JPH089448A - 携帯電話機 - Google Patents

携帯電話機

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JPH089448A
JPH089448A JP6134599A JP13459994A JPH089448A JP H089448 A JPH089448 A JP H089448A JP 6134599 A JP6134599 A JP 6134599A JP 13459994 A JP13459994 A JP 13459994A JP H089448 A JPH089448 A JP H089448A
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JP
Japan
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case
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mobile phone
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outer shell
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JP6134599A
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Inventor
Yoshihiro Kiyono
良浩 清野
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Mitsubishi Materials Corp
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Mitsubishi Materials Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐衝撃性を高め、落下時などの衝撃により外
殻ケースや内部機構が破損するのを防ぐ。 【構成】 硬質樹脂からなるケース本体2の外面に、シ
リコーンゴムからなる緩衝材11,12を設けて、外殻ケー
ス1を構成する。 【効果】 緩衝材11,12は、携帯電話機を持ったときの
滑り止めにもなる。したがって、使用者が携帯電話機を
落としにくくもなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、携帯電話機に関わり、
特に、外殻ケースに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、携帯電話機の外殻ケースは、
一般的に、ABS、ポリカーボネート、ポリスチレンあ
るいはポリプロピレンなどの合成樹脂の成形品を用いて
いる。その合成樹脂として、繊維強化プラスチック(F
RP)を用いたものもある。
【0003】ところで、携帯電話機は、その使用態様か
ら衝撃を受けることも多く、使用者が落としてしまうよ
うなこともままある。したがって、内部機構の保護のた
めにも、携帯電話機の外殻ケースには、強度、耐衝撃性
が要求される。このような要求に答えるには、外殻ケー
スの材質自体を強度の高いものとすることが考えられる
が、これには限界があり、また、外殻ケース自体の破損
は防げたとしても、内部に伝わる衝撃が大きければ、内
部機構の破損を招くおそれがある。
【0004】これに対して、特開平5-235822号公報に
は、緩衝のために、合成樹脂からなるケース本体の内側
にシリコーンゴムなどからなる緩衝材を設けて外殻ケー
スを構成することが提案されている。この構成は、内部
機構の保護には有効であるが、ケース本体には外部から
の衝撃が直接加わるため、ケース本体は損傷しやすい。
【0005】また、特開平5-235821号公報には、外殻ケ
ース自体を発泡ABS樹脂や発泡ポリウレタンからなる
ものとすることが提案されている。しかし、この構成で
