JPH0890473A - 容器移送機 - Google Patents
容器移送機Info
- Publication number
- JPH0890473A JPH0890473A JP25604494A JP25604494A JPH0890473A JP H0890473 A JPH0890473 A JP H0890473A JP 25604494 A JP25604494 A JP 25604494A JP 25604494 A JP25604494 A JP 25604494A JP H0890473 A JPH0890473 A JP H0890473A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- container
- vessel
- beer
- transfer machine
- clamp
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Manipulator (AREA)
- Filling Of Jars Or Cans And Processes For Cleaning And Sealing Jars (AREA)
- Specific Conveyance Elements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ステンレスビア樽等の液体飲料の容器の移送
作業を円滑かつ確実に行い落下による容器の破損事故を
防止すると共に、移送作業に従事する作業者の安全を確
保しようとするものである。 【構成】 容器移送機を構成する容器移送機本体を、高
圧のエアーを利用して、左右方向からクランプグリップ
により容器を把持するようにするものとすることで、容
器の表面に容器内に充填する液体飲料等が付着していて
も、確実に把持し、移送作業のために容器全体を保持し
ても容器の落下を防止できる上に、その容器の落下を防
止できることにより移送作業に従事する作業者の安全を
確保することができる。
作業を円滑かつ確実に行い落下による容器の破損事故を
防止すると共に、移送作業に従事する作業者の安全を確
保しようとするものである。 【構成】 容器移送機を構成する容器移送機本体を、高
圧のエアーを利用して、左右方向からクランプグリップ
により容器を把持するようにするものとすることで、容
器の表面に容器内に充填する液体飲料等が付着していて
も、確実に把持し、移送作業のために容器全体を保持し
ても容器の落下を防止できる上に、その容器の落下を防
止できることにより移送作業に従事する作業者の安全を
確保することができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、液体飲料の容器、特
にビール等の液体飲料を収容するステンレスビア樽を移
送するに当たって使用される容器移送機に関する。
にビール等の液体飲料を収容するステンレスビア樽を移
送するに当たって使用される容器移送機に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、容器、特にビール等の飲料を収容
するステンレスビア樽を移送するに当たって使用される
移送機において、ビール等の飲料を高圧で充填されたス
テンレスビア樽を直接保持する移送機本体は、一定の個
数、例えば３×５の計１５個に並べたステンレスビア樽
に対して、そのステンレスビア樽の容器口部及びその下
縁の形状が複雑であり、かつ高圧の液体飲料を容器内に
充填しているので容器自体に対して移送時の不用意な衝
撃や圧力を与えないようにするために、上記３×５の計
１５個に並べたステンレスビア樽の外周を囲うように枠
体を配置し、その枠体より左右方向から電磁バルブの開
閉により高圧のエアーを移送機本体を構成するチューブ
に対して導入或は排出させることで膨張或は収縮を行
い、チューブの膨張によりステンレスビア樽の容器口部
及びその下縁を押勢することにより保持し、一方チュー
ブ内より高圧のエアーを排出することでチューブの収縮
を行い、チューブによる容器保持の解除を行うものが一
般的である。
するステンレスビア樽を移送するに当たって使用される
移送機において、ビール等の飲料を高圧で充填されたス
テンレスビア樽を直接保持する移送機本体は、一定の個
数、例えば３×５の計１５個に並べたステンレスビア樽
に対して、そのステンレスビア樽の容器口部及びその下
縁の形状が複雑であり、かつ高圧の液体飲料を容器内に
充填しているので容器自体に対して移送時の不用意な衝
撃や圧力を与えないようにするために、上記３×５の計
１５個に並べたステンレスビア樽の外周を囲うように枠
体を配置し、その枠体より左右方向から電磁バルブの開
閉により高圧のエアーを移送機本体を構成するチューブ
に対して導入或は排出させることで膨張或は収縮を行
い、チューブの膨張によりステンレスビア樽の容器口部
