JPH0891562A - キャップ状物の供給装置 - Google Patents

キャップ状物の供給装置

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JPH0891562A
JPH0891562A JP22754494A JP22754494A JPH0891562A JP H0891562 A JPH0891562 A JP H0891562A JP 22754494 A JP22754494 A JP 22754494A JP 22754494 A JP22754494 A JP 22754494A JP H0891562 A JPH0891562 A JP H0891562A
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JP
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cap
container
groove
hopper
rod
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JP22754494A
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English (en)
Inventor
Hikari Ochi
光 越智
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HARRISON DENKI KK
Toshiba Lighting and Technology Corp
Original Assignee
HARRISON DENKI KK
Harison Denki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 有底筒状のキャップ状物の供給を一定方向
で、かつ、構造も簡単な自動供給装置を提供することを
目的とする。 【構成】 振動発生機構2に取付けたキャップ状物Cを
収容する供給用容器21と、この容器の端縁部に先端部
が臨むキャップ被冠用ロッド31と、このロッド31と
水平移送機構4との間を往復動するキャップ状物の受渡
機構6と、上記容器21の端縁部の下方に設けられた上
面を開口したキャップ状物のホッパー8A、8Bと、こ
のホッパー8Bの側面開口部86と上記供給用容器21
との間を往復動するキャップ状物の転送機構8とからな
るキャップ状物の供給装置である。 【効果】 キャップ状物を正確に位置決めさせることが
できるとともに、供給に失敗したキャップ状物は自動的
に回収して再供給できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば表示や照明な
どに使用する小形ランプの着色のためバルブに組付けら
れるゴムキャップや、筆記具の先端部を保護するため筆
記具に着脱自在に取付けられるキャップなどの有底筒状
物の自動供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば自動車などの車両用機器、AV
機器等の表示や照明などに使用される小形ランプにおい
ては、識別性を高めるなどのため赤や緑などの発光色を
呈するランプや拡散光を発するランプなど数多くの種類
のものが供されている。そして、これらランプの発光色
や拡散光などを得るためには、バルブのガラス材料に顔
料あるいは屈折率や融点の異なる成分を混入させたり、
バルブの表面に直接着色膜や凹凸膜あるいは微小の凹凸
を形成するなどしてバルブに着色や散光性を付与するよ
うにしていた。
【0003】しかし、このようにしてたとえば種々の発
光色のランプを得るには、色別にガラスバルブを用意し
なければならず、ガラス材質自体を着色する場合はガラ
ス溶融炉を切替えたり増設など設備に多大の費用を要
し、また、塗料塗布による着色の場合は作業場の汚染や
塗料の管理が面倒であるなどの問題がある。さらに、薬
品による光拡散膜の形成は公害問題などがあり、これら
の手段は避けられつつある。
【0004】そこで、最近では着色したり表面に凹凸面
