JPH0891030A - 車両の懸架装置 - Google Patents

車両の懸架装置

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JPH0891030A
JPH0891030A JP22816694A JP22816694A JPH0891030A JP H0891030 A JPH0891030 A JP H0891030A JP 22816694 A JP22816694 A JP 22816694A JP 22816694 A JP22816694 A JP 22816694A JP H0891030 A JPH0891030 A JP H0891030A
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JP
Japan
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shock absorber
cylinder
piston
hydraulic shock
damping force
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JP22816694A
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English (en)
Inventor
Masahiro Murata
正博 村田
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は緩衝器を用いて乗り心地及び操安性を
向上させる車両の懸架装置に関し、簡単な構成で乗り心
地及び操安性を両立させることを目的とする。 【構成】車輪9を車体2に揺動可能に支持するアッパー
アーム4及びロワーアーム5と、車体2とロワーアーム
5との間に設けられた油圧緩衝器8と、車体2とロワー
アーム5との間に設けられた気体式緩衝器7とを具備
し、上記気体式緩衝器7の減衰特性をピストン速度が低
速度の時に高い減衰力が発生するよう設定すると共に、
上記油圧緩衝器8の減衰特性をピストン速度が高速度の
時に必要な減衰力を発生するよう設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両の懸架装置に係り、
特に緩衝器を用いて乗り心地及び操安性を向上させる車
両の懸架装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、車両の懸架装置は車体或
いはフレームとホイールとの間にあって、路面からくる
衝撃を緩和して乗り心地を向上する機能と、路面状態及
び走行状況等に応じて操縦安定生(操安性)を向上させ
る機能等を有している。この懸架装置には上記の機能を
奏するために緩衝器が設けられており、一般的に車両用
緩衝器としては油圧緩衝器が多く用いられている。
【0003】また、車体のフワフワとした大きな低周波
数の動きを抑制し、ゴツゴツとした小さな周波数の入力
を緩和させれば乗り心地が向上することが知られてい
る。また、完成入力に対する車体の挙動(ロール,ピッ
チ等)を抑制すれば、操縦性が向上することが知られて
いる。これを実現するためには、緩衝器には比較的ゆっ
くりとしたピストン速度の時には大きな減衰力が要求さ
れ、速いピストン速度の時には小さな減衰力が要求され
る。
【0004】このように、緩衝器には路面状態及び走行
状況等により相反する異なる特性が要求される。この各
特性を満たす緩衝装置として、例えば特開平5−795
26号公報に開示された減衰力調整式油圧緩衝器が提案
されている。
【0005】同公報に開示された減衰力調整式油圧緩衝
器は、第1及び第2のオリフィスと第1及び第2の減衰
力発生機構とを有しており、この各オリフィス及び減衰
力発生機構により減衰力を車両状態に応じて適宜切り換
え、特にピストン速度が小さいときでも伸び側と縮み側
で異なる減衰力を発生しうる構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記した減
衰力調整式油圧緩衝器は、内部に第1及び第2のオリフ
ィス,第1及び第2の減衰力発生機構等を配設せねばな
らず、また各オリフィス及び減衰力発生機構を切り換え
るためのアクチュエータも必要となり、緩衝器の構造が
複雑になるという問題点がある。
【0007】更に、上記した減衰力調整式油圧緩衝器を
