JPH0256533B2 - - Google Patents

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JPH0256533B2
JPH0256533B2 JP12852582A JP12852582A JPH0256533B2 JP H0256533 B2 JPH0256533 B2 JP H0256533B2 JP 12852582 A JP12852582 A JP 12852582A JP 12852582 A JP12852582 A JP 12852582A JP H0256533 B2 JPH0256533 B2 JP H0256533B2
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JP
Japan
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chain
aluminum alloy
alloy wire
aluminum
strength
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JP12852582A
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English (en)
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JPS5919049A (ja
Inventor
Toshikazu Myaura
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kato Seisakusho Co Ltd
Original Assignee
Kato Seisakusho Co Ltd
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Publication date
Application filed by Kato Seisakusho Co Ltd filed Critical Kato Seisakusho Co Ltd
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Publication of JPH0256533B2 publication Critical patent/JPH0256533B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21LMAKING METAL CHAINS
    • B21L3/00Making chains or chain links by bending the chain links or link parts and subsequently welding or soldering the abutting ends

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Pressure Welding/Diffusion-Bonding (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、屋外用チエン、例えば船舶用チエ
ン、公園の柵用チエン等に利用される高強度アル
ミチエン及びその製造方法に関するものである。
(従来の技術) アルミ線、あるいはアルミ合金線を用いたチエ
ンは、従来より、例えばインテリア装飾品、婦人
用装飾品のチエンとしてよく知られている。
このような従来のアルミチエンでは、チエンを
構成する個々の環はアルミ線あるいはアルミ合金
線を環状に曲成して構成されており、完全な環と
はなつておらず、単に線端部を対向させたもので
あつた。
これは、TIG、MIG等の従来のイナートガス
アーク溶接法では、アルミ系金属厚板については
溶加棒や電極棒の連続的供給が可能であり、これ
を比較的良好に溶接できるとされているものの
(例えば、東京電気大学出版 溶接講座「溶接の
現場技術」参照)、該イナートガスアーク溶接法
でアルミチエンの環端部を溶接しようとする場合
には、接合部分が小さいチエンの構造上、溶加棒
や電極棒の連続供給が不可能であり、アルミ系合
金の極端な凝固収縮に起因して接合部分に非常に
大きなクレータができ、製品としての見栄えが悪
いばかりでなく、十分な接合強度が得られなかつ
たからである。勿論、多層溶接によつて上述の問
題を解消する方法も考えられるが、アルミチエン
を溶接する場合には溶接すべき環が非常に多く、
環の位置決めとの関係で、現実には適用が不可能
である。
(発明が解決しようとする課題) しかるに、従来のアルミチエンでは、チエンを
構成する環を単に環状に曲成していたので、強度
が小さく、屋外用チエン等、強度を必要とするチ
エンとしては使用できないという問題があり、そ
のためかかる高強度チエンとしては鉄製あるいは
鋼製のチエンが一般的に用いられている。
この発明は、かかる従来の問題点に鑑み、屋外
用チエン等のように強度を必要とするチエンとし
て用いることができる高強度アルミチエン及びそ
の製造方法を提供することを課題とする。
本件発明者は上述の問題点を解決すべく鋭意研
究した結果、アルミ合金線(例えば、JIS H4040
