JPH089487Y2 - ガスケット - Google Patents

ガスケット

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JPH089487Y2
JPH089487Y2 JP1990034892U JP3489290U JPH089487Y2 JP H089487 Y2 JPH089487 Y2 JP H089487Y2 JP 1990034892 U JP1990034892 U JP 1990034892U JP 3489290 U JP3489290 U JP 3489290U JP H089487 Y2 JPH089487 Y2 JP H089487Y2
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JP
Japan
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oil
bead portion
cylinder block
gasket
mating surface
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JP1990034892U
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光博 篠原
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Suzuki Motor Co Ltd
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Suzuki Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案はガスケットに係り、特に内燃機関のシリン
ダブロックとオイルポンプとの下面とオイルストレーナ
のフランジ部間に介設され、接合面部位からの流体の漏
れ止めを果たすガスケットに関する。
[従来の技術] ガスケットには、内燃機関のシリンダヘッドとシリン
ダブロックとの接合面間や配管用フランジ部位間に介設
されるものがあり、一般に固定用シールあるいは静止用
シールと呼ばれている。
従来は、シリンダブロック104内に形成されるオイル
通路118とオイルストレーナ106内のストレーナオイル通
路126とを連絡する際に、第10図に示す如く、オイルス
トレーナ106のフランジ部124にOリング150用の取付溝1
52を穿設し、この取付溝152にOリング150を位置させて
フランジ部124をシリンダブロック104に固定している。
ガスケットとしては、実開昭60-38970号公報に開示さ
れるものがある。この公報に開示されるメッシュビード
付ガスケットは、繊維質素材からなるとともに表面に菱
形網目状の連続したビードを浮出させたガスケットにお
いて、ガスケットの厚さをt、ビードの高さをh、ビー
ドの幅をwとした際に、 h=0.2t〜0.65t 且つ w=0.5t〜2.5t を満足するとともに、ビードの菱形網目の隣接する角度
が、 α=40°〜80° β=140°〜110° を満足すべくガスケットを形成したものがある。
[考案が解決しようとする問題点] ところで、従来のガスケットにおいては、第8図に示
す如く、シリンダブロック104にオイルストレーナ106の
フランジ部124が取り付けられる際に、シリンダブロッ
ク104とオイルポンプ116との合わせ面136を跨いで取り
付けられている。
また、オイルストレーナ106のフランジ部124両端の取
付ボルト用孔部140-1、140-2の中心を結ぶ線分Lが合わ
せ面136に対して直交しないように少許傾斜させて取り
付けられている。
そして、オイルストレーナ106がシリンダブロック104
に取り付けられた際に、第11図に示す如く、フランジ部
124の取付溝152に位置させたOリング150がシリンダブ
ロック104とオイルポンプ116との合わせ面136上、ある
いは跨ぐこととなる。
このため、合わせ面部位のシール性が悪化し、合わせ
面部位からオイル通路内に空気を吸入する惧れがあり、
シール機能の信頼性が低下し、実用上不利であるという
不都合がある。
また、シリンダヘッドへのオイルストレーナの取付時
に、フランジ部の取付溝に位置させたOリングが脱落す
る惧れがあり、取付作業が面倒となり、使い勝手が悪い
という不都合がある。
更に、オイルストレーナのフランジ部に取付溝を形成
する必要があることにより、加工工程が増加するととも
に、良好なシール性を維持するために取付溝の加工精度
を向上させる必要があり、製造が困難となってコストが
大となり、経済的に不利であるという不都合がある。
[考案の目的] そこでこの考案の目的は、上述不都合を除去するため
に、ガスケットの表裏両面に左右線対称形状にビード部
をプリント形成するとともに、このビード部を、Oリン
グ機能を有すべくオイル通路を囲む円形状に形成される
第1ビード部と、合わせ面シール機能を有すべく合わせ
面に沿って形成され且つ第1ビード部に連絡する第2ビ
ード部とにより形成したことにより、ビード部にOリン
グシール機能と合わせ面シール機能とを付加してシール
性を向上させることができ、シール機能の信頼性を向上
し得るガスケットを実現するにある。
[問題点を解決するための手段] この目的を達成するためにこの考案は、内燃機関のシ
リンダブロックのオイルポンプと合わせ面近傍にオイル
通路を形成するとともにオイルストレーナのフランジ部
