JPH0892593A - 漂白洗浄剤組成物 - Google Patents

漂白洗浄剤組成物

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JPH0892593A
JPH0892593A JP22797194A JP22797194A JPH0892593A JP H0892593 A JPH0892593 A JP H0892593A JP 22797194 A JP22797194 A JP 22797194A JP 22797194 A JP22797194 A JP 22797194A JP H0892593 A JPH0892593 A JP H0892593A
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component
weight
detergent composition
bleaching detergent
carbon atoms
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JP22797194A
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Inventor
Muneo Aoyanagi
宗郎 青柳
Yukiyoshi Yamaguchi
進可 山口
Nobuyuki Ogura
信之 小倉
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 (a)ポリマーや無機塩等で被覆された過炭
酸ナトリウム、 (b)炭素数1〜21のアルキル基を有す
るアシルオキシベンゼンスルホン酸塩及び(c)アルキ
ル基の炭素数が1〜5のアルキル硫酸塩を、それぞれ特
定割合で含有する漂白洗浄剤組成物。 【効果】 保存安定性と溶解性に優れ、長期保存後も速
やかに漂白効果を発揮する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は漂白洗浄剤組成物に関す
る。さらに詳しくは保存安定性と溶解性に優れた漂白洗
浄剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り、衣料用漂白剤として用いられてきた酸素系漂白剤に
は、水に溶解して過酸化水素を放出する過炭酸ナトリウ
ム、過ホウ酸ナトリウムが漂白性能、安全性などの面か
ら広く利用されている。
【0003】しかしながら、この酸素系漂白剤は塩素系
漂白剤に比べて漂白力が弱いために、各種漂白活性化剤
を併用して漂白力を高めることが行なわれている。
【0004】そのような漂白活性化剤としては、テトラ
アセチルエチレンジアミン、アセトキシベンゼンスルホ
ン酸塩、テトラアセチルグリコリル、グルコースペンタ
アセテートなどが代表的なものとして使用されている。
【0005】一般に漂白活性化剤は保存中の分解を抑制
するために、造粒物として配合されるが、それだけでは
保存安定性は十分ではない。また、漂白活性化剤の造粒
物は圧密化されるため、溶解速度が低下し、十分な漂白
性能を発揮できないという問題が生じる。
【0006】従って、本発明が解決しようとする課題
は、保存安定性に優れ、しかも溶解性の良好な漂白洗浄
剤組成物を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題を
解決するため鋭意研究を行った結果、漂白活性化剤とし
て特定のアシルオキシベンゼンスルホン酸塩を用い、被
覆した過炭酸ナトリウムを配合することにより漂白活性
化剤の保存安定性が向上し、また、低級アルキル硫酸塩
を配合することにより漂白活性化剤造粒物の溶解が促進
されることを見出し、本発明を完成するに至った。即
ち、本発明は、 (a)被覆された過炭酸ナトリウム 0.5〜30重量% (b)下記一般式(I)で表される有機過酸前駆体 0.1
〜10重量%
【0008】
【化3】
【0009】(式中、 Rは炭素数1〜21のアルキル基、
Mはナトリウム、カリウム、マグネシウムから選択され
