JPH089130Y2 - ヘルメット - Google Patents

ヘルメット

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JPH089130Y2
JPH089130Y2 JP1989124234U JP12423489U JPH089130Y2 JP H089130 Y2 JPH089130 Y2 JP H089130Y2 JP 1989124234 U JP1989124234 U JP 1989124234U JP 12423489 U JP12423489 U JP 12423489U JP H089130 Y2 JPH089130 Y2 JP H089130Y2
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helmet
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敬司 小段
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Description

【考案の詳細な説明】 A.考案の目的 (1)産業上の利用分野 本考案は、ヘルメット、特に装着者の頭部を覆う帽体
に、装着者の耳部を覆う耳覆い部が設けられ、この耳覆
い部の内面側には、前記耳部を受容すべき耳用凹部を内
側面に形成した耳パッドが配設される形式のものに関す
る。
(2)従来の技術 従来、斯かる形式のヘルメットは、例えば実公昭56-2
8174号公報に開示される如く従来公知である。
(3)考案が解決しようとする課題 ところで、上記従来のものでは、耳パッドに設けられ
る耳用凹部はその周縁を無端状に連ねて形成されるもの
であり、装着者の耳部をすっぽりと受容するようになっ
ている。ところが、イヤリングを着けた女性がヘルメッ
トを装着する際には、上記従来のような耳用凹部ではイ
ヤリングを受容できず、ヘルメットを被る際にはイヤリ
ングを外す必要があった。
本考案は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、
イヤリングを着けたままでも装着可能としたヘルメット
を提供することを目的とする。
B.考案の構成 (1)課題を解決するための手段 上記目的を達成するために本考案は、前記形式のヘル
メットにおいて、耳パッドの内側面には、装着者耳部か
ら垂らしたイヤリングを受容すべく、耳用凹部の下部よ
り下方に延びて該耳パッドの下端面に開口する上下方向
の溝を凹設したことを特徴とする。
(2)作用 上記構成によれば、耳パッド内側面に凹設され且つ耳
用凹部の下部より下方に延びて該耳パッドの下端面に開
口する上下方向の溝に、装着者の耳部から垂らしたイヤ
リングを無理なく受容することができる。しかもこの溝
の特設によりヘルメット装着状態での上記耳用凹部内の
通気性が高められると共に、該溝を通してヘルメット下
方から装着者耳部へ外部音が伝わり易くなる。
(3)実施例 以下、図面により本考案の一実施例について説明する
と、先ず第1図、第2図および第3図において、このヘ
ルメットは所謂ハーフ型ヘルメットであり、その帽体1
は、合成樹脂製の半球状シェル2と、このシェル2の内
面に密合された発泡スチロール製の衝撃吸収ライナ3と
から構成される。またシェル2の前面下部には、前方に
向けてわずかに突出した庇部2aが一体に設けられる。
第4図、第5図および第6図を併せて参照して、衝撃
吸収ライナ3の内面は、キャップ状の内装パッド6で覆
われる。この内装パッド6は、筒状の側部形成部6aと頂
部形成部6bとが一体に縫着されて成るものである。而し
て側部形成部6aは、周方向に複数たとえば4つに分割さ
れた部分が相互に縫着されて成るものであり、ウレタン
フォーム4aを外面側にそれぞれ縫着した4枚の支持布5a
の周方向両端が、外側すなわち帽体1に装着したときの
衝撃吸収ライナ3側に突出したリブ5cを形成するように
して相互に縫着される。このようなリブ5cおよび各ウレ
タンフォーム4aにより、側部形成部6aの剛性が比較的高
くなる。また頂部形成部6bは、側部形成部6aの上部開放
端を覆う支持布5bの外面にウレタンフォーム4bが縫着さ
れるとともに該ウレタンフォーム4bの中央上部にウレタ
ンフォーム4cが縫着されて成るものであり、側部形成部
6aの上部に縫着され、それにより内装キャップ6が構成
される。
かかる内装キャップ6において、側部形成部6aの下端
周縁部には比較的剛性の高い材料から成る無端状の差し
