JPH0894243A - 貯蔵庫 - Google Patents

貯蔵庫

Info

Publication number
JPH0894243A
JPH0894243A JP6233472A JP23347294A JPH0894243A JP H0894243 A JPH0894243 A JP H0894243A JP 6233472 A JP6233472 A JP 6233472A JP 23347294 A JP23347294 A JP 23347294A JP H0894243 A JPH0894243 A JP H0894243A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hinge shaft
opening
heat insulating
box body
plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6233472A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3162915B2 (ja
Inventor
Minoru Tanaka
稔 田中
Yukio Kashiwase
幸夫 柏瀬
Masao Saito
正夫 齋藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP23347294A priority Critical patent/JP3162915B2/ja
Publication of JPH0894243A publication Critical patent/JPH0894243A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3162915B2 publication Critical patent/JP3162915B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Refrigerator Housings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目 的】 扉の開く方向に無関係に、天板を支持する
補強板が1種類で対応できる貯蔵庫を提供することを目
的とする。 【構 成】 断熱材にて貯蔵室を画成している断熱箱本
体(1)は、前面に収納および取り出し用開口を有して
いる。補強板(11)は断熱箱本体の前面から前方に張
り出している張出部(13)を具備しており、断熱箱本
体の上面を覆っている天板の前端を支持している。張出
部にはヒンジシャフト用開口(16)が形成されてお
り、その張出部の上面には支持部材(21)が着脱可能
に取り付けられている。支持部材に固定されている上側
ヒンジシャフト(19)は前記ヒンジシャフト用開口に
挿入されている。そして、収納および取り出し用開口を
開閉自在に閉塞する様に、扉(3)が上側ヒンジシャフ
トおよび下側ヒンジシャフト(32)により回動自在に
枢支されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、扉を開閉自在に支持す
るヒンジシャフトを備えた貯蔵庫に関し、特に、断熱箱
本体の上面を天板が覆い、この天板の前端を支持する補
強板に前記ヒンジシャフトが設けられている貯蔵庫に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の貯蔵庫の断熱扉の上部ヒン
ジ部は、たとえば実公平2−5351号公報(F25D
29/00)などに記載されており、この様な上部ヒン
ジ部について図10および図11を用いて説明する。図
10は従来の貯蔵庫の上部ヒンジ部の正面縦断面図であ
る。図11はテーブル補強板の斜視図である。
【0003】これらの図において、貯蔵庫である冷蔵庫
の断熱箱本体01の前面の上部には、テーブル補強板0
2が取り付けられている。このテーブル補強板02に
は、上側ヒンジシャフト03がカシメなどにより固着さ
れている。一方、断熱扉05の上端右側にはヒンジシャ
フトカラー06が埋設されている。そして、断熱扉05
を断熱箱本体01に取り付けるには、上側ヒンジシャフ