る金属原子を表す。nは Mがナトリウム、カリウムであ
れば1、マグネシウムであれば2を表す。) (c)アルキル基の炭素数が1〜5のアルキル硫酸塩
0.05〜5.0 重量%を含有することを特徴とする漂白洗浄
剤組成物を提供するものである。以下、本発明の各成分
について説明する。
【0010】〔(a)成分〕本発明の(a)成分は、過
炭酸ナトリウム(以下、PCと表記する)を、水溶性ポ
リマーや無機塩等で被覆したものである。
【0011】(a)成分としては、公知の方法で被覆さ
れた過炭酸ナトリウムを用いることができ、例えば、特
公昭47−32200 号(PCをパラフィンで被覆)、特公昭
53−15717 号(PCを過ホウ酸ソーダで被覆)、米国特
許第4131562 号(PCを過ホウ酸ソーダとアルコールの
エチレンオキサイド付加物で被覆)、米国特許第412081
2 号(PCと過ホウ酸ソーダをポリエチレングリコール
で被覆)、ドイツ特許第2712139 号(PCをシリケート
で被覆)、ドイツ特許第2800916 号(PCをホウ酸で被
覆)、欧州特許第30759 号(PCをワックスで被覆)、
特開昭58−217599号(PCをホウ酸塩で被覆)、特開昭
59−196399号(PCをホウ酸塩で被覆)、特開平4−31
498 号(PCをホウ酸とケイ酸塩で別々に噴霧して被
覆)等に記載された方法により得られたものが使用でき
る。これらのなかでも特に、ドイツ特許第2800916 号、
特開昭58−217599号、特開昭59−196399号、特開平4−
31498 号に記載された方法により得られた被覆PCが好
ましい。
【0012】(a)成分は、組成物中に 0.5〜30重量
%、好ましくは1〜25重量%、更に好ましくは2〜20重
量%配合される。
【0013】〔(b)成分〕本発明の(b)成分は前記
一般式(I)で表される有機過酸前駆体である。
【0014】一般式(I)において、R は炭素数5〜17
のアルキル基が好ましく、M はナトリウム又はカリウム
が好ましい。
【0015】(b)成分は、組成物中に 0.1〜10重量
%、好ましくは 0.3〜8重量%、更に好ましくは 0.5〜
6重量%配合される。
【0016】〔(c)成分〕本発明の(c)成分は、炭
素数1〜5のアルキル硫酸塩(以下、低級アルキル硫酸
塩という)であり、メチル硫酸ソーダ、エチル硫酸ソー
ダが特に好ましい。(c)成分は、組成物中に0.05〜5
重量%、好ましくは0.06〜4.7 重量%、更に好ましくは
0.07〜4.5 重量%配合される。
【0017】(c)成分の低級アルキル硫酸塩は、
(b)成分の有機過酸前駆体の可溶化を促進するもので
あり、(b)成分と共に造粒して組成物に配合すること
が望ましい。その際、薄膜形成高分子化合物を配合し、
平均粒子径300 〜2000μm の造粒物とするのが望まし
い。薄膜形成高分子化合物としては、ポリエチレングリ
コール(平均分子量 400〜20000 程度)、ポリオキシエ
チレンアルキルエーテル(エチレンオキサイド平均付加
モル数3〜300 、アルキル鎖長8〜22程度)、カルボキ
シメチルセルロースの中から選択される一種類以上が好
ましい。薄膜形成高分子化合物の割合は、限定されない
が、(b)成分と(c)成分の合計に対して、0〜50重
量%程度である。
【0018】(b)成分と(c)成分を含有する造粒物
の平均粒子径は限定されないが、100〜2000μm 、好ま
しくは 200〜1500μm 程度である。また、安定性を保つ
ために、造粒物の表面を被覆することも好ましい。もち
ろん、(b)成分と(c)成分を別々に配合してもよ
い。
【0019】〔任意成分〕本発明の漂白洗浄剤組成物に
は上記必須成分以外に漂白洗浄剤組成物に通常添加され
る下記のような成分を添加することができる。
【0020】(イ)(d)成分 本発明の組成物には、有機過酸前駆体の安定性を向上さ
せる目的で(d)成分として結晶性アルカリ金属ケイ酸
塩を配合してもよい。
【0021】本発明に用いられる結晶性アルカリ金属ケ
イ酸塩のうち、好ましくは次の組成を有するものが例示