は、外殻ケース自体の強度に問題を生じる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、携帯電
話機においては、落下などによる外殻ケースや内部機構
の破損をいかに防止するかが課題となる。これに対し
て、ケース本体の内側に緩衝材を設けて外殻ケースを構
成することや、外殻ケース自体を発泡樹脂製とすること
が提案されているが、前者の構成では、やはりケース本
体が衝撃を受けて損傷しやすく、また、後者の構成で
は、外殻ケース自体の強度に問題を生じる。
【0007】本発明は、このような問題点を解決しよう
とするもので、外殻ケース自体の強度を高くできるとと
もに、耐衝撃性に優れ、衝撃を受けた際の外殻ケースや
内部機構の破損を防止できる携帯電話機を提供すること
を第1の目的とする。そのために、ケース本体に緩衝材
を設けているのであるが、ケース本体に対する緩衝材の
組付けを容易かつ確実なものとすることを第2の目的と
する。また、使用者が携帯電話機を落としにくくするこ
とを第3の目的とする。また、少ない部分の緩衝材で、
効果的な緩衝ができるようにすることを第4の目的とす
る。さらに、外殻ケースから突出したアンテナを保護す
ることを第5の目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の携帯電
話機は、前記第1の目的を達成するために、受話器、送
話器および操作部が正面側に向けて内蔵される外殻ケー
スを備え、この外殻ケースは、その大部分を構成する硬
質樹脂からなるケース本体と、このケース本体の外面に
設けられた軟質樹脂からなる緩衝材とを備えたものであ
る。
【0009】請求項2の発明は、請求項1の発明の携帯
電話機において、前記第2の目的をも達成するために、
前記ケース本体は、その正面側を構成する正面側ケース
本体部材と、背面側を構成する背面側ケース本体部材と
からなり、両ケース本体部材の結合部に前記緩衝材を設
けたものである。
【0010】請求項3の発明は、請求項1または2の発
明の携帯電話機において、前記第3の目的をも達成する
ために、前記緩衝材は、前記ケース本体の側面に全周に
渡って設けたものである。
【0011】請求項4の発明は、請求項1または2の発
明の携帯電話機において、前記第4の目的をも達成する
ために、前記緩衝材は、前記ケース本体の長手方向両端
部に設けたものである。
【0012】請求項5の発明は、請求項1または2の発
明の携帯電話機において、前記第4の目的をも達成する
ために、前記緩衝材は、前記ケース本体の角部に設けた
ものである。
【0013】請求項6の発明は、請求項1または2の発
明の携帯電話機において、前記第4の目的をも達成する
ために、前記緩衝材は、前記ケース本体の長手方向両端
部のうち、この長手方向において電話機全体の重心が偏
っている側の端部に設けたものである。
【0014】請求項7の発明は、請求項1から6のいず
れか1つに記載の携帯電話機において、前記第5の目的
をも達成するために、前記外殻ケースから突出したアン
テナを備え、このアンテナを軟質樹脂からなる緩衝材に
より覆ったものである。
【0015】
【作用】請求項1の発明では、使用者が携帯電話機を落
としたり、何かにぶつけてしまったようなとき、軟質樹
脂からなる緩衝材により衝撃が緩和され、外殻ケースや
内部機構の破損が防止される。緩衝材は外殻ケースにお
いてケース本体の外面にあり、緩衝材が被衝突物に当た
ることにより、外殻ケースの損傷が防止されるととも
に、被衝突物の損傷も防止される。また、外殻ケースの
大部分を構成している硬質樹脂からなるケース本体が外
殻ケース自体の強度を確保している。
【0016】請求項2の発明では、正面側ケース本体部
材と背面側ケース本体部材とを結合してケース本体を構
成するが、両ケース本体部材の結合部に緩衝材を設け
る。これにより、緩衝材を両ケース本体部材により挟み
込んで確実に固定するようなことも可能になる。
【0017】請求項3の発明では、緩衝材がケース本体
の側面に全周に渡ってあるから、外殻ケースがいろいろ
な姿勢および位置で被衝突物に当たり得るのに対して、
緩衝材が被衝突物に当たる可能性が大きくなる。また、
