JPH0893437A - 内燃機関のロッカカバー装置 - Google Patents
内燃機関のロッカカバー装置Info
- Publication number
- JPH0893437A JPH0893437A JP22511894A JP22511894A JPH0893437A JP H0893437 A JPH0893437 A JP H0893437A JP 22511894 A JP22511894 A JP 22511894A JP 22511894 A JP22511894 A JP 22511894A JP H0893437 A JPH0893437 A JP H0893437A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rocker cover
- oil
- fresh air
- blow
- internal combustion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02F—CYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
- F02F7/00—Casings, e.g. crankcases or frames
- F02F7/006—Camshaft or pushrod housings
Landscapes
- Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】ブローバイガス中の水蒸気が液化して凝縮する
のを防止する。 【構成】ブローバイ換気用の新気Bは、導入口25から
逆止弁26を介してロッカカバー24内面に設けられた
混合通路30内に導入されると共に、オイルジェット2
7より噴出したオイルミストCと効率良く混合され、混
合流Dとなって混合通路20内を矢印のように流れる。
このとき、外気温程度の新気BはオイルミストCにより
加熱され、ロッカカバー24内面も混合流Dにより加熱
されることになる。因って、温度差が減少して、ロッカ
カバー24及びクランクケース内のブローバイガス中の
水分が凝縮液化するのを抑制でき、水分とオイルの混合
物が生成したり、腐食や、ワニススラッジの発生が抑制
される。また、同時にオイルCは効率良く新気Bにより
冷却されることになり、以て、高温化による酸化劣化や
潤滑性能の低下が防止される。
のを防止する。 【構成】ブローバイ換気用の新気Bは、導入口25から
逆止弁26を介してロッカカバー24内面に設けられた
混合通路30内に導入されると共に、オイルジェット2
7より噴出したオイルミストCと効率良く混合され、混
合流Dとなって混合通路20内を矢印のように流れる。
このとき、外気温程度の新気BはオイルミストCにより
加熱され、ロッカカバー24内面も混合流Dにより加熱
されることになる。因って、温度差が減少して、ロッカ
カバー24及びクランクケース内のブローバイガス中の
水分が凝縮液化するのを抑制でき、水分とオイルの混合
物が生成したり、腐食や、ワニススラッジの発生が抑制
される。また、同時にオイルCは効率良く新気Bにより
冷却されることになり、以て、高温化による酸化劣化や
潤滑性能の低下が防止される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関のロッカカバ
ー装置に関し、特に、ブローバイ換気用の新気をロッカ
カバー内へ導入するブローバイ換気装置を備えた内燃機
関のロッカカバー装置に関する。
ー装置に関し、特に、ブローバイ換気用の新気をロッカ
カバー内へ導入するブローバイ換気装置を備えた内燃機
関のロッカカバー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のブローバイ換気装置を備えた内燃
機関のロッカカバー装置としては、例えば、図5に示す
ようなものがある(実開平5−87211号公報等参
照)。即ち、このものは、図に示すように、シリンダヘ
ッド上面の動弁機構室6内を、第1ブローバイガス通路
14を介して吸気系のうちスロットル弁10より上流側
の部位に連通し、シリンダブロック下部のクランク室7
内を、第2ブローバイガス通路17を介して吸気系のう
ちスロットル弁10より下流側の部位に連通させること
により、吸気管11のスロットル弁10より上流より動
弁機構室6内に導入された空気が、オイル落とし通路8
