JPH0890571A - Cfrtp成形品およびその製造方法 - Google Patents

Cfrtp成形品およびその製造方法

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JPH0890571A
JPH0890571A JP22931394A JP22931394A JPH0890571A JP H0890571 A JPH0890571 A JP H0890571A JP 22931394 A JP22931394 A JP 22931394A JP 22931394 A JP22931394 A JP 22931394A JP H0890571 A JPH0890571 A JP H0890571A
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JP
Japan
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thermoplastic resin
molded product
temperature
melting point
cfrtp
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JP22931394A
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Masayoshi Yamagiwa
昌好 山極
Soichi Ishibashi
壮一 石橋
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Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】肉厚が1mm以下と薄くても剛性、強度に優れ、
しかも、電磁シールド特性に優れた、電子・電気機器用
筐体として有用なCFRTP成形品およびそのような成
形品を低コストで製造する方法を提供する。 【構成】メルトインデックスが5g/10min 以上の、
平均繊維長が3〜100mmの範囲にある炭素短繊維で強
化された熱可塑性樹脂からなるCFRTP成形品を、メ
ルトインデックスが5g/10min 以上の、平均繊維長
が3〜100mmの範囲にある炭素短繊維で強化された熱
可塑性樹脂からなるシートを熱可塑性樹脂の融点以上の
温度に予熱した後、熱可塑性樹脂の融点未満の温度に設
定した成形型に入れ、50〜500kgf /cm2 の圧力下
に5〜120秒間加圧して成形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電磁シールド体とし
て、また、パーソナルコンピュータ、ワードプロセッサ
等の各種の電子・電気機器の筐体として有用なCFRT
P(炭素繊維強化熱可塑性プラスチック:Carbon Fiber
Reinforcd Thermoplastics )成形品およびその製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】特公平5−58371号公報には、繊維
長が10〜100mmの範囲にある炭素短繊維で強化され
た熱硬化性樹脂からなるCFRP(炭素繊維強化プラス
チック:Carbon Fiber Reinforced Plastics)成形品が
記載されている。このようなCFRP成形品は、所望の
成形品の形状のキャビティを有する金型内で炭素短繊維
を含む熱硬化性樹脂を硬化させることによって成形する
が、熱硬化性樹脂の硬化には少なくとも3分以上、通常
は10分以上かかり、成形サイクルが長いために製造コ
ストが高くなるばかりか、リサイクル使用が難しいとい
う問題がある。
【0003】また、電子・電気機器の筐体には、炭素短
繊維で強化された熱可塑性樹脂からなるCFRTP成形
品が多く使われている。このようなCFRTP成形品
は、ほとんど例外なく、炭素短繊維と熱可塑性樹脂との
混練物を射出成形することによって作られているが、混
練時や、混練物が射出成形機のシリンダやゲートを通過
する時に炭素短繊維が0.1〜1mmほどに短く折れてし
まうので、成形品の剛性や強度等の力学的特性は低くな
り、薄肉化、軽量化が難しいという問題がある。また、