ト03の下方にヒンジシャフトカラー06を位置させ、
断熱扉05をテーブル補強板02の下側から上方に持ち
上げてヒンジシャフトカラー06を上側ヒンジシャフト
03に嵌め合わせ係合させる。次いで、これらの図には
示されていないが、断熱扉05の下側のヒンジシャフト
カラーに下側ヒンジシャフトを嵌め合わせ、この下側ヒ
ンジシャフトを断熱箱本体01に固定している。この様
にして、断熱扉05は断熱箱本体01に軸支されてい
る。
【0004】これらの図に示した貯蔵庫の場合には、断
熱扉05の右側端部が断熱箱本体01に軸支されて、左
開きに構成されているが、断熱扉05の開く方向を逆に
して、右開きに構成する場合がある。そして、上側ヒン
ジシャフト03がテーブル補強板02に取り付けられて
いる位置は、左開きの場合と右開きの場合とでは当然異
なっている。ところで、テーブル補強板02に上側ヒン
ジシャフト03をカシメて固定する工程は、貯蔵庫を据
えつける現場ではなく、工場で行われているので、左開
き用のテーブル補強板02と右開き用のテーブル補強板
02との2種類のテーブル補強板02を工場で生産して
いた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この様
に、テーブル補強板02が2種類存在すると、1種類の
場合に比して部品の管理や生産のコストが増大する。ま
た、貯蔵庫を据えつける現場では、2種類のテーブル補
強板02を前もって用意しておかなければ、断熱扉05
の開く方向を変更することができなかった。そして、貯
蔵庫の据え付け後は、2種類のテーブル補強板02の
内、使用しなかったテーブル補強板02は持ち帰る必要
があった。
【0006】また、既存の貯蔵庫において、断熱扉05
の開く方向を変更する場合、たとえば、既存の貯蔵庫が
右開きの場合には、その貯蔵庫に設けられていた右開き
用のテーブル補強板02を取り外して廃棄し、新しく左
開き用のテーブル補強板02を取り付ける必要があり、
取り換えコストが掛かっていた。
【0007】さらに、既存の貯蔵庫において、テーブル
補強板02を取り外すためには、テーブル補強板02が
支持補強している天板であるトップテーブルを取り外す
必要がある。このトップテーブルは断熱箱本体01の上
面を覆っており、トップテーブル上にはフライヤーなど
の製品が設置されている。したがって、トップテーブル
を外すことは、かなり大変な作業となっている。
【0008】本発明は、以上のような課題を解決するた
めのもので、扉の開く方向に無関係に、天板を支持する
補強板が1種類で対応できる貯蔵庫を提供することを目
的とする。さらに、既存の貯蔵庫において補強板を取り
外さないで、上側ヒンジシャフトの取付け位置を変更で
きる貯蔵庫を提供することを二次的目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の貯蔵庫は、断熱材にて貯蔵室を画成すると
ともに前面に収納および取り出し用開口を有する断熱箱
本体(1)と、この断熱箱本体の上面を覆う天板(4
2)と、前記断熱箱本体の前面から前方に張り出してい
る張出部(13)を具備するとともに前記天板の前端を
支持する補強板(11)と、前記張出部に形成されてい
るヒンジシャフト用開口(16)と、前記補強板の張出
部の上面に着脱可能に取り付けられている支持部材(2
1)と、この支持部材に固定されているとともに前記ヒ
ンジシャフト用開口に挿入されている上側ヒンジシャフ
ト(19)と、前記断熱箱本体の前面の下部に配設され
ている下側ヒンジシャフト(32)と、前記収納および
取り出し用開口を開閉自在に閉塞する様に前記上側ヒン
ジシャフトおよび前記下側ヒンジシャフトにより回動自
在に枢支されている扉(3)とを備えている。
【0010】また、支持部材挿通用開口(41)が前記
張出部に形成されており、支持部材はこの支持部材挿通
用開口を通り抜けることが可能である。
【0011】
【作 用】上側ヒンジシャフトが固定されている支持
部材を、補強板の張出部に載置し、上側ヒンジシャフト
を張出部に形成されたヒンジシャフト用開口に挿入して
いる。そして、この支持部材を張出部に着脱自在に取り
付けている。したがって、扉の開閉方向を変更する場合
