JPH07291428A - キャップ状物の供給装置 - Google Patents

キャップ状物の供給装置

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JPH07291428A
JPH07291428A JP6088253A JP8825394A JPH07291428A JP H07291428 A JPH07291428 A JP H07291428A JP 6088253 A JP6088253 A JP 6088253A JP 8825394 A JP8825394 A JP 8825394A JP H07291428 A JPH07291428 A JP H07291428A
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JP
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cap
container
rod
rods
elevating
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JP6088253A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Urabe
裕之 ト部
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HARRISON DENKI KK
Toshiba Lighting and Technology Corp
Original Assignee
HARRISON DENKI KK
Harison Denki Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 有底筒状のキャップ状物が一定方向で、順次
隙間なく供給できるとともに、かつ、構造も簡単な供給
装置を提供することを目的とする。 【構成】 基台1上に立脚して設けられたキャップ状物
Cを収容するとともに底壁に貫通孔3cを有する容器3
bと、昇降機構4の昇降板4cに設けられているととも
に上記容器3b底壁の貫通孔3cに貫通してなるロッド
5と、上記容器3bに振動を付与する揺動機構6と、上
記ロッド5と水平移送機構8との間を往復動するキャッ
プ状物Cの受渡機構71とを具備しているキャップ状物
の供給装置である。 【効果】 直進軌道溝内に常に方向決めされたキャップ
状物を整列した状態で所定量をプールできるので、構造
簡単で保守も容易な装置でキャップ状物の供給が順調に
行われ、設備費を増加することなく生産性の向上がはか
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、たとえば表示や照明
などに使用する小形ランプの着色のためバルブに組付け
られるゴムキャップや筆記具の先端部を保護するために
着脱自在に取付けられるキャップなどの有底筒状物の供
給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば自動車などの車両用機器、AV
機器等の表示や照明などに使用される小形ランプにおい
ては、識別性を高めるなどのため赤や緑などの発光色を
呈するランプや拡散光を発するランプなど数多くの種類
のものが供されている。そして、これらランプの発光色
や拡散光などを得るためには、バルブのガラス材料に顔
料あるいは屈折率や融点の異なる成分を混入させたり、
バルブの表面に直接着色膜や微小の凹凸を形成するなど
してバルブに着色や散光性を施すようにしていた。 し
かし、このようにしてたとえば種々の発光色のランプを
得るには、色別にガラスバルブを用意しなければなら
ず、ガラス材質自体を着色する場合はガラス溶融炉を切
替えたり増設など設備に問題があり、また、塗料塗布に
よる着色の場合は作業場の汚染や塗料の管理が面倒であ
るなどの問題がある。さらに、薬品による光拡散膜の形
成は公害問題などがあり、これらの手段は避けられつつ
ある。
【0003】そこで、最近では着色したり表面に凹凸面
を形成したゴム製のキャップをバルブに被せ、所望の発
光特性を得るようにしている。このキャップは耐熱透光
性を有するシリコンゴムなどからなり、バルブの外形形
状とほぼ同形の先端部が半球状をなす有底筒状で、バル
ブ外面にほぼ密着して装着されるようになっている。こ
のような形態とすることによって、同一品種のランプを
多数個作り、また、種々の色調や散光性を形成した複数
種のキャップを用意しておいて、所望に応じて注文され
たと合致するキャップをバルブに組付けることによっ
て、小形のランプを得るようにしている。したがって、