される。 xM2O・ySiO2 ・z(MemOn)・ wH2O (1) (式中、M は周期律表のIa元素、MeはIIa 、IIb 、III
a、IVa もしくはVIII族元素から選ばれる1種または2
種以上の組合せを示し、 y/x =0.5 〜4.0 、z/x =
0.01〜1.0 、 n/m =0.5 〜2.0 、w =0〜20であ
る。) M2O・x'SiO2・y'H2O (2) (式中、M はアルカリ金属、x'=1.5 〜4.0 、y'=0〜
20)。
【0022】まず、上記の組成の結晶性アルカリ金属
ケイ酸塩について説明する。一般式(1) において、M は
周期表のIa族元素から選ばれ、例えばNa、K 等が挙げら
れる。Meは周期律表のIIa 、IIb 、IIIa、IVa またはVI
II族元素から選ばれ、例えばMg、Ca、Zn、Y 、Ti、Zr、
Fe等が挙げられ、好ましくはMg、Caである。また、本発
明における結晶性アルカリ金属ケイ酸塩においては、水
和酸であってもよく、この場合の水和量は w=0〜20の
範囲である。
【0023】また、一般式において y/x は 0.5〜4.0
であり、好ましくは 1.5〜2.6 である。 y/x が 0.5未
満では耐水溶性が不十分であり、ケーキング性、溶解
性、洗浄剤組成物の粉末物性に著しく悪影響を及ぼす。
y/x が4.0 を越えると、イオン交換能も低くなり、イ
オン交換体として不十分である。 z/x は0.01〜1.0 で
あり、好ましくは0.02〜0.9 である。 z/x が0.01未満
では耐水溶性が不十分であり、1.0 を越えるとイオン交
換能が低くなり、イオン交換体として不十分である。x,
y, z は前記の y/x 及び z/x に示されるような関係
であれば特に限定されるものではない。
【0024】本発明における結晶性アルカリ金属ケイ酸
塩は、前記の一般式に示されるようにM2O 、SiO2、MemO
nの三成分〜五成分よりなっており、その原料として各
成分は特に限定されることなく公知の化合物が、適宜用
いられる。
【0025】本発明における結晶性アルカリ金属ケイ酸
塩の調製方法は、目的とする結晶性アルカリ金属ケイ酸
塩のx, y, z の値となるように所定の量比で原料成分を
混合し、通常300 〜1500℃、好ましくは 500〜1000℃、
さらに好ましくは600 〜900℃の範囲で焼成して結晶化
させる方法が例示される。この場合、加熱温度が300℃
未満では結晶化が不十分で耐水溶性に劣り、1500℃を越
えると粗大粒子化しイオン交換能が低下する。加熱時間
は通常 0.1〜24時間である。このような焼成は通常、電
気炉、ガス炉等の加熱炉で行うことができる。
【0026】本発明における結晶性アルカリ金属ケイ酸
塩は、イオン交換容量として少なくとも100mgCaCO3/g
以上、好ましくは 200〜600 mgCaCO3 /g を有するもの
であり、本発明におけるイオン捕捉能を有する物質の一
つである。また、水へのSi溶出量はSiO2換算で通常 110
mg/g 以下であり、実質的に水に不溶である。なお、本
発明において実質的に水に不溶であるとは、試料2g を
イオン交換水100g中に加え、25℃で30分攪拌した場合に
おけるSi溶出量がSiO2換算で通常110mg/g より少ないも
のをいうが、本発明においては、100mg/g 以下のもの
が、本効果を満たす上でより好ましい。
【0027】本発明における結晶性アルカリ金属ケイ酸
塩は、前記のようにイオン交換能を有するため、その配
合量を適宜調整することにより、前述の洗浄条件を好適
に調整することができる。
【0028】本発明において、結晶性アルカリ金属ケイ
酸塩は、その平均粒径が、0.1 〜20μm であることが好
ましく、より好ましくは1〜10μm である。平均粒径が
この範囲を超えると、イオン交換の発現速度が遅くなる
傾向があり、洗浄性の低下を招く。また、この範囲未満
であると、比表面積の増大により、吸湿性ならびに吸CO
2 性が増大し、品質の劣化が著しい傾向がある。尚、こ
こでいう平均粒径とは、粒度分布のメジアン径である。