を形成したゴム製のキャップをバルブに被せ、所望の発
光特性を得るようにしている。このキャップは耐熱透光
性を有するシリコンゴムなどからなり、バルブの外形形
状とほぼ同形の先端部が半球状をなす有底筒状で、バル
ブ外面にほぼ密着して装着されるようになっている。こ
のような形態とすることによって、同一品種のランプを
多数個作り、また、種々の色調や散光性を形成した複数
種のキャップを用意しておいて、所望に応じて注文され
たと合致するキャップをバルブに組付けることによっ
て、小形のランプを得るようにしている。したがって、
生産性の低い着色ガラス種からバルブを成型したり塗料
を扱う面倒な被膜形成あるいは公害の問題もなく、ラン
プも同一種のものが大量生産できるのでコストも安価に
なるなどの利点がある。
【0005】そして、このバルブへのキャップの組付け
に際するキャップの自動供給はつぎのようにして行われ
ている。
【0006】このキャップの自動供給装置は、立脚した
周側壁を備えた有底円筒形のキャップ収容用の容器と、
このキャップ容器を振動可能に水平支持した弾性体(板
ばね)および電磁加振器と、上記容器の底面から周側壁
内側面に沿ってある傾斜角をもって配設された螺旋軌道
と、この螺旋軌道の終端部で上記周側壁の上端部に形成
された出口と、この出口に臨み落下時にキャップの方向
を規正する溝部と、この溝部に連設された直進軌道溝お
よび電磁加振器を有する水平移送機構とからなる。 そ
して、キャップの供給装置は、容器を電磁加振器で上下
(0.1mm程度)および周側壁に沿った前後(0.3
mm程度)の各方向に同時に振動(50回ないし60回
/秒程度)させ、この容器内に入れられたゴムキャップ
を振動を利用して幅狭の螺旋軌道を上らせて移送し、キ
ャップが複数個並行していたり、重挿されていたりある
いは斜行しているものを螺旋軌道から落下させて、螺旋
軌道上の終端近くではゴムキャップを一列縦隊に並ばせ
る。この螺旋軌道の終端部に送られてきたゴムキャップ
は、振動と後ろからのゴムキャップの押圧によって出口
で落下し溝部内に移るとともに、このときその姿勢は重
量の重い開口部側が下方となって溝部から直立状態で直
進軌道溝内へと送られる。
【0007】そして、この水平移送機構の直進軌道溝上
に順次送られてきたゴムキャップは電磁加振器の上下左
右の振動によって直立状態で一列に整列して進み、終端
で順次頂部側が真空チャックに吸引されて、別途頂部側
を上にして直立状態で送られてくるランプのバルブにゴ
ムキャップを被せることによって、バルブに所定のゴム
キャップを装着して組付けるようにしている。
【0008】しかし、上記のキャップ自動供給装置は、
ゴムキャップが柔軟性に富み振動を吸収し易く、かつ、
薄肉で重量が軽いためにキャップ収容用の容器内で振動
しにくく、また、表面がねばねばした粘着性を有するの
で複数個が互いに引っ付きあっていて分離されにくいな
ど、移送速度が遅く、また、螺旋移送から直進移送への
送り渡しが円滑に行えないどのことがあった。
【0009】このようなことに対処するためにキャップ
収容用の容器の振動を強くすることを試みたが、強くす
ると溝部内でキャップが不用意に跳び撥ねて直進軌道上
に非整列品(所定の向きでないもの。)が送られ、この
非整列品は組付装置の真空チャックが受け取らないので
組付装置への供給がなされないことがある。
【0010】このような不具合がしばしば起ると、組付
装置の稼働速度に対応してゴムキャップの供給が行われ
ず、組付装置の高速化による生産性の向上が行えない。
【0011】また、組付装置の高速化に対応する供給能
力を得るためには、複数台の供給装置を用いることも考
えられるが、その場合には供給装置の増設とともに各供
給装置間の連結機構も複雑な機構となるので、総設備費
用が増大して、結果的にはランプのコストが上昇するこ
とになるので好ましくない。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】これらの問題は上記の
ランプバルブに組付けるキヤップに限らず、筆記具の先
端部を保護するキャップなどを本体に装着する際のキャ
ップの供給装置においても同様である。
【0013】本発明は、一端側に開口部を備えた有底筒