生産性の低い着色ガラス種からバルブを成型したり塗料
を扱う面倒な被膜形成あるいは公害の問題もなく、ラン
プも同一種のものが大量生産できるのでコストも安価に
なるなどの利点がある。
【0004】そして、このバルブへのキャップの組付け
に際するキャップの供給はつぎのようにして行われてい
る。このキャップの供給装置は、立脚した周側壁を備え
た有底円筒形のキャップ収容用の容器と、このキャップ
容器を振動可能に水平支持した弾性体(板ばね)および
電磁加振器と、上記容器の底面から周側壁内側面に沿っ
てある傾斜角をもって配設された螺旋軌道と、この螺旋
軌道の終端部で上記周側壁の上端部に形成された出口
と、この出口に臨み落下時にキャップの方向を規正する
溝部と、この溝部に連設された直進軌道溝および電磁加
振器を有する水平移送機構とからなる。そして、キャッ
プの供給装置は、容器を電磁加振器で上下(0.1mm
程度)および周側壁に沿った前後(0.3mm程度)の
各方向に同時に振動(50回ないし60回/秒程度)さ
せ、この容器内に入れられたゴムキャップを振動を利用
して幅狭の螺旋軌道を上らせて移送し、キャップが複数
個並行していたり、重挿されていたりあるいは斜行して
いるものを螺旋軌道から落下させて、螺旋軌道上の終端
近くではゴムキャップを一列縦隊に並ばせる。この螺旋
軌道の終端部に送られてきたゴムキャップは、振動と後
ろからのゴムキャップの押圧によって出口で落下し溝部
内に移るとともに、このときその姿勢は重量の重い開口
部側が下方となって溝部から直立状態で直進軌道溝内へ
と送られる。
【0005】そして、この水平移送機構の直進軌道溝上
に順次送られてきたゴムキャップは電磁加振器の上下左
右の振動によって直立状態で一列に整列して進み、終端
で順次頂部側が真空チャックに吸引されて、別途頂部側
を上にして直立状態で送られてくるランプのバルブにゴ
ムキャップを被せることによって、バルブに所定のゴム
キャップを装着して組付けるようにしている。
【0006】しかし、上記のキャップの供給装置は、ゴ
ムキャップは柔軟性に富み振動を吸収し易く、かつ、薄
肉で重量が軽いためにキャップ収容用の容器内で振動し
にくく、また、表面がねばねばした粘着性を有するので
複数個が互いに引っ付きあっていて分離されにくいな
ど、移送速度が遅く、また、螺旋移送から直進移送への
送り渡しが円滑に行えないどのことがあった。
【0007】このようなことに対処するためにキャップ
収容用の容器の振動を強くすることを試みたが、強くす
ると溝部内でキャップが不用意に跳び撥ねて直進軌道上
に不整列品(所定の向きでないもの。)が送られ、この
不整列品は組付装置の真空チャックが受け取らないので
組付装置への供給がなされないことがある。このような
不具合がしばしば起ると、組付装置の稼働速度に対応し
てゴムキャップの供給が行われず、組付装置の高速化に
よる生産性の向上が行えない。
【0008】また、組付装置の高速化に対応する供給能
力を得るためには、複数台の供給装置を用いることも考
えられるが、その場合には供給装置の増設とともに各供
給装置間の連結機構も複雑な機構となるので、総設備費
用が増大して、結果的にはランプのコストが上昇するこ
とになるので好ましくない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】これらの問題は上記の
ランプバルブに組付けるキヤップに限らず、筆記具の先
端部を保護するキャップなどを本体に装着する際のキャ
ップの供給装置においても同様である。
【0010】本発明は、一端側に開口部を備えた有底筒
状のキャップ状物の供給を一定方向で、順次隙間なく供
給できるとともにかつ、構造も簡単な供給装置を提供す
ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のキャップ供給装
置は、基台と、この基台上に立脚して設けられたキャッ
プ状物を収容するとともに底壁に貫通孔を有する容器
と、上記基台と容器との間に設けられた昇降機構と、こ
の昇降機構の昇降板に設けられているとともに上記容器
底壁の貫通孔に貫通してなるロッドと、上記容器に振動
を付与する揺動機構と、上記ロッドと所定の間隔を隔て
て設けられたキャップ状物の水平移送機構と、上記ロッ
ドと水平移送機構との間を往復動するキャップ状物の受
渡機構とを具備していることを特徴としている。
【0012】また、本発明は基台と、この基台上に設け
られたスライド部と、このスライド部のスライド板に立
脚して設けられたキャップ状物を収容するとともに底壁
に貫通孔を有する容器と、上記スライド板と容器との間
に設けられた昇降機構と、この昇降機構の昇降板に設け
