JPH089225B2 - 印刷機における過剰湿し水除去装置 - Google Patents

印刷機における過剰湿し水除去装置

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JPH089225B2
JPH089225B2 JP60120281A JP12028185A JPH089225B2 JP H089225 B2 JPH089225 B2 JP H089225B2 JP 60120281 A JP60120281 A JP 60120281A JP 12028185 A JP12028185 A JP 12028185A JP H089225 B2 JPH089225 B2 JP H089225B2
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睦人 川口
民義 邑本
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Shibaura Machine Co Ltd
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    • B41FPRINTING MACHINES OR PRESSES
    • B41F31/00Inking arrangements or devices
    • B41F31/007Removing water from ink trains

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は印刷機における湿し水除去装置に関し、一層
詳細には、オフセット印刷機において、版胴の版面へ湿
し水を供給する場合に、湿し水転移ローラを構成するロ
ーラ群および版胴の版面に部分的に付着する過剰な湿し
水を除去する装置に関する。
一般に、オフセット印刷ではインキと湿し水が境界を
つくることにより、着肉部(画線部)にはインキが付着
し、保水部(非画線部)には水が付着して所望の印刷物
が出来る。このため、版面に供給される湿し水は全体的
に均一で所定の厚さをもった水膜であることが望まし
い。
従来技術に係るオフセット印刷機では、金属製の軸に
ゴムを巻き、その上に布等を巻装したローラによって構
成される湿し水装置が広汎に採用されてきた。この場
合、版胴の版面への湿し水の供給は水移しローラを往復
移動させ、これによって湿し水を間欠的に隣接する他の
ローラに転移させるものであるため、湿し水の供給量の
微妙な調整が困難となる不都合が存在していた。また、
前記ローラに装着される布は所定期間経過後に交換する
ことが必要であり、このために当該布等の頻繁な巻き換
え作業が作業者にとって極めて煩雑となる欠点が指摘さ
れていた。
そこで、湿し水供給量の微妙な調整を容易にし、布等
の頻繁な巻き換えの煩わしさをなくすために、回転軸に
ゴムだけを巻回して構成されるローラを用いた湿し水の
連続供給装置が採用されるに至っている。
この種の湿し水の連続供給装置を第1図に示す。すな
わち、この湿し水供給装置は、水舟2に貯留された水に
その一部を浸漬された水出しローラ4を回転させること
により、その表面に水膜を付着させ、ライダローラ6に
より水量を調整した上で、次に、水移しローラ8にその
水膜を転移させている。次いで、長手方向に所定の往復
移動をする水均しローラ10にその水膜を転移させ、さら
に水着けローラ12に転移させることにより、最終的に版
胴14の版面16へ湿し水の供給を行っている。
ところが、この種の湿し水供給装置において、各ロー
ラ4乃至12間のニップで湿し水の厚さが均一化されると
き、過剰な湿し水が、図中、斜線で示す各ローラ4乃至
12および版面16の両端部分に移行し、前記部分に付着す
るという傾向があった。すなわち、実測によれば、版胴
における斜線部分の水膜厚はその内側の均一な湿し水の
水膜厚よりも約3乃至4倍の厚みに到達し、また、その
幅は約100mmに至ることが確認された。この結果、前記
過剰な湿し水がインキを乳化させたり、版面から他の部
分に飛散したり、また、インキ供給側へ移行して印刷に
悪影響を与えるという欠点があった。
そこで、前記の欠点をなくすために、ローラ間に相対
的になねりを与えたり、ローラにクラウニングを施す解
決策も提案されているが、湿し水供給装置の組立時およ
び使用時のローラの微妙な調整やクラウニングの形状お
よび加工精度等が問題となり、所期の目的を達成するま