状のキャップ状物の供給を一定方向でできるとともに、
かつ、構造も簡単な自動供給装置を提供することを目的
とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明のキャップ状物の
供給装置は、基台と、この基台上に立脚して設けられた
振動発生機構と、この振動発生機構の上方に設けられた
キャップ状物を収容する収容部およびこの収容部に連接
した溝部を有する供給用容器と、この容器と所定の間隔
を隔てて設けられたキャップ状物の水平移送機構と、上
記容器と上記水平移送機構との間に垂直して設けられ上
記容器溝部の端縁部に先端部が臨むロッドと、上記ロッ
ドと上記水平移送機構との間を往復動するキャップ状物
の受渡機構と;上記容器溝部の端縁部の下方に設けられ
た上面を開口したキャップ状物のホッパーと、このホッ
パーの側面開口部と上記供給用容器との間を往復動する
キャップ状物の転送機構とを具備していることを特徴と
している。
【0015】また、本発明のキャップ状物の供給装置
は、基台と、この基台上に立脚して設けられた振動発生
機構と、この振動発生機構の上方に設けられたキャップ
状物を収容する収容部およびこの収容部に連接した溝部
を有する供給用容器と、この容器と所定の間隔を隔てて
設けられたキャップ状物の水平移送機構と、上記容器と
上記水平移送機構との間に設けられ垂直状態から所定角
度の傾斜状態にまで往復動するとともに傾斜時にその先
端部が上記容器溝部の端縁部に臨むキャップ状物被冠用
のロッドと、上記ロッドと上記水平移送機構との間を略
コ字形の軌跡で往復動するキャップ状物の受渡機構と、
上記容器溝部の端縁部の下方に設けられた上面を開口し
たキャップ状物のホッパーと、このホッパーの側面開口
部と上記供給用容器との間を往復動する略垂直に設けら
れたキャップ状物の転送機構とを具備していることを特
徴としている。
【0016】また、本発明のキャップ状物の供給装置
は、供給用容器に形成された溝部およびこの溝部に対応
して設けられたキャップ状物被冠用のロッドが複数本直
列的に配列されていることを特徴としている。
【0017】さらに、本発明のキャップ状物の供給装置
は、転送機構はホッパーの一部が供給用容器との間を往
復動することを特徴としている。
【0018】
【作用】キャップ状物の供給用容器を振動させることに
よって、キャップ状物は個々に分離してその向きを変え
ながら溝部内を移動して端縁部から落下する際にロッド
の先端部に引っ掛かつて被さり、しかもロッドの先端部
に引っ掛かったキャップ状物は開口部を下方にした一定
の向きで支持される。そして、このキャップ状物は受渡
機構によって順次受け取られて水平移送機構の直進軌道
溝へとそのままの姿勢で移送される。そして、この水平
移送機構の直進軌道溝内には常に方向決めされたキャッ
プ状物が整列した状態で所定量をプールしておくことが
できる。
【0019】また、容器の溝部からロッドに供給されず
ホッパー内に落下したキャップは、ホッパーの一端側に
集め回収され、このホッパーから上記の供給用の容器に
自動的に再供給がなされる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1および図2はキャップ状物たとえばランプの
バルブに被せて取付けるゴムキャップの供給装置を示
し、図1は斜視図、図2は一部断面正面図である。ま
た、図3は供給装置により供給されるゴムキャップで、
(a)は上面図、(b)は一部断面正面図、(c)は下
面図である。
【0021】図中1は装置の基台でこの基台1上には複
数本の支柱11、11が立脚されている。上記支柱1
1、11には振動発生機構として電磁加振器2が取付け
られこの加振器2上には後述するゴムキャップC収容
し、順次供給するための長四角形状の箱形の供給用容器
21が載置されている。この容器21はゴムキャップC
が収容される収容部22とこの収容部22から傾斜面2
3を介し一段下がって形成された複数本たとえば4本の
V形の溝部24、24、…とからなり、溝部24、2
4、…の終端(端縁部)には壁が設けられていない。
【0022】また、3はロッド回動機構で、支柱12に
