JP4222732B2 - 冷却貯蔵庫 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、前面に開口する断熱箱体内に貯蔵室を構成し、該断熱箱体の開口を、裏面周縁にそれぞれガスケットを有した観音開き式の第1及び第2扉にて開閉自在に閉塞して成る冷却貯蔵庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来よりこの種冷却貯蔵庫は、前面に開口する断熱箱体の開口を裏面周縁にそれぞれガスケットを有した観音開き式の第1及び第2扉にて開閉自在に閉塞している。また、回動自在の仕切体を例えば第1の扉の非枢支側に取り付け、第1の扉が閉じた状態では仕切体の前面を断熱箱体の開口縁において前方に指向させ、両扉のガスケットの当接面を形成すると共に、一方の扉を開く動作にて他方の扉を避けるように仕切体を回転させる構造が採られている。
【0003】
係る構成によれば、仕切体は一方の扉の開放にて開口縁から撤去されるため、断熱箱体の開口全体を開放させることができ、両扉を独立して開閉することが可能とされる。
【0004】
一方、前記第1の扉及び第2の扉は、外面材及び内面材とにより構成される。該外面材は、両側縁に内面材側に折曲するフランジが形成され、上下縁には、例えば樹脂製により構成されるキャップが取り付けられる。そして、これら外面材と、内面材と、外面材のフランジとキャップにより囲繞される空間内に断熱材を発泡充填することにより扉を構成している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来の冷却貯蔵庫における第1扉の枢支側の側部には、断面略L字状の金具を用いて、内方に向けて突出して形成される断面略U字状の保持部材が上下に渡って取り付けられる。そして、この保持部材には、その上端と下端に取り付けられる取付部材により、仕切体が回動自在に取り付けられていた。
【0006】
しかしながら、従来の仕切体が取り付けられる保持部材では、扉の開閉により仕切体が回動した際に、保持部材が左右に振れるなど不安定な状態となり、これに伴って、仕切体も左右に振れるなど不安定となっていた。そのため、保持部材自体の左右の振れにより、保持部材が扉から落脱、ひいては仕切体が落脱する恐れがあった。
【0007】
そこで、本発明は従来の技術的課題を解決するために成されたものであり、仕切体を取り付ける保持部材を強固に固定することができる冷却貯蔵庫を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の冷却貯蔵庫は、前面に開口する断熱箱体内に貯蔵室を有し、該断熱箱体の開口を、裏面周縁にそれぞれガスケットを有した観音開き式の第1及び第2扉にて開閉自在に閉塞して成るものであって、第1扉は、非枢支側の内面に取り付けられた保持部材と、第1扉の回転軸方向に延在し、保持部材の第1扉非枢支側に回動自在に枢支されると共に、当該保持部材に沿った初期状態から第1扉の閉動作に伴って回動せられ、両扉の非枢支側に位置するガスケットの当接面を形成する仕切体とを備え、第1扉の非枢支側の内面には、突部を有して該突部から第1扉の枢支側に延在する補強部材が取り付けられており、保持部材は、第1扉の枢支側に延在する補強部を有し、補強部材を被覆するように当該補強部材に取り付けられていることを特徴とする。
【0009】
本発明によれば、前面に開口する断熱箱体内に貯蔵室を有し、断熱箱体の開口を、裏面周縁にそれぞれガスケットを有した観音開き式の第1及び第2扉にて開閉自在に閉塞して成る冷却貯蔵庫において、第1扉は、非枢支側の内面に取り付けられた保持部材と、第1扉の回転軸方向に延在し、保持部材の第1扉非枢支側に回動自在に枢支されると共に、当該保持部材に沿った初期状態から第1扉の閉動作に伴って回動せられ、両扉の非枢支側に位置するガスケットの当接面を形成する仕切体を備え、第1扉の非枢支側の内面には、突部を有して該突部から第1扉の枢支側に延在する補強部材が取り付けられており、保持部材は、第1扉の枢支側に延在する補強部を有し、補強部材を被覆するように当該補強部材に取り付けられているので、第1扉の開閉動作により回動される仕切体を、補強部材、及び、保持部材の補強部により強固に保持することができるようになる。これにより、仕切体の左右への振れや、保持部材及び仕切体の脱落を効果的に防止することができるようになるものである。