込み片7が縫着されており、該差し込み片7を衝撃吸収
ライナ3およびシェル2間に挟み込むことにより、内装
パッド6が帽体1に支持される。しかも内装パッド6の
頂部すなわちウレタンフォーム4cおよび衝撃吸収ライナ
3には、相互に係合および係合離脱可能な面ファスナ53
が設けられる。
シェル2の後部において、その下部中央寄りには一対
の導出孔8が穿設されており、衝撃吸収ライナ3のシェ
ル2に対向する面には、それらの導出孔8に対応する一
対の通気溝9が形成される。而してそれらの通気溝9の
後端は各導出孔8の下縁に対応する位置で閉じられてお
り、各通気溝9の前端はシェル2の前縁で開口される。
しかも衝撃吸収ライナ3には、各通気溝9と帽体1内部
とを結ぶ複数の通気孔10が穿設される。
シェル2の両側下部には、第1図の実線で示すように
ヘルメット装着者の顔面を覆う閉鎖位置と、第1図の鎖
線で示すように上方に回動してヘルメット装着者の顔面
を外部に臨ませる開放位置との間で回動可能なシールド
板11の両端部が支承される。而して該シールド板11は、
ポリカーボネートやポリ塩化ビニル等の透光性を有する
合成樹脂により前方に向けて膨らんだ円弧状に形成され
るものである。
第7図ないし第10図を併せて参照して、シールド板11
の支持構造について説明すると、シールド板11の両端部
に対応する部分におけるシェル2の両側部内面には、ス
トッパ16を形成した部分を除いてほぼ円形である凹部13
が設けられる。またシェル2には、該凹部13の中央部で
円形の挿通孔14が穿設されるとともに該挿通孔14から前
記凹部13の内側面に向けて凹部13の一直径線に沿う一対
の挿通用スリット15,15が穿設される。しかも一方の挿
通用スリット15は前記ストッパ16の一側に沿って配設さ
れるものである。さらに該ストッパ6の他側に沿って凹
部13には挿通孔14の一直径線に沿う溝13aが設けられ、
挿通孔14の中心に関して溝13aの反対側で凹部13には溝1
3bが設けられる。
前記挿通孔14には支軸17が挿通される。この支軸17の
外端には半径方向外方に張出す円盤状の撮み部18が一体
に設けられ、該支軸17の中間部には前記挿通用スリット
15,15に対応して一直径線に沿う一対の係合腕19,19が一
体に突設される。前記撮み部18の内面には基本的に円盤
状のクリック板20が当接される。このクリック板20には
支軸17を挿通するための透孔21が中央部に穿設されると
ともに、該透孔21を同軸に囲繞する短円筒部22が撮み部
18とは反対側に突設される。しかもクリック板20には、
透孔21に支軸17を挿通する際に、一対の係合腕19,19を
挿通するためのスリット23,23が透孔21に連なって穿設
される。
透孔21に支軸17を挿通した状態で、該支軸17および短
円筒部22間にはOリングが挿入されるものであり、短円
筒部22の軸方向長さは前記Oリング24をクリック板20に
当接するまで支軸17および短円筒部22間に挿入したとき
に該Oリング24が短円筒部22の先端からはみ出す程度に
設定される。
またクリック板20には、短円筒部22よりも外方位置す
なわちOリング24よりも外方位置で前記スリット23,23
とはずれた位置に、短円筒部22の突出方向と同一方向に
延びる係合ピン25が穿設されるとともに透孔21の軸線に
関して該係合ピン25とは反対の位置に半球状の突部26が
穿設される。
一方、シールド板11の端部には、前記クリック板20に
おける短円筒部22を貫通させる支持孔27が穿設されると
ともに、シールド板11の回動範囲を規定すべく支持孔27
の軸線を中心とする円弧状に形成されるとともに係合ピ
ン25が貫通せしめられる長孔28と、突部26を選択的に嵌
合すべく前記支持孔27の軸線を中心とする仮想円弧上で
間隔をあけた一対の嵌合孔29,30とが穿設される。また
シェル2には、長孔28を貫通した係合ピン25を緩く挿入
させる位置決め孔31が穿設される。
シールド板11をシェル2で支承するにあたっては、支
軸17に装着されたクリック板20の短円筒部22を支持孔27
に挿入し、かつ長孔28に係合ピン25を挿通した状態で、
該長孔28から突出した係合ピン25を位置決め孔31に挿入
するようにして、係合腕19,19を挿通用スリット15,15に
対応させながら支軸17を挿通孔14に挿通する。次いでシ
ェル2の外面に当接したOリング24を圧縮するようにし
て挿通用スリット15,15から凹部13内に係合腕19,19を入
らせ、それらの係合腕19,19の一方がストッパ16に当た
るまで回動する。そうすると、Oリング24は係合腕19,1