固着したブラケット34、34に複数本たとえば上記容
器21に対応したキャップ被冠用の4本のロッド31、
31、…を固定させた支持体32の軸33を軸支させ、
支持体32は支柱12に取付けたエアーシリンダ35の
ロッド36と連結した構成となっている。また、各ロッ
ド31、31、…の先端には光センサ37が内装されて
いる。
【0023】また、4は従来と同様な水平移送機構で、
支柱13上には電磁加振器41が取付けられ、この加振
器41上にはゴムキャップCが直立して移送される直進
軌道溝43を有する振動移送体42が設けられた構成と
なっている。なお、44は振動移送体42の終端に設け
たシュート、45は間隙部である。
【0024】また、5はランプLのバルブB根元部分を
挾持するバルブチャックで、ここでは1個のみを示す
が、通常は図示しない回転式のスパイダーあるいは無端
直進式のランプ組付装置に複数個のバルブチャック5、
5、…が取付けられた構成となっている。
【0025】また、6は受渡機構で、支柱14によって
水平スライド板62が支持され、この水平スライド板6
2の上にL字形のブラケット61が載置して取付けら
れ、このブラケット61の垂直側壁には垂直スライド板
63が設けられるとともにこの垂直スライド板63に取
付けられた支持体64には上記ロッド回動機構の4本の
ロッド31、31、…の間隔位置と対応して4本の真空
チャック65、65、…が固定された構成となってい
る。また、68はエアーシリンダ、69はこのシリンダ
68のロッドである。
【0026】また、7は転送用の昇降機構で、基台1上
の基板1Aに取付けられた支柱15、15間に差し渡さ
れた一対のロッドレスシリンダ16、16上をスライド
するブロック体17が装着され、このブロック体17上
に支柱18が立脚している。そして、この支柱18に昇
降シリンダ71が取付けられ、このシリンダ71には支
持台72が固着された構成となっている。
【0027】また、8は転送機構で、上方が開放された
有底長四角状のホッパー8A、8BがL字形に連通する
ように配置してあり、これらホッパー8A、8Bの底面
は図において右方より左方が下がった傾斜面をなしてい
る。このホッパー8Aは左方側面の開口部82には上下
に移動できるシャッタ板83が、底面には上記ロッド上
下機構の4本のロッド31、31、…が挿通する4個の
長孔84、84、…(後述する図4で示す。)が設けら
れている。また、左方のホッパー8Bの右方側面は開放
されていて、左方側面の開口部86には拡開開閉できる
シャッタ板87が設けられている。このシャッタ板87
は容器8Bの側壁の上方に軸支され常時は圧縮スプリン
グ88により開口部86側に押圧され閉じた状態にあ
る。89はシャッタ板87に形成された突起である。
【0028】そして、上記ホッパー8Aは図示しない支
柱などに支持されていて、開口部82を開閉するシャッ
タ板83は支柱19に取付けられたエアーシリンダ95
のロッド96に接続されている。また、このシャッタ板
83は図では閉まっているが、常時は下にさがった開放
された状態にある。また、上記ホッパー8Bは上記の支
柱18に昇降シリンダ71を介し取付けられた支持台7
2上に固定された回転シリンダ97のロッド98上に設
けられた旋回台99に支持されている。
【0029】また、9は上記水平移送機構4と上記ラン
プ組付装置との間に設けられたキャップの受渡・装着装
置で、たとえばここでは1組のエアーシリンダ91と真
空チャック92とからなる。
【0030】また、図3は被冠するバルブの外形形状と
ほぼ同形の先端部が半球状をなす、たとえば耐熱透光性
を有するシリコンゴムからなる緑色に着色された外径が
約4mm、長さが約6mmの有底筒状のゴムキャップC
で、その開口部C1側の周縁の肉厚は先端部に比べて厚
肉に形成されている。
【0031】つぎに、このゴムキャップCの供給装置の
動作について説明する。まず、収容体を構成する長四角
形状の供給用容器21内の収容部22に上記のゴムキャ
ップC、C、…を多数個入れる。
【0032】そして、電源スイッチ(図示しない。)を
投入することによって電磁加振器2および41を連続的
または断続的に動作させ、これら加振器2および41上