でには至っていない。
本発明は前記の不都合を克服するためになされたもの
であって、印刷機において、湿し水供給装置を構成する
いずれかのローラの両端部に過剰な湿し水を除去する吸
水機構を設け、これによって版胴に対して最適な量の湿
し水を供給すると共に印刷精度に優れ、且つ、インキの
乳化等の現象を回避出来る過剰湿し水除去装置を提供す
ることを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明は印刷機を構成
し版胴に湿し水を転移する複数個のローラの中、いずれ
かのローラの両端部近傍に付設される吸込部本体と、 前記吸込部本体に一端側が接続され、他端側が吸引用
ポンプに接続される管体と、 を備え、 前記吸込部本体は、弾性部材によって囲繞されると共
に、前記ローラの両端部近傍に対向して該ローラの軸方
向に所定の幅員を有するスリット状吸込口を設けること
を特徴とする。
次に、本発明に係る印刷機における過剰湿し水除去装
置について好適な実施例を挙げ、添付の図面を参照して
以下詳細に説明する。なお、図中、前記参照符号と同一
の参照符号は同一の構成要素を示すものとする。
図において、参照符号20a、20bは湿し水吸込機構を示
し、該吸込機構20a、20bは夫々水出しローラ4の両端部
分に、図示しない保持部材により中空状に支持されてい
る。夫々の吸込機構20a、20bは吸込部本体21a、21b、吸
込ホース23a、23b、開閉弁22a、22bおよび吸込管24を含
み、この吸込管24は図示しない吸込用ポンプに配管接続
されている。第3図aに吸込部本体21a(21b)を示す。
吸込部本体21a(21b)は吸込口部26および吸込管部28を
有する。この場合、吸込口部26は互いに接近する長尺な
板体29a、29bとこれらの板体29a、29bの側部開口部を閉
塞する台形状の板体31a、31bとにより長方形の吸込口30
を形成し、さらに背板43によりその後部開口部を液密に
閉塞している。前記上部板体29a、下部板体29bには夫々
一組の螺孔33a、33b、35a、35bが穿設される(第3図b
参照)。次いで、板体29a、29b、31a、31bを覆うように
上面カバー34、側面カバー36、38、下面カバー40を装着
する。すなわち、上面カバー34、下面カバー40には夫々
孔部32a、32b、37a、37bが穿設され、これらの孔部に螺
子42を挿通してこの螺子42を螺孔33a、33b、35a、35bに
夫々螺着する。次に、吸込口部26を構成する背板43には
穴45が穿設され、この穴45には一方の端部にテーパー部
44を有する吸込管部28を溶接等の手段により接続してあ
る。なお、前記テーパー部44は前記吸込ホース23a、23b
を接続し易くするためのものであって、また、カバー上
面34、側面カバー36、38、下面カバー40には弾性のある
部材(例えば、ウレタンゴム等)を用いるものとする。
次に、吸込部本体21a(21b)を中空状に支持する支承
部材を第4図に示す。すなわち、吸込管部28を固着する
ために円柱部材46が用意される。円柱部材46はこのため
に一端部近傍に貫通孔47aを有し、円柱部材46の側面部
から前記貫通孔47aに連通して螺孔47bが穿設される。そ
こで、貫通孔47aに吸込管部28を挿通し、螺孔47bにボル
ト48を螺入してこのボルト48の先端部で吸込管部28を押
圧固定する。一方、円柱部材46の他端部は支持部材50に
穿設された孔(図示せず)に嵌挿し、この支持部材50に
はクランプ部材54がボルト52a、52bによって螺着されて
いる。従って、クランプ部材54、支持部材50に画成され
た空間に円柱部材46を嵌挿し、この円柱部材46を前記ク
ランプ部材54の両端部を締め付けるボルト56により緊締
すれば、吸込管部28はしっかりと位置決めされる。この
時、支持部材50は湿し水供給装置の図示しないフレーム
等に適切な手段により固定されるものであり、また、吸
込部本体21a(21b)の位置および角度調整はボルト56を
回動させ、クランプ部材54を弛緩して行う。
本発明は基本的には以上のように構成されるものであ
り、次に当該装置の作用並びに効果について説明する。
先ず、第5図において、参照符号58は水出しローラ4
とライダローラ6のニップを通過した水膜を示し、ま
た、参照符号60は水出しローラ4と吸込部本体21a(21
b)の間を通過した水膜を示す。この時、水出しローラ
4の端部における水膜58は他の部分より移行してきた過