用いた懸架装置では、上記のアクチュエータを車両の運
転状態に対応して駆動させるため、車両の運転状態を検
知する必要があり、このため例えば車速センサ,車高セ
ンサ,ステアリングセンサ等の多くのセンサが必要とな
り、また各センサの出力に基づき減衰力調整式油圧緩衝
器(アクチュエータ)の制御処理を行う制御装置も必要
となり、懸架装置全体としての構造も複雑になるという
問題点がある。
【0008】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、減衰特性をピストン速度が低速度の時に高い減衰
力が発生するよう設定された気体式緩衝器と、減衰特性
をピストン速度が高速度の時に高い減衰力を発生するよ
う設定した油圧緩衝器とを並設することにより、簡単な
構成で乗り心地及び操安性を両立させた車両の懸架装置
を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明では、車輪を車体に揺動可能に支持するサス
ペンション部材と、車体と、サスペンション部材或いは
サスペンション部材の揺動と連動する部材との間に設け
られた油圧緩衝器と、車体と、サスペンション部材或い
はサスペンション部材の揺動と連動する部材との間に設
けられた気体式緩衝器とを設け、かつ、上記気体式緩衝
器の減衰特性を、ピストン速度が低速度の時に高い減衰
力が発生するよう設定すると共に、上記油圧緩衝器の減
衰特性を、ピストン速度が高速度の時に必要な減衰力を
発生するよう設定したことを特徴とするものである。
【0010】
【作用】上記構成とれさた車両の懸架装置は、車体とサ
スペンション部材或いはサスペンション部材の揺動と連
動する部材との間に油圧緩衝器と気体式緩衝器とを設け
ているため、車両の振動は油圧緩衝器及び気体式緩衝器
に夫々印加される。
【0011】また、気体式緩衝器の減衰特性はピストン
速度が低速度の時に高い減衰力が発生するよう設定され
ており、また油圧緩衝器の減衰特性はピストン速度が高
速度の時に高い減衰力を発生するよう設定されている。
このため、ピストン速度の低速度領域では気体式緩衝器
により高い減衰力を確保することができ、またピストン
速度の高速度領域では油圧緩衝器により必要とする減衰
力を確保することができる。
【0012】気体式緩衝器は、元来、ピストン速度の低
速度領域で高い減衰力を発生すると共に、ピストン速度
の高速度領域では減衰力が発生せずバネ作用のみを行う
特性を有している。また、油圧緩衝器はピストン速度に
応じた減衰力特性を有し、具体的にはピストン速度が増
大するに従い減衰力が増大する特性を有し、低速度のみ
の領域において高減衰力を得ることは難しい。
【0013】従って、低速度時には気体式緩衝器の減衰
力を利用し、高速時には油圧緩衝器により必要とする減
衰力を得る構成とすることにより、複雑な構成を伴うこ
となく、乗り心地と操安性との双方の確保を図ることが
できる。
【0014】
【実施例】次に本発明の実施例について図面と共に説明
する。
【0015】図1は本発明の第1実施例である車両の懸
架装置1を示す概略構成図である。本実施例において
は、ウィッシュボーン式懸架装置に本発明を適用した例
を示しているが、他の方式の懸架装置(例えばストラッ
ト式,セミトレーリング式等)においても本発明を適用
することができる。
【0016】図1において、2は車体であり、この車体
2に形成されたホイールハウス3内に懸架装置1は配設
されている。懸架装置1は、大略するとアッパーアーム
4,ロワーアーム5,ナックルスピンドル6,及び本発
明の要部となる気体式緩衝器7(エアダンパ),油圧緩
衝器8(オイルダンパ)等により構成されている。
【0017】アッパーアーム4の図中左端は車体2に揺
動自在に接続されており、またアッパーアーム4の図中
右端はナックルスピンドル6に揺動自在に接続されてい
る。一方、ロワーアーム5はアッパーアーム4の下部に
配設されており、アッパーアーム4と同様に、ロワーア
ーム5の図中左端は車体2に揺動自在に接続されてお
り、またロワーアーム5の図中右端はナックルスピンド
ル6に揺動自在に接続されている。
【0018】ナックルスピンドル6は、上記した各アー
ム4,5が接続される内側面に対し反対側の外側面中央
にアクスル12が設けられており、このアクスル12に
車輪9(ホイール10とタイヤ11とにより構成されて
いる)が固定された構成とされている。
【0019】上記構成において、アッパーアーム4及び