に載置された容器21および振動移送体42に上下およ
び水平方向の振動を与える。この容器21の振動によっ
て、容器21の収容部22内に収容されたゴムキャップ
C、C、…にも振動が伝わりゴムキャップC、C、…の
位置や状態が刻々と変化する。そして、ゴムキャップ
C、C、…は収容部22から傾斜面23、23、…へと
滑って移動していき、収容部22から一段下がった4本
のV形の溝部24、24、…へと小刻みに移動しながら
入っていく。この溝部24、24、…の幅はゴムキャッ
プCの外径より少々大きい程度であるので、溝部24、
24、…内においてゴムキャップC、C、…は縦列する
状態で並ぶ。
【0033】一方、ロッド回動機構3は、支柱12に取
付けたエアーシリンダ35を作動させロッド36を上昇
させると、キャップ被冠用の4本のロッド31、31、
…を固定させた支持体32は両端が軸支された軸33を
中心として図2で示す所定のα度(鎖線は傾斜状態を示
す。)回動しロッド31、31、…は傾斜する。この最
大傾斜した位置をロッド31、31、…の先端が容器2
1の溝部24、24、…の端縁部より少々下がった所に
合わせておけば、V形の各溝部24、24、…内を開口
部Ca側を前にして移動してきたゴムキャップC、C、
…は溝部24の端縁部より落下するとき開口部Caが下
方となっているので、溝部24端縁部の近傍にロッド3
1があればこのロッド31に被さる。このときゴムキャ
ップC頂部側の閉塞部が前であると、落下してきたゴム
キャップCはロッド31に当たり弾かれホッパー8A内
に入る。
【0034】そして、ロッド31の先端部にゴムキャッ
プCが被さったことを光センサ37が検知し、4本のロ
ッド31、31、…にゴムキャップC、C、…が被さっ
た信号を受けると(これは4本の全ロッドに限らず、所
定数のロッドたとえば3本のロッドにゴムキャップが被
さったのを検知して)エアーシリンダ35が作動し、支
持体32の傾斜が解けロッド31、31、…が回動して
直立した元の位置に戻る。
【0035】このロッド31、31、…が元の位置に来
たのを検知すると、受渡機構6の垂直スライド板63が
下降してきて、この垂直スライド板63に取付けられて
いる支持体64に設けられた真空チャック65、65、
…が上記ロッド31、31、…の先端部と対峙する。そ
こで、4個の真空チャック65、65、…の開閉弁(図
示しない。)を真空に切替えると各真空チャック65、
65、…は各ロッド31、31、…上のゴムキャップ
C、C、…を吸引し保持する。
【0036】つぎに、この吸引状態のまま垂直スライド
板63を上方の元の位置に戻すとともに水平スライド板
62を図において右方へ進出させて、各真空チャック6
5、65、…を水平移送機構4上側の振動移送体42の
直進軌道溝43の真上の位置にまで水平移動させ、つぎ
に、再び垂直スライド板63を降下させて各真空チャッ
ク65、65、…が直進軌道溝43に近付いたら真空系
路を閉じ大気を入れると保持されていたゴムキャップ
C、C、…は開口部Caを下にして直進軌道溝43上に
落ち載置される。
【0037】この水平移送機構4は常時あるいは断続的
に動作する電磁加振器41を有しているので、直進軌道
溝43上に載置されているゴムキャップC、C、…は図
1において右方へと進む。
【0038】また、上記の各真空チャック65、65、
…は垂直スライド板63が作動することによって上方に
引上げら、続いて、水平スライド板62を図2において
左方へ移動させれば元の位置に戻り、上述したと同様な
動作を繰返しする。(すなわち、矢印のコ字形の往復運
動をなす。) また、このようにして直進軌道溝43に供給されたゴム
キャップC、C、…は開口部Ca側が溝43上に載置さ
れた直立状態で先端部方向(矢印X)に順次水平移送さ
れ、上記の受渡機構6の稼働によって一部のロッド31
にゴムキャップCが被らなかったとしてもとぎれること
なく供給され、この直進軌道溝43はゴムキャップCの
一時的な貯蔵場所としての働きもなす。なお、振動移送
体42上において横転するなど直進軌道溝43内に正し
く入らなかったゴムキャップCは終端に設けた間隙部4
5を通過する際に間隙部45からシュート44に滑り落