及びその下縁を押勢することにより保持し、一方チュー
ブ内より高圧のエアーを排出することでチューブの収縮
を行い、チューブによる容器保持の解除を行うものが一
般的である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のものにおいて、容器、特にビール等の飲料を収容す
るステンレスビア樽を別の場所に移送するために使用さ
れる移送機において、その移送機本体が、チューブへの
高圧のエアーの導入或はチューブからの排出によるチュ
ーブの膨張或は収縮を利用して、ステンレスビア樽等の
容器の保持或はその保持の解除を行うものの場合、ステ
ンレスビア樽等の容器内にビール等の液体飲料を充填す
る際に液体飲料を容器内に対して高圧で充填するため
に、その充填する液体が溢出し易く、この溢出したビー
ル等の液体が容器、例えばステンレスビア樽の表面に付
着してしまい、あるいは何らかの原因によりステンレス
ビア樽の表面に水滴が付着した場合、ステンレスビア樽
を移送すべく移送機本体のチューブがステンレスビア樽
を保持するためにその表面に密着して膨張しても、ステ
ンレスビア樽の表面に付着するビール等の液体飲料ある
いは水滴により滑ってしまい、移送機本体を構成するチ
ューブの膨張による保持力が十分に発揮できず、ステン
レスビア樽等の容器を落下、破損させてしまうおそれが
ある上、ステンレスビア樽等の容器の表面に付着するビ
ール等の液体によって移送機本体のチューブが容器自体
をつかみ損ねた場合には、チューブ内に導入される高圧
のエアーによりチューブ内の内圧が極端に高まることと
なり、移送機本体を構成するチューブの破裂等の事故を
招いてしまう欠点がある。
来のものにおいて、容器、特にビール等の飲料を収容す
るステンレスビア樽を別の場所に移送するために使用さ
れる移送機において、その移送機本体が、チューブへの
高圧のエアーの導入或はチューブからの排出によるチュ
ーブの膨張或は収縮を利用して、ステンレスビア樽等の
容器の保持或はその保持の解除を行うものの場合、ステ
ンレスビア樽等の容器内にビール等の液体飲料を充填す
る際に液体飲料を容器内に対して高圧で充填するため
に、その充填する液体が溢出し易く、この溢出したビー
ル等の液体が容器、例えばステンレスビア樽の表面に付
着してしまい、あるいは何らかの原因によりステンレス
ビア樽の表面に水滴が付着した場合、ステンレスビア樽
を移送すべく移送機本体のチューブがステンレスビア樽
を保持するためにその表面に密着して膨張しても、ステ
ンレスビア樽の表面に付着するビール等の液体飲料ある
いは水滴により滑ってしまい、移送機本体を構成するチ
ューブの膨張による保持力が十分に発揮できず、ステン
レスビア樽等の容器を落下、破損させてしまうおそれが
ある上、ステンレスビア樽等の容器の表面に付着するビ
ール等の液体によって移送機本体のチューブが容器自体
をつかみ損ねた場合には、チューブ内に導入される高圧
のエアーによりチューブ内の内圧が極端に高まることと
なり、移送機本体を構成するチューブの破裂等の事故を
招いてしまう欠点がある。
【０００４】更に、直接ステンレスビア樽等の容器を保
持する移送機を構成する移送機本体のチューブは、高圧
のエアーの導入により膨張を起こさせるためゴム等の弾
性を有するものでつくられているため、チューブ自体の
経時劣化が生じ易く、特に長期間にわたって膨張或は収
縮を反復する劣悪な使用環境の下での使用に際してはチ
ューブの劣化が促進されるため、このチューブの劣化に
よってチューブ内に導入される高圧のエアーの漏出等を
原因として、膨張時におけるチューブの保持力の低下が
発生し、移送中のステンレルビア樽等の容器を落下、破
損させてしまうという問題もあり、ステンレスビア樽等
の容器自体の破損と共に、ステンレスビア樽等の容器の
移送作業に従事している作業者に対しても著しく危険を
及ぼす可能性があるものである。
持する移送機を構成する移送機本体のチューブは、高圧
のエアーの導入により膨張を起こさせるためゴム等の弾
性を有するものでつくられているため、チューブ自体の
経時劣化が生じ易く、特に長期間にわたって膨張或は収
縮を反復する劣悪な使用環境の下での使用に際してはチ
ューブの劣化が促進されるため、このチューブの劣化に
よってチューブ内に導入される高圧のエアーの漏出等を
原因として、膨張時におけるチューブの保持力の低下が
発生し、移送中のステンレルビア樽等の容器を落下、破
損させてしまうという問題もあり、ステンレスビア樽等
の容器自体の破損と共に、ステンレスビア樽等の容器の
移送作業に従事している作業者に対しても著しく危険を
及ぼす可能性があるものである。
【０００５】そこで、この発明は、上記従来のものの有
する欠点を改善するものであり、ビール等の液体飲料を
収容するステンレスビア樽等の容器の移送作業を安全か
つ正確に行えるようにしてなるものである。
する欠点を改善するものであり、ビール等の液体飲料を
収容するステンレスビア樽等の容器の移送作業を安全か