ロワーアーム5は、車輪9を車体2に揺動可能に支持す
るサスペンション部材として機能する。即ち、車両の走
行に伴い車体2に振動が印加されるとナックルスピンド
ル6は図中矢印A1,A2方向に変位するが、これに伴
いアッパーアーム4及びロワーアーム5は車体2に対し
て揺動する。
【0020】気体式緩衝器7及び油圧緩衝器8は、車体
2とサスペンション部材として機能するロワーアーム5
との間に配設されている。また、油圧緩衝器8の上部に
は緩衝力をアシストするためにコイルスプリング13が
配設されている。
【0021】本実施例においては、このように気体式緩
衝器7と油圧緩衝器8とを対にして懸架装置1に設けた
ことを特徴としており、また車体2とロワーアーム5と
の間に気体式緩衝器7と油圧緩衝器8とは並列状態に配
設された構成とされている。
【0022】上記構成において車両の走行に伴い車体2
に振動が印加されると、これに伴いアッパーアーム4及
びロワーアーム5は揺動し、ロワーアーム5の揺動によ
り気体式緩衝器7及び油圧緩衝器8には伸縮方向或いは
伸長方向に荷重が共に印加されることとなる。このサス
ペンション部材(ロワーアーム5)の揺動動作に伴い発
生する荷重は、後に詳述する気体式緩衝器7及び油圧緩
衝器8が発生する緩衝作用により減衰され、よって乗り
心地及び操安性の向上を図ることができる。
【0023】尚、上記したように本実施例ではウィッシ
ュボーン式懸架装置1を例に挙げて説明しているため、
気体式緩衝器7及び油圧緩衝器8の配設位置を車体2と
サスペンション部材として機能するロワーアーム5との
間に配設した構成している(車体2とアッパーアーム4
との間に配設することも可能である)が、他の方式の懸
架装置に本発明を適用した場合においても、気体式緩衝
器7及び油圧緩衝器8の配設位置は、車体とサスペンシ
ョン部材或いはサスペンション部材の揺動と連動する部
材との間に配設する必要がある。また、この場合におい
ても、車体とサスペンション部材或いはサスペンション
部材との間に、気体式緩衝器7及び油圧緩衝器8を並列
状態となるよう配設する必要がある(この理由について
も、後に詳述する)。
【0024】ここで、気体式緩衝器7及び油圧緩衝器8
の構成について図2及び図3を用いて説明する。
【0025】図2は気体式緩衝器7の一例を示す断面図
である。同図に示されるように、気体式緩衝器7は大略
するとシリンダ14とピストン15とにより構成されて
いる。シリンダ14は筒状の内筒16と有底筒状の外筒
17とを有しており、外筒17の内部に内筒16が収納
された構成とされている。
【0026】内筒16と外筒17との間には連通路18
が形成されており、特にその中央部分においては連通路
18が狭められてオリフィス19を構成している。ま
た、内筒16の図中上端部近傍位置及び下端部近傍位置
には孔20,21が形成されている。更に、内筒16
は、その両端を外筒17に内設されたガイド部材22,
23により支持されることにより、外筒17内に固定さ
れた構成とされている。また、外筒17の開口部には蓋
24が固着されると共に、底部の外壁には前記したロワ
ーアーム5に接続するためのフランジ部25が形成され
ている。
【0027】一方、ピストン15は一体化されたピスト
ン本体26とピストンロッド27とにより構成されてい
る。ピストン本体26は内筒16の内部で摺動しうる構
成とされており、またピストン本体26と内筒16の内
周壁との間を気密とするために外周位置にはスリッパシ
ール28が配設されている。よって、シリンダ14は、
このピストン本体26により上室29及び下室30に画
成される。
【0028】上記した内筒に形成された孔20,21の
内、上端近傍位置に形成された孔20は上室29と連通
路18とを連通しており、また下端近傍位置に形成され
た孔21は下室30と連通路18とを連通している。従
って、ピストン本体26により画成された上室29と下
室30とは連通路18を介して連通された構成とされて
いる。また、ピストンロッド27の上端部は車体2に固
定される。
【0029】上記構成の気体式緩衝器7において、収縮
方向の荷重が印加されると、ピストン15は下動し、こ
れに伴いピストン本体26も内筒16内を下動する。こ
のピストン本体26の移動により、下室30はその体積
が小さくなるため、下室30内の気体(空気)は孔21
を介して連通路18内に流入し、続いて孔20を介して
上室29に流入する。
【0030】この気体の流れにおいて、前記したように
