JPH0892060A - 化粧料 - Google Patents

化粧料

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JPH0892060A
JPH0892060A JP25445494A JP25445494A JPH0892060A JP H0892060 A JPH0892060 A JP H0892060A JP 25445494 A JP25445494 A JP 25445494A JP 25445494 A JP25445494 A JP 25445494A JP H0892060 A JPH0892060 A JP H0892060A
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Yuuri Katou
有里 加藤
Shuichi Tsuchiya
秀一 土屋
Ichirou Tokimitsu
一郎 時光
Eishin Takanabe
英信 高鍋
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Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 保湿効果と、しっとり感、すべすべ感、ある
いは滑らかさという使用感とを同時に満足させ、それら
の効果の持続性も高い化粧料を提供する。 【構成】 化粧料に、ベタインとカラギーナンの双方を
含有させる。化粧料中、ベタインは0.01〜10重量
%、カラギーナンは0.01〜10重量%とし、化粧料
のpHを4.0〜6.0とすることが好ましい。化粧料
には、さらにポリアンテス属に属する植物のカルス培養
物由来の酸性多糖類や、NMF(天然保湿因子)成分の
少なくとも1つ、特に塩基性アミノ酸を配合することが
好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ベタインとカラギーナ
ンとを含有し、高い柔軟効果と保湿効果とを有し、さら
に優れた使用感も満足し、それらの持続性も高い化粧料
に関する。
【0002】
【従来の技術】皮膚の最外層である角質層は、冬季の低
温、低湿度などの気象条件下で乾燥しやすく、そのため
皮膚がかさついたり、ざらついたりする。また、洗剤や
溶剤の過度の使用によっても、皮膚はかさついたりざら
ついたりする。このような皮膚のかさつきやざらつき
は、角質層中のNMF(天然保湿因子:ナチュラルモイ
スチュアライジングファクター)と呼ばれる吸湿性の水
溶性成分が失われ、角質層中の水分が減少し、角質層の
柔軟性がなくなるために生じると考えられている。
【0003】このため、従来より、皮膚の柔軟化を意図
した化粧料においては、角質層に水分を多量に付与し、
かつ付与した水分が長時間保持されるようにするべく、
種々の保湿成分が配合されている。特に、NMF成分に
は有機酸(カルボン酸)、アミノ酸、尿素等が含まれて
いることから、化粧料に種々の有機酸、アミノ酸あるい
は尿素を配合し、失われたNMF成分を皮膚に補給する
ことが行われている。
【0004】例えば、NMF成分の一つとして有機酸を
配合するものとしては、α−オキシ酸の角質層柔軟化作
用を利用したものが提案されている(特開昭55−19
291号公報)。しかし、これにより得られる柔軟効果
は一過性であり、永続しない。また、α−オキシ酸が角
質層柔軟化作用を発揮するpHは、正常な皮膚生理を阻
害するような低い領域(pH2〜4)であるという欠点
を有している。
【0005】これに対し、中性pH領域でα−オキシ酸
を利用するために、α−オキシ酸の溶液に、水酸化ナト
リウム、水酸化カリウム、トリエタノールアミン等のア
ルカリを添加する例も報告されている。しかし、アルカ
リを多量に配合すると溶液の安定性が低下し、化粧料を
安定的な品質に維持することが困難となる。また、皮膚
本来の好ましいpHが4〜6程度の弱酸性であるため
に、多量のアルカリの使用はかえって皮膚に有害とな
る。さらに、アミン類の長期間の連用によりアレルギー
反応が生じることも報告されている。これに対しては、
α−オキシ酸と併用すべきアルカリとして、塩基性アミ
ノ酸を使用することが提案されている(特開昭58−8
007号公報)。
【0006】また、NMF成分の有機酸としてコハク酸