緩衝材は、使用者が携帯電話機を把持したときの滑り止
めとしても作用する。
【0018】請求項4あるいは請求項5の発明では、形
状から外殻ケースの長手方向両端部あるいは角部が被衝
突物に当たりやすく、また、この場合に衝撃が集中しや
すいのに着目して、ケース本体の長手方向両端部あるい
は角部に緩衝材を設けている。
【0019】請求項6の発明では、例えば携帯電話機を
落としてしまったような場合、外殻ケースにおいて電話
機全体の重心が偏っている側の端部から接地しやすいの
に対して、その端部に緩衝材を設けている。
【0020】請求項7の発明では、外殻ケースから突出
したアンテナが被衝突物に当たりやすいのに対して、ア
ンテナを緩衝材により覆っている。
【0021】
【実施例】以下、本発明の携帯電話機の第1実施例につ
いて、図1から図3を参照しながら説明する。図1およ
び図2は、携帯電話機の外殻ケース1を示している。こ
の外殻ケース1は、細長い形状をしており、その大部分
が硬質樹脂からなるケース本体2により構成されてい
る。このケース本体2は、その正面側を構成する正面側
ケース本体部材3と、背面側を構成する背面側ケース本
体部材4とからなっている。これらケース本体部材3,
4は、それぞれ一体成形品であって、開口面を互いに突
き合わせた状態でねじ5により結合されている。ケース
本体部材3,4の材質は、ABS、ポリカーボネート、
ポリスチレンあるいはポリプロピレンなどの熱可塑性樹
脂である。
【0022】そして、図示していないが、前記ケース本
体2内には、受話器、送話器、ボタンなどの各種操作
部、液晶表示板、電源電池、電子回路およびその他の内
部機構が組込まれる。前記受話器は、ケース本体2内に
おいてその長手方向一端部である上部に組込まれ、正面
側ケース本体部材3の正面上部には、受話器に対向する
開口孔6が形成されている。また、前記送話器は、ケー
ス本体2内においてその長手方向他端部である下部に組
込まれ、正面側ケース本体部材3の正面下部には、受話
器に対向する開口孔7が形成されている。また、正面側
ケース本体部材3の正面部には、操作用のボタンを露出
させる複数の開口孔8が前記開口孔7の上側に形成され
ているとともに、液晶表示板を組込む窓孔9が開口孔
6,8間に位置して形成されている。
【0023】そして、前記ケース本体2の外面には、軟
質樹脂であるシリコーンゴムの一体成形品からなる緩衝
材11,12が側面に全周に渡って設けられている。これら
緩衝材11,12は、両ケース本体部材3,4において他の
ケース本体部材4,3との結合部にそれぞれ設けられて
いる。そして、緩衝材11,12は、ケース本体部材3,4
の外面に形成された段差状の凹部13,14に嵌まっている
が、ケース本体部材3,4の外面よりも若干突出してい
る。
【0024】製造上、ケース本体部材3,4と緩衝材1
1,12とは、別々に成形して、接着などの手段により互
いに固定してもよいが、ケース本体部材3,4と緩衝材
11,12とが成形に伴い融着可能なものならば、複合成形
の技術を利用して、1つの金型装置でケース本体部材
3,4と緩衝材11,12とを続けて成形してもよい。これ
により、生産性を高められる。
【0025】ここで、この複合成形について、図3に基
づき簡単に説明する。なお、以下、正面側ケース本体部
材3側の成形について説明するが、背面側ケース本体部
材4側の成形も同様になされる。図3において、21は固
定型、22は可動型で、これら固定型21および可動型22
は、図示上下方向に開閉するものである。そして、可動
型22には、可動コア23が図示上下方向へ摺動自在に組込
まれている。また、固定型21には、ダイレクトゲートか
らなる1次ゲート24が形成されており、型閉した固定型
21と可動型22との間には、サイドゲートからなる2次ゲ
ート25が形成されるようになっている。
【0026】そして、成形時には、固定型21と可動型22
とを型閉するとともに、図3(a)に示すように、まず
可動コア23を図示上昇させて固定型21に突き当てる。こ
の状態で、固定型21と可動型22と可動コア23との間にケ
ース本体部材3の形状をした1次キャビティ26が形成さ