つ正確に行えるようにしてなるものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】そのために、容器移送機
本体と、この容器移送機本体の単数或は複数個を上下方
向に昇降自在に、及び縦横方向に任意にスライド自在と
してなる移動支持部から構成される容器移送機におい
て、電磁弁の開閉に伴いエアーシリンダー内に導入或は
排出されるエアーによって、エアーシリンダー内におい
て摺動自在となるピストンと一体に連動するクサビ形状
の作用体を昇降させると共に、上記容器移送機本体にお
いて、容器口部側縁を左右方向から把持し、スプリング
により互いに対向方向間に張設されるスプリングを有す
るクランプグリップを、上記作用体の昇降に伴ってその
端部を作用体表面に当接させつつ左右方向に開閉自在と
し、ビール等の液体飲料を充填してなるステンレスビア
樽等の容器を保持自在としてなるものである。
本体と、この容器移送機本体の単数或は複数個を上下方
向に昇降自在に、及び縦横方向に任意にスライド自在と
してなる移動支持部から構成される容器移送機におい
て、電磁弁の開閉に伴いエアーシリンダー内に導入或は
排出されるエアーによって、エアーシリンダー内におい
て摺動自在となるピストンと一体に連動するクサビ形状
の作用体を昇降させると共に、上記容器移送機本体にお
いて、容器口部側縁を左右方向から把持し、スプリング
により互いに対向方向間に張設されるスプリングを有す
るクランプグリップを、上記作用体の昇降に伴ってその
端部を作用体表面に当接させつつ左右方向に開閉自在と
し、ビール等の液体飲料を充填してなるステンレスビア
樽等の容器を保持自在としてなるものである。
【０００７】
【作用】上記構成を具えるので、移送すべきビール等の
液体飲料を充填するステンレスビア樽等の容器の表面
に、容器内に充填する液体飲料等が付着していても、容
器自体を直接保持する容器移送機本体が、電磁弁によっ
てエアーシリンダー内に導入され、そして排出される高
圧のエアーにより摺動するエアーシリンダーに連動する
作用体の昇降により開閉するクランプグリップによって
容器の口部を強固に把持すると共に、クリンプグリップ
自体の容器の口部への係止のため、容器のクリンプグリ
ップによる保持力は十分に発揮されることとなり、容器
の移送時においての落下、破損等の事故は防止できる。
液体飲料を充填するステンレスビア樽等の容器の表面
に、容器内に充填する液体飲料等が付着していても、容
器自体を直接保持する容器移送機本体が、電磁弁によっ
てエアーシリンダー内に導入され、そして排出される高
圧のエアーにより摺動するエアーシリンダーに連動する
作用体の昇降により開閉するクランプグリップによって
容器の口部を強固に把持すると共に、クリンプグリップ
自体の容器の口部への係止のため、容器のクリンプグリ
ップによる保持力は十分に発揮されることとなり、容器
の移送時においての落下、破損等の事故は防止できる。
【０００８】
【実施例】この発明を図に示す実施例により更に説明す
る。（１）は、この発明の実施例である容器移送機であ
り、この容器移送機（１）は、例えばビール等の液体飲
料を高圧で充填するステンレスビア樽等の容器（２）を
直接保持する容器移送機本体（３）と、この容器移送機
本体（３）の単数或は複数個を上下方向に昇降自在に、
及び縦横方向に任意にスライド自在に支持してなる移動
支持部（１１）から構成されるものである。
る。（１）は、この発明の実施例である容器移送機であ
り、この容器移送機（１）は、例えばビール等の液体飲
料を高圧で充填するステンレスビア樽等の容器（２）を
直接保持する容器移送機本体（３）と、この容器移送機
本体（３）の単数或は複数個を上下方向に昇降自在に、
及び縦横方向に任意にスライド自在に支持してなる移動
支持部（１１）から構成されるものである。
【０００９】そして、この移動支持部（１１）により上
下方向に昇降自在に、及び縦横方向に任意にスライド自
在に支持される容器移送機本体（３）は、ステンレスビ
ア樽等の容器（２）の口部側縁（２’）を左右方向から
把持し、スプリング（６）により一体に連結される縦断
面略Ｌ字形状のクランプグリップ（４）と、エアーシリ
ンダー（８）内を気室Ａ及びＢに区画し、電磁弁（７）
の開閉に伴いエアーシリンダー（８）内に導入或は排出
される高圧のエアーによって摺動自在となるピストン
（９）と一体に連動して昇降自在となる下方に向かって
先鋭化するクサビ形状の作用体（１０）とからなり、曲
面に形成されるクランプグリップ（４）の端部（５）
を、上記作用体（１０）の昇降に伴って、その傾斜する
作用体（１０）の表面に当接させつつ支点（５”）を中
心として左右方向に開閉自在となるものとし、ビール等
の液体飲料を充填してなるステンレスビア樽等の容器
（２）を保持自在としてなるものである。なお、直接ビ
ール等の液体飲料を充填してなるステンレスビア樽等の