【0029】このような平均粒径及び粒度分布を有する
結晶性アルカリ金属ケイ酸塩は、振動ミル、ハンマーミ
ル、ボールミル、ローラーミル等の粉砕機を用い、粉砕
することによって調製することができる。例えば、HB-O
型振動ミル(中央化工機(株)製)にて粉砕することに
より、容易に得ることができる。
【0030】次に、前記の組成の結晶性アルカリ金属
ケイ酸塩について説明する。この結晶性アルカリ金属ケ
イ酸塩は、一般式(2) M2O・x'SiO2・y'H2O (2) (式中、M はアルカリ金属、x'=1.5 〜4.0 、y'=0〜
20)で表されるものであるが、一般式(2) 中のx'、y'が
1.7≦x'≦2.2 、y'=0のものが好ましく、陽イオン交
換能が 100〜400mgCaCO3/gのものが使用でき、本発明に
おけるイオン捕捉能を有する物質の一つである。本発明
における結晶性アルカリ金属ケイ酸塩は、このようにア
ルカリ能とアルカリ緩衝効果を有し、さらにイオン交換
能を有するため、その配合量を適宜調整することによ
り、前述の洗浄条件を好適に調整することができる。
【0031】かかる結晶性アルカリ金属ケイ酸塩は、特
開昭60−227895号公報にその製法が記載されており、一
般的には無定形のガラス状珪酸ソーダを 200〜1000℃で
焼成して結晶性とすることによって得られる。合成方法
の詳細は例えば Phys. Chem.Glasses, 7, 127-138(196
6)、Z. Kristallogr.,129, 396-404(1969)等に記載され
ている。また、この結晶性アルカリ金属ケイ酸塩は例え
ばヘキスト社より商品名「Na-SKS-6」(δ−Na2Si2O5)と
して、粉末状、顆粒状のものが入手できる。
【0032】本発明において、の組成の結晶性アルカ
リ金属ケイ酸塩は、の組成のものと同様に、平均粒径
が、 0.1〜20μm であることが好ましく、より好ましく
は1〜10μm である。
【0033】上記に示したような、の組成の結晶性
アルカリ金属ケイ酸塩の含有量は、全組成物中、1〜50
重量%配合するのが好ましい。
【0034】(ロ)(e)成分 本発明の組成物にはゼオライトに代表されるアルミノ珪
酸塩を0〜50重量%、好ましくは1〜50重量%、更に好
ましくは3〜45重量%配合できる。アルミノ珪酸塩を配
合することにより、洗濯浴中の硬度成分を除去でき、漂
白効果を向上することができる。
【0035】(ハ)界面活性剤 本発明の組成物には、アニオン界面活性剤、非イオン界
面活性剤等の界面活性剤を添加することができる。
【0036】アニオン界面活性剤としては平均炭素数8
〜22のアルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルまたは
アルケニルエーテル硫酸塩、アルキルまたはアルケニル
硫酸エステル塩、α−オレフィンスルホン酸塩、アルカ
ンスルホン酸塩、飽和または不飽和脂肪酸塩、アルキル
またはアルケニルエーテルカルボン酸塩、α−スルホ脂
肪酸塩またはエステル塩、アミノ酸型界面活性剤、N-ア
シルアミノ酸型界面活性剤、アルキルまたはアルケニル
リン酸エステルまたはその塩等が例示され、なかでもア
ルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキル硫酸エステル塩
が好ましい。特にアルキルベンゼンスルホン酸カリウム
を(f)成分として1〜60重量%用いるのが望ましい。
【0037】また、非イオン界面活性剤としては、例え
ばポリオキシアルキレンアルキル(またはアルケニル)
エーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテ
ル、高級脂肪酸アルカノールアミドまたはそのアルキレ
ンオキサイド付加物、蔗糖脂肪酸エステル、アルキルグ
リコシド、脂肪酸グリセリンモノエステル、アルキルア
ミンオキサイド等が挙げられる。本発明では特に下記
(1) 〜(3) の非イオン界面活性剤が好ましく用いられ
る。
【0038】(1) 平均炭素数10〜20のアルキル基を有
し、1〜30モルのエチレンオキサイドを付加したポリオ