連通路18にはオリフィス19が形成されているため、
このオリフィス19の形成位置において流体の流れ抵抗
は大きくなり、これにより減衰作用を発生させることが
できる。
【0031】一方、気体式緩衝器7において伸長方向の
荷重が印加されると、ピストン15は上動し、これに伴
いピストン本体26も内筒16内を上動する。このピス
トン本体26の移動により、上室29はその体積が小さ
くなるため、上室29内の気体(空気)は孔20を介し
て連通路18内に流入し、続いて孔21を介して下室3
0に流入する。前記したように連通路18にはオリフィ
ス19が形成されているため、上記の伸長時においても
減衰作用を発生させることができる。
【0032】図3は油圧緩衝器8の一例を示す概略構成
図である。前記したように、油圧緩衝器8は一般にコイ
ルスプリング13と共に配設される。
【0033】油圧緩衝器8も、大略するとピストン31
とシリンダ32とにより構成されている。ピストン31
はピストンロッド33とピストン本体34と一体化した
構成であり、ピストンロッド33の上端は車体2に固定
される。また、ピストン本体34はシリンダ32内を液
密に摺動しうる構成とされており、よってシリンダ32
はピストン本体34により上室35と下室36とに画成
される。この上室35及び下室36には、共にオイルが
充填されている。更に、シリンダ32の底部の外壁には
前記したロワーアーム5に接続するためのフランジ部4
1が形成されている。
【0034】一方、ピストン本体34には上室35と下
室36とを連通するオリフィス(小孔)37,38が形
成されている。更に、ピストン本体34には2個の逆止
弁39,40が設けられている。一方の逆止弁39はオ
リフィス37の形成位置に設けられており、上室35か
ら下室36へのオイルの流入のみを許容する構成とされ
ている。また、他方の逆止弁40はオリフィス38の形
成位置に設けられており、下室36から上室35へのオ
イルの流入のみを許容する構成とされている。
【0035】上記構成の油圧緩衝器8において、コイル
スプリング13がはね上がり始めると、油圧緩衝器8に
は収縮方向の荷重が印加される。すると、この収縮方向
の荷重によりピストン31は下動し、これに伴いピスト
ン本体34もシリンダ32内を下動する。
【0036】このピストン本体34の移動により、下室
36はその体積が小さくなるため、下室36内のオイル
は圧縮されて逆止弁40を開弁付勢し、オリフィス38
を介して上室35に流入する。このオイルの流れにおい
て、オリフィス38は小径の孔であるためオイルの流れ
抵抗は大きく、よってこのオリフィス38により減衰作
用を発生させることができる。尚、この状態は図3
(B)に示す状態である。
【0037】一方、油圧緩衝器8において伸長方向の荷
重が印加されると、ピストン31は上動し、これに伴い
ピストン本体34もシリンダ32内を上動する。このピ
ストン本体34の移動により、上室35はその体積が小
さくなるため、上室35内のオイルは圧縮されて逆止弁
39を開弁付勢し、オリフィス37を介して下室36に
流入する。オリフィス37も小径の孔であるためオイル
の流れ抵抗は大きく、よってこのオリフィス37によっ
ても減衰作用を発生させることができる。尚、この状態
は図3(A)に示す状態である。
【0038】続いて、上記構成とされた気体式緩衝器7
及び油圧緩衝器8の元来有している減衰特性について説
明する。
【0039】図4は気体式緩衝器7の減衰特性を示す図
である。同図において、縦軸は減衰力を、横軸はピスト
ン速度(具体的には、ピストン15の振動速度)を示し
ている。
【0040】同図に示されるように、気体式緩衝器7
は、ピストン速度の低速度領域で高い減衰力を発生する
と共に、ピストン速度の高速度領域では減衰力が発生せ
ずバネ作用のみを行う特性を有している。これは、気体
式緩衝器7は緩衝作用を発生する媒体として圧縮性を有
する気体(空気)を用いているため、ピストン速度が高
速度となると図2に示した連通路18内に形成されたオ
リフィス19において気体(空気)がピストン15の高
速度の振動(上下動)に対応して移動できなくなり、実
質的に連通路18が閉塞されたと等価の状態となるから
である。
【0041】連通路18が閉塞された状態の気体式緩衝
器7は、上室29と下室30がピストン本体26により
気密に画成された空気バネとなり、従って連通路18が
閉塞された状態の気体式緩衝器7では緩衝効果は発生せ
ず、空気バネとしてのバネ効果のみを発生する。このよ