容器（２）を保持してなる容器移送機本体（３）を構成
してなるクランプグリップ（４）の先端は、上記容器
（２）を把持した際に容器（２）の口部側縁（２’）に
対して密着し、確実に把持することができるように容器
（２）の口部側縁（２’）の形状に合致する略湾曲部
（５’）を配設してなるものである。
下方向に昇降自在に、及び縦横方向に任意にスライド自
在に支持される容器移送機本体（３）は、ステンレスビ
ア樽等の容器（２）の口部側縁（２’）を左右方向から
把持し、スプリング（６）により一体に連結される縦断
面略Ｌ字形状のクランプグリップ（４）と、エアーシリ
ンダー（８）内を気室Ａ及びＢに区画し、電磁弁（７）
の開閉に伴いエアーシリンダー（８）内に導入或は排出
される高圧のエアーによって摺動自在となるピストン
（９）と一体に連動して昇降自在となる下方に向かって
先鋭化するクサビ形状の作用体（１０）とからなり、曲
面に形成されるクランプグリップ（４）の端部（５）
を、上記作用体（１０）の昇降に伴って、その傾斜する
作用体（１０）の表面に当接させつつ支点（５”）を中
心として左右方向に開閉自在となるものとし、ビール等
の液体飲料を充填してなるステンレスビア樽等の容器
（２）を保持自在としてなるものである。なお、直接ビ
ール等の液体飲料を充填してなるステンレスビア樽等の
容器（２）を保持してなる容器移送機本体（３）を構成
してなるクランプグリップ（４）の先端は、上記容器
（２）を把持した際に容器（２）の口部側縁（２’）に
対して密着し、確実に把持することができるように容器
（２）の口部側縁（２’）の形状に合致する略湾曲部
（５’）を配設してなるものである。
【００１０】この発明の実施例である容器移送機（１）
は以上の構成を具えるものであるので、ビール等の液体
飲料を充填してなるステンレスビア樽等の容器（２）を
移送しようとする場合には、ビール等の液体飲料を充填
してなるステンレスビア樽等の容器（２）を直接保持し
てなる容器移送機本体（３）を、この移動支持部（１
１）により適宜縦横方向にスライドさせた後に、目的物
であるビール等の液体飲料を充填してなるステンレスビ
ア樽等の容器（２）に向かって降下させる。その降下の
際、或はクランプグリップ（４）先端の略湾曲部
（５’）が容器（２）の口部側縁（２’）を把持しうる
位置まで容器移送機本体（３）を降下させた後に、電磁
弁（７）を開放して高圧のエアーをエアーシリンダー
（８）の気室Ａ内に導入すると、このエアーシリンダー
（８）の気室Ａ内に導入された高圧のエアーにより、エ
アーシリンダー（８）内のピストン（９）が下方に向か
って摺動することから、このピストン（９）に一体に連
動するクサビ形状の作用体（１０）も同様に下方に向か
って移動するものとなるので、このクサビ形状の作用体
（１０）の表面にその曲面に形成された端部（５）を当
接する互いに対向する二つのクランプグリップ（４）
は、クサビ形状の作用体（１０）の下方への降下に伴
い、その端部（５）を作用体（１０）の表面に対して滑
動させることで、支点（５”）を中心として内方に向か
って回動する。すなわち互いに対向する二つのクランプ
グリップ（４）は、上記クランプグリップ（４）間に張
設されるスプリング（６）を圧縮させつつ閉成するもの
となる。
は以上の構成を具えるものであるので、ビール等の液体
飲料を充填してなるステンレスビア樽等の容器（２）を
移送しようとする場合には、ビール等の液体飲料を充填
してなるステンレスビア樽等の容器（２）を直接保持し
てなる容器移送機本体（３）を、この移動支持部（１
１）により適宜縦横方向にスライドさせた後に、目的物
であるビール等の液体飲料を充填してなるステンレスビ
ア樽等の容器（２）に向かって降下させる。その降下の
際、或はクランプグリップ（４）先端の略湾曲部
（５’）が容器（２）の口部側縁（２’）を把持しうる
位置まで容器移送機本体（３）を降下させた後に、電磁
弁（７）を開放して高圧のエアーをエアーシリンダー
（８）の気室Ａ内に導入すると、このエアーシリンダー
（８）の気室Ａ内に導入された高圧のエアーにより、エ
アーシリンダー（８）内のピストン（９）が下方に向か
って摺動することから、このピストン（９）に一体に連
動するクサビ形状の作用体（１０）も同様に下方に向か
って移動するものとなるので、このクサビ形状の作用体
（１０）の表面にその曲面に形成された端部（５）を当
接する互いに対向する二つのクランプグリップ（４）
は、クサビ形状の作用体（１０）の下方への降下に伴
い、その端部（５）を作用体（１０）の表面に対して滑
動させることで、支点（５”）を中心として内方に向か
って回動する。すなわち互いに対向する二つのクランプ
グリップ（４）は、上記クランプグリップ（４）間に張
設されるスプリング（６）を圧縮させつつ閉成するもの
となる。
【００１１】かくして、この作用体（１０）の下方への
移動により、支点（５”）を中心とするクランプグリッ
プ（４）の内方に向かっての回動、すなわちクランプグ