を介してクランク室7内に流入し、オイルセパレータ1
6から第2ブローバイガス通路17を介して吸気管11
のスロットル弁10より下流位置に還流されるように構
成されたものである。
機関のロッカカバー装置としては、例えば、図5に示す
ようなものがある(実開平5−87211号公報等参
照)。即ち、このものは、図に示すように、シリンダヘ
ッド上面の動弁機構室6内を、第1ブローバイガス通路
14を介して吸気系のうちスロットル弁10より上流側
の部位に連通し、シリンダブロック下部のクランク室7
内を、第2ブローバイガス通路17を介して吸気系のう
ちスロットル弁10より下流側の部位に連通させること
により、吸気管11のスロットル弁10より上流より動
弁機構室6内に導入された空気が、オイル落とし通路8
を介してクランク室7内に流入し、オイルセパレータ1
6から第2ブローバイガス通路17を介して吸気管11
のスロットル弁10より下流位置に還流されるように構
成されたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、かかる従来
のブローバイ換気装置を備えた内燃機関のロッカカバー
装置にあっては、ロッカカバーの温度は、オイルやクラ
ンクケース部の温度に比べて低いので、特に寒冷地等に
おいては、外気温程度の新気がブローバイガスと接触す
るとブローバイガス中の水蒸気が液化して凝縮し易く、
水とオイルの混合物を生成したり、腐食やワニススラッ
ジを生成させ易いといった問題点があった。
のブローバイ換気装置を備えた内燃機関のロッカカバー
装置にあっては、ロッカカバーの温度は、オイルやクラ
ンクケース部の温度に比べて低いので、特に寒冷地等に
おいては、外気温程度の新気がブローバイガスと接触す
るとブローバイガス中の水蒸気が液化して凝縮し易く、
水とオイルの混合物を生成したり、腐食やワニススラッ
ジを生成させ易いといった問題点があった。
【0004】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
なされたものであり、ブローバイ換気用の新気とオイル
ミストを混合させて流通させる構造とすることにより、
ブローバイガス中の水蒸気が液化して凝縮するのを防止
させた内燃機関のロッカカバー装置を提供することを目
的とする。
なされたものであり、ブローバイ換気用の新気とオイル
ミストを混合させて流通させる構造とすることにより、
ブローバイガス中の水蒸気が液化して凝縮するのを防止
させた内燃機関のロッカカバー装置を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明は、シリンダヘッド上面に締結されるロッ
カカバーと、該ロッカカバー内へ導入口よりブローバイ
換気用の新気を導入するブローバイ換気装置と、を備え
た内燃機関のロッカカバー装置において、前記ロッカカ
バー内面に、新気とオイルジェットより噴出されたオイ
ルミストを混合した後、ロッカカバー内へ流出させる混
合通路を設けた構成とする。
めに、本発明は、シリンダヘッド上面に締結されるロッ
カカバーと、該ロッカカバー内へ導入口よりブローバイ
換気用の新気を導入するブローバイ換気装置と、を備え
た内燃機関のロッカカバー装置において、前記ロッカカ
バー内面に、新気とオイルジェットより噴出されたオイ
ルミストを混合した後、ロッカカバー内へ流出させる混
合通路を設けた構成とする。
【0006】また、前記ブローバイ換気用の新気の導入
口には逆止弁を介装するように構成することができる。
また、前記新気の導入口の噴射方向前方には、新気と交
叉するオイルジェット噴出口を設けるように構成するこ
とができる。また、前記新気とオイルミストを混合する
混合通路の下流側開口端をカムスプロケット上方に設け
るように構成することができる。
口には逆止弁を介装するように構成することができる。
また、前記新気の導入口の噴射方向前方には、新気と交
叉するオイルジェット噴出口を設けるように構成するこ
とができる。また、前記新気とオイルミストを混合する
混合通路の下流側開口端をカムスプロケット上方に設け
るように構成することができる。
【0007】また、前記オイルジェットへのオイルの供
給は、カム潤滑用オイルデリバリパイプより行なうよう
に構成することができる。
給は、カム潤滑用オイルデリバリパイプより行なうよう
に構成することができる。
【0008】