又はその塩を、尿素とアミノ酸と共に化粧料に配合する
ことが提案されている(特開平5−163129号公
報)。
【0007】さらにまた、NMF成分の一つとして、ア
ミノ酸あるいはその誘導体を使用するものとしては、ヨ
クイニンなどの蛋白質分解物やある種のペプチドが保湿
効果、柔軟効果を有することが報告されている(特開昭
62−99315号公報、特開平2−178207号公
報)。
【0008】この他、保湿剤あるいは柔軟剤としては、
上述のようなNMF関連成分の他に、水溶性多価アルコ
ール、特にプロピレングリコールや分子量200〜40
0程度のポリエチレングリコールが広く使用されてい
る。
【0009】また、ベタインが角質層のターンオーバー
速度を速め、肌荒れ防止作用を有することから、これを
化粧料に配合することが提案されている(特開平1−2
75511号公報)。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ようなα−オキシ等の有機酸や、アミノ酸又はその誘導
体等の従来のNMF関連の成分はべたつき感があり、し
たがってこれらを配合した化粧料からは満足な使用感を
得られないという問題があった。
【0011】プロピレングリコールやポリエチレングリ
コール等の水溶性多価アルコールも十分な保湿効果を得
るためには化粧料中多量に配合することが必要となり、
その場合にはべたつき感が生じるという問題があった。
さらに安全性(アレルギー性)の点でも多量の使用は懸
念されていた。
【0012】また、ベタインについては、それを配合し
た化粧料は優れた保湿効果を有するようになるが、しっ
とり感、すべすべ感、あるいは滑らかさという使用感に
ついては、向上させることが望まれていた。
【0013】本発明は以上のような従来技術の課題を解
決しようとするものであり、保湿効果と、しっとり感、
すべすべ感、あるいは滑らかさという使用感とを共に向
上させ、さらにそれらの持続性も高めた化粧料を提供す
ることを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、化粧料に
ベタインとカラギーナンとを共に配合することにより、
ベタイン単独で使用した場合よりも大きな柔軟効果及び
保湿効果が得られ、皮膚に好ましい弱酸性領域において
化粧料を適度な粘性にすることができ、しっとり感、す
べすべ感、あるいは滑らかさという使用感を大きく向上
させられることを見出し、本発明を完成させるに至っ
た。
【0015】即ち、本発明は、ベタインとカラギーナン
とを含有することを特徴とする化粧料を提供する。
【0016】以下、本発明を詳細に説明する。
【0017】本発明の化粧料は、ベタインとカラギーナ
ンの双方を必須の成分として含有する。ここで、ベタイ
ンとしては、種々のアミノ酸のN−トリアルキル置換体
を使用することができ、例えば、グリシンベタイン、γ
−ブチロベタイン、ホマリン、トリゴネリン、β−アラ
ニンベタイン、カルニチン、ホモセリンベタイン、アン
トプレウリン、バリンベタイン、リジンベタイン、オル
ニチンベタイン、アラニンベタイン、タウロベタイン、
スタキドリン、グルタミン酸ベタイン、フェニルアラニ
ンベタインなどを使用することができる。これらのう
ち、特にグリシンベタインが大きな柔軟化効果を得られ
る点で好ましい。このようなベタインとしては市販品を
使用することができ、例えばグリシンベタインとしては
旭フーズ社製アミノコートを使用することができる。ま
た、本発明においては、このようなベタインの一種を使
用してもよく、複数種を合わせて使用してもよい。
【0018】ベタインの化粧料中の含有割合は、特に限
定されないが、通常は0.01〜10重量%とする。
0.01重量%未満であると十分な保湿効果、柔軟効果
を得ることが難しく、10重量%を超えて配合しても配
合量に応じた保湿効果、柔軟効果を得ることはできな
い。
【0019】一方、本発明が使用するカラギーナンは天
然多糖類であり、原料や抽出方法によりκ−カラギーナ
ン、ι−カラギーナン、λ−カラギーナン等があるが、
本発明においてはそれらのいずれも使用することができ
る。また、カラギーナンとして一種を使用してもよく、
複数種を合わせて使用してもよい。化粧料の使用感を向
上させる点からは、増粘効果が大きいι−カラギーナン
