JPH0894050A - 排熱利用発電装置 - Google Patents

排熱利用発電装置

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JPH0894050A
JPH0894050A JP23493294A JP23493294A JPH0894050A JP H0894050 A JPH0894050 A JP H0894050A JP 23493294 A JP23493294 A JP 23493294A JP 23493294 A JP23493294 A JP 23493294A JP H0894050 A JPH0894050 A JP H0894050A
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JP
Japan
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incinerator
heater
exhaust
stirling engine
exhaust heat
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Application number
JP23493294A
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English (en)
Inventor
Takeo Uruno
丈雄 宇留野
Katsuya Nakada
勝也 中田
Katsuhiro Hayashi
勝廣 林
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Hitachi Engineering Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Engineering Co Ltd
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Publication date
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    • F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02G—HOT GAS OR COMBUSTION-PRODUCT POSITIVE-DISPLACEMENT ENGINE PLANTS; USE OF WASTE HEAT OF COMBUSTION ENGINES; NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F02G1/00—Hot gas positive-displacement engine plants
    • F02G1/04—Hot gas positive-displacement engine plants of closed-cycle type
    • F02G1/043—Hot gas positive-displacement engine plants of closed-cycle type the engine being operated by expansion and contraction of a mass of working gas which is heated and cooled in one of a plurality of constantly communicating expansible chambers, e.g. Stirling cycle type engines
    • Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E20/00—Combustion technologies with mitigation potential
    • Y02E20/12—Heat utilisation in combustion or incineration of waste

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Engine Equipment That Uses Special Cycles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】中・小規模のごみ焼却炉や内燃機関の排熱を活