ち落下して除去される。
【0039】また、この直進軌道溝43内を移動してそ
の端部に到達したゴムキャップCは、ランプ組付装置と
同期する受渡・装着装置9によってバルブチャック5に
挾持されたランプLのバルブBに取付けられる。
【0040】すなわち、受渡・装着装置9の構成および
動作は上記の受渡機構6とほぼ同じで、直進軌道溝43
内の端部に到達したゴムキャップCは上方より下降して
くる真空チャック92によって吸引保持され、上方へ上
がったのち水平移動してバルブBの上方から下降してバ
ルブBの頂部側からゴムキャップCを被せ取付けるもの
であり、この動作も繰り返し行われる。
【0041】なお、このときバルブBの頂部側に空気な
どが残り、ゴムキャップCの開口部CaがバルブBの基
端部にまで達しないものが発生する場合は、ランプ組付
装置においてキャップCの取付け位置の次位置などにキ
ャップCを挾んで掴み押し下げるようなキャップCの押
込み機構を設けてもよい。
【0042】つぎに、転送機構8および転送機構の昇降
機構7の動作について図4(a)〜(e)を参照して説
明する。
【0043】上記容器21の溝部24、24、…の端縁
部より頂部側の閉塞部が前にきたりロッド31に被さら
ずにホッパー8A内に落下したゴムキャップC、C、…
は、底面が傾斜面81をなすホッパー8A内を滑って左
方側面の開口部82から、L字形に曲がって連通するよ
う右方側面が開口されているホッパー8B内に転がり込
み同様に底面が傾斜面86を滑ってシャッタ板87で遮
られた左方の箇所に溜められる。
【0044】そして、所定の時間が経過したりあるいは
ホッパー8Bの左方に設けたセンサ(図示しない。)が
ホッパー8B内のゴムキャップC、C、…の溜まりが一
杯になったのを検知するなどすると信号を発し、エアー
シリンダ95を作動させてロッド96を上方に突出させ
てロッド96に接続されているホッパー8Aの左方側面
の開口部82のシャッタ板83を閉める。
【0045】つぎに、基台1上の基板1aに取付けられ
た一対のロッドレスシリンダ16、16を作動させて支
柱18を立脚してあるブロック体17を左方にスライド
させる。(図4(b)) つぎに、昇降シリンダ71を作動させて支持台72を上
方に移動させると、支持台72上に回転シリンダ97の
ロッド98および旋回台99を介し支持されたホッパー
8Bも上昇する。(図4(c)) つぎに、回転シリンダ97を動作させて90度回動させ
てホッパー8Bの開口部86側が容器21の上方に位置
するようにする。(図4(d)) つぎに、受渡機構6のブラケット61に設けたエアシリ
ンダ68を作動させそのロッド69を突出させてシャッ
タ板87上方の突起89を押圧する。この突起89の押
圧によりシャッタ板87は軸支点を中心として下方が開
きホッパー8B内のゴムキャップC、C、…は開口部8
6から容器21内へと落下していき、容器21内に収容
される。(図4(e)) つぎに、エアシリンダ68の作動を停止させロッド69
を元の位置に戻すと、シャッタ板87の下方は圧縮スプ
リング89によつて元に戻り開口部86を閉塞する。
【0046】その後は、上記と逆の動作(図4(d)→
(c)→(b)→(a))を経て元の状態に戻り、次回
の同様の作動まで待機し、容器21の溝部24、24、
…からロッド31、31、…に供給されずホッパー8A
内に落下したゴムキャップC、C、…の再供給をなす。
【0047】なお、上記の振動機構の動作タイミング、
受渡機構のタイミングや水平移動距離などゴムキャップ
の取出機構を成す各機構は、ランプ組付装置の稼働速度
に対応させて各動作条件を調整可能に構成されている。
また、各部機構間の連係はセンサやタイマーなどからの
信号を介し制御装置(図示しない。)が制御することに
よって行われることはいうまでもない。
【0048】このような、ゴムキャップの供給装置によ
れば、ゴムキャップの供給用容器を振動させることによ
って、キャップは個々に分離してその向きを変えながら
移動して容器から落下する際にロッドの先端部に被さ
り、このロッドの先端部に引っ掛かったキャップは開口
部を下方にした一定の向きでロッドに支持される。そし
て、このキャップはロッド位置と水平移送機構との間を