キシエチレンアルキルエーテル。 (2) 平均炭素数9〜12のアルキル基を有し、1〜25モル
のエチレンオキサイドを付加したポリオキシエチレンア
ルキルフェニルエーテル。 (3) 下記一般式で表されるアルキルグリコシド。 R4(OC2H4)X Gy (式中、R4は炭素数9〜14のアルキル基、x は0〜2の
数、G はグルコース、フラクトース、マルトースまたは
スクロール残基、y は1〜4、好ましくは1、2〜3の
数である。) 上記アニオン界面活性剤および非イオン界面活性剤の配
合量は組成物中に1〜60重量%が好ましい。
【0039】本発明の組成物にはその他、ベタイン型両
性界面活性剤、スルホン酸型両性界面活性剤、燐酸エス
テル系界面活性剤、カチオン性界面活性剤などを配合し
てもよい。
【0040】(ニ)ビルダー 本発明の組成物には下記のような一般に洗剤或いは漂白
剤に配合できる洗浄ビルダーを配合してもよい。
【0041】〔1〕二価金属イオン捕捉剤 下記の各種アルカリ金属塩、アルカノールアミン塩の一
種または二種以上のビルダー成分を0〜50重量%配合す
ることもできる。 (1) オルソリン酸塩、ピロリン酸塩、トリポリリン酸
塩、メタリン酸塩、ヘキサメタリン酸塩、フィチン酸塩
等のリン酸塩。 (2) エタン−1, 1−ジホスホン酸塩、エタン−1,
1, 2−トリホスホン酸塩、エタン−1−ヒドロキシ−
1, 1−ジホスホン酸塩及びその誘導体、エタンヒドロ
キシ−1, 1, 2−トリホスホン酸、エタン−1, 2−
ジカルボキシ−1, 2−ジホスホン酸、メタンヒドロキ
シホスホン酸等のホスホン酸の塩。 (3) 2−ホスホノブタン−1, 2−ジカルボン酸、1−
ホスホノブタン−2, 3, 4−トリカルボン酸、α−メ
チルホスホノコハク酸等のホスホノカルボン酸の塩。 (4) アスパラギン酸、グルタミン酸、グリシン等のアミ
ノ酸の塩。 (5) ニトリロ三酢酸塩、イミノ二酢酸塩、エチレンジア
ミン四酢酸塩、ジエチレントリアミン五酢酸塩、グリコ
ールエーテルジアミン四酢酸塩、ヒドロキシエチルイミ
ノ二酢酸塩、トリエチレンテトラミン六酢酸塩、ジエン
コル酸塩等のアミノポリ酢酸塩。 (6) ポリアクリル酸、アクリル酸/マレイン酸共重合
物、ポリフマル酸、ポリマレイン酸、ポリ−α−ヒドロ
キシアクリル酸、ポリアセタールカルボン酸またはこれ
らの塩などの高分子電解質。 (7) ジグリコール酸、オキシジコハク酸、カルボキシメ
チルオキシコハク酸、クエン酸、乳酸、酒石酸、シュウ
酸、リンゴ酸、グルコン酸、カルボキシメチルコハク
酸、カルボキシメチル酒石酸などの有機過酸塩。塩とし
てはアルカリ金属塩が好適である。 〔2〕アルカリ剤あるいは無機電解質 ケイ酸塩、炭酸塩、硫酸塩。塩としてはアルカリ金属塩
が好適である。 〔3〕再汚染防止剤 ポリエチレングリコール、ポリビニルアルコール、ポリ
ビニルピロリドン、カルボキシメチルセルロース等。 〔4〕酵素 プロテアーゼ、リパーゼ、アミラーゼ、セルラーゼ等。 〔5〕過酸化物の安定化剤 硫酸マグネシウム、ケイ酸マグネシウム、塩化マグネシ
ウム、ケイフッ化マグネシウム、酸化マグネシウム、水
酸化マグネシウムのようなマグネシウム塩及びホウ酸ま
たはその塩等。
【0042】〔6〕香料、蛍光染料、色素。
【0043】
【実施例】以下実施例にて本発明を説明するが、本発明
はこれらの実施例に限定されるものではない。
【0044】〔I〕被覆過炭酸ナトリウムの調製 被覆PC−1 特開昭59−196399号公報の実施例1に基づいてメタホウ
酸ソーダ・四水塩を過炭酸ナトリウムに対して、5%コ
ーティングしたものを使用した。
【0045】被覆PC−2 特開平4−31498 号公報の実施例1の発明品(1)の製
法に基づいて、ホウ酸及びシリケートで過炭酸ナトリウ
ムをコーティングしたものを使用した。
【0046】〔II〕有機過酸前駆体造粒物 下記の方法で有機過酸前駆体造粒物 (I)〜(VII)を調製
し、実験に供した。
【0047】下記に示す有機過酸前駆体(i)〜(vi)
を 2.7kg、ポリエチレングリコール(分子量6000) を0.