【作用】かかる構成によれば、ブローバイ換気用の新気
は、オイルジェットより噴出したオイルミストと混合さ
れ、混合流となってロッカカバー内面に設けられた混合
通路内を流れロッカカバー内へ流出される。このとき、
外気温程度の新気はオイルミストにより加熱され、ま
た、ロッカカバー内面も混合流により加熱されることに
なるので、温度差によりロッカカバー及びクランクケー
ス内のブローバイガス中の水分が凝縮液化するのを抑制
できる。したがって、水分とオイルの混合物が生成した
り、腐食や、ワニススラッジの発生を抑制することがで
きる。
は、オイルジェットより噴出したオイルミストと混合さ
れ、混合流となってロッカカバー内面に設けられた混合
通路内を流れロッカカバー内へ流出される。このとき、
外気温程度の新気はオイルミストにより加熱され、ま
た、ロッカカバー内面も混合流により加熱されることに
なるので、温度差によりロッカカバー及びクランクケー
ス内のブローバイガス中の水分が凝縮液化するのを抑制
できる。したがって、水分とオイルの混合物が生成した
り、腐食や、ワニススラッジの発生を抑制することがで
きる。
【0009】また、同時にオイルは効率良く新気により
冷却されるので、高温化による酸化劣化や潤滑性能の低
下を防止することができる。また、新気の導入口に逆止
弁を介装し、該逆止弁を介して、新気がロッカカバー内
面に形成された混合通路へ導入されるように構成した場
合には、逆止弁によりブローバイガスが逆流するのを防
止することができる。
冷却されるので、高温化による酸化劣化や潤滑性能の低
下を防止することができる。また、新気の導入口に逆止
弁を介装し、該逆止弁を介して、新気がロッカカバー内
面に形成された混合通路へ導入されるように構成した場
合には、逆止弁によりブローバイガスが逆流するのを防
止することができる。
【0010】また、新気の導入口の噴射方向前方に、新
気と交叉するオイルジェット噴出口を設けるように構成
した場合には、新気とオイルミストとの効率よい混合が
なされ、前記効果を高めることができる。また、前記新
気とオイルミストを混合する混合通路の下流側開口端を
カムスプロケット上方に設けるように構成した場合に
は、オイルミストと新気の混合流は、混合通路を通って
カムスプロケット部にて、ロッカカバー内へ放出される
ため、カムスプロケット及びチェーンの潤滑性能を向上
させることができる。
気と交叉するオイルジェット噴出口を設けるように構成
した場合には、新気とオイルミストとの効率よい混合が
なされ、前記効果を高めることができる。また、前記新
気とオイルミストを混合する混合通路の下流側開口端を
カムスプロケット上方に設けるように構成した場合に
は、オイルミストと新気の混合流は、混合通路を通って
カムスプロケット部にて、ロッカカバー内へ放出される
ため、カムスプロケット及びチェーンの潤滑性能を向上
させることができる。
【0011】更に、ロッカカバー内面に設けられた混合
通路により、ロッカカバーの剛性を向上できると共に、
粘性を有するオイルを内部に流すため、振動に対してダ
ンパー効果を有するので、特に板金性ロッカカバーのロ
ッカカバーよりの放射音低減を主に、エンジンの騒音低
減ができる。
通路により、ロッカカバーの剛性を向上できると共に、
粘性を有するオイルを内部に流すため、振動に対してダ
ンパー効果を有するので、特に板金性ロッカカバーのロ
ッカカバーよりの放射音低減を主に、エンジンの騒音低
減ができる。
【0012】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図に基づいて説明
する。先ず、図1〜図4において、本発明の一実施例に
係る内燃機関のロッカカバー装置を説明する。即ち、図
において、内燃機関20のシリンダヘッド21の上方に
は、動弁機構22が設けられおり、該動弁機構22を収
容した動弁機構室23は、上方よりロッカカバー24に
より締結されて密閉されるようになっている。
する。先ず、図1〜図4において、本発明の一実施例に
係る内燃機関のロッカカバー装置を説明する。即ち、図
において、内燃機関20のシリンダヘッド21の上方に
は、動弁機構22が設けられおり、該動弁機構22を収
容した動弁機構室23は、上方よりロッカカバー24に
より締結されて密閉されるようになっている。
【0013】また、ロッカカバー24には、ブローバイ
換気装置が設けられており、ロッカカバー24内へ導入