【0010】
請求項2の発明の冷却貯蔵庫は、請求項1の発明に加えて、両扉は、外面材及び内面材と、これら外面材及び内面材に囲繞される空間内に充填された断熱材とから構成され、内面材は、貯蔵室内方に向けて突出した形状を呈すると共に、保持部材の取付位置に相当する第1扉の内面材は平面とされていることを特徴とする。
【0011】
請求項2の発明によれば、請求項1の発明に加えて、両扉は、外面材及び内面材と、これら外面材及び内面材に囲繞される空間内に充填された断熱材とから構成され、内面材は、貯蔵室内方に向けて突出した形状を呈すると共に、保持部材の取付位置に相当する第1扉の内面材は平面とされているので、保持部材を取り付ける際に、内面材の突出した形状に影響されることなく、保持部材を容易に取り付けることができるようになる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき本発明の実施例を詳述する。図1は本発明の冷却貯蔵庫Rの斜視図、図2は冷却貯蔵庫Rの平断面図を示している。実施例の冷却貯蔵庫Rは、ホテルやレストランの厨房などに設置される縦型業務用冷凍庫であり、前面に開口する断熱箱体18により構成されている。この断熱箱体18内に構成された貯蔵室20には、調理済みの食品(料理)や食材を載置するための棚21・・が架設されており、更に、この貯蔵室20の前面開口22は横方向の図示しない中仕切によって中央部にて上下に仕切られている。
【0013】
また、貯蔵室20内上部には冷却装置24の図示しない冷却器が取り付けられており、この冷却器によって貯蔵室20内は所定の温度に冷却される。更に、断熱箱体18の天面には前面パネル25及び両側面及び後面を構成するパネル26によって機械室27が画成されており、この機械室27内には前記冷却装置24を構成する圧縮機28や凝縮器29などが設置され、前記冷却器と共に冷却装置24の周知の冷媒回路を構成している。
【0014】
一方、前記中仕切によって仕切られた貯蔵室20の上下の開口22は二組の観音開き式の扉(断熱扉)第1の扉2、第2の扉3によって開閉自在に閉塞される。また、上下の開口22の中央部にそれぞれ位置する貯蔵室20の天面及び前記中仕切の下面には、図示しない案内部材がそれぞれ取り付けられている。
【0015】
ここで、図3乃至図7を参照して扉2、3について説明する。図3は扉2の部分拡大平断面図、図4は非枢支側の扉2の分解斜視図、図5は非枢支側の扉2の縦断側面図、図6は枢支側の扉2の分解斜視図、図7は枢支側の扉2の縦断側面図を示している。前記扉2、3は外面材4と、内面材5と、発泡断熱材6と、枢支側キャップ7と、非枢支側キャップ8とから構成されており、向かって右側に位置する第1の扉2の非枢支側内面には、詳細は後述する如く仕切体70が取り付けられる。
【0016】
前記内面材5は、例えばステンレス製の板状部材にて構成されており、外縁部には、ガスケット30を取り付けるための取付溝64が形成されている。該内面材5は、貯蔵室20側に突出する突部5Aが形成されている。また、この突部5Aは、枢支側の側部に後述する保持部材71の補強部71Aの取付位置に相当する位置において、該補強部71Aを回避するように平面を形成した後、貯蔵室20側に突出して形成されている。
【0017】
これにより、保持部材71を取り付ける際に、内面材5の突出した形状に影響されることなく、保持部材71を容易に取り付けることができるようになる。
【0018】
