JPH0890124A - 装飾用パイプの製造方法 - Google Patents
装飾用パイプの製造方法Info
- Publication number
- JPH0890124A JPH0890124A JP6248857A JP24885794A JPH0890124A JP H0890124 A JPH0890124 A JP H0890124A JP 6248857 A JP6248857 A JP 6248857A JP 24885794 A JP24885794 A JP 24885794A JP H0890124 A JPH0890124 A JP H0890124A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pipe
- kinds
- color tones
- main component
- decorative
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- Pending
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- Butt Welding And Welding Of Specific Article (AREA)
- Shaping Metal By Deep-Drawing, Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 優れた外観を有し、安定した接合強度を有
し、装飾用として特異なパイプを容易に作ることのでき
る装飾用パイプの製造方法を提供する。 【構成】 色調の異なる異種金属よりなる少なくとも2
種類の板材を突き合わせ溶接し、次に圧延し、次いで円
板抜きし、次に絞り加工し、然る後パイプ加工すること
を特徴とする装飾用パイプの製造方法。
し、装飾用として特異なパイプを容易に作ることのでき
る装飾用パイプの製造方法を提供する。 【構成】 色調の異なる異種金属よりなる少なくとも2
種類の板材を突き合わせ溶接し、次に圧延し、次いで円
板抜きし、次に絞り加工し、然る後パイプ加工すること
を特徴とする装飾用パイプの製造方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ブレスレット、ネック
レス等の装飾用、その他眼鏡フレーム、管楽器等にも用
いることのできるパイプの製造方法に関する。
レス等の装飾用、その他眼鏡フレーム、管楽器等にも用
いることのできるパイプの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、装飾用のパイプを作る方法の1つ
に、板材を丸めて側端同士を突き合わせて溶接する方法
がある。この方法は、雰囲気中での溶接の為、作業しに
くく、安定溶接が難しい。即ち、溶け過ぎにより裏面部
の修復が難しく、がぶりが発生し、加工後2層になり、
剥がれ、割れが発生する。また溶接中に熱歪により変形
(特によじれ)が発生する。さらに突き合わせ溶接端が
波状となり、直線状になることが少ない。また、こうし
て得たパイプは、溶接の熱処理による結晶粒が粗大化し
たままで所要形状に塑性加工すると、割れ易い。一方、
装飾用パイプとしては、異なった色調の組み合わせから
なる新規な独創性に富んだものが要望されている。
に、板材を丸めて側端同士を突き合わせて溶接する方法
がある。この方法は、雰囲気中での溶接の為、作業しに
くく、安定溶接が難しい。即ち、溶け過ぎにより裏面部
の修復が難しく、がぶりが発生し、加工後2層になり、
剥がれ、割れが発生する。また溶接中に熱歪により変形
(特によじれ)が発生する。さらに突き合わせ溶接端が
波状となり、直線状になることが少ない。また、こうし
て得たパイプは、溶接の熱処理による結晶粒が粗大化し
たままで所要形状に塑性加工すると、割れ易い。一方、
装飾用パイプとしては、異なった色調の組み合わせから
なる新規な独創性に富んだものが要望されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、優れ
た外観を有し、安定した接合強度を有し、装飾用として
特異なパイプを容易に作ることのできる方法を提供しよ
うとするものである。
た外観を有し、安定した接合強度を有し、装飾用として
特異なパイプを容易に作ることのできる方法を提供しよ
うとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の装飾用パイプの製造方法は、色調の異なる異
種金属よりなる少なくとも2種類の板材を突き合わせ溶
接し、次いで円板抜きし、次に絞り加工し、然る後パイ
プ加工することを特徴とするものである。なお、板材を
溶接してから円板抜きする代わりに、2枚の半円形板材
を溶接したり、3枚以上の扇形板材を溶接して円板を作
製しても良いものである。さらに板材を突き合わせ溶接
した後、円板抜きまたは絞り加工する前に板材を圧延し
ても良いものである。またここで用いる少なくとも2種
の異種金属としては、Ag、Pt又はPdを主成分とす
る白色合金、Auを主成分とする黄色合金及びCuを主
成分とする赤色合金より選ばれる2種以上を用いると、
カラフルなパイプが作製できる。
の本発明の装飾用パイプの製造方法は、色調の異なる異
種金属よりなる少なくとも2種類の板材を突き合わせ溶
接し、次いで円板抜きし、次に絞り加工し、然る後パイ
プ加工することを特徴とするものである。なお、板材を