うに減衰力が発生せずバネ作用のみを行う特性を示すの
は、車体2の振動周波数が1Hz 〜2Hz 以上となった時で
ある。よって、気体式緩衝器7は、車体2の振動周波数
が1Hz 〜2Hz 以上となった場合には緩衝作用を期待する
ことはできないという特性を有している。しかるに上記
したように、気体式緩衝器7は車体2の振動周波数が1H
z 〜2Hz 以下の低周波領域(ピストン速度の低速度領
域)では高い減衰力を発生する特性を示す。
【0042】一方、図5は油圧緩衝器8の減衰特性を示
す図である。同図においも、縦軸は減衰力を、横軸はピ
ストン速度(具体的には、ピストン31の振動速度)を
示している。
【0043】同図に示されるように、油圧緩衝器8はピ
ストン速度に対応した減衰力特性を有し、具体的にはピ
ストン速度が増大するに従い減衰力が増大する特性を有
し、逆にピストン速度の低速度領域のみにおいて高減衰
力を得ることは難しい。
【0044】これは、油圧緩衝器8は緩衝作用を発生す
る媒体として非圧縮性を有しまた比重が空気より大きな
オイルを用いていることによる。即ち、ピストン速度が
増大すると、これに伴いオリフィス37,38を通過す
るオイル量も増大し、従ってピストン速度が増大するに
従い減衰力が増大する特性を示す。よって、低速度領域
のみを高減衰力にすることはピストン速度に応じて油路
の制御またはオイル粘度の制御を行わなければ実現する
ことはできない。
【0045】尚、油圧緩衝器8の減衰力特性は、ピスト
ン本体34に形成される各オリフィス37,38の孔径
を変更することにより任意に調整することができる。
【0046】一方、図6は本実施例に係る懸架装置1の
減衰特性を示している。
【0047】前記したように、本実施例に係る懸架装置
1は気体式緩衝器7と油圧緩衝器8とを対にして懸架装
置1に設けられており、かつ車体2とロワーアーム5と
の間に気体式緩衝器7と油圧緩衝器8とは並列状態に配
設された構成とされている。
【0048】従って、車両の走行に伴い車体2に振動が
印加されアッパーアーム4及びロワーアーム5が揺動す
ると、ロワーアーム5の揺動は気体式緩衝器7及び油圧
緩衝器8の双方に作用し、各ピストンロッド27,33
は伸縮方向或いは伸長方向に荷重印加されることとな
る。また、この伸縮方向或いは伸長方向に作用する荷重
は、気体式緩衝器7と油圧緩衝器8が車体2とロワーア
ーム5との間に並列に配設されているため、気体式緩衝
器7と油圧緩衝器8とに夫々に印加されることとなる。
【0049】上記のように、気体式緩衝器7及び油圧緩
衝器8に伸縮方向或いは伸長方向に変動する荷重が印加
されることにより、各緩衝器7,8に設けられているピ
ストン15,31には、印加される荷重の大きさに対応
したピストン速度の振動が発生する。また、ピストン1
5,31に振動が発生することにより、気体式緩衝器7
には図4に示した減衰特性の減衰作用が発生し、また油
圧緩衝器8には図5に示した減衰特性の減衰作用が夫々
独立して発生する。
【0050】ここで、車体2に対して低周波の振動が印
加された場合を想定すると、ロワーアーム5を介して気
体式緩衝器7及び油圧緩衝器8に印加される伸縮方向或
いは伸長方向に変動する荷重の周波数も小さくなり、従
ってピストン15,31のピストン速度も低速度とな
る。いま、この車体2に印加される振動の周波数が2Hz
以下であったとする。
【0051】この際、前記したように気体式緩衝器7の
減衰特性はピストン速度が低速度(2Hz以下)の時に高い
減衰力が発生するよう構成されており、一方油圧緩衝器
8はピストン速度が低速度の時には高減衰力を得ること
は難しい構成となっている。従って本実施例に係る懸架
装置1は、上記のようにピストン速度の低速度領域にお
いては気体式緩衝器7が主として作用して高い減衰力を
発生するため、よって車体2の操縦性と乗り心地を確保
することができる。
【0052】また、車体2に対して高周波の振動が印加
された場合を想定すると、ロワーアーム5を介して気体
式緩衝器7及び油圧緩衝器8に印加される伸縮方向或い
は伸長方向に変動する荷重の周波数も大きくなり、従っ
てピストン15,31のピストン速度も高速度となる。
いま、車体2に印加される振動の周波数が2Hz 以上であ
ったとする。
【0053】このような高周波領域(高速度領域)で
は、前記したように気体式緩衝器7はバネ効果しか発生
せず減衰効果を得ることができない。これに対し、油圧
緩衝器8は、ピストン速度が高速度の時に高い減衰力を