ここで、保持部材71は、内方に向けて突出して形成される断面略U字状の部材であり、係る保持部材71の前端には、扉2の枢支側に延在する補強部71Aが形成されている。また、図3において、75は、鋼板製の補強部材であり、非枢支側に位置する端部には、保持部材71の前面開口の内径寸法と略きっちりに形成される突部75Aが形成されている。また、該補強部材75の他端は、保持部材71の補強部71Aと同様に扉2の枢支側に延在している。76は、扉2の内面材5の内方から貯蔵室20側に当接される鋼板製の固定部材である。
【0019】
そして、仕切体70を取り付ける際には、先ずはじめに、内面材5の内方から前記内面材5の平面部分に固定部材76を当接させる。そして、内面材5の貯蔵室20側から補強部材75を当接させ、図示しないネジにて固定する。その後、補強部材75の突部75Aを被覆するように、前記保持部材71を補強部材75に取り付ける。そして、該、補強部材75の上端及び下端に図示しない取付部材を用いて、仕切体70を取り付ける。
【0020】
これにより、保持部材71は、補強部71Aにより支持されるため、強固に仕切体70を保持することができる。そのため、仕切体70の回動による保持部材71の左右の振れが緩和され、保持部材71の落脱、又はこれに伴う仕切体70の落脱を未然に回避することができるようになる。
【0021】
仕切体70の前面には鋼板製の前面板72が取り付けられており、仕切体70の上端には図示しない前記案内部材で案内されるための案内溝73A(案内部材27が係合する)が形成されたキャップ73が嵌合されている。
【0022】
係る構成で、扉2を開くと案内部材と案内溝73Aとの係合によって仕切体70は案内され、前面板72が他方の扉3方向に向くように時計回りに回動される。これによって、仕切体70は他方の扉3を避けて前方に移動可能となり、両扉2、3は独立して開閉可能となる。
【0023】
また、扉2を閉じていくと案内部材内に案内溝73Aが侵入して上記とは逆方向に案内され、反時計回りに回動されてその前面板15が開口22において前方に指向する。これによって、両扉2、3のガスケット30の当接面が前面板15によって形成される。
【0024】
次に、扉2、3と断熱箱体18間をシールする前記ガスケット30について説明する。ガスケット30はマグネットガスケットであると共に、内面材5の取付溝64に係合される部分は、鏃状の鏃部30Aとされ、この鏃部30Aを取付溝64に挿入係合することにより取り付けられる。
【0025】
一方、前記外面材4は、例えば鋼板製の板状部材により構成されており、上端及び下端は、前記内面材5に取り付けられた際に内面材5側に折曲された後、更に係る端部を内方に向けて折曲されるフランジ10が形成されている。外面材4の枢支側に位置する上端及び下端に形成されるフランジ10には、扉2を断熱箱体18の開口22に回動自在に取り付けるヒンジ部材9を取り付けるためのヒンジ係合部としてのヒンジ孔11及びネジ孔12が形成されている。
【0026】
そして、この外面材4の両側端は、冷却貯蔵庫R本体の幅寸法に応じて、切断され、非枢支側の側部には、ハンドル50が取り付けられる。このハンドル50は、ハンドル本体51とハンドルカバー52とから構成され、ハンドルベース32により外面材4に固定される。
【0027】
ここで、外面材4の非枢支側の側部には、前記ハンドルベース32を取り付けるための切欠33が形成されている。この切欠33の近傍、本実施例では上方及び下方には、前記ハンドルベース32を固定するためのネジ孔34が形成されている。
【0028】
ハンドルベース32は図4に示す如く後方に凹陥して形成されており、切欠33に当接されるハンドルベース32の周縁には、下フランジ53が形成されている。この下フランジ53の前面には、少許ハンドルベース32内方に後退した下フランジ53との間に溝を形成するかたちで上フランジ54が形成されている。また、下フランジ53の上部及び下部には、それぞれ上方及び下方に延出する取付部55が形成されている。この取付部55には、後方に凹陥する保持部56が形成されており、係る保持部56には、前記ハンドル本体51を外面材4に取り付ける該保持部56の内径寸法と略同一寸法のナット部材57が収納可能とされている。
【0029】