口25より図示しないエアダクトからのブローバイ換気
用の新気Bを導入することができるようになっている。
尚、導入口25には、逆止弁26が介装され、ブローバ
イガスが逆流するのが防止できるようになっている。
換気装置が設けられており、ロッカカバー24内へ導入
口25より図示しないエアダクトからのブローバイ換気
用の新気Bを導入することができるようになっている。
尚、導入口25には、逆止弁26が介装され、ブローバ
イガスが逆流するのが防止できるようになっている。
【0014】また、新気の導入口25の噴射方向前方に
は、新気Bと交叉する位置にオイルジェット27の噴出
口27aが設けられており、新気BとオイルミストCと
の効率よい混合がなされるようになっている。このオイ
ルジェット27へのオイルの供給は、例えば、カム潤滑
用オイルデリバリパイプ28より行なうようになってい
る。
は、新気Bと交叉する位置にオイルジェット27の噴出
口27aが設けられており、新気BとオイルミストCと
の効率よい混合がなされるようになっている。このオイ
ルジェット27へのオイルの供給は、例えば、カム潤滑
用オイルデリバリパイプ28より行なうようになってい
る。
【0015】また、ロッカカバー24内面には、新気B
とオイルジェット27より噴出されたオイルミストCを
混合して、動弁機構22のカムスプロケット29側へ流
通させる混合通路30が略全面に亘って形成されてい
る。この混合通路30は、新気の導入口25近傍の一端
を閉塞端とし、他端をカムスプロケット29上方に開口
する開口部30aとなっている。この混合通路30によ
り、ロッカカバー24の剛性が向上される。尚、カムス
プロケットがINTカム用とEXHカム用の2つ有する
所謂DOHCエンジンでは、チェーンが先に接する側の
カムスプロケット上方に開口部30aを設けるとよい。
とオイルジェット27より噴出されたオイルミストCを
混合して、動弁機構22のカムスプロケット29側へ流
通させる混合通路30が略全面に亘って形成されてい
る。この混合通路30は、新気の導入口25近傍の一端
を閉塞端とし、他端をカムスプロケット29上方に開口
する開口部30aとなっている。この混合通路30によ
り、ロッカカバー24の剛性が向上される。尚、カムス
プロケットがINTカム用とEXHカム用の2つ有する
所謂DOHCエンジンでは、チェーンが先に接する側の
カムスプロケット上方に開口部30aを設けるとよい。
【0016】尚、31は、オイルフィラーキャップの取
付孔である。次に、図3及び図4により新気Bとオイル
ミストCの混合流Dの流れを説明する。図において、ブ
ローバイ換気用の新気Bは、導入口25から逆止弁26
を介してロッカカバー24内面に設けられた混合通路3
0内に導入されると共に、オイルジェット27より噴出
したオイルミストCと効率良く混合され、混合流Dとな
って混合通路30内を矢印のように流れる。このとき、
外気温程度の新気BはオイルミストCにより加熱され、
ロッカカバー24内面も混合流Dにより加熱されること
になる。因って、温度差が減少して、ロッカカバー24
及びクランクケース内のブローバイガス中の水分が凝縮
液化するのを抑制でき、水分とオイルの混合物が生成し
たり、腐食や、ワニススラッジの発生が抑制される。
付孔である。次に、図3及び図4により新気Bとオイル
ミストCの混合流Dの流れを説明する。図において、ブ
ローバイ換気用の新気Bは、導入口25から逆止弁26
を介してロッカカバー24内面に設けられた混合通路3
0内に導入されると共に、オイルジェット27より噴出
したオイルミストCと効率良く混合され、混合流Dとな
って混合通路30内を矢印のように流れる。このとき、
外気温程度の新気BはオイルミストCにより加熱され、
ロッカカバー24内面も混合流Dにより加熱されること
になる。因って、温度差が減少して、ロッカカバー24
及びクランクケース内のブローバイガス中の水分が凝縮
液化するのを抑制でき、水分とオイルの混合物が生成し
たり、腐食や、ワニススラッジの発生が抑制される。
【0017】また、同時にオイルCは効率良く新気Bに
より冷却されることになり、以て、高温化による酸化劣
化や潤滑性能の低下が防止される。また、混合通路30
の開口端30aがカムスプロケット29上方に設けられ
ているので、オイルミストCと新気Bの混合流Dは、カ
ムスプロケット29部へ放出され、カムスプロケット及
びチェーンの潤滑性能を向上できる。