溶接してから円板抜きする代わりに、2枚の半円形板材
を溶接したり、3枚以上の扇形板材を溶接して円板を作
製しても良いものである。さらに板材を突き合わせ溶接
した後、円板抜きまたは絞り加工する前に板材を圧延し
ても良いものである。またここで用いる少なくとも2種
の異種金属としては、Ag、Pt又はPdを主成分とす
る白色合金、Auを主成分とする黄色合金及びCuを主
成分とする赤色合金より選ばれる2種以上を用いると、
カラフルなパイプが作製できる。
【0005】
【作用】上記のように本発明の装飾用パイプの製造方法
は、色調の異なる異種金属よりなる少なくとも2種類の
板材を突き合わせ溶接するので、作業性が良く、接合強
度も安定する。しかも溶接等の欠陥は表面に現れるの
で、修復が可能である。また、溶接部の結晶が細かくな
り、二次加工性が良くなり、且つ接合部の機械的強度が
向上する。
は、色調の異なる異種金属よりなる少なくとも2種類の
板材を突き合わせ溶接するので、作業性が良く、接合強
度も安定する。しかも溶接等の欠陥は表面に現れるの
で、修復が可能である。また、溶接部の結晶が細かくな
り、二次加工性が良くなり、且つ接合部の機械的強度が
向上する。
【0006】
【実施例】本発明の装飾用パイプの製造方法の一実施例
を図によって説明すると、図1に示すようにPt−Pd
10%−Cu5%よりなる白色系の厚さ5mmの半円の板材
1と、Au−Ag12.5%−Cu12.5%(K18−5A)よ
りなる黄色系の厚さ5mmの半円の板材2とをN2 雰囲気
中で突き合わせ溶接(プラズマ又はTIGによる)して
円形となし、次に厚さ3mmまで圧延し、次いで中央部を
図2に示すように直径73mmの円板3をプレス抜きし、次
に図3に示すように内径13mm、外径15mmに絞り加工し、
然る後図4に示すように内径 2.5mm、外径3mmにパイプ
加工して装飾用パイプ4を得た。一方、従来例を図によ
って説明すると、図6に示すようにPt−Pd10%−C
u5%よりなる白色系の厚さ1mmの板材1′と、Au−
Ag12.5%−Cu12.5%よりなる黄色系の厚さ1mmの板
材2′とをN2 雰囲気中で突き合わせ溶接(プラズマ又
はTIGによる)し、次に図7に示すように外径30mmに
丸め加工し、側端同士をN2 雰囲気中で突き合わせ溶接
(プラズマ又はTIGによる)し、次いで図8に示すよ
うに内径 2.5mm、外径3mmにパイプ加工して装飾用パイ
プ4′を得た。こうして製造した実施例の装飾用パイプ
4と従来例の装飾用パイプ4′の品質を検査した処、従
来例の装飾用パイプ4′には側端同士の突き合わせ溶接
部にかぶりに発生し、剥がれが発生しており、また突き
合わせ溶接中の熱歪により変形(特によじれ)が発生
し、溶接線が波状となったが、実施例の装飾用パイプ4
には溶接部にかぶり、剥がれが発生せず、変形(特によ
じれ)も無く、溶接線は直線で、品質良好であった。
尚、上記実施例は、色調の異なる2種類の金属よりなる
が、図5に示すようにAg、Pt、Pdのいずれかが多
い白色系金属5と、Auが多い黄色系金属6と、Cuが
多い赤色系金属7との組み合わせからなるものでも良
く、それ以上の色調の異なる金属の組み合わせからなる
ものでも良い。また、厚い板材同士の溶接は、溶接後圧
延加工ができるので好ましいが、1mm未満では圧延加工
率が不十分となり、絞り加工時に溶接の影響が残ってし
まい、10mmを超えると、溶接が難しくなるので、1mm〜
10mmの板材を用いると良い。
を図によって説明すると、図1に示すようにPt−Pd
10%−Cu5%よりなる白色系の厚さ5mmの半円の板材
1と、Au−Ag12.5%−Cu12.5%(K18−5A)よ
りなる黄色系の厚さ5mmの半円の板材2とをN2 雰囲気
中で突き合わせ溶接(プラズマ又はTIGによる)して
円形となし、次に厚さ3mmまで圧延し、次いで中央部を
図2に示すように直径73mmの円板3をプレス抜きし、次
に図3に示すように内径13mm、外径15mmに絞り加工し、
然る後図4に示すように内径 2.5mm、外径3mmにパイプ
加工して装飾用パイプ4を得た。一方、従来例を図によ
って説明すると、図6に示すようにPt−Pd10%−C
u5%よりなる白色系の厚さ1mmの板材1′と、Au−
Ag12.5%−Cu12.5%よりなる黄色系の厚さ1mmの板
材2′とをN2 雰囲気中で突き合わせ溶接(プラズマ又
はTIGによる)し、次に図7に示すように外径30mmに
丸め加工し、側端同士をN2 雰囲気中で突き合わせ溶接
(プラズマ又はTIGによる)し、次いで図8に示すよ
うに内径 2.5mm、外径3mmにパイプ加工して装飾用パイ
プ4′を得た。こうして製造した実施例の装飾用パイプ
4と従来例の装飾用パイプ4′の品質を検査した処、従
来例の装飾用パイプ4′には側端同士の突き合わせ溶接
部にかぶりに発生し、剥がれが発生しており、また突き
合わせ溶接中の熱歪により変形(特によじれ)が発生
し、溶接線が波状となったが、実施例の装飾用パイプ4
には溶接部にかぶり、剥がれが発生せず、変形(特によ
じれ)も無く、溶接線は直線で、品質良好であった。
尚、上記実施例は、色調の異なる2種類の金属よりなる
が、図5に示すようにAg、Pt、Pdのいずれかが多
い白色系金属5と、Auが多い黄色系金属6と、Cuが
多い赤色系金属7との組み合わせからなるものでも良
く、それ以上の色調の異なる金属の組み合わせからなる
ものでも良い。また、厚い板材同士の溶接は、溶接後圧
延加工ができるので好ましいが、1mm未満では圧延加工