られているとともに上記容器底壁の貫通孔に貫通してな
るロッドと、上記スライド部に振動を付与する揺動機構
と、上記ロッドと所定の間隔を隔てて設けられたキャッ
プ状物の水平移送機構と、上記ロッドと水平移送機構と
の間を往復動するキャップ状物の受渡機構とを具備して
いることを特徴としている。
【0013】また、本発明は上記昇降機構の昇降板に設
けられているロッドが複数本縦列状あるいは縦横にマト
リックス状にあることを特徴としている。
【0014】また、本発明は上記容器に振動を付与する
揺動機構が容器またはスライド部にに設けた電磁加振器
であることを特徴としている。
【0015】また、本発明は上記スライド部に振動を付
与する揺動機構が回転円盤にリンクを介してスライド板
に連結した構成であることを特徴としている。
【0016】さらに、本発明は上記受渡機構のキャップ
状物支持体が真空チャックであることを特徴としてい
る。
【0017】
【作用】容器を揺動させることによって、キャップ状物
は個々に分離してその向きを変えながら移動してロッド
の先端部に引っ掛かったり、このロッドが上昇するとき
にキャップ状物が引っ掛かってくれて、かつ、このロッ
ドの先端部に引っ掛かったキャップ状物は開口部を下方
にした一定の向きで支持される。そして、このキャップ
状物はロッド位置と水平移送機構との間を水平移動する
受渡機構によって順次受け取られて水平移送機構の直進
軌道溝へと移送される。また、この水平移送機構の直進
軌道溝内には常に方向決めされた所定量のキャップ状物
が、整列した状態でプールをしておくことができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1ないし図3はランプのバルブに被せて取付け
るゴムキャップの供給装置を示し、図1は斜視図、図2
はおよび図3は稼働状態を示す一部断面正面図、図4は
供給装置により供給されるゴムキャップで、(a)は上
面図、(b)は一部断面正面図、(c)は下面図であ
る。
【0019】図中1は装置の基台で上方基板1aと下方
基板1bとを複数本の支柱1c、1c、…で支持したも
のからなる。2はスライド部で、上方基板1a上に設け
られた一対の固定レール2a、2aと、この固定レール
2a、2a上に載置された中央部に貫通孔2cが形成さ
れた四角形状のスライド板2bとからなる。
【0020】3はゴムキャップCの収容体で、スライド
板2bから立脚した側壁3a、3a上に四角形状の上方
が開口した升形の容器3bが取付けられていて、この升
形の容器3bの底壁には一体の間隔を隔ててたとえば縦
横に6列×6列の計36個の貫通孔3c、3c、…が穿
設されている。
【0021】また、4は昇降機構で、上記スライド板2
bの下方に取付けてあるエアーシリンダ4aと、上記ス
ライド板2bの貫通孔2cを通るシリンダ4aからのロ
ッド4bと、このロッド4bの先端部に取付けられた昇
降板4cと、上記スライド板2bから立脚して設けられ
た高さ位置が調節可能な複数本のストッパ4d、…とか
らなる。また、上記昇降板4cには上記容器3bのそれ
ぞれの貫通孔3c、3c、…を貫通してロッド5、5、
…が設けられていてキャップの押上機構を構成してい
る。
【0022】また、6は揺動機構で、上方基板1aの下
面に取着されたモータ6a(たとえばスピードコントロ
ールモータ)と、このモータ6aの回転軸に取付けられ
た回転円盤6bおよび凹カム6cと、この回転円盤6b
の偏心位置と上記スライド板2bとを自在回転手段(支
軸とベアリングで構成)を介して連結した連結リンク6
dと、上記凹カム6cと連動するリミットスイッチ6e
とからなる。
【0023】また、8は従来と同様な水平移送機構で、
ゴムキャップCが直立して載置される直進軌道溝8aを
有する振動移送体8bと、電磁加振器8cとからなって
いる。 また、9はランプLのバルブB根元部分を挾持
するバルブチャックで、ここでは1個のみを示すが、通
常は図示しない回転式のスパイダーあるいは無端直進式
のランプ組付装置に複数個のバルブチャック9、9、…
が取付けられている。
【0024】また、71は上記押上機構のロッド5、
5、…と上記水平移送機構8の直進軌道溝8aとの間に
設けられたキャップの受渡機構で、たとえば上記ロッド
5、5、…に対応した6個の真空チャック7a、7a、
…がそれぞれエアシリンダ7b、7b、…と接続して設
けられている。また、72は上記水平移送機構8と上記
ランプ組付装置とのとの間に設けられたキャップの受渡
機構で、たとえばここでは1組のエアシリンダ7dと真
空チャック7cとからなる。
【0025】また、図4は被冠するバルブの外形形状と