炭素短繊維が短く折れるのに伴い、筐体として必要な電
磁シールド特性も低下する。電磁シールド特性の低下を
補うために、表面に金属メッキを施すことも行われてい
るが、工程数が増え、やはり製造コストが高くなる。
【0004】一方、特開昭54−60504号公報に
は、一面に炭素繊維マット等を埋設した熱可塑性樹脂シ
ートを加圧、加熱して成形(圧縮成形)してなる電子・
電気機器用筐体が記載されている。この従来の筐体は、
本質的に熱可塑性樹脂からなるシートを用いるので、成
形サイクルを短くできて製造コストを下げることがで
き、また、射出成形によらず、圧縮成形によるので炭素
繊維が折れることによる上述した不都合も回避できる
が、一面に炭素繊維マットを埋設しただけであるから、
筐体として必要な剛性や強度を確保しようとするとどう
しても厚くなり、重量が増大する。また、厚み方向にお
ける構成が非対称なシートを用いるので、反りを生じや
すい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明の目的は、従
来の成形品の上述した問題点を解決し、たとえ肉厚が1
mm以下と薄くても優れた剛性、強度を発現をもち、しか
も、電磁シールド特性に優れ、電子・電気機器用筐体と
して有用なCFRTP成形品を提供するにある。また、
この発明の他の目的は、そのようなCFRTP成形品を
低コストで製造する方法を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は、メルトインデックスが5g/10min
以上の、炭素短繊維で強化された熱可塑性樹脂からなる
ことを特徴とするCFRTP成形品を提供する。好まし
くは、炭素短繊維の平均繊維長が3〜100mmの範囲に
あり、含有率が15〜60体積%の範囲にある。熱可塑
性樹脂にフィラーが含まれていてもよい。これらの成形
品は、電磁シールド体や電子・電気機器用筐体として有
用である。
【0007】また、この発明は、上述したCFRTP成
形品を製造する方法として、メルトインデックスが5g
/10min 以上の、炭素短繊維で強化された熱可塑性樹
脂からなるシートをその熱可塑性樹脂の融点以上の温度
に予熱した後、所望の成形品の形状のキャビティを有す
る成形型に入れ、加圧して成形することを特徴とする、
CFRTP成形品の製造方法を提供する。好ましくは、
シートをその熱可塑性樹脂の融点以上の温度に予熱した
後、熱可塑性樹脂の融点未満の温度に設定した成形型に
入れる。シートをその熱可塑性樹脂の融点以上の温度に
予熱した後、熱可塑性樹脂の融点以上の温度に設定した
成形型に入れ、加圧した後、成形型の温度を上記熱可塑
性樹脂の融点未満の温度に下げるのもよい。成形型内の
シートは、好ましくは50〜500kgf /cm2 の圧力下
に5〜120秒間加圧する。熱可塑性樹脂は、フィラー
を含んでいてよい。
【0008】さらに、この発明は、メルトインデックス
が5g/10min 以上の、炭素短繊維で強化された熱可
塑性樹脂からなる塊状体を溶融し、所望の成形品の形状
のキャビティを有する成形型に圧入して成形することを
特徴とする、CFRTP成形品の製造方法を提供する。
好ましくは、塊状体を溶融し、熱可塑性樹脂の融点未満
の温度に設定した成形型に圧入する。塊状体を溶融し、
熱可塑性樹脂の融点以上の温度に設定した成形型に圧入
した後、成形型の温度を上記熱可塑性樹脂の融点未満の
温度に下げるのもよい。この方法においても、熱可塑性
樹脂は、フィラーを含んでいてよい。
【0009】この発明において、炭素短繊維で強化され
た熱可塑性樹脂のメルトインデックスは、ASTM D
1238に規定される方法によって測定する。この測定
に際しては、成形品を溶融し、適当な大きさに予備成形
しておく。そして、メルトインデックスが5g/10mi
n 以上であると、成形時における炭素短繊維の流動性が
大きく向上し、たとえ複雑な形状の成形品であっても炭
素短繊維の分布の均一性が大きく向上し、より薄肉でも
剛性や強度に優れ、かつ、電磁シールド特性に優れた成
形品とすることができる。換言すれば、この発明の成形
品は、たとえ薄肉でも剛性や強度に優れ、かつ、電磁シ
ールド特性に優れている。炭素短繊維で強化された熱可