を前記合わせ面を跨いでシリンダブロックとオイルポン
プとの両方に接合される際にシリンダブロックとオイル
ポンプとの下面と前記フランジ部間に介設されるガスケ
ットにおいて、このガスケットの表裏両面に左右線対称
形状にビード部をプリント形成するとともにこのビード
部を、Oリング機能を有すべく前記オイル通路を囲む円
形状に形成される第1ビード部と、合わせ面シール機能
を有すべく前記合わせ面に沿って形成され且つ前記第1
ビード部に連絡する第2ビード部とにより形成したこと
を特徴とする。
[作用] 上述の如く構成したことにより、シリンダブロックと
オイルポンプとの下面とオイルストレーナのフランジ部
間にガスケットを介設した際には、ビード部にOリング
シール機能と合わせ面シール機能とを付加してシール性
を向上させ、接合面部位からの流体の漏れ止めを果た
し、シール機能の信頼性を向上している。
[実施例] 以下図面に基づいてこの考案の実施例を詳細に説明す
る。
第1〜7図はこの考案の実施例を示すものである。第
3図において、2は内燃機関、4はシリンダブロック、
6はオイルストレーナ、8はオイルパンである。前記内
燃機関2は、シリンダブロック4の上面4aにシリンダヘ
ッド(図示せず)が取り付けられており、下面4bにオイ
ルパン8が取り付けられている。
また、このシリンダブロック4のクランクシャフト用
軸受部10には、クランクシャフト12が断面U字形状の取
付部14によって回転可能に取り付けられている。
前記シリンダブロック4の下面4bには、オイルパン8
内のオイルを浄化してオイルポンプ16にオイル通路18を
介して導入するオイルストレーナ6が配設されている。
そして、オイル通路18は、前記内燃機関2のシリンダ
ブロック4のオイルポンプ16との後述する合わせ面36近
傍に形成される。
このオイルストレーナ6は、オイルパン8内のオイル
を吸入するオイル吸入部20と、オイル管22と、前記シリ
ンダブロック4の下面4bに取り付けられるフランジ部24
と、ストレーナオイル通路26とからなる。
前記シリンダブロック4とオイルストレーナ6とは、
夫々の下面4bとフランジ部24の取付面24a間にガスケッ
ト28を介して取り付けられる。
そして、ガスケット28は、表裏両面28a、28bに左右線
対称形状にビード部30をプリント形成するとともに、こ
のビード部30をOリング機能を有する第1ビード部32と
合わせ面シール機能を有する第2ビード部34とにより形
成した構成を有する。
詳述すれば、前記ガスケット28は、第6図に示す如
く、プリント印刷された第1、第2ビード部32、34から
なるビード部30を有している。そして、第1ビード部32
を、オイル通路18及びストレーナオイル通路26の接合部
位をシールするOリング機能を有すべくストレーナオイ
ル通路26を囲繞する円形状に形成し、第2ビード部34を
シリンダブロック4とオイルポンプ16とを取り付ける際
の合わせ面36に対して平行且つ合わせ面36部位を跨ぎ合
わせ面シール機能を有すべく形成するとともに、第1、
6図から明かな如く、前記第1ビード部32に連絡して設
ける。
また、前記ガスケット28の取付時の方向性をなくすた
めに、例えば第2ビード部34は第1ビード部32を両端の
取付ボルト38用の孔部40-1、40-2側から挟持すべく2個
のX字形状に形成される。
なお符号42は前記シリンダブロック4にオイルパン8
を取り付ける取付ボルトである。
次に作用について説明する。
第1、2図に示す如く、前記シリンダブロック4のガ
スケット26を介してオイルストレーナ6のフランジ部24
を取り付けると、第1ビード部32によってオイル通路18
とストレーナオイル通路26との接合部位がシールされる
とともに、第2ビード部34によってシリンダブロック4
とオイルポンプ16との合わせ面36がシールされる。
そしてこのとき、前記ガスケット28全面にビード部30
が形成されず、第1、第2ビード部32、34部位のみの面
圧が上昇されている。
これにより、前記ビード部30の第1ビード部32による
オイル通路18及びストレーナオイル通路26の接合部位を
シールするOリング機能と第2ビード部34によるシリン
ダブロック4とオイルポンプ16とを取り付ける際の合わ
せ面36をシールし空気の吸入を阻止する合わせ面シール
機能とによってシール性を向上させることができ、実用
上有利である。
また、前記シリンダブロック4とオイルストレーナ6
のフランジ部24間にガスケット26を使用することによ
り、Oリングが不要となり、フランジ部24への取付溝の
穿設作業がいらず、加工工程を簡略化でき、製造コスト
を低廉とし得て、経済的に有利であるとともに、取付時
のOリングの脱落もなく、確実に取付作業を果たすこと
ができる。
更に、前記ガスケット28の表裏両面に第1、第2ビー
ド部32、34からなるビード部30を左右線対称形状にプリ
ント印刷によって形成することにより、ガスケットの取
付時の方向性がなくなり、取付作業を簡単に行うことが
でき、取付性を向上し得る。
更にまた、前記第1ビード部32に第2ビード部34を連
絡させてビード部30を形成したことにより、合わせ面36
から侵入しがちであったエアの吸い込みを確実に防止で
き、使い勝手を向上し得る。
なお、この考案は上述実施例に限定されるものではな
く、種々の応用改変が可能である。
例えば、この考案の実施例においては、前記ガスケッ
トの取付時の方向性をなくすために、例えば第2ビード
部は第1ビード部を両端の取付ボルト用の孔部側から挟