−A5056)をアルゴン等の不活性ガス雰囲気にお
いてアーク加熱して半凝固状態で相互に加圧する
ようにすると、アーク加熱によつて単に溶融させ
ればよく、加熱作業が簡単であり、しかも凝固直
前の半凝固状態での加圧によつて溶融金属が周囲
に盛り上がつてきて凝固収縮分を補い、バリのな
い良好な接合部が得られ、強度においても鉄線あ
るいは鋼線の溶接接合部と比較して遜色のないこ
とを知見し、本願発明を完成したものである。
(課題を解決するための手段) そこで、本願の発明に係る高強度アルミチエン
は、 「複数の各環が順次相互に挿通して係合され、
該各環はアルミ合金線片を用いて所定の楕円形状
に曲成され、該アルミ合金線片の相互に対向する
線端部は不活性ガス雰囲気においてアーク加熱さ
れ、半凝固状態で加圧接合されている」ことを要
旨とするものである。
また、本願の発明に係る高強度アルミチエンの
製造方法は、 「アルミ合金線を略楕円形状に曲成するととも
に切断し、これを先行する略楕円形状のアルミ合
金線片に順次相互に挿通係合させ、 上記アルミ合金線片を所定の楕円形状に整形
し、 該アルミ合金線片の相互に対向する線端部を不
活性ガス雰囲気においてアーク加熱し、半凝固状
態で線端部を相互に加圧して接合するようにし
た」ことを要旨とする。
ここで本願発明の高強度アルミチエンはさらに
その表面をアルマイト処理するようにしてもよ
く、その場合にはより一層良好なチエンが得られ
ることとなる。
また、本願発明においてアーク加熱を行う場
合、別途、専用のアーク加熱装置を用意してもよ
いが、従来のアルゴンガス溶接機あるいはTIG溶
接機を利用するようにしてもよい。また、アーク
加熱はアルミ合金線片の線端部の両側から行つて
もよく、あるいは片側から行つてもよい。さら
に、アーク加熱の条件は加熱方向、アルミ合金線
片の材質や線径等に応じて予め実験等で求めるよ
うにすればよく、又アーク加熱はこれを同一電流
で行つてもよいが、電流値を変化させてもよく、
例えば加熱時初期に大きな電流値でもつてアーク
加熱し、その後電流値を低下させ、又加圧時にも
若干のアーク加熱を行つて円滑な凝固を行うよう
にすれば、より一層見栄え及び強度の良好な接合
を得ることができる。
(作用) この発明においては、アルミチエンを構成する
各環の線端部を不活性ガス雰囲気においてアーク
加熱するようにしたことから、不活性ガス中での
イオンのクリーニング作用によつてアルミ合金線
表面の酸化被膜が除去されて接合性が確保され、
又溶接棒を使用せず、アーク加熱によつて単に溶
融させるようにしたことから、アーク加熱条件変
動の影響が低減されて加熱作業が簡単となり、さ
らには半凝固状態で加圧するようにしたことか
ら、溶融金属が周囲に盛り上がつて凝固収縮分を
補償し、バリのほとんどない良好な接合が得ら
れ、その結果環の線端部が良好に接合され、チエ
ンの強度が向上される。
また、この発明においては、アルミ合金線を略
楕円形状に曲成・切断し、これを順次挿通係合さ
せた後、所定の楕円形状に整形し、このアルミ合
金線片の線端部を不活性ガス雰囲気においてアー
ク加熱し、半凝固状態で加圧接合するようにした
ことから、所望の強度を有するアルミチエンの大
量生産が可能となる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図について説明する。
第1図及び第2図は本発明の一実施例による高
強度アルミチエン及びその製造方法を示す。図に
おいて、高強度アルミチエン10は複数の環11
を順次相互に挿通係合して構成され、該複数の各
環11はアルミ合金線片12を用いて所定の楕円
形状に曲成され、該アルミ合金線片12の相互に
対向する線端部13,14は不活性ガス雰囲気に
おいてアーク加熱され、半溶融状態で相互に加圧
して接合されている。また、上記各環11の表面
はアルマイト処理され、黄、赤、青等に着色され
ている。
次に本願発明に係る製造方法を説明する。
本高強度アルミチエンを製造する場合、まずド
ラム2に巻回されたアルミ合金線1を用意し、該
アルミ合金線1を1ピツチずつドラム2より繰り
出して自動曲げ機3に供給する。この自動曲げ機
3においては、供給されたアルミ合金線1は水平
面内又は垂直面内において所定寸法の略楕円形状
に曲成されるとともに切断され、該アルミ合金線
片4bは前のピツチにおいて略楕円形状に曲成さ
れたアルミ合金線片4aに相互に挿通して係合さ
れ、こうして1ピツチずつ略楕円形状のアルミ合
金線片4a,4bが曲成されるとともに順次係合
されて第1のチエン素材4が形成され、これが次
の整形工程に送られる。なお上記自動曲げ機3は
従来公知のものであるので、その詳細な構造及び
動作説明は省略する。
整形工程においては、第1のチエン素材4のア
ルミ合金線片4a,4bが整形機5に1ピツチず
つ供給され、該整形機5でアルミ合金線片4a,
4bは所定の楕円形状になるように、かつ線端部
が相互に略密着対向するように整形され、こうし
て楕円形状のアルミ合金線片6a,6bを順次相
互に挿通係合した第2のチエン素材6が形成さ
れ、これは次の接合工程に送られる。なお整形機
5についても従来公知のものであるので、詳細な
説明は省略する。
接合工程においては、アーク加熱装置としてア
ルゴンガス溶接機あるいはTIG溶接機が用いら
れ、該溶接機7の一対のトーチ8が相互に対向し
て配設されており、又アルミ合金線片の線端部を