リップ（４）の閉成に伴って先端の略湾曲部（５’）が
ビール等の液体飲料を充填してなるステンレスビア樽等
の容器（２）の口部側縁（２’）を左右方向からを把持
し、しかもその閉成したクリンプグリップ（４）が容器
（２）の口部（２”）の下面に係止することとなり、容
器（２）の口部側縁（２’）の表面に容器内に充填する
ビール等の液体飲料が漏出していてもクランプグリップ
（４）の先端の略湾曲部（５’）の合致による把持力が
強力に発生するため、このクランピグリップ（４）の左
右方向からの容器（２）の口部側縁（２’）への把持及
び、上記閉成したクリンプグリップの容器（２）の口部
（２”）への係止によって、容器移送機本体（３）によ
り容器（２）を強固に保持、移送することができるよう
になるものである。
移動により、支点（５”）を中心とするクランプグリッ
プ（４）の内方に向かっての回動、すなわちクランプグ
リップ（４）の閉成に伴って先端の略湾曲部（５’）が
ビール等の液体飲料を充填してなるステンレスビア樽等
の容器（２）の口部側縁（２’）を左右方向からを把持
し、しかもその閉成したクリンプグリップ（４）が容器
（２）の口部（２”）の下面に係止することとなり、容
器（２）の口部側縁（２’）の表面に容器内に充填する
ビール等の液体飲料が漏出していてもクランプグリップ
（４）の先端の略湾曲部（５’）の合致による把持力が
強力に発生するため、このクランピグリップ（４）の左
右方向からの容器（２）の口部側縁（２’）への把持及
び、上記閉成したクリンプグリップの容器（２）の口部
（２”）への係止によって、容器移送機本体（３）によ
り容器（２）を強固に保持、移送することができるよう
になるものである。
【００１２】そして、目的とする別の場所に容器（２）
を移動支持部（１１）により移動させた後は、容器移送
機本体（３）を構成するクランプグリップ（４）の把持
により保持されているビール等の液体飲料を充填してな
るステンレスビア樽等の容器（２）を、例えばパレット
上等に降下、載置させ、再び容器移送機本体（３）を構
成する電磁弁（７）を開放して高圧のエアーをエアーシ
リンダー（８）の気室Ｂ内に導入すると共に、容器
（２）の口部側縁（２’）をクランプグリップ（４）に
より把持すべくこのエアーシリンダー（８）の気室Ａ内
に導入された高圧のエアーを排出することで、エアーシ
リンダー（８）内のピストン（９）を上方に向かって摺
動させると、このピストン（９）に一体に連動するクサ
ビ形状の作用体（１０）も同様に上方に向かって押勢さ
せることにより、このクサビ形状の作用体（１０）の表
面に対して曲面に形成される端部（５）を当接する互い
に対向する二つのクランプグリップ（４）は、上記作用
体（１０）の上方への押勢に伴って支点（５”）を中心
として外方向に回動する、すなわち互いに対向する二つ
のクランプグリップ（４）は、クランプグリップ（４）
の閉成に伴って収縮されたスプリング（６）をその反発
力をもって伸長させつつ拡開するものとなるので、ビー
ル等の液体飲料を充填してなるステンレスビア樽等の容
器（２）を容器移送機本体（３）のクランプグリップ
（４）の把持から開放するものとなり、これをもって容
器（２）の容器移送機（１）による移送作業が終了する
ものとなる。
を移動支持部（１１）により移動させた後は、容器移送
機本体（３）を構成するクランプグリップ（４）の把持
により保持されているビール等の液体飲料を充填してな
るステンレスビア樽等の容器（２）を、例えばパレット
上等に降下、載置させ、再び容器移送機本体（３）を構
成する電磁弁（７）を開放して高圧のエアーをエアーシ
リンダー（８）の気室Ｂ内に導入すると共に、容器
（２）の口部側縁（２’）をクランプグリップ（４）に
より把持すべくこのエアーシリンダー（８）の気室Ａ内
に導入された高圧のエアーを排出することで、エアーシ
リンダー（８）内のピストン（９）を上方に向かって摺
動させると、このピストン（９）に一体に連動するクサ
ビ形状の作用体（１０）も同様に上方に向かって押勢さ
せることにより、このクサビ形状の作用体（１０）の表
面に対して曲面に形成される端部（５）を当接する互い
に対向する二つのクランプグリップ（４）は、上記作用
体（１０）の上方への押勢に伴って支点（５”）を中心
として外方向に回動する、すなわち互いに対向する二つ
のクランプグリップ（４）は、クランプグリップ（４）
の閉成に伴って収縮されたスプリング（６）をその反発
力をもって伸長させつつ拡開するものとなるので、ビー
ル等の液体飲料を充填してなるステンレスビア樽等の容
器（２）を容器移送機本体（３）のクランプグリップ
（４）の把持から開放するものとなり、これをもって容
器（２）の容器移送機（１）による移送作業が終了する
ものとなる。
【００１３】
【発明の効果】以上のとおり、ビール等の液体飲料を高
圧で充填するステンレスビア樽等の容器を高圧のエアー
を利用するクランプグリップにより把持することにより