前記ハンドル本体51は、上部及び下部にハンドルベース32の保持部56に形成されたネジ孔と合致するための取付孔が形成されている。尚、ハンドル本体51とハンドルカバー52は、それぞれ外縁部に形成される係合部により着脱自在に取り付けられるものとする。
【0030】
以上の構成により、ハンドル50を外面材4に取り付ける際には、先ず、ハンドルベース32の下フランジ53を切欠33を塞ぐかたちで外面材4の内面と当接させる。このとき、外面材4の切欠33の端面は、ハンドルベース32の下フランジ53と上フランジ54との間に形成される溝に挿入される。これにより、外面材4の切欠33の端面が下フランジ53と上フランジ54とにより挟持される。外面材4のネジ孔34とハンドルベース32の保持部56に形成されるネジ孔が合致される。
【0031】
そして、ハンドルベース32の保持部56にナット部材57を載置した後、ハンドルベース32の取付部55を外面材4の裏側に宛い、ハンドル本体51を載置する。このとき、ハンドル本体51の取付孔51Aと、外面材4のネジ孔34とが合致され、図示しないネジにて、ハンドル本体51と、外面材4とハンドルベース32を共締めにて固定する。
【0032】
そして、このハンドル50が取り付けられた外面材4の非枢支側には、非枢支側の側方から前記非枢支側キャップ8が取り付けられる。この非枢支側キャップ8は、外面材4の非枢支側の側端のカバー部材であり、外面材4の上端から下端に渡って形成される樹脂製の板状部材である。この非枢支側キャップ8は、前端及び後端にフランジ8Aが形成されており、前記外面材4のフランジ10を側方から被覆することができるように形成されている。また、この非枢支側キャップ8の上端及び下端には、前部よりも後部において両扉2、3が相互に近接する傾斜形状を呈するフランジ8Bが形成されている。
【0033】
また、この非枢支側キャップ8の内側には、例えば前部に上部から下部に渡って補強桟14が形成されている。この補強桟14は、非枢支側キャップ8と一体に形成されるものであり、前部から中央部に渡って突出された複数の桟14Aが形成されているものである。これにより、非枢支側キャップ8を補強することができ、非枢支側キャップ8を強固に形成することができるようになる。
【0034】
前記ハンドルベース32に当接する位置の桟14Aは、ハンドルベース32の形状に沿って後方及び側方に後退して形成されており、ハンドルベース32を回避する形状とされている。これにより、ハンドルベース32の取付に支障が生じないものとなる。
【0035】
一方、前記非枢支側キャップ8の内側には、鋼板製のキャップ補強板60が取り付けられる。キャップ補強板60は、板状部材であり、前面及び後面に前記外面材4の上端に形成されるフランジ10の幅寸法よりも少許小さい寸法フランジ60Aが形成されている。
【0036】
これにより、非枢支側キャップ8の内側には、上部キャップ補強板60が取り付けられるため、樹脂製の非枢支側キャップ8を補強することができ、扉2、3の強度を向上させることができるようになる。
【0037】
一方、前記枢支側キャップ7は、前記非枢支側キャップ8と同様に外面材4の枢支側の側端に取り付けられるカバー部材であり、外面材4の上端から下端に渡って形成される樹脂製の板状部材である。この枢支側キャップ7は、前端及び後端にフランジ7Aが形成されており、前記外面材4のフランジ10を側方から被覆することができるように形成されている。
【0038】
また、この枢支側キャップ7の内側には、例えば前部に上部から下部に渡って補強桟13が形成されている。この補強桟13は、枢支側キャップ7と一体に形成されるものであり、前部から中央部に渡って突出された複数の桟13Aが形成されているものである。これにより、枢支側キャップ7を補強することができ、枢支側キャップ7を強固に形成することができるようになる。
【0039】