9を凹部13に係合するとともにクリック板20を撮み部18
に押しつける方向の弾発力を発揮し、それにより係合腕
19,19が溝13a,13bに嵌合した状態となって支軸17の位置
が固定され、シールド板11は支軸17と実質的に一体化さ
れたクリック板20の短円筒部22により回動自在に支承さ
れることになる。
しかも上記シールド板11の支軸17による支承状態で、
クリック板20の係合ピン25は位置決め孔31に挿入されて
回動不能な状態にあり、シールド板11は係合ピン25が長
孔28の両端縁に当接する範囲で回動可能である。而して
シールド板11が第1図の実線で示す閉鎖位置と鎖線で示
す開放位置との間で回動可能とするように、長孔28が形
成されており、嵌合孔29,30は相互の間隔が長孔28の周
方向長さに対応するようにしてシェル2に穿設される。
したがってシールド板11は、突部26を嵌合孔29に嵌合し
た閉鎖位置と、突部26を嵌合孔30に嵌合した開放位置と
の間で節度的に回動可能である。
しかもシールド板11は、その開放位置にあるときの下
縁が、帽体1の下縁にほぼ対応した位置にあるように形
成されており、そうすることによりシールド板11を開放
位置とした状態での走行時にシールド板11の内面に走行
風があたって煽られることを極力防止することができる
とともに、美観上も優れたものとなる。
第11図および第12図を併せて参照して、シェル2の両
側部には、その両側部下縁に連なる耳覆い板32が着脱可
能にそれぞれ取付けられる。この耳覆い板32は、ヘルメ
ット装着者の耳を覆うべく硬質樹脂により基本的に三角
形状に形成されるものであり、この耳覆い板32の内方で
シェル2の両側下端部には相互に連結可能な一対の締紐
33がそれぞれ固着される。
前記締紐33は、リベット34,34によりシェル2の下端
部に両端が固着されながら耳覆い板32の内方に配置され
る支持紐35と、相互に連結された状態でヘルメット装着
者の顎部に係止されるべき顎紐36と、支持紐35および顎
紐36を相互に連結すべく無端状に形成される連結金具37
とから成る。
支持紐35の両端は、支持17よりも後方位置で相互に間
隔をあけたシェル2の下端部にリベット34,34によって
固着される。また連結金具37は、基本的に矩形状に形成
されるものであり、支持紐35の中間部が該連結金具37に
連結される。すなわち支持紐35の中間部は連結金具37に
挿通した状態で折り返され、その折り返し部を縫着する
ことにより支持紐35が連結金具37に連結される。また顎
紐36の一端は、連結金具37に挿通した状態で折り返した
状態で、その折り返し部を縫着することにより連結金具
37に連結される。而して連結金具37における支持紐連結
部35aと顎紐連結部36aとは、相互に間隔をあけて対向す
ることになる。
顎紐36は筒状に形成される顎紐カバー38により覆われ
る。この顎紐カバー38は、ウレタンフォーム39を内面に
接着した布製帯体40および合成樹脂製帯体41の両側端を
相互に縫着して筒状に構成されるものであり、前記布製
帯体40をヘルメット装着者の頬および顎にあてるように
して顎紐36を挿通可能である。
しかも顎紐カバー38の連結金具37側端部には、連結金
具37内の顎紐連結部36aに係脱可能な玉縁42を先端に有
して可撓性材料から形成される係合部材43の基端が固着
される。しかも耳覆い板32の下端部には、連結金具37内
に挿脱可能であって連結金具37への挿入時に前記係合部
材43を顎紐連結部36aとの間に挟み込むべく上方に向け
て略L字状に屈曲した係止突起44が突設される。
ところで、耳覆い板32は、その上部を帽体1における
シェル2と衝撃吸収パッド3との間に挟み込んで帽体1
に取付けられるものであり、耳覆い板32の上部には、支
軸17の係合腕19,19より先端の部分を挿入可能な係合孔4
5が穿設されるとともに、一対のリベット34,34のうち支
軸17から離隔した側のリベット34に係合可能な係合凹部
46が設けられる。しかもリベット34,34に対応する部分
で、耳覆い板32は、支持紐35とシェル2との間に挟み込
まれるものであり、リベット34,34に近接した位置で支
持紐35はシェル2の内面に密接した状態となっいるの
で、少なくともそれらのリベット34,34に対応した部分
で耳覆い板32の上端部は、円滑な差し込みを可能とする
ためにナイフエッジ状に形成されている。
また耳覆い板32の内面は耳パッド47で覆われる。この
耳パッド47は、ウレタンフォーム47aの内面を支持布47b
で覆って成るものであり、比較的剛性の高い材料から成