6kg 、アルキル硫酸ソーダ(アルキル基の炭素数1また
は2)を 1.7kg、合計5kgを混合機(深江工業(株)
製;ハイスピードミキサーFS−GC−10型〕に仕込
み、ジャケット温度を80℃、主軸回転数200rpm、解砕羽
根の回転数1500rpm で混合・昇温し、粉体の温度が70℃
になった時点で混合物を抜き出した。
【0048】次いで、得られた混合物を押出造粒機(不
二パウダル(株)製:ペレッターダブルExD-100型)
により孔径 800μmのスクリーンを通して押し出して圧
密化した。得られた押出物を振動冷却機(不二パウダル
(株)製:バイブロ/フロードライヤーVDF/6000
型)で冷却した後、整粒機(不二パウダル(株)製:ナ
イフカッターFL-200型)にて解砕した。得られた解砕
物を分級機(徳寿製作所(株)製:寿円型振動フルイ)
により分級し、粒子径 350〜1400μm(重量平均粒子径
900μm) のものを有機過酸前駆体造粒物とした。
【0049】
【化4】
【0050】これにより調製した造粒物の組成を以下に
示す。
【0051】・有機過酸前駆体造粒物(I):有機過酸
前駆体(i)/メチル硫酸ソーダ ・有機過酸前駆体造粒物(II) :有機過酸前駆体(ii)
/エチル硫酸ソーダ ・有機過酸前駆体造粒物(III):有機過酸前駆体(iii)
/メチル硫酸ソーダ ・有機過酸前駆体造粒物(IV) :有機過酸前駆体(iv)/
メチル硫酸ソーダ ・有機過酸前駆体造粒物(V) :有機過酸前駆体(v)
/メチル硫酸ソーダ ・有機過酸前駆体造粒物(VI) :有機過酸前駆体(vi)
/メチル硫酸ソーダ ・有機過酸前駆体造粒物(VII):有機過酸前駆体(i)
を使用。但し、アルキル硫酸ソーダは添加せずに代わり
に硫酸ソーダでバランスした。
【0052】〔III〕漂白洗浄剤組成物の評価 (i)紅茶汚染布の漂白率 表1〜3に示した配合組成の漂白洗浄剤組成物を調製
し、0.0833%となるように水道水1リットルに溶解し、
下記方法で調製した紅茶汚染布(8cm×8cm、5枚)を
用いてターゴトメーターで20℃、10分洗浄した後、水洗
い、乾燥後、下式により漂白率を求めた。
【0053】
【数1】
【0054】反射率計は日本電気色工業(株)製NDR
-101DPで 460nmフィルターを使用して測定した。
【0055】・紅茶汚染布:日東紅茶(黄色パッケー
ジ)80gを3リットルのイオン交換水にて約15分間煮沸
後、糊抜きしたサラシ木綿布でこし、この液に木綿金巾
#2003布を浸し、約15分間煮沸する。そのまま、火
からおろし、2時間程度放置後乾燥させ、洗液に色がつ
かなくなるまで水洗いし、脱水、プレス後、8cm×8cm
の試験片として実験に供した。
【0056】(ii)有機過酸生成率 表1〜3に示した配合組成の漂白洗浄剤組成物を調製
し、0.0833%となるようにイオン交換水1リットル(1
リットルビーカー使用)に添加し、10分間、20℃でマグ
ネチックスターラーにより攪拌混合(スターラーピー
ス、長さ30mm、直径5mm、350rpm) した。
【0057】ヨウ素滴定法を利用して、過カルボン酸か
らの有効酸素の量を測定して有機過酸生成率を求めた。
【0058】(iii)過炭酸ソーダの保存安定性 表1〜3に示した配合組成の漂白洗浄剤組成物を10gサ
ンプリングして、5mm幅の濾紙をはさんで隙間を開けた
50mlの三進容器に入れ、40℃×80%RHの保存室に2週
間保存し、保存後の有効酸素残存率をヨウ素滴定法によ
り求めた。
【0059】(iv)有機過酸前駆体の保存安定性 上記PCの場合と同様の保存を行い、高速液体クロマト
グラフィーにより有機過酸前駆体の残存率を求めた。表
1〜3に上記の測定結果を示した。
【0060】
