JPH08948Y2 - キャビネット用収納トレー - Google Patents

キャビネット用収納トレー

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JPH08948Y2
JPH08948Y2 JP10172489U JP10172489U JPH08948Y2 JP H08948 Y2 JPH08948 Y2 JP H08948Y2 JP 10172489 U JP10172489 U JP 10172489U JP 10172489 U JP10172489 U JP 10172489U JP H08948 Y2 JPH08948 Y2 JP H08948Y2
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JP
Japan
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storage tray
cabinet
rail
floor
storage
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JP10172489U
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JPH0339476U (ja
Inventor
和之 上原
Original Assignee
東陶機器株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、専ら住宅の風呂場,洗面所のフロアに置い
た状態で使用される体重計,健康維持用具等、比較的肉
薄の用具を収納するためのトレーに関する。
〔従来の技術〕
近年、健康管理上から家庭でも広く体重計が使用され
るようになった。そして、通常の体重計は薄型で小型化
されるようになったが、風呂場,洗面所等のフロア等、
家庭内における使用場所との関連では相当の占有面積を
占める。
このため、不使用時には壁面に立て掛けたり、キャビ
ネット等に収納することが行われている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、平らな状態での使用のための体重計を
縦位置に置いてはその計数が狂う恐れがあり、また平ら
な状態で収納するのには相当のスペースを要し、キャビ
ネット等における他の物の収納に支障を来す等の問題が
ある。また、使用の度に取り出して静かにフロア面に載
置することも面倒である。
本考案において解決すべき課題は、体重計,健康維持
用具等、比較的薄肉の用具を収納とその収納から使用へ
の問題点の解消にあって、かかる用具を使用状態を維持
した状態での収納が可能で、しかも取り出しと使用に際
して格別の動作を必要としない手段を見出すことにあ
る。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、フロアの上に設置されるキャビネットの蹴
込部の中に出し入れ自在に収納され、且つ体重計等の器
具を一体に備えたキャビネット用の収納トレーであっ
て、前記キャビネットには、前記収納トレーの間口より
も広い間隔で一対の側板を設けると共にこれらの側板の
それぞれの内壁にレールを設け且つ該レールの少なくと
も前端には後端側に向けて上に傾斜したスロープを形成
し、前記収納トレーはその間口方向の両端に前記レール
の上面で摺動又は転動可能な部材を備え、前記側板には
前記収納トレーを間口方向に案内して前記レール側へ導
くガイドプレートを備え、更に、前記レールのレベルを
前記収納トレーが該レールに支持されているとき、前記
収納トレーの下面が前記フロアよりも高くなるように設
定したことを特徴とする。
〔作用〕
収納トレーをキャビネットの中に収めるときには、レ
ールの前端に設けたスロープ及び側板に設けたガイドプ
レートを利用することで、収納トレーをフロア上で滑ら
しながらレール上に移し換えることができ、収納トレー
はフロア面よりも上で適正な姿勢で収納保管される。
すなわち、ガイドプレートによる間口方向の案内とス
ロープによる上方向への案内とが可能なので、収納トレ
ーをキャビネットの外側から収めるときでも、手を使っ
て正確に位置決めをしないでも、速やかに収納トレーを
組み込む取り扱いが可能となる。
〔実施例〕
以下、図面に示す実施例により本考案の特徴を具体的
に説明する。
実施例では、洗面化粧台及び化粧鏡台等を含んだ洗面
化粧ユニットに本考案の収納トレーを組み込んだものと
し、第1図に洗面化粧ユニットの正面図を示す。
洗面化粧ユニットは洗面化粧台20及び洗面鏡台21を中
央に備え、左端にトールキャビネット22及び右端に収納
用のキャビネット1をレイアウトしている。洗面化粧台
20と洗面鏡台21は共通のカウンター24を持ち、それぞれ
に化粧鏡20a,21aを設けている。洗面化粧台20の領域に
含まれたカウンター24には洗面器20bが組み込まれ、ハ
ンドシャワー型の水栓20cが洗面器20bの近くに設けられ
ている。洗面鏡台21の化粧鏡21aは開閉式として背部を
化粧品等の収納部とし、その周りには照明ボックス21b
が取り付けられている。また、カウンター24の下は人が
座るために開放され、スツール21cがこの部分に収納さ
れている。
収納用のキャビネット1は、図示の例では上部に扉1a
式の収納部を設けその下段には複数の引き出し1b式の収