には、支持部材の取付け位置を簡単に変更できる。
【0012】また、補強板の張出部には支持部材挿通用
開口が設けられており、支持部材がこの支持部材挿通用
開口を通り抜けて、補強板の張出部上に挿通されること
が可能である。
【0013】
【実 施 例】次に、本発明における貯蔵庫の第一実施
例を図1ないし図5を用いて説明する。図1は本発明に
おける貯蔵庫の第一実施例の正面図である。図2は右開
き扉を具備する貯蔵庫の正面図である。なお、図1およ
び図2に示す貯蔵庫は、天板であるトップテーブルが取
り外されて図示されている。図3は図1のEの正面縦断
面図である。図4は上側ヒンジシャフトの取付け部の分
解斜視図である。図5は貯蔵庫の下部の説明図で、
(a)が正面図、(b)が側面図である。
【0014】図1において、レストランなどの調理場に
設置される貯蔵庫としてのアンダーカウンター型冷蔵庫
の断熱箱本体1は断熱材にて貯蔵室をその内部に画成
し、その前面には冷蔵物の収納および取り出し用開口が
形成されている。この開口を塞ぐように、略垂直な前面
扉である左開きの断熱扉3が、断熱扉3の右端側に配置
された上下のヒンジ機構H1,H2により断熱箱本体1
に開閉自在に取り付けられている。そして、この断熱扉
3は閉じた状態において貯蔵室を外気から遮断する。な
お、ヒンジ機構H1,H2の詳細については後述する。
【0015】一方、断熱箱本体1の左側には、圧縮機、
凝縮器、送風機等が収納されている機械室6が配置され
ている。機械室6の前面には前面扉7が開閉自在に取り
付けられている。この前面扉7にはコントロールパネル
8が配設されている。そして、機械室6と断熱箱本体1
とで貯蔵庫本体である冷蔵庫本体が構成されている。ま
た、断面L字状の金属製のテーブル補強板11は、冷蔵
庫本体の前面上部に細長く左右方向にわたって取り付け
られている。そして、テーブル補強板11の前端部に
は、冷蔵庫本体の上面に張られた天板であるトップテー
ブル(図示しない)の前端部が取り付けられており、テ
ーブル補強板11がトップテーブルを支持補強する。ト
ップテーブルは、ステンレスなどの錆びない金属板や合
成樹脂板などで構成されており、調理台などとして利用
される。
【0016】図1におけるアンダーカウンター型冷蔵庫
の断熱扉3の開閉方向は左開きであるが、調理場等にお
けるアンダーカウンター型冷蔵庫の配置状態等によって
は、断熱扉3を図2に示すように右開きにしたい場合が
ある。この場合には、断熱扉3は、断熱扉3の左端側に
配置された上下のヒンジ機構H3,H4により開閉自在
に取り付けられる。この様に、上下のヒンジ機構は、断
熱扉3が左開きの場合と、右開きの場合とで取付け位置
を変更する必要がある。
【0017】上側のヒンジ機構H1について、図3およ
び図4により説明する。テーブル補強板11は垂直な板
状の取付け部12および水平な板状の張出部13からな
っており、この取付け部12が断熱箱本体1および機械
室6にネジなどにより着脱自在に取り付けられている。
一方、張出部13には、円形のヒンジシャフト用開口1
6が形成されており、また、このヒンジシャフト用開口
16の周囲には4個のネジ挿入用の穴17が穿たれてい
る。そして、ヒンジシャフト用開口16に挿入される上
側ヒンジシャフト19は、支持部材である支持板21に
カシメにより堅固に固定されている。この支持板21に
は、上側ヒンジシャフト19の周囲に4個のネジ孔22
が穿たれている。
【0018】支持板21をテーブル補強板11の張出部
13に上方から載置して、上側ヒンジシャフト19の外
径よりも少し大きく形成したヒンジシャフト用開口16
に上側ヒンジシャフト19を挿入する。その後、支持板
21をネジ24によりテーブル補強板11の張出部13
に着脱自在に取り付ける。そして、この上側ヒンジシャ
フト19に断熱扉3のヒンジシャフトカラー26を嵌め
込んで、断熱扉3を上側ヒンジシャフト19に取り付け
る。
【0019】次に、下側ヒンジ機構H2は図5に示され
ている構造をしている。断面L字状の支持ブラケット3
1に下側ヒンジシャフト32がカシメにより固着されて
おり、この下側ヒンジシャフト32が断熱扉3の図示し
ないヒンジシャフトカラーに挿入されている。また、支
持ブラケット31は断熱箱本体1にネジにより着脱自在