を使用することが好ましい。
【0020】カラギーナンの化粧料中の含有割合は、特
に限定されず、化粧料の剤型に応じて適宜さだめること
ができるが、化粧水として使用する場合、通常0.01
〜10重量%とすることが好ましく、より好ましくは
0.05〜3重量%とする。
【0021】本発明においては、このようにベタインと
カラギーナンとを含有し、さらにそのpHを、皮膚本来
のpHである4.0〜6.0程度の弱酸性とすることが
好ましい。これにより皮膚を正常な状態に維持すること
が可能となる。また、セラミダーゼ活性を抑制し、セラ
ミド(皮膚の保湿に重要な役割を果たす細胞間脂質)の
分解を抑制し、皮膚の湿潤状態を維持することが可能と
なる。なお、このようなpH域に設定すると、カラギー
ナンを含有しない従来の化粧料においては適度な粘度に
調整することができず、また、しっとり感、すべすべ
感、あるいは滑らかさ等の使用感について満足を得るこ
とができなかったが、カラギーナンはこのようなpH域
で高い増粘作用を有するので、本発明においては好まし
い粘度と使用感を得ることができる。本発明において、
化粧料のpHをこのような範囲に調整するためには、リ
ン酸緩衝液、コハク酸緩衝液等を使用することができ
る。
【0022】本発明の化粧料は、ベタインとカラギーナ
ンの他にさらに種々の成分を含有させることができる。
【0023】例えば、ポリアンテス属に属する植物のカ
ルス培養物由来の酸性多糖類を含有させることができ
る。これにより化粧料の保湿効果、柔軟効果を向上させ
ることができるので好ましい。この酸性多糖類について
は、特開昭64−10997号公報特許請求の範囲、特
公平5−29329号公報特許請求の範囲に記載されて
おり、その製造方法としては、例えば、酸性多糖類とし
てチューベロース・ポリ・サッカライド:TPSを得る
場合、ポリアンテス属に属する植物であるチューベロー
スの花等の一部を外植片として、Linsmaier−
Skoogの基本培地に植物ホルモンとして10-5Mの
オーキシン及び10-6Mのサイトカイニンを添加し、更
に炭素源として3%のサッカロースを添加した培地を用
いてカルスを誘導した後、継代培養を行い、さらに上記
カルス培養培地と同様の成分からなる液体培地を用いて
振とう培養する。その後、培養液をロータリーエバポレ
ーターなどを用いて濃縮し、濃縮液にエタノール、アセ
トン等の溶媒を加え、得られる沈殿物を凍結乾燥し、T
PSを分離、取得する。
【0024】このような酸性多糖類の配合割合は、通
常、化粧料の0.0001〜10重量%とすることが好
ましく、より好ましくは0.001〜5%重量%とす
る。配合割合が0.0001重量%未満では、その効果
が十分に発揮されないので好ましくない。
【0025】また、本発明の化粧料には、NMF成分で
あるカルボン酸、アミノ酸及び尿素のうち、少なくとも
1つを含有させることができ、これによっても保湿効
果、柔軟効果を向上させることができるので好ましい。
【0026】ここで、カルボン酸としては、種々のモノ
カルボン酸、あるいはジ又はトリカルボン酸などの多価
カルボン酸を使用することができるが、中でもコハク
酸、リンゴ酸、酒石酸等のジカルボン酸、クエン酸等の
トリカルボン酸を含有させることが好ましく、特にコハ
ク酸を含有させることが好ましい。
【0027】また、アミノ酸としては、H2N(CH2
nCOOH(n=3〜9)やリジン、ヒスチジン、アル
ギニン、オルニチン、カナバニン、グルタミン酸、アス
パラギン酸、セリン、アラニン、グリシン、ロイシン、
イソロイシン、プロリン、スレオニン、バリン、メチオ
ニン、シスチン、システイン、ハイドロキシプロリン等
アミノ酸及びその塩類をあげることができ、中でもリジ
ン、ヒスチジン、アルギニン等の塩基性アミノ酸が好ま
しく、特に、柔軟効果の点からアルギニンが好ましい。
また、塩基性アミノ酸の配合割合は、前述の化粧料のベ
タインとの含有比が重量比で塩基性アミノ酸:ベタイン
=1:0.01〜99とすることが好ましい。
【0028】本発明には必要に応じてさらに他の保湿
剤、増粘剤、防腐剤、界面活性剤、油分、酸化防止剤、
キレート剤、紫外線吸収剤、粉体、色素、薬効成分、香
料、エタール、精製水等を本発明の効果を妨げない範囲
で含有させることができる。