れる。そして、この1次キャビティ26に1次ゲート24か
ら溶融した1次樹脂を充填する。これにより、まずケー
ス本体部材3が成形される。1次キャビティ26に充填さ
れた1次樹脂すなわちケース本体部材3の冷却、固化
後、図3(b)に示すように、可動コア23を図示下降さ
せる。この状態で、固定型21と可動型22と可動コア23と
ケース本体部材3との間に緩衝材11の形状をした2次キ
ャビティ27が形成される。そして、この2次キャビティ
27に2次ゲート25から2次樹脂すなわちシリコーンゴム
の原料を充填し、加熱により固化させる。これにより、
緩衝材11が成形される。
【0027】前記外殻ケース1の構成によれば、硬質樹
脂からなるケース本体2の外面にシリコーンゴムからな
る緩衝材11,12を設けたので、耐衝撃性が高まり、使用
者が携帯電話機を落としたり、何かにぶつけてしまった
ようなとき、緩衝材11,12により衝撃が緩和され、外殻
ケース1や内部機構の破損を防止できる。そして、緩衝
材11,12はケース本体2の外面にあるので、緩衝材11,
12が被衝突物に当たることにより、外殻ケース1の損傷
を防止できるとともに、被衝突物の損傷も防止できる。
しかも、緩衝材11,12は、ケース本体2の側面に全周に
渡ってあるから、外殻ケース1がいろいろな姿勢および
位置で被衝突物に当たり得るのに対して、緩衝材11,12
が被衝突物に当たる可能性が大きくなる。したがって、
緩衝材11,12の前記効果を確実なものとできる。さら
に、比較的強度の弱い両ケース本体部材3,4の結合部
に緩衝材11,12があるので、緩衝効果がより有効なもの
となる。また、外殻ケース1の大部分は硬質樹脂からな
るケース本体2により構成されているので、外殻ケース
1自体の強度も高くできる。
【0028】また、緩衝材11,12がケース本体2の側面
に全周に渡ってあることにより、この緩衝材11,12は、
使用者が携帯電話機を把持したときの滑り止めとしても
作用する。これにより、使用者が携帯電話機を落としに
くくなる。なお、把持性をさらに高めるために、緩衝材
11,12の外面を波形状に形成するなどしてもよい。
【0029】図4は、本発明の第2実施例を示すもの
で、この第2実施例は、緩衝材31,32に凹溝33,34
を形成し、この凹溝33,34をケース本体部材3,4にお
ける他のケース本体部材4,3に結合される端縁部に嵌
めたものである。なお、ケース本体部材3,4と緩衝材
31,32とは、別々に成形して、後に組立ててもよいし、
複合成形の技術を利用して、1つの金型装置でケース本
体部材3,4と緩衝材31,32とを続けて成形してもよ
い。
【0030】この第2実施例の構成によれば、ケース本
体部材3,4と緩衝材31,32とが互いに接着されていな
くても、両ケース本体部材3,4を結合した状態では、
これらケース本体部材3,4により緩衝材31,32が挟み
込まれて、この緩衝材31,32がケース本体2に確実に固
定され、外れるおそれは全くない。また、複合成形の場
合で、ケース本体部材3,4と緩衝材31,32とが成形に
伴い互いに融着しないものであっても、緩衝材31,32を
ケース本体2に確実に固定できる。こうして、ケース本
体2に対する緩衝材31,32の組付けを容易かつ確実なも
のとできる。
【0031】図5は、本発明の第3実施例を示すもの
で、この第3実施例では、両ケース本体部材3,4間に
設ける緩衝材36を単一のものとしている。そして、この
緩衝材36の両側に形成した凹溝37,38に両ケース本体部
材3,4の端縁部をそれぞれ嵌め込み、これらケース本
体部材3,4により緩衝材36を挟み込んで固定してい
る。したがって、前記第2実施例と同様、緩衝材36をケ
ース本体部材3,4に接着、融着するような必要はな
く、それにもかかわらず、緩衝材36の固定は確実なもの
とできる。
【0032】なお、前記第1実施例や第2実施例の場合
でも、両ケース本体部材3,4のうちのいずれか一方に
のみ緩衝材11,12,31,32を設けてもよい。
【0033】図6は、本発明の第4実施例を示すもの
で、この第4実施例は、ケース本体部材3,4の周囲の