用し、簡単に効率よく発電してエネルギー回収すると共
に、残りの排熱から温水として回収し排熱の有効利用を
計る排熱利用発電装置を提供する。 【構成】ごみ焼却炉で発生する焼却排ガスを熱源とし、
排ガス流路中にスターリングエンジンの加熱器を配し、
近接して設置されたスターリングエンジン本体とそれに
連なる発電機とから構成される発電サイクルと加熱器よ
り下流側の排ガス流路中に設置された低温熱交換器とス
ターリングエンジンの冷却水系統に設けられた冷却水熱
交換器により構成される温水回収サイクルとを設える。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、排熱利用発電装置に係
り、特に一般のごみや可燃性の産業廃棄物などを焼却処
分して大気中に熱放散させている中・小規模のごみ焼却
炉の排熱を活用した排熱利用発電装置に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】従来、大都市の大規模ごみ焼却施設で
は、電気学会雑誌平成５年８月号の２７頁から３１頁に
も記載されているように、ごみ焼却炉に対し排熱回収ボ
イラと蒸気タービン発電機を付加して発電することによ
りエネルギー回収することが行われている。
【０００３】しかしながら、町・村レベルや一般企業な
どが所有する中・小規模のごみ焼却炉の場合蒸気タービ
ンの最小製作限界や経済性の点で発電して回収すること
が困難であり、そのうちの一部で焼却炉に排熱回収ボイ
ラを付加して温水や蒸気として熱回収し、風呂や温水プ
ールなどの熱源として利用しているものの、残りの大部
分の焼却炉においては大気放散されているのが現状であ
る。
【０００４】一方、スターリングエンジンは、日本エネ
ルギー学会誌 第７２巻 第８号 ７３４頁から７４１頁
に紹介されているように、外燃機関であり燃料多様性が
大きな特徴であると同時に小型・高効率のものが開発さ
れている。スターリングエンジンは外燃機関の燃料多様
性の特徴を生かし、熱源としてガスや石油などの他に太
陽光や木質系燃料への対応状況の紹介がされている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】ごみ焼却炉の排熱から
発電回収するには、排熱回収ボイラや蒸気タービン発電
機が必要であり、設備規模が大きなものとなるため、比
較的大型のごみ焼却施設にしか適用されていない。
【０００６】また、中・小規模のごみ焼却炉の排熱エネ
ルギーはほとんど未利用であり、これを有効活用する手
段が望まれている。
【０００７】本発明の目的は、中・小規模のごみ焼却炉
であっても比較的簡単に効率良く発電してエネルギー回
収できる排熱利用発電装置を提供することにある。
【０００８】また、発電回収と並行して排ガス残存エネ
ルギーの有効活用とスターリングエンジンの冷却排熱の
有効活用ができる熱電併給形の排熱利用発電装置を提供
することにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、一般のごみや可燃性の産業廃棄物などを
焼却した時に発生する排熱を利用して発電する排熱利用
発電装置において、ごみ焼却装置と、該ごみ焼却装置に
連結され前記排熱で駆動されるスターリングエンジン
と、該スターリングエンジンの出力で駆動される発電機
とからなることを特徴とする。
【００１０】また、本発明は、可燃性ごみを焼却する焼
却炉と、前記焼却炉の排ガスを大気中に放散させるため
の排煙処理装置および煙突と、前記焼却炉と前記排煙処
理装置および煙突を結合した煙道からなるごみ焼却装置
において、前記焼却炉の排気側に加熱器を配置すると共
に、前記加熱器と作動媒体流路で連結するスターリング
エンジンを設置し、該スターリングエンジンの出力軸側
に連なる発電機を設置し、前記加熱器にて加熱される前
記作動媒体により前記スターリングエンジンを駆動して
前記発電機を運転することを特徴とする。
【００１１】また、本発明は、可燃性ごみを焼却する焼
却炉と、前記焼却炉の排ガスを大気中に放散させるため
の排煙処理装置および煙突と、前記焼却炉と前記排煙処
理装置および煙突を結合した煙道からなるごみ焼却装置
において、前記焼却炉の排気側に加熱器を配置すると共
に、前記加熱器と作動媒体流路で連結するスターリング
エンジンを設置し、該スターリングエンジンの出力軸側
に連なる発電機を設置し、前記焼却炉近傍に内燃機関を
設置し、前記加熱器の設置位置より上流側内に、前記内
燃機関の排ガスを排気導入管を介して導入混合させて、
前記加熱器にて加熱される前記作動媒体により前記スタ