コ字形に移動する受渡機構によって順次受け取られて水
平移送機構の直進軌道溝へと移送され、この水平移送機
構の直進軌道溝内には常に方向決めして整列した状態
で、所定量のキャップをプールしておくことができる。
【0049】また、供給用容器の溝部からロッドに供給
されずホッパー内に落下したゴムキャップは、ホッパー
の一端側に集め回収され、このホッパーから上記の供給
用の容器に自動的に再供給がなされる。
【0050】したがって、ゴムキャップの供給にあたり
ゴムキャップを正確に位置決めさせることができるとと
もに、一度供給用の容器に入れたゴムキャップはキャッ
プの進行方向が適正でなかったりしても回収され、再
度、再供給の手間など人手を煩わすことなく自動的にラ
ンプに供給できる。よって、ランプ保持装置の高速化に
対応してゴムキャップの供給は順調に行われ、生産性の
向上がはかれる。
【0051】また、上記実施例のゴムキャップはその開
口部側が厚肉であって、キャップの重心が開口部寄りに
くるので開口部を下にして直立し易いとともに、バルブ
への取付けに際して装着し易いという利点があるが、本
発明は全体がほぼ等しい肉厚のキャップであっても実施
可能である。
【0052】なお、本発明は上記実施例の機構や構造に
限定されるものではない。たとえば上記実施例ではキャ
ップの供給用容器や移送用に振動を付与する振動発生機
構として、電磁加振器を用いたが、これに限らずスライ
ド板を回転円盤とリンクとを用いて往復運動させたり、
スライド板を偏心カム、ばねなどを用い往復運動させる
など機械的に振動を発生する加振器であってもよい。
【0053】また、ロッド回動機構に設けるロッドの数
も4本に限らず、1本以上何本でもよく、その数は対象
品、大きさや生産数量などに応じて適宜決めればよい。
また、このロッドの先端のセンサは必須のものではな
く、一定時間や周期で動作を繰り返す場合などには不要
である。また、このロッドは回動して往復動作するもの
に限らず、ロッドが上下往復して動作する機構のもので
会ってもよい。
【0054】また、昇降機構や受渡機構の上下昇降手段
はエアシリンダに限らず、電磁シリンダあるいはカムや
レバーを使用した機械的な手段であってもよい。
【0055】また、受渡機構のキャップを支持するチャ
ックは真空チャックに限らず、他の手段であってもよ
く、筆記具のキャップのように合成樹脂や金属などの硬
質製の場合は挾着爪によるチャックなどであっても差支
えない。
【0056】また、ホッパーやホッパーに設けたシャッ
タの構成も実施例のものに限らず、供給用容器の端縁部
から落下してきたキャップ状物を一時的に蓄えられるも
のであればよい。
【0057】また、ホッパーから供給用の容器にキャッ
プを返送する手段も実施例のものに限らず、たとえば垂
直方向に回転する無端ベルトなどに受皿を設け、この受
皿がホッパーの終端開口部に臨み開口部から流れてくる
キャップをこの受皿で受けて収容し、受皿が上方に上が
ったときに受皿を傾けるなどしてキャップを上方にある
供給用の容器内に戻すような構成としてもよい。
【0058】また、受渡機構はコ字形に往復動するもの
に限らず、円弧状に往復動するものなどであってもよ
い。
【0059】さらに、有底筒状のキャップ状物としては
ランプのバルブに被冠するゴムキャップに限らず、筆記
具にキャップを装着する作業などに際しても本供給装置
を適用できることはいうまでもない。
【0060】
【発明の効果】以上の構成を有する本発明は、キャップ
状物の供給にあたりキャップを正確に位置決めさせるこ
とができるとともに、一度供給用の容器に入れたキャッ
プ状物は再供給の手間など人手を煩わすことなく自動的
に供給できる。また、キャップ状物をランプに被冠する
ランプ組付装置などの高速化に対応して複数台のキャッ
プ状物の供給装置を設けることなく、構造簡単で保守も
容易な装置でキャップ状物の供給が順調に行われ、設備
費を増加することなく生産性の向上がはかれ、結果とし
て安価なランプを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のキャップ状物の供給装置を示す斜視図
である。