より冷却されることになり、以て、高温化による酸化劣
化や潤滑性能の低下が防止される。また、混合通路30
の開口端30aがカムスプロケット29上方に設けられ
ているので、オイルミストCと新気Bの混合流Dは、カ
ムスプロケット29部へ放出され、カムスプロケット及
びチェーンの潤滑性能を向上できる。
【0018】更に、粘性を有するオイルCを混合通路3
0内部に流すため、振動に対してダンパー効果を有し、
特に板金性ロッカカバーの放射音が低減され、エンジン
の騒音低減を効果的に行うことができる。
0内部に流すため、振動に対してダンパー効果を有し、
特に板金性ロッカカバーの放射音が低減され、エンジン
の騒音低減を効果的に行うことができる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ロッカカバー内面に、新気とオイルジェットより噴出さ
れたオイルミストを混合した後、ロッカカバー内に流出
させる混合通路を備えたので、温度差によりロッカカバ
ー及びクランクケース内のブローバイガス中の水分が凝
縮液化するのを抑制でき、以て、水分とオイルの混合物
が生成したり、腐食や、ワニススラッジの発生を抑制す
ることができる。
ロッカカバー内面に、新気とオイルジェットより噴出さ
れたオイルミストを混合した後、ロッカカバー内に流出
させる混合通路を備えたので、温度差によりロッカカバ
ー及びクランクケース内のブローバイガス中の水分が凝
縮液化するのを抑制でき、以て、水分とオイルの混合物
が生成したり、腐食や、ワニススラッジの発生を抑制す
ることができる。
【0020】また、同時にオイルは効率良く新気により
冷却されるので、高温化による酸化劣化や潤滑性能の低
下を防止することができる。また、新気の導入口に逆止
弁を介装し、該逆止弁を介して、新気がロッカカバー内
面に形成された混合通路へ導入されるように構成した場
合には、逆止弁によりブローバイガスが逆流するのを防
止することができる。
冷却されるので、高温化による酸化劣化や潤滑性能の低
下を防止することができる。また、新気の導入口に逆止
弁を介装し、該逆止弁を介して、新気がロッカカバー内
面に形成された混合通路へ導入されるように構成した場
合には、逆止弁によりブローバイガスが逆流するのを防
止することができる。
【0021】また、新気の導入口の噴射方向前方に、新
気と交叉するオイルジェット噴出口を設けるように構成
した場合には、新気とオイルミストとの効率よい混合が
なされ、前記効果を高めることができる。また、新気と
オイルミストを混合する混合通路の下流側開口端をカム
スプロケット上方に設けるように構成した場合には、オ
イルミストと新気の混合流は、混合通路を通ってカムス
プロケット部にて、ロッカカバー内へ放出されるため、
カムスプロケット及びチェーンの潤滑性能を向上させる
ことができる。
気と交叉するオイルジェット噴出口を設けるように構成
した場合には、新気とオイルミストとの効率よい混合が
なされ、前記効果を高めることができる。また、新気と
オイルミストを混合する混合通路の下流側開口端をカム
スプロケット上方に設けるように構成した場合には、オ
イルミストと新気の混合流は、混合通路を通ってカムス
プロケット部にて、ロッカカバー内へ放出されるため、
カムスプロケット及びチェーンの潤滑性能を向上させる
ことができる。
【0022】更に、ロッカカバー内面に設けられた混合
通路により、ロッカカバーの剛性を向上できると共に、
粘性を有するオイルを内部に流すため、振動に対してダ
ンパー効果を有するので、特に板金性ロッカカバーのロ
ッカカバーよりの放射音低減を主に、エンジンの騒音低
減ができる。
通路により、ロッカカバーの剛性を向上できると共に、
粘性を有するオイルを内部に流すため、振動に対してダ
ンパー効果を有するので、特に板金性ロッカカバーのロ
ッカカバーよりの放射音低減を主に、エンジンの騒音低
減ができる。
【図1】本発明に係る内燃機関のロッカカバー装置を装
着した状態を示す横断面図。
着した状態を示す横断面図。
【図2】図1の横断面図。
【図3】図1のロッカカバー部分を示す平面図。
【図4】図3のA−A線断面図。
【図5】従来の内燃機関のロッカカバー装置を示す縦断
面図。
面図。
20 内燃機関 21 シリンダヘッド 22 動弁機構 23 動弁機構室 24 ロッカカバー 25 導入口 26 逆止弁 27 オイルジェット 27a 噴出口 28 オイルデリバリパイプ 29 カムスプロケット 30 混合通路 30a 開口部 B 新気 C オイルミスト D 混合流