相互に加圧する加圧機構(図示せず)が設けられ
ている。そして、この接合工程に第2のチエン素
材6のアルミ合金線片6a,6bが1ピツチずつ
送られてくると、該アルミ合金線片6a,6bは
その線端部がトーチ8間にくるように溶接機7に
送給され、そこでアルミ合金線片6a,6bの線
端部はアルゴンガス等の不活性ガス雰囲気におい
てトーチ8間のアークによつて加熱溶融され、そ
の凝固直前の半凝固状態で加圧機構によつて加圧
されて接合され、こうして1ピツチずつアルミ合
金線片6a,6bの線端部が接合されてアルミチ
エン9が製造される。なお、アルミチエン9を連
続的に製造する場合には、自動曲げ機3への送給
及び曲げ動作、整形機5への送給及び整形動作、
溶接機7への送給及び接合動作はそれぞれ同期し
て行うのが望ましく、又溶接機7及び加圧機構に
おいては不活性ガス及び電流を1ピツチずつ間欠
的に送給するとともに所定時間遅れて加圧動作を
開始させるようにするのが望ましく、そのために
は別途制御装置を設ける必要がある。
こうして連続整形されたアルミチエン9は最後
に、アルマイト処理を施され、赤、黄、青等に着
色され、本高強度アルミチエン10が製造され
る。
以上のような本実施例の高強度アルミチエンで
は、アルミチエン10を構成する環11の線端部
13,14を不活性ガス雰囲気中でアーク加熱
し、半凝固状態で加圧接合するようにしたので、
アルミチエン10の強度を大幅に向上でき、屋外
用チエン等、強度の必要なチエンとして利用でき
る。また、アルミ合金はそれ自体軽量であり、耐
蝕性に優れ、しかも毒性がなく、さらには表面を
アルマイト処理しているので、屋外用チエン等と
しても商品性を大幅に向上できる。
(使用例) アルミ合金線材(JIS H4040−A5056)直径3
〜4mmを用いて本発明に係る高強度アルミチエン
を製造し、これを用い、4mの物干し用チエンと
した。他方、同一アルミ合金線材を用い、溶接せ
ずに従来法によりアルミチエンを製造した。両者
に物干し荷重10Kgをかけ、使用状態を観察する
と、従来法により製造したアルミチエンは接合部
強度が不足のため、略1か月以上の使用によりチ
エン間の破断が見られた。それに対し、本発明に
係る高強度アルミチエンを使用したものは何の変
化も見られなかつた。
(発明の効果) 以上のように、本発明に係る高強度アルミチエ
ン及びその製造方法によれば、複数の各環を順次
相互に挿通係合し、各環をアルミ合金線片を用い
て所定の楕円形状に曲成する一方、アルミ合金線
片の線端部を不活性ガス雰囲気においてアーク加
熱し、半凝固状態で加圧接合してアルミチエンを
構成するようにしたので、アルミチエンの強度を
大幅に向上でき、その用途を大幅に拡大できる効
果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の高強度アルミチエンの製造方
法を示す模式図、第2図は本発明の高強度アルミ
チエンを示す図である。 1……アルミ合金線、4a,4b……アルミ合
金線片、6a,6b……アルミ合金線片、10…
…高強度アルミチエン、11……環、12……ア
ルミ合金線片、13,14……線端部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 複数の各環が順次相互に挿通して係合され、
    該各環はアルミ合金線片を用いて所定の楕円形状
    に曲成され、該アルミ合金線片の相互に対向する
    線端部は不活性ガス雰囲気においてアーク加熱さ
    れて溶融され、半凝固状態で加圧接合されている
    ことを特徴とする高強度アルミチエン。 2 屋外用チエンとして用いる前記第1項記載の
    高強度アルミチエン。 3 柵支柱に取りつけ可能な取りつけ部を有する
    柵用チエンである前記第2項記載の高強度アルミ
    チエン。 4 両端部に支持部材に係合する係合部を有する
    物干し用チエンである前記第2項記載の高強度ア
    ルミチエン。 5 表面をアルマイト処理してなる前記第2項な
    いし第4項のいずれか一つに記載の高強度アルミ
    チエン。 6 アルミ合金線を略楕円形状に曲成するととも
    に切断し、これを先行する略楕円形状のアルミ合
    金線片に順次相互に挿通係合させ、 上記アルミ合金線片を所定の楕円形状に整形
    し、 該アルミ合金線片の相互に対向する線端部を不
    活性ガス雰囲気においてアーク加熱して溶融し、
    半凝固状態で線端部を相互に加圧して接合するよ
    うにしたことを特徴とする高強度アルミチエンの
    製造方法。
JP12852582A 1982-07-22 1982-07-22 高強度アルミチエン及びその製造方法 Granted JPS5919049A (ja)

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US5327715A (en) * 1991-01-25 1994-07-12 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Aluminum alloy chain and method of making same

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