側面全体に緩衝材41,42を設けたものである。この第4
実施例の構成によれば、緩衝材41,42による緩衝や滑り
止めなどの効果をより高めることができ、また、デザイ
ン的にも好まれるものとできる。
【0034】図7は、本発明の第5実施例を示すもの
で、この第5実施例は、ケース本体部材3,4の長手方
向両端部すなわち上部と下部にのみ緩衝材46,47,48,
49を設けたものである。また、図8は、本発明の第6実
施例を示すもので、この第6実施例は、ケース本体部材
3,4の4つの角部にのみ緩衝材51,52,53,55,56,
57,58を設けたものである。
【0035】携帯電話機は、その形状から、外殻ケース
1の上下部あるいは角部が被衝突物に当たりやすく、ま
た、この場合に衝撃が集中しやすい。したがって、前記
第5実施例や第6実施例のように、ケース本体2の上下
部あるいは角部に緩衝材46,47,48,49,51,…,58を
設けることにより、少ない部分の緩衝材46,47,48,4
9,51,…,58で、有効に緩衝効果を得られる。
【0036】図9は、本発明の第7実施例を示すもの
で、この第7実施例では、内部機構の配置などによっ
て、携帯電話機全体の重心Gを携帯電話機の長手方向に
おいてその一端側すなわち上部に偏らせている。これに
対して、緩衝材46,47は、ケース本体部材3,4の上部
に設けている。
【0037】本第7実施例においては、例えば使用者が
携帯電話機を落としてしまったような場合、重心Gの位
置から、携帯電話機は、その上部から接地しやすい。こ
れに対して、緩衝材46,47はケース本体2の上部に設け
てあるので、少ない部分の緩衝材で、特に携帯電話機を
落とした場合に、有効に緩衝効果を得られる。
【0038】逆に、携帯電話機全体の重心Gが下部に偏
っている場合には、図10に示す第8実施例のように、
ケース本体部材3,4の下部に緩衝材48,49を設ければ
よい。本第8実施例の構成は、使用時における携帯電話
機の方向性からしても有利なものである。すなわち、電
話中に携帯電話機を落としたような場合には、外殻ケー
ス1がもとより下部から接地しやすいからである。
【0039】なお、前記第7実施例あるいは第8実施例
において、緩衝材51,52,53,55,56,57,58は、前記
第6実施例のように、ケース本体部材3,4の上部の両
角部あるいは下部の両角部にのみ設けてもよい。
【0040】図11は、本発明の第9実施例を示すもの
で、この第9実施例の携帯電話機では、外殻ケース1の
上面から上方へアンテナ60が突出している。そして、こ
のアンテナ60を覆って緩衝材61を設けている。
【0041】本第9実施例のように、アンテナ60が突出
している場合、このアンテナ60が落下時などに被衝突物
に当たりやすいが、アンテナ60を覆って緩衝材61がある
ので、有効な緩衝効果が得られるとともに、アンテナ60
自体をも保護できる。
【0042】なお、本発明は、前記各実施例に限定され
るものではなく、種々の変形実施が可能である。例え
ば、緩衝材の材質は、シリコーンゴムに限るものではな
く、他の軟質樹脂を用いることもできる。また、緩衝材
を設ける位置や緩衝材の形状なども、前記各実施例のも
のに限らない。
【0043】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、携帯電話機の
外殻ケースを、その大部分を構成する硬質樹脂からなる
ケース本体と、このケース本体の外面に設けられた軟質
樹脂からなる緩衝材とにより構成したので、外殻ケース
自体の強度を高くできるとともに、耐衝撃性を高くで
き、衝撃を受けた際の外殻ケースや内部機構の破損を防
止できる。
【0044】請求項2の発明によれば、ケース本体が正
面側ケース本体部材と背面側ケース本体部材とからなる
のに対して、両ケース本体部材の結合部に緩衝材を設け
たので、ケース本体に対する緩衝材の組付けを容易かつ
確実なものとすることができる。
【0045】請求項3の発明によれば、緩衝材は、ケー
ス本体の側面に全周に渡って設けたので、緩衝材の効果
を確実なものとでき、また、使用者が携帯電話機を把持