【0029】また、本発明の化粧料は、剤型について特
に制限はなく、化粧水、乳液、クリーム、パック剤、ジ
ェリー、ファンデーション等に形成することができる。
また、均一溶液系、乳化系、2層系等の種々の相態様に
することができる。この場合、製造方法は常法によるこ
とができる。
【0030】
【作用】ベタインとカラギーナンとを共に含有する本発
明の化粧料は、保湿効果及び柔軟効果が、それらを単独
で含有する場合に比べて著しく向上したものとなる。
【0031】また、本発明で使用するカラギーナンは皮
膚本来のpHである4.0〜6.0程度の弱酸性領域に
おいても、また化粧料中にベタインその他の成分が高濃
度で含まれている場合でも、安定的に高い増粘作用を示
すので、本発明の化粧料は所望の粘度に調整することが
できる。また、カラギーナンを含有することにより、し
っとり感、すべすべ感、あるいは滑らかさという使用感
も大きく向上し、さらにはそれらの効果が長時間持続す
るようになる。
【0032】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて具体的に説
明する。
【0033】実施例1及び比較例1、2 表1の成分を常法により配合し、実施例及び比較例の化
粧水を製造した。
【0034】そして得られた化粧水の柔軟効果を次のよ
うにして評価した。まず、ヒトの前腕を石鹸洗浄後、タ
クタイルセンサーにて振動周波数を測定し(温度22
℃、湿度75%)、次に化粧水を塗布量5μm/cm2
で塗布し、1時間放置後再び振動周波数を測定し、塗布
前後の周波数変化を求めた。
【0035】この結果を表1に示す。同表において、周
波数変化がマイナスに大きいほど柔軟効果が大きいこと
を示している。この結果から、ベタイン0.70重量%
とカラギーナン0.25重量%を含有する実施例1の化
粧水は、ベタイン又はカラギーナンを含有しない比較例
の化粧水に比べて大きな柔軟効果を有することがわか
る。
【0036】
【表1】 (単位:重量%) 実施例1 比較例1 比較例2 ベタイン*a 0.07 − 0.70 ι-カラギーナン*b 0.20 0.25 − κ-カラギーナン*c 0.05 − − TPS 2.00 2.00 2.00 アルギニン 1.00 1.00 1.00 コハク酸 1.00 1.00 1.00 グリセリン 5.00 5.00 5.00 リン酸1水素2ナトリウム 1.00 1.00 1.00 尿素 1.00 1.00 1.00 精製水 ハ゛ランス ハ゛ランス ハ゛ランス pH 4.0 4.0 4.0 周波数変化値(Hz) -155 -32 -58 (注)*a グリシンベタイン、旭化成工業(株)製 アミノコート *b ι−カラギーナン、三菱レイヨン(株)製 ソアギーナMV320 *c κ−カラギーナン、三菱レイヨン(株)製 ソアギーナMV101 実施例2〜16、比較例3〜11 表2〜表4の成分を常法により配合し、実施例及び比較
例の化粧水を製造した。
【0037】そして、得られた化粧水の初期pHを測定
した。また、その化粧水の使用感を、(i) しっとり感、
(ii)すべすべ感、(iii) 滑らかさ、(iv)べとつきのな
さ、(v) 平滑化効果について、専門パネラー20人が顔
面へ適用した場合の良否の判定に基づき、次の評価基準
により4段階(◎、○、△、×)に評価した。さらに、
(vi)すべすべ感持続性、(vii) 滑らかさ持続性について
も同様に専門パネラーによる判定に基づき、次の基準に
したがって4段階に評価した。この結果を表5〜表7に
示す。
【0038】[使用感評価基準] ◎:15〜20人が使用感良好と判定 ○:10〜14人が使用感良好と判定 △:5〜9人が使用感良好と判定 ×:4人以下が使用感良好と判定 [持続性評価基準] ◎:15〜20人が使用感の持続性有りと判定 ○:10〜14人が使用感の持続性有りと判定 △:5〜9人が使用感の持続性有りと判定 ×:4人以下が使用感の持続性有りと判定
【0039】