発生するよう設定されている。従って、本実施例に係る
懸架装置1は、上記のようにピストン速度の高速度領域
においては、油圧緩衝器8が主として作用して高い減衰
特性を得ることができる。
【0054】この際、前記したように油圧緩衝器8の減
衰力特性は、ピストン本体34に形成される各オリフィ
ス37,38の孔径を変更することにより任意に調整す
ることができ、本実施例では各オリフィス37,38の
孔径は車両2の乗り心地を向上させるのに必要とされる
減衰力を発生しうる径寸法に設定されている。このよう
に、ピストン速度が高速度領域においては、油圧緩衝器
8の減衰作用により車両の乗り心地を向上させることが
できる。
【0055】即ち、本実施例による懸架装置1によれ
ば、乗り心地と操安性との双方の確保を図ることができ
る。また、本実施例に係る懸架装置1はコンピュータ,
アクチュエータ,センサ等を必要とすることはなく、単
に車体2とロワーアーム5との間に気体式緩衝器7と油
圧緩衝器8とを並列配設するのみでよく、懸架装置1の
構造を簡単化することができる。
【0056】続いて、本発明の第2実施例について説明
する。
【0057】図7は本発明の第2実施例である懸架装置
50を示している。尚、同図において、図1を用いて説
明した第1実施例に係る懸架装置1と同一構成について
は同一符号を付してその説明を省略する。
【0058】本実施例に係る懸架装置50は、油圧緩衝
器ユニット51に特徴を有し、他の構成は図1に示した
第1実施例に係る懸架装置1と同一構成である。この油
圧緩衝器ユニット51は車体2とロワーアーム5との間
に気体式緩衝器7と並列するよう配設されている。
【0059】図8は油圧緩衝器ユニット51を拡大して
示す断面図である。この油圧緩衝器ユニット51は、油
圧緩衝器8とエアスプリング部52とを一体的に設けた
構成とされている。このエアスプリング部52は、第1
実施例におけるコイルスプリング13と同様の機能を奏
するものである。
【0060】エアスプリング部52は、大略すると本体
部53,バウンドストッパ54,エアダンパシリンダ5
5,カバー部材56,及び鍔部57等により構成されて
おり、油圧緩衝器8の上部位置に配設されるものであ
る。
【0061】本体部53は有底筒状形状を有した金属製
の部材であり、底部58が車体2と当接するよう配設さ
れる。また、油圧緩衝器8のピストンロッド33は本体
部53に設けられた底部58の中央位置を貫通して車体
2に固定される構成とされている。また、本体部53に
設けられた底部58には、共に筒形状を有するバウンド
ストッパ54及びエアダンパシリンダ55が上記のピス
トンロッド33と同心的となるよう配設されている。
【0062】バウンドストッパ54は、ゴム或いはウレ
タン等により形成されており、後述するように車体2の
振動が油圧緩衝器8に印加された際、相対的に上動する
シリンダ32の上面32aと当接し、シリンダ32が車
体2に衝突することを防止するダンパ機能を奏する。こ
のバウンドストッパ54の長さ(図中、上下方向の長
さ)は、エアダンパシリンダ55の長さに比べて小さく
設定されている。また、バウンドストッパ54の径寸法
はエアダンパシリンダ55の径寸法に比べて小さく設定
されており、従ってバウンドストッパ54はエアダンパ
シリンダ55の内部に位置した構成とされている。
【0063】一方、エアダンパシリンダ55は、その内
径寸法が油圧緩衝器8を構成するシリンダ32の外径寸
法と略同一或いは若干小さな寸法に設定されており、シ
リンダ32がエアダンパシリンダ55の内部に進入でき
る構成とされている。この際、エアダンパシリンダ55
とシリンダ32とは略気密状態を維持できるよう構成さ
れている。また、エアダンパシリンダ55の下端近傍部
分にはテーパ部59が形成されており、シリンダ32が
エアダンパシリンダ55内に進入しやすい構成とされて
いる。更に、エアダンパシリンダ55の上端部には小孔
60が複数個形成されている。
【0064】カバー部56はゴム製の部材であり、本体
部53の下端部分と、シリンダ32の外周部に形成され
た鍔部57との間に配設されている。カバー部56を本
体部53の下端部分と鍔部57との間に配設することに
より、エアスプリング部52は本体部53,カバー部5
6,鍔部57,及びシリンダ32により外部に対して画
成される。即ち、上記各部材32,53,56,57に
より囲繞される空間部は外界に対して気密に画成された