したときに緩衝材が滑り止めとして作用するので、使用
者が携帯電話機を落としにくい。
【0046】請求項4の発明によれば、緩衝材は、ケー
ス本体の長手方向両端部に設けたので、少ない部分の緩
衝材で、有効に緩衝効果を得られる。
【0047】請求項5の発明によれば、緩衝材は、ケー
ス本体の角部に設けたので、少ない部分の緩衝材で、有
効に緩衝効果を得られる。
【0048】請求項6の発明によれば、緩衝材は、ケー
ス本体の長手方向両端部のうち、この長手方向において
電話機全体の重心が偏っている側の端部に設けたので、
少ない部分の緩衝材で、特に携帯電話機を落とした場合
に、有効に緩衝効果を得られる。
【0049】請求項7の発明によれば、外殻ケースから
突出したアンテナを緩衝材により覆ったので、有効な緩
衝効果が得られるとともに、アンテナ自体をも保護でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の携帯電話機の第1実施例を示す外殻ケ
ースの斜視図である。
【図2】同上断面図である。
【図3】同上外殻ケースの成形に用いる金型装置の断面
図である。
【図4】本発明の携帯電話機の第2実施例を示す外殻ケ
ースの断面図である。
【図5】本発明の携帯電話機の第3実施例を示す外殻ケ
ースの断面図である。
【図6】本発明の携帯電話機の第4実施例を示す外殻ケ
ースの斜視図である。
【図7】本発明の携帯電話機の第5実施例を示す外殻ケ
ースの斜視図である。
【図8】本発明の携帯電話機の第6実施例を示す外殻ケ
ースの斜視図である。
【図9】本発明の携帯電話機の第7実施例を示す外殻ケ
ースの斜視図である。
【図10】本発明の携帯電話機の第8実施例を示す外殻
ケースの斜視図である。
【図11】本発明の携帯電話機の第9実施例を示す外殻
ケースの斜視図である。
【符号の説明】
1 外殻ケース 2 ケース本体 3 正面側ケース本体部材 4 背面側ケース本体部材 11,12 緩衝材 31,32 緩衝材 36 緩衝材 41,42 緩衝材 46,47,48,49 緩衝材 51,52,53,55,56,57,58 緩衝材 60 アンテナ 61 緩衝材 G 重心

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受話器、送話器および操作部が正面側に
    向けて内蔵される外殻ケースを備え、この外殻ケース
    は、その大部分を構成する硬質樹脂からなるケース本体
    と、このケース本体の外面に設けられた軟質樹脂からな
    る緩衝材とを備えたことを特徴とする携帯電話機。
  2. 【請求項2】 前記ケース本体は、その正面側を構成す
    る正面側ケース本体部材と、背面側を構成する背面側ケ
    ース本体部材とからなり、両ケース本体部材の結合部に
    前記緩衝材を設けたことを特徴とする請求項1記載の携
    帯電話機。
  3. 【請求項3】 前記緩衝材は、前記ケース本体の側面に
    全周に渡って設けたことを特徴とする請求項1または2
    記載の携帯電話機。
  4. 【請求項4】 前記緩衝材は、前記ケース本体の長手方
    向両端部に設けたことを特徴とする請求項1または2記
    載の携帯電話機。
  5. 【請求項5】 前記緩衝材は、前記ケース本体の角部に
    設けたことを特徴とする請求項1または2記載の携帯電
    話機。
  6. 【請求項6】 前記緩衝材は、前記ケース本体の長手方
    向両端部のうち、この長手方向において電話機全体の重
    心が偏っている側の端部に設けたことを特徴とする請求
    項1または2記載の携帯電話機。
  7. 【請求項7】 前記外殻ケースから突出したアンテナを
    備え、このアンテナを軟質樹脂からなる緩衝材により覆
    ったことを特徴とする請求項1から6のいずれか1つに
    記載の携帯電話機。
JP6134599A 1994-06-16 1994-06-16 携帯電話機 Withdrawn JPH089448A (ja)

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