JPH08916A - 塗料粕の乾燥方法 - Google Patents

塗料粕の乾燥方法

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Publication number
JPH08916A
JPH08916A JP6158083A JP15808394A JPH08916A JP H08916 A JPH08916 A JP H08916A JP 6158083 A JP6158083 A JP 6158083A JP 15808394 A JP15808394 A JP 15808394A JP H08916 A JPH08916 A JP H08916A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paint
vacuum dryer
paint dregs
sludge
dregs
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6158083A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiichiro Ishii
喜一郎 石井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daihatsu Motor Co Ltd
Original Assignee
Daihatsu Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daihatsu Motor Co Ltd filed Critical Daihatsu Motor Co Ltd
Priority to JP6158083A priority Critical patent/JPH08916A/ja
Publication of JPH08916A publication Critical patent/JPH08916A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Treatment Of Sludge (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 粘着性のある塗料粕を脱水して乾燥させる。 【構成】 バキュームドライヤー6に塗料粕と汚泥を投
入し、減圧状態で撹拌しながら加熱して乾燥させる。塗
料粕は乾燥して粉末状態になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車や家庭電化製品な
どを塗装ブース中で塗装した際に発生する粘着性のある
塗料粕を脱水させて乾燥させる方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】自動車の中塗り塗装や上塗り塗装は塗装
ブース中で行なわれる。塗装ブース中では塗料はスプレ
ーにより車体に塗布されるが、スプレーされた塗料のう
ち自動車に塗膜として付着する塗着率は30〜80%程
度であり、残りは塗料ミストとして空気中に放出され
る。塗装ブース内では一般に天井から下方に向って空気
が流され、その飛散した塗料ミストは塗装ブースの下部
に収容された洗浄水により塗料粕として捕集される。捕
集された塗料粕は、洗浄水とともにバキュームカーで吸
引したり、洗浄水に浮上させてすくい取るなどの方法に
より取り出し、廃棄処理を行なっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】洗浄水から回収した塗
料粕は含水率が80%以上に達することがあり、処理量
が多くなって能率が悪い。そこで、洗浄水から回収した
塗料粕の含水率を下げるために、真空乾燥機に入れて脱
水させて乾燥する方法が考えられる。しかし、塗料粕は
粘着性が高く、真空乾燥機に入れて撹拌しながら脱水を
進めていくと、塗料粕同士が結合して粘着性が高くなっ
ていき、ついには全体が1つの塊となって撹拌できなく
なる。そこで、本発明はこのような粘着性のある塗料粕
を脱水して乾燥させる方法を提供することを目的とする
ものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明では、粘着性のあ
る塗料粕に汚泥を混ぜ、真空乾燥機中で撹拌しながら加
熱して脱水させる。塗料粕に混ぜる汚泥は一般排水処理
汚泥、自動車の電着塗装工程で発生する電着塗装汚泥、
化成スラッジなどである。電着塗装汚泥は電着塗装後の
液を珪藻土のフィルタで濾過し、珪藻土とともに汚泥と
して処理されるものである。洗浄水から回収した塗料粕
に混ぜる汚泥はどのような状態でもよく、また、その量
は塗料粕の重量以上にするのが好ましい。
【0005】
【作用】真空乾燥機に塗料粕と汚泥を入れ、撹拌しなが
ら減圧状態とし、加熱して塗料粕中の水分を蒸発させて
いくと、撹拌によって小さい塊状態となった塗料粕の周
囲に汚泥が付着し、塗料粕どおしの結合が妨げられて粉
末状で乾燥させられる。
【0006】
【実施例】図1から図4によりこの発明の実施に用いる
真空乾燥装置の一例を示す。図1は装置全体の平面図、
図2は塗料粕タンクと汚泥ホッパー部分を示す正面図、
図3はバキュームドライヤー部分を示す正面図、図4は
バキュームドライヤーと乾燥した塗料粕粉末を収容する
乾物バンカー部分を示す正面図である。
【0007】汚泥ホッパー1は、一般排水処理汚泥、自
動車の電着塗装工程で発生する電着塗装汚泥、化成スラ
ッジなどの汚泥を上部から入れることができるようにそ
の上部に蓋により開閉される開口が設けられており、脱
水した状態の汚泥が入れられる。塗料粕タンク3は、塗
料粕を上部から入れることができるように上部に蓋によ
り開閉される開口が設けられており、塗装ブースの洗浄
水から回収された含水率の高い塗料粕が入れられる。汚