Claims (5)
- 【請求項1】シリンダヘッド上面に締結されるロッカカ
バーと、 該ロッカカバー内へ導入口よりブローバイ換気用の新気
を導入するブローバイ換気装置と、 を備えた内燃機関のロッカカバー装置において、 前記ロッカカバー内面に、新気とオイルジェットより噴
出されたオイルミストを混合した後、ロッカカバー内へ
流出させる混合通路を設けたことを特徴とする内燃機関
のロッカカバー装置。 - 【請求項2】前記ブローバイ換気用の新気の導入口には
逆止弁を介装したことを特徴とする請求項1記載の内燃
機関のロッカカバー装置。 - 【請求項3】前記新気の導入口の噴射方向前方には、新
気と交叉するオイルジェット噴出口を設けたことを特徴
とする請求項1または請求項2記載の内燃機関のロッカ
カバー装置。 - 【請求項4】前記新気とオイルミストを混合する混合通
路の下流側開口端をカムスプロケット上方に設けたこと
を特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の内燃
機関のロッカカバー装置。 - 【請求項5】前記オイルジェットへのオイルの供給は、
カム潤滑用オイルデリバリパイプより行なうことを特徴
とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の内燃機関の
ロッカカバー装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22511894A JPH0893437A (ja) | 1994-09-20 | 1994-09-20 | 内燃機関のロッカカバー装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22511894A JPH0893437A (ja) | 1994-09-20 | 1994-09-20 | 内燃機関のロッカカバー装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0893437A true JPH0893437A (ja) | 1996-04-09 |
Family
ID=16824255
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22511894A Pending JPH0893437A (ja) | 1994-09-20 | 1994-09-20 | 内燃機関のロッカカバー装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0893437A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100704704B1 (ko) * | 1999-03-25 | 2007-04-09 | 미쯔비시 웰 파마 가부시키가이샤 | 간질성 폐렴·폐섬유증의 예방·치료약 |
JP2010024883A (ja) * | 2008-07-16 | 2010-02-04 | Toyota Motor Corp | 内燃機関のシリンダヘッド構造 |
JP2019138199A (ja) * | 2018-02-09 | 2019-08-22 | いすゞ自動車株式会社 | エンジンの腐食防止システム及びエンジンの腐食防止制御装置 |
-
1994
- 1994-09-20 JP JP22511894A patent/JPH0893437A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100704704B1 (ko) * | 1999-03-25 | 2007-04-09 | 미쯔비시 웰 파마 가부시키가이샤 | 간질성 폐렴·폐섬유증의 예방·치료약 |
JP2010024883A (ja) * | 2008-07-16 | 2010-02-04 | Toyota Motor Corp | 内燃機関のシリンダヘッド構造 |
JP2019138199A (ja) * | 2018-02-09 | 2019-08-22 | いすゞ自動車株式会社 | エンジンの腐食防止システム及びエンジンの腐食防止制御装置 |
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