ーリングエンジンを駆動して前記発電機を運転すること
を特徴とする。
【００１２】また、本発明は、可燃性ごみを焼却する焼
却炉と、前記焼却炉の排ガスを大気中に放散させるため
の排煙処理装置および煙突と、前記焼却炉と前記排煙処
理装置および煙突を結合した煙道からなるごみ焼却装置
において、前記焼却炉の排気側に加熱器を配置すると共
に、前記加熱器の位置より上流側内の任意の位置に助燃
バーナを付加し、前記加熱器と作動媒体流路で連結する
スターリングエンジンを設置し、該スターリングエンジ
ンの出力軸側に連なる発電機を設置し、前記加熱器及び
前記助燃バーナにて加熱される前記作動媒体により前記
スターリングエンジンを駆動して前記発電機を運転する
ことを特徴とする。
【００１３】また、本発明は、可燃性ごみを焼却する焼
却炉と、前記焼却炉の排ガスを大気中に放散させるため
の排煙処理装置および煙突と、前記焼却炉と前記排煙処
理装置および煙突を結合した煙道からなるごみ焼却装置
において、前記焼却炉の排気側に加熱器を配置すると共
に、前記加熱器と作動媒体流路で連結するスターリング
エンジンを設置し、該スターリングエンジンの出力軸側
に連なる発電機を設置し、前記作動媒体の高温側流路の
途中に、前記作動媒体を再加熱する二次加熱器を付加
し、前記加熱器及び前記二次加熱器にて加熱される前記
作動媒体により前記スターリングエンジンを駆動して前
記発電機を運転することを特徴とする。
【００１４】
【作用】本発明によれば、ごみ焼却炉の排ガスの熱回収
をスターリングエンジンの加熱器により行い、それを熱
源としてスターリングエンジンを運転することによりそ
れに連なる発電機を運転して電力を得ることができる。
この電力を当該事業所内の電源系統に送電し、焼却炉補
機などの電力として利用することにより、焼却炉運転電
力の低減が可能となる。
【００１５】また、ごみ焼却炉の排ガスと近傍に設置さ
れた内燃機関の排ガスの両方からの熱回収を一括して行
えることから、ごみ焼却だけの場合に比べスターリング
エンジンの駆動力が増大し、より大容量の発電機を運転
してより大きな電力を得ることができる。
【００１６】また、排ガスを助燃バーナで再加熱するこ
とにより、スターリングエンジンの駆動力の増大と作動
媒体温度の最適化により発電効率を向上させることがで
きる。一方、助燃バーナでの追焚き用燃料量を変化させ
ることにより、発電量を変化させることができる。
【００１７】また、スターリングエンジンの作動媒体を
追焚きし加熱することによりスターリングエンジンの駆
動力の増大と作動媒体温度の最適化により発電効率を向
上させることができる。一方、作動媒体の追焚き用燃料
量を変化させることにより、発電量を変化させることが
できる。
【００１８】また、発電回収後の比較的低温の排ガスに
より低温熱交換器の給水を加熱し温水を得ることができ
システム全体の熱回収効率を向上させることができる。
【００１９】また、スターリングエンジンの冷却水によ
り冷却水熱交換器の二次給水を加熱し温水を得ることが
でき、さらにシステム全体の熱回収効率を向上させるこ
とができる。
【００２０】
【実施例】以下、本発明に係る実施例について図１から
図６を用いて説明する。
【００２１】まず、本発明の基本的な動作である発電作
用について、一実施例の排熱利用発電装置の全体構成図
である図１にて説明する。
【００２２】可燃性ごみを焼却する焼却炉１とその排ガ
スを吸引し排煙処理装置８へ送風する誘引ファン７と排
ガスを大気中に放散させる煙突９とそれらを結ぶ煙道６
から構成されるごみ焼却装置がある。この装置に対し、
焼却炉１の排気側出口付近の排ガス流路中に例えば４気
筒構成のスターリングエンジンの加熱器２を設置し、近
傍にスターリングエンジン３を設置して、それらを作動
媒体２ａの入った配管により接続する。スターリングエ
ンジン３には発電機４が出力軸３ｈを介して機械的に接
続され、発電機４の電気出力端子４ａは電源系統５に対
し、遮断器５ｃを介して電気的に接続された構成とす
る。なお、本図中では説明簡略化のため、４気筒中の１
気筒分のみ示す。
【００２３】焼却炉１では、投入された可燃性ごみが燃
焼することにより600℃〜800℃程度の排ガスが発生し、
誘引ファン７で吸引され煙道６内を流れ排煙処理装置８
を経由して煙突９から大気中に放散される。一方、焼却
炉１の排気側出口付近の排ガス流路中に設置された加熱
器２には作動媒体２ａが満されており、排ガスとの熱交
換により加熱され、昇温昇圧して、スターリングエンジ
ン３内にある膨張シリンダ３ｅに送られピストン３ｆを