【表2】 成分 実施例 (重量%) 2 3 4 5 6 7 8 9 κ-カラキ゛ーナン 0.20 − − 0.20 0.20 0.05 − 0.05 ι-カラキ゛ーナン − 0.20 − 0.05 − 0.20 0.20 − λ-カラキ゛ーナン − − 0.20 − 0.05 − 0.05 0.20キサンタンカ゛ム − − − − − − − −ローカストヒ゛ーンカ゛ム − − − − − − − − グァーガム − − − − − − − − キトサン − − − − − − − − ペクチン − − − − − − − − アルギン酸ソータ゛ − − − − − − − −ヒト゛ロキシエチルセルロース − − − − − − − −カルホ゛キシヒ゛ニルホ゜リマー − − − − − − − − グリセリン 1.00 1.00 1.00 1.00 1.00 1.00 1.00 1.00 尿素 0.50 0.50 0.50 0.50 0.50 0.50 0.50 0.50 ベタイン 0.35 0.35 0.35 0.35 0.35 0.35 0.35 0.35 コハク酸 0.50 0.50 0.50 0.50 0.50 0.50 0.50 0.50リン 酸1水素2ナトリウム 1.00 1.00 1.00 1.00 1.00 1.00 1.00 1.00 エタノール 4.00 4.00 4.00 4.00 4.00 4.00 4.00 4.00精製水 ハ゛ランス ハ゛ランス ハ゛ランス ハ゛ランス ハ゛ランス ハ゛ランス ハ゛ランス ハ゛ランス 合計 100 100 100 100 100 100 100 100
【0040】
【表3】 成分 実施例 (重量%) 10 11 12 13 14 15 16 κ-カラキ゛ーナン − − − 0.05 0.05 0.05 0.05 ι-カラキ゛ーナン 0.05 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 λ-カラキ゛ーナン 0.20 − − − − − −キサンタンカ゛ム − 0.05 − − − − − ローカストヒ゛ーンカ゛ム − − 0.05 − − − − グァーガム − − − − − − − キトサン − − − − − − − ペクチン − − − − − − − アルギン酸ソータ゛ − − − − − − − ヒト゛ロキシエチルセルロース − − − − − − − カルホ゛キシヒ゛ニルホ゜リマー − − − − − − − グリセリン 1.00 1.00 1.00 1.00 1.00 1.00 1.00 尿素 0.50 0.50 0.50 0.50 0.50 0.50 0.50 ベタイン 0.35 0.35 0.35 0.10 0.50 1.00 2.00 コハク酸 0.50 0.50 0.50 0.50 0.50 0.50 0.50リン 酸1水素2ナトリウム 1.00 1.00 1.00 1.00 1.00 1.00 1.00 エタノール 4.00 4.00 4.00 4.00 4.00 4.00 4.00精製水 ハ゛ランス ハ゛ランス ハ゛ランス ハ゛ランス ハ゛ランス ハ゛ランス ハ゛ランス 合計 100 100 100 100 100 100 100
【0041】
【表4】 成分 比較例 (重量%) 3 4 5 6 7 8 9 10 11 κ-カラキ゛ーナン − − − − − − − − 0.05 ι-カラキ゛ーナン − − − − − − − − 0.20 λ-カラキ゛ーナン − − − − − − − − −キサンタンカ゛ム 0.20 − − − − − − − −ローカストヒ゛ーンカ゛ム − 0.20 − − − − − − − グァーガム − − 0.20 − − − − − − キトサン − − − 0.20 − − − − − ペクチン − − − − 0.20 − − − − アルギン酸ソータ゛ − − − − − 0.20 − − −ヒト゛ロキシエチルセルロース − − − − − − 0.20 − −カルホ゛キシヒ゛ニルホ゜リマー − − − − − − − 0.20 − グリセリン 1.00 1.00 1.00 1.00 1.00 1.00 1.00 1.00 1.00 尿素 0.50 0.50 0.50 0.50 0.50 0.50 0.50 0.50 0.50 ベタイン 2.00 2.00 2.00 2.00 2.00 2.00 2.00 2.00 − コハク酸 0.50 0.50 0.50 0.50 0.50 0.50 0.50 0.50 0.50リン 酸1水素2ナトリウム 1.00 1.00 1.00 1.00 1.00 1.00 1.00 1.00 1.00 エタノール 4.00 4.00 4.00 4.00 4.00 4.00 4.00 4.00 4.00精製水 ハ゛ランス ハ゛ランス ハ゛ランス ハ゛ランス ハ゛ランス ハ゛ランス ハ゛ランス ハ゛ランス ハ゛ランス 合計 100 100 100 100 100 100 100 100 100
