって行われた場合(S11:NO、S17:YES)、入力された目標曲の楽曲ID(以下「目標曲ID」という。)が特定される。目標曲を入力したユーザのユーザIDを取得するために、ユーザIDの入力を受け付ける受付画面が、表示部16に表示される。ユーザによって、入力部15を介してユーザIDが入力される。入力されたユーザIDが受け付けられ(S18)、RAM13に記憶される。RAM13に記憶されたユーザIDと目標曲IDとは、通信部17を介してカラオケ装置20に送信される(S19)。処理はS11に戻る。
他方、パラメータ数の入力が入力部15を介してユーザによって行われた場合(S17:NO、S21:YES)、パラメータ数を入力したユーザのユーザIDを取得するために、ユーザIDの入力を受け付ける受付画面が、表示部16に表示される。ユーザによって、入力部15を介してユーザIDが入力される。入力されたユーザIDが受け付けられ(S22)、RAM13に記憶される。RAM13に記憶されたユーザIDと、入力されたパラメータ数は、通信部17を介してカラオケ装置20に対して送信される(S23)。処理はS11に戻る。入力操作が何ら行われていない場合(S21:NO)、そのまま処理はS11に戻る。
図10を参照し、カラオケ装置20のCPU21において実行される装置メイン処理について説明する。装置メイン処理は、カラオケ装置20の電源が投入された場合、CPU21において起動され実行される。装置メイン処理が起動されると、リモコン端末10から送信されるユーザID及びリクエストIDを受信したかが判断される(S31)。ユーザID及びリクエストIDを受信した場合(S31:YES)、受信したユーザID及びリクエストIDはRAM23に記憶される(S33)。リクエストIDに対応する楽曲の伴奏楽曲を要求する要求パケットが、サーバ40に対して送信される。サーバ40では、要求のあった伴奏楽曲がカラオケ装置20に対して返信される。カラオケ装置20では、サーバ40から送信された伴奏楽曲が受信される。受信された伴奏楽曲はフラッシュメモリ24に記憶される。記憶された伴奏楽曲がスピーカ25から出力される(S35)。なお伴奏楽曲は、予めフラッシュメモリ24に記憶されていてもよい。カラオケ装置20は、予めフラッシュメモリ24に記憶されている伴奏楽曲をスピーカ25から出力してもよい。
伴奏楽曲にあわせて、ユーザが歌唱する。歌唱音は、マイク26を介して取得される(S37)。取得された歌唱音は、フラッシュメモリ24に記憶される。伴奏楽曲の出力が終了したかが監視される(S39)。伴奏楽曲が継続して出力中である場合(S39:NO)、処理はS37に戻る。継続して歌唱音がマイクを介して取得される。伴奏楽曲がすべて出力されるか、又は、伴奏楽曲の出力を停止させる指示がユーザによって入力された場合、伴奏楽曲の出力は停止する。伴奏楽曲の出力が終了した場合(S39:YES)、フラッシュメモリ24に記憶された状態の歌唱音から、ユーザパラメータが抽出される(S40)。抽出されたユーザパラメータは、S33においてRAM23に記憶されたユーザID及びリクエストIDと共に、ネットワーク2を介してサーバ40に送信される(S41)。処理はS31に戻る。
リモコン端末10からユーザID及び目標曲IDを受信した場合(S31:NO、S47:YES)、受信したユーザID及び目標曲IDは、ネットワーク2を介してサーバ40に送信される(S49)。処理はS31に戻る。リモコン端末10からユーザID及びパラメータ数を受信した場合(S47:NO、S51:YES)、受信したユーザID及びパラメータ数は、ネットワーク2を介してサーバ40に送信される(S53)。処理はS31に戻る。サーバ40から練習曲リスト(詳細後述)を受信した場合(S51:NO、S55:YES)、受信した練習曲リストが表示部29に表示される(S57)。処理はS31に戻る。なんらデータを受信していない場合(S55:NO)、処理はS31に戻る。
図11を参照し、サーバ40のCPU41において実行されるサーバメイン処理について説明する。サーバメイン処理は、サーバ40の電源が投入された場合に、CPU41において起動され実行される。サーバメイン処理が起動されると、ユーザパラメータ、リクエストID及びユーザIDをカラオケ装置20から受信したかが判断される(S61)。ユーザパラメータ、リクエストID及びユーザIDを受信した場合(S61:YES)、受信されたユーザパラメータ、及びユーザIDはRAM43に記憶される(S63)。受信されたリクエストIDは、ユーザIDに対応付けられ、HDD44に記憶された第一履歴テーブル443に格納される。(S65)。
S63においてRAM43に記憶したユーザIDと同一のIDが、HDD44に記憶されたパラメータテーブル441に格納されているかが判断される(S67)。同一のIDがパラメータテーブル441に格納されていない場合(S67:NO)、RAM43に記憶されたユーザパラメータ(ユーザ音量及びユーザ音長)は、ユーザIDに対応付けられ、パラメータテーブル441に新たに格納される(S69)。処理はS79に進む。
RAM43に記憶したユーザIDと同一のIDが、パラメータテーブル441に格納されている場合(S67:YES)、パラメータテーブル441のうち、同一のIDに対応するユーザパラメータ(ユーザ音量及びユーザ音長)が参照される。S63においてRAM43に記憶されたユーザパラメータと、パラメータテーブル441のユーザパラメータとが比較される(S71)。パラメータテーブル441に記憶されたユーザパラメータよりも、RAM43に記憶されたユーザパラメータの方が大きい場合、パラメータテーブル441を更新する情報として、該当するユーザパラメータが抽出される(S73)。抽出されたユーザパラメータをパラメータテーブル441に上書きして格納することで、パラメータテーブル441が更新される(S75)。処理は、S79に進む。これによってサーバ40は、最も優れたユーザパラメータの履歴をパラメータテーブル441に格納できる。サーバ40は、ユーザの歌の調子が一時的に悪くなった場合には、該当するユーザパラメータによってパラメータテーブル441を更新しない。このためサーバ40は、ユーザの歌唱能力を正確に把握して、適切な練習パラメータを特定できる。
S79の処理では、RAM43に記憶されている目標曲ID、及びパラメータ数(S89,S93、詳細後述)のうち、S63においてRAM43に記憶されたユーザIDに対応する目標曲ID及びパラメータ数が参照される。目標曲IDに対応する目標パラメータが、楽曲テーブル442を参照することで特定される。パラメータテーブル441に記憶されたユーザパラメータのうち、S63においてRAM43に記憶されたユーザIDに対応するユーザパラメータが特定される。特定されたユーザパラメータ及び目標パラメータとパラメータ数とに基づき、既述の方法によって練習パラメータ(練習音量及び練習音長)が特定される(S79)。
特定された練習音量に該当する楽曲が、楽曲テーブル442を参照することによって選択される。特定された練習音長に該当する楽曲が、楽曲テーブル442を参照することによって選択される。練習音量に基づいて選択された楽曲と、練習音長に基づいて選択された楽曲とで、同一の楽曲が抽出される。抽出された楽曲が、練習曲として特定される(S81)。特定された練習曲は、ユーザIDに対応付けて、第二履歴テーブル444に記憶される(S83)。特定された練習曲のリスト(以下「練習曲リスト」という。)は、ネットワーク2を介してカラオケ装置20に対して送信される(S85)。処理はS61に戻る。
一方、カラオケ装置20からユーザID及び目標曲IDを受信した場合(S61:NO,S87:YES)、受信した目標曲IDは、ユーザIDに対応付けられてRAM43に記憶される(S89)。RAM43に記憶されたユーザID及び目標曲IDは、S79において練習パラメータを特定する場合に使用される。処理はS61に戻る。カラオケ装置20からユーザID及びパラメータ数を受信した場合(S87:NO、S91:YES)、受信したユーザID及びパラメータ数はRAM43に記憶される(S93)。RAM43に記憶されたユーザID及びパラメータ数は、S79において練習パラメータを特定する場合に使用される。処理はS61に戻る。何らデータを受信していない場合(S91:NO)、処理はS61に戻る。
以上説明したように、サーバ40は、ユーザが目標曲を歌うために使用する練習曲を選択し、ユーザに推奨する。サーバ40は、ユーザの歌唱可能な楽曲の難易度よりも高く、且つ目標曲の難易度よりも低い楽曲を練習曲として選択し、ユーザに対して推奨できる。練習曲は、ユーザが目標曲を歌えるようになるために使用する楽曲として最適である。ユーザは、目標曲が歌えるようになるための練習を、練習曲を用いて行うことで、効率的に歌の練習を行うことができる。
カラオケ装置20は、特徴パラメータとして最大音量及び最大音長を抽出する。サーバ40は、最大音量及び最大音長に基づいて練習曲を選択する。サーバ40は、ユーザが目標曲を歌うために必要な歌唱力(音階毎の音量、音長)を身につけるために最適な楽曲を、練習曲として推奨できる。
なお、図1のサーバ40が本発明の「楽曲提供装置」に相当する。図11のS61の処理を行うCPU41が本発明の「取得手段」「第二受付手段」に相当する。楽曲テーブルを記憶する図1のHDD44が本発明の「第一記憶手段」に相当する。図11のS87の処理を行うCPU41が本発明の「目標曲取得手段」に相当する。図11のS79の処理を行うCPU41が本発明の「特定手段」に相当し、S81の処理を行うCPU41が本発明の「選択手段」に相当し、S85の処理を行うCPU41が本発明の「出力手段」に相当し、S91の処理を行うCPU41が本発明の「第一受付手段」に相当する。パラメータテーブル441を記憶するHDD44が本発明の「第二記憶手段」に相当する。図11のS73の処理を行うCPU41が本発明の「検索手段」に相当し、S75の処理を行うCPU41が本発明の「記憶制御手段」に相当する。第一履歴テーブルを記憶する図1のHDD44が本発明の「第三記憶手段」に相当する。第二履歴テーブルを記憶する図1のHDD44が本発明の「第四記憶手段」に相当する。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。上述の実施の形態では、練習パラメータに該当する楽曲は、楽曲テーブル442に格納されている楽曲の中から選択されることによって、練習曲が選択されていた。本発明はこの方法に限定されない。例えば練習パラメータに該当する楽曲は、第一履歴テーブル443に格納されている楽曲の中から選択されてもよい。また第一履歴テーブル443のうち、歌唱したユーザのユーザIDと同一のIDに対応付けられている楽曲の中から選択されてもよい。これによってサーバ40は、ユーザが過去に歌唱したことのある楽曲を練習曲として優先的に選択し、出力できる。サーバ40は、ユーザに馴染みのある楽曲をユーザに対して推奨できる。
サーバ40は、ユーザパラメータを受信した場合、第二履歴テーブル444に格納されている楽曲のうち、歌唱したユーザのユーザIDとは異なるIDに対応付けられている楽曲のリスト(「他者リスト」という。)を、カラオケ装置20に対して更に送信してもよい。カラオケ装置20では、歌唱したユーザに対して練習曲リストを表示部29に表示すると共に、他者リストを表示部29に表示してもよい。これによってユーザは、他のユーザに対して推奨された練習曲を知ることができる。ユーザは、他のユーザに対して推奨された練習曲に基づいて練習曲を特定できる。
本実施形態では、カラオケ装置20が歌唱音から特徴パラメータを抽出していたが、本発明はこれに限定されない。カラオケ装置20は、取得した歌唱音をサーバ40に直接送信してもよい。サーバ40は、受信した歌唱音から特徴パラメータを抽出してもよい。
本実施形態では、目標曲及びパラメータ数はリモコン端末10の入力部15を介して入力されていたが、本発明はこれに限定されない。例えばネットワーク2に接続するPC3を介して、目標曲及びパラメータ数が入力されてもよい。サーバ40は、PC3を介して入力された目標曲及びパラメータ数を、ネットワーク2を介して受信し、RAM43に記憶してもよい。本実施形態では、目標曲リストはカラオケ装置20の表示部29に表示されていたが、本発明はこれに限定されない。カラオケ装置20がリモコン端末10に対して練習曲リストを送信することで、リモコン端末10の表示部16に練習曲リストを表示させてもよい。また、サーバ40がPC3に対して練習曲リストを送信することで、PC3にディスプレイの練習曲リストを表示させてもよい。
カラオケ装置20の表示部29に表示される情報は、練習曲に限定されず、他の情報(練習曲のジャンル、同一ジャンルに属する他の楽曲、歌手等)であってもよい。練習曲に関連する情報であってもよい。練習曲は、カラオケ装置20からリモコン端末10に対して更に送信され、リモコン端末10の表示部16において表示されてもよい。
1 楽曲提供システム
10 リモコン端末
20 カラオケ装置
40 サーバ
41 CPU
44 ハードディスク装置
441 パラメータテーブル
442 楽曲テーブル
443 第一履歴テーブル
444 第二履歴テーブル

Claims (7)

  1. 音声を構成する各音を特徴付けるパラメータである特徴パラメータであって、ユーザが楽曲を歌唱する場合に発声した音声の前記特徴パラメータであるユーザパラメータを取得する取得手段と、
    楽曲を歌唱する模範的な音声の前記特徴パラメータである模範パラメータを、複数の前記楽曲分、音階毎に記憶する第一記憶手段と、
    ユーザによって設定された目標曲を取得する目標曲取得手段と、
    前記第一記憶手段を参照して、前記目標曲取得手段により取得された前記目標曲を歌唱する模範的な音声の前記特徴パラメータである目標パラメータと、前記取得手段によって取得された前記ユーザパラメータとを音階毎に比較し、前記目標パラメータ及び前記ユーザパラメータと所定の関係を満たすパラメータである練習パラメータを特定する特定手段と、
    前記第一記憶手段を参照し、前記特定手段によって特定された前記練習パラメータに該当する前記模範パラメータに対応する前記楽曲を、練習曲として選択する選択手段と、
    前記選択手段によって選択された前記練習曲に関する情報を出力する出力手段と
    を備えたことを特徴とする楽曲提供装置。
  2. 前記特徴パラメータは、
    各音の最大の音量である最大音量と、各音の最長の長さである最大音長とを少なくとも含み、
    前記特定手段は、
    前記ユーザパラメータに含まれる前記最大音量よりも大きく、且つ前記目標パラメータに含まれる前記最大音量よりも小さい練習音量と、前記ユーザパラメータに含まれる前記最大音長よりも大きく、且つ前記目標パラメータに含まれる前記最大音長よりも小さい練習音長とを含む前記練習パラメータを特定し、
    前記選択手段は、
    前記練習音量に該当する前記最大音量に対応する前記楽曲であり、且つ、前記練習音長に該当する前記最大音長に対応する前記楽曲を前記練習曲として選択することを特徴とする請求項1に記載の楽曲提供装置。
  3. 前記特定手段は、
    前記ユーザパラメータと前記目標パラメータとの差分に応じて、特定する前記練習パラメータを変更することを特徴とする請求項1又は2に記載の楽曲提供装置。
  4. 前記特定手段によって特定される前記練習パラメータの数を、ユーザから受け付ける第一受付手段を備え、
    前記特定手段は、
    前記第一受付手段によって受け付けられた前記練習パラメータの数分、前記練習パラメータを段階的に特定することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の楽曲提供装置。
  5. ユーザを特定するユーザ情報であって、楽曲を歌唱したユーザのユーザ情報を受け付ける第二受付手段と、
    前記抽出手段によって抽出された前記ユーザパラメータと、前記第二受付手段によって受け付けられた前記ユーザ情報とを対応付けて記憶する第二記憶手段と、
    前記抽出手段によって前記ユーザパラメータが抽出された場合であって、前記第二受付手段によって受け付けられた前記ユーザ情報が既に前記第二記憶手段に記憶されている場合に、抽出された前記ユーザパラメータである抽出パラメータと、記憶されている前記ユーザパラメータである記憶パラメータとを音階毎に比較し、前記抽出パラメータと前記記憶パラメータとが所定の条件を満たしている音階を検索する検索手段と、
    前記検索手段によって検索された音階の前記抽出パラメータを、前記記憶パラメータに上書きして記憶する記憶制御手段と
    を備え、
    前記特定手段は、
    前記記憶パラメータと、前記目標パラメータとを比較することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の楽曲提供装置。
  6. ユーザを特定するユーザ情報であって、楽曲を歌唱したユーザのユーザ情報を受け付ける第二受付手段と、
    ユーザが過去に歌唱した前記楽曲を、前記ユーザ情報に対応付けて記憶する第三記憶手段を備え、
    前記選択手段は、
    前記第三記憶手段に記憶されている前記楽曲のうち、前記第二受付手段によって受け付けられた前記ユーザ情報に対応付けられている前記楽曲から前記練習曲を選択することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の楽曲提供装置。
  7. ユーザを特定するユーザ情報であって、楽曲を歌唱したユーザのユーザ情報を受け付ける第二受付手段と、
    前記選択手段によって選択された前記練習曲を、前記第二受付手段によって受け付けた前記ユーザ情報に対応付けて記憶する第四記憶手段を備え、
    前記出力手段は、
    前記第四記憶手段に記憶された前記楽曲のうち、前記第二受付手段によって受け付けた前記ユーザ情報と異なる前記ユーザ情報に対応付けられた前記楽曲に関する情報を更に出力することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の楽曲提供装置。
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