塑性樹脂のメルトインデックスは、使用する炭素短繊維
の長さや体積含有率、熱可塑性樹脂の種類やその溶融粘
度等を選択し、組み合せることによって5g/10min
以上とすることができる。メルトインデックスは、10
g/10min 以上であるのが好ましく、15g/10mi
n 以上であるとさらに好ましい。ただ、極端に高いと、
成形時にバリができたり、シートを用いる成形では、予
熱後、成形型に運ぶときのハンドリング性が悪くなった
りする。実用的な上限は150g/10min 程度であ
る。
【0010】炭素短繊維としては、好ましくは引張強度
が200kgf /mm2 以上、引張弾性率が15,000kg
f /mm2 以上の高強度、高弾性率炭素繊維からなる、好
ましくは平均繊維長が3〜100mmの範囲にあるものを
使用する。3mm以下では、補強効果が小さくなり、特に
薄肉化したときに成形品の剛性や強度が不足する。ま
た、電磁シールド特性も低くなる。一方、100mmを超
える長いものは、成形時における流動性が悪いので、分
布に大きなむらができたり、熱可塑性樹脂の異常な流れ
を誘起して成形品の表面品位が損われたりする。炭素短
繊維の分布に大きなむらができると、当然、成形品の剛
性や強度は低下するし、電磁シールド特性も低下する。
【0011】炭素短繊維は、それを含む熱可塑性樹脂中
に15〜60体積%含まれているのが好ましい。15体
積%よりも低いと、補強効果が小さくなって、特に薄肉
化したときの剛性や強度が低くなりやすい。また、電磁
シールド特性も低くなりやすい。60体積%を超える
と、どのような熱可塑性樹脂を用いるかにもよるが、成
形時における炭素短繊維を含む熱可塑性樹脂の流動性が
低下し、炭素短繊維の分布にむらができて、やはり成形
品の剛性や強度、電磁シールド特性が低くなりやすい。
【0012】炭素短繊維は、いろいろな形態で用いるこ
とができる。たとえば、1本1本の繊維(単繊維)に解
繊されたものでもよく、チョップドストランドでもよ
い。また、単繊維が二次元平面内においてランダムな方
向に配向している解繊マットや、チョップドストランド
が二次元平面内においてランダムな方向に配向している
チョップドストランドマットでもよい。
【0013】熱可塑性樹脂としては、ポリアミド(ナイ
ロン6、ナイロン66等)、ポリオレフィン(ポリエチ
レン、ポリプロピレン等)、ポリフェニレンサルファイ
ド、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフ
タレート、ポリカーボネート、ポリスチレン、ABS
や、アクリロニトリルとスチレンの共重合体等を用いる
ことができる。これらの混合物でもよい。
【0014】炭素短繊維で強化された熱可塑性樹脂のメ
ルトインデックスを5g/10min以上とするために、
熱可塑性樹脂の溶融粘度は大きな意味をもつ。熱可塑性
樹脂の最適の溶融粘度は、使用する炭素短繊維の長さや
量によっても異なるが、融点よりも10〜30℃ほど高
い温度で測定した値が5,000ポイズ以下、好ましく
は3,000ポイズ以下の範囲である。そして、そのよ
うな溶融粘度をもつ熱可塑性樹脂は、その製造時に、重
合度を制御したり、低分子量のオリゴマーを混合したり
することによって得ることができる。
【0015】熱可塑性樹脂中に、平均粒子径が0.1〜
50μmの範囲の、シリカ、炭酸カルシウム、ガラスビ
ーズ、タルク等の無機物フィラーや、平均繊維長が0.
01〜2mmの範囲の、炭素繊維、ガラス繊維等の短繊維
フィラーを5〜30重量%の範囲で含有させるのもよ
い。これらのフィラーを添加すると、熱可塑性樹脂の線
膨脹係数が炭素短繊維のそれに近くなり、成形品の反り
等をより防止することができるようになる。また、上述
したメルトインデックスの調整にも有効で、炭素短繊維
で強化された熱可塑性樹脂の流動性を適度にして薄肉で
も剛性や強度に優れ、かつ、電磁シールド特性に優れた
成形品とすることができるようになる。
【0016】また、熱可塑性樹脂中には、成形品の用途
等にもよるが、特に電子・電気機器の筐体として用いる
場合には、少量の、三酸化アンチモン、臭素化エポキシ
樹脂、臭素化フェノール樹脂等の難燃性改良剤や、タル
ク、雲母等の耐熱性改良剤や、サリチル酸フェニル等の
耐候性改良剤を添加しておくのも好ましい。