に取り付けられている。
【0020】上記は左開き断熱扉の場合であるが、右開
きの場合には、前述の図2に示すようにヒンジ機構の取
付け位置が変更になる。そして、上側ヒンジ機構H3は
上側ヒンジ機構H1と同じ構造をしており、上側ヒンジ
シャフト19が固定されている支持板21の取付け位置
を変更するだけで済む。一方、下側ヒンジ機構H4は、
下側ヒンジ機構H2と構造が少し相違し、すなわち、下
側ヒンジ機構H2の場合には、下側ヒンジシャフト32
は支持ブラケット31の右端側に固定されているが、下
側ヒンジ機構H4の場合には、下側ヒンジシャフト32
は支持ブラケット31の左端側に固定されている。した
がって、下側ヒンジシャフト32は断熱扉3の開閉方向
に対応したものを採用する。
【0021】次に、図6ないし図9により第二実施例に
ついて説明する。図6は第二実施例の貯蔵庫の上部ヒン
ジ機構H1が設けられている付近の平断面図である。図
7は図6の正面縦断面図である。図8は図7のF−F断
面図である。図9は支持板を支持板挿通用開口に通り抜
けさせる方法を説明するための図である。なお、この第
二実施例の説明において、前記第一実施例の構成要素に
対応する構成要素には同一符号を付して、その詳細な説
明を省略する。
【0022】テーブル補強板11の張出部13には、支
持部材挿通用開口である支持板挿通用開口41が形成さ
れている。この支持板挿通用開口41は長方形形状をし
ており、その前後幅Dは支持板21の前後幅Bよりも大
きい。一方、支持板挿通用開口41の左右幅Aは、支持
板21の左右幅の半分に上側ヒンジシャフト19の半径
を加算した長さCよりも大きい。なお、上側ヒンジシャ
フト19は支持板21の真ん中に取り付けられている
が、真ん中から外れて取り付けられている場合には、上
記長さCは上側ヒンジシャフト19の軸心から支持板2
1の左右何れか近い側の端面までの距離に上側ヒンジシ
ャフト19の半径を加算した長さである。
【0023】また、天板としてのトップテーブル42は
断熱箱本体1および機械室6の上面を覆っており、トッ
プテーブル42の前端部はテーブル補強板11の張出部
13の前端部に取り付けられており、テーブル補強板1
1はトップテーブル42を支持補強している。
【0024】この様に構成された貯蔵庫において、トッ
プテーブル42がテーブル補強板11に既に取り付けて
ある場合に、上側ヒンジシャフト19をテーブル補強板
11に取り付けるには、図9に示すように、上側ヒンジ
シャフト19が固定されている支持板21を斜めに傾斜
して、支持板挿通用開口41に挿入し、支持板21の左
側部分を張出部13の上方に移動させる。そして、図9
の状態から、支持板21の右側部分を張出部13の上方
に移動し、次いで、支持板21を少し右に移動して、図
7に図示する位置に移動させる。この様にして、支持板
21を張出部13の下方から支持板挿通用開口41に挿
入して、通り抜けさせて張出部13上に挿通する。そし
て、ネジ24により支持板21はテーブル補強板11の
張出部13に着脱自在に取り付けられる。また、上側ヒ
ンジシャフト19をテーブル補強板11から取り外す場
合には、取付けと逆の工程を行えば良い。なお、トップ
テーブル42がテーブル補強板11に取り付けられてい
ない場合には、第一実施例と同様に、テーブル補強板1
1の張出部13の上方から、支持板21を張出部13に
載置することができる。
【0025】この様に、上側ヒンジシャフト19は、テ
ーブル補強板11に直接カシメで堅固に固着されておら
ず、支持板21を介して着脱自在に取り付けられている
ので簡単に取付け位置を変更できる。したがって、断熱
扉3の開閉方向の変更のために、従来の様に2種類のテ
ーブル補強板を製作して対応する必要がなく、1種類の
テーブル補強板11で対応可能となる。
【0026】そして、第一実施例の場合には、ヒンジシ
ャフト用開口16は上側ヒンジシャフト19と略同じ大
きさであるので、上側ヒンジシャフト19に径方向に力
が加わっても、張出部13のヒンジシャフト用開口16
の内面で支持される。したがって、ネジ24には力が加
わらないので、支持板21の取付け強度が向上する。
【0027】また、支持板21はテーブル補強板11の