一方、前記枢支側キャップ7の内側には、鋼板製のキャップ補強板35及びヒンジ補強板36が取り付けられる。キャップ補強板35は、断面略L字状の板状部材であり、前面及び後面にフランジ35Aが形成されている。このキャップ補強板35は、前記外面材4の上端に形成されるフランジ10の幅寸法よりも少許小さい寸法に形成され、L字状の一面を構成する上面35Bは、前記外面材4の上端内側に当接するように構成されている。また、L字状の他方の面を構成する側面35Cは、下方に渡って延在して形成され、前記枢支側キャップ7の内側に形成される補強桟13に当接して取り付けるための切欠37が形成されると共に、該切欠37の前端は、前記補強桟13に当接するフランジ38が形成される。
【0040】
また、このキャップ補強板35の上面35Bには、前記外面材4の上端のフランジ10に形成されるヒンジ孔11及びネジ孔12と合致するためのヒンジ係合部としてのヒンジ孔39及びネジ孔40が形成されている。キャップ補強板35が外面材4の上端のフランジ10に合致された状態で、ヒンジ孔11及び39の上方から前記ヒンジ部材9が係合するヒンジカラー41が取り付けられると共に、ネジ孔12及び40の上方から固定ビス42が取り付けられる。
【0041】
これにより、キャップ7の内側には、キャップ補強板35が取り付けられるため、樹脂製のキャップ7を補強することができ、扉2、3の強度を向上させることができるようになる。
【0042】
また、キャップ補強板35には、ヒンジ部材9が係合するヒンジ孔39を一体に形成したので、ヒンジ部材9が係合するためのヒンジ補強板が不要となり、部品点数の削減を行うことができるようになる。
【0043】
他方、前記ヒンジ補強板36は、前記キャップ補強板35よりも厚肉の鋼板にて構成される断面略L字状の板状部材であり、前面及び後面にフランジ36Aが形成されている。このヒンジ補強板36は、前記外面材4の下端に形成されるフランジ10の幅寸法よりも少許小さい寸法に形成され、L字状の一面を構成する下面36Bは、前記外面材4の下端内側に当接するように構成されている。また、L字状の他方の面を構成する側面36Cは、前記キャップ7の補強桟13の下方にまで延出して形成される。
【0044】
このヒンジ補強板36の下面36Bには、前記外面材4の下端のフランジ10に形成されるヒンジ孔11及びネジ孔12と合致するためのヒンジ係合部としてのヒンジ孔43及びネジ孔44が形成されている。ヒンジ補強板36が外面材4の下端のフランジ10に合致された状態で、ヒンジ孔11及び43の下方から前記ヒンジ部材9が係合するヒンジカラー46が取り付けられる。また、ネジ孔12及び44の下方から図3に示す如くヒンジストッパー45を介して固定ビス47が取り付けられる。
【0045】
これにより、下側のヒンジ部材9が係合するヒンジ補強板36は、キャップ補強板35とは別体として扉2又は3に取り付けられ、ヒンジ補強板36は、キャップ補強板35よりも厚肉の鋼板にて構成されるため、扉2又は3の加重が加わる下側のヒンジ部材9に係合する部分を強固に補強して扉2又は3の変形や脱落を未然に防止することができるようになる。
【0046】
以上の構成により、扉2又は3を組み立てる場合には、上述の如く、ハンドル50を取り付けた外面材4のフランジ10の内面に前記内面材5を当接させる。その後、扉2又は3の枢支側にキャップ補強板35及びヒンジ補強板36を固定ビス42、47にてそれぞれ固定した後、枢支側から枢支側キャップ7を取り付ける。また、扉2又は3の非枢支側にキャップ補強板60を取り付け、非枢支側の側方から非枢支側キャップ8を取り付ける。そして、内面材5と外面材4及びキャップ7、8間に発泡断熱材を充填する。そして、内面材5にガスケット30を取り付けることにより、扉2、3が構成される。
【0047】
これにより、外面材4の両側に内面材5側に折曲されたフランジを形成する必要が無くなり、外面材4の形状の簡素化を図ることができ、生産性の向上を図ることができるようになる。
【0048】
そして、上述の如く構成された扉2及び3をヒンジ部材9とヒンジカラー41とを係合させることにより、断熱箱体18の開口22に取り付ける。このとき、扉2及び扉3の閉扉時において、非枢支側に位置する両扉2、3の非枢支側キャップ8に形成されるフランジ8Bが前部よりも後部において両扉2、3に相互に近接するように傾斜して形成されているため、両扉2、3に取り付けられるガスケット30、30を近接して取り付けることができ、前記仕切体70の前面板72と両ガスケット30、30が十分に当接することができるようになる。これにより、冷気の漏洩を著しく改善することができるようになる。
【0049】
【発明の効果】
以上詳述した如く本発明によれば、前面に開口する断熱箱体内に貯蔵室を有し、断熱箱体の開口を、裏面周縁にそれぞれガスケットを有した観音開き式の第1及び第2扉にて開閉自在に閉塞して成る冷却貯蔵庫において、第1扉は、非枢支側の内面に取り付けられた保持部材と、第1扉の回転軸方向に延在し、保持部材の第1扉非枢支側に回動自在に枢支されると共に、当該保持部材に沿った初期状態から第1扉の閉動作に伴って回動せられ、両扉の非枢支側に位置するガスケットの当接面を形成する仕切体を備え、第1扉の非枢支側の内面には、突部を有して該突部から第1扉の枢支側に延在する補強部材が取り付けられており、保持部材は、第1扉の枢支側に延在する補強部を有し、補強部材を被覆するように当該補強部材に取り付けられているので、第1扉の開閉動作により回動される仕切体を、補強部材、及び、保持部材の補強部により強固に保持することができるようになる。これにより、仕切体の左右への振れや、保持部材及び仕切体の脱落を効果的に防止することができるようになるものである。
【0050】
請求項2の発明によれば、請求項1の発明に加えて、両扉は、外面材及び内面材と、これら外面材及び内面材に囲繞される空間内に充填された断熱材とから構成され、内面材は、貯蔵室内方に向けて突出した形状を呈すると共に、保持部材の取付位置に相当する第1扉の内面材は平面とされているので、保持部材を取り付ける際に、内面材の突出した形状に影響されることなく、保持部材を容易に取り付けることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の冷却貯蔵庫の斜視図である。
【図2】 本発明の冷却貯蔵庫の平断面図である。
【図3】 第1の扉の部分拡大平断面図である。
【図4】 非枢支側の扉の分解斜視図である。
【図5】 非枢支側の扉の縦断側面図である。
【図6】 枢支側の扉の分解斜視図である。
【図7】 枢支側の扉の縦断側面図である。
【符号の説明】
R 冷却貯蔵庫
2、3 扉
5 内面材
6 発泡断熱材
18 断熱箱体
22 前面開口
30 ガスケット
70 仕切体
71 保持部材
71A 補強部
72 前面板
73 キャップ
73A 案内溝
74 仕切部材
75 補強部材
75A 突部
76 固定部材
Claims (2)
- 前面に開口する断熱箱体内に貯蔵室を有し、該断熱箱体の開口を、裏面周縁にそれぞれガスケットを有した観音開き式の第1及び第2扉にて開閉自在に閉塞して成る冷却貯蔵庫において、
前記第1扉は、非枢支側の内面に取り付けられた保持部材と、前記第1扉の回転軸方向に延在し、前記保持部材の前記第1扉非枢支側に回動自在に枢支されると共に、当該保持部材に沿った初期状態から前記第1扉の閉動作に伴って回動せられ、前記両扉の非枢支側に位置する前記ガスケットの当接面を形成する仕切体とを備え、
前記第1扉の非枢支側の内面には、突部を有して該突部から前記第1扉の枢支側に延在する補強部材が取り付けられており、前記保持部材は、前記第1扉の枢支側に延在する補強部を有し、前記補強部材を被覆するように当該補強部材に取り付けられていることを特徴とする冷却貯蔵庫。 - 前記両扉は、外面材及び内面材と、これら外面材及び内面材に囲繞される空間内に充填された断熱材とから構成され、
前記内面材は、前記貯蔵室内方に向けて突出した形状を呈すると共に、前記保持部材の取付位置に相当する前記第1扉の内面材は平面とされていることを特徴とする請求項1の冷却貯蔵庫。
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