【図2】図1における供給装置の稼働状態を示す一部断
面正面図である。
【図3】供給装置により供給されるゴムキャップを示
し、(a)は上面図、(b)は一部断面正面図、(c)
は下面図である。
【図4】(a)〜(e)は図1の供給装置におけるキャ
ップ状物の回収、再供給状況の経緯を順を追って示す平
面図(上側)と正面図(下側)である。
【符号の説明】
1:基台 2:電磁加振器(振動発生機構) 21:供給用容器 22:収容部 24:溝部 3:ロッド回動機構 31:キャップ被冠用ロッド 4:水平移送機構 5:バルブチャック 6:受渡機構 65:真空チャツク 7:昇降機構 8:転送機構 8A、8B:ホッパー 82、86:開口部 83、87:シャッタ 9:受渡・装着機構 L:ランプ B:バルブ C:ゴムキャップ(キャップ状物)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台と;この基台上に立脚して設けられ
    た振動発生機構と;この振動発生機構の上方に設けられ
    たキャップ状物を収容する収容部およびこの収容部に連
    接した溝部を有する供給用容器と;この容器と所定の間
    隔を隔てて設けられたキャップ状物の水平移送機構と;
    上記容器と上記水平移送機構との間に垂直して設けられ
    上記容器溝部の端縁部に先端部が臨むロッドと;上記ロ
    ッドと上記水平移送機構との間を往復動するキャップ状
    物の受渡機構と;上記容器溝部の端縁部の下方に設けら
    れた上面を開口したキャップ状物のホッパーと;このホ
    ッパーの側面開口部と上記供給用容器との間を往復動す
    るキャップ状物の転送機構と;を具備していることを特
    徴とするキャップ状物の供給装置。
  2. 【請求項2】 基台と;この基台上に立脚して設けられ
    た振動発生機構と;この振動発生機構の上方に設けられ
    たキャップ状物を収容する収容部およびこの収容部に連
    接した溝部を有する供給用容器と;この容器と所定の間
    隔を隔てて設けられたキャップ状物の水平移送機構と;
    上記容器と上記水平移送機構との間に設けられ垂直状態
    から所定角度の傾斜状態にまで往復動するとともに傾斜
    時にその先端部が上記容器溝部の端縁部に臨むキャップ
    状物被冠用のロッドと;上記ロッドと上記水平移送機構
    との間を略コ字形の軌跡で往復動するキャップ状物の受
    渡機構と;上記容器溝部の端縁部の下方に設けられた上
    面を開口したキャップ状物のホッパーと;このホッパー
    の側面開口部と上記供給用容器との間を往復動する略垂
    直に設けられたキャップ状物の転送機構と;を具備して
    いることを特徴とするキャップ状物の供給装置。
  3. 【請求項3】 上記供給用容器に形成された溝部および
    この溝部に対応して設けられたキャップ状物被冠用のロ
    ッドが複数本直列的に配列されていることを特徴とする
    請求項1または請求項2に記載のキャップ状物の供給装
    置。
  4. 【請求項4】 上記転送機構はホッパーの一部が供給用
    容器との間を往復動することを特徴とする請求項1また
    は請求項2に記載のキャップ状物の供給装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003083987A (ja) * 2001-09-12 2003-03-19 Olympus Optical Co Ltd パーツ送給装置
JP2003083999A (ja) * 2001-09-12 2003-03-19 Olympus Optical Co Ltd パーツの送給装置
CN102079449A (zh) * 2010-12-31 2011-06-01 云南昆船设计研究院 一种自动投料车
US9671417B2 (en) 2013-03-28 2017-06-06 Sysmex Corporation Analyzer and analyzing method

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