構成となる。尚、カバー部56と本体部53の下端部分
との接続、及びカバー部56と鍔部57との接続はカシ
メリング61,62を用いて行われている。
【0065】続いて、上記構成とされたエアスプリング
部52の動作について説明する。
【0066】車両2の走行に伴い油圧緩衝器ユニット5
1に荷重が印加されると、油圧緩衝器8は伸縮動作を行
う。いま、図8に示す状態において油圧緩衝器8が収縮
する方向の荷重に印加されたとすると、油圧緩衝器8の
シリンダ32は図中上方向に移動し、シリンダ32はバ
ウンドストッパ54と当接する前に、先ずエアダンパシ
リンダ55内に進入する。
【0067】具体的には、先ずシリンダ32はバウンド
ストッパ54に係合した後、バウンドストッパ54に形
成されているテーパ部59(範囲を図中矢印Bで示す)
に案内されて進行し、続いてバウンドストッパ54の図
中矢印Cで示す部分(テーパ部59が形成されていない
部分)に進入する。最終的には、シリンダ32は図中矢
印Aで示される部分がバウンドストッパ54内に進入
(嵌合)する。上記のように、エアダンパシリンダ55
とシリンダ32とは略気密状態を維持できるよう構成さ
れているため、シリンダ32とエアダンパシリンダ55
間において空気は遮断される。
【0068】上記のように、シリンダ32がエアダンパ
シリンダ55内に進入していく際、図中矢印Eで示され
るエアダンパシリンダ55の外部における体積の変化率
は、図中矢印Fで示されるエアダンパシリンダ55の内
部における体積の変化率に対して大きいため、エアダン
パシリンダ55の内部に存在する空気は、エアダンパシ
リンダ55に形成された小孔60を介して本体部53内
に流出する(流出する空気の流れを図中矢印Dで示
す)。
【0069】この際、小孔60の径寸法を適宜設定し空
気の流れDに抵抗を持たせておくことにより、小孔60
をオリフィスとして機能させることができ、シリンダ3
2とエアダンパシリンダ55とにより空気式緩衝器を構
成することができる。尚、更にシリンダ32の進行が進
むと、やがてシリンダ32の上面部32aはバウンドス
トッパ54に当接しその進行が停止される。
【0070】図9及び図10はシリンダ32とエアダン
パシリンダ55とにより構成される空気式緩衝器の特性
を示している。図9は油圧緩衝器ユニット51に印加さ
れる荷重とシリンダ32のストロークとの関係を示して
おり、また図10は車体2に印加される加速度(G)と
時間との関係を示している。
【0071】図10においてST1で示すストローク範
囲は、シリンダ32がエアダンパシリンダ55の領域B
と嵌合した時における特性である。この時、エアダンパ
シリンダ55の領域Bはテーパ部59が形成されている
ため、エアダンパシリンダ55内の空気は小孔60ばか
りでなく、シリンダ32とエアダンパシリンダ55のテ
ーパ部59との間に形成される間隙部分からも流出する
ため、発生する緩衝機能は小さく比較的なだらかな荷重
変化を得ることができる。
【0072】また、図10においてST2で示すストロ
ーク範囲は、シリンダ32がエアダンパシリンダ55の
領域Cと嵌合した時における特性である。このとき、エ
アダンパシリンダ55内の空気は小孔60のみから流出
する状態となるため、ストローク範囲ST1に比べて荷
重変化特性は急な特性となる。更に、図10においてS
T3で示すストローク範囲は、シリンダ32がバウンド
ストッパ54と当接した状態における特性である。シリ
ンダ32がバウンドストッパ54と当接した後は、シリ
ンダ32の変位はバウンドストッパ54の弾性変形のみ
により決まるため、荷重変化特性はストローク範囲ST
2に比べて更に急な特性となる。
【0073】このように、本実施例に係る油圧緩衝器ユ
ニット51を用いることにより、特性をスムーズに変化
させることができ、よつて図9に示されるように滑らか
な荷重変化特性を得ることができると共に、バウンドス
トッパ54の特性に減衰効果を持たせることができる。
【0074】これに対し、エアスプリング部52を設け
ない構成の油圧緩衝器ユニットを想定すると、図9にお
けるストローク範囲ST1,ST2が存在しないことと
なり、その荷重変化特性は図11に示す特性となる。こ
の用に、荷重変化が急激に発生すると(この急激な荷重
変化はシリンダ32がバウンドストッパ54と当接した
時に発生する)、図12に示されるようにシリンダ32
がバウンドストッパ54と当接した時T1において車体
2には急激な加速度Gが発生し、この急激な加速度Gの