張出部13に載置されており、張出部13の下面から下
方に支持板21が突出する事がない。この様に、支持板
21が張出部13の下面から突出して設けられていない
ので、下記の様な利点がある。 1.アンダーカウンター型冷蔵庫の上面で調理等が行わ
れ、張出部13の下面は汚損するが、この汚損を清掃す
る場合にも、張出部13の下面に突出物が少なく清掃の
妨げにはならない。 2.張出部13の下面と断熱扉3との隙間を小さくでき
るので、見栄えが良いとともに、断熱扉3を大きくする
事ができる。そして、それに伴って、断熱箱本体1の前
面の開口を大きくでき、断熱箱本体1の内部に収納され
ている貯蔵物の出し入れが容易となる。 3.張出部13にはドアスイッチが設けられているが、
張出部13の下面と断熱扉3との隙間が小さいと、ドア
スイッチのドア検出レバーの突出量も小さくでき、見栄
えが良くなる。
【0028】さらに、第二実施例の様に、支持板21が
通り抜けることができる支持板挿通用開口41を設ける
と、トップテーブル42が張出部13に固定されている
状態でも、支持板21の着脱が可能となる。その結果、
既存の貯蔵庫においても、トップテーブル42を外すこ
となく、断熱扉3の開閉方向の変更が簡単にできる。
【0029】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求
の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、種々の変
更を行うことが可能である。本発明の変更実施例を下記
に例示する。 (1)ヒンジシャフト用開口や支持部材挿通用開口は、
前もって一対開けておくことも可能であるし、必要にな
ったときに開けることも可能である。この開口を形成す
る作業は貯蔵庫の据え付け現場で簡単にできる作業であ
る。また、前もって一対開けて置く場合には、使用しな
い側の開口は合成樹脂製などの蓋で閉鎖しておくことが
できる。
【0030】(2)実施例においては、支持板挿通用開
口41は長方形形状をしており、その前後幅Dは支持板
21の前後幅Bよりも大きく、かつ、支持板挿通用開口
41の左右幅Aは、支持板21の左右幅の半分に上側ヒ
ンジシャフトの半径を加算した長さCよりも大きく構成
されている。この寸法が要求されるのは、上側ヒンジシ
ャフト19が支持板21の真ん中に取り付けられ、かつ
支持板21および支持板挿通用開口41の形状が長方形
形状である場合である。したがって、支持板挿通用開口
41の寸法は、上側ヒンジシャフト19が支持板21に
取り付けられている位置や支持板21および支持板挿通
用開口41の形状により適宜変更可能である。また、支
持板21をテーブル補強板11の張出部13上方に挿通
後、上側ヒンジシャフト19の軸を中心に回転などをさ
せると、必要となる寸法は変更される場合がある。すな
わち、支持板挿通用開口41は、上側ヒンジシャフト1
9が固定されている支持板21が通り抜けることができ
る大きさおよび形状を有していればよい。
【0031】(3)実施例においては、支持板21は四
本のネジ24により着脱自在に取り付けられているが、
支持板21が着脱可能に取り付けられるならば、その取
付け構造は適宜変更可能である。たとえば、ネジの本数
を変更したり、また固定を全てネジによって行っている
が、一部を係止フックなどで固定したりすることも可能
である。また、上側ヒンジシャフト19は支持部材とし
ての支持板21に固定されているが、支持部材は上側ヒ
ンジシャフト19が取り付けることができるならば、板
状以外のたとえば棒状などの適宜部材を採用できる。
【0032】(4)実施例においては、天板としてのト
ップテーブル42は調理台などとして使用されている
が、天板の上面を作業用のテーブルとして必ずしも使用
する必要はない。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、上側ヒンジシャフトが
固定されている支持部材を、補強板の張出部に着脱自在
に取り付けている。したがって、従来の様に上側ヒンジ
シャフトは補強板にカシメにより強固に固定されていな
いので、扉の開閉方向を変更する際に、支持部材の取付
け位置を簡単に変更ができる。また、扉の開閉方向の変
更のために、従来の様に2種類の補強板を製作して対応