ほぼ同形の先端部が半球状をなす、たとえば耐熱透光性
を有するシリコンゴムからなる緑色に着色された外径が
約4mm、長さが約6mmの有底筒状のゴムキャップC
で、その開口部C1側の周縁の肉厚は先端部に比べて厚
肉に形成されている。
【0026】つぎに、このゴムキャップCの供給装置の
動作について説明する。まず、収容体3を構成する升形
の容器3b内に上記のゴムキャップC、C、…を多数個
入れる。このとき、図2に示すようにロッド5、5、…
の先端部は容器3b内にあって容器3bの上縁から突出
していない。
【0027】そして、揺動機構6のモータ6aを回転さ
せることによって回転軸に取付けられている回転円盤6
bと凹カム6cとが回転(矢印R)する。この回転によ
って回転円盤6bの中心より偏心した位置とスライド板
2bとの間を自在回転手段を介し取付けられている連結
リンク6dが往復運動することによってスライド板2b
が固定レール2a、2a上を往復移動する。この往復移
動はたとえば距離30〜40mm程度、その回数は26
0〜300回/分程度で繰り返えし行われスライド板2
bに水平揺動を与える。
【0028】このスライド板2bの水平揺動は側壁3
a、3a上の容器3bにまでおよんで容器3b内のゴム
キャップC、C、…にも振動を与えその位置や状態を刻
々変化させる。そして、図2に示す状態において揺動に
より容器3bの底壁から容器3b内に突出しているロッ
ド5、5、…の先端部にゴムキャップC、C、…の開口
部Caが引っ掛かり振動により被せられる。つぎに、上
記揺動機構6のモータ6aの回転を停止させ、昇降機構
4のエアーシリンダ4aを作動して、そのロッド4bを
上方に突出させてロッド4b先端部に取付けた昇降板4
cを上昇させる。なお、この揺動回数または揺動時間あ
るいはその停止位置などは凹カム6cからの信号をリミ
ットスイッチ6eを介し制御装置(図示しない。)が制
御することによって行われる。
【0029】そして、この昇降板4cの上昇により昇降
板4cに設けられているロッド5、5、…も上昇し、未
だゴムキャップCが被っていないロッド5、5、…に開
口部C1を下向きにしたゴムキャップCが引っ掛かるよ
うにして被さる。このとき、図3に示すようにロッド
5、5、…の先端部は容器3bの上縁から突出してい
る。 なお、上記の容器3bの揺動時およびロッド5、
5、…の上昇時にゴムキャップCが引っ掛からないロッ
ド5、5、…もある。
【0030】つぎに、昇降板4cが上昇した状態で停止
すると、図において左側第一列目L1の上記ロッド5、
5、…の上方にこのロッド5、5、…と対応した位置に
6個の真空チャック7a、7a、…を設けたキャップの
受渡機構71が移動してくる。そして、各エアシリンダ
7b、7b、…を動作させると各真空チャック7a、7
a、…が下がり各ロッド5、5、…上のゴムキャップ
C、C、…と対面し、各真空チャック7a、7a、…の
真空系路(図示しない。)を開くとゴムキャップC、
C、…は真空チャック7a、7a、…に吸引保持され
る。この吸引状態のまま真空チャック7a、7a、…を
上記水平移送機構8の直進軌道溝8a上の位置にまで水
平移動させる。そして、各エアシリンダ7b、7b、…
を動作させて各真空チャック7a、7a、…を直進軌道
溝8aに近付けたら真空系路を閉じ大気を入れると保持
されていたゴムキャップC、C、…は開口部Caを下に
して直進軌道溝8a上に載置される。
【0031】上記水平移送機構8は常時あるいは断続的
に動作する電磁加振器8cを有する振動移送体8bで構
成しているので、直進軌道溝8a上に載置されているゴ
ムキャップC、C、…は図2において右方へと進む。
【0032】また、上記の各真空チャック7a、7a、
…は各エアシリンダ7b、7b、…を作動して上方に引
上げられる。そして、つぎに各真空チャック7a、7
a、…は左側第二列目L2のロッド5、5、…の上方に
水平移動してきて、各エアシリンダ7b、7b、…を動
作させて各真空チャック7a、7a、…を下げ、上述し
たと同じに左側第二列目L2のロッド5、5、…に被さ
っているゴムキャップC、C、…を吸引保持して上記の
直進軌道溝8a上に移送する。なお、このあとは左側第
三列目L3から第六列目L6までのロッド5、5、…に
被さっているゴムキャップC、C、…を同様に直進軌道
溝8a上に移送する。上記各ロッド5、5、…の列位置
と直進軌道溝8aとの距離は異なるが(図3において左
側第一列目L1から第六列目L6まで順次遠距離とな
る)、この移動距離は予め制御装置に入力しておいて順
次行なわれるようにしておく。
【0033】また、このようにして直進軌道溝8aに供
給されたゴムキャップC、C、…は開口部Ca側が溝8