【0042】
【表5】 実施例 2 3 4 5 6 7 8 9 初期pH 4.40 4.40 4.40 4.41 4.40 4.39 4.40 4.40 しっとり感 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ すべすべ感 ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ 滑らかさ ○ ○ ○ ○ ○ ◎ ○ ○ べとつきのなさ ◎ ◎ ◎ ○ ○ ◎ ○ ○ 平滑化効果 ○ ○ ○ ○ ○ ◎ ○ ○ すべすべ感持続性 ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ 滑らかさ持続性 ○ ○ ○ ○ ○ ◎ ○ ○
【0043】
【表6】 実施例 10 11 12 13 14 15 16 初期pH 4.41 4.40 4.41 4.36 4.42 4.44 4.47 しっとり感 ○ ○ ○ ○ ◎ ◎ ◎ すべすべ感 ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ 滑らかさ ○ ○ ○ ○ ◎ ◎ ○ べとつきのなさ ○ ○ ○ ◎ ◎ ○ ○ 平滑化効果 ○ ○ ○ ◎ ◎ ◎ ◎ すべすべ感持続性 ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ 滑らかさ持続性 ○ ○ ○ ○ ◎ ◎ ○
【0044】
【表7】 比較例 3 4 5 6 7 8 9 10 11 初期pH 4.40 4.38 4.34 4.40 4.43 4.45 4.44 4.40 4.20 しっとり感 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ △ すべすべ感 △ △ △ △ △ △ × △ ◎ 滑らかさ △ △ △ △ △ △ × △ ○ べとつきのなさ △ △ △ △ △ △ × △ ◎ 平滑化効果 △ △ △ × △ △ △ × △ すべすべ感持続性 × × × × × × × × × 滑らかさ持続性 × × × × × × × × × この結果、カラギーナンを含有しない比較例3〜10
は、すべすべ感、滑らかさ、べとつきのなさ、平滑化効
果について、劣っており、またベタインを含有しない比
較例11はしっとり感、平滑化効果が劣っているが、本
発明の実施例は、しっとり感、すべすべ感、滑らかさ、
べとつきのなさ、平滑化効果のいずれについても良好で
あり、さらにそれらの持続性もすぐれていることがわか
る。
【0045】参考例1 本発明で使用するカラギーナンの増粘作用のpH依存性
を調べるために、ι−カラギーナン(三菱レイヨン社
製、ソアギーナMV320)が1重量%水溶液となるよ
うに、pH4、pH7、pH9の各緩衝液(70℃)に
徐々に添加し、撹拌溶解後、室温における粘度とpHと
を測定した。なお、pH4の溶液の調製には5mMコハ
ク酸緩衝液を使用し、pH7の溶液の調製には5mMリ
ン酸緩衝液を使用し、pH9の溶液の調製には5mMホ
ウ酸緩衝液を使用した。また、カラギーナンに代えて、
水溶性増粘剤として一般に使用されているキサンタンガ
ム(三栄化学工業(株)製、ネオソフト)、カルボキシ
ビニルポリマー(B.F.G.社製、カーボポール)を
使用し、同様に粘度とpHとを測定した。結果を図1に
示す。図中の数値はpHの測定値である。
【0046】図1から、ι−カラギーナンの水溶液は、
他の増粘剤の水溶液に比べて、皮膚に好ましいpH4〜
6、特にpH4〜5の酸性領域で高粘度となることがわ
かる。したがって、カラギーナンを使用する本発明の化
粧料は、皮膚に好ましいpH領域において所望の粘度に
増粘でき、良好な使用感を達成できることがわかる。
【0047】参考例2 本発明で使用するカラギーナンの増粘作用と使用感を他
の種々の増粘剤と比較するために、表8の評価用組成物
を表9の各種増粘剤を使用して調製し、それらの粘度を