【0017】この発明のCFRTP成形品は、たとえば
次のような方法によって製造することができる。
【0018】すなわち、メルトインデックスが5g/1
0min 以上の、炭素短繊維で強化された熱可塑性樹脂の
シート、たとえば、上述したチョップドストランドマッ
トと熱可塑性樹脂との複合シートを、熱風オーブンや遠
赤外線ヒータ等を用いて、熱可塑性樹脂の融点以上の温
度に予熱した後、好ましくは熱可塑性樹脂の融点未満の
温度に設定した、所望の成形品の形状、たとえば電子・
電気機器の筐体の形状のキャビティを有する成形型(金
型等)に入れ、加圧して成形する。いわゆるスタンピン
グ成形である。シートの予熱温度は、融点から、融点上
50℃までの範囲であるのが好ましいが、熱可塑性樹脂
の熱分解温度未満であればよい。また、成形型の設定温
度は、熱可塑性樹脂の融点よりも30〜100℃ほど低
い温度であるのが好ましい。成形型を熱可塑性樹脂の融
点以上の温度に設定しておき、加圧後に融点未満の温度
に下げるのもよい。いずれの場合も、加圧力は50〜5
00kgf /cm2 、加圧時間は5〜120秒程度である。
【0019】別の方法として、メルトインデックスが5
g/10min 以上の、炭素短繊維で強化された熱可塑性
樹脂の塊状体を作り、それをピストンを有するシリンダ
内等で溶融した後、所望の成形品の形状のキャビティを
有する成形型に圧入する方法がある。圧力は50〜1,
000kgf /cm2 程度でよい。この場合も、成形型は熱
可塑性樹脂の融点よりも30〜100℃ほど低い温度に
設定しておくのが好ましい。また、上述した方法と同
様、成形型を熱可塑性樹脂の融点以上の温度に設定して
おき、圧入後に融点未満の温度に下げるのもよい。この
方法において注意すべきは、炭素短繊維が折れないよう
な溶融方法や圧入方法を採ることである。
【0020】
【実施例および比較例】
実施例 炭素繊維(引張強度:360kgf /mm2 、引張弾性率:
23,500kgf /mm2 、単糸径:7μm、単糸数:
3,000本)に、250℃で測定した溶融粘度が1,
500ポイズのナイロン6をコーティングし、炭素繊維
の含有率が25体積%のナイロン6被覆炭素繊維を得
た。
【0021】次に、上記ナイロン6被覆炭素繊維を遠赤
外線ヒータを用いて260℃に予熱した後、260℃に
設定した加圧ロールに通してテープに加工した。このテ
ープの幅は10mm、厚みは0.1mmであった。
【0022】次に、上記テープを、ロータリーカッタを
用いて長さ25mmに切断した後、金型中に散布し、26
0℃で圧縮成形して、炭素短繊維の含有率が25体積%
で、厚みが1.1mmの、炭素短繊維とナイロン6とから
なるシートを得た。このシートのメルトインデックスは
20g/10min であった。
【0023】次に、上記シートを熱風オーブン中にて2
50℃に予熱した後、150℃に加熱した、パーソナル
コンピュータの筐体の形状のキャビティを有する金型に
入れ、200kgf /cm2 の圧力で40秒間加圧して成形
し、図1に示すような筐体を得た。図1において、筐体
は、枠1と、リブ2と、ボス3とを有している。
【0024】得られた筐体は、板状部の厚みが0.9mm
で、炭素短繊維の分布は極めて均一で、炭素短繊維が枠
1、リブ2やボス3にもよく分布していた。また、電磁
シールド特性を測定したところ、64dBであった。
【0025】比較例1 250℃で測定した溶融粘度が1,500ポイズのナイ
ロン6に代えて、同様に測定した溶融粘度が6,000
ポイズのナイロン6を使用したほかは実施例と同様にし
て筐体を得た。なお、シートのメルトインデックスは3
g/10min であった。
【0026】得られた筐体を観察したところ、炭素短繊
維がリブ2とボス3の部分に行き渡っていなかったり、
行き渡っていても偏在していた。電磁シールド特性は6
3dBであった。
【0027】比較例2 250℃で測定した溶融粘度が1,500ポイズのナイ
ロン6に代えて、230℃で測定した溶融粘度が8,0
00ポイズのABSを使用したほかは実施例と同様にし
て筐体を得た。なお、シートのメルトインデックスは
2.5g/10min であった。
【0028】得られた筐体を観察したところ、やはり炭