a上に載置された直立状態で先端部方向(矢印X)に順
次水平移送され、上記の受渡機構71の稼働によって一
部のロッド5にゴムキャップCが被らなかったとしても
とぎれることなく供給され、この直進軌道溝8aはゴム
キャップCの一時的な貯蔵場所としての働きもなす。
【0034】また、この直進軌道溝8a内を移動してそ
の端部に到達したゴムキャップCは、ランプ組付装置と
同期する受渡機構72によってバルブチャック9に挾持
されたランプLのバルブBに取付けられる。
【0035】すなわち、受渡機構72の構成および動作
は上記の受渡機構71とほぼ同じで、直進軌道溝8a内
の端部に到達したゴムキャップCは上方より下降してく
る真空チャック7cによって吸引保持され、上方へ上が
ったのち水平移動してバルブBの上方から下降してバル
ブBの頂部側からゴムキャップCを被せ取付けるもので
あり、この動作も繰り返し行われる。
【0036】なお、このときバルブBの頂部側に空気な
どが残り、ゴムキャップCの開口部CaがバルブBの基
端部にまで達しないものが発生する場合は、ランプ組付
装置においてキャップCの取付け位置の次位置などにキ
ャップCを挾んで掴み押し下げるようなキャップCの押
込み機構を設けてもよい。
【0037】また、上記において、第六列目までのゴム
キャップC、C、…の移送が終ったら、シリンダ4aを
作動してロッド4bを下降させて昇降板4cをストッパ
4d、…に当たる位置にまで下げる。そして、揺動機構
6を作動して容器3b内のゴムキャップC、C、…に振
動を与え昇降板4cに設けたロッド5、5、…にキャッ
プC、C、…を被せ、昇降機構4および受渡機構71、
72を動作させて上述したと同じ作業を繰り返させる。
【0038】なお、上記の揺動機構の動作タイミング、
受渡機構のタイミングや水平移動距離などゴムキャップ
の取出機構を成す各機構は、ランプ組付装置の稼働速度
に対応させて各動作条件を調整可能に構成されているこ
とはいうまでもない。
【0039】このような、ゴムキャップの供給装置によ
れば、ゴムキャップの収容容器を揺動させることによっ
て、キャップは個々に分離してその向きを変えながら移
動してあるときロッドの先端部に引っ掛かってロッドに
被さり、またこのロッドが上昇する際にもキャップが引
っ掛かってくれて、かつ、このロッドの先端部に引っ掛
かったキャップは開口部を下方にした一定の向きで支持
される。そして、このキャップはロッド位置と水平移送
機構との間を水平移動する受渡機構によって順次受け取
られて水平移送機構の直進軌道溝へと移送される。
【0040】そして、この水平移送機構の直進軌道溝内
には常に方向決めして整列した状態で、所定量のキャッ
プをプールしておくことができる。
【0041】したがって、ランプ保持装置の高速化に対
応してゴムキャップの供給は順調に行われ、生産性の向
上がはかれる。
【0042】また、上記実施例のゴムキャップはその開
口部側が厚肉であって、キャップの重心が開口部寄りに
くるので開口部を下にして直立し易いとともに、バルブ
への取付けに際して装着し易いという利点があるが、本
発明は全体がほぼ等しい肉厚のキャップであっても実施
可能である。
【0043】なお、本発明は上記実施例の機構や構造に
限定されるものではない。たとえば上記実施例では容器
に振動を付与する揺動機構として、スライド部のスライ
ド板を回転円盤とリンクとを用いて往復運動させたがこ
れに限らず、スライド板を偏心カム、ばねなどを用い往
復運動させてもあるいはスライド板に電磁加振器を取付
けてもよい。また、スライド部を用いることなく容器あ
るいは容器の支承体に直接電磁加振器を取付けて振動を
付与するようにしてもよい。
【0044】また、昇降板に設けるロッドの数も6行×
6列の36本に限らず、他の行列数のマトリックス状や
一列の縦列状あるいは1本だけであってもよく、その数
は対象品、大きさや生産数量などに応じて適宜決めれば
よい。もちろん、受渡機構のチャック間隔とロッドの間
隔とは同寸にしておくことが好ましい。また、ロッドの
昇降はその先端部が下降時でも容器ないに在るものに限
らず、容器の底壁から抜け出てしまうものであっても差
支えない。
【0045】また、昇降機構や受渡機構の上下昇降手段
はエアシリンダに限らず、電磁シリンダやカムを使用し
た機械的な手段であってもよい。
【0046】また、受渡機構のキャップを支持するチャ
ックは真空チャックに限らず、他の手段であってもよ
く、筆記具のキャップのように合成樹脂や金属などの硬
質製の場合は挾着爪によるチャックなどで有っても差支
えない。
【0047】さらに、有底筒状のキャップ状物としては
ランプのバルブに被冠するゴムキャップに限らず、筆記