押し下げることにより駆動力３ｇが発生する。このエン
ジンの出力軸３ｈからの駆動力３ｇは発電機４を駆動
し、その電気出力端子４ａに電力を発生させ、遮断器５
ｃを介して電源系統５に対し送電する。
【００２４】送電された電力は、電源系統５において商
用電源５ｂと並列され、焼却炉１の補機などの負荷５ａ
の電力として利用される。
【００２５】一方、膨張シリンダ３ｅで仕事をした作動
媒体２ａは別の気筒で発生した駆動力３ｇによるピスト
ン３ｆの上昇により膨張シリンダ３ｅから排気され流路
を逆流して加熱器２を経由して再生器３ｂに入りそこで
蓄熱し、さらに冷却器３ａに送られ放熱器３ｄに連なる
冷却水系統３ｃと熱交換され別の気筒の冷却工程で仕事
をする。冷却工程で仕事をした作動媒体２ａは、再び流
路を正方向に流れて一連の動作をくり返す。この動作を
くり返すことによりスターリングエンジン３は連続して
運転され、焼却炉１のごみの燃焼がある一定レベル以上
に保たれている限り発電作用を続ける。
【００２６】次に、図２から図６は、本発明の基本部分
の発電作用は同様なものであるので付加した機能につい
てのみ説明する。
【００２７】図２は、焼却炉の排熱の他に近傍に設置さ
れた内燃機関の排ガスも利用するようにした排熱利用発
電装置の一実施例の全体構成図である。
【００２８】可燃性ごみを焼却する焼却炉１と、その排
ガスを吸引し排煙処理装置８へ送風する誘引ファン７
と、排ガスを大気中に放散させる煙突９と、それらを結
ぶ煙道６から構成されるごみ焼却装置に対し、焼却炉の
近傍に設置されたガスタービン１０ｂなどの内燃機関１
０の排気を焼却炉１内へ導入する排気導入管１１を付加
した構成である。
【００２９】焼却炉１で発生したごみの燃焼による600
℃〜800℃程度の排ガスに対し、近傍に設置された例え
ばガスタービン１０ｂ等の内燃機関１０から例えば500
℃〜600℃程度の排気を排気導入管１１により導入し、
混合された排ガスで加熱器２を加熱することにより、内
燃機関１０の排ガスからも熱回収するものである。熱回
収工程以降の発電作用は前記図１の説明と同一なので省
略する。
【００３０】図３は、図１の基本構成に対し追焚き用の
助燃バーナを付加した排熱利用発電装置の全体構成図で
ある。
【００３１】図１の基本構成の排熱利用発電装置に対
し、焼却炉１の排気側の加熱器２を設置した位置より上
流側の排ガス流路中に追焚用の助燃バーナ１ａを付加し
た構成である。
【００３２】焼却炉１内で発生したごみの燃焼による60
0℃〜800℃程度の排ガスを都市ガスや石油などの燃料に
より助燃バーナ１ａで追焚きし、例えば1300℃程度に再
加熱して加熱器２に吹付けるようにしたものである。こ
のことによりスターリングエンジン３の作動媒体２ａの
温度が追焚きなしの場合に比べ高くなりスターリングエ
ンジン３の駆動力３ｇが増大し、より大容量の発電機４
を運転して、より多くの電力を発電することができる。
一方、追焚き温度の高温化により、作動媒体２ａの温度
も高温化し、スターリングサイクルの効率が向上する。
また、この助燃バーナ１ａにて追焚きする燃料の量を変
化させることにより、排ガスの温度が変化しスターリン
グエンジン３の駆動力３ｇも変化し、発電機４の出力も
変化させることができる。また、図２の構成に対して、
助燃バーナ１ａを付加した構成としても本実施例と同様
な効果が得られる。
【００３３】図４は、図１の基本構成に対し作動媒体を
二次的に加熱する二次加熱器を付加した排熱利用発電装
置の全体構成図である。
【００３４】図１の基本構成に対し、加熱器２の二次側
の作動媒体２ａの高温側流路の途中に再加熱用の二次加
熱器２ｂを付加した構成である。
【００３５】焼却炉１内で発生したごみの燃焼による排
ガスにより加熱器２の作動媒体２ａを加熱し、さらに都
市ガスや石油などの燃料を二次加熱器２ｂ内で燃焼させ
作動媒体２ａを再加熱するようにしたものである。図３
の説明と同様にスターリングエンジン３の駆動力３ｇの
増大による発電量の増大とスターリングサイクルの効率
向上と二次加熱用の燃料量を変化させることにより発電
量を変化させることができる。また、図２や図３の構成
に対して二次加熱器２ｂを付加した構成としても本実施
例と同様な効果が得られる。
【００３６】図５は、図１の基本構成に対し、加熱器通
過後の比較的低温の排ガスから熱回収する低温熱交換器
１２を付加した熱電併給形の排熱利用発電装置の全体構
成図である。
【００３７】図１の基本構成に対し、加熱器２が設置さ
れた位置より下流側の排ガス流路中に低温熱交換器１２