発生は車体2に乗車している乗員にとってはゴツゴツと
した不快な乗り心地を与えてしまう。
【0075】これに対し、本実施例のようにエアスプリ
ング部52を設け減衰特性を段階的に変化させ荷重変化
特性を滑らかな連続的な特性とすることにより、図10
に示されるようにシリンダ32がバウンドストッパ54
と当接した時点(図中、T1で示す)において車体2に
急激な加速度Gが発生することを防止でき、良好な乗り
心地を実現することができる。また、シリンダ32がバ
ウンドストッパ54と当接した時に減衰力を高める効果
を有するため、操縦性を向上させることができる。
【0076】尚、第2実施例においても、前記した第1
実施例における効果を実現できることは勿論である。
【0077】
【発明の効果】上述の如く本発明によれば、気体式緩衝
器の減衰特性はピストン速度が低速度の時に高い減衰力
が発生するよう設定されており、また油圧緩衝器の減衰
特性はピストン速度が高速度の時に高い減衰力を発生す
るよう設定されているため、ピストン速度の低速度領域
では気体式緩衝器により高い減衰力を確保することがで
き、またピストン速度の高速度領域では油圧緩衝器によ
り必要とする減衰力を確保することができ、よって低速
度時には気体式緩衝器の減衰力を利用し、高速時には油
圧緩衝器により必要とする減衰力を得る構成とすること
により、複雑な構成を伴うことなく、乗り心地と操安性
との双方の確保を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例である懸架装置を示す概略
構成図である。
【図2】気体式緩衝器を拡大して示す断面図である。
【図3】油圧緩衝器を拡大して示す概略構成図である。
【図4】気体式緩衝器の減衰特性を示す図である。
【図5】油圧緩衝器の減衰特性を示す図である。
【図6】第1実施例に係る懸架装置の減衰特性を示す図
である。
【図7】本発明の第2実施例である懸架装置を示す概略
構成図である。
【図8】第2実施例に用いる油圧緩衝器を拡大して示す
断面図である。
【図9】第2実施例に用いる油圧緩衝器の荷重−ストロ
ーク特性を示す図である。
【図10】第2実施例に用いる油圧緩衝器の加速度−時
間特性を示す図である。
【図11】エアダンパシリンダを設けなかった場合にお
ける油圧緩衝器の荷重−ストローク特性を示す図であ
る。
【図12】エアダンパシリンダを設けなかった場合にお
ける油圧緩衝器の荷重−ストローク特性を示す図であ
る。
【符号の説明】
1,50 懸架装置 2 車体 4 アッパーアーム 5 ロワーアーム 7 気体式緩衝器 8 油圧緩衝器 9 車輪 12 アクスル 13 コイルスプリング 14,32 シリンダ 15,31 ピストン 18 連通路 19,37,38 オリフィス 26,34 ピストン本体 27,33 ピストンロッド 29,35 上室 30,36 下室 39,40 逆止弁 51 油圧緩衝器ユニット 52 エアスプリング部 53 本体部 54 バウンドストッパ 55 エアダンパシリンダ 60 小孔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輪を車体に揺動可能に支持するサスペ
    ンション部材と、 該車体と、該サスペンション部材或いは該サスペンショ
    ン部材の揺動と連動する部材との間に設けられた油圧緩
    衝器と、 該車体と、該サスペンション部材或いは該サスペンショ
    ン部材の揺動と連動する部材との間に設けられた気体式
    緩衝器とを具備し、 該気体式緩衝器の減衰特性を、ピストン速度が低速度の
    時に高い減衰力が発生するよう設定すると共に、 該油圧緩衝器の減衰特性を、ピストン速度が高速度の時
    に必要な減衰力を発生するよう設定したことを特徴とす
    る車両の懸架装置。
JP22816694A 1994-09-22 1994-09-22 車両の懸架装置 Pending JPH0891030A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104760481A (zh) * 2015-03-06 2015-07-08 三江瓦力特特种车辆有限公司 一种电驱动液压独立悬架连续油管底盘

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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