持すべく2個のX字形状に形成したが、ガスケットの全
面にビード部が形成されなければよく、シリンダブロッ
クとオイルポンプとの合わせ面状態やその他の製作上あ
るいは取付作業上等の因子によって第2ビード部の形状
を変化させることも可能である。
[考案の効果] 以上詳細に説明した如くこの考案によれば、ガスケッ
トの表裏両面に左右線対称形状にビード部をプリント形
成するとともに、このビード部を、Oリング機能を有す
べくオイル通路を囲む円形状に形成される第1ビード部
と、合わせ面シール機能を有すべく合わせ面に沿って形
成され且つ第1ビード部に連絡する第2ビード部とによ
り形成したので、ビード部の第1ビード部によるOリン
グ機能と第2ビード部による合わせ面シール機能とによ
ってシール性を向上させ得ることができ、実用上有利で
ある。また、シリンダブロックとオイルポンプとの下面
とオイルストレーナのフランジ部間にガスケットを使用
することにより、Oリングが不要となり、加工工程を簡
略化でき、製造コストを低廉とし得て、経済的に有利で
あるとともに、取付時のOリングの脱落もなく、確実に
取付作業を果たし得るものである。更に、前記ガスケッ
トの表裏両面に第1、第2ビード部からなるビード部を
左右線対称形状にプリント形成することにより、ガスケ
ットの取付時の方向性がなくなり、取付作業を簡単に行
うことができ、取付性を向上させ得る。
更にまた、前記第1ビード部に第2ビード部を連絡さ
せてビード部を形成したことにより、合わせ面から侵入
しがちであったエアの吸い込みを確実に防止でき、使い
勝手を向上し得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1〜7図はこの考案の実施例を示し、第1図はシリン
ダブロック及びオイルポンプへのオイルストレーナのフ
ランジ部の取付状態を示す概略断面底面図、第2図はシ
リンダブロック及びオイルポンプへのオイルストレーナ
のフランジ部の取付状態を示す概略断面正面図、第3図
は内燃機関の概略断面説明図、第4図はオイルストレー
ナのフランジ部の平面図、第5図は第4図のV−V線に
よる断面図、第6図はガスケットの平面図、第7図はシ
リンダブロック及びオイルポンプへのオイルストレーナ
のフランジ部の取付状態を示す概略断面図である。 第8〜11図はこの考案の従来技術を示し、第8図はシリ
ンダブロック及びオイルポンプへのオイルストレーナの
フランジ部の取付状態を示す概略図、第9図はオイルス
トレーナのフランジ部の平面図、第10図は第9図のX−
X線による断面図、第11図はシリンダブロック及びオイ
ルポンプへのオイルストレーナのフランジ部の取付状態
を示す概略断面図である。 図において、2は内燃機関、4はシリンダブロック、4a
は上面、4bは下面、6はオイルストレーナ、8はオイル
パン、12はクランクシャフト、16はオイルポンプ、18は
オイル通路、20はオイル吸入部、22はオイル管、24はフ
ランジ部、24aは取付面、26はストレーナオイル通路、2
8はガスケット、30はビード部、32は第1ビード部、34
は第2ビード部、36は合わせ面である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内燃機関のシリンダブロックのオイルポン
    プと合わせ面近傍にオイル通路を形成するとともにオイ
    ルストレーナのフランジ部を前記合わせ面を跨いでシリ
    ンダブロックとオイルポンプとの両方に接合される際に
    シリンダブロックとオイルポンプとの下面と前記フラン
    ジ部間に介設されるガスケットにおいて、このガスケッ
    トの表裏両面に左右線対称形状にビード部をプリント形
    成するとともにこのビード部を、Oリング機能を有すべ
    く前記オイル通路を囲む円形状に形成される第1ビード
    部と、合わせ面シール機能を有すべく前記合わせ面に沿
    って形成され且つ前記第1ビード部に連絡する第2ビー
    ド部とにより形成したことを特徴とするガスケット。
JP1990034892U 1990-03-31 1990-03-31 ガスケット Expired - Lifetime JPH089487Y2 (ja)

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JP1990034892U JPH089487Y2 (ja) 1990-03-31 1990-03-31 ガスケット

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JP1990034892U JPH089487Y2 (ja) 1990-03-31 1990-03-31 ガスケット

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JPH03125951U JPH03125951U (ja) 1991-12-19
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6038970U (ja) * 1983-08-25 1985-03-18 株式会社 阿保パツキング製作所 メツシユビ−ド付きガスケツト

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JPH03125951U (ja) 1991-12-19

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