を設置しそれに対し別置したヒートポンプ１２ａを設置
し、それらを水の入った配管で接続した構成である。焼
却炉１で発生したごみ焼却による排ガスは、ガス流路中
の加熱器２と熱交換後さらに低温熱交換器１２に吹き付
けられ、低温熱交換器１２で配管内の水を加熱して温水
として取り出す。この温水は循環ポンプ１２ｂにより別
置されたヒートポンプ１２ａに送られて事業所内の冷暖
房に利用される。このことにより、発電装置全体のシス
テム熱回収効率を向上させることができる。また、図２
〜図４の構成に対して低温熱交換器１２を付加した構成
としても、本実施例と同様な効果が得られる。
【００３８】図６は、図１の基本構成に対し、スターリ
ングエンジン３の冷却水から熱回収する冷却水熱交換器
１３を付加した熱電併給形の排熱利用発電装置の全体構
成図である。
【００３９】図１の基本構成に対し、スターリングエン
ジン３の冷却水系統３ｃに対し冷却水熱交換器１３を設
置し、それに対し別置したヒートポンプ１３ａを設置
し、それらを水の入った配管で接続した構成である。
【００４０】スターリングエンジン３の膨張シリンダ３
ｅで仕事した作動媒体２ａは加熱器２を経由して再生器
３ｂに入り蓄熱し、さらに冷却器３ａに送られ、冷却水
系統３ｃにより冷却される。一方、冷却水は逆に温水と
なり冷却水熱交換器１３へ送られ、ここで二次給水の加
熱源として利用される。冷却水熱交換器１３の配管内の
二次給水は冷却水により加熱され二次温水となり循環ポ
ンプ１３ｂにより別置されたヒートポンプ１３ａに送ら
れて事業所内の冷暖房に利用される。このことにより、
発電装置全体のシステム熱回収効率を向上させることが
できる。また、図２〜図４の構成に対して冷却水熱交換
器１３を付加した構成としても、本実施例と同様な効果
が得られる。また、本実施例において、スターリングエ
ンジン３の冷却水を直接ヒートポンプ１３ａに送る構成
としても同様な効果が得られる。
【００４１】
【発明の効果】本発明によれば、従来発電回収が困難で
あった中・小規模のごみ焼却炉や内燃機関の排ガスの未
利用熱エネルギーから、効率良く電力回収が可能とな
る。また、助燃用の燃料量を変化させることにより発電
量を変化させることができる。さらに、発電と並行して
温水としての熱回収ができ、システム全体の熱回収効率
を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施例に係る排熱利用発電装置の全
体構成図である。
【図２】図１の排熱利用発電装置に内燃機関の排ガスも
利用するようにした排熱利用発電装置の全体構成図であ
る。
【図３】図１の排熱利用発電装置に助燃バーナを付加し
た排熱利用発電装置の全体構成図である。
【図４】図１の排熱利用発電装置に二次加熱器を付加し
た排熱利用発電装置の全体構成図である。
【図５】図１の排熱利用発電装置に低温熱交換器を付加
した熱電併給形排熱利用発電装置の全体構成図である。
【図６】図１の排熱利用発電装置に冷却水熱交換器を付
加した熱電併給形排熱利用発電装置の全体構成図であ
る。
【符号の説明】
１…焼却炉、１ａ…助燃バーナ、２…加熱器、２ａ…作
動媒体、２ｂ…二次加熱器、３…スターリングエンジ
ン、３ａ…冷却器、３ｂ…再生器、３ｃ…冷却水系統、
３ｄ…放熱器、３ｅ…膨張シリンダ、３ｆ…ピストン、
３ｇ…駆動力、３ｈ…出力軸、４…発電機、４ａ…電気
出力端子、５…電源系統、５ａ…負荷、５ｂ…商用電
源、５ｃ…遮断器、６…煙道、７…誘引ファン、８…排
煙処理装置、９…煙突、１０…内燃機関、１０ａ…圧縮
機、１０ｂ…ガスタービン、１１…排気導入管、１２…
低温熱交換器、１２ａ，１３ａ…ヒートポンプ、１２
ｂ，１３ｂ…循環ポンプ、１３…冷却水熱交換器

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】一般のごみや可燃性の産業廃棄物などを焼
    却した時に発生する排熱を利用して発電する排熱利用発
    電装置において、 ごみ焼却装置と、該ごみ焼却装置に連結され前記排熱で
    駆動されるスターリングエンジンと、該スターリングエ
    ンジンの出力で駆動される発電機とからなることを特徴
    とする排熱利用発電装置。
  2. 【請求項２】請求項第１項において、前記ごみ焼却装置
    は、可燃性ごみを焼却する焼却炉と、前記焼却炉の排ガ
    スを大気中に放散させるための排煙処理装置および煙突
    と、前記焼却炉と前記排煙処理装置および煙突を結合し
    た煙道からなることを特徴とする排熱利用発電装置。