る支持板48に前記ウレタンフォーム47aの外面が縫着さ
れる。しかも支持板48には耳パッド47よりも上方に突出
する差込み突部48aが突設されており、この差込み突部4
8aが耳覆い板32とシェル2との間に差込まれる。さらに
耳パッド47における下部においてウレタンフォーム47a
の一部は、支持板48と協働して係合凹部49を形成すべく
切欠かれており、この係合凹部49に耳覆い板32における
係止突起44の先端が係合される。
ところで耳パッド47の内側面には、ヘルメット装着者
の耳部に対向する位置において、その耳部を受容すべき
耳用凹部50が形成されている。更に同耳パッド47の内側
面には、装着者耳部から垂らしたイヤリングを受容すべ
く、前記耳用凹部50の下部より下方に延びて該耳パッド
47の下端面に開口する上下方向の溝47gが凹設されてい
る。
さらに耳覆い板32の内面には耳パッド47を弾性的に支
承すべくパッド51が装着される。ただし該パッド51は省
略されてもよい。
次にこの実施例の作用について説明すると、ヘルメッ
ト装着状態での走行時に走行風が帽体1の外周を流れる
と、帽体1の後部の一対の導出孔8に生じる負圧の吸引
作用で外気が一対の通気溝9にその前端開口部から導入
され、各通気溝9内を後方側に流れてシェル2の導出孔
8から排出される。この際、通気溝9を流れる空気流に
より各通気孔10を介して帽体1内の空気が通気溝9側に
吸出され、ヘルメット装着者の頭部と帽体1との間の空
気の換気を効率よく行なうことができる。
しかも通気溝9は、衝撃吸収ライナ3のシェル2に対
向する面に設けられるものであり、帽体1をヘルメット
装着者が被って衝撃吸収ライナ3の内面側が潰れても、
その影響がシェル2に対向する面側に及ぶことは少な
く、したがって通気溝9が潰れることはなく、充分な流
通面積を保持して効率的な換気が可能となる。
シールド板11をたとえば閉鎖位置から開放位置に回動
するにあたっては、回動板11を手で上方に回動する。こ
の際、支軸17は、一対の係合腕19,19によりシェル2の
内面に支持された状態となっており、Oリング24の係合
ピン25側を潰すことにより前記係合腕19,19を支点とし
てわずかに倒れることができる。このためシールド板11
を回動して突部26が嵌合孔29から離脱しようとすると、
それらの嵌合孔29,30が設けられている部分でクリック
板20およびシールド板11間の間隔が広くなるように、O
リング24の係合ピン25側の部分を潰しながら支軸17が倒
れる。而してOリング24は支軸17に近接した位置にあ
り、前記突部26は支軸17からの距離が該Oリング24より
も大であるので、シールド板11およびクリック板20間に
作用する力よりも大きな力をOリング24に作用させてO
リング24の係合ピン25側に潰すことができ、その潰れた
部分Oリング24の弾発力により突部26がシールド板11に
弾発的に摺接しながら嵌合孔30に突部26が嵌合するまで
シールド板11が回動し、シールド板11に無理な力が作用
することを回避しながら良好な節度感を得ることができ
る。
内装パッド6は、その差込み片7をシェル2および衝
撃吸収ライナ3間から抜き出しながら面ファスナ53の係
合状態を解除することにより帽体1から取外し可能であ
り、該内装キャップ6が汚れた時に簡単に取外して洗う
ことができる。しかも内装キャップ6の側部形成部6aに
設けられる複数のリブ5cと、分割して支持布5aに縫着さ
れる複数のウレタンフォーム4aとにより比較的高い剛性
を保持することができる。しかも内装パッド6の頂部に
ウレタンフォーム4b,4cを重ねて縫着し、上方のウレタ
ンフォーム4cを面ファスナ53で衝撃吸収ライナ3に係合
するようにしたので、帽体1への装着状態で内装パッド
6が帽体1から離反して垂れ下がることはなく、帽体1
の内面にほぼ沿わせた形状を維持することができる。
また締紐33における顎紐36を覆う顎紐カバー38は、そ
の連結金具37側の端部に設けた係合部材43を連結金具37
の顎紐連結部36aと、耳覆い板32の係止突起44との間に
挟持して玉縁42が顎紐連結部36aおよび係止突起44に係
合することにより、装着状態を保持されており、連結金
具37を係止突起44を該連結金具37から離脱せしめる側に
移動させるだけで、玉縁42の前記係合状態を解除するこ
とができる。したがって顎紐カバー38の顎紐36への着脱
操作を極めて容易に行なうことができ、しばしば顎紐カ
バー38を取外して洗うことができる。
また耳覆い板32は、シールド板11をシェル2に支承す
るための支軸17を係合孔45に挿入することともに、係合