する必要がなく、1種類の補強板で対応ができる。
【0034】そして、支持部材は補強板の張出部に載置
されており、張出部の下面から下方に支持部材が突出す
る事がない。したがって、張出部の下面に突出物が少な
くなり、見栄えを良くすることができるとともに、この
張出部の下面を清掃する場合にも、清掃の妨げにはなら
ない。
【0035】また、補強板の張出部には支持部材挿通用
開口が設けられている。したがって、支持部材はこの支
持部材挿通用開口を通り抜けることができ、補強板の張
出部の下方から支持部材を補強板の張出部上に挿通させ
ることができる。その結果、既存の貯蔵庫においても、
天板を取り外すことなく、上側ヒンジシャフトが固定さ
れている支持部材の取付け位置を簡単に変更することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における貯蔵庫の第一実施例の正面図で
ある。
【図2】右開き扉を具備する貯蔵庫の正面図である。
【図3】図1のEの正面縦断面図である。
【図4】上側ヒンジシャフトの取付け部の分解斜視図で
ある。
【図5】貯蔵庫の下部の説明図で、(a)が正面図、
(b)が側面図である。
【図6】第二実施例の貯蔵庫の上部ヒンジ機構H1が設
けられている付近の平断面図である。
【図7】図6の正面縦断面図である。
【図8】図7のF−F断面図である。
【図9】支持板を支持板挿通用開口に通り抜けさせる方
法を説明するための図である。
【図10】従来の貯蔵庫の上部ヒンジ部の正面縦断面図
である。
【図11】テーブル補強板の斜視図である。
【符号の説明】
1 断熱箱本体 3 断熱扉(扉) 11 テーブル補強板 13 張出部 16 ヒンジシャフト用開口 19 上側ヒンジシャフト 21 支持板(支持部材) 32 下側ヒンジシャフト 41 支持板挿通用開口(支持部材挿通用開口) 42 トップテーブル(天板)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断熱材にて貯蔵室を画成するとともに前
    面に収納および取り出し用開口を有する断熱箱本体と、 この断熱箱本体の上面を覆う天板と、 前記断熱箱本体の前面から前方に張り出している張出部
    を具備するとともに、前記天板の前端を支持する補強板
    と、 前記張出部に形成されているヒンジシャフト用開口と、 前記補強板の張出部の上面に着脱可能に取り付けられて
    いる支持部材と、 この支持部材に固定されているとともに、前記ヒンジシ
    ャフト用開口に挿入されている上側ヒンジシャフトと、 前記断熱箱本体の前面の下部に配設されている下側ヒン
    ジシャフトと、 前記収納および取り出し用開口を開閉自在に閉塞する様
    に前記上側ヒンジシャフトおよび前記下側ヒンジシャフ
    トにより回動自在に枢支されている扉とを備えているこ
    とを特徴とする貯蔵庫。
  2. 【請求項2】 断熱材にて貯蔵室を画成するとともに前
    面に収納および取り出し用開口を有する断熱箱本体と、 この断熱箱本体の上面を覆う天板と、 前記断熱箱本体の前面から前方に張り出している張出部
    を具備するとともに、前記天板の前端を支持する補強板
    と、 前記補強板の張出部の上面に着脱可能に取り付けられて
    いるとともに、上側ヒンジシャフトが固定されている支
    持部材と、 前記断熱箱本体の前面の下部に配設されている下側ヒン
    ジシャフトと、 前記収納および取り出し用開口を開閉自在に閉塞する様
    に前記上側ヒンジシャフトおよび前記下側ヒンジシャフ
    トにより回動自在に枢支されている扉と、 前記張出部に形成されるとともに、前記支持部材が通り
    抜けることが可能な支持部材挿通用開口とを備えている
    ことを特徴とする貯蔵庫。
JP23347294A 1994-09-28 1994-09-28 貯蔵庫 Expired - Fee Related JP3162915B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23347294A JP3162915B2 (ja) 1994-09-28 1994-09-28 貯蔵庫