納部を備えている。そして、最下段の蹴込部の中には、
体重計を一体に備えた収納トレー2が出し入れ自在に組
み込まれている。
第2図は収納トレー2を引き出す途中及び第3図は引き
出してフロアに置いたときの斜視図であり、第4図はキ
ャビネット1の中に納めたときの縦断面図である。
収納トレー2は把手2a−1を備えた前板2a,左右の側
板2b,背板2c及び底板2dにより構成され、上面に一体化
した天板2eに体重計3を組み込んでいる。体重計3は、
市販されている一般的なものであり、その底面部を収納
トレー2の底板2dに載せると共に天板2eから少し上に突
き出た状態として固定又は載置されている。また、収納
トレー2の側板2bには全長に亘って溝4が刻み込まれて
いる。この溝4は、キャビネット1に設けたレール(後
述)によりガイドされ、収納トレー2の出し入れに利用
される。
第5図はキャビネット1の下端部の縦断面図、第6図
は収納トレー2を組み込んだときの要部の平面図であ
る。
キャビネット1の底板1cは収納トレー2が納められる
ように上底式であり、側板1dが底板1cよりも下に突き出
てその下端にレベル調整用のアジャスタ1eを設けてい
る。また、側板1dの内壁には収納トレー2の側板2dに設
けた溝4(第7図(a)参照)に入り込むレール5が第
5図及び第7図(b)に示すように固定されている。レ
ール5は、第5図に示すように両端にスロープ5aを持つ
もので、この形状のものを共通部品として左右の側板1d
に取り付けられる。また、第8図(第5図のI−I線矢
視断面図)のように、収納トレー2が出し入れされるレ
ール5の端部の下面には、収納トレー2を間口方向に案
内するガイドプレート6が設けられている。このガイド
プレート6の先端部の側面には、間口方向に広げた案内
部6aが形成され、収納トレー2を押し入れるときに溝4
をレール5に簡単に嵌め込めるようにしている。
以上の構成において、収納トレー2は、第7図(b)
のように側板2bの溝4がレール5によって支持されてキ
ャビネット1の底部に収納される。このとき、第4図に
示すように、収納トレー2の底板2dはフロア23よりも少
し浮き上がった状態に支持される。このため、フロア23
のレベルが不良であったり据え付け精度が少し狂って
も、収納トレー2の組み込みが支障なく行え、キャビネ
ット1の下縁と収納トレー2の下縁が段差なくきれいに
納まる。
体重計3を使うときには把手2a−1によって収納トレ
ー2を第2図のようにキャビネット1の中から引き出
す。このとき、第9図の断面図に示すように、収納トレ
ー2の底板2dはフロア23よりも浮き上がっているので、
レール5から溝4が完全に離れてしまうまで収納トレー
2はフロア23に接触しない。つまり、収納トレー2のほ
ぼ全体を取り出すまではフロア23より高いレベルにあ
り、引き抜いた時にフロア23側へ下がる動きとなる。こ
のため、フロア23に絨毯23a等が敷かれていたりフロア2
3の平坦度が不良であっても、収納トレー2を簡単に引
き出すことができる。
なお、レール5及び溝4による収納トレー2の保持に
代えて、第10図に示すように側板1dにスライドレール50
を設け、収納トレー2にはこのスライドレール50にガイ
ドされるローラ51を設けるようにしてもよい。この場合
でも、第11図に示すようにガイドレール50の前端側にス
ロープ50aを設けておき、収納トレー2をキャビネット
1の中に納めやすくすると共に、収納したときにはフロ
ア23から浮き上がった状態で支持するようにする。ま
た、第12図のようにスライドレール50の前端及び後端の
両方にスロープ50aを設けておき、図示のように収納ト
レー2が完全にキャビネット1の中に収納されたとき
に、前後のローラ51がこれらのスロープ50aに載るよう
な構成としてもよい。この場合では、ローラ51がスロー
プ50aの上で前後方向の移動が或る程度拘束されるの
で、収納時に振動等が伝わっても収納トレー2が不意に
キャビネット1から転がり落ちることがない。
第3図に示すように、収納トレー2を収納キャビネッ
ト1から離れた位置のフロア23の上にセットすれば、組
み込んだ体重計3を使って体重を測ることができる。そ
して、収納トレー2を元の位置に納めるには、側板2b部
分等を手で持ってキャビネット1の側板1dの間に挟み込
むようにして押し込む。このとき、レール5の先端部の
下にガイドプレート6の案内部6aはその先端側が間口方
向に広がった形状なので、収納トレー2の側板2bはこの
案内部6aにガイドされながらキャビネット1に対する間
口位置が調整される。更に収納トレー2を押し込むと、
側板2bの溝4がレール5に掛かる状態となり、レール5
の先端に設けた上向き傾斜のスロープ5aに案内され、収
納トレー2は上に少し動きながら奥に押し込まれる。
以上のように、体重計3を一体化した収納トレー2
は、洗面化粧ユニットの一部を構成しているキャビネッ
ト1の中から出し入れできる。このため、従来のように
体重計をフロア23に置いたまま使うのに比べると、フロ
ア23が広く使えると共に足に引っ掛けることもない。ま
た、収納トレー2に組み込んだ体重計3はほぼ水平の姿
勢に保たれて保管されるので、内蔵機器の狂い等を生じ
ることもない。
なお、収納トレー2に組み込む体重計3に代えて、た
とえば、青竹踏み等の健康器具としてもよい。また、洗
面化粧ユニットのキャビネットだけでなく、システムキ