率が不十分となり、絞り加工時に溶接の影響が残ってし
まい、10mmを超えると、溶接が難しくなるので、1mm〜
10mmの板材を用いると良い。
【0007】
【発明の効果】以上の説明で判るように本発明の装飾用
パイプの製造方法によれば、優れた外観を有し、安定し
た接合強度を有し、装飾用として特異なパイプを容易に
作ることができる。
パイプの製造方法によれば、優れた外観を有し、安定し
た接合強度を有し、装飾用として特異なパイプを容易に
作ることができる。
【図1】本発明の装飾用パイプの製造方法の一実施例の
工程を示す図である。
工程を示す図である。
【図2】本発明の装飾用パイプの製造方法の一実施例の
工程を示す図である。
工程を示す図である。
【図3】本発明の装飾用パイプの製造方法の一実施例の
工程を示す図である。
工程を示す図である。
【図4】本発明の装飾用パイプの製造方法の一実施例の
工程を示す図である。
工程を示す図である。
【図5】本発明の製造方法により作られる装飾用パイプ
の他の例を示す図である。
の他の例を示す図である。
【図6】従来の装飾用パイプの製造方法の工程を示す図
である。
である。
【図7】従来の装飾用パイプの製造方法の工程を示す図
である。
である。
【図8】従来の装飾用パイプの製造方法の工程を示す図
である。
である。
1 Pt−Pd10%−Cu5%の白色系の板材 2 Au−Ag12.5%−Cu12.5%の黄色系の板材 3 円板 4 装飾用パイプ
Claims (5)
- 【請求項1】 色調の異なる異種金属よりなる少なくと
も2種類の板材を突き合わせ溶接し、次いで円板抜き
し、次に絞り加工し、然る後パイプ加工することを特徴
とする装飾用パイプの製造方法。 - 【請求項2】 色調の異なる異種金属よりなる少なくと
も2種類の半円形又は扇形板材を突き合わせ、溶接して
円板を作製し、次に絞り加工し、然る後パイプ加工する
ことを特徴とする装飾用パイプの製造方法。 - 【請求項3】 上記色調の異なる少なくとも2種類の板
材を突き合わせ溶接した後、円板抜き又は絞り加工する
前に板材を圧延加工することを特徴とする請求項1又は
2記載の装飾用パイプの製造方法。 - 【請求項4】 上記色調の異なる少なくとも2種類の異
種金属が、Ag、Pt又はPdを主成分とする白色合
金、Auを主成分とする黄色合金及びCuを主成分とす
る赤色合金より選ばれる2種類以上であることを特徴と
する請求項1、2又は3記載の装飾用パイプの製造方
法。 - 【請求項5】 上記色調の異なる少なくとも2種類の異
種金属が、Ptを主成分とする合金及びAuを主成分と
する合金の2種であることを特徴とする請求項1、2又
は3記載の装飾用パイプの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6248857A JPH0890124A (ja) | 1994-09-16 | 1994-09-16 | 装飾用パイプの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6248857A JPH0890124A (ja) | 1994-09-16 | 1994-09-16 | 装飾用パイプの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0890124A true JPH0890124A (ja) | 1996-04-09 |
Family
ID=17184463
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6248857A Pending JPH0890124A (ja) | 1994-09-16 | 1994-09-16 | 装飾用パイプの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0890124A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0881007A1 (de) * | 1997-05-26 | 1998-12-02 | Alusuisse Technology & Management AG | Verfahren zur Herstellung von Metallprofilen |
CN103978063A (zh) * | 2014-04-24 | 2014-08-13 | 张红霞 | 异种金属管材及其制备方法和应用 |
-
1994
- 1994-09-16 JP JP6248857A patent/JPH0890124A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0881007A1 (de) * | 1997-05-26 | 1998-12-02 | Alusuisse Technology & Management AG | Verfahren zur Herstellung von Metallprofilen |
CN103978063A (zh) * | 2014-04-24 | 2014-08-13 | 张红霞 | 异种金属管材及其制备方法和应用 |
CN103978063B (zh) * | 2014-04-24 | 2016-03-09 | 佛山晓世科技服务有限公司 | 异种金属管材及其制备方法和应用 |
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