  3. 【請求項３】請求項第１項または第２項において、前記
    スターリングエンジンは、前記焼却炉の前記排熱が発生
    する排気側に配置された加熱器と、該加熱器にて加熱さ
    れ前記スターリングエンジンを駆動する作動媒体の流路
    とで前記ごみ焼却装置と連結されることを特徴とする排
    熱利用発電装置。
  4. 【請求項４】可燃性ごみを焼却する焼却炉と、前記焼却
    炉の排ガスを大気中に放散させるための排煙処理装置お
    よび煙突と、前記焼却炉と前記排煙処理装置および煙突
    を結合した煙道からなるごみ焼却装置において、前記焼
    却炉の排気側に加熱器を配置すると共に、前記加熱器と
    作動媒体流路で連結するスターリングエンジンを設置
    し、該スターリングエンジンの出力軸側に連なる発電機
    を設置し、前記加熱器にて加熱される前記作動媒体によ
    り前記スターリングエンジンを駆動して前記発電機を運
    転することを特徴とする排熱利用発電装置。
  5. 【請求項５】可燃性ごみを焼却する焼却炉と、前記焼却
    炉の排ガスを大気中に放散させるための排煙処理装置お
    よび煙突と、前記焼却炉と前記排煙処理装置および煙突
    を結合した煙道からなるごみ焼却装置において、前記焼
    却炉の排気側に加熱器を配置すると共に、前記加熱器と
    作動媒体流路で連結するスターリングエンジンを設置
    し、該スターリングエンジンの出力軸側に連なる発電機
    を設置し、前記焼却炉近傍に内燃機関を設置し、前記加
    熱器の設置位置より上流側内に、前記内燃機関の排ガス
    を排気導入管を介して導入混合させて、前記加熱器にて
    加熱される前記作動媒体により前記スターリングエンジ
    ンを駆動して前記発電機を運転することを特徴とする排
    熱利用発電装置。
  6. 【請求項６】請求項第５項において、前記焼却炉の排気
    側に設置した前記加熱器の位置より上流側内に、助燃バ
    ーナを付加したことを特徴とする排熱利用発電装置。
  7. 【請求項７】可燃性ごみを焼却する焼却炉と、前記焼却
    炉の排ガスを大気中に放散させるための排煙処理装置お
    よび煙突と、前記焼却炉と前記排煙処理装置および煙突
    を結合した煙道からなるごみ焼却装置において、前記焼
    却炉の排気側に加熱器を配置すると共に、前記加熱器の
    位置より上流側内の任意の位置に助燃バーナを付加し、
    前記加熱器と作動媒体流路で連結するスターリングエン
    ジンを設置し、該スターリングエンジンの出力軸側に連
    なる発電機を設置し、前記加熱器及び前記助燃バーナに
    て加熱される前記作動媒体により前記スターリングエン
    ジンを駆動して前記発電機を運転することを特徴とする
    排熱利用発電装置。
  8. 【請求項８】可燃性ごみを焼却する焼却炉と、前記焼却
    炉の排ガスを大気中に放散させるための排煙処理装置お
    よび煙突と、前記焼却炉と前記排煙処理装置および煙突
    を結合した煙道からなるごみ焼却装置において、前記焼
    却炉の排気側に加熱器を配置すると共に、前記加熱器と
    作動媒体流路で連結するスターリングエンジンを設置
    し、該スターリングエンジンの出力軸側に連なる発電機
    を設置し、前記作動媒体の高温側流路の途中に、前記作
    動媒体を再加熱する二次加熱器を付加し、前記加熱器及
    び前記二次加熱器にて加熱される前記作動媒体により前
    記スターリングエンジンを駆動して前記発電機を運転す
    ることを特徴とする排熱利用発電装置。
  9. 【請求項９】請求項第８項において、前記焼却炉の排気
    側に設置した前記加熱器の位置より上流側内に、助燃バ
    ーナを付加したことを特徴とする排熱利用発電装置。
  10. 【請求項１０】請求項第４項から第９項のいずれかにお
    いて、前記焼却炉の排気側に設置された前記加熱器を設
    置した位置より下流側煙道内に、排ガスを加熱源とする
    低温熱交換器を付加したことを特徴とする排熱利用発電
    装置。
  11. 【請求項１１】請求項第４項から第１０項のいずれかに
    おいて、前記スターリングエンジンの冷却器に連なる冷
    却水系統を加熱源とする冷却水熱交換器を付加したこと
    を特徴とする排熱利用発電装置。
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