【表1】
【0061】
【表2】
【0062】
【表3】
【0063】注) *1:アルキル基の炭素数12〜14の直鎖アルキルベンゼン
スルホン酸ナトリウム *2:アルキル基の炭素数12〜14の直鎖アルキルベンゼン
スルホン酸カリウム *3:アルキル基の炭素数12〜14の直鎖アルキル硫酸エス
テルナトリウム *4:アルキル基の炭素数12、エチレンオキサイド平均付
加モル数 8.5のポリオキシエチレンアルキルエーテル *5:ヘキスト社製層状シリケート

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)被覆された過炭酸ナトリウム 0.5〜
    30重量% (b)下記一般式(I)で表される有機過酸前駆体 0.1
    〜10重量% 【化1】 (式中、 Rは炭素数1〜21のアルキル基、 Mはナトリウ
    ム、カリウム、マグネシウムから選択される金属原子を
    表す。nは Mがナトリウム、カリウムであれば1、マグ
    ネシウムであれば2を表す。) (c)アルキル基の炭素数が1〜5のアルキル硫酸塩
    0.05〜5.0 重量%を含有することを特徴とする漂白洗浄
    剤組成物。
  2. 【請求項2】 更に(d)成分として、結晶性アルカリ
    金属ケイ酸塩を含有する請求項1記載の漂白洗浄剤組成
    物。
  3. 【請求項3】 更に(e)成分として、アルミノ珪酸塩
    を含有する請求項1又は2記載の漂白洗浄剤組成物。
  4. 【請求項4】 更に(f)成分として、アルキル鎖の炭
    素数が10〜16のアルキルベンゼンスルホン酸塩を含有す
    る請求項1〜3の何れか1項記載の漂白洗浄剤組成物。
  5. 【請求項5】 (f)成分がアルキルベンゼンスルホン
    酸カリウムである請求項4記載の漂白洗浄剤組成物。
  6. 【請求項6】 (b)成分と(c)成分が、(b)成
    分、(c)成分及び薄膜形成高分子化合物を含有する平
    均粒子径300 〜2000μm の造粒物として配合されること
    を特徴とする請求項1〜5の何れか1項記載の漂白洗浄
    剤組成物。
  7. 【請求項7】 薄膜形成高分子化合物が、ポリエチレン
    グリコール、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、カ
    ルボキシメチルセルロースの中から選択される一種類以
    上である請求項6記載の漂白洗浄剤組成物。
  8. 【請求項8】(a)被覆された過炭酸ナトリウム 0.5〜
    30重量% (b)下記一般式(I)で表される有機過酸前駆体 0.1
    〜10重量% 【化2】 (式中、 Rは炭素数1〜21のアルキル基、 Mはナトリウ
    ム、カリウム、マグネシウムから選択される金属原子を
    表す。nは Mがナトリウム、カリウムであれば1、マグ
    ネシウムであれば2を表す。) (c)アルキル基の炭素数が1〜5のアルキル硫酸塩
    0.05〜5.0 重量% (d)結晶性アルカリ金属ケイ酸塩 1〜50重量% (e)アルミノ珪酸塩 1〜50重量% (f)アルキル鎖の炭素数が10〜16のアルキルベンゼン
    スルホン酸塩1〜60重量% を含有することを特徴とする漂白洗浄剤組成物。
  9. 【請求項9】 (b)成分と(c)成分が、(b)成
    分、(c)成分及び薄膜形成高分子化合物を含有する平
    均粒子径300 〜2000μm の造粒物として配合されること
    を特徴とする請求項8記載の漂白洗浄剤組成物。
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