凹部46をリベット34に係合させるようにして衝撃吸収ラ
イナ3およびシェル2間に差込んで帽体1に取付けられ
るものであり、支軸17をシェル2から取り外すことによ
り帽体1から容易に取外し可能である。
しかも耳覆い板32の係止突起44が締紐33の連結金具37
に挿通されながら該係止突起44の先端が耳パッド47の係
止凹部49に係合されるので、締紐33と耳覆い板32および
耳パッド47とは一体的に動くことになり、耳パッド47が
耳覆い板32から離反してしまうことはない。
さらに耳パッド47の、耳用凹部50が設けられる内側面
には、該耳用凹部50の下部より下方に延びて該耳パッド
47の下端面に開口する上下方向の溝47gが凹設されるか
ら、この溝47gに、装着者の耳部から垂らしたイヤリン
グを無理なく受容することができ、このため、イヤリン
グを着けた装着者がヘルメットを被る際にイヤリングを
一々外す必要はない。しかもこの溝47gの特設により、
ヘルメット装着状態での上記耳用凹部50内の通気性が高
められると共に、該溝47gを通してヘルメット下方から
装着者耳部へ外部音が伝わり易くなる。
C.考案の効果 以上のように本考案によれば、耳パッドの、耳用凹部
が設けられる内側面に、装着者耳部から垂らしたイヤリ
ングを受容すべく、前記耳用凹部の下部より下方に延び
て該耳パッドの下端面に開口する上下方向の溝を凹設し
たので、この溝に、装着者の耳部から垂らしたイヤリン
グを無理なく受容することができ、従ってイヤリングを
着けた装着者がヘルメットを被る際にイヤリングを一々
外す面倒がなくなり、頗る便利である。しかも斯かる溝
の特設により、ヘルメット装着状態での上記耳用凹部内
の通気性を向上させることができ、またヘルメット下方
から装着者耳部へ外部音を伝わり易くさせることができ
る。そしてこのようにイヤリング受容用の溝を、上記通
気手段と外部音通過手段とに兼用し得ることで、それだ
け構造の簡素化、延いてはコスト節減に寄与することが
できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すものであり、第1図はヘ
ルメットの側面図、第2図は第1図のII矢視正面図、第
3図は第2図のIII-III線断面図、第4図は内装パッド
の全体斜視図、第5図は内装パッドの上部を除いた部分
の斜視図、第6図は第4図のVI-VI線断面図、第7図は
第1図のVII-VII線拡大断面図、第8図は第7図のVIII-
VIII線断面図、第9図は第7図のIX-IX線断面図、第10
図は第8図の要部拡大分解斜視図、第11図は第1図のXI
-XI線拡大断面図、第12図は第1図のXII-XII線拡大断面
図である。 1……帽体、32……耳覆い部、47……耳パッド、47g…
…溝、50……耳用凹部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】装着者の頭部を覆う帽体(1)に、装着者
    の耳部を覆う耳覆い部(32)が設けられ、この耳覆い部
    (32)の内面側には、前記耳部を受容すべき耳用凹部
    (50)を内側面に形成した耳パッド(47)が配設される
    ヘルメットにおいて、 前記耳パッド(47)の内側面には、装着者耳部から垂ら
    したイヤリングを受容すべく、前記耳用凹部(50)の下
    部より下方に延びて該耳パッド(47)の下端面に開口す
    る上下方向の溝(47g)を凹設したことを特徴とするヘ
    ルメット。
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BRPI0520285A2 (pt) * 2005-03-21 2009-04-28 He Zhang robâ de tÊnis de mesa totalmente automÁtico controlado digitalmente e programÁvel pelo usuÁrio, mecanismo de posicionamento angular horizontal e angular lateral, rede de captura e reciclagem de bolas de tÊnis de mesa e sistema de robâ de tÊnis de mesa digitalmente controlado, programÁvel pelo uséario e relocÁvel no campo

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