移送作業中容器を保持するものとすることで、容器に対
する移送作業中の保持力を高めると共に、容器内に充填
する液体の漏出等による容器外側の水濡れ状況に拘らず
確実に把持することができるものであるので、容器の移
送作業中における容器の落下事故を未然に防止すること
が可能となり、更にその落下事故に伴う移送作業に従事
する作業者への危険を低減させることができる優れた効
果を有するものである。
圧で充填するステンレスビア樽等の容器を高圧のエアー
を利用するクランプグリップにより把持することにより
移送作業中容器を保持するものとすることで、容器に対
する移送作業中の保持力を高めると共に、容器内に充填
する液体の漏出等による容器外側の水濡れ状況に拘らず
確実に把持することができるものであるので、容器の移
送作業中における容器の落下事故を未然に防止すること
が可能となり、更にその落下事故に伴う移送作業に従事
する作業者への危険を低減させることができる優れた効
果を有するものである。
【図１】この発明の実施例である容器移送機の全体概略
図である。
図である。
【図２】容器移送機本体の拡大側面図である。
【図３】容器を把持する直前の容器移送機本体の拡大側
面図である。
面図である。
【図４】容器を把持した直後の容器移送機本体の拡大側
面図である。
面図である。
【図５】容器を把持した場合における容器口部側縁部分
の横断面図である。
の横断面図である。
１ 容器移送機 ２ 容器 ２’（容器の）口部側縁 ３ 容器移送機本体 ４ クランプグリップ ５ （クランプグリップの）端部 ５’（クランプグリップ先端の）略湾曲部 ５”支点 ６ スプリング ７ 電磁弁 ８ エアーシリンダー ９ ピストン １０ 作用体 １１ 移動支持部
Claims (1)
- 【請求項１】 容器移送機本体と、この容器移送機本体
の単数或は複数個を上下方向に昇降自在に、及び縦横方
向に任意にスライド自在に支持してなる移動支持部から
構成される容器移送機において、電磁弁の開閉に伴いエ
アーシリンダー内に導入或は排出されるエアーによっ
て、エアーシリンダー内において摺動自在となるピスト
ンと一体に連動するクサビ形状の作用体を昇降させると
共に、上記容器移送機本体において、容器口部側縁を左
右方向から把持し、互いに対向方向間に張設されるスプ
リングを有するクランプグリップを、上記作用体の昇降
に伴ってその端部を作用体表面に当接させつつ左右方向
に開閉自在として、ビール等の液体飲料を充填してなる
ステンレスビア樽等の容器を保持自在としてなる容器移
送機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25604494A JPH0890473A (ja) | 1994-09-27 | 1994-09-27 | 容器移送機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25604494A JPH0890473A (ja) | 1994-09-27 | 1994-09-27 | 容器移送機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0890473A true JPH0890473A (ja) | 1996-04-09 |
Family
ID=17287132
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25604494A Pending JPH0890473A (ja) | 1994-09-27 | 1994-09-27 | 容器移送機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0890473A (ja) |
Cited By (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102717382A (zh) * | 2012-06-08 | 2012-10-10 | 北京工业大学 | 多机械手同步抱抓机构 |
| WO2013058439A1 (ko) * | 2011-10-20 | 2013-04-25 | 서울대학교산학협력단 | 연성 조인트의 좌굴 현상을 이용한 적응형 그립핑 로봇 |
| JP2014234188A (ja) * | 2013-05-31 | 2014-12-15 | シブヤマシナリー株式会社 | 充填装置 |
| CN107601405A (zh) * | 2017-08-18 | 2018-01-19 | 苏州首达机械有限公司 | 抓取提升装置 |
| CN107825448A (zh) * | 2017-11-27 | 2018-03-23 | 黄石市华天自动化设备有限公司 | 一种夹持吊具 |
| CN109051309A (zh) * | 2018-08-10 | 2018-12-21 | 山东中际智能装备有限公司 | 一种定子套环快速解锁装置 |