泥ホッパー1の下部には汚泥取出し口が設けられ、その
汚泥取出し口とバキュームドライヤー6の上部との間に
は汚泥投入ライン2が設けられ、汚泥投入ライン2には
汚泥ホッパー1側に汚泥を送り出す圧送式ポンプ2aが
設けられ、バキュームドライヤー6側にはバキュームド
ライヤー6へ投入する汚泥の量を調節するために電動バ
ルブ5aが設けられている。塗料粕タンク3の下部には
塗料粕取出し口が設けられ、その塗料粕取出し口とバキ
ュームドライヤー6の上部との間には塗料粕投入ライン
4が設けられ、塗料粕投入ライン4には塗料粕タンク3
側に塗料粕を送り出す圧送式ポンプ4aが設けられ、バ
キュームドライヤー6側にはバキュームドライヤー6へ
投入する塗料粕の量を調節するために電動バルブ5bが
設けられている。
【0008】バキュームドライヤー6は投入された塗料
粕と汚泥を混合しながら減圧状態で加熱して乾燥させる
ためのものであり、内部に撹拌器を備えている。6はそ
の撹拌器の回転軸、6bはその回転軸を回転させるモー
タである。バキュームドライヤー6内を10mmHg程
度の減圧状態まで吸引し、かつ蒸発してきた水を凝縮し
て除去するために、真空ポンプ7によりバキュームドラ
イヤー6内を排気する排気流路に集塵器17と凝縮器1
2が設けられている。蒸発してきた水分を凝縮器12で
凝縮させるために、冷却水循環ポンプ11を有し、クー
リングタワー10で冷却された水を凝縮器12との間で
循環させる冷却水循環ラインが設けられている。14は
凝縮器12で集められた水を排水する排水ポンプであ
る。
【0009】バキュームドライヤー6内を90℃程度に
加熱するために、図示されていない温水ボイラーと温水
循環ポンプにより、バキュームドライヤー6の壁面には
一定温度に調節された温水が流される。
【0010】バキュームドライヤー6の下部には開閉弁
を有する出口8,9が設けられ、それらの出口8,9の
下側にはベルトコンベア式の乾物コンベア13の一端が
配置され、その乾物コンベア13の他端は乾物バンカー
16へ延びている。バキュームドライヤー6内で加熱さ
れ減圧状態で乾燥させられて粉末状となった塗料粕は、
バキュームドライヤー6の下部の出口8又は9を開ける
ことにより、撹拌器の回転に伴って乾物コンベア13上
に取り出され、乾物バンカー16へ搬送されて収容され
る。
【0011】この実施例のバキュームドライヤー6では
真空度が10mmHg程度まで減圧状態とされ、90℃
程度の温水で加熱されることによって塗料粕に含まれて
いた水分が脱水されて乾燥状態の粉末となる。例えば洗
浄水から回収された状態の塗料粕の含水率が最初80%
程度であったものが、15〜20時間の処理で10〜3
0%程度まで任意に低下させることができる。これによ
り塗料粕の重量が1/3〜1/4まで減少する。本発明
の実施に用いる真空乾燥装置は図に示されたものに限ら
ず、機能として真空乾燥が行なえるものであればよい。
【0012】
【発明の効果】本発明では塗装ブースから回収した塗料
粕に汚泥を混ぜて真空乾燥機で脱水して乾燥させること
により、塗料粕がさらさらの粉末状になって乾燥させる
ことができる。この方法により塗料粕の含水率を10〜
30%程度まで任意に低下させることができるので、塗
料粕の処理量が大幅に減る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施する真空乾燥装置の一例の全体を
示す平面図である。
【図2】同真空乾燥装置の塗料粕タンクと汚泥ホッパー
部分を示す正面図である。
【図3】同真空乾燥装置のバキュームドライヤー部分を
示す正面図である。
【図4】バキュームドライヤーと乾物バンカー部分を示
す正面図である。
【符号の説明】
1 汚泥ホッパー 3 塗料粕タンク 6 バキュームドライヤー 6a 撹拌器の軸 7 真空ポンプ 12 凝縮器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B09B 3/00 C02F 11/12 A

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粘着性のある塗料粕に汚泥を混ぜ、真空
    乾燥機中で撹拌しながら加熱して脱水させることを特徴
    とする塗料粕の乾燥方法。
JP6158083A 1994-06-15 1994-06-15 塗料粕の乾燥方法 Pending JPH08916A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6158083A JPH08916A (ja) 1994-06-15 1994-06-15 塗料粕の乾燥方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6158083A JPH08916A (ja) 1994-06-15 1994-06-15 塗料粕の乾燥方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08916A true JPH08916A (ja) 1996-01-09

Family

ID=15663929

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6158083A Pending JPH08916A (ja) 1994-06-15 1994-06-15 塗料粕の乾燥方法

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JP (1) JPH08916A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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