素短繊維がリブ2とボス3の部分に行き渡っていなかっ
たり、行き渡っていても偏在していた。電磁シールド特
性は56dBであった。
【0029】
【発明の効果】この発明のCFRTP成形品は、メルト
インデックスが5g/10min 以上の、炭素短繊維で強
化された熱可塑性樹脂からなるものであるから、炭素短
繊維の分布の均一性に優れ、たとえ薄肉でも剛性や強度
に優れ、かつ、電磁シールド特性に優れている。また、
そのようなCFRTP成形品を、メルトインデックスが
5g/10min 以上の、炭素短繊維で強化された熱可塑
性樹脂からなるシートをその熱可塑性樹脂の融点以上の
温度に予熱した後、所望の成形品の形状のキャビティを
有する成形型に入れ、加圧して成形するか、メルトイン
デックスが5g/10min 以上の、炭素短繊維で強化さ
れた熱可塑性樹脂からなる塊状体を溶融し、所望の成形
品の形状のキャビティを有する成形型に圧入して成形す
るので、成形サイクルを短くでき、製造コストを大きく
下げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るCFRTP成形品を電子・電気
機器の筐体について示す概略斜視図である。 1:枠 2:リブ 3:ボス

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】メルトインデックスが5g/10min 以上
    の、炭素短繊維で強化された熱可塑性樹脂からなること
    を特徴とするCFRTP成形品。
  2. 【請求項2】炭素短繊維の平均繊維長が3〜100mmの
    範囲にあり、かつ、含有率が15〜60%体積%の範囲
    にある、請求項1のCFRTP成形品。
  3. 【請求項3】熱可塑性樹脂にフィラーが含まれている、
    請求項1または2のCFRTP成形品。
  4. 【請求項4】請求項1、2または3のCFRTP成形品
    を有する電磁シールド体。
  5. 【請求項5】請求項1、2または3のCFRTP成形品
    を有する電子・電気機器用筐体。
  6. 【請求項6】メルトインデックスが5g/10min 以上
    の、炭素短繊維で強化された熱可塑性樹脂からなるシー
    トをその熱可塑性樹脂の融点以上の温度に予熱した後、
    所望の成形品の形状のキャビティを有する成形型に入
    れ、加圧して成形することを特徴とする、CFRTP成
    形品の製造方法。
  7. 【請求項7】上記シートをその熱可塑性樹脂の融点以上
    の温度に予熱した後、熱可塑性樹脂の融点未満の温度に
    設定された成形型に入れる、請求項6のCFRTP成形
    品の製造方法。
  8. 【請求項8】シートをその熱可塑性樹脂の融点以上の温
    度に予熱した後、熱可塑性樹脂の融点以上の温度に設定
    した成形型に入れ、加圧した後、成形型の温度を上記熱
    可塑性樹脂の融点未満の温度に下げる、請求項6のCF
    RTP成形品の製造方法。
  9. 【請求項9】成形型内のシートを50〜500kgf /cm
    2 の圧力下に5〜120秒間加圧する、請求項6〜8の
    いずれかに記載のCFRTP成形品の製造方法。
  10. 【請求項10】メルトインデックスが5g/10min 以
    上の、炭素短繊維で強化された熱可塑性樹脂からなる塊
    状体を溶融し、所望の成形品の形状のキャビティを有す
    る成形型に圧入して成形することを特徴とする、CFR
    TP成形品の製造方法。
  11. 【請求項11】上記塊状体を溶融し、熱可塑性樹脂の融
    点以上の温度に設定した成形型に圧入する、請求項10
    のCFRTP成形品の製造方法。
  12. 【請求項12】上記塊状体を溶融し、熱可塑性樹脂の融
    点以上の温度に設定した成形型に圧入した後、成形型の
    温度を上記熱可塑性樹脂の融点未満の温度に下げる、請
    求項10のCFRTP成形品の製造方法。
  13. 【請求項13】熱可塑性樹脂がフィラーを含んでいる、
    請求項6〜12のいずれかに記載のCFRTP成形品の
    製造方法。
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