| KR101962826B1 (ko) * | 2018-10-16 | 2019-03-27 | (주)서울에프엔비 | 음료용기 공급장치 |
| CN110063208A (zh) * | 2019-05-24 | 2019-07-30 | 中国矿业大学 | 一种采摘机械手末端执行器 |
| CN110328681A (zh) * | 2019-07-29 | 2019-10-15 | 南京涵铭置智能科技有限公司 | 一种工业机器人用夹持装置及夹持方法 |
| CN113401659A (zh) * | 2021-07-06 | 2021-09-17 | 昆山鼎鑫号机械有限公司 | 一种取料结构、具有该取料结构的取料装置及应用该取料装置的取料方法 |
| CN114162598A (zh) * | 2022-02-08 | 2022-03-11 | 沈阳和研科技有限公司 | 料盒夹紧机构和自动板条上料机 |
| CN115416885A (zh) * | 2022-09-26 | 2022-12-02 | 江西诺泰生物科技有限公司 | 一种果蔬固体饮料定量分装设备 |
| CN115571628A (zh) * | 2022-11-11 | 2023-01-06 | 诸城市天工造纸机械有限公司 | 一种工业造纸用成垛纸张转移输送设备 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5789584A (en) * | 1980-09-30 | 1982-06-03 | Remy & Cie E P | Gripper and gripping head for gripping article |
| JPS5871777A (ja) * | 1981-10-23 | 1983-04-28 | Sony Corp | 磁気記録再生装置 |
-
1994
- 1994-09-27 JP JP25604494A patent/JPH0890473A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5789584A (en) * | 1980-09-30 | 1982-06-03 | Remy & Cie E P | Gripper and gripping head for gripping article |
| JPS5871777A (ja) * | 1981-10-23 | 1983-04-28 | Sony Corp | 磁気記録再生装置 |
Cited By (19)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2013058439A1 (ko) * | 2011-10-20 | 2013-04-25 | 서울대학교산학협력단 | 연성 조인트의 좌굴 현상을 이용한 적응형 그립핑 로봇 |
| CN102717382A (zh) * | 2012-06-08 | 2012-10-10 | 北京工业大学 | 多机械手同步抱抓机构 |
| JP2014234188A (ja) * | 2013-05-31 | 2014-12-15 | シブヤマシナリー株式会社 | 充填装置 |
| CN107601405A (zh) * | 2017-08-18 | 2018-01-19 | 苏州首达机械有限公司 | 抓取提升装置 |
| CN107825448B (zh) * | 2017-11-27 | 2023-10-24 | 湖北天华智能装备股份有限公司 | 一种夹持吊具 |
| CN107825448A (zh) * | 2017-11-27 | 2018-03-23 | 黄石市华天自动化设备有限公司 | 一种夹持吊具 |
| CN109051309A (zh) * | 2018-08-10 | 2018-12-21 | 山东中际智能装备有限公司 | 一种定子套环快速解锁装置 |
| KR101962826B1 (ko) * | 2018-10-16 | 2019-03-27 | (주)서울에프엔비 | 음료용기 공급장치 |
| CN110063208A (zh) * | 2019-05-24 | 2019-07-30 | 中国矿业大学 | 一种采摘机械手末端执行器 |
| CN110063208B (zh) * | 2019-05-24 | 2024-03-26 | 中国矿业大学 | 一种采摘机械手末端执行器 |
| CN110328681A (zh) * | 2019-07-29 | 2019-10-15 | 南京涵铭置智能科技有限公司 | 一种工业机器人用夹持装置及夹持方法 |
| CN110328681B (zh) * | 2019-07-29 | 2020-04-14 | 南京涵铭置智能科技有限公司 | 一种工业机器人用夹持装置及夹持方法 |