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23347294A JP3162915B2 (ja) 1994-09-28 1994-09-28 貯蔵庫

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0894243A true JPH0894243A (ja) 1996-04-12
JP3162915B2 JP3162915B2 (ja) 2001-05-08

Family

ID=16955563

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23347294A Expired - Fee Related JP3162915B2 (ja) 1994-09-28 1994-09-28 貯蔵庫

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3162915B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013083373A (ja) * 2011-10-06 2013-05-09 Fukushima Industries Corp 冷蔵庫

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4726661U (ja) * 1971-04-21 1972-11-25
JPS48106848U (ja) * 1972-03-13 1973-12-11
JPS5813493U (ja) * 1981-07-17 1983-01-27 三洋電機株式会社 貯蔵庫
JPS60185192U (ja) * 1984-05-18 1985-12-07 シャープ株式会社 冷蔵庫扉等のヒンジピン
JPS61136297U (ja) * 1985-02-12 1986-08-25
JPS6255078U (ja) * 1985-09-25 1987-04-06
JPH06147741A (ja) * 1992-11-09 1994-05-27 Hitachi Ltd 冷蔵庫

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4726661U (ja) * 1971-04-21 1972-11-25
JPS48106848U (ja) * 1972-03-13 1973-12-11
JPS5813493U (ja) * 1981-07-17 1983-01-27 三洋電機株式会社 貯蔵庫
JPS60185192U (ja) * 1984-05-18 1985-12-07 シャープ株式会社 冷蔵庫扉等のヒンジピン
JPS61136297U (ja) * 1985-02-12 1986-08-25
JPS6255078U (ja) * 1985-09-25 1987-04-06
JPH06147741A (ja) * 1992-11-09 1994-05-27 Hitachi Ltd 冷蔵庫

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013083373A (ja) * 2011-10-06 2013-05-09 Fukushima Industries Corp 冷蔵庫

Also Published As

Publication number Publication date
JP3162915B2 (ja) 2001-05-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6672693B2 (en) Cooling receptacle
JP3045979B2 (ja) 冷蔵庫
US3430386A (en) Cabinet having reversibly mountable doors
US6401478B2 (en) Ice maker with cooperating inner and outer doors
CA1103116A (en) Removable oven panel and door sealing gasket
US3378954A (en) Reversibly mounted cabinet door
JPH0894243A (ja) 貯蔵庫
JP3707657B2 (ja) 断熱箱体
WO1998005908A1 (en) Door handle structure in refrigerators
JP2002213865A (ja) 冷却貯蔵庫
US11493166B2 (en) Refrigerator
JP2001227858A (ja) 断熱箱体構造
KR200169565Y1 (ko) 냉장고의 도어 힌지장치
KR100210103B1 (ko) 냉장고용 도어 힌지 구조
JP2951835B2 (ja) 冷凍冷蔵庫
JP3869544B2 (ja) 扉装置
KR200337654Y1 (ko) 트림킷 어셈블리
US11988437B2 (en) Refrigerator
KR19990007718U (ko) 냉장고의 도어장치
JP2004150148A (ja) 電化製品用開閉パネル
JP4222732B2 (ja) 冷却貯蔵庫
JP2000310475A (ja) 冷却装置
JPH0814735A (ja) 低温貯蔵庫
JP2582626Y2 (ja) 貯蔵庫等の扉装置
JP3118279B2 (ja) 冷蔵庫の施錠装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090223

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090223

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100223

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees