JPH0894126A - ヒートポンプ空調装置 - Google Patents

ヒートポンプ空調装置

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JPH0894126A
JPH0894126A JP22771894A JP22771894A JPH0894126A JP H0894126 A JPH0894126 A JP H0894126A JP 22771894 A JP22771894 A JP 22771894A JP 22771894 A JP22771894 A JP 22771894A JP H0894126 A JPH0894126 A JP H0894126A
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JP
Japan
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water
heat exchanger
air
compressor
refrigerant
Prior art date
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JP22771894A
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English (en)
Inventor
Norio Kuzuoka
典雄 葛岡
Hiroshi Horie
宏 堀江
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Kajima Corp
Original Assignee
Kajima Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 水冷式ヒートポンプ空調装置にあって、室内
ユニットの騒音レベルを下げることができるようにす
る。 【構成】 冷媒を圧縮する圧縮機4、冷却温水の供給を
受けて前記冷媒との間で熱交換を行う水熱交換機6、室
内側に設置されて空気と前記冷媒との間で熱交換を行う
空気熱交換機11、圧縮機4の出力側の接続先を運転モ
ードに応じて空気熱交換機11または水熱交換機6のい
ずれかに決定する四方切替弁5の各々を備えて構成され
る水冷式のヒートポンプ空調装置であって、空気熱交換
機11のみを室内ユニット2に残し、圧縮機4、水熱交
換機6及び四方切替弁5の各々によって独立した1つの
ユニットを構成し、室内の騒音源を低減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水冷によるセパレート
式のヒートポンプ空調装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ヒートポンプを用いた空調装置には、熱
源の種類や放熱の種類との組み合わせにより、大別して
4種類がある。即ち、「空気対空気」、「空気対水」、
「水対空気」、「水対水」の4タイプであり、家庭用な
どの小規模な空調装置では「空気対空気」方式が用いら
れ、ビル等においては「空気対水」や「水対水」方式が
用いられる。
【0003】図2は従来の水熱源方式(水冷方式=上記
水対空気方式に相当)のヒートポンプ空調装置の室内ユ
ニットを示す系統図である。室内ユニット100は、圧
縮機101、この圧縮機101に接続される四方切替弁
102、この四方切替弁102に接続される水熱交換機
103、この水熱交換機103と四方切替弁102の間
に接続される空気熱交換機104を主体に構成されてい
る。空気熱交換機104は圧縮機101等の機器とは隔
離され、空気熱交換機104はダクト105内に配設さ
れている。ダクト105の出側端には吹出口106が設
けられ、入側端には取入口107が設けられている。こ
の取入口107の後段には、取り込んだ空気から粉塵を
除去するためのフィルタ108が設置され、このフィル
タ108の後段にファン109が設置されている。な
お、水熱交換機103には、建物の屋上等に設置された
クーリングタワーに水を循環させるための配管110が
接続されている。
【0004】この室内ユニットを用いたヒートポンプ空
調装置によって冷房を行うとき、圧縮機101の出力側
が空気熱交換機104に接続され、入力側が水熱交換機
103に接続されるように四方切替弁102を切り替え
られる。また、暖房を行うときには、圧縮機101の出
力側が水熱交換機103に接続され、入力側が空気熱交
換機104に接続されるように四方切替弁102を切り
替えればよい。暖房、冷房にかかわらず、ファン109
は空調運転時には常時回転しており、取入口107から
取り込んだ室内空気を空気熱交換機104に通過させ、
吹出口106から室内へ排出させている。
【0005】冷房の場合について説明すると、圧縮され
た冷媒が空気熱交換機104を通過する過程で空気熱交
換機104を通過する空気との間で熱交換が行われ、フ
ァン109からの空気を冷却する。空気熱交換機104
を出た冷媒は水熱交換機103へ送られ、空気熱交換機
104の熱交換によって温度上昇した冷媒を外部から供
給される水により冷却し、冷却した冷媒を圧縮機101
へ返送する。以上の操作を繰り返し実行することによ
り、冷房モードが継続される。暖房の場合、冷媒を空気
熱交換機104及び水熱交換機103へ逆方向に通流さ
せ、空気熱交換機104を通過する空気を温め、室内へ
暖気を供給することになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
のヒートポンプ空調装置にあっては、室内に設置される
室内ユニットに圧縮機を内蔵しているため、ファンコイ
ルユニットに比べて運転音が大きくなることは避けられ
ない。このため、優れた特長(個別化、省スペース化、
高安全性、省エネ化等)を有する水冷ヒートポンプ空調
装置をホテルの各ルーム、住宅の寝室等に設置しようと
思っても、要求する騒音レベル以下にすることが難しい
という問題がある。
【0007】騒音の対策を要しないヒートポンプ空調装
置に空冷方式がある。しかし、空冷方式は室内ユニット
と同数の室外機を必要とし、設備コストが高くなると共
に、美観を損なう、設置スペースを広くとる、設計の自
由度が低くなる等、新たな問題を有している。本発明
は、水冷ヒートポンプを用いながら室内ユニットの騒音
レベルを下げることが可能なヒートポンプ空調装置を提
供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、冷媒を圧縮する圧縮機と、冷却温水の
供給を受けて前記冷媒との間で熱交換を行う水熱交換機
と、室内側に設置されて空気と前記冷媒との間で熱交換
を行う空気熱交換機と、前記圧縮機の出力側の接続先を
運転モードに応じて前記空気熱交換機または前記水熱交
換機のいずれかに決定する四方切替弁とを備えて構成さ
れる水冷式のヒートポンプ空調装置において、前記空気
熱交換機のみを室内ユニットに残し、前記圧縮機、前記
水熱交換機及び前記四方切替弁を1つの独立したユニッ
トとして構成している。
【0009】この独立させたユニットは、シャフトまた
はパイプシャフトに設置することができる。更に、前記
水熱交換機に冷却温水を供給する配管系に止水バルブを
配設することができる。
【0010】
【作用】上記した手段によれば、騒音源の1つである圧
縮機を室内ユニットから室外の別のユニットに移し、室
内ユニットにはファンのみが唯一の回転機器として存在
するのみとなる。この結果、空調対象の室内騒音を問題
にならないレベルに低減でき、静粛性が要求される場所
への設置が可能になる。
【0011】圧縮機等のユニットは、室内以外であれ
ば、何処に設置してもよいわけであるが、空冷式のヒー
トポンプ空調装置における屋外機と同じ扱いをしたので
は、美観を損なうし、新たに設置スペースを確保しなけ
ればならない。そこで、本発明では、シャフトまたはパ
イプシャフトに設置することで、美観上の問題及びスペ
ース上の問題を解決している。
【0012】また、水熱交換機を含むユニットが運転を
休止しているとき、冷却温水の供給を行って水熱交換機
内のコイルを循環させることは、ポンプ等の動力を無駄
に消費することになり不経済である。そこで、本発明で
は、水熱交換機に冷却温水を供給する配管系に止水バル
ブを配設して、その搬送動力を軽減し、省エネ化を図っ
ている。設置対象がホテル等の場合、使用状態の変動が
大きいことから、止水バルブを設けた場合の省エネ効果
は大きい。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明によるヒートポンプ空調装置の一実
施例を示す系統図である。本発明によるヒートポンプ空
調装置はセパレート型であり、外部ユニット1と室内に
設置される室内ユニット2から成り、さらに不図示のク
ーリングタワー等を備えて構成される。外部ユニット1
は個別のシャフト(或いはパイプシャフト)部3内に設
置される。
【0014】外部ユニット1は、圧縮機4(コンプレッ
サ)、この圧縮機4の入,出力間に接続される四方切替
弁5、この四方切替弁5に一端が接続される水熱交換機
6(コンデンサ)から構成されている。水熱交換機6と
不図示のクーリングタワーとの間には配管7が接続さ
れ、その途中には冷却温水自動止水バルブ8が設けられ
ている。この冷却温水自動止水バルブ8を制御するため
に制御装置9(このほか、四方切替弁5の切替制御、圧
縮機4及びファン14のオン/オフ制御も実行する)が
設けられている。
【0015】一方、室内ユニット2は、冷媒配管10を
通して外部ユニット1側の四方切替弁5及び水熱交換機
6に接続される空気熱交換機11(エバポレータ)を主
体に構成され、この空気熱交換機11はダクト状に空気
流路が形成された筐体内に設置され、その一方の側面に
は空気取入口12が設けられ、反対側の側面に吹出口1
3が設けられている。更に、空気熱交換機11と空気取
入口12の間には、ファン14が設けられている。冷媒
配管10及び、これに連通する通路内には冷媒が満たさ
れ、圧縮機4の運転によって循環(但し、循環方向は冷
房と暖房とでは異なる)する。
【0016】なお、図1ではエアフィルタを省略してい
るが、必要に応じて空気取入口12の直後の位置に設置
することができる。また、室内温度を把握するために温
度センサが必要であるが、図1では図示を省略してい
る。この温度センサは室内ユニット2に設けられ、冷媒
配管10と並設される配電線を用いて検出温度情報を制
御装置9へ送出する。更に、室内ユニット2には、温度
調節やモード設定を行うための操作パネル、運転状態を
示す表示器などが設けられているが、ここでは全て図示
を省略している。
【0017】次に、以上の構成によるヒートポンプ空調
装置の動作を説明する。ヒートポンプ空調装置において
は、モードとして冷房モードと暖房モードがあり、いず
れの場合も圧縮機4とファン14は運転される。まず、
冷房運転の場合について説明する。このモードにおいて
は、圧縮機4の出力側が空気熱交換機11に接続され、
入側が水熱交換機6に接続されるように四方切替弁5が
制御装置9によって切り替えられる。
【0018】圧縮機4で圧縮された冷たい冷媒は、四方
切替弁5及び冷媒配管10を通って空気熱交換機11に
供給され、この空気熱交換機11でファン14より供給
される温かい空気と熱交換され、通過する空気を冷却す
る。この冷却された空気は吹出口13を通して室内へ放
出される。一方、空気との熱交換によって温められた冷
媒は、冷媒配管10を通して水熱交換機6へ送り込ま
れ、水熱交換機6に供給されている水との間で熱交換が
行われ、冷却される。水熱交換機6における水は熱交換
によって温められ、クリーングタワーに運ばれて外気と
触れる過程で冷却が行われる。
【0019】水熱交換機6を出た冷却状態の冷媒は、四
方切替弁5を通して圧縮機4へ送られ、再び圧縮された
後、室内ユニット2へ送られる。このように冷媒が循環
する過程で空気熱交換機11を通過する空気は連続的に
冷却され、冷房運転が続行される。制御装置9は、室内
の温度値(温度センサによる検出値)と設定値(操作パ
ネルにより設定)とが等しくなるように、ファン14の
回転数や運転状態の制御を実行する。
【0020】次に、暖房運転について説明する。暖房運
転においては、圧縮機4の出力側が水熱交換機6に接続
され、入側が空気熱交換機11に接続されるように四方
切替弁5が切り替えられる。これにより、圧縮機4を出
た冷媒は四方切替弁5を通して水熱交換機6へ送られ、
冷媒の熱を配管7を通して供給される温水(その供給源
はボイラ等)に移す形で熱交換が行われる。水熱交換機
6を出た冷媒の温度は、水熱交換機6に入る前よりも温
度が高くなっており、この加熱された冷媒は、冷媒配管
10を通して室内ユニット2の空気熱交換機11へ送ら
れ、ここで2度目の熱交換が行われる。
【0021】この場合の熱交換は、空気熱交換機11を
通過する空気が温められ、冷媒が冷却される熱交換であ
り、吹出口13からは温かい空気が吹き出される。空気
熱交換機11を出た冷媒は冷媒配管10を通り、更に四
方切替弁5を経て圧縮機4に戻される。以後、冷媒が上
記した様にして繰り返し循環することにより、暖房運転
が継続される。
【0022】なお、上記実施例においては、一般的な空
冷セパレートヒートポンプ空調装置と同様に、水熱交換
機と他の主要機器が1対1で対応するため、雰囲気温度
に応じた冷暖房自動切替運転が可能である。したがっ
て、高級ホテル等で用いられているファンコイル4パイ
プ方式の空調装置における冷暖房自動切替運転と同等の
機能を有しており、本発明によるヒートポンプ空調装置
を代替として用いることが可能である。
【0023】また、ユニットの不使用時に配管7からの
冷却温水を冷却温水自動止水バルブ8を制御して止める
ことにより、配管7側における水の搬送動力を軽減する
ことができる。特に、ホテル等では使用状態の変動率が
大きいため、冷却温水自動止水バルブ8を制御すること
による省エネ効果は大きい。
【0024】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明は、冷媒を圧
縮する圧縮機と、冷却温水の供給を受けて前記冷媒との
間で熱交換を行う水熱交換機と、室内側に設置されて空
気と前記冷媒との間で熱交換を行う空気熱交換機と、前
記圧縮機の出力側の接続先を運転モードに応じて前記空
気熱交換機または前記水熱交換機のいずれかに決定する
四方切替弁とを備えて構成される水冷式のヒートポンプ
空調装置において、前記空気熱交換機のみを室内ユニッ
トに残し、前記圧縮機、前記水熱交換機及び前記四方切
替弁を1つの独立したユニットとして構成したので、室
内騒音レベルを低減でき、静粛性が要求される場所への
設置が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるヒートポンプ空調装置の一実施例
を示す系統図である。
【図2】従来の水冷方式(水熱源方式)のヒートポンプ
空調装置の室内ユニットを示す系統図である。
【符号の説明】
1 外部ユニット 2 室内ユニット 3 シャフト 4 圧縮機 5 四方切替弁 6 水熱交換機 7 配管 8 冷却温水自動止水バルブ 10 空気熱交換機

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷媒を圧縮する圧縮機と、冷却温水の供
    給を受けて前記冷媒との間で熱交換を行う水熱交換機
    と、室内側に設置されて空気と前記冷媒との間で熱交換
    を行う空気熱交換機と、前記圧縮機の出力側の接続先を
    運転モードに応じて前記空気熱交換機または前記水熱交
    換機のいずれかに決定する四方切替弁とを備えて構成さ
    れる水冷式のヒートポンプ空調装置において、 前記空気熱交換機のみを室内ユニットに残し、前記圧縮
    機、前記水熱交換機及び前記四方切替弁を1つの独立し
    たユニットとして構成することを特徴とするヒートポン
    プ空調装置。
  2. 【請求項2】 前記圧縮機、前記水熱交換機及び前記四
    方切替弁から成るユニットは、シャフトまたはパイプシ
    ャフトに設置することを特徴とする請求項1記載のヒー
    トポンプ空調装置。
  3. 【請求項3】 前記水熱交換機に冷却温水を供給する配
    管系に止水バルブを配設することを特徴とする請求項1
    または2記載のヒートポンプ空調装置。
JP22771894A 1994-09-22 1994-09-22 ヒートポンプ空調装置 Pending JPH0894126A (ja)

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