測定した。また専門パネラーによりそれらの使用感を前
述と同様に4段階に評価した。なおこの場合、使用感
は、前述の(i) しっとり感、(ii)すべすべ感、(iii) 滑
らかさ、(iv)べとつきのなさ、(v) 平滑化効果の総合評
価とした。また、調製した組成物の粘度を測定した(温
度25℃、12rpm、60秒)。これらの結果を表9
に示す。
【0048】
【表8】評価用組成物 (重量%) コハク酸 1.55 アルギニン 2.00 95%エタノール 5.00 増粘剤 0.40 精製水 バランス pH 4.0
【0049】
【表9】 増粘剤 粘度(cps) 使用感 カラギーナン(κ)*1 10000以上 ○ 〃 (ι)*2 2900 ○ 〃 (ι)*3 4420 ○ 〃 (ι)*4 6890 ○ 〃 (ι)*5 5250 ○ キサンタンガム *6 1300 △ 〃 *7 1300 △ 〃 *8 1100 △ ローカストビーンガム *9 50 △ 〃 *10 20 △ 〃 *11 30 △ 〃 *12 90 △ グァーガム *13 50 △ 〃 *14 40 △ キトサン *15 10 △ ペクチン *16 50 △ アルギン酸ソーダ *17 20 △ ヒドロキシエチルセルロース *18 60 × ヒドロキシプロピルセルロース *19 30 × カルボキシビニルポリマー *20 30 △ アクリル酸系樹脂 *21 5 △ (注) *1 ソアギーナMV101、三菱レイヨン(株)製、 *2 ソアギーナMV220、三菱レイヨン(株)製、 *3 ソアギーナMV201、三菱レイヨン(株)製、 *4 ソアギーナMV320、三菱レイヨン(株)製、 *5 ソアギーナMV330、三菱レイヨン(株)製、 *6 KELTOROL、大日本製薬(株)製 *7 ネオソフトXK、三栄化学工業(株)製 *8 エコーガムT、大日本製薬(株)製 *9 Genugum RL−200J、コペンハーゲン
ペクチンファクトリー社製 *10 Meyprodyn200、メイホール(株)製 *11 Meypro−LBG、メイホール(株)製 *12 ソアローカストA200、三菱レイヨン(株)製 *13 Meyprogat 120、メイホール(株)製 *14 Jagur C−13S、ローヌプラン(株)製 *15 SK−10、甲陽ケミカル(株)製 *16 Genupectin typeVIS、コペンハ
ーゲンペクチンファクトリー社製 *17 君津(株)製 *18 850K、ダイセル(株)製、 *19 NISSOH(株)製 *20 カーボポール941、B.F.G.社製 *21 PEMULEN TR−2、BF GOODRIC
H社製 表9の結果から、評価用組成物においてカラギーナンは
優れた増粘作用を発揮していることがわかる。特に、ι
−カラギーナンの増粘作用が優れていることがわかる。
【0050】
【発明の効果】本発明の化粧料によれば、保湿効果と、
しっとり感、すべすべ感、あるいは滑らかさという使用
感とを共に向上させることができ、さらにそれらの持続
性も向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】各増粘剤のpHと粘度の関係図である

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベタインとカラギーナンとを含有するこ
    とを特徴とする化粧料。
  2. 【請求項2】 ベタインの含有割合が0.01〜10重
    量%であり、カラギーナンの含有割合が0.01〜10
    重量%であり、pHが4.0〜6.0である請求項1記
    載の化粧料。
  3. 【請求項3】 ポリアンテス属に属する植物のカルス培
    養物由来の酸性多糖類を含有する請求項1又は2記載の
    化粧料。
  4. 【請求項4】 カルボン酸、アミノ酸及び尿素を含有す
    る請求項1〜3のいずれかに記載の化粧料。
  5. 【請求項5】 アミノ酸として、塩基性アミノ酸を含有
    する請求項4記載の化粧料。
  6. 【請求項6】 塩基性アミノ酸とベタインとの含有比が
    重量比で1:0.01〜99である請求項5記載の化粧
    料。
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