具にキャップを装着する作業などに際しても本供給装置
を適用できることはいうまでもない。
【0048】
【発明の効果】以上の構成を有する本発明は、キャップ
状物の収容容器を揺動させることによって、キャップ状
物は個々に分離してその向きを変えながら移動してロッ
ドの先端部に引っ掛かつたり、このロッドが上昇すると
きにもキャップ状物が引っ掛かってくれて、しかもロッ
ドの先端部に引っ掛かったキャップ状物は開口部を下方
にした一定の向きで支持される。そして、このキャップ
状物は受渡機構によって順次受け取られて水平移送機構
の直進軌道溝へとそのままの姿勢で移送される。そし
て、この水平移送機構の直進軌道溝内には常に方向決め
されたキャップ状物が整列した状態で所定量をプールし
ておくことができる。
【0049】したがって、ランプ組付装置などの高速化
に対応して複数台のキャップ供給装置を設けることな
く、構造簡単で保守も容易な装置でキャップ状物の供給
が順調に行われ、設備費を増加することなく生産性の向
上がはかれ、結果として安価なランプを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のキャップ状物の供給装置を示す斜視図
である。
【図2】図1における供給装置の稼働状態を示す一部断
面正面図である。
【図3】図1における供給装置の稼働状態を示す一部断
面正面図である。
【図4】供給装置により供給されるゴムキャップを示
し、(a)は上面図、(b)は一部断面正面図、(c)
は下面図である。
【符号の説明】
1:基台 2:スライド部 2b:スライド板 3:収容体 3b:容器 3c:貫通孔 4:昇降機構 4c:昇降板 5:ロッド 6:揺動機構 6b:回転円盤 6d:連結リンク 71、72:受渡機構 7a、7c:真空チャック 7b、7d:エアシリンダ 8:水平移送機構 8a:直進軌道溝 9:ランプ組付装置のバルブチャック
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B65G 47/91 A

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台と;この基台上に立脚して設けられ
    たキャップ状物を収容するとともに底壁に貫通孔を有す
    る容器と;上記基台と容器との間に設けられた昇降機構
    と;この昇降機構の昇降板に設けられているとともに上
    記容器底壁の貫通孔に貫通してなるロッドと;上記容器
    に振動を付与する揺動機構と;上記ロッドと所定の間隔
    を隔てて設けられたキャップ状物の水平移送機構と;上
    記ロッドと水平移送機構との間を往復動するキャップ状
    物の受渡機構と;を具備していることを特徴とするキャ
    ップ状物の供給装置。
  2. 【請求項2】 基台と;この基台上に設けられたスライ
    ド部と;このスライド部のスライド板に立脚して設けら
    れたキャップ状物を収容するとともに底壁に貫通孔を有
    する容器と;上記スライド板と容器との間に設けられた
    昇降機構と;この昇降機構の昇降板に設けられていると
    ともに上記容器底壁の貫通孔に貫通してなるロッドと;
    上記スライド部に振動を付与する揺動機構と;上記ロッ
    ドと所定の間隔を隔てて設けられたキャップ状物の水平
    移送機構と;上記ロッドと水平移送機構との間を往復動
    するキャップ状物の受渡機構と;を具備していることを
    特徴とするキャップ状物の供給装置。
  3. 【請求項3】 上記昇降機構の昇降板に設けられている
    ロッドが複数本縦列状あるいは縦横にマトリックス状に
    あることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の
    キャップ状物の供給装置。
  4. 【請求項4】 上記容器に振動を付与する揺動機構は容
    器またはスライド部にに設けた電磁加振器であることを
    特徴とする請求項1または請求項2に記載のキャップ状
    物の供給装置。
  5. 【請求項5】 上記スライド部に振動を付与する揺動機
    構は回転円盤にリンクを介してスライド板に連結した構
    成であることを特徴とする請求項2に記載のキャップ状
    物の供給装置。
  6. 【請求項6】 上記受渡機構のキャップ状物支持体は真
    空チャックであることを特徴とする請求項1ないし請求
    項5のいずれかの項に記載のキャップ状物の供給装置。
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