ッチン等のキャビネットや一般家具として使うキャビネ
ットに収納トレーを付属するようにしてもよい。
〔考案の効果〕
以上に説明したように、本考案の収納トレーは建屋に
据え付ける洗面,厨房及びその他の一般家具などのキャ
ビネットの蹴込部から出し入れ自在としている。このた
め、体重計等を収納トレーに一体化しておけば、使わな
いときはにはキャビネットの中に納めることができ、従
来のようにフロアの上に置き放しとする場合に比べてフ
ロアを広く使える。
また、キャビネットの底部を物品の収納用としても、
腰を屈めたりするので使い勝手が悪いことから実際には
有効に利用されないことが多い。これに対し、本考案で
はこのような使い勝手の面で不利がある部分を積極的に
利用しようとするのでキャビネットの全体が利用でき、
限られた室内空間の有効利用にもなる。
更に、レールのスロープとガイドプレートとによる案
内機構を利用することで、収納トレーを簡単にキャビネ
ットの中に収めることができるだけでなく、保管されて
いるときには収納トレーが適正な姿勢に保持され、計量
器等の収納用として好適に利用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の収納トレーを備えた洗面化粧ユニット
の正面図、第2図は収納トレーの引き出し状況を示す斜
視図、第3図は収納トレーをフロアに置いたときの斜視
図、第4図は収納トレーをキャビネットに納めたときの
断面図、第5図はキャビネットの底部を示す縦断面図、
第6図はキャビネット底部の要部平面図、第7図(a)
は収納トレーの溝を示す図、第7図(b)はレールと溝
による収納トレーの支持を示す断面図、第8図は第5図
のI−I線矢視断面図、第9図は収納トレーを出し入れ
しているときの縦断面図、第10図はスライドレールを利
用する場合の縦断面図、第11図は第10図の場合のスライ
ドレールの配置を示す図、第12図はスライドレールの前
後両端にスロープを設ける例を示すものである。 1:キャビネット、1c:底板 1d:側板、1e:アジャスタ 2:収納トレー、2a:前板 2b:側板、2c:背板 2d:底板、2e:天板 3:体重計、4:溝 5:レール、5a:スロープ 6:ガイドプレート、6a:案内部 50:スライドレール、50a:スロープ 51:ローラ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】フロアの上に設置されるキャビネットの蹴
    込部の中に出し入れ自在に収納され、且つ体重計等の器
    具を一体に備えたキャビネット用の収納トレーであっ
    て、 前記キャビネットには、前記収納トレーの間口よりも広
    い間隔で一対の側板を設けると共にこれらの側板のそれ
    ぞれの内壁にレールを設け且つ該レールの少なくとも前
    端には後端側に向けて上に傾斜したスロープを形成し、 前記収納トレーはその間口方向の両端に前記レールの上
    面で摺動又は転動可能な部材を備え、 前記側板には前記収納トレーを間口方向に案内して前記
    レール側へ導くガイドプレートを備え、 更に、前記レールのレベルを前記収納トレーが該レール
    に支持されているとき、前記収納トレーの下面が前記フ
    ロアよりも高くなるように設定したことを特徴とするキ
    ャビネット用収納トレー。
JP10172489U 1989-08-29 1989-08-29 キャビネット用収納トレー Expired - Lifetime JPH08948Y2 (ja)

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JP10172489U JPH08948Y2 (ja) 1989-08-29 1989-08-29 キャビネット用収納トレー

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JP10172489U JPH08948Y2 (ja) 1989-08-29 1989-08-29 キャビネット用収納トレー

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JPH0339476U JPH0339476U (ja) 1991-04-16
JPH08948Y2 true JPH08948Y2 (ja) 1996-01-17

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ID=31650660

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JP10172489U Expired - Lifetime JPH08948Y2 (ja) 1989-08-29 1989-08-29 キャビネット用収納トレー

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006325949A (ja) * 2005-05-26 2006-12-07 Matsushita Electric Works Ltd 洗面化粧台

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JPH0339476U (ja) 1991-04-16

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