| CN113401659A (zh) * | 2021-07-06 | 2021-09-17 | 昆山鼎鑫号机械有限公司 | 一种取料结构、具有该取料结构的取料装置及应用该取料装置的取料方法 |
| CN114162598A (zh) * | 2022-02-08 | 2022-03-11 | 沈阳和研科技有限公司 | 料盒夹紧机构和自动板条上料机 |
| CN114162598B (zh) * | 2022-02-08 | 2022-05-10 | 沈阳和研科技有限公司 | 料盒夹紧机构和自动板条上料机 |
| CN115416885A (zh) * | 2022-09-26 | 2022-12-02 | 江西诺泰生物科技有限公司 | 一种果蔬固体饮料定量分装设备 |
| CN115416885B (zh) * | 2022-09-26 | 2024-03-12 | 江西诺泰生物科技有限公司 | 一种果蔬固体饮料定量分装设备 |
| CN115571628A (zh) * | 2022-11-11 | 2023-01-06 | 诸城市天工造纸机械有限公司 | 一种工业造纸用成垛纸张转移输送设备 |
| CN115571628B (zh) * | 2022-11-11 | 2023-03-10 | 诸城市天工造纸机械有限公司 | 一种工业造纸用成垛纸张转移输送设备 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH0890473A (ja) | 容器移送機 | |
| US4340249A (en) | Jar stabilizer for pick-up assembly | |
| US20100074720A1 (en) | Multifunction tool for depalletising | |
| US4502323A (en) | Method and apparatus for performing a hydraulic pressure test on a tube | |
| US20190329990A1 (en) | Gripper Apparatus | |
| SE466194B (sv) | Fyllningsventiler foer burkar och liknande behaallare | |
| US5308237A (en) | Container ejection system | |
| US3563287A (en) | Machines for filling beer kegs and like containers | |
| US5171053A (en) | Barrel clamp | |
| CN110603222B (zh) | 封盖设备用的夹持瓶子并对其进行定心的装置 | |
| JPS6216318A (ja) | ふた付き包装容器をガス充填し閉鎖するための装置 | |
| US3152429A (en) | Apparatus for filling and sealing aerosol containers | |
| US5601850A (en) | Center mechanism of tire vulcanizing press | |
| US20080196228A1 (en) | Anti-Tamper Ring Extraction Tool | |
| US4287996A (en) | Flexible closures and closure for bung openings | |
| US2475732A (en) | Stoppering device | |
| RU2238876C2 (ru) | Способ выполнения подводных подъемно-транспортных операций и устройства для его осуществления | |
| CN110775422A (zh) | 一种玻璃生产用产品运输装置 | |
| RU2362726C2 (ru) | Инструмент для извлечения клапанного устройства | |
| US3067501A (en) | Bottle banding device | |
| KR20190043130A (ko) | 포탄의 잠금 장치 및 이러한 잠금 장치를 포함하는 스트레쳐 | |
| JPS58197124A (ja) | バルクデパレタイザの仕切板保持装置 | |
| KR20150139325A (ko) | 무어링 시스템과 이를 포함하는 액화가스 공급 시스템 및 방법 | |
| US2778179A (en) | Container cap-seal and sealing apparatus | |
| US3747784A (en) | Material handling system |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19980519 |