剰な水が付着するため、適正な厚さ以上の厚い水膜とな
る。そこで、水膜58の過剰な水を図示しない吸込用ポン
プに配管接続された吸込部本体21a(21b)によって空気
と共に吸引する。この時、上面カバー34の先端部分は水
出しローラ4の表面に接して水膜58を形成する過剰な水
を受け止め、これを掻き取ることにより吸込口30側へ移
行させて水の吸い上げを容易にする。また、上面カバー
34、側面カバー36、38、下面カバー40はウレタンゴム等
の比較的柔らかな部材で構成しているために、吸込部本
体21a(21b)の取り付けや取り外しおよび位置や角度等
の調整のときに、板体29a、29b、31a、31bで水出しロー
ラ4および他のローラ群等を誤って傷付けたりすること
を防止する効果が得られる。
このようにして、本発明装置によれば、湿し水供給装
置における過剰な湿し水を簡単にしかも確実に除去する
ことが出来る。このため、従来のように過剰な湿し水に
よるインキの乳化および印刷物や装置等への悪影響をな
くすことが出来る。この結果、印刷精度に優れ且つ鮮明
な印刷物を得ることが可能となる効果が得られる。
以上、本発明について好適な実施例を挙げて説明した
が、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、例
えば、吸込機構は支承部材の変更により種々のローラに
対しても装着可能であり、また、その数にも限定されな
い等、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の改
良および設計の変更が可能なことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来技術に係る印刷機の湿し水供給装置の略斜
視図、第2図は本発明装置を用いた湿し水供給装置の一
部省略斜視図、第3図aは吸込部本体の略斜視図、第3
図bは吸込部本体の分解斜視図、第4図は吸込部本体お
よび支承部材の一部省略斜視図、第5図は吸込部本体お
よび水出しローラの部分縦断面図である。 2……水舟、4……水出しローラ 6……ライダローラ、8……水移しローラ 10……水均しローラ、12……水着けローラ 14……版胴、16……版面 20a、20b……吸込機構 21a、21b……吸込部本体 22a、22b……開閉弁 23a、23b……吸込ホース 24……吸込管、26……吸込口部 28……吸込管部、29a、29b……板体 30……吸込口、31a、31b……板体 34……上面カバー、36……側面カバー 38……側面カバー、40……下面カバー 43……背板、44……テーパー部 46……円柱部材、50……支持部材 54……クランプ部材、58、60……水膜

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】印刷機を構成し版胴に湿し水を転移する複
    数個のローラの中、いずれかのローラの両端部近傍に付
    設される吸込部本体と、 前記吸込部本体に一端側が接続され、他端側が吸引用ポ
    ンプに接続される管体と、 を備え、 前記吸込部本体は、弾性部材によって囲繞されると共
    に、前記ローラの両端部近傍に対向して該ローラの軸方
    向に所定の幅員を有するスリット状吸込口を設けること
    を特徴とする印刷機における過剰湿し水除去装置。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項記載の装置におい
    て、前記吸込部本体は、水出しローラに付設されること
    を特徴とする印刷機における過剰湿し水除去装置。
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JP5069523B2 (ja) * 2007-08-31 2012-11-07 株式会社加貫ローラ製作所 オフセット印刷機の給水装置

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DE3326699C1 (de) * 1983-07-23 1984-08-16 Heidelberger Druckmaschinen Ag, 6900 Heidelberg Vorrichtung